P「売れ残ったら」

初カキコなので温かい目で見てください

某バラエティー番組収録中

司会者 「凜ちゃんは今高校生らしいけど、気になる男性とかはいるのかな?」

凜 「私はまだ恋愛とかは経験が無いので今は気になる人はいないですけど、一緒に居て暖かい気持ちになれる人と恋愛したいなって思います。」

司会者 「いや~ 凜ちゃんは若いね~ 後ろにいる売れ残り達は違うね。」             

女芸人 「ちょっとひどいじゃないですか~」

収録終わり

D 「凜ちゃん今日も良かったね。また使わせてもらうよ」

P 「ありがとうございます!またよろしくお願いします。」

楽屋

P 「凜今日も良かったよ。先方もすごく褒めていたぞ。」

凜 「ありがと。ねえプロデューサー、プロデューサーには今好きな人とかはいる?」

P 「う~ん、今は仕事が恋人だからそんなこと考えたことなかったな。急にどうしたんだ?」

凜 「いや、プロデューサーって結構若いからこういうこと考えるのかなって思っただけだよ。」 

P 「確かに、短大卒業してすぐに社長にスカウトされたから、まだ俺って22歳なんだよな。」

P 「でも、今は凜のプロデュースで手一杯だから恋どころか一般の異性との関わりすらもてないよ。あっ、だからといって凜を責めてる訳じゃないからな。今の仕事はかなりおもしろいし。」

凜 「わかってるよ。だって仕事してる時のプロデュサーの顔楽しそうだもん。」  

凜 「話を戻すけど、私も今は恋愛とかは出来ないままだし、アイドルを引退するまでは出来なさそだしね。だから私も売れ残りになっちゃうのかなって思ってさ。」

P 「確かにアイドルをやっているうちは自由に恋愛出来ないだろうけど、これから凜はどんどん大人っぽくなるし、キレイにもなるだろうから引退してもすぐに良い恋人が出来るんじゃないか?まあ俺は正真正銘の売れ残りになるだろうけど。」

凜 「それじゃあさ、私が引退してから少し経ってもまだお互いに売れ残ってたらプロデューサーが私のこともらってくれない?」

P 「おいおい、何言ってるんだよ。そういうのはもっとちゃんとした人とちゃんとした時に言うんだ。よりによって何で俺なんだ?他にも良い人はたくさんいるじゃないか。」

凜 「何でって、この際はっきり言うけど、私はプロデューサーのことが結構前から好きだったんだよ。最初はなんだか頼りなさそうで意外と若かったから無愛想になっちゃったけど、私がかけだしの頃からずっと応援してくれたり励ましてくれたり、年下の私のためにいろんな人に頭下げて、私がCDデビューした時は私よりも喜んでくれた人のことを好きになるなってほうが難しいよ。」

P 「そうは言っても俺はプロデューサーで凜はアイドルなんだし、やっぱり恋愛とかはダメだと思うが。」

凜 「だから、私がアイドルを引退してからにしようって言ってるの。」

凜 「私がアイドルじゃなかったらさ付き合っても全然問題ないでょ?」

P 「それは確かにそうだけど。本当に俺で良いのか?」

凜 「もちろんだよ。じゃあプロデューサーこそ本当に良いんだね?」

P 「それこそもちろんさ。今になって言うのも変だし、プロデューサーとしてはダメなんだけど、俺も凜のことをすごく魅力的だと思っていたんだ。しかも最初から。」

凜 「そうだったんだ。全然気づかなかったよ。私達って相思相愛だったんだね。すごく嬉しいよ。それじゃあこれからもよろしくねプロデューサー♪」

数年後

P 「凜が引退してから本当に結婚するとはな。俺はやっぱり売れ残ったけど、凜は引退してからすぐに俺の所に婚姻届を持ってきたから、あの時は本当に驚いたよ。」

凜 「当たり前だよ。今だから言うけど、私はあの日のために頑張って来たと言っても過言でもないよ。」

凜 「ずっと一緒にいようね。あ・な・た♪」