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この作品は執筆を終了しています。

また会う日を楽しみに オリキャラあり 【現パロ】

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  1. 1 : : 2014/07/14(月) 12:54:51
    はじめて投稿します!
    おかしなところなどがあったら、指摘お願いします。

    主にリヴァイ、ハンジ、「リネ」の物語です!
    更新遅めなので、すみません!
  2. 2 : : 2014/07/14(月) 17:09:39
    7月26日 夏真っ盛りの今日。

    俺は町を歩いていた。ただでさえ暑いのに、人が密集しているので仕方がない。

    俺は買い物するのを諦め、家に向かって歩き出した。

    ふと、前を歩くある女の姿が目に留まった。緑色のワンピースに栗色の髪を後ろで束ねていた。

    なぜかそいつが気になった。慌てて後を追い、声をかける。
  3. 3 : : 2014/07/14(月) 17:29:36
    女が振り向いた。と同時に、俺を見た女の目から大粒の涙が溢れ出した。

    ???「兵長っ兵長っ・・・・」グスングスン

    俺を抱き締めてただただ泣き続けている女を俺は知らない。だが、コイツは俺のことを詳しく知っていそうだ。

    それに、俺を「兵長」と呼んだということは...

    リヴァイ「分かったから、もう泣くな。」

    そこで俺ははじめて女の顔をまじまじと見た。その顔立ちはハンジにそっくりだった。
  4. 4 : : 2014/07/14(月) 17:55:52
    女はにっこり笑うと、話し出した。

    ???「また会えて、本当に良かった。リヴァイ兵長!(*^^*)」

    リヴァイ「お前は、一体誰なんだ?ハンジにそっくりだが、」

    女はクスリと笑うと驚くべきことを口にした。

    リネ「私の名前はリネ・ゾエ。 ハンジ・ゾエの双子の妹ですわ。」

    リヴァイ「?????????????????」
  5. 5 : : 2014/07/14(月) 19:59:15
    妹??????

    リヴァイ「なぜ泣いている? 」

    リネ「だって、ずっと探していた貴方に、やっと会えたから。」ニコッ

    リネにはハンジにはない純粋さと可愛らしさがあった。双子なのに、ここまで違うとはな....

    ポツリ、とその時雨が降り始め、たちまち大雨になった。

    俺はリネの手を掴むと、家に向かって走り出した。

  6. 6 : : 2014/07/15(火) 13:29:40
    期待!!
    後、題名に現パロといれておいた方が良いと思います(現パロだったら)←上から目線ですいません
  7. 7 : : 2014/07/15(火) 19:15:37
    >>6さん 指摘ありがとうございます!!

    ご期待に応えられるよう、頑張ります。
  8. 8 : : 2014/07/15(火) 19:20:09
    夢中になって走っていたら、いつの間にか家の前に着いていた。

    とりあえず、家の鍵を開け、中に入る。いつもと変わらない家だが、リネは驚いたように辺りを見回している。

    リネ「相変わらず、お掃除が」
  9. 9 : : 2014/07/15(火) 19:26:43
    失敗しました!!ごめんなさい。続き書きます。

    リネ「相変わらず、お掃除好きなんですか?とってもキレイですね 」ニコッ

    ??俺は昔、コイツと会ったことがあったっけ??冷静になり、様々な疑問が浮かんできた。
  10. 10 : : 2014/07/15(火) 19:30:27
    俺はタオルをリネに渡し、体などを拭くように言った。

    その間に俺は、キッチンに行き、お気に入りの紅茶を用意した。
  11. 11 : : 2014/07/15(火) 20:04:16
    沈黙が流れる。その静寂を破り、俺は話し出した。

    リヴァイ「お前はどうして俺のことを知っていた?」

    リネは一度紅茶を口に運び、話し出した。

    リネ「たまにお姉ちゃんが帰ってきたとき、よく話してくれたんです。
    巨人のこと、壁外で見たこと、そしてリヴァイ兵長のこと。外に出られなかった私には、とても魅力的な話でした。」
  12. 12 : : 2014/07/15(火) 20:39:41
    リヴァイ「俺のこと?例えばどういうのだ?」

    リネ「いつもの様子とか、お掃除してなくて結局掃除させられたこととか、あと愚痴、ですかね?」

    あのクソメガネ、削がれたいのか?

    リヴァイ「おい、アイツの居場所を教えろ。俺が躾をしに行ってやる。」ゴゴゴゴゴ

    リネ「まあ、落ち着いてください。今、お姉ちゃんに会っても、お姉ちゃんには、分からないんです.....」

    少し目を伏せ、悲しそうに言った。

    リネ「お姉ちゃんには、2000年前の記憶がないんです......」
  13. 13 : : 2014/07/15(火) 20:51:46
    リネは少し困ったようにその美しい顔を歪ませる。
  14. 14 : : 2014/07/15(火) 20:57:00
    やがて、話し出した。

    リネ「私が記憶を取り戻したのは、10年前。7歳のときでした....................











    ここから、リネの回想シーンに入っていきます。まだストーリーがまとまってないので、ご飯食べたあとにまた続き書きたいと思います。
  15. 15 : : 2014/07/15(火) 21:55:00
    10年前



    真っ黒な喪服姿の私とお姉ちゃん、その側にはおばあさま。

    大好きなお父さんとお母さんを事故で失い、悲しみに沈んでいた。

    この気持ち、何処かで感じたことがある?そう思った。

  16. 16 : : 2014/07/16(水) 19:53:58
    その瞬間、頭の中に懐かしい記憶が甦ってきた。





































    845年 シガンシナ区近くの小さな村
    お母さんと談笑している私。お姉ちゃんが調査兵団に行き、まだ少ししかたっていないのに、とっても寂しい。

    でも、お姉ちゃんならきっと大丈夫だって信じてるから。

    と、その時地面が大きく揺れ、人々の悲鳴が聞こえた。

    びっくりして外に出ると、近くにははじめてみる巨人と、逃げ惑う人達がいた。

    リネ「お母さん、一緒に逃げよう!」

    慌てて走り出す。しばらく走っていると、突然お母さんが悲鳴をあげた。

    振り返ると、そばにはお母さんを捕まえた巨人。

    声も出せずにいると、お母さんが言った。

    お母さん「リネ、生きて。」

    それがお母さんの最後の言葉だった。

    その場を動けずにいると、こっちを見た巨人が近づいてきた。

    私が諦めたその瞬間、誰かが巨人のうなじを削いだ。

    その人は調査兵団の服を着ていた。私に気づき、近づいてきた。

    ???「大丈夫か?」

    私には彼が翼を持った天使に見えた。
  17. 17 : : 2014/07/16(水) 20:03:27













    そのあと気がついたのは、ベットの上だった。

    隣を見ると、お姉ちゃんがいた。どうやらあの後気を失っていたらしい。

    私はお姉ちゃんを抱き締め、泣き続けた。お母さんを失った私は、これからどうすればいいのか..............
























  18. 18 : : 2014/07/16(水) 21:48:21















    それから、私は近くのお店で働くことになった。

    たまにお姉ちゃんは休みの日に私のところに来て、たくさんのはなしをしてくれた。

    巨人の話をするとき、いつもお姉ちゃんの瞳はキラキラ輝いてて、そんなお姉ちゃんが大好きだった。







    ハンジ「それでね、ソニーとピーンに触ろうとしたらね、モブリットにさんざん怒られてさー」

    リネ「もう、お姉ちゃんったら。もっとお話しして!」


    活発なお姉ちゃんと控えめで大人しかった私。

    お姉ちゃんのそばにいたけど、こんなに楽しそうなお姉ちゃんを見たのは初めてだった。

    特にリヴァイ兵長のはなしのときがいちばん楽しそうだった。






  19. 19 : : 2014/07/16(水) 22:43:47


















    こんな幸せな日々がずっと続けばいいな..........













    けれどそう願えば願うほど、その願いは叶わない。




















  20. 20 : : 2014/07/17(木) 19:57:42






    それから五年後...........

    巨人がこの世界から消え、私たちは壁外へも行くようになっていた。









    そんなあるとき、

    ハンジ「ねえリネ、一緒に壁外に行かない?」

    私の夢だった、壁の外の世界.........二人だったら、どこまでも行ける気がした。
















    その1週間後、私たちは外に向かっていた。



    期待に胸を膨らませ、お姉ちゃんと歩いていた。


































    とその時、かべの一部が音を立てて壊れ始めた。



    そこから大きな巨人の顔が覗く。






  21. 21 : : 2014/07/17(木) 20:49:34
    こっちに向かって走ってくる巨人達。

    お姉ちゃんの手を握りしめ、走り出す。

    もう二度と、大切な人を失いたくない。その思いを抱き、逃げていく。
  22. 22 : : 2014/07/17(木) 21:45:12
    ちらりと横を見ると、立体起動をつけた兵士達が飛んでいる。

    私も飛びたい......お姉ちゃんを守りたい.............




    すぐそばに巨人が迫っていた。

    リネ「お姉ちゃん、逃げて!!今までありがとう。大好き」

    だんだんお姉ちゃんが遠ざかっていく。

    まるでスローモーションのようにゆっくりと動いている。





    私が最後に見たのは、大好きなお姉ちゃんの姿だった。

























    これでリネの記憶はほぼ全部です。この後、また回想シーンになります。
  23. 23 : : 2014/07/18(金) 18:47:26
    その日はずっと頭の中に記憶が渦巻いていた。

    あの後、お姉ちゃんはいったいどうなったんだろう?

    そう思い、お姉ちゃんに聞く。

    リネ「私が巨人に食べられた後、お姉ちゃんは一体どうなったの?」

    お姉ちゃんはキョトンとした顔で言った。

    ハンジ「どしたのリネ?色々あったから、疲れちゃったの?」

















    私の頭の中に1つの可能性が浮かんだ。

    もしかして、お姉ちゃんには記憶がない?
























  24. 24 : : 2014/07/18(金) 22:32:29


    そんなことをずっと考えながら、ベッドに潜った。

    その夜、夢を見た。






    笑顔で誰かと話しているお姉ちゃん。

    そんなお姉ちゃんの笑顔を見るのは、はじめてだった。

    それがお姉ちゃんの記憶だとすぐにわかった。

    起きた時にふと、「リヴァイ兵長に会いたい」と思った。

    そしてもしかしたら..........と1つの可能性が思い当たった。











    その日から私はリヴァイ兵長の行方を探しはじめた。

    けれど、いくら探しても何の手がかりもなかった。

    それから中学に入学し、変わらない日々が続いた。

    2000年前、お姉ちゃんが会った人達にも会えた。

  25. 25 : : 2014/07/19(土) 16:04:58
    それでも、私は探し続けた。努力していたら、いつか必ず会える、そう信じて..........


















    高校生になり、最近は私もお姉ちゃんも忙しく、あまり話せなくて寂しかった。

    今日は買いたかった文房具を買いに町へ来た。

    その途中、後ろから声をかけられた。

    ???「リネさん。今日はお買い物ですか?」

    リネ「ペトラ!よかったら一緒にいく?」

    ペトラ「はい、喜んで。」

    優しくて、私と一歳しか違わないのに、とても頼りにできる存在だった。














    買い物を終え、家に帰ると、お姉ちゃんがいた。

    お姉ちゃんがそばにいると、とっても安心できる。














    これが私の大切な日々。お姉ちゃんの記憶がはやく戻ればいいな。

    そう願い、今日もベットに潜り込んでいく。













  26. 26 : : 2014/07/19(土) 17:47:01
    一応ここまででリネの回想シーンはおわりにします。

    ここからまた兵長とリネが色々とお話ししていきます。
  27. 27 : : 2014/07/19(土) 18:30:44
    リネの過去を聞き、様々な疑問が解消された。しかし、まだまだ聞きたいことがたくさんあった。

    外はまだ大粒の雨が降っていた。

    リヴァイ「どうする?今から家に帰るか?それともここに泊まっていくか?」

    リネ「いいんですか?でもご迷惑じゃないですか?」

    リヴァイ「構わん。ここには俺しか住んでいないからな。」

    リネ「じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます♪確かお姉ちゃん、今日はお家にいない筈だから私がいなくても大丈夫だね。」

    リヴァイ「それで決まりだな。っていうかその服脱げ。洗濯してやる。」

    リネ「え、いいんですか?じゃあお洋服貸していただけますか?」

    リヴァイ「じゃあ俺の服貸すから、風呂入ってこい。今から沸かすから、ちょっと待ってろ。」

    リネ「分かりました。じゃあキッチンお借りしてもいいですか?お夕食作りますね。」
  28. 28 : : 2014/07/19(土) 20:51:33
    リヴァイ「おい、大丈夫だろうな?」

    リネ「ああ、その点は大丈夫ですわ。私お料理とお勉強は得意なんです!」

    なら大丈夫だな。キッチンに案内し、俺は風呂場に向かう。

    あらかた準備を終えると、キッチンに戻った。

    そこからはとてもいい香りがした。

    料理が得意なのはまんざら嘘ではないらしい。
  29. 29 : : 2014/07/19(土) 21:53:16
    少しすると、様々な料理がテーブルに並んだ。

    微妙な雰囲気のまま、食事を始める。

    ハンジとは全く違う女子力の高さに驚く。

    リヴァイ「食器片付けておくから、お前は風呂入ってこい。」

    そう言ってリネに着替えを渡す。リネは笑って受けとる。

    リネが風呂に入ったのを確認し、食器を片付けはじめる。

    食器を片付けながら様々なことを考える。

    記憶を取り戻したあの日から、俺はずっとハンジを探し続けていた。
  30. 30 : : 2014/07/20(日) 17:14:27
    あいつに伝えたいことがあったからだ。













    そんなことを考えていると、いつの間にかリネが風呂から上がってきていた。

    髪をほどき、湯上がりの白い蒸気がほんのり漂っていた。

    俺は風呂に入ってくると告げた。

    リネ「分かりました。じゃあここで待たせていただきます。」







  31. 31 : : 2014/07/20(日) 17:33:29













    風呂から上がってくると、リネがソファーに座り、本を読んでいた。

    そのとき、リネが本から目をあげると、ビックリしたような顔になった。

    リネ「あれ、兵長いたんですか?」

    どうやら俺が上がってきたことに気がつかないくらい、熱中していたらしい。

    リヴァイ「俺を『兵長』と呼ぶな。今俺はただの人間だ。」

    リネ「そうですね。じゃあ何てお呼びしたら.................」

    リヴァイ「好きに呼べ。あと敬語はやめろ。」

    リネ「うーーん、じゃあ、『リヴァイ君』って呼んでいい?」

    リヴァイ「ああ、それでいい。」

    リネ「ありがとう、リヴァイ君! 」ニコッ

  32. 32 : : 2014/07/20(日) 18:50:32
    リヴァイ「布団敷いてくるから、少し待ってろ。」

    そう言い、俺は二階の自分の部屋に向かう。俺のベットの近くでいいか。

    そう思い、布団を敷く。













    下に戻ると、リネがすやすやと寝ていた。今日は色々あって疲れたのだろう。





    リネをお姫様だっこすると、見た目より軽いリネの体重に驚きながら二階へ運ぶ。

    リネ「お姉ちゃん.........」

    リヴァイ「なんだ、寝言か。」

    俺のベットに寝かせ、タオルをかけてやる。

    電気を消し、布団に潜る。今日は疲れた。明日は一体どうなるだろう?
  33. 33 : : 2014/07/20(日) 21:13:26












    リヴァイ「ん?」

    そばに誰かの体温を感じ、ゆっくりと目を開ける。

    目の前にはすやすやと寝ているリネがいた。

    そう言えば、さっきトイレに行った時にいつもの感覚でベッドに入ったのかもしれない。

    そう考えていると、リネが目を開け、こちらを見た。

    リネ「おはよう。リヴァイ君。」

    リヴァイ「驚かないのか?」

    リネ「へ?何をですか?」

    リヴァイ「俺と寝てることだよ」

    もしかしてコイツ天然か?

    リネ「私いつもお姉ちゃんと寝てるんで、あんまり気にしないんです!」
  34. 34 : : 2014/07/20(日) 22:14:11
    リヴァイ「まあいい、起きるか。」

    今は7時か........意外にも早く起きたな。

    リネ「きゃっ」

    ベッドから降りる時にバランスを崩し、リネがこっちに倒れこんできた。












    気付いた時には俺とリネの唇が重なっていた。

    驚きで固まり、その場から動けない。

    二人が離れた時、リネにしては珍しく、顔が真っ赤だった。

    まあ、事故とはいえ、俺とキスしたんだ。恥ずかしくない訳がない。

  35. 35 : : 2014/07/21(月) 19:10:13
    リネ(ど、どうしよう..........リヴァイ君とキスしちゃった!!!冷静にならなきゃ 。..............ダメだ、もう無理っ。)

    二人の間に緊張した空気が流れる。












    リヴァイ「大丈夫か?って大丈夫なわけねえか。」

    リネ「あ、いえ大丈夫ですよ。リヴァイ君じゃなきゃ私、怒ってましたけどね。」ニコッ

    強がっている風には見えず、自然体に見えた。

  36. 36 : : 2014/07/22(火) 07:50:28
    期待\(^o^)/
  37. 37 : : 2014/07/22(火) 17:47:20
    >>36さん ありがとうごさいます。

    これからもどうかよろしくお願いします。
  38. 38 : : 2014/07/22(火) 18:01:40
    そのまま一階のキッチンに向かう。後ろからリネもついてきた。

    リネ「朝食作るの、手伝ってもいい??」

    リヴァイ「ああ、その方が助かる。洗濯物とってくるから、作っておいてくれ。」

    そう言い残し、風呂場の方に向かう。

    まだなんとなくリネと一緒にいられない。さっきのことで動揺しているのだろう。

  39. 39 : : 2014/07/22(火) 18:06:14
    期待\(^o^)/
    ずっと見ていきます\(^o^)/
  40. 40 : : 2014/07/22(火) 18:46:24










    キッチンに向かうと、すでにテーブルには料理が並んでいた。

    まだぎこちない雰囲気のまま、食事をする。

    思い切ってさっきのことをどう思っているか聞いてみた。

    リヴァイ「さっきのこと、怒ってるか?」

    リネ「私は怒ってませんよ。ただ、ファーストキスがリヴァイ君でよかったけどね」ニコッ






    え??ファ、ファーストキス??




    内心動揺しながら、食事を終える。

    リネに着替えを渡し、自分の部屋で俺も着替える。

    下に戻ると、またリネは本を読んでいた。

    そんなに面白いのか、と思い、本を覗き込む。

    よくあるファンタジー小説っぽかったが、なぜか俺も内容に引き込まれた。



    しばらく見ていると、リネが顔を上げると同時に俺に気付き、驚いていた。

    リネ「い、いつからいたの?」

    リヴァイ「少し前からだな。そういえば、今日はどうする?まだここにいるか?」

    リネは少し考える仕草をすると、

    リネ「今日は帰ります。あ、そうだ。リヴァイ君、ケータイ持ってる?よかったらアドレス教えてほしいんだけど.....」


  41. 41 : : 2014/07/22(火) 19:24:26
    リヴァイ「一人で大丈夫か?よかったらついていくぞ?」

    その瞬間、リネの瞳がパァっと輝いた。

    リネ「本当にいいの?じゃあお願いしようかな?」

    俺は出かける支度を整え、リネと共に家を出た。

    見慣れた町を眺めながら、他愛もない話をしながらゆっくりと歩いていく。













    しばらく歩くと、リネがふと足を止めた。

    そこはこぢんまりとした一軒家だった。
  42. 42 : : 2014/07/22(火) 20:14:43
    リネが家の鍵を開け、俺を家に招き入れた。

    リネ「よかったら、少し休んで行かない?」

  43. 43 : : 2014/07/23(水) 06:14:00
    期待\(^o^)/
  44. 44 : : 2014/07/23(水) 18:43:49
    リヴァイ「でも、いいのか?」

    リネ「お姉ちゃんは合宿だから、明日まで帰ってこないの。一人でいてもつまんないし、私、リヴァイ君ともっとお話ししたいしね。」\(^_^)/

    リヴァイ「じゃあ少しだけ..........」

    そう言うと、リネは俺をリビングに案内してくれた。










    ふとテーブルの上に飾られている真っ白な美しい花が目に留まった。

    そんな俺に気付き、リネが声をかけてくる。

    リネ「そのお花、私が大好きな花で、ダイヤモンドリリイっていうの。知ってた?」

    リヴァイ「キレイだな。」

    リネ「花言葉はね、『また会う日を楽しみに』っていうの。」

    リヴァイ「また、会う日を楽しみに.......」

    今聞いた言葉を口の中で繰り返す。

    リネが俺の目の前の椅子に腰かけ、ふっと笑顔になった。

    リネ「夢みたい。こんな風にリヴァイ君とお話ししてるなんて。」







    その時、玄関の呼び鈴が家中に響いた。

    リネ「誰だろ、ちょっとごめんね。」









    まだ誰を出すか決めてません!リクエストください!!



  45. 45 : : 2014/07/23(水) 19:35:49
    さっきの投稿で、この話の題名となっている、ダイヤモンドリリイのことがでてきました。

    この花は私が個人的に好きな花なので、やっと出せて良かったです。

    リネは、私の『好き』がいっぱい詰まった子です。

    もし嫌いな人がいたら、ごめんなさい!!
  46. 46 : : 2014/07/24(木) 16:18:47
    ダイアモンドりりーきれいですよねー♪
    私も好きです!

    出す人・・・モブリットとか・・・
  47. 47 : : 2014/07/24(木) 16:58:22
    ダイヤモンドリリイか…綺麗ですよね〜

    出す人はハンジもどきさんと同じモブリットか、エルヴィンかな?

    期待\(^o^)/
  48. 48 : : 2014/07/24(木) 18:30:51
    >>46さん、>>47さんありがとうございます(^o^)/

    じゃあ、エルヴィンにしようとおもいます!



    もう少ししたら、投稿します。
  49. 49 : : 2014/07/24(木) 18:47:52
    玄関からリネが楽しそうに話す声が聞こえてくる。

    何事かと思い、そちらの方に目を向ける。

    リネと話しながらこちらに歩いてきたのは、エルヴィンだった。

    エルヴィンは俺に気づくと、驚いたような顔をした。

    エルヴィン「なんだリヴァイか。久しぶりだな。」

    リヴァイ「ああ、久しぶりだなエルヴィン。」

    そう言うと、エルヴィンが呆れたような口調で話しかけてきた。

    エルヴィン「我々がどのくらいお前を探していたか分かっているのかい?リヴァイ」

  50. 50 : : 2014/07/24(木) 19:43:36
    リヴァイ「で、エルヴィンは何故ここにいる?」

    エルヴィン「まあ、リネと話しがしたくてな。」

    リネ「二人で何の話してるの?」

    そう言ってリネが麦茶を持ってきた。

    エルヴィン「ところで、君達二人はどういう経緯でここにいるんだい?」

    俺は昨日の出来事を大雑把に話した。もちろんリネとキスしたことは除いて。





    エルヴィン「そういうことか。また会えて良かったよ、リヴァイ。まあそれはさておき、リヴァイにも色々と話があるんだ。」

    リヴァイ「俺も話がある。ハンジの記憶についてだ。」

  51. 51 : : 2014/07/24(木) 20:17:36
    エルヴィン「奇遇だな、私も同じことを考えていた。」

    リネ「私は、色々試してみたけど、やっぱりリヴァイ君と話してみるのがいいと思うよ。」














    そんな話をしている内に、あっという間にお昼の時間を過ぎていた。

    リネ「あれ、もうこんな時間?二人ともお昼食べてく?」

  52. 52 : : 2014/07/25(金) 07:25:57
    期待\(^o^)/
  53. 53 : : 2014/07/25(金) 17:14:00
    期待です!
  54. 54 : : 2014/07/25(金) 17:56:12
    リヴァイ「いや、俺はそろそろエルヴィン「良いじゃないかリヴァイ。それともここに居たくない理由があるのか?」

    俺の心を見透かしたように意地悪そうな笑みで見る。

    リネ「じゃあ、何食べたい?材料あったら、作っちゃうから。」

  55. 55 : : 2014/07/25(金) 18:48:46
    エルヴィン「私はなんでもいいぞ。リネに任せる。」

    リネ「もう、何でもいいっていうのが一番困るんだけどなー」

    リネはすねたように唇を尖らせている。

    リネ「仕方ないなーじゃあ適当に作ってくるね。ちょっと待っててね。」

    そう言ってリネはキッチンの方に向かっていった。

  56. 56 : : 2014/07/25(金) 22:03:58





    エルヴィン「でお前はハンジのことをどう思ってるんだ?」

    リヴァイ「は?どうってどういう意味だよ。」

    そう話しているとエプロンをつけたリネがこちらを見た。

    リネ「素麺とお蕎麦あるけど、二人ともどっちがいい?」

  57. 57 : : 2014/07/26(土) 19:42:52
    エルヴィン「じゃあ私は蕎麦かな」

    リヴァイ「俺は素麺の方がいい」

    リネ「OK すぐ作るから待っててね。」

    そう言ってリネはまたキッチンに戻っていった。

    エルヴィン「さっきの答えは何だ?」

    リヴァイ「何も、ただのクソメガネって所だ。」

    ふと、エルヴィンがつまらなそうな顔をした。

    エルヴィン「じゃあリネはどうだ?彼女は結構人気があるぞ。あっちも気があるようだしな。」

    チッ。エルヴィンのくせに俺の痛いところを確実に突いてくる。
  58. 58 : : 2014/07/26(土) 21:01:56
    リヴァイ「興味はない。アイツは一体何なんだ?」

    エルヴィン「うーん、説明するのは難しい。とても良い子だ。」



    興味も無くなり、別の疑問を口にする。

    リヴァイ「そういえば、お前は今何をしているんだ?」

    エルヴィン「一応シガンシナ区の高校で教師をしている。そうだ、リヴァイは転校生だったよな?良かったら、皆と同じ高校にしないか?」

  59. 59 : : 2014/07/26(土) 22:33:53
    リヴァイ「皆?皆って誰だ?」

    エルヴィン「ハンジやリネ、後、リヴァイ班の奴等もいるぞ。」

    リヴァイ「そうか。あいつらにも一応会っとくか。」

    その時、リネが昼食を持ってきた。

    リネ「二人で何の話してたの?」

    エルヴィン「リヴァイの学校の件だ」

    リネ「そう言えば、リヴァイ君は何処の高校なの?」

    興味津々といった様子で聞いてくる。

    リヴァイ「まだ高校は決めてない。」

    リネ「じゃあ、私達の高校来ない?皆いるから、とっても楽しいよ♪」

    リネ「お願い!」

    キラキラした瞳で俺を見つめてくる。

    やっぱりリネの『お願い!』には敵わないようだな。

    リヴァイ「仕方ねえな。じゃあそこにするか。」

    リネ「本当?リヴァイ君と一緒にいられるんだね!」

    嬉しそうに俺に向かって笑いかけてくる。
  60. 60 : : 2014/07/27(日) 12:39:11
    リヴァイ「そういえば、皆って誰なんだ?」

    リネ「私とお姉ちゃんは2年生。リヴァイ班の皆は1年生で、エレン君逹104期生の子達は中学生だったかな」
  61. 61 : : 2014/07/27(日) 17:47:32
    リヴァイ「そう言えば、皆って誰なんだ?」

    リネ「私とお姉ちゃんは2年生で、リヴァイ班の皆とモブリットは1年生。エレン君逹104期生の皆は、中学生だったかな?」

    ほお、意外と皆近くにいたんだな。まあいい、腹も空いたし、昼飯食うか。

    すでに昼食に手をつけていたエルヴィンが言った。

    エルヴィン「リネは本当に料理上手だね。きっと良いお嫁さんになれるよ。」

    リネ「本当?ありがとう♪」ニコッ

    やはりリネは天然らしく、可愛らしく笑っている。













    まあ、なんだかんだあったが、昼食を食べ終わった。
  62. 62 : : 2014/07/27(日) 19:04:34
    リネ「どうする?まだここにいる?」

    俺がもうそろそろ帰る、そう言いかけたとき、玄関の方からこちらに向かってくる足音が聞こえた。

    ここには俺とリネとエルヴィンの三人しかいない。

    泥棒かと思い身構える。

    しかしドアを開けて入ってきたのは、俺がよく知っている、アイツだった。
  63. 63 : : 2014/07/27(日) 19:44:38
    リネ「あれ、お姉ちゃん?明日帰ってくるんじゃなかったっけ?」

    ハンジ「補修めんどくさいから、逃げてきた。」

    いまここにいるのは紛れもなく、俺が探し続けてきたハンジ・ゾエだった。

    ハンジは初めてあったであろう俺を興味津々で見ている。

    ハンジ「ねえリネ、コイツ誰??そして何故エルヴィン先生もいるの?」

    リヴァイ「うっせえクソメガネ。」

    つい口から滑り出た言葉だった。でも昔と全く変わっていないハンジは俺を少し安心させた。

    リヴァイ「うっさいリヴァイ。なんで貴方はいつもこうなのかなー」

    その言葉はこの場にいる皆が驚いていた。勿論言ったハンジ自身も驚いていた。

  64. 64 : : 2014/07/27(日) 21:49:30
    ハンジ「リヴァイ?私反射的に言っただけなんだけど........」






    リネ「あれ?お姉ちゃん補習サボったって?」

    リネは笑ってはいたが、瞳の奥には怒りが隠っているように見えた。

    リネ「ごめん、リヴァイ君。お姉ちゃんとこれから勉強するから。後でメールするから!」

    リヴァイ「分かった。じゃあな。」






    外に出ると、エルヴィンがこっそりと話出した。

    エルヴィン「リネは普通にしてれば可愛いんだが、怒らせると物凄く怖いから、怒らせない方がいいぞ。」

    リヴァイ「ああ、分かった。じゃあなエルヴィン。」
  65. 65 : : 2014/07/28(月) 14:10:27




    その頃のリネ&ハンジ

    ハンジ「ねえリネ、全然分かんないー教えて?」

    リネ「ダメ!全部一人で頑張んなくちゃダメでしょ?」ニコッ

    ハンジ「お、鬼ーー」




    その後、リネはハンジさんとずっと勉強していたとさ。
  66. 66 : : 2014/07/28(月) 16:30:02
    番外編作りました!!よかったら、見てください

    http://www.ssnote.net/archives/20630
  67. 67 : : 2014/07/28(月) 16:59:22
    それから1カ月後.......

    リネ逹の通う高校は夏休みが明け、授業がはじまっていた。

    騒がしい教室の中、先生が扉を開けた。

    エルヴィン「皆席について。今日は転校生を紹介する。」

    そこへ入ってきたのは、リヴァイ君だった。

    リヴァイ「リヴァイだ、よろしく。」

    そっけない挨拶だったが、周りの女子逹は騒ぎ立てている。
  68. 68 : : 2014/07/28(月) 17:52:11
    そのあと、休み時間になり、女子逹はリヴァイ君の机の周りに群がっていた。

    その真ん中で不機嫌そうなリヴァイ君が見える。

    私は勇気を出して、その女子逹の中に入っていった。

    やっとのことでリヴァイ君の側に行けた。

    リネ「今日のお昼、一緒にご飯食べない?」

    何故かこの前よりも緊張していた。

    リヴァイ「ああいいぞ。」

    リネ「あ、ありがとう♪」

  69. 69 : : 2014/07/29(火) 15:34:32
    その後の授業はただノートをとるだけで、内容なんか頭に入らなかった。

    それぐらいお昼休みが待ち遠しかった。













    待ちに待ったお昼休み。

    廊下を私とお姉ちゃんとリヴァイ君で談笑しながら歩いていると、周りは私達をチラチラと見てくる。

    そんな視線に耐えながら、いつもお昼を食べている屋上にたどり着いた。
  70. 70 : : 2014/07/29(火) 16:35:58
    涼しい風が吹いている、秋晴れの空。木陰の場所に三人で座った。

    覗き込んだリヴァイ君のお弁当は色とりどりで、とってもキレイだった。

    リネ「わあ、リヴァイ君のお弁当美味しそうだね。誰が作ったの?」

    リヴァイ「俺が作った。良かったら食うか?」

    リネ「本当に?じゃあ私のお弁当食べる?美味しくないかもしれないけど......」
  71. 71 : : 2014/07/29(火) 19:56:38
    ハンジ「私もリヴァイの弁当食べたーい」

    リネ「もう、仕方ないなー。はいあーん。」

    ハンジ「うわ、超旨い!!流石リヴァイ。相変わらず女子力高いねー。」

    いつのまにか私のお弁当を食べていたリヴァイ君が言う。

    リヴァイ「この弁当誰が作ったんだ?結構旨い。」

    ハンジ「それハンジさんが作ったんだよー」( ̄^ ̄)

    リヴァイ「ハンジ、お前躾られたいか?」

    ハンジ「なんだよ、リヴァイのバカ!!」

    お姉ちゃんはすねたようで、隅っこでいじけている。
  72. 72 : : 2014/07/31(木) 15:13:10
    リネ「お姉ちゃん、もうお昼休み終わったよ。教室戻ろう?」

    お姉ちゃんの側にかがみこんで言う。

    ハンジ「えー?授業飽きたー」

    リネ「ちゃんと授業受けないんだったら、帰って私と一緒にやる?」ニコッ

    リネの黒い笑顔に怯えているハンジ。

    ハンジ(だってリネ、怒ると怖いんだもん。)
    「分かったよー」

    私達は屋上を後に、教室へと向かった。





  73. 73 : : 2014/08/02(土) 22:54:28
    放課後




    ハンジ「リネ、帰ろ?」

    リネ「今日は先に帰ってて。これから用事があるから。」ウワメヅカイ

    リネのキラキラした瞳には何かがある。いつも私は逆らえない。

    ハンジ「OK!遅くなんないように気を付けて。」

    リネ「ありがとう。できるだけ早く帰ってくるから」

    駆け出していくリネを見ながら、私も家へと歩き出した。


  74. 74 : : 2014/08/07(木) 14:52:17
    校門裏              



    リヴァイ「遅い......」

    約束の時間より早く来すぎてしまった俺も俺だが、だんだん我慢が出来なくなってくる。

    その時向こうから駆けてくる人影が見えた。

    リネ「遅れてゴメンね!」

    息を切らしながらこちらを見つめるリネ。こういうところが素直でいい。

    リヴァイ「行くぞ。」

    リネ「はい♪」

    リネがスッと隣に来た。それを確認して街に向けて歩き出す。

  75. 75 : : 2014/08/07(木) 23:10:08
    2人で並んで歩いていると、周りの視線がどうしても気になる。

    俺達を周りがどんな風に見ているのかは分からない。

    しかし俺はリネのことは何とも思ってないし、リネがどう思っているかも特に知りたいとは思わない。

    まあ今日のことは俺から誘ったのだから仕方ないが.....

    そんな俺をよそにリネは辺りを見回している。

    リネ「リヴァイ君、早く行こ?」

    リネはあの柔らかな笑顔で俺を見つめてくる。

  76. 76 : : 2014/08/08(金) 08:51:07




    2人でしばらく歩いていると、リネがある店の前で足を止めた。

    そこはある雑貨店だった。
  77. 77 : : 2014/08/11(月) 21:27:30
    店に入った途端、リネは周りを見回した。

    リヴァイ「おい、あんまりウロウロするな。」

    リネ「ゴメン。久々にこういうお店来たから、つい」

    リヴァイ「仕方ねえな、で何がいいと思う?」

    リネ「私だったら、その人にどういうのが似合うかなって想像してみて、一番合ってるのがいいと思うな。」

    リヴァイ「分かった。」







    結局1時間以上迷った末、やっと決まった。

    リネは飽きた素振りを全く見せず、普段通りだった。

    リヴァイ「ちょっとそこで待ってろ」

    ふと目についたアイス屋で2つアイスを買う。

    そこのベンチで待っていたリネの所に行く。

    少し驚いた様な顔を見せたが、すぐに笑顔に戻った。

    リネ「いいの?」

    リヴァイ「一応付き合わせたからな、礼だ。」

  78. 78 : : 2014/08/12(火) 15:33:03





    それからリネの家の前まで来た。

    リネ「今日は『デート』出来て楽しかった。ありがとう♪」

    リヴァイ「別に。っていうかデートじゃねえ。」

    リネ「あれ、そうだっけ?まぁいっか、送ってくれてありがとう。また明日ね♪」

    にっこり笑って手を振るリネを見、俺も家に向けて歩き出した。
  79. 79 : : 2014/08/16(土) 21:37:20
    リネ「ただいま、お姉ちゃん。」

    ハンジ「お帰りリネ。どこ行ってたの?」

    興味津々といった様子でハンジはリネに質問する。

    リネ「う~ん、ヒミツ!」

    リネの曖昧な返事にハンジはリネをじっと見つめる。

    ハンジ「う~ん、カワイイから許す!」ギユッ

    リネ「もう、お姉ちゃん大好き♪」

    リネもハンジをギュッと抱きしめ返した。

    ハンジ「ねぇリネ、お腹空いた。」

    ハンジの言葉にリネは近くにあった時計を見た。

    リネ「あ、もう7時?ゴメン今すぐ作るから!」

    リネはバッグを置きに階段を登って行った。

  80. 80 : : 2014/08/17(日) 21:43:14
    リネside

    階段を登り、自分の部屋に入る。鞄を置き、制服を脱ぐ。私服に着替えた時、ケータイが鳴った。

    見るとリヴァイ君からメールがきていた。

    『今日は付き合わせて悪かった。くれ ぐれもアイツには言うなよ?』

    彼らしい素っ気ないメールだがこれだけでなぜだか胸が高鳴る。

    そんな事を考えながら、メールを打つ。ケータイを机の上に戻し、お姉ちゃんの待つリビングに向かった。



  81. 81 : : 2014/08/17(日) 21:53:04
    リヴァイside

    家に帰り、少し落ち着いた。

    リネにメールするか、と思いケータイを取り出した。




    気づくと、リネから返信がきていた。

    『今日は本当にありがとう(⌒∀⌒)  リヴァイ君と一緒にいれて楽しかっ た!良かったら、また行こうね♪           リネ』

  82. 82 : : 2014/08/18(月) 14:48:48
    リネside

    いつもの様にお姉ちゃんと二人で夕飯を食べる。

    ハンジ「今日さーいつもよりリネの機嫌いいよね。なんかいいことあった?」

    リネ「え、そう?」

    いきなり聞かれ少し驚く。動揺していることを隠し、冷静に答える。

    リネ「うーん、やっぱヒミツ♪」

    大きな瞳で私を見つめるお姉ちゃん。

    ハンジ「もうリネったら本当にカワイイね♪」

    ギュッと私を抱き締めてくる。

    お姉ちゃんって昔から何かと私を抱き締めてくる。

    それが私にとっても当たり前の事になっていた。

  83. 83 : : 2014/08/18(月) 14:52:32
    ハンジさんが最近シスコンっぽくなってきてますww

    リネが本当の天然で周りの人を虜にしつつありますね。

    まだまだ続きそうですが、よろしくお願いします!
  84. 84 : : 2014/08/24(日) 22:33:33
    リネside

    今私はお姉ちゃんと話している。

    ハンジ「リネって好きな人いるの?」

    一瞬ドキリとしたが冷静を装い、答える。

    リネ「好きな人って誰だろうね?」

    ハンジ「あ、まさかリヴァイとか?」

    リネ「そんなことないよ?」

    ハンジ(絶対ウソついてるな....)

    ハンジ「隠したってダメだよ?」

    お姉ちゃんの瞳に段々耐えられなくなってしまった。

    リネ「~~~~もうお姉ちゃんのバカっ大っ嫌い!!!」

    早口にそう言うと2階に駆け上がり、部屋に入る。

    リネ「はぁ。お姉ちゃんとケンカしちゃった。どうしよう....」



  85. 85 : : 2014/08/24(日) 22:35:39
    ハンジside

    リネをからかったつもりだったけど、怒っちゃった。

    リネが怒るのなんて初めてかもしれない。

    さて、どうやって仲直りするかな....



  86. 86 : : 2014/08/25(月) 19:59:28
    ハンジside




    やけに静かすぎるリビングに入ると、もうリネはいなかった。

    昨日のこと、まだ怒ってるのかな?

    そんなことを考えていたら久々に遅刻しかけ、先生に怒られる。

    授業中もいつもよりボーッとしていたら普段より多めの宿題も出された。

    それに今日はリネと一言も話してないし、何だかつまらない。

  87. 87 : : 2014/08/26(火) 19:47:30
    リヴァイside

    午前の授業が終わり、それぞれが昼を過ごす。

    リネ「あ、あのリヴァイ君にちょっと相談が.....」

    リネは横目で別の方向をチラチラと見ている。

    今朝から何だか様子がおかしいとは思っていた。

    リヴァイ「どっか移動するか?」

    リネ「あ、うん。」

  88. 88 : : 2014/08/27(水) 19:39:32
    リヴァイside

    俺は廊下を歩きながらリネの話を聞いている。

    リネ「仲直りの仕方、教えてほしいんだけど」

    リヴァイ「ほお、ケンカでもしたか?」

    リネ「うん。でもケンカとかしたの初めてだから仲直りどうやるのかなって思って....」

    以外な答えに驚く。こいつらでもケンカなんてするんだな。

    リヴァイ「で、ケンカの原因は何だ?」

    リネ「そ、それは....」

    まるで言いたくないようにリネは口をつぐんでいる。

    エルヴィン「リヴァイ、リネ、こんなところで何してるんだ?リネでも泣かせたか?」

    リヴァイ「削がれたいのか?」

    エルヴィン「ハハハ冗談だよ。じゃあな」

    邪魔なエルヴィンはおいといて、話の続きに戻る。

    リヴァイ「ま、言いたくないんなら言わなくても良い。お前はどっちが悪いと思う?」

    リネ「急に怒っちゃった私....」

    リヴァイ「そこまでわかってたら大丈夫だな。」
  89. 89 : : 2014/08/27(水) 22:34:08
    ハンジside

    今日はリネがお弁当を作ってくれなかったため、購買のパンを買った。

    教室に戻るため、階段を登っていると誰かの声が聞こえた。

    リネとリヴァイだと気付き、出ていこうとする。

    リネとリヴァイが話しているのを見ると何故か胸が痛い。

    咄嗟に階段の隅に隠れ、2人が通りすぎるのを待った。

    いつの頃からかこの気持ちに気づいていたがよく分からない。

    誰かに相談しよう、そう思い教室に急いで向かった。






  90. 90 : : 2014/08/31(日) 19:30:12
    ハンジside

    あれから色々あって私は家に向かっている。

    ハンジ「どうやってリネと話すかな~?」





    特に何も考えない内に家についてしまった。とりあえず家に入る。

    こっそりとリビングの方を覗くと、リネがキッチンで料理をしている様子が見える。

    とりあえず自分の部屋に入る。

    ハンジ「私が帰った事に気づいてるかな?..........まぁいっかな?」

    下に降りていくと、椅子に座っているリネと目があってしまった。

    ハンジ/リネ「あの!」

    リネ「お姉ちゃん先にいいよ?」

    ハンジ「じゃあ言うけど………昨日は何か変なこと言ってゴメン。」

    リネ「……お姉ちゃん。私も昨日は変に怒っちゃってゴメンね。」ニコッ

    あれ?仲直り、できたのかな?

    リネ「で今日はお詫びにね、頑張ってご飯作ったんだ。一緒に食べよ?」

    見るとキッチンの方に美味しそうな料理が見える。

    ハンジ「やったあ、リネ大好き♪」ギユッ

    勢いよくリネに抱きつく。

    リネ「もう、ご飯冷めちゃうよ?」

    ハンジ「あ、ゴメンゴメン。」

    慌ててリネを離し、キッチンに急ぐ。リネと仲直りできて本当に良かったなぁと思う。



  91. 91 : : 2014/09/02(火) 20:34:03
    ハンジside

    ハンジ「そういえばリネってリヴァイのことどう思ってるの?」

    リネ「?ただの『友達』だよ。急にどしたの?お姉ちゃんにしてはめずらしいね。」

    ハンジ「なんかリネとリヴァイ見てると、変な気持ちになるの」

    リネ「お姉ちゃん、リヴァイ君のことが好きなんだね。」ニコッ

    なんか今サラっと言ったような

    ハンジ「え、ちょっと待って。私がリヴァイのこと好きだって?」

    リネ「うん。私はずっと応援してるからね、お姉ちゃん♪」

    ハンジ「いや何を??」

    リネ「お姉ちゃんは告リヴァイ君に告白しないの?」

    ハンジ(いや、そんなこと言われても......」

    リネ「お姉ちゃん途中から声に出てるよ?でも私はずっとお姉ちゃんの味方だからね」ニコッ

    ハンジ「リネ大好き!!」ギュッ

    リネに抱きつくとなんだか安心する。リネがいて本当によかったと思った瞬間だった。





  92. 92 : : 2014/09/04(木) 20:50:27
    ハンジside

    ハンジ「うーん」

    大きく伸びをして目を擦る。ふと時計を見ると、まだ朝の5時。

    ハンジ「ちょっ早すぎ!なんかすごいなー」

    今日は9月5日。私達の誕生日\(^_^)/楽しみで目が覚めちゃったのかな?

    リネでも起こしに行こっかな♪





    inリネの部屋

    ハンジ「リネの寝顔かわいいなー」

    布団をユサユサと揺らす。

    ハンジ「リネ、朝だよーおはよう!」

    リネ「ふにゃ?」

    ハンジ(\\\\\\ヤバい超カワイイ//////)

    リネ「お姉ちゃん?おはよう。今朝は早いねー」

    ハンジ「だよねー。自分でもビックリだよねー!!」

    リネ「さっお腹空いたよね?ご飯食べよ?」

    ハンジ「うん 」

    二人で一階に向かっていく。今日は良い日になりそうだなー♪


  93. 93 : : 2014/09/04(木) 22:25:19
    ハンジside

    学校に行く用意を整え、リネと2人で家を出る。

    ふと見るとリネが傘を持っている。

    ハンジ「あれ、リネ傘持っていくの?確か今日は雨降んないと思うんだけどな~」

    リネ「なんか降りそうな予感がするから、一応ね♪」

    リネの『予感』はよく当たる。リネが言うとほぼ雨は降る。

    ハンジ(今日はリネと帰るから持ってかなくてもいいかな。)





    色々と話している内に学校につく。

    遠くの方から女子達が騒ぐ声が聞こえる。騒ぎの元凶はリヴァイ。

    ハンジ(昨日リネがあんなこと言うからなんかリヴァイの顔見れないじゃん!!)

    リネはリヴァイに近づいていき、話している。

    ドキドキしながらすぐに教室に行こうと早足になる。

    その時誰かが私の腕をグイッと引っ張った。

    リヴァイ「何逃げてんだクソメガネ」

    ハンジ「逃げてなんかないし~」

    いつも通りに話しているつもりだが、内心はドキドキしている。

    リネは私にしか聞こえないような声で「頑張ってね♪」と言った。

    なんだか元気になった気がして嬉しかった。


  94. 94 : : 2014/09/05(金) 22:45:39
    ハンジside

    それから普通に1日が過ぎていった。ただ1つ、リヴァイが常に近くにいたことだ。

    いつもよりリヴァイを意識していたせいか、変な態度をとってしまった。

           放課後

    今日はもう帰ることになり、リネと2人で歩いている。

    するとリヴァイも近くにいたので、一緒帰ることになった。

    下までくると、鞄の中で何かを探していたリネが言った。

    リネ「ごめんお姉ちゃん、私教室に忘れ物しちゃったみたいだから取ってくるね。」

    ハンジ「分かった、じゃあ先行ってるよ?」

    リネ「じゃあ行ってくる。」

    そう言ってリネは歩いていった。

    2人きりで何となくきまずいものの、リヴァイと帰ることになった。



  95. 95 : : 2014/09/05(金) 22:56:56
    リネside

    教室の扉を開け、中に入る。

    本当は忘れ物なんかしてないのに、言い訳してここに来た。

    1人にもなりたかったし、何よりあそこにいたくなかった。

    窓から外を眺める。





    少したった後、鞄を持って教室を出る。

    お姉ちゃん達に会わないように、早く帰ろう。



  96. 96 : : 2014/09/06(土) 18:07:22
    ハンジside

    何かを話そうとしても上手く言葉が出てこない。

    分かれ道が近づいてくる。思い切ってリヴァイに話しかける。

    ハンジ「あのさ、私リヴァイのことが好........」

    突然リヴァイに口を塞がれた。

    リヴァイ「俺はお前のことが好きだ」

    今の言葉何?『好き』って聞こえたような........

    ハンジ「わ、私も好きだよ///」

    恥ずかしさで顔が赤くなる。するとリヴァイが包みをくれた。

    開けてみると、綺麗なネックレスが入っていた。

    リヴァイ「確か今日、誕生日だったよな?」

    ハンジ「ありがとリヴァイ。大好き☆」ニコッ

    心なしかリヴァイが赤く見える。



  97. 97 : : 2014/09/06(土) 21:41:04
    リヴァイside

    なんだこのクッソかわいい奴/////

    ハンジは首をかしげながら俺を見てくる。

    とりあえず家に帰るか迷っていると、パラパラと雨が降ってきた。

    ハンジ「どうしよう、私傘持ってないのに、リネの言うこと聞いとけばよかったな~」

    俺は鞄を探り、折り畳み傘をハンジに差し出した。

    ハンジ「ん?どしたのリヴァイ?」

    リヴァイ「濡れるだろ、貸すぞ?」

    ハンジ「でもリヴァイが濡れるよ?」

    ハンジは一瞬考えるような仕草をした後、話出した。

    ハンジ「じゃあ二人でさせばいーじゃん!」

    リヴァイ「おい、俺達の家は反対方向だぞ?」

    ハンジ「あ、そうだった…………」

    リヴァイ「仕方ねえな、送ってってやるよ。」

    ハンジ「本当?ありがと~」

    二人で歩くことは少し恥ずかしかったが、我慢して歩いて行った。







  98. 98 : : 2014/09/06(土) 22:12:00
    ここまで見てくれてありがとうございました!

    もう少ししたらオマケでも作ろうかと思うので、もう少しお付き合い下さい!
  99. 99 : : 2014/09/07(日) 22:05:35
    オマケ1<リネの彼氏>

    只今恋バナ中です。

    ハンジ「リネってモブリットと付き合ってたの?」

    リネ「うん。そうだよ♪」

    ハンジ「リネはモブリットのどこが好きなの?」

    途端にリネの顔が真っ赤になり、恥ずかしそうに話出す。

    リネ「…優しくて、私のこといつも見ててくれることかな。」

    リネ「じゃあ、お姉ちゃんはリヴァイ君のどこが好きなの?」

    不意をつかれ、ハンジは黙りこむ。

    ハンジ「や、優しいところ…かな」

    リネ「お姉ちゃんも意外に乙女だね♪」

    ハンジ「ひどいな~私だって女の子だよ?」

    リネ「クスッそうだったね」

    微かにリネが笑った。ハンジは何故リネが笑ったか、分からない様に首をかしげていた。




  100. 100 : : 2014/09/09(火) 21:20:42
    オマケ2<バカップル>

    ハンジside

    今私とリネとリヴァイ、何故かモブリットで勉強している。

    とりあえずモブリットが何故ここにいるのかが分からない。

    ハンジ「リネ、なんでモブリットいるの?」

    リネ「う~ん一人じゃ寂しいから。んーもうそろそろ休憩しない?」

    大きく伸びをしながらリネが言う。

    ハンジ「なんか話そうよ!」













    それから様々な話をしていると、リネがリヴァイを見て言った。

    リネ「リヴァイ君のこと『お兄ちゃん』って呼んでいい?」

    リヴァイ「あ?ダメだ」

    リネ「むう、仕方ない。」

    リネはリヴァイの近くに行くと何かを囁いている。

    リヴァイ「チッ仕方ねえな、好きな様に呼べ。」

    リネ「本当に?お兄ちゃん大好き!」ニコッ

    リネはリヴァイに抱きついている。

    ふと横を見るともの凄いオーラを出しているモブリットがいる。

    ハンジ「リネ、そろそろ離してあげたら?」

    その内モブリットが何かを起こしそうな気がする。

    モブリットがリネのことを引っ張った。

    形式的にはリネはモブリットに後ろから抱きしめられている。

    モブリット「貴方は僕の彼女なんだから、勝手に人に抱きつくのはダメ!」

    リネ「分かってるよ、私が好きなのはモブリットだけだよ?」

    モブリットがリネにキスしている。

    ハンジ「バカップルだね。」

    リヴァイ「だな。」





  101. 101 : : 2014/09/11(木) 19:57:39
    はい、ここで終わりです!ここまで見てくださり、本当にありがとうございました(-_-)


    機会があったら、続き書こうと思うので、スレのせるんで。

    ではでは、またいつか♪
  102. 102 : : 2014/09/21(日) 20:44:15
    続きができました!

    よかったら、見てください!

    http://www.ssnote/archives/24071

  103. 103 : : 2014/09/21(日) 20:51:35
    ごめんなさい、

    http://www.ssnote.net/archives/24071

  104. 104 : : 2015/02/09(月) 18:30:04
    シエルです。シリーズ化してみました。

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