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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

ベルトルト「超高校級の空気…?」

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  1. 1 : : 2014/07/13(日) 18:50:28
    ライナー「どうしたんだベルトルト」

    ベルトルト「いや、なんか僕宛てに手紙が届いてて…」

    ライナー「私立希望ヶ峰学園??どこだそこ」

    ベルトルト「さあ?訓練所のようなとこかな」

    ライナー「なになに…」


    あなたを”超高校級の空気”として
    我が学園に招待いたします。


    ライナー「いたずらだろ。にしても失礼だな」

    ベルトルト「そうだね。どっちにしろ訓練兵で使命のある僕には関係ないしね」

    ライナー「それじゃあ訓練いくぞ」

    ベルトルト「うん」



    ベルトルト「あれ…」


    その時僕は急なめまいに襲われ
    そのまま意識を失った

  2. 2 : : 2014/07/13(日) 19:11:45
    人の話し声がきこえる

    ベルトルト「ぅう…」

    僕はその声で目をさます


    葉隠「な、なんだべ!?今人の声が!」

    十神「なに…?まだ人がいたのか」

    朝日奈「すっごく大きい人だよ!」

    ベルトルト「…ここは?」


    そこは僕がみたことのないような場所だった。

    なんというか、キレイだった。
    いつもの汚い訓練所とは違う、それだけはわかった。


    苗木「僕で最後かとおもったのに…。君、名前は?」


    ベルトルト(ここは…壁外?壁内?
    こんなに豪華ってことは王室!?)ダラダラ

    苗木「どうしよう、反応がないや…すごい汗だし」

    舞園「この人外人さんなんじゃないんでしょううか?」

    セレス「そんな…私とキャラがかぶってしまいますわ」

    苗木「あはは…」

  3. 3 : : 2014/07/13(日) 19:12:28
    期待です!!

    空気w
  4. 4 : : 2014/07/13(日) 19:24:01
    ベルトルト(とにかく情報をえないと…!)

    苗木「えーっと…ぷりーずてるみーゆあn」

    ベルトルト「僕はベルトルト・フーバー。ここはどこなんだ?壁内なのかい?」

    苗木「あ…しゃべれるんだ///」

    朝日奈「壁内??まあ閉じこめられてるし壁内っていえば壁内なんだよねー」

    石丸「フーバーくん!君も希望ヶ峰学園にくる途中に気を失ったのかい??」

    ベルトルト「え!?希望ヶ峰学園!?存在したの!?」

    石丸「君も招待状をもらったのだろう?僕は”超高校級の風紀委員”石丸清多夏だ!」


    そして順々にみな自己紹介をしだす

  5. 5 : : 2014/07/13(日) 19:47:38
    ベルトルト「ん?超高校級の○○ってみんないってるけどそれはなんだい?」

    桑田「おめーそんなことも知らずにここに入学しようとしたのかよ!」

    藤咲「でも外人さんだししらなかったのかも…」

    苗木「簡単にいったらプロ並みの才能をもつ高校生ってことかな。まあ僕は”超高校級の幸運”とか才能でもなんでもないんだけど」


    どうやらその超高校級の才能をもつ生徒をあつめる学校らしい。

    超高校級の幸運、野球選手、水泳選手、同人作家…などなどいろいろな種類があるらしい


    ベルトルト「君の才能は…?」


    僕は壁に寄りかかってずっとこっちをみていた黒い手袋をした女の人に声をかける


    霧切「別に…なんだっていいじゃない。あなたの才能は?」

    ベルトルト(はぐらかされた…?いや、それより僕の才能…?)

    江ノ島「超高校級の発汗とかじゃね?」

    ベルトルト(そういやもらった手紙に…)


    ベルトルト「僕は…”超高校級の空気”だ」

    霧切「ブフォ!…失礼………フフ」

    桑田「どーりで最初みつからなかったわけだぜ!」

    ベルトルト(いったはいいけどこれ才能なのか…?ただの悪口じゃないか?)

    苗木「なるほど!だからスレッドにのってなかったんだね」


    スレッド??それより僕はどうしてここにいるんだ…
    僕には人類を滅ぼすという大事な使命があるのに

    ピンポーンパーンポーン

    「マイクテース、マイクテース、

     ごほん、新入生のみなさんどうも学園長です体育館に集まってください」


  6. 6 : : 2014/07/13(日) 20:05:54
    大和田「やっと呼び出しがきたか。この状況がどういうことか吐き出させてやる」

    葉隠「きっとレクリエーションだべ!」


    そして僕たちはぞろぞろと体育館というとこへ向かう

    大神「誰もおらぬな…」

    ベルトルト(すごい…僕と身長おなじくらいだ。この人も巨人だったりするんだろうか)

    舞園「あ…!みなさん、ステージに」

    モノクマ「やあやあみなさんこんばんわ!学園長のモノクマです!」

    ベルトルト(なんだこの生物は!?奇行種か!?でも小さい)

    モノクマ「うるおぼえだからいろいろと省略するけど君たちはここからでられません!」

    みんな「「「!?」」」

    ベルトルト(なんだって!?そういや窓に鉄板がうちつけられていた…)

    モノクマ「出口もないし大神さんでもドアは壊せません!」

    ベルトルト(巨人化したらこわせるかも…)

    大和田「はぁ!?一生ここで暮らせっていうのかよ!?」

    ベルトルト(でも建物の中で巨人化するとこの人達にも危害が…って僕は壁内の人類を滅亡させなきゃだめなんだった)

    モノクマ「いいえ!ぼくもそこまで鬼じゃありません。君たちには…殺し合いをしてもらいます!」

    「「「!?」」」


    ベルトルト「こ…殺し合いだって!?」

    モノクマ「そうです!刺殺毒殺撲殺暗殺どれでも…っておまえ誰!!?」

    ベルトルト「え?」

  7. 7 : : 2014/07/13(日) 20:23:05
    モノクマ「うそ、こんなやつしらない。てゆーかいつからいたの!?」

    ベルトルト「みんなと一緒に体育館にきたけど…」

    苗木「す、すごいねベロトルトくん!この変なくまをもダマセる才能なんだね!」

    モノクマ「え、才能とかなに?こいつまじでなんなの?」

    石丸「なんだ学園長のくせにしらないのか?
    フーバーくんはえーっと…”超高校級の空気”という立派な才能だ!」

    霧切「ふふふ…」

    ベルトルト(いまベロトルトって…)

    モノクマ(なにそれぼくしらないよ!?もしかして空気すぎてこの数年間気づかなかった!?でもクラスメイトだよ!?)

    モノクマ「ご、ごほん!とにかく仕切り直し仕切り直し!ベルトルトンくんを含めて君たちは殺し合いをしてもらいます」

    モノクマ「人を殺したクロだけがこの学園を卒業…つまりでることができます!

    モノクマ「部屋とご飯は用意してあるから。生活には困らないよ。ベルトルントくんの部屋は今はないからテントね!」

    ベルトルト「テント…」

    モノクマ「まあ誰かが死んでくれたら部屋はできるけどね!うぷぷぷ」


    僕はみんなの顔を見渡す

    みんな青ざめて、冷や汗をかいていた

    泣いてる人もいた


    モノクマ「そうだ!君たちのなかに裏切り者がいるよ!せいぜい疑いあってね…うぷぷ」


    その後はモンドがものくまを爆破させたり夜時間のルールをきめたりいろいろあった

  8. 8 : : 2014/07/13(日) 20:35:40
    ベルトルト(殺しあいか…)

    確かに僕は人を沢山殺した
    壁内の人を全員不幸にした

    ベルトルト(だけど…もう本当は人なんか殺したくない。第一ここは壁内なのか壁外なのかまだよくわからない)

    ベルトルト(アオイは壁内とかいっていたけど曖昧な感じだった。第一僕はこんな場所しらない)

    ベルトルト(さっきのモノクマの爆発…あれは壁内でも壁外の技術だとも思えなかった。)

    ベルトルト(それに”監視カメラ”というこちらの様子を見はることができる機械があるらしい)


    ベルトルト(とりあえず情報をしいれよう。マコトって人が話しやすかったから彼にきこう)



    苗木「ベルトn…ルトくん…大変なことになっちゃったね」

    ベルトルト「もうつっこまない」

    苗木「ごめん!でもきっとこれも君の才能のちからだから!すごいことだよ!」

    ベルトルト「うれしくない…」


    ベルトルト「まあ、聞きたいことがあるんだ。ここは何区?」

    苗木「えーっと…品川区とかそういうこと?」

    ベルトルト「え…??シガンシナ区とか」

    苗木「???ここ、日本てことはわかってる?」

    ベルトルト「日本???」

    苗木「???」
  9. 9 : : 2014/07/13(日) 20:47:22
    ベルトルト(なんてことだ…ここは壁内でもなければ僕らの故郷でもない!)

    苗木(もしかして不法入国者とか…いやでも日本語ぺらぺらだし??)

    ベルトルト「ごめん、ちょっと混乱してるみたいだ」

    苗木「そ、そうだよね!いきなり殺し合いとか言われて…舞園さんもまいってたし」

    ベルトルト(ここが壁内ではないとわかった今、僕にここにいる人たちを殺す必要はない。)

    苗木「誰か助けにきてもいいと思うんだけど…外はどうなってるんだ」

    ベルトルト「巨人がいるんじゃない?」

    苗木「え」

    ベルトルト「え」

    ベルトルト(なんだって!?巨人がいないところなのか!?)

    ベルトルト(わからない…ああ、ライナー、アニ。僕はいったいどうしてしまったんだ)


    モノクマ『夜時間になりました!』

    苗木「あ!夜時間になっちゃったね。セレスさんもいってたしもう部屋に戻ろっか」

    ベルトルト「あ…うん、おやすみ」


    そして僕らは部屋に…いや、僕だけテントに入っていった


    ベルトルト(もしかして僕一番命狙われやすい環境にいるんじゃ?)

    ベルトルト(でもまあ首を狙われない限り死なないしいっか)

    ベルトルト(今日はもう寝よう。もしかしたら起きたらいつもの訓練所に戻っているかもしれない。)


    でも今は…今だけは、自分の使命を忘れて…

  10. 10 : : 2014/07/13(日) 21:05:05
    次の日は朝ご飯をみんなでたべることを決めたりなんだりした。

    僕のご飯が準備されてなくて泣きそうだった

    キョウコは笑ってた


    そして、平穏な時間はすぐにさっていった


    モノクマ「みなさん今すぐ全員コンピュータールームにきなさい!こなかったら…わかってるねうぷぷ」

    藤咲「ひ…ひぃ」

    腐川「な…なによかわいこぶって…」

    桑田「ぜってーろくなことないけどいこーぜ」


    そして僕たちはコンピュータールームというところへ向かう
    コンピューターとは何かよくわからないけど


    そして僕は気づいた

    自分から話しかけないかぎりだれも僕と話さないことに…



    モノクマ「よく来たなおまえら!」

    モノクマ「君たちなかなか殺し合いしてくれないから僕が動機を用意しました!」

    山田「そ…そんなものみませんぞ!」

    苗木「そうだ!殺し合いの動機なんて」

    モノクマ「外の世界の情報があるのにー??」

    「「「じゃあみようか」」」


    ベルトルト(モノクマはみんなにレコードディスクの小さい版みたいなのを配る)

    ベルトルト(そしてパソコンというものにいれると
    動く人が映っていた。)

    ベルトルト(みんな、それをみて青ざめた顔をしている)

    ベルトルト(あ、サヤカが部屋をでていった)

    ベルトルト「ものくま…僕にはないの?」

    モノクマ「えーっと…今回は特別なし!」

    ベルトルト「そっか…」

    モノクマ(どーしよめっちゃ落ち込んでる!動機ないほうがいいだろ!おまえの情報ないんだよ!)


    そしてその日はみんな色々な感情をもったまますぎようとしていた

  11. 11 : : 2014/07/13(日) 21:43:53


    ベルトルト(うーん…寝れない。訓練していた時と違ってあんまり運動してないからかな)

    僕はそのままセレスのいうことを無視して探索することにした。


    ベルトルト(みんなの部屋しっかりしてていいな…一度でいいから王室で寝てみたかったんだ)

    ベルトルト(あれ?サヤカがマコトの顔が描いてある板とサヤカの顔が描いてある板を交換してる…?)


    僕は約3メートルの距離からその様子をみていたけどまったく相手は気づいてない様子だ


    ベルトルト(あ、部屋に入っていった…)

    ベルトルト(ん、誰かくるな…)


    レオンがこちらに向かってくる

    ベルトルト(夜時間守ってないの怒られるかな?って僕のこと見もせずにサヤカの部屋にはいっていったよ)

    ベルトルト(ってこれいわゆる夜の営みってやつ??///テンションあがってきた)


    しかしこちらの期待とはよそにレオンはすぐに部屋をでてくる

    しかもかなりあわてた様子で

    そしてすぐにモノクマがいっていた工具セットをもってきてそのままサヤカの部屋に入っていった

    ベルトルト(工具セットだって!?どんなプレイをする気なんだ!?)

    僕は期待をしながら扉に耳をあてるがそういや
    完全防音といっていたため何もきこえない

    ベルトルト(ち…)

    僕はあきらめ扉から耳を離し、扉からはなれた

    そしてまた扉がひらく




  12. 12 : : 2014/07/13(日) 22:01:02
    桑田「やべぇ…やべえよ…」

    ベルトルト(!?彼のシャツに血痕が…)

    桑田「隠滅…しねえと…シャツ…あらわねえと…」

    レオンはおそらくランドリーの方へ向かっていった

    僕はそのままサヤカの部屋に入る


    ベルトルト「うわ…」

    部屋は取っ組み合いがあったかのように荒れていた

    床には大量の金箔のが貼りついている

    ベルトルト「サヤカ…?」

    声はかえってこなかった
    サヤカの姿もない


    ベルトルト(レオンの方をみにいこう)

    僕はランドリーの方へ向かう


    桑田「おちねえ…おちねぇよ…」

    桑田「ん…これ葉隠のやつの水晶玉じゃねーか」

    桑田「これさえあれば…」


    ベルトルト(ついに1メートルの距離でみてみたけど全然バレなかった…)

    ベルトルト(とりあえず後を追おうかな)


    その後も僕はレオンの後を追い続け彼の犯行の一部始終を見続けた


    一度もバレなかった


  13. 13 : : 2014/07/13(日) 22:27:45


    石丸「十神くん遅いぞ!ごはんが冷めてしまうじゃないか!」

    十神「ふん、俺はおまえ等みたいな庶民と食事をする気はない」

    大和田「こいつ…」

    藤咲「け…けんかはやめよぉ」


    セレス「十神くんが遅いことはどうでもいいですが舞園さんとベルトルートくんが来てないことは気になりますわ」

    ベルトルト「ずっといたけど…」

    セレス「あら、すみませんわ」

    霧切「ブフォ!」

    苗木「舞園さん昨日体調悪そうだったからぼくみにいくね」

    ベルトルト(どうしよ…いうべきなのかな?)

    ベルトルト(でも主張するの苦手だしいーや)


    そしてこの後マコトがくるのが遅いためビャクヤとトウコ以外の全員で様子をみにいった


    朝日奈「ま…舞園ちゃん!!」

    石丸「な…なんだこれは!!!」


    サヤカは風呂場で胸から血を流していた

    そして後ろには11037の血文字が…


    『死体が発見されました!一定時間の調査のあと、学級裁判を行います』


    桑田「な、なんだよ学級裁判って!?」

    苗木「う…」

    大和田「お、苗木のやろーおきたか。つかなんだよモノクマでてきやがれ!」


    モノクマ「うぷぷ。ついに殺人がおきてくれました。」

    モノクマ「先生はとってもうれしいです!だって命がけの学級裁判をひらけるから!」

    江ノ島「だからなんなのよ!その学級裁判て」


    モノクマ「うぷぷ。ざっくりいうね。」

    モノクマ「今回舞園さんを殺した犯人を君たちにみつけてもらいます!」

    モノクマ「だから君たちは今の時間の間に現場検証とかしてね~」

    セレス「犯人をあてられなかったら何かあるんですの?」

    モノクマ「よくぞきいてくれました!舞園さんを殺したクロをみつけられたらそのクロにはこわーいおしおきがまっています!」

    モノクマ「でももしクロをみつけることができなかったらクロ以外のみんながおしおきをうけてもらいます」

    藤咲「おしおきって…」

    霧切「おそらく…”死”でしょうね」

    朝日奈「そんな…」


    ベルトルト(どーしよ…犯人わかってるよ)


  14. 14 : : 2014/07/13(日) 22:31:29
    題名見た時からそんな気はしてたw
  15. 15 : : 2014/07/13(日) 23:02:40
    江ノ島「てゆーかほんといみふなんだけど!?」

    江ノ島「なんで私があんたなんかのいうこときかないといけないのよ!」


    ジュンコがモノクマを足蹴にする

    朝日奈「江ノ島ちゃん!また爆発しちゃうよ!」

    山田「そうでございますぞ!はなれましょう!」

    江ノ島「なにびびってんのよ!こわしてやる!」

    モノクマ「校長先生を足蹴にするなんて許せません!いでよ!グンニグルの矢!」

    モノクマ(体育館じゃないけど気にしないでね)

    江ノ島「え!?」

    ベルトルト「あぶない!」

    モノクマ「え!?」


    僕はジュンコを押し、下から突き出たやを数本身体に受けた


    ベルトルト「いたっ」

    ベルトルト(とっさに助けてしまった。なんかジュンコとアニをかさねてしまったんだ)

    ベルトルト(二人はそんなに似てないというか真逆の性格なのに…ていうか痛いイタタタ)

    石丸「ふ、フーバーくん大丈夫かい!?」

    ベルトルト(早く回復しないとやばい!)

    ベルトルト「致命傷はさけたから包帯まいてくるよ!」ダッ

    大神「あやつ…矢が刺さったままテントへ」

    モノクマ(ちくしょー!あいつが残姉の近くにいるの気づかなかった!!)


    江ノ島「…………………。」

    モノクマ(めっちゃみてる!!)

    霧切「生徒手帳に、生徒には手をださないってかいていなかったかしら?」

    モノクマ「いいんだよ!これはみせしめなんだから!愛の罰なんだよ」

    ベルトルト「いいから話を進めよう」

    モノクマ「そうだね!学級裁判がまってるもんね………ってなんでもういるの!?」

    ベルトルト「超回復なんだ…」

    桑田「すげえ!」


    モノクマ(この空気野郎何者??)

    モノクマ「とりあえず捜査してね。時間は限られてるんだから!うぷぷぷ」


  16. 16 : : 2014/07/13(日) 23:18:35
    十神「ふっ騒がしいと思ってきてみたら面白そうなことがおこっているな」

    朝日奈「な!おもしろいってなんなの!?」

    十神「命がけのゲーム…最高じゃないか」

    十神「せいぜい足はひっぱるなよ愚民ども」


    大和田「じゃあ俺は見張りをしてるぜ」

    十神「ひとりじゃだめだ。証拠を隠滅する可能性がある」

    大神「それならば我も残ろう…」

    ベルトルト「僕も…」

    ベルトルト(犯人わかってるしな…でも学級裁判で言うのがいいかな)

    江ノ島「…私も残る」


    ベルトルト(こうして捜査組と見張り組にわかれた)

    ベルトルト(キョウコは床の髪の毛まで調べ、マコトは主にみんなにききまわっていた)


    ベルトルト(ちなみに僕の元には聞きにこなかった)


    江ノ島「………………」ジー

    ベルトルト(なんかすごくみてる…)

    ベルトルト「どうかした?」

    江ノ島「…なんで助けてくれたのかなって」

    ベルトルト「いや、あのままだと君死んでたと思うし」

    江ノ島「そう…」


    ベルトルト(やっぱところどころアニをおもいだすな…)

    ベルトルト(あーやばい、アニにあいたくなってきた…まだあんまりたっていないはずなのに訓練兵だった頃がなつかしいよ)

    ベルトルト(あ、そうだ)


    ベルトルト(アニに蹴り飛ばされた時のポーズ!)デーン

    江ノ島「!?」

    大和田「!?」

    大神「!?」


  17. 17 : : 2014/07/13(日) 23:34:31
    ベルトルト(なんかアニを身近に感じてるようだ…)

    ベルトルト(あ、股の間からサヤカの死体が…)

    ベルトルト「…LEON?」

    大和田「どーしたんだ?足怪我して頭おかしくなったか?」


    ベルトルト(なるほど!あの11037はLEONていう意味だったのか!)

    ベルトルト(裁判のときに役立ちそうだ)


    『それでは学級裁判を始めます。赤い扉の前まできてください』

    大神「ついに始まったな…」


    ベルトルト(急がないと、これはぼくだけ裁判に乗り遅れるフラグだ)


    エレベーターの前

    苗木「絶対…絶対犯人をみつけだしてやる」

    葉隠「もう苗木っちが犯人だべ!」

    桑田「まじかよ苗木…」

    セレス「そういう話は裁判でするべきですわ」

    朝日奈「ん~緊張してきた!舞園ちゃんのために絶対犯人をみつけるよ!」

    ベルトルト「よかった、間に合った…」


    命がけの裁判が今、はじまる!!!

  18. 18 : : 2014/07/14(月) 19:20:39
    モノクマ「裁判の説明は省略します。」

    モノクマ「ではみなさん、議論を開始してください!」

    ベルトルト(よし、さっさといってさっさと終わらせよ)

    ベルトルト「犯人はr「犯人はすでにわかっている」

    ベルトルト(ビャクヤにかき消された!!)

    朝日奈「ほ、ほんとに!?」

    十神「もう犯人はきまっているだろう?」


    十神「苗木、お前だ!」

    桑田「やっぱ苗木てめーが犯人じゃねえか!」

    十神(苗木…お前の実力みせてもらうぞ!!)

    霧切「断言するのはよくないわ。決定的な証拠はあるの?」

    十神「モノクマファイルにもあっただろう?」

    十神「舞園さやかは苗木の部屋で殺されたんだ!」


    ベルトルト(え?モノクマファイルって何!?)

    ベルトルト(また僕だけ忘れられたのかな…)

    十神「さあ、誰か。反論があるならいってみろ」

    霧切(苗木くん…これはあなたが解決しなくちゃいけない)

    苗木(舞園さんのために…!!)


    苗木「それは違「それは違う!!」

    十神・霧切「!?」


    ベルトルト(や、やばいかっとなってつい目立ってしまった!!)

    苗木(超高校級の空気に発言かき消される僕のどこが幸運なんだろ…)

    葉隠「な、苗木っちが犯人じゃないのか!?」

    腐川「そ、そうよ!苗木じゃなければ誰なのよ!?」


    ベルトルト「それはレオン、君だ」

    桑田「は?おれ?」

    霧切・十神「!!?」

  19. 19 : : 2014/07/14(月) 19:53:08
    セレス「まってください。犯人の名前を闇雲に言い続けてもきりがありませんわ」

    セレス「ここは一旦凶器などを判明させて順に犯人を追った方が得策かと」

    桑田「そーだそーだ!適当にいってんじゃねーよ!」

    桑田「第一俺は苗木と舞園ちゃんが部屋を交換してたことさっきしったんだぜ?」

    桑田「”だから俺が舞園ちゃん殺すことはできない”んだよ!」

    ベルトルト「それは違う!」

    ベルトルト「サヤカは昨晩マコトのプレートと自分のプレートを入れ替えたんだ。」

    ベルトルト「だから君はサヤカの部屋と思ってマコトの部屋に入ったんだ」

    ベルトルト「ちなみに君はサヤカの部屋によびだされ、いざこざがあって一度工具セットをとりに自分の部屋に戻り再びサヤカの部屋に行き殺したんだ」

    ベルトルト「その時服に返り血がついてしまったからランドリーの方へ洗いにいったが落ちず、服を燃やしにトラッシュルームへ向かった」

    ベルトルト「でも、トラッシュルームの柵が開いてなかったからランドリーにあったガラス玉をスイッチに当て、服を投げ入れて燃やしたんだ」

    ベルトルト「超高校級の野球選手ということもあってそこはすんなりとすすんだ」

    ベルトルト「その後君はもう一度部屋に戻り床に沢山ついた金箔をとって証拠隠滅をはかった」

    ベルトルト「これが事件の全貌だ!」

    桑田「」

    桑田(何こいつ…事件の流れ、ぜ、全部いいやがったぞ!?)

    ベルトルト(勢いで全部いってしまった!)
  20. 20 : : 2014/07/14(月) 20:07:29
    霧切「ちょっとまって。あなたは捜査の間舞園さんの部屋から出ていないはず。」

    霧切「どうしてトラッシュルームにガラス玉の破片があったことを知ってるの?」

    ベルトルト「それは…僕はずっと犯行現場をみていたからだ!」

    桑田「あぽ!?」

    石丸「しかしフーバーくん!流石に一度もばれないというのは無理があるぞ?」

    ベルトルト「キヨタカ…僕の才能を忘れたのかい?」

    石丸「!!!」

    朝日奈「超高校級の…」

    石丸「空気…なるほど」

    霧切「フゴ!!」


    ベルトルト「それにまだ他にも証拠はある」

    ベルトルト「サヤカの後ろに書いてあった”11037”」

    ベルトルト「あれを逆さからみたらLEONとなるんだ」

    大神「逆さ…お主のあの時の行動はそれを確認するためだったのか」

    ベルトルト「そう、これで推理はおしまいだ。投票してはやくおわらせよう」

    桑田「は!?まだきまってねーって!なんだよLEONってよ!あほあほあほあほあほ」

    ベルトルト(うるさいな…まあもうこれで終わってくれるだろ)








    江ノ島「ねえ、ベルトルト。あんたが犯人なんじゃないの?」

    ベルトルト「え!?」
  21. 21 : : 2014/07/14(月) 20:32:08
    江ノ島「必死に桑田を犯人にしようとしてるけど、あんただって殺せるんじゃね?」

    江ノ島「確かに最初に桑田は舞園のとこにいったかもしれないよ?」

    江ノ島「でもその桑田がでてったあとにあんた殺せるよね?」

    ベルトルト(くそ…せっかく助けたのにおもわぬとこで)

    江ノ島「LEONって書いたのもあんたなんじゃないの?」

    江ノ島(じゅんこちゃん…なんでさっきあんなことしたのか分からないけど、ここでおわっちゃったらつまらないって思うよね…)

    霧切「それにまだ終わらせることはできないわ。」

    霧切「あなたの発言を信じるとすると、舞園さんはどうしてプレートを交換したのかしら?」

    ベルトルト「!!」

    舞園「それに、あなたが最初に桑田君をみてたとき桑田君は包丁をもっていたかしら?」

    ベルトルト「もっていなかった…」

    桑田「ほらほら!だから俺じゃねーよ!」

    ベルトルト(最悪だ…話が最初に戻った上に僕が疑われてしまった)

    苗木「大神さん、朝日奈さん。君たちは昨日の夜食堂にいたんだったよね?」

    朝日奈「うん!一緒にドーナツたべてたんだ♪」

    苗木「その時だれかこなかった?」

    朝日奈「えーっと…そういや舞園ちゃんがきたんだった!喉がかわいたみたいな…」

    ベルトルト「本当!?アオイ、その後包丁は?」

    朝日奈「え!?///アオイって…なんかてれちゃうなエヘヘ」

    ベルトルト(ここの人たちはほとんどファミリーネームでいいあうな…顔もミカサみたいな感じだし)

    朝日奈「うーん…包丁はなかったかも」

    藤咲「え!?それじゃあ舞園さんがもっていったってこと…?」

    大和田「よくわからなくなってきたぜ…」

    苗木(舞園さん…信じたくなかったけど君は…)
  22. 22 : : 2014/07/14(月) 20:55:50
    セレス「では舞園さんはもともと誰かを殺そうとしていたってことでしょうか」

    山田「それはおそらく桑田怜恩殿ですな!」

    桑田「は、はあ!?」

    セレス「あら、ここで否定しますとベルトルントくんの証言はすべて嘘ってことになりますね」

    セレス「それではベルントルントくんが犯人だったとしたらどうしてわざわざ桑田君を犯人にしようとしたのでしょうか?」

    セレス「それは桑田くんが一度舞園さんの部屋に入るのをみたからなのではないんでしょうか」

    桑田「う…そうだよいったよ!!」

    桑田(今はベルなんちゃらの方に怪しまれる方にしねえと!)

    霧切(私が苗木くんの部屋のメモから桑田君が呼び出されたことみつけたけど言うタイミングなくなっちゃったわ)

    桑田「そしたら包丁をつきつけられたからそこらへんにあった模擬刀で反撃をして…そのまま自分の部屋にもどったんだ!」

    葉隠「模擬刀の先制攻撃だべ!」

    腐川「今反撃とかいってたでしょ…」

    藤咲「で、でもどうして苗木くんと部屋を交換したのかな?」

    苗木「信じたくないけど…おそらく僕を犯人に仕立て上げようとしたんだと思う」

    十神「ふん、アイドルといっても所詮最低な底辺の人間風情だな」

    十神「とにかく誰が犯人かさっさときめるぞ」

    ベルトルト(きたか…今犯人疑惑があがってるのはレオンと僕か)

    ベルトルト(マコトはいつのまにか犯人候補から忘れられてるし)

    ベルトルト(よし、だいぶだらだらやっちゃったから終わらせるぞ!)

  23. 23 : : 2014/07/14(月) 21:20:44
    石丸「とりあえず今の犯人候補はフーバーくんと桑田くんだな!さあ犯人は挙手したまえ!」

    大和田「そんなので手あげるバカがいるかよ!?」

    ベルトルト(なんかみんな僕のことちゃんと覚えててくれてうれしい)

    ベルトルト「僕が犯人じゃない理由だね。サヤカを殺したとして服に返り血がつくだろ?」

    ベルトルト「僕はどうやってそれを隠すことができるんだ?」

    苗木「そーいやトラッシュルームにシャツの袖が落ちていた」

    セレス「血の付いたシャツの捨て方はさっきベルトルゥトくんの言っていた方法だと仮定しましょう」

    セレス「普通に考えれば桑田くんにしかできませんが…一般人にもできないことはありませんわね」

    ベルトルト(ちなみに僕の今の服はシャツに袖がない黒いニットをきたよく着てるあの格好ね)


    ベルトルト「セレス、僕にその方法はできない。なぜなら…」

    ベルトルト「僕は着替えがない」

    ベルトルト「モノクマが準備してくれなかった…」

    モノクマ「あ!忘れてました」


    ベルトルト「だから僕には殺人をすることができないんだ!」

    桑田「な!?そんなの返り血つかなかっただけだろ!?」

    苗木「でもトラッシュルームに血の付いたシャツがおちてたからね」

    桑田「そ、それでも俺以外にも犯人候補はいるだろ!苗木とか!」

    セレス「ベルベルトくんがクロではないとわかった今、彼の証言は正しいでしょう」

    桑田「は!?そんなのしるかあほあほあほ」

    モノクマ「なんだか飽きてきたんで投票タイムはいるね!」


    桑田 桑田 桑田

    モノクマ「だいせいか~い!舞園さやかさんを殺したクロは桑田怜恩くんでした」

    桑田「そ、そんな…正当防衛だって!」

    セレス「殺さない手段もたくさんあったでしょう?」

    腐川「さ、最低ねあんた!よく今まで知らない顔でいられたわね!」

    ベルトルト(………)

    葉隠「さ、殺人者とずっといたのかよ俺たち~」

    ベルトルト(………)

    桑田「しらなかったんだよ!こんな裁判やるなんてよ!」

    モノクマ「ではではそろそろ楽しいおしおきタイムだよ!」

    桑田「いやだ!!いやだ!!」

    モノクマ「では、ぽちっとな!」

  24. 24 : : 2014/07/14(月) 22:01:04

    レオンのおしおきが繰り広げられる

    野球ボールという堅い球を先発うちつけられるというものだ

    それはとてもむごいものだった


    ベルトルト(みんな…立ち尽くしている)

    モノクマ「うぷぷぷ。みなさん、こうならないようにしっかり手の込んだコロシアイをしてね!」

    藤咲「ひ…も、もういやだよぉ」

    朝日奈「ここまですることないじゃん…。人殺しはい…いけないけど」

    大神「朝日奈よ、長居するのはよすぞ」


    僕はじっとレオンの無惨な死体を見る


    ベルトルト「ここまですれば…人を殺した罪は許されるんだろうか」


    僕は自分に語るように言う


    江ノ島「……さあ」

    霧切「許されないわ。どれだけの罰をうけても、その罪は絶対に」

    ベルトルト(……)

    十神「ふん、思ったよりおもしろくないゲームだったな」

    朝日奈「な…十神!あんたまだそんなこといってるの!?」

    朝日奈「二人も人が死んだんだよ!?」

    十神「どっちも自業自得だがな。」

    十神「今度はこの十神白夜を退屈させないゲームにするんだな」

    ベルトルト(あれこの人最初にドヤ顔して犯人間違えておわったよな…)


    腐川「す…素敵」

    ベルトルト「え!?」


    そして各自解散してそれぞれの部屋に戻った

    モノクマ「あ!そーいやベルルトくん!君の部屋は今度から桑田くんのところをつかってね」

    ベルトルト「文字数が少ないのは新鮮だな」

    モノクマ「それじゃーおやすみなさい!」


    そして僕はすっかり物がなくなったレオンの部屋へ行き使ったことの無いようなキレイなベッドで寝た


    第1章おわり
  25. 25 : : 2014/07/14(月) 22:15:09
    ─江ノ島の部屋─


    モノクマ「やっほーむくろおねーちゃん!」

    江ノ島「あ…じゅんこちゃん」

    江ノ島(どうして私に攻撃したのかきかないと…)

    モノクマ「ごめんね~あのグンニグルの矢!」

    モノクマ「あれはあのベルルルルン♪がおねーちゃんの近くにいたからあいつねらってたの!」

    江ノ島「ベルルルルン??」

    モノクマ(ほんと冗談通じねえなこの残姉が!
    こんな人の妹なんて…絶望的です)

    江ノ島(でもよかった…。じゅんこちゃんは私を狙った訳じゃないんだね)

    江ノ島(きっと私のいる位置が悪かったんだね)


    モノクマ「そーいやあんたあのベルトルトってやついつからいた?」

    江ノ島「えっと…気づいたのは苗木くんがみんなに自己紹介したあとで…」

    江ノ島「それまではいることに気づかなかったよ」

    モノクマ(超高校級の空気…ね)


    モノクマ「あともう一つ!あいつ希望ヶ峰学園にいた?」

    江ノ島「うーん…みたこと…ない」

    モノクマ(過去数年分の名簿をみたけどそんな名前のやつはいなかった)

    モノクマ「まあいいや、じゃあ明日からも江ノ島純子としてうまくやってね」

    江ノ島「わかったよ、おやすみじゅんこちゃん」


    モノクマ(残姉はとっとと始末したかったけど)

    モノクマ(敵に回すのはもっとやっかいだ)

    モノクマ(ああ…絶望的です)

  26. 26 : : 2014/07/14(月) 22:48:40
    二章


    アニ、ライナー元気ですか?

    僕は元気です

    今はコロシアイという物騒な中にいますが僕はここにいる人たちは絶対に殺しません

    すぐに出口をみつけて訓練所に戻ります

    使命は必ず実行します

    だけど、今だけ…今だけは…


    『おまえら!おはようございます』


    ベルトルト(いい寝心地だった)

    ベルトルト(そしておいしい朝ご飯をたべられるぞ)


    ベルトルト(あ、みんなすごく空気重い)


    藤咲「な、なんだかすごく寂しくなっちゃったね」

    朝日奈「桑田と舞園ちゃん、あと十神と腐川ちゃんがいないだけなのにね…」

    苗木「全部…黒幕の仕業だ」

    モノクマ「え~全部僕のせいなの?」

    大和田「うわ!てめえいきなりでてくるんじゃねえよ」


    モノクマ「お前らに朗報です!二階とその他が解放されました」

    モノクマ「ちゃんとコロシアイしてくれたしね。うぷぷぷ」

    大和田「何が朗報だ…」

    セレス「でもいつまでも落ち込んでいられませんわ。」

    セレス「この学園生活がより快適になるのですから喜びましょう」

    朝日奈「そうだね…うじうじなんてしていられない!二階に出口があるかも」

    石丸「ではとりあえずご飯を元気いっぱいたべて探索だ!」

    モノクマ「うぷぷ。元気があるのはいいことです。裏切り者の存在もわすれないでね」ピューン


    山田「裏切り者…そういやそんなものいましたな」

    苗木「きっと僕らを疑心暗鬼にさせるためにいってるんだ」

    苗木「僕らの中に裏切り者はいない!」


    ベルトルト(一回も話に入れなかったな…)

    霧切「あ、あらベルグソンくん…ププいたのね」

    ベルトルト(この人は絶対わざとだ…)


    ベルトルト(とりあえず探索ついでに何人かと交流しようかな)

  27. 27 : : 2014/07/14(月) 22:59:59
    コメントくださった方ありがとうございます!
  28. 28 : : 2014/07/14(月) 23:12:13



    ベルトルト(あ、あれは…)

    ベルトルト「チヒロは何してるの?」

    藤咲「あ!べ…ると…るとくん」

    ベルトルト「………」

    藤咲「ご、ごめんね!名前もおぼえられないなんて…」


    ベルトルト(なんとなくクリスタににてるな…)

    ベルトルト(小さくてかわいくて天使ぽくて)

    ベルトルト「いや、全然きにしてないよ」

    ベルトルト「ここはどういうところなんだい?」

    藤咲「ここはプールに続く更衣室だよ」

    ベルトルト(プール…貴族達が貴重な水を消費しまくる娯楽か…)

    藤咲「トレーニンググッズとかもあるんだエヘヘ」

    ベルトルト「トレーニングか…いいね」

    ベルトルト(最近訓練してないな…身体がなまったら大変だしトレーニングしようかな)


    藤咲「ねえ…べると…るとくん。どうやったらそんな身長のびるのかな?」

    ベルトルト「え?」

    藤咲「すごいなぁ。2メートル近くあるよね」

    ベルトルト(本気だしたら60メートルいくけどね)

    ベルトルト「チヒロはそれで十分いいと思うけど…」

    藤咲「う…やっぱり僕こんな性格だからだめなのかな」


    ベルトルト(大変だ!がっかりさせてしまった)

    ベルトルト「えっと…僕の故郷に大きくなれる薬があるんだ」

    藤咲「!!」

    ベルトルト「ここからでられたらえらいひとにもらえるか交渉してみるよ」

    藤咲「あ、ありがと!やったぁ…エヘヘ」


    ベルトルト(さて、他のひとのとこにもいってみようかな)
  29. 29 : : 2014/07/15(火) 19:42:11
    ─図書室─


    ベルトルト「ビャクヤ何してるの?」

    十神「!!」ビクッ

    十神「い…いきなり話しかけるな」

    腐川「びゃ、白夜様の読書の邪魔をするんじゃないわよ!」

    ベルトルト(部屋はいる前にノックもしたのに)


    苗木「あ、ベルトトロくんもきたんだ」

    ベルトルト(この人は素でやってるのかな)

    ベルトルト「出口はみつかったの?」

    苗木「いや…」


    ベルトルト(壁に手を当てて手だけ巨人化したら壁破壊できたりしないかな)

    ベルトルト(いや、手だけ巨人化したら僕の本体がもたないか)


    十神「おい愚民ども、ジェノサイダー翔をしっているか?」

    腐川「!!」

    ベルトルト「しらない」

    苗木「確か…連続殺人犯だっけ。」

    苗木「どうして今その話を?」

    十神「ふん…さあな。」

    十神「ただ黒幕の可能性もあると思ってな」


    ベルトルト(なんか重い雰囲気になってきたしどっかいこっと)

    ベルトルト(部屋から出る間、誰も僕の方をみなかった…)


  30. 30 : : 2014/07/15(火) 20:03:49
    ─廊下─

    江ノ島「やっほーベルトルト!」

    ベルトルト(あ、あっちから話しかけてくれた!)

    江ノ島「改めてお礼言おうと思ってたのになかなか見つからなくて焦ったよ」

    ベルトルト「もう気分はいいの?」

    江ノ島「一日寝たら忘れちゃった」


    江ノ島(じゅんこちゃんにベルトルト君の情報を集めろっていわれたし…)

    江ノ島(いろいろ話してみよう)


    江ノ島「ねえねえベルトルトってここにくる前なにしてたの?」

    ベルトルト「僕?訓練所という戦いを学ぶようなところにいたよ」

    ベルトルト(巨人のこととか皆あまり知らないみたいだしそういうことは言わないでおこう)


    江ノ島「え!戦いって銃とかつかうの?」キラキラ

    ベルトルト「いや…ブレードとかが主だったかな」

    ベルトルト(なんでこんなにキラキラした目をしてるんだ…)

    江ノ島「えーいいじゃん!私そういうの好きだよ」

    江ノ島「訓練所の暮らしはどうだった?」

    ベルトルト「きつかったな…教官怖かったし食べ物はおいしくないし」

    江ノ島「あー確かにね。ここでの暮らしが快適すぎて逆に困っちゃうみたいな」


    ベルトルト(ん…?なんでこんなに自分のことのように語れるんだろ)

    ベルトルト「ジュンコは訓練所のようなところにいったことがあるの?」

    江ノ島「!!」

    江ノ島「いや~ギャルの世界も大変でさあ!」

    江ノ島「まだデビュー前の売れてなかったときに企画で自衛隊入らされてさ!」

    江ノ島「自衛隊ファッションとかしてたんだよね!」

    ベルトルト(なんかよくわからないけど色々あったんだね)

  31. 31 : : 2014/07/15(火) 20:22:09
    江ノ島「まあ、それは置いといてさ!」

    江ノ島「ベルトルトは早くでたいって思わないの?」

    ベルトルト「でたいよ。することがあるしね」

    江ノ島「すること?」

    ベルトルト「僕がやらなきゃダメなことなんだ」

    江ノ島「なんか嫌そうじゃん。」

    ベルトルト「嫌だよ。最初はよかったんだけどね」

    江ノ島「ふーん…。嫌ならやめられないの?」

    ベルトルト「うん、もう取り返しがつかないようなことだから」

    ベルトルト「それに…誰かがやるしかないんだよ」


    江ノ島「自分のやってることに自信がもてないの?」

    ベルトルト「うん…何が正しいかいつも考えてる」

    江ノ島「そっか…」


    江ノ島「なんか…私とベルトルトってちょっと似てるかも」

    ベルトルト「僕と君が?」

    江ノ島「うん。私も最近自分のしてることが正しいのか分からないことがよくあるから」

    江ノ島「まあギャルも大変なんだよね!」

    江ノ島「上の方からの命令をきいてただそれを聞くだけでいいのかなー?みたいな」

    江ノ島「上を疑うってわけじゃないんだけどね」


    ベルトルト(うーん…いろいろと考えさせられるな)

    ベルトルト(アニと似てるって思ったけど僕にもにてるのか)

    ベルトルト(僕よりも派手なのに。)

    ベルトルト(ていってもここにいる人みんなここまでかってくらいの派手なファッションだけど)



    モノクマ「おやおや…何やらめずらしいメンバーです」

    モノクマ「もしかして…できてたりしちゃってるんですか」ハアハア

    江ノ島・ベルトルト「!!」

  32. 32 : : 2014/07/15(火) 20:29:03
    江ノ島「なんなのよ!盗み聞きとかサイテーなんですけど」

    モノクマ「校長先生は生徒の情事を聞く権利があるのです!」

    モノクマ(てか残姉正体ばらしにかかってるんじゃないよ!)

    ベルトルト「そんなためだけにきたの?」


    モノクマ「いやいや!僕はそんなひまじゃないよ!」

    モノクマ「すっかり空気で忘れてたけどベルモントくんの生徒手帳を渡しにきたんだよ」

    ベルトルト「あ…ありがと」

    モノクマ「これがないと更衣室に入れないからね」

    モノクマ「それじゃあお前ら!僕に情事みられたくなかったら退散しろー!」


    江ノ島「こいついるとこでしゃべりたくないしそろそろいこー」

    ベルトルト「そうだね、そろそろ昼ご飯だし」


    僕らはそのまま食堂へ向かった


  33. 33 : : 2014/07/15(火) 20:43:43
    ─食堂─

    石丸「君はもっと風紀を正せないのか!」

    大和田「うるせーな!」


    江ノ島「何事?」

    葉隠「石丸っちと大和田っちがけんかをはじめたんだべ~」

    セレス「まったく暑苦しいですわ」

    ベルトルト(ジャンとエレンの取っ組み合いを思い出すな…)

    朝日奈「ちょっと二人ともやめなよ!」


    石丸「こうなったら我慢くらべだ!サウナにいくぞ!」

    大和田「上等だ!俺は服をきたままいってやるよ」


    ベルトルト(あ…いってしまった)

    セレス「やっと静かに紅茶が飲めますわ」

    セレス「山田くん、私ロイヤルミルクティーがのみたいです」

    山田「は、はいただいまー!」

    朝日奈「私はプロテインでも飲もっかな!」

    大神「では我がとっておきのを作ろう」



    十神「随分余裕そうにしているな」

    ベルトルト(うわ…)

    朝日奈「ちょっと空気壊さないでよ!」

    十神「裏切り者がいるのによく馴れあえるなと関心しただけだ」フッ

    ベルトルト(わざと空気壊しにきたのかな…)

    ベルトルト(にしても裏切り者か…)



    ???『ライナー…ベルトルト…』

    ???『この裏切りものがぁぁぁあああ!!!』



    ベルトルト「!!?」ビクッ


  34. 34 : : 2014/07/15(火) 20:53:41
    ベルトルト(なんだ…今のは)

    ベルトルト(記憶?いや、こんなことあったか?)


    十神「どうした?随分裏切り者ときいて慌てたようだな」

    藤咲「え?べるとる…とくん?」

    ベルトルト「いや、そういうわけじゃない」

    ベルトルト「第一モノクマは僕のことを知らなかっただろ…」

    十神「それすらも演技だとしたらどうする?」ドヤッ


    ベルトルト(部屋を用意してなかったことすら演技だったら最低だろ…)

    江ノ島「いやそれはないっしょ!」

    ベルトルト(!!)

    江ノ島「昨日の事件だってほぼベルトルトが解決したようなもんだし」

    藤咲「そ、そうだよ!」

    藤咲「疑ってごめんねぇ…」

    ベルトルト「いや、大丈夫」

    ベルトルト(ありがとう)


    そして次の日なぜかキヨタカとモンドは超がつくほど仲良くなっていた


    石丸「ははは!これからは互いに助け合っていこうじゃないか兄弟!」

    大和田「そうだな!」

    藤咲「いいなぁ…」


    しかし楽しい時間は長くは続かない


    『みなさん、体育館に集まってください』

  35. 35 : : 2014/07/15(火) 21:36:00
    ─体育館─


    モノクマ「やあやあみんなよく来てくれたね!」

    モノクマ「君たちがまたまったりとし始めたから僕がまたまた動機を用意しました」

    モノクマ「今僕が持ってる封筒には君たちの”秘密”がかいてあるよ!」

    モノクマ「君たちの誰かがコロシアイをしなかったらこれを全世界の人に読み上げます!」


    苗木「それなら読まなければいいんじゃないかな」

    モノクマ「そんな!僕がせっかく用意したのに?」

    モノクマ「なんなら僕がいまここで読み上げてもいいんだよ?うぷぷ」

    大和田・セレス「!!」

    大和田「やっぱ一人づつもらおうぜ…」


    ベルトルト(みんなはそれに賛成し、一人づつとりにいった)

    ベルトルト(さて、今回僕の分はあるんだろうか)


    モノクマ(やばい!またこいつの分忘れてた!)

    モノクマ(いいや即興でなんかそれっぽいことかこう)

    モノクマ(やばいでも全然思いつかない!こいつ個性なさすぎ!)

    モノクマ(ああなんで今に限って頭回らないの私様!)

    モノクマ(ほんとでかいだけだなこいつ!もう適当でいいや!)


    モノクマ「今回はちゃんとベルルトルトくんの動機もあるよ!」

    ベルトルト(え!あるんだ)

    ベルトルト(なになに…)


    ”ベルベルトくんは実は巨人だ”


    ベルトルト(え!!?)

    モノクマ(なんでこんな適当なやつかいちゃったんだろ!)

    ベルトルト(なぜ…なぜしってるんだ!?)

    ベルトルト(これを全世界にしられたら…)ダラダラ


    モノクマ(あれ、思ったよりきいてる!)

    モノクマ(小さい頃巨人ネタでいじめられたの思い出したとかそんなのかな)


    苗木「みんなで言い合うのはどうかな?」

    大和田「誰もがてめぇみたいにいえるやつじゃねえんだよ!」

    藤咲「今はいえないけど…いつか…いえるように頑張るよ…」


    ベルトルト(あ、ビャクヤのチラッとみえる)

    ベルトルト(十神白夜は未だに等身大ねこの抱き枕がないと寝れない…か)

    ベルトルト(彼にとって深刻なんだろうか)


    そして重い空気のまま僕たちは各自部屋へと戻っていった

  36. 36 : : 2014/07/15(火) 21:54:53


    ベルトルト(うーんやっぱねれないな)

    ベルトルト(夜中のトレーニングでもしようかな)


    僕はそのまま更衣室の方へと向かう

    ベルトルト(あれ、チヒロも入っていったぞ)

    ベルトルト(ん?よく見れば男子更衣室のほうに…)

    ベルトルト(因みに僕はいま男子更衣室と女子更衣室の前の部屋にいるよ) 

    ベルトルト(扉との距離わずか2メートル、まったくばれてない)


    ベルトルト(なんか入りづらくなってきた…)

    ベルトルト(いったんでよっと)


    そして僕は何をするわけでもなく廊下にたっていた


    ベルトルト(あれ、モンドがでてきたぞ)

    大和田「なんで…なんで俺はこんなこと…」

    ベルトルト(あれ、なんかすごいデジャヴだ)

    大和田「おれは…強い男なんかじゃねえよ」


    そういい残してモンドは下の階へとおりていった


    ベルトルト(これはまた…おきたんじゃないか?)

    ベルトルト(あれ?ビャクヤがいるぞ)

    十神「ふふふ、俺が少し手を加えてやろうかな」

    ベルトルト(あ、更衣室に入っていった)

    ベルトルト(あれ?どうして女子更衣室へ?)

    ベルトルト(女子更衣室のドアがあけっぱなしだから僕もいってみよう)



    ベルトルト「ビャクヤ、何して…」

    十神「!!」

    藤咲「」はりつけちゅう

    ベルトルト「」

    十神「」


    『死体が発見されました!一定時間の操作の後学級裁判を行います!』



  37. 37 : : 2014/07/16(水) 19:52:32
    死体発見アナウンスをきいてみんな続々と集まってきた

    朝日奈「ちょっと十神あんた何してんの!?」

    葉隠「あわわわ十神っちの手が血だらけだべ!」

    セレス「まったくこんな夜中に呼び出させないでくださいます?」


    十神「ち、違うぞ!犯人は俺じゃない」

    山田「で、でも十神白夜殿の手が血だらけでちーたんが片手だけはりつけられているこの状況はいったいなんですぞ!?」

    ベルトルト「ビャクヤがチヒロをはりつけにしてる最中に僕がきたんだ」

    朝日奈「は!?十神最低!!もう学級裁判するまでもないじゃん!」

    十神「俺は殺していない!ただ少しおもしろくしようとしただけだ!」

    セレス「どっちにしろ最低ですけどね」


    ベルトルト(あれ?ジュンコがきていないな)

    ベルトルト「マコト、ジュンコは?」

    苗木「江ノ島さんならメイクしてからくるって」

    苗木「夜だから一旦メイクおとしたらしいよ」

    ベルトルト(こんなときにまでしてくるんだ…)


    霧切「ねえ、ベロロンチーノくん…フフ」

    ベルトルト「な、なに」

    霧切「あなたは犯人もみたんじゃないかしら?」

    ベルトルト「多分この人だろって人なら…

    石丸「ほんとうか!はやくいいたまえ」


  38. 38 : : 2014/07/16(水) 19:57:52
    ベルトルト「多分「すとぉぉぉおおおっぷ!」

    ベルトルト(!?)

    モノクマ「台無しだよ興ざめだよ!」

    モノクマ「ここでいっちゃったら楽しい学級裁判がなりたたないじゃないか!」

    霧切「何か問題あるかしら」

    モノクマ「てゆーかベルベルトくんのいうこと普通に信じちゃうの??」

    霧切「別に。ただ参考までにきくだけよ」


    モノクマ「もうつまんないから今回だけ」

    モノクマ「ベルリンガくんと十神くんには発言権をうばいます!」

    モノクマ「もししゃべったらこわぁいおしおきがまってるよ…うぷぷ」



    ベルトルト「犯人はモンドだよ」

    モノクマ「!?」

    大和田「………」

  39. 39 : : 2014/07/16(水) 20:09:35
    モノクマ「ちょっとベルリングくん」
    ベルトルト「………」

    モノクマ「僕の話きいてなかった?」

    ベルトルト「………」

    モノクマ「なんとかいえよ!」


    ベルトルト「僕はベルリンガでもベルリングでもないよ」

    モノクマ「は!?」

    セレス「そうですわ。ベルリンガなんて人ここにはいませんものね」

    モノクマ「そんな言葉遊びが通じると?」

    霧切「通じるでしょ。生徒の名前をただしくいわない校長先生がいるかしら?」

    霧切「まあいたとしても訂正はしてくれるでしょうね」

    モノクマ「ちくしょー!絶望的ぃ~」

    江ノ島(どうしよ…きてみたらなんか終わってた)


    石丸「きょ…兄弟!嘘だろうな?嘘だといってくれ!」

    大和田「……悪あがきはしねえよ」

    大和田「俺が…藤咲を殺した」

    石丸「!!!」

  40. 40 : : 2014/07/16(水) 20:22:17
    苗木「そんな…やっぱりあの動機が原因で?」

    大和田「それもあるが……すべては俺の弱さが招いたことだ」

    石丸「やめてくれやめてくれこれは夢だ!幻だ!」


    それからはモンドの過去の事や事件の起きた理由をきかされた

    キヨタカはずっとないていた


    十神「違う!犯人はジェノサイダー翔だ!」

    腐川「!?」


    ビャクヤがなんかいってたけど誰もきこうとしなかった


    山田「そんな…ちーたんが男の娘だったとは…」

    山田「な…なにか薄い本を一冊かけそうですぞ!」

    大神「山田…空気をよめ」

    ベルトルト(全然気がつかなかった…)

    ベルトルト(クリスタも実はそうだったらどうしよ)


    苗木「大和田くんはどうして藤咲さんを女子更衣室に移動したの?」

    大和田「あいつの秘密だけは守ってやりたかったんだ…」

    大和田「でも…もう何もかもがおせえよな」

    大和田「モノクマ、さっさとおしおきを始めろ」

    石丸「やめろ!!やめてくれぇぇえええ!!」


    モノクマ「よしきた!」

    モノクマ「僕は今とってもいらいらしてるから派手におしおきしちゃうよ!」ポチ


  41. 41 : : 2014/07/16(水) 20:37:31
    モンドはバイクにのせられ高速でかごの中をまわされる

    そして目にも留まらないくらいの速さでまわったあと…

    モンドの姿はなく、代わりにバターがでてきた


    ベルトルト(レオンの時よりは血がでてない分ましにみえるけど…)

    ベルトルト(一体彼はいつまで人間としていられたんだろうか…)


    石丸「きょ……兄弟……」

    ベルトルト(キヨタカ…すっかり目が虚ろだ)

    ベルトルト(チヒロ…もうすぐで名前おぼえてくれそうだったのにな)

    江ノ島「あんた今回も大活躍だったみたいじゃん」

    ベルトルト「偶然犯行現場にいたのと誰も僕を疑わなかったしね…」

    霧切「今回はあなたの才能のおかげで解決できたのよ」

    霧切「あなたの…”超高校級の空気”の才能のおかげでね…フフフ」

    セレス「………」

    朝日奈「みんな早くここからでよ…石丸もつらそうだしさ」

    苗木「それに賛成だよ!」


    そして各々部屋へと戻っていった

    ベルトルト(キヨタカは大丈夫だろうか?)

    ベルトルト(あの2人はやっと心が通じあったのに…)

    ベルトルト(僕らもバレたらみんなあんな状態になるんだろうか?)

    ベルトルト(いや…エレンなんかはとても怒るだろうな『この裏切り者がぁぁあああ!!』とかいって)

    ベルトルト(あれ?この前これどっかできいた?)





    セレス「………超高校級の空気…」

    セレス「少し気をつけなければなりませんわね」


    2章 終わり

  42. 42 : : 2014/07/17(木) 19:37:45
    三章


    アニ、ライナー元気ですか?

    僕の方は最近コロシアイばかりで気がめいっています

    相変わらず僕は空気です

    訓練兵の頃は意図的に空気になってましたがこれは僕が意図的だと思ってただけで生まれながらの才能だったのだと最近思っています

    仲良くなれそうだと思った人はどんどん死んでいきます

    最近はジュンコと仲がいいです

    キョウコはいつも僕をみて笑っています

    もう誰もしななければいいな


    『朝です!今日もはりきっていきましょー』

    ベルトルト(さて、おいしい朝ご飯をたべにいこう)


    朝日奈「………」

    苗木「…」

    ベルトルト(なんでこんなに静かなんだろ)


    朝日奈「石丸…こないね」

    苗木「僕ちょっと様子をみてくるね」

    朝日奈「すごく静かになっちゃったなあ」

    葉隠「十神っちと腐川っちもなかなか集まらないしな」


    苗木「石丸くんつれてきたけど…」

    石丸「………」

    ベルトルト(すごい。抜け殻みたいだ)

    山田「石丸清多夏殿!大丈夫ですか!?」

    石丸「……」

    セレス「何をいっても無駄でしょうね」


    朝日奈「あ!!そうだ!!」

    葉隠「うお!?なんだべ!?」

    朝日奈「昨日幽霊みたの!風呂場の更衣室で」

    葉隠「ゆゆゆゆゆゆゆ幽霊!?」

    山田「気が動転していただけでは…」

    朝日奈「ほ、ほんとなんだから!」


    そして僕らはアオイのいうことの確認をしに風呂場へいった

    こころここにあらずのキヨタカを除いて

  43. 43 : : 2014/07/17(木) 20:03:58
    風呂場


    朝日奈「ここら辺で藤咲ちゃんの幽霊をみたんだけど…」

    葉隠「やばばば幽霊なんていないべ!」


    ???「こんにちわ!」

    葉隠「うお!?」

    朝日奈「きゃあ!?」

    山田「ででででデター!!!」


    霧切「まって。これはパソコンの映像よ」

    朝日奈「ほ、ほんとだ!!」

    ???「僕の名前はアルターエゴ。ご主人タマがつけてくれたんだ」

    山田「ご、ご主人タマ!?フォー!!!」


    ベルトルト(な、なんだこれ!?映像がしゃべってるぞ!?)

    霧切「どうやら人工知能のようね」

    アルターエゴ「そうです。僕はご主人タマにこの学園の秘密を探るためにつくられたんだよ」

    江ノ島「………」

    アルターエゴ「それで…ご主人タマはどこかな?」

    霧切「…あなたのご主人様は…犠牲に」

    アルターエゴ「そっか…そんな気はしてたんだ」

    アルターエゴ「これからみんなの役に立てるように頑張るね!」


    霧切「一旦十神くんと腐川さんと一応石丸君もつれてきましょう」


  44. 44 : : 2014/07/17(木) 20:32:12
    十神「あいつも役に立つときは立つな」

    朝日奈「なんでそんな上から目線なのよ!」

    朝日奈「あんたは藤咲ちゃんの死体を…うう」

    アルターエゴ「ご主人タマこいつになにかやられたの!?」


    腐川「な、何よこいつ!?」

    苗木「藤咲さんが僕らのために残してくれたんだよ」

    石丸「………」


    霧切「とりあえず全員集まったところで…この子をこれからどうするか決めるわ」

    霧切「私としてはここにこのままおいておきたい。ここなら監視カメラもないしモノクマにもみられないわ」

    セレス「それに賛成ですわ」

    霧切「あとなるべくここには用事がない限り近づかないでおきましょう」


    霧切「そしてアルターエゴ、あなたはどこまで情報を手に入れたの?」

    アルターエゴ「何について知りたいかな…?」

    霧切「そうね…希望ヶ峰学園の現状とかわかるかしら?」

    アルターエゴ「えーっと…希望ヶ峰学園はもう学園として機能していないよ」

    「「「!?」」」

    ベルトルト(すごい…自分の気になることを問いかけたら答えを調べてくれるのか)


    霧切「機能していない…?どういうこと?」

    アルターエゴ「ごめん…そこまではわからないんだ」

    アルターエゴ「インターネットケーブルに繋げたらもっとわかるんだけど…」

    霧切「いいえ、十分よ。また頼むわね」


    ベルトルト「ちょっといいかな?」

    霧切「あら、いたのね」

    ベルトルト「アルターエゴ、シガンシナ区って調べてもらっていい?」

    アルターエゴ「わかったよ!んんんんんん」

    アルターエゴ「うーん…ごめんね?何にもヒットしなかったよ」

    朝日奈「どこかの地区の名前?」

    ベルトルト「うん」

    アルターエゴ「うーん…地区の名前なら何かしら引っかかるとおもったんだけど…ごめんね」

    ベルトルト「いや、全然」


    ベルトルト(やっぱ技術が違いすぎる)

    ベルトルト(そのせいでみつからなかったのだろうか…」)


    霧切「ではもうでましょう。モノクマに怪しまれるわ」



    モノクマ「ちょっと君たち全員で混浴??」ハアハア

    セレス「いいえ。せっかくこんな大きなお風呂があるので男性と女性で入る曜日をきめていましたの」

    モノクマ「ふーん…。石丸君じゃないけど不純異性行為はほどほどにね!」

    モノクマ「っていっても石丸君は精神壊れちゃったけどね、うぷぷ」



    ベルトルト(さて、一段落ついたところで誰かと交流しようかな)

  45. 45 : : 2014/07/17(木) 20:56:18
    食堂


    ベルトルト(あ、アオイとサクラだ)

    ベルトルト「何してるの?」

    朝日奈「!!!」

    朝日奈「なんだベルトルトか!さくらちゃんとドーナツつくってたんだ!」

    大神「みんなに元気になってもらおうと思ってな」

    大神「朝日奈が提案したんだ」

    ベルトルト「いいね。でもドーナツって何?」

    朝日奈「え!?知らないの!?もったいなぁい」

    朝日奈「ドーナツはね!みんなが元気になれるとってもおいしいたべものなんだよ!」


    大神「ベルトルトはどこの国の出身か?」

    ベルトルト「ごめんそれはちょっといえない…」

    大神「そうか…」

    ベルトルト(ここにいる人は関係ないとしても壁外出身だなんてあまり人にいうもんじゃないし)


    朝日奈「ベルトルトは入学が決まる前なにしてたの?」

    ベルトルト「僕は戦いを学ぶ訓練所で訓練をしていたよ」

    朝日奈「も…もしかして紛争地!?」

    ベルトルト「う…うんまあそんな感じ」

    朝日奈「そ…そうかなんかごめんね」


    大神「戦い…ベルトルトは強いのか?」

    ベルトルト「うん…まあ。訓練所も三位で卒業したし」

    朝日奈「え!すごいすごい!」

    大神「ほお…一度手合わせしてみたいものだ」

    ベルトルト(それは絶対に死ぬ!!!)


    ベルトルト「僕じゃ絶対負けるよ…」

    大神「いや、お主には秘めた力を感じる。もっと鍛えれば我とも闘えるだろう」

    ベルトルト(巨人化しても勝てる気がしない…)

    ベルトルト「主席の子なら互角…いや、結果が想像できないことになりそうだ」

    大神「ほう…どんなやつだ?」

    ベルトルト「君と同じ女の子でかなり人間離れしてる。」

  46. 46 : : 2014/07/17(木) 21:07:48
    ベルトルト「そしてずっと思いをよせてる男の子がいるんだけど…彼は鈍感で全然きづかないんだ」

    朝日奈「わあ///恋バナだ!」

    ベルトルト「すごいよ、彼と一緒にいるために訓練兵になって、同じ兵団に所属するくらいなんだ」

    大神「戦ってみたいものだ」

    ベルトルト「あと彼女よりもっと強い”人類最強”といわれる人もいるんだ」

    大神「人類…最強?」ピク

    ベルトルト「うん。すごい小さい人なのにとても強くて…」

    大神「奴が人類最強だと思っていたが…他にそのようなものがいたとは」

    大神「今まで耳にもしなかった。ぜひ闘ってみたい」

    ベルトルト「ここからでられたら会ってみてもいいかも」


    ベルトルト(いや、でもサクラがあそこにきたら巨人を全滅しかねないな…)

    朝日奈「あ、ベルトルト!ドーナツひとつ揚がったからたべてみて」

    ベルトルト「ありがと」パク

    ベルトルト(!!!)

    ベルトルト「おいしい…」

    朝日奈「でしょでしょー!!」

    ベルトルト(普段こんなに油を使ったら怒られるしな…)

    ベルトルト(そろそろ他のところへいこうかな)

    ベルトルト「じゃあそろそろいくね」

    朝日奈「うん!またねー」

    大神「戦える日、楽しみにしている」




    ベルトルト(沢山話したな…)

    ベルトルト(………あれ?)


    ベルトルト(僕…どうして訓練兵卒業時の順位なんて知ってるんだ…?)

    ベルトルト(まあ…何かと勘違いしたのかな)


  47. 47 : : 2014/07/17(木) 22:06:57
    玄関ホール


    ベルトルト(あ、キョウコだ。)

    ベルトルト「何してるんだい?」

    霧切「!!!」

    ベルトルト(毎回みんな驚くなぁ…)

    霧切「ちょっと出口を調べてたのよ。ベルルスコーニくん…ふふ」

    ベルトルト「よくネタつきないね…」

    霧切「別に。ベルって打って変換候補にでてくるやつを適当に選んでるだけだから」

    ベルトルト(よくわからん)


    ベルトルト「にしても君いつも僕の名前だったり空気ネタで笑ってるよね」

    霧切「なぜか妙にわたしのツボに入るの。嫌な気持ちをしたなら謝るわ」

    ベルトルト「いや別にいいけど…笑ってた方がいいと思うし」

    霧切「は!!?//」

    ベルトルト「あ、なんかごめん」

    ベルトルト(なぜかそんな気がしたんだよな…)

    ベルトルト(まあ美人だしね)


    ベルトルト「あ、そういや初日はぐらかされたけど君の才能って結局なんなの?」

    霧切「…いえないわ」

    ベルトルト「どうして?恥ずかしい才能なの?」

    霧切「あなたにも隠しておきたいことくらいあるでしょ?」

    ベルトルト(そりゃもうたくさん)


    霧切(でも…この人なら私のことを疑わないかもしれない)

    霧切「まあ…いってもいいわよ」

    ベルトルト「え!?どうしていきなり…」

    霧切「私、自分の才能を覚えていないの」

    ベルトルト「それって…」

    霧切「そう。記憶喪失みたいなの」

    霧切「でも…それをいったところで私が裏切り者だと思われるかもしれないから黙ってたわ」

    霧切「でもあなたなら大丈夫って思えたから」


    霧切「でもね…舞園さんが殺された初めての学級裁判の捜査の日」

    霧切「苗木くんの部屋の床を髪の毛一本ないか調べ上げたりメモ帳を鉛筆で塗りつぶして前にかかれたメッセージを調べたり…」

    霧切「なんだかそのことが楽しくて…充実してて…私の才能はそのことと関係があるんじゃないかと思うの」

    ベルトルト「なるほど…」

    ベルトルト(これは…あの才能しかないんじゃないか?)


    ベルトルト「キョウコ…君は…」

    江ノ島(やっとベルトルトくんみつけたと思ったら…これはまずい状況!!とめなきゃ…!)

    江ノ島「よーっす!べるちょガッ…」

    江ノ島(い、いたい…舌噛んだ…)


    ベルトルト「超高校級の”浮気調査師”なんじゃないの!?」

    霧切「!!」

    江ノ島(え!?範囲せまい!?)

  48. 48 : : 2014/07/17(木) 22:35:42
    ベルトルト「髪の毛を探す行為は彼の部屋に女の子を呼んだかどうか調べる時の行為…」

    霧切「メモなんかはしらない人のメアドがかいてあったりする場合があるものね…」

    ベルトルト(メアドってなんだろ?)

    江ノ島(ふ…二人とも!なんか狭いよ。もう探偵でいいだろって感じだよ…)


    霧切「なんだか…私もあなたを笑えないわ。おもったよりかっこよさにかける才能ね」

    ベルトルト「空気よりはかっこいいさ。人のやくにたつのだから」

    霧切「そうね…ふふふ」

    ベルトルト(やっぱり笑ってた方がいいな)


    霧切「あら、江ノ島さん。いたのね」

    江ノ島「え、あ、よーっす!あんたたち何してんのー??」

    霧切「ちょっとしたお話よ。あなたは?」

    江ノ島「ちょっとベルトルトに聞きたいことがあってさー」

    ベルトルト「僕?」

    霧切「私はきっとお邪魔ね。ちょっと飲み物を飲みに行くわ」

    江ノ島「おっけー!まったねー」


    ベルトルト「僕に聞きたい事って何?」

    江ノ島「あのね、私たちはここにくる前みんな希望ヶ峰学園の門の前にいたときに意識が遠のいてきづいたらここにいたんだけどさっ」

    江ノ島「あんたもそうだったのかなって」

    ベルトルト「いや…僕は昼の休憩時に部屋に戻ったら入学案内が届いてて」

    ベルトルト「それを読んだ後また訓練にもどろうとしたら意識が遠のいて…」

    江ノ島「気づいたらここにいたんだね」


    江ノ島(やっぱひとりだけ他のみんなと違う…)

    ベルトルト(あれ…どうしてぼくは今訓練服をきてないんだ?)

    ベルトルト(昼休憩の間はいつも訓練服をきているはずなのに)

  49. 49 : : 2014/07/18(金) 17:17:57
    期待
    ぜひ完結させてくれ(*´∀`*)
  50. 50 : : 2014/07/18(金) 17:18:03
    期待
    ぜひ完結させてくれ(*´∀`*)
  51. 51 : : 2014/07/18(金) 20:05:32
    >>49
    ありがとうございます!
  52. 52 : : 2014/07/18(金) 20:32:42
    ベルトルト「前さ、僕と君が似てるっていってたよね?」

    江ノ島「あーそういやそんなこといったね。どうしたの?」

    ベルトルト「最近ずっと悩んでることがあってさ」

    ベルトルト「君と話せたら少し共感してくれたり…解決してくれたりするかなって」

    江ノ島「それって前言ってたやらなきゃだめなことの話し?」

    ベルトルト「まあ…そうだね」

    江ノ島「きくきく!私もその話ししたいと思ってたし」


    ベルトルト「僕はねある場所にいる人達全員に嫌われるようなことをしたんだ」

    ベルトルト「最初は悪いことだと思っていなかった」

    ベルトルト「でもね…その場所にいる人とすごすうちに自分の犯した罪に気づいてこわくなった」

    ベルトルト「僕は…もう少ししたらもう一度その罪をおかさなくちゃいけない」

    ベルトルト「でももうどうすることが一番正しいのかわからなくなってしまった」


    江ノ島「…その罪は絶対におかさなくちゃだめなの?」

    ベルトルト「うん」

    ベルトルト「誰かがやるしかないんだ…」

    ベルトルト「何かしら決着をつけなければならないんだ」


    ベルトルト「なのに…僕は最近…ずっとこのままいたいとおもっている」

    ベルトルト「ここはすごく居心地がいいんだ」

    ベルトルト「誰も僕の犯した罪をしらない」

    ベルトルト「僕は…どうすることが正しいんだ?」


    江ノ島「それは、私が解決できる問題じゃないね」

    江ノ島「自分にとって一番…そしてできるだけ皆が幸せになれる結果をだせればいいけど」

    江ノ島「結局どっちに転んでも最後は自分の決断なんじゃないかな」

    江ノ島「ごめんねぇ…私じゃこんなことしかいえないや!」


    ベルトルト「ううん、ありがと」

    ベルトルト「結局じぶんなんだね。僕には自分の意志がないからな…」

    江ノ島「…わたしもだよ」

    ベルトルト「え!?すごく積極的でばしばしくる感じなのに」



    モノクマ「最近仲いいね~君たち」

    江ノ島・ベルトルト「!!!」

    モノクマ「あんまりシリアスな展開にしないでよ!だれてくるじゃないか!」

    江ノ島「はいはいやめますよ!」

    江ノ島「ほんじゃーねー!」

    ベルトルト「ばいばい」



    ベルトルト(ちょっと気分も下がっちゃったしどこかいこうかな)

    ベルトルト(そういや三階が解放されたんだっけ)

    ベルトルト(いってみよう)

  53. 53 : : 2014/07/18(金) 20:49:41
    ─娯楽室─


    ベルトルト(あ、マコトとヤスヒロだ)

    ベルトルト「どうしたの?神妙な顔して」

    葉隠「うわぁぁああ!でたぁぁああ!!」

    苗木「おちついて葉隠くん!ベルトル………トくんだよ!」

    葉隠「な、なんだ!ベルベルっちかよ…」

    ベルトルト(なんだよベルベルっちって…)


    苗木「こんな写真が落ちてたんだ…」

    ベルトルト(これは…写真?)

    ベルトルト(チヒロとレオンとモンドがうつってる)

    ベルトルト(みんな楽しそうだ…)

    苗木「みて、服装が違うししかも」

    ベルトルト「窓に鉄板がない…」

    苗木「こんな写真あるはずがないよね…」


    モノクマ「あー!それ僕のやつ!返して!」

    苗木「うわぁ!」

    ベルトルト「またでた」

    ベルトルト(それだけもっていってモノクマは去っていった)


    苗木「なんだったんだよもう…」

    苗木「最近ほんと大変だな…石丸くんも大変だし」 

    葉隠「よーし!苗木っち、俺がこの学園の未来を占ってやるべ!10万くらいで」

    苗木「高いよ!!」

    ベルトルト「ヤスヒロは”超高校級の占い師”だっけ」

    葉隠「そうだ!俺の占いは三割あたる!」

    ベルトルト「すごい才能だね。それに比べて僕の才能はなんなんだ…」

    苗木「大丈夫だよベルトル…トくん。最近僕の方が空気になりつつあるから」

    葉隠「苗木っちは主人公補正がなかったらただの一般人だべ」

    苗木「あはは…ちょっと傷つくな」

    葉隠「す、すまねえ!よーしただでさっきのこと占ってやるべ!」

    苗木「え!いいの!」

    葉隠「うーーーーーーーーーーーーん」


    葉隠「この学園は三割の確率で半壊するべ!」

    苗木・ベルトルト「え!!?」

    苗木「ま…まあ七割はずれるし」

  54. 54 : : 2014/07/18(金) 21:01:12
    葉隠「ついでにベルベルっちも占ってやろーか??」

    ベルトルト「いや…どうせ僕にも僕のいた場所にも未来なんてないし」

    苗木「ベルトル…トくん!そんな暗いことばかりいってたら本当に未来がなくなるよ!」

    苗木「自分の気持ちの持ちようでどんだけでも未来は変えられるんじゃないかな?」

    ベルトルト「………」


    江ノ島『最後は自分の決断なんじゃないかな』


    苗木「あ、なんかえらそうなこといってごめん!ベルトルトくんにはベルトルトくんの事情があるのに」

    ベルトルト(あ…名前ちゃんと呼んでくれた)

    ベルトルト「ううん、ありがと」

    ベルトルト「マコトは前向きだね。僕にはないものでうらやましいよ」

    苗木「それだけが取り柄だから…」


    ベルトルト「よし、ヤスヒロ!占って」

    葉隠「よっしゃ20万円な!」

    苗木「葉隠クン」

    葉隠「おお!?苗木っちこわいべ!」

    苗木「葉隠クン」


    葉隠「わかった。ただでうらなってやるよ…」

    ベルトルト「ありがと…」

    葉隠「うーーーーーーーーーーーーん」

    葉隠「…三割の確率で多くの人が幸せになれるとでたべ」

    ベルトルト「!!!」

    苗木「やったねベルトルトくん!」

    ベルトルト(たった三割だけど…僕にも未来はあるのか…)


    ベルトルト(僕の行動次第でつくれるのか…)

    ベルトルト「ありがとヤスヒロ」

    葉隠「次からは有料だべ!」


    ベルトルト(なんか元気がでてきたぞ!)

    ベルトルト(あともう一人くらいだれかと話そうかな)

  55. 55 : : 2014/07/18(金) 21:49:58
    ─美術室─


    腐川「あんたと同じにするんじゃないわよ!」

    山田「漫画が嫌いな人間などいませんぞ!」

    ベルトルト(なんかもめてるな…)


    ベルトルト「どうしたの、もめて」

    腐川「きゃぁぁああ!!!い、いきなりあらわれるんじゃないわよ!」

    ベルトルト(なんだか最近こういう反応にもなれてきたな…)


    山田「ベルトルト・フーバー殿は同人漫画などに興味がありますかな?」

    ベルトルト「なにそれ」

    腐川「ほ、ほら!誰もがあんたみたいに不潔なものみてるわけじゃないのよ!」

    山田「ガビーーーーーン!!」

    山田「うう…これも文化の違いですか…」

    山田「ジャパニーズアニメをもっと世界につたえねばなりませぬな!」

    ベルトルト(だからなんなんだ…マンガとかアニメって…)


    山田「ではベルトルト・フーバー殿は二次元に興味はありますかな?」

    ベルトルト「二次元?」

    腐川「紙に書かれた妄想によって生まれたキャラクターよ」

    山田「二次元こそが正義!ああ…口に出してはいけないさっきのあのこ…かわいかった」

    腐川「本当にひくわ…」

    ベルトルト(アルターエゴのことかな?でもあれモデル男のチヒロだよね?)


    山田「ではベルトルト・フーバー殿!子供の頃ヒーローに憧れたりしませんでしたか?!」

    ベルトルト「ああ…戦士のこと?」

    山田「なるほどベルトルト・フーバー殿は戦士ですか…。僕はもっぱら黒魔法使い!」

    腐川「なんの話ししてんのよ…」


    山田「僕の才能はその妄想を紙の上によりリアルにより楽しく描く力をもつのですぞ!」

    ベルトルト「へ、へえ…」

    腐川「ひ、ひいてるじゃない…」

    山田「例えばベルトルト・フーバー殿は戦士となれば…孤高の戦士などが似合いそうですぞ」 

    山田「普段はおとなしく、他人となれ合わない。しかしうちには秘めた力と熱い心をもっているのです!」

    山田「そして背の小さい純粋無垢な女の子僧侶が心奪われ…」

    ベルトルト「え、クールビューティがいい」

    山田「なるほど!クールでしっかり者。しかし時々ぬけたお姉さん魔法使いもありですな!」

    ベルトルト(妹タイプがいいな…)

    腐川「なんの話しよ…」

    山田「そして腐女子からはしっかりとした責任感の強いお兄さんキャラとくっつけられますぞ」

    ベルトルト「???」

    山田「普段口数と出番が少ない故女子達の妄想は自分のいいように広がっていき勝手にかわいいキャラにされたり超どえすキャラにされたり

    ベルトルト「やめてくれぇぇええ!!!」

    腐川「つ…ついに叫んだわね…」


    ベルトルト(なんか気分がまた悪くなってきたぞ…)

    ベルトルト(そろそろ夕飯だし食堂にいこうかな)

  56. 56 : : 2014/07/18(金) 22:02:31
    ─食堂─


    朝日奈「みんな!沢山ドーナツつくったよ!」

    江ノ島「へーやるじゃん朝日奈!」

    セレス「ふふふ、では山田くん紅茶をいれてほしいですわ」

    山田「はい、ただいまー!!」

    腐川「ど、どうせ私の分はないんでしょ!!?」

    朝日奈「そ、そんな!一人3個はたべられるよ!」




    石丸?「よおお前らまたせたなぁぁああ!!!」

    「「「!!!?」」」

    石丸?「なげぇことへこたれちまったぜ」

    石丸?「今までの真面目な俺は終わりだぁぁああ!!!」

    石丸?「これからは石田とよびやがれ!!」


    キヨタカが壊れた…


    苗木「え、えーっと…例のあれがさ、大和田くんのまねをして石丸くんを元気づけてくれて…」

    腐川「じ、人格崩壊してるじゃない…」

    石田「ドーナツもらうぜぇぇえええ!!!」

    朝日奈「あ、うん。とりあえず元気になってよかった…のかな?」


    ピンポーンパーンポーン


    『おまえら、今すぐ体育館にきてください』


    葉隠「ま、また動機なのか~!!?」

    朝日奈「せ、せっかくドーナツパーティーしようとしてたのに!!」

    霧切「とにかくいきましょうか」


    そして僕らは体育館へ向かった


  57. 57 : : 2014/07/19(土) 19:54:26
    体育館


    モノクマ「みなさんこんばんは!楽しい楽しい動機の時間だよ!」

    腐川「楽しいはずないでしょ!!」

    葉隠「みたくないべききたくないべ~!!」

    ベルトルト(今度はどれだけ皆を絶望の淵にたたき落とす動機なんだ…!!)


    モノクマ「今回の動機は……一億円でーーす!!」

    苗木「えっ!?」

    苗木「流石に…これで殺し合いなんてする人いないよね?」

    霧切「…………」ジー

    葉隠「な、なんだべ!こっちみんなよ!」


    ベルトルト(今回は…何も起こらないんじゃないか?)



    再び食堂


    朝日奈「何も…起こらないよね?」

    大神「ああ、おこすものか」

    ベルトルト(落ち込んでるけどドーナツを食べる手が一切とまっていない…)


    石田「おおおおお!!!兄弟にあわせてくれぇぇえええ!!!」

    山田「あ、あいたいのはみんな一緒ですぞ!」

    ベルトルト(あっちも大変だな…)

    ベルトルト(兄弟ってアルターエゴのことなのかな?)

    セレス「まったく…あまりバレてはいけませんのに」


    ベルトルト(そして結局ドーナツはほとんどアオイがたいらげ)

    ベルトルト(自然とみんな自分の部屋へと戻っていった)


  58. 58 : : 2014/07/19(土) 20:09:13
    次の日


    『朝です!今日もはりきっていきましょー』


    ベルトルト(さて、朝ご飯をたべにいくか)

    葉隠「お、ベルベルっち!」

    葉隠「朝の混浴をするべ」

    ベルトルト「は、はあ!?//」

    ベルトルト(ってまてよ。監視カメラの無い場所で集まろうという事か)

    ベルトルト「わかった、すぐにいくよ」

    葉隠「んじゃ、あと江ノ島っちにもいっといてくれ!」


    ベルトルト「ジュンコ、皆で混浴しよ」

    江ノ島「え…え、え、え、は、はあ?//」

    ベルトルト(裏の意図を探りとってくれ!)

    江ノ島(し、真剣な瞳…よ、よし恥ずかしいけどいくだけいこう)

    江ノ島(もちろんみんなの前でお風呂は入れないけど…)

    江ノ島「お、おっけー!すぐいく!」



    ─風呂場─


    霧切「みんな、よくきてくれたわね」

    霧切「アルターエゴが…きえたわ」

    「「「!!!る」」」


    朝日奈「そ、それって!!盗まれたってこと?誰に?モノクマ!?」

    霧切「モノクマだったら私たちに一言いうと思うわ」

    石田「おおおおお!!!兄弟イイイイイ!!」

    山田「な、なんていうことだ…」


    霧切「アルターエゴは私たちにとって脱出の希望となるものよ」

    霧切「どういうつもりか分からないけど…あなたのしていることはあなた自身の首もしめているから」

    霧切「このあと返しときなさいね」

    セレス「まるでこの中の誰かが犯人のような言い方ですね」

    十神「裏切り者か?」

    霧切「…断言はできないわ」


    ベルトルト(裏切り者…か)

    ベルトルト(その人は今どういう気持ちでここにいるんだろ…)

    江ノ島(あ…混浴じゃなかったんだ)


  59. 59 : : 2014/07/19(土) 20:21:59



    ベルトルト(今日はみんなピリピリした一日だった…)

    ベルトルト(結局アルターエゴは返ってこなかったし)

    ベルトルト(こんな日は夜にでも娯楽室で遊んだりしようかな…なんて)


    ピンポーン


    ベルトルト(…だれだろ)ガチャ

    セレス「こんばんわ、ベルトルトくん」

    ベルトルト「…どうしたの?」

    セレス「少しお話しませんか?」

    ベルトルト「いいよ」


    セレス「ここの生活にもすっかりなれてきましたね」

    ベルトルト「そうだね」

    セレス「みなさんこぞって脱出脱出いっていますがもっと適応する方法をみつければいいですのに」

    ベルトルト「ははは」


    セレス「ベルトルトくんはでたいと思ってるタイプですか?」

    ベルトルト「うーん…。最近はまよってるよ」

    セレス「ふふふ。あまり外にでたいとは考えていないのですね。」

    セレス「純外国人同士仲良くしましょうね」

    ベルトルト(この人は他の皆と同じ人種じゃないのか?)

    ベルトルト(ミカサっぽい顔してるし…)


    セレス「折角親睦を深められそうなので私自ら紅茶をいれてさしあげますわ」

    セレス「ポットをもってきましたので」

    ベルトルト「ありがとう」

    ベルトルト(ああ…いい香りがしてきた)

    セレス「どうぞ」

    ベルトルト「いい香りだ…」ゴク


    ベルトルト(……あれ?)

    ベルトルト(なんだか…急に眠く…)

    ベルトルト(…………)zzz

    セレス「ふふふ、おやすみなさい」

    セレス「超高校級の空気……明日の朝はみられるわけには行きませんから」

  60. 60 : : 2014/07/19(土) 20:33:45



    『君は……──を───いたいとは思わないか?』


    『超高校級のか─らを……絶──うから……まも───くれ』


    『───コを……笑わ──てくれ…』



    ベルトルト(ん……)

    ベルトルト(だいぶ…ねてしまった気分だ)


    ベルトルト「昨日…あれ?なにがあったんだっけ…」

    ベルトルト(とりあえず…食堂へいこうかな)



    ベルトルト(あれ?)

    ベルトルト「ドアがあかない…」

    ベルトルト(外側から何かに押さえられてる…?)


    ベルトルト(そ、そうだ!昨日は確かセレスと話していて…)

    ベルトルト(これはもしかして…殺し合いが起こっているんじゃないか!?)

    ベルトルト「いかなきゃ…」

    ベルトルト「ドアこわせないかな…」

    ベルトルト(何か閃きそうだ…)


    閃きアナグラム


    ん か き じ ょ

    ベルトルト(うーん難しい…)

    き ょ か ん じ

    ベルトルト(うーん…)

    き ょ じ か ん

    ベルトルト(あともうちょっと!!)

    きょ じ ん か


    ベルトルト「これだ!!!」

  61. 61 : : 2014/07/19(土) 21:05:41
    ベルトルト(いやでもまてよ…この前身体の一部分を巨人化したら自分の身体がもたないという結論に至ったじゃないか)

    ベルトルト(いや…でも、床に手のひらをべったりつけながらドアにふれ、指だけ巨人化すれば身体に負担はかからない!!)

    ベルトルト(指だけなんて都合のいいことできるかわからないけど…)

    ベルトルト(僕巨人化上級者だしいける!)


    ベルトルト(よし、工具セットで…)グサッ


    カッ!ドーン!!


    ベルトルト「よし!ドアがあいたぞ!」


    『死体が発見されました!一定時間の調査の後学級裁判を行います』


    ベルトルト「!!!」

    ベルトルト(おそかった!!)

    ベルトルト(とりあえず上にいこう!)


  62. 62 : : 2014/07/19(土) 22:00:17
    ベルトルト(にしてもドアを壊せたって事は部屋の壁も壊せるんじゃないか?)タッタッタ

    ベルトルト(でもここの技術はすごいから指だけ巨人化しただけじゃ壊せないかもな…)タッタッタ


    ベルトルト(とりあえず美術準備室から入ろう)ガチャ

    セレス「!!!」

    ベルトルト「な………」


    そこには頭から血を流したキヨタカとヒフミの死体と…

    両手で血の付いたハンマーをもったセレスがいた


    ベルトルト「な…なにをしているんだ!」

    セレス「あら…栓抜きを使ってドアが開かないようにしていましたのに」

    ベルトルト「やっぱりきみが…」

    セレス「思っていたよりも早くきてしまいましたわ」

    ベルトルト「どうして僕を眠らせた?…」

    セレス「あなたの才能がに妨害されたら困りますので」

    ベルトルト「は?」


    セレス「桑田くんの犯行も…大和田くんの犯行もあなたに犯行現場などを目撃されたせいで失敗しました」

    セレス「なので今回はみられないように寝てもらいましたわ」

    ベルトルト「今ここでみたことを皆にいう…」


    セレス「ふふふ」

    セレス「あなたずっと皆といませんでしたよね」

    セレス「今回の事件、あなたは流れを知らないでしょうが皆と行動をともにしていなかったあなたは真っ先に疑われるでしょうね」

    ベルトルト「!?」

    ベルトルト「まさか…僕を部屋からでれないようにしたのは…」

    セレス「あなたを犯人候補にしたてあげるためですわ」

    セレス「この後栓抜きを抜きにいく予定でしたのに…」


    セレス「とりあえず私は急がないといけませんので。せいぜい疑われないように頑張ってくださいね」


    僕は…セレスをひきとめることができなかった…

    ベルトルト(とりあえず今は…自分が疑われないように行動しないと…)


    ガチャ

    朝日奈「とにかくこの部屋を……きゃぁぁあああ!!!!」

    苗木「や…山田くん!!!」


    『死体が発見されました!一定時間の捜査の後学級裁判を行います』


    朝日奈「山田…そんな…死なないで!」

    ベルトルト(アオイ…ヒフミを膝枕して泣いている…)


    山田「う…ううん」

    朝日奈「や、山田!!!」

    山田「やす…………ひ……ろ…」

    苗木「!!!」


    それきり…ヒフミは目を覚まさなかった


    朝日奈「ひっく…う…ひどいよ…ふ、二人も!」

    ベルトルト「ヒフミ……キヨタカ……」

    朝日奈「ひゃ!あ、ベルトルトいたんだね…」

    ベルトルト「うん…」

    霧切「ふふ…では、捜査を始めましょうか。時間は限られてるわ」

    朝日奈「私…見張りに入るね。山田と少しでも一緒にいる…」

    大神「では我も残ろう…」

    江ノ島「私も」

    江ノ島「ベルトルトは?」

    ベルトルト「僕は少し捜査してみようかな…」

    ベルトルト(流れがよくわからないし)

    霧切「苗木くん、ベルトルトくん。一緒に捜査しましょう」

    ベルトルト「え、僕も?」

    霧切「ええ、かまわないでしょ?」

    ベルトルト「うん」

    ベルトルト(このついでに事件の流れをそれとなく聞き出そう)

  63. 63 : : 2014/07/19(土) 22:01:09
    藤咲ちゃんの死体発見したとき2人しかみてないのに死体発見アナウンスならしちゃいましたm(_ _)m
  64. 64 : : 2014/07/19(土) 22:15:05

    ベルトルト(とりあえず捜査している上でわかってきたこと)

    ベルトルト(まず最初にセレスが何者かに襲われた)

    ベルトルト(そしてヒフミが変な格好をしたやつにさらわれていった)

    ベルトルト(そのあと頭から血を流したヒフミを発見、保健室へつれていく)

    ベルトルト(同時進行でキヨタカの死体を発見)

    ベルトルト(そして、2人ともの死体が消える)

    ベルトルト(それで最後に美術準備室で2人の死体を発見……か)


    ベルトルト(セレスも最初やられてたのか?どうして?)

    ベルトルト(流れはわかったけど細かいところは何もわからない…)


    葉隠「は!?俺なんにもしらないべ!陰謀だー!!」

    ベルトルト(僕と同様にヤスヒロもこの事件の最中いなかった)

    ベルトルト(セレスにはめられたんだろうけど…)


    モノクマ「こらー!ベルトルントくん!」

    ベルトルト「!!、何?」

    モノクマ「君部屋のドア壊しただろ!どーやったんだよ!」

    霧切「部屋のドアを壊した……?」

    モノクマ「そーだよ!学校の備品をこわさないでよね!」

    モノクマ「新しい校則追加ね。学校の備品を壊してはいけません!」

    モノクマ「で、どーやったの?」

    苗木「監視カメラでは見えなかったの?」

    モノクマ「うう…ベルトランくんの影の薄さのせいで…気がつきませんでした」


    ベルトルト(どうしよう…巨人化したなんていえるわけないし)

    ベルトルト「ごめん…よくわからない」

    ベルトルト「僕寝相悪いことで有名らしいから寝てる間にやったのかも」

    葉隠「す、すごいべ!!オーガにま匹敵する強さだべ!」

    モノクマ「ふーん…まあそれでいっか。それじゃ捜査がんばってね~」


    霧切「それじゃあ…次は山田くんの部屋にいってみましょう」


    そして僕は事件の流れをつかみながら捜査をつづけた

    そして…


    『赤い扉の前に集まってください!』


    学級裁判が始まる…


  65. 65 : : 2014/07/19(土) 22:46:30
    モノクマ「やっと学級裁判が開けるよ!」

    モノクマ「前は誰かさんのせいで学級裁判なしでおわっちゃったし」

    モノクマ「それじゃあ山田君と石丸君をころした犯人をみつけだしてね!」


    セレス「まずは…犯人は2人に絞り込められますわね」

    ベルトルト(きたか…)

    朝日奈「え!?誰なの!?」


    セレス「一連の事件の間私たちと一緒に行動していなかった葉隠くんとベルトルトくんですわ」

    葉隠「え!?ベルベルっちもだべか!?」

    苗木「そういえば……いなかったかも」

    朝日奈「え、でも美術準備室であったよね?」

    朝日奈「あ!美術準備室って……」


    ベルトルト「ちょっとまって、話が勝手にすすんでるけど…」

    ベルトルト「僕はずっと君たちと行動してたよ」

    セレス「!!!」

    ベルトルト「これ何度目か忘れたけど…僕の才能覚えてる?」

    朝日奈「あ!そっか!じゃあ私たちが気づかなかっただけなんだね…ごめんね」

    ベルトルト「いや、別に」

    ベルトルト(よし、これでごまかせた…)


    十神「まて、こいつが嘘をいっている可能性ももあるぞ」

    ベルトルト(このくそめがねが!!!)

    セレス「確かにそうですわね。」ニコッ


    十神「ではお前が本当に俺たちと行動していたか確認する」

    十神「まずお前は3人と4人にわかれて山田を探しにいったときどちら側にいた?」

    十神「このこと自体知らないと言ったらそこまでだがな」フッ


    ベルトルト(質問をする方式できたか…)

    ベルトルト(三人でわかれたこととそのメンバーは把握している)

    ベルトルト(ビャクヤ、トウコ、サクラの三人とセレス、アオイ、マコト、ジュンコの四人だ)

    ベルトルト(これは人数の少ないビャクヤ達の方にいっていたことにしよう)


    ベルトルト「人数の少ないビャクヤ達の方に勝手についていったよ」

    十神「ほう…では次の質問だ」

    ベルトルト(まだ続くのか…)


    十神「石丸の死体を見たとき…最初に叫んだのはだれだ?」

    ベルトルト(最初に叫んだの…いやメンツ的にトウコだろ…)

    ベルトルト「トウコだろ?」

    十神「は!」



    十神「決まった。こいつは俺達と行動していない」

    ベルトルト「!!!」

    セレス「♪」

    ベルトルト(な、なぜだ!?トウコじゃないならいったい…)

    十神「俺だ」

    ベルトルト(お前かーーーー!!!!)

  66. 66 : : 2014/07/19(土) 23:12:13
    大神「あの時は流石の我も驚いた…」

    大神「あの叫び声を知らないとなればお主はいなかっただろう」

    苗木「十神くん叫んだんだ……」


    セレス「ベルトルトくん、なぜ嘘をついたのですか?」

    セレス「何かやましいことでもあるんではないですの?」


    ベルトルト(やばい…みんな僕を疑ってる)

    ベルトルト「ち、違うんだ!僕は犯人をみたんだけど決定的証拠が無いあげく犯人にしたてあげられそうになったんだ!」

    十神「そんなこと信じられると?」

    霧切「その犯人とは誰かしら?」

    ベルトルト「セレスだ!昨日僕の部屋にきて睡眠薬入りの紅茶をのませて…部屋も栓抜きで開けられないようにして、僕に一連の犯行を見させないようにしたんだ!」


    セレス「心外ですわ…」

    朝日奈「そうだよ!セレスちゃんも被害者の一人なんだよ」

    セレス「それに…栓抜きのあとなんてあったのですか?」

    ベルトルト(…ドアを破壊したときに一緒に壊れたようだ…)

    霧切「でもベルトルトくんは今まで桑田くんや大和田くんの犯行現場をみてきたわよね」

    霧切「それを警戒してってことも考えられなくもないわ」


    霧切「一度、犯人じゃなくて犯行順序から考えてみたらどうかしら?」

    葉隠「いやその必要はないべ!俺が犯人じゃないからベルベルっちが犯人だべ!」

    ベルトルト(せっかくのキョウコのフォローが!!)


    十神「とりあえずわかるのはこいつが犯人かセレスが犯人かだな」

    十神「まあ、平気で嘘をつくやつだからな。大方セレスのことも嘘なんじゃないか?」

    ベルトルト「うるさい!!等身大ねこ抱き枕がないと寝れないおこちゃまのくせに!!」

    「「「!!?」」」


    ベルトルト(しまった…!!ついかっとなって…)

    十神「な…なぜそれを…」

    十神「ごほん、しかしこれでこいつが犯人である可能性が強まった…」

    江ノ島「え!?なんで!?」


    十神「こいつは裏切り者だ」

    ベルトルト「な…」

    十神「これは二つ目の動機に書いてあったことだ。内容を知っているという事は内通者か何かか?」

    朝日奈「そ…そんな!どうして!?」

    大神「…………」


    ベルトルト「違う!それはたまたま僕の身長と距離との関係でみえただけだ!」

    十神「信じられると?」

    腐川「あ、あたしのもみたんじゃないでしょーね!?」

    ベルトルト「いや、トウコは距離的に…」

    ベルトルト(後は何人かみえちゃったけど)


    霧切「ちょっとあなたたち、脱線してるわよ」

    十神「いや、こいつが裏切り者とわかればすべて解決だろ?」

    葉隠「そーだそーだ!さっさと投票するべ!」

    霧切(大変…だめな流れになってるわ。おそらく彼は犯人じゃないのに)

    江ノ島「投票はまだまった方がいーんじゃない?」

    十神「そうだ。じっくりと最後までおいつめてからだ」

  67. 67 : : 2014/07/19(土) 23:35:57
    朝日奈「ベルトルト…あんた本当に裏切り者なの?」

    ベルトルト「違う……前もいったじゃないか。僕が裏切り者だったらモノクマがしらないはずがないって」

    十神「それで俺はいったな?それすらも嘘ではないかと」

    十神「2人もの人間を殺しただけでなく…俺たちの敵だったとはな」

    ベルトルト(違う…違うのに!!)

    葉隠「今までずっとだましてきたんだべ!?」

    ベルトルト(君たちには何もだましてない!!!)

    腐川「あ、んたそーいや朝日奈からきいたけど紛争地帯にいるんでしょ!?」

    腐川「だ、だったら何人殺そうがまったく良心が傷まないんでしょう!?」

    ベルトルト(!!!!)

    腐川「殺すことになんの罪も感じてないんじゃないの!?」


    ベルトルト「だれが……」


    ベルトルト「だれが…人なんか殺したいと思うんだ!!!」

    腐川「ひっ」


    僕の大声により場が静まり返る


    ベルトルト「人を殺すことになんの罪も感じない…?」

    ベルトルト「そんなはずがないだろ!」

    ベルトルト「確かに…殺す前は何も感じてなかった…」

    ベルトルト「何百人という人を殺し…何千人という人を不幸にした!」

    ベルトルト「だけど…だけど…僕は自分の罪をうけいれきれなかった…」

    ベルトルト「後になって自分の犯した罪の重大さと後戻りできないことをしった…」

    ベルトルト「だけど…訓練兵としてすごしてる日々は一瞬だけ罪をわすれることができた」

    ベルトルト「でもいつも彼らを不幸にしたのは自分なんだという事実が脳裏を駆け巡る」

    ベルトルト「自分は大量殺人鬼なんだという側面が…いつもいつもいつも」


    腐川「………」


    ベルトルト「ただ…ここにいる間だけは、幸せだったんだ」

    ベルトルト「僕はここにいるみんなは不幸にしていない、誰も僕のことをしらない、誰も僕が犯した罪をしらない」

    ベルトルト「もう誰も殺したくない……」


    ベルトルト「こんなに幸せな環境を!誰が!自分からこわすんだ!」


    ベルトルト(ああ…まただ。ついかっとなってしまった)


    セレス「で、それがどうなりますの?」

    セレス「悲しい過去を語ったからもう殺人はしてませんと?」

    セレス「そんな感情論が通るとでも?」


    ベルトルト「うるさい、ヤスヒロ・タエコ!!」

    セレス「!!?」

  68. 68 : : 2014/07/19(土) 23:52:51
    期待です‼︎頑張ってください‼︎
  69. 69 : : 2014/07/19(土) 23:53:06
    霧切「ベルトルトくん、それはなに?」

    ベルトルト「しまったまたかっとなって…」

    ベルトルト「二つ目の動機にかいてあったことだよ。」

    ベルトルト「セレスティア・ルーデンベルクの本名はヤスヒロ・タエコだって」

    セレス「そんなだせえ名前なわけねーだろビチグソがぁ!」


    朝日奈「まって!やすひろって…」


    山田『やす………ひ……ろ……』


    セレス「それはあのウニ頭のことだろおが!!」

    苗木「ちょっとまって、山田くんていつもフルネーム+殿で名前をよぶよね?」

    苗木「てことは葉隠くんをよぶならフルネームで呼ぶはずだよ」

    霧切「ええそうよ、だから名字がヤスヒロというあなたのことをさしていたのね」

    セレス「だからそんな名前じゃねえっていってんだろ!」


    セレス「ベルトルトくん、嘘をつくならもっとかっこいい名前にするべきですわ」

    十神「しかしこいつは俺の秘密をしっていた。ならお前のも正しいんじゃないか?」

    セレス「あら、大方適当にいっているだけでしょう?」

    霧切「では生徒手帳をみせてくれないかしら?」

    セレス「!!」

    霧切「そこには本名がのっているはずよ」

    セレス「…………」



    セレス「降参ですわ」

    セレス「まさか…結局ベルトルトくんにやられるとは…思ってもいませんでしたわ」

    セレス「そんな昔の動機をもってくるなんて…」


    朝日奈「そ…そんな!!」

    朝日奈「で、でもセレスちゃんはいつ石丸を、山田を殺せたの!?」

    朝日奈「ずっと一緒にいたんだよ!?」


    霧切「山田くんと手をくんでいたわね?」

    大神「共犯…?意味がないのではないか?」

    霧切「そうね、おそらく山田くんが石丸くんを殺してセレスさんが誰かを殺して二つの事件をまぜて混乱させる」

    霧切「そうすることで二つの事件を一つにみせ、2人で卒業しようと山田君に誘いかけたのではないかしら?」

    霧切「でもあなたは最初から山田くんを殺す気でいて…」

    セレス「大正解ですわ」


    朝日奈「で、でもどーやって山田も石丸も移動したの!?」

  70. 70 : : 2014/07/20(日) 00:46:02
    期待して〜国を〜でたかりゃな〜♪
    ちゃんと〜最後まで〜書いて〜欲しい〜♪

    すみません期待です
  71. 71 : : 2014/07/20(日) 16:39:56
    霧切「まず、セレスさんが怪我をしていたとき石丸くんはすでに山田くんの手によって殺された」

    セレス「大方セレスさんにそそのかされてね。あの山田くんが惚れてたやつを石丸君が隠したとかいって」

    朝日奈「あれ?でも石丸のハンマーには4って…」

    霧切「ミスリードね。私たちが犯行順序を混乱するためにしくんだね」

    霧切「そしてあなた達が最初に死んでいるところをみた山田くんは実は生きていた。死体発見アナウンスが流れたのは同じタイミングで石丸君をみつけたから」

    霧切「そして山田くんは石丸くんを別の場所へ運んだ」

    霧切「そのあと共犯で信頼していたセレスさんに殺されてしまったわけ」

    霧切「以上よ」


    ベルトルト「キョウコ…」

    霧切「何かしら?」

    ベルトルト「君が最初から推理を話した方がよかったんじゃないの?」

    霧切「……………ふふ」

    霧切「ごめんなさい、タイミングをみはからってたの」

    ベルトルト「にしてもすごいよ。ほぼ全部一人で解決してるよ…」


    苗木「セレスさんは一億のために…?」

    セレス「それは通過点にすぎませんわ」

    セレス「私は夢のためにずっと…ずっと出たいと思っていましたから」


    そのあとセレスさんの夢が語られたりアルターエゴのありかをほのめかしてくれたりした


    モノクマ「ではそろそろいいかな?」

    セレス「ええ、やってください」


    モノクマ「よしきた!ではおしおきたーいむ!」ピコ


  72. 72 : : 2014/07/20(日) 16:41:02
    >>68 >>70
    ありがとうございます!頑張ります!
  73. 73 : : 2014/07/20(日) 17:00:42

    西洋の城のような場所でセレスははりつけにされている

    そしてその足下に火をつけられ身体に火が近づく度に冷や汗をうかべていた

    そして耳障りな音とともに馬車よりも格段に速い乗り物がセレスに突撃した


    ベルトルト(悲惨な最期だったな…)

    腐川「ちょ…ちょっとベルトルト」

    ベルトルト「何かな?」

    ベルトルト(めずらしいな、トウコから話しかけてくるとは)

    腐川「…みんなも聞いてくれる?あ、あたしの声なんてききたくもないでしょうけど!」

    苗木「ううん、きくよ」

    腐川「あ、あたし実は…」


    腐川「大量殺人鬼のジェノサイダー翔なの」

    「「「!!?」」」

    十神「お、お前……」

    葉隠「な、な、そうなのか!?」

    腐川「っていってもあたしの別人格がそうなだけであ、あたしは殺しとか嫌なんだから!」


    腐川「だ、だから私も大量殺人鬼の側面をも、もっていつも悩んでるのよ…」

    腐川「だ、だからそのベルトルト…」

    腐川「殺すことになんの罪も感じてないとかいって…ご、ごめんない」

    ベルトルト(トウコ…)


    ベルトルト「ありがとう…」

    腐川「謝るんじゃないわよ!!あ、あたしの存在が悪いんだから!」

    葉隠「じゃ、じゃあ!ジェノサイダー翔は黒幕なのか!?」

    葉隠「あいつならやりかねないべ!」

    腐川「それは…違うと思うわ」

    腐川「い、嫌だけど直接聞いてみなさい」

    腐川「明日の朝…食堂で」


    十神「…俺も悪かった」

    十神「色々と命というものを考えさせられた」

    十神「ゲーム感覚で過ごしてて悪かったな」

    朝日奈「十神…」

    ベルトルト(こ、これは奇跡か!?)


    モノクマ「なんか暴露会と反省会になってますが…」

    モノクマ「このノリで裏切り者さん!暴露しちゃったらだめだからね!」


    苗木「も…モノクマのやつ!」

    霧切「裏切り者なんていないわ、みんなで信じあうことが大切よ」


    そして僕らは各自部屋へと戻る


    モノクマ「そうそう!ベルトルトくん!」

    モノクマ「君扉こわしちゃったから今日から大和田くんの部屋にいってね!」

    ベルトルト(そういやそうだった……)


    3章 おわり

  74. 74 : : 2014/07/20(日) 17:14:32
    江ノ島の部屋


    江ノ島(ベルトルトくんすごいな…)

    江ノ島(今回も事件を解決して、腐川さんと十神くんを改心させて…)

    モノクマ「やっほーむくろおねーちゃん」

    江ノ島「ひゃ、ひゃあ!あ…じゅんこちゃん」


    モノクマ「今なに考えてたの?ベルトrootくんのこと?」

    江ノ島「え!?どうしてわかったの??」

    モノクマ「あれ図星?まったく…苗木くんのことはどうしたんだよ!」

    江ノ島「そ…そんなんじゃないよ」


    モノクマ「にしてもベルトルトくん不思議だよね~」

    モノクマ「あいつなんかの能力者なの?ステルス使いなの?」

    江ノ島「ステルス??」

    モノクマ「もう!ほんとに冗談通じないな!」

    江ノ島「ごめん…」


    モノクマ「まあ本題に入るよ!」

    モノクマ「むくろおねーちゃんベルトルトを殺して」

    江ノ島「え……!?」


    モノクマ「なんてゆーかあいつ私様の邪魔ばっかりしてくるし…」

    モノクマ「それに…おもしろそーじゃん」

    江ノ島「私がクロにされたら…処刑されちゃうの?」

    モノクマ「大丈夫!ギリギリのところで殺さずに地下にでもつれてくから」

    モノクマ「それとも…本当にベルトルトのこと好きになっちゃったわけ?」


    江ノ島「ううん…私が一番好きなのはベルトルトくんでも苗木クンでもなくて」

    江ノ島「じゅんこちゃんだから」

    モノクマ「うぷぷ、ありがとねー」

    モノクマ「それじゃあ明日の夜決行ね」

    モノクマ「トリックは私様が全部考えてあげるから」

    モノクマ「それじゃ!」


    モノクマ(うーんちょろいなあ)

    モノクマ(ギリギリで生かすわけねーだろ!)

    モノクマ(うぷぷ)


    江ノ島(私のしてることは正しい……)

    江ノ島(そうだよね、じゅんこちゃん?)

  75. 75 : : 2014/07/20(日) 17:22:36
    四章


    ベルトルト(なんか…やけにベットが堅い…)

    『ベルトルト!!ベルトルト!!』

    ベルトルト(そしてすごくうるさい…)


    ベルトルト「んん…」

    コニー「お!ベルトルトが目さましたぞ!」

    ベルトルト「あれ……コニー?」

    ジャン「お前訓練の最中に木から落ちてよ…ずっと目を覚まさなかったんだぜ」


    ベルトルト(あれ…希望ヶ峰学園は??)

    ベルトルト(すべて夢だったというのか?!)


    クリスタ「ああよかった!もう目を覚まさなかったらどうしようかと!」

    ユミル「私の女神をこれだけ心配させたんだ。この落とし前しっかり払ってもらうぜベルトルさん」


    ベルトルト(あれ?ライナーとアニはいないのかな?)


    アルミン「エレン!ベルトルトがおきたよ!」

    エレン「ああ!よかったぜ!」








    エレン「これでやっと壁を壊した”クロ”を処刑できるな!」


    ベルトルト「え…?」

  76. 76 : : 2014/07/20(日) 17:33:54

    ”ベルトルト・フーバーくんがクロに選ばれました”

    ”処刑をカイシシマス”


    クリスタ「あはは!目が覚めて本当によかっター!」

    エレン「ああ、このままサめなかったラ、いつまでも処刑をミられなかっタしな!」

    ミカサ「エレンがうれしいと私もうれしい」


    ベルトルト「ま、まってくれ!何をいってるんだ!?」

    ジャン「いまさラとぼけるのかよー!」

    コニー「みんナ、しってるゼ?」



    エレン「それじゃあな!」


    ベルトルト(!!!)


    突如医務室の後ろから鎖がついた首輪がでてくる

    それは僕の首につながって何メートルと引きずられる


    ベルトルト(こ…これは!!)
      

    僕は固定され、目の前にはバットをもったミカサが

    ミカサ「ベルトルト、うけとめてネ」


    ミカサの打った野球の球が僕の身体を打ちつける

    ベルトルト「う……」

    ベルトルト(キレイに…首だけはずして打ってくる…うっ)

    ミカサ「千本、うけとめてネ」

    ジャン「ミカサないすコントロール!」


    打ちつける打ちつける打ちつける打ちつけるウチツケルウチツケルウチツケルウチツケルウチツケルウチツケルウチツケルウチツケル


    ベルトルト「!!!」


    気づけば僕はバイクというものにのせられていた

    サシャ「はーい!出発ですヨ!」

    僕はバイクにのったまま廻される廻される廻される廻されるマワサレルマワサレルマワサレルマワサレルマワサレルマワサレルマワサレル

    サシャ「おいしいバターができるといいデスね!」


    ベルトルト(いやだ!!いやだ!!!バターはいやだ!!!)
  77. 77 : : 2014/07/20(日) 17:50:09
    ベルトルト「!!!」


    そして気がつけば僕ははりつけられていた

    マルコ「燃やせ!燃やせ!燃やせ!」

    ミイナ「燃やせ!燃やせ!燃やせ!」


    徐々に火が僕の身体に迫ってくる

    ベルトルト(熱い熱い熱い熱い熱い)

    ファンファンファンファンファン

    ベルトルト(あ…でかい鉄の塊が目のま…)




    エレン「次は俺にまかせロ!」

    ベルトルト(な、なんだ!?このでかい鉄の塊…)


    先ほども鉄の塊が現れたが、明らかに形が違う

    長く延びた先端が何個にもわたって尖っている


    エレン「大丈夫、首はねらわネエから」


    ベルトルト(なんだこれは!?すごい衝撃が上から…)

    ジャン「おい死に急ぎ野郎!お前さっきミスったンだからな!」

    ジャン「女型と鎧はココで殺しちまったンだから!」

    ベルトルト(!!!!?)

    エレン「わかってるヨ!ちゃんとコロサネエようにするよ!」

    ミカサ「エレンはそそっカシイから」

    エレン「うるせエ!」





    キース「おいこら聞いているのか?フーバー」

    ベルトルト「!!!」

    ベルトルト「教官………」ドン

    キース「立体機動を扱うときは標的をしっかりと見て…」 ドン

    ベルトルト「きょ、教官!!ほどいてください!」 ドン

    キース「こらよそ見をするなフーバー!」ドン


    後ろから…何か重い塊が一定の間隔で床に落ちる音が聞こえる


    キース「で、あるから∞∟⇔¬∞」ドン ドン


    徐々にその音が近づいていく

    僕は…諦め目を閉じた


    ドン ドン ドン ドン ドン

  78. 78 : : 2014/07/20(日) 18:04:01

    ベルトルト「うわぁぁああああああ!!!!」ガバッ


    ベルトルト「あれ……希望ヶ峰学園??」


    僕は自分の今いる場所がふかふかなベットの上であることを再確認する


    ベルトルト「よかった…よかった…」

    ベルトルト(これも…夢じゃないよね?)

    ベルトルト(にしてもすごい汗だ…)

    ベルトルト(一旦シャワーをあびて、その後食堂にいこう)



    食堂


    ベルトルト「あれ、ビャクヤがいる」

    十神「俺も今日から参加しようと思ってな」

    朝日奈「これでみんなそろったね!」


    腐川「そ、それじゃあジェノサイダー翔を呼ぶわよ…」

    葉隠「ひ、ひぇぇえええ!!俺は殺されませんよーに!」

    腐川「あんたは対象外のはずよ…」

    ベルトルト(そしてトウコはコショウを取り出した)


    腐川「はくしゅ!!」




    腐川「どうも~ジェノサイダーでぇっす!」

    ジェノ「いや~まじ遅すぎってかんじ!?」

    ジェノ「でてくるチャプター二つ分まちがえちまったよ!ギャハハハハハ!」


    ジェノ「ちょっと何?その(゚Д゚)ポカーンって顔!なんかいったらどうなの??」

    十神「なんというか…想像以上だ」

    ジェノ「って白夜様じゃーん!きゃーしびれるぅ!」

    十神「!!!」

    ベルトルト(すごい…ビャクヤがひいてる)


    葉隠「うわぁぁああああああ!!!!殺さないでくれ!!」

    ジェノ「はぁん!?誰があんたなんか殺すか私のはさみが汚れるわ!」

    ジェノ「私が殺すのは私好みのかわいい男の子だけ!愛情の裏返しってやつよ!ギャハハハハハ」

    ベルトルト(アルミンがこの場にいなくてよかった…)
  79. 79 : : 2014/07/20(日) 18:19:21
    ベルトルト「君が僕らをここに閉じこめた犯人なのかい?」

    ジェノ「え!?ちょま、誰よあんた」

    ベルトルト「え!?」

    ジェノ「こんな子クラスにいなかったわよね??あっれーん?ちょっと誰か説明よろ!」

    苗木「ベルトルトくんは超高校級の空気として学校にきた僕らのクラスメート…になるはずだったんだけどな…」

    ジェノ「空気!?ギャハハハハハ!ちょーうける!」

    ジェノ「え~じゃあ何?今まできづかなかった??」

    苗木「??」

    江ノ島「と、とにかく!あんたが犯人なのかさっさと答えなさいよ!」

    ジェノ「あんれ~?江ノ島ちゃんあんたブサイクになった~?」

    江ノ島「な!?し、失礼ね!」


    江ノ島(そんな…腐川さんとジェノサイダーは記憶を共有していなかったんだ!)

    江ノ島(ジェノサイダーの記憶は消していないからこのままだとばれるかもしれない)


    ジェノ「てか犯人とかなに?いきなりすぎてついてゆっけなぁい」

    霧切「私たちは今監禁されててその犯人に出る条件としてだれか人を殺すことを命じられているの」

    ジェノ「へぇ~殺し合いしてるの!人数減ったのはそれかぁ」

    ジェノ「いっとくけど私は犯人じゃないから。そんなことしてもまったく意味ねえよ!」

    霧切「そうね、あなたは犯人じゃない」

    霧切「だから、おしえてほしいことが…」


    モノクマ「おっとっと!コショウをぶちまけちゃったー!!!」

    ジェノ「は?……ハクシュ!」


    腐川「あれ…話は終わったかしら?」

    霧切「……別にいいわ。まだ機会はあるもの」

    霧切「それと腐川さん。あなたはジェノサイダーと記憶を共有しているの?」

    腐川「あ、あっちはどうかしらないけど私はあいつが表にいるときの記憶はないわ…」

    霧切「そう、ありがと」


    ベルトルト(モノクマはどうしていきなり現れたんだ…?)

    朝日奈「とりあえずご飯たべよ!折角みんなそろったんだし」

    大神「ああ」


    霧切「それと、四階が解放されてたわね。あとで探索にいきましょう」


    そして僕たちは全員で囲んでご飯をたべた

  80. 80 : : 2014/07/20(日) 18:35:10
    四階


    ベルトルト「あ、ジュンコ!」

    江ノ島「!!!」

    ベルトルト「一緒に探索しないかい?」

    江ノ島「ご、ごめんね!今日ナイーヴだから一人で部屋にこもってるね!」ダッ

    ベルトルト(走っていってしまった…)

    江ノ島(これから殺す人と一緒になんて…)


    霧切「あらベルトルトくん、いつも以上に冷や汗がでてるわよ…ふふ」

    ベルトルト「あ、キョウコ…なんか発見はあった?」

    霧切「そうね…ここの階は開かない部屋がおおいわ」

    霧切「きっと脱出の手がかりとなる部屋なんでしょうね」

    ベルトルト「…どうしてもあかないの?」

    霧切「ドアを壊せばいいんでしょうけど…あいにく誰かさんが校則を追加してしまったから」

    ベルトルト「ご、ごめん…」

    霧切「まあどっちにしろこっちには大神さんがいるしその校則は追加されていたわ」

    ベルトルト「そっか…」

    霧切「もう、落ち込まないで。少し話をしましょう」


    ベルトルト「にしても、キョウコの推理すごかったね」

    霧切「でしょ?浮気調査をする要領でゴミ箱を調べたら血の付いためがねふきがでてきて…」

    霧切「これをみて山田くんは一回目にみたとき死んでなかったと気づいたの」


    ベルトルト「すごいね…そこまでいくと浮気調査を越えて”探偵”みたいだ」

    霧切「!!!」

    霧切「わ…わかったわ!」

    ベルトルト「え、何が?」

    霧切「私の本当の才能!」

    霧切「そうよ…超高校級の探偵よ!!」

    ベルトルト「!!!」

    ベルトルト「そ、そんな……普通にかっこいいじゃないか!!」

    霧切「ふふふ、これでベルトルトくんに下にみられることはないわね」

    ベルトルト(身長的にいつも下にみてるけど…)



  81. 81 : : 2014/07/20(日) 18:53:40
    霧切「ついでに他のことも少し思い出したわ…」

    霧切「私のお父さんは確かこの学校の学園長なの…」

    ベルトルト「え!?じゃあ、モノクマは君のおとうさんが…?」

    霧切「それはないと思うけど………………」

    霧切「ごめんなさい、少し考えさせて」

    ベルトルト「わかった…僕はどこかにいくね」


    ベルトルト(それじゃあ、音楽室にでもいこうかな)


    音楽室


    ベルトルト「ビャクヤ、マコト何かみつけた?」

    十神「よくできたピアノだ。プロの伴奏に合わせて歌いたいものだ…」

    苗木「はは…超高校級のピアニストでもいればよかったんだけど」

    十神「苗木、ベルトルト、何かひいてみろ」

    苗木「そ、そんな無茶ぶりやめてよ!」

    ベルトルト「僕さわったことすらないよ…」


    苗木「じゃあ十神くんがひいてるとこみせてよ」

    十神「では庶民に格の違いをみせてやろうか」

    ベルトルト(まんざらでもなさそうだ…)

    ♪~♪~

    ベルトルト(あ、でもすごく上手だ。癒される)

    十神「…………」

    苗木「どうしたの?十神くん、手をとめて」

    十神「このピアノ、調律があっていない」

    苗木「え?」

    十神「どうやら長い間調律していなかったようだな」

    苗木「そういえば…この学校、もう機能していないとかいってたね」

    苗木「長いこと忘れてたけど」

    十神「謎は一向に解決しないな…」

    ベルトルト(この学校は…ほんとにいったいなんなんだろ?)


    ベルトルト(そうだ、久しぶりに身体を動かそうかな)

  82. 82 : : 2014/07/20(日) 19:18:05
    更衣室前


    ベルトルト「あれ、アオイとサクラだ」

    朝日奈「あ、やっほーベルトルト!」

    ベルトルト「2人ともトレーニング?」

    朝日奈「ううん、泳ごうと思って!」

    朝日奈「ベルトルトもいっしょに泳がない?」

    ベルトルト「いいよ」


    ベルトルト(泳ぐのなんてひさしぶりだ)

    ベルトルト(壁内は海がないし、プールは水を無駄に使う貴族のものだし)

    ベルトルト(何度か池で訓練したけど…)


    ベルトルト「おまたせ」

    朝日奈「もおー!着替えるのおそいよ!男子なんだからちゃっちゃとしよ!」

    ベルトルト「!!!!」

    ベルトルト(や、やばい!露出がやばいぞ//)

    朝日奈「何?どーしたの?ってまさか、え、エッチなことかんがえてる!?」

    大神「安心しろ朝日奈よ。もしやつがなにかすれば我が水に沈める」

    大神「もちろん死なない程度にな…フッ」

    ベルトルト(こわい!!!)


    朝日奈「にしてもベルトルトいい身体つきしてるね!アスリートみたいだよ!」

    ベルトルト「訓練してるからね…でも最近なまって復帰が大変だよ」

    大神「では主もトレーニングをしよう。そしてプロテインを飲もう」

    朝日奈「プロテインは万能なんだから!」


    そして、僕は25メートルを特訓と言われながら何度も泳がされた…


    朝日奈「はい、プロテイン!」

    ベルトルト「あ、ありがと」


    ベルトルト(なんだかんだいってもう夕飯時だな…)

    ベルトルト(疲れた…食堂にいこう)

  83. 83 : : 2014/07/20(日) 19:28:39
    食堂


    葉隠「ほら、今日の夕飯は俺がつくってやったべ」

    十神「何かいれてないだろうな?」

    葉隠「あたりまえだろ!?」


    ベルトルト「あれ、ジュンコは?」

    苗木「体調が優れないんだってさ…」

    ベルトルト(大丈夫かな?心配だ)

    霧切「ずいぶん江ノ島さんと仲がいいわね」

    ベルトルト「うん…話が合うから」

    霧切「そう」

    霧切「私とは?」

    ベルトルト「え!?わりと仲いいほうだと思ってたけど…違う?」

    霧切「ふふふ……違わないわ」

    ベルトルト「あ、うん、ありがと」

    霧切「じゃあ私はもう一度探索にいくわね。大丈夫、夜時間には部屋に戻るから」

    ベルトルト(なんだったんだ?)

    葉隠「青春だべ」

    腐川「なんかもう…みててイライラするわ!」

    ベルトルト(!?)


    ベルトルト(にしても泳いだらほんと疲れた…)

    ベルトルト(今日はもう寝てしまおう)


  84. 84 : : 2014/07/20(日) 19:37:43
    江ノ島side


    江ノ島「ついに…この時がきた」

    モノクマ「おねーちゃん、銃とナイフもってきたよ」

    江ノ島「うん……」

    江ノ島「あ、そうだじゅんこちゃん。藤咲さんがアルターエゴってやつをつくって学校の秘密を探ろうとしてたよ?」

    モノクマ「あーそんなことしってるしってる。いーのよアレは、泳がせて」

    江ノ島「流石だね、じゅんこちゃん」


    モノクマ「とりあえずむくろおねーちゃんは誰にも見つからずに殺してくれればそれでいいから」

    モノクマ「トリックの方は後でなんでもできるし」

    モノクマ「どーする?ウィッグとかはずす?」

    江ノ島「そーだね、動きづらいし」カパッ

    モノクマ「その髪型でそのメイクって似合わなww」

    江ノ島「今から落とす…」

    江ノ島(こうなったらもう私はもう江ノ島じゃない)

    戦刃(今からは”超高校級の軍人”戦刃むくろ)


    戦刃(ベルトルトくん…じゅんこちゃんの絶望のために、死んでね)



    モノクマ「うぷぷ」

    モノクマ「夜中の2時、戦刃むくろしゅつどーう!」

  85. 85 : : 2014/07/20(日) 19:51:02
    戦刃(よし、誰もいない)


    私は深夜の廊下を歩く

    私は今両手にライフル、腰にナイフ、背中にガトリングガンをもっている

    戦刃(じゅんこちゃんから借りたベルトルトくんの部屋の合い鍵…)


    それを使い、鍵をあけ扉をそーっと開ける


    戦刃(ここまできたらもう後戻りはできない)

    戦刃(君とあってからいろいろと考えた)

    戦刃(でも……私にはじゅんこちゃんしかいないから)


    『誰が人なんかころしたいと思うんだ!!』


    戦刃(…………)

    戦刃(だめ、迷ったら)


    私は部屋に入り、そーっとベットの方を目指す

    数々の戦場の経験で夜でもすぐに目がなれるようになった

    戦刃(男の子の部屋って緊張するな)

    戦刃(大きな椅子が置いてある…背もたれはないみたい。それ以外は特にめだったものはないな)


    戦刃(心臓を一刺し)

    戦刃(大丈夫、苦しまずに殺してあげる)





    戦刃(あれ!?ベルトルトくんベットにいない!?)


    『僕、寝相悪いんだ』


    戦刃(まさか…まさか…)



    ベルトルト「zzz」←ブリッジしてる


    戦刃(え!!?椅子かと思ったらベルトルトくんだった!?)

    戦刃(寝ずらそう!)

  86. 86 : : 2014/07/20(日) 19:58:30
    戦刃(おちつけ…おちつけ…)

    戦刃(ブリッジしているということは、胸が上に向いているという事)

    戦刃(これは好都合!!)


    ベルトルト「zzz」

    戦刃(ベルトルトくん…)

    戦刃(あなたと過ごした日々、誰よりも短かったけど楽しかったよ)


    私は集中し、狙いを定め、心臓を一刺しした

    ベルトルト「うっ……」

    戦刃(これで、おしまい)




    ベルトルト「だ……れだ?」

    戦刃(!?まだ息があるの!?)


    振り向けば、そこには胸から蒸気のようなものをだして

    普通にたっているベルトルトくんがいた


  87. 87 : : 2014/07/20(日) 20:47:22
    ベルトルトside

    ベルトルト(なんだこれ!気づいたら心臓を一刺しされ、今その犯人が目の前にいる!!)

    ベルトルト(とりあえず速く回復して電気をつけよう)ポチ


    そこにいたのは、黒のショートヘア、そばかす、鋭い目つきをした女の子だった


    ベルトルト「ユミル!?」

    戦刃「え!?」

    ベルトルト(いや、おちつけ。混乱している)

    ベルトルト(この子は誰だ?一度もみたことないということは黒幕か?)


    ベルトルト「君は黒幕か?」

    戦刃「そんなこと今しったところで関係ない
    あなたはここで死ぬから」

    そういって彼女は銃をかまえる


    ベルトルト「その声は…ジュンコか!?」

    ベルトルト(てことはジュンコが黒幕なのか?)

    ベルトルト(いやでもそれならどうして変装する必要がある)

    ベルトルト(てことは”本物のエノシマ・ジュンコが黒幕なんじゃないか?)

    ベルトルト(本当のジュンコは有名モデルだ。世間は彼女が希望ヶ峰学園に入学することをしっていた)

    ベルトルト(だからこの場に彼女がいないのは不自然になる。そのためこの黒髪のジュンコが変装していた!)

    ベルトルト(ということは…彼女は裏切者!?)


    戦刃「じゃあね」

    そういって彼女は引き金をひく

    それと同時に大量の銃弾が連続してでてくる


    ベルトルト(なんだこの技術は!?こんなに速く銃弾が連続してでてくるなんて!?)

    戦刃「やっぱり銃弾じゃ死なないんだね」

    ベルトルト「!?」

    ベルトルト(いつのまにこんな近くに!?)

    彼女がナイフを振り下ろすと同時に僕は手で身を守る


    ベルトルト(う…手が切断された!?ナイフだぞ!?)

    戦刃「手でもないんだね…」

    戦刃「あなたはどこを斬れば…死ぬの?」

  88. 88 : : 2014/07/20(日) 21:15:43
    ベルトルト(この子の戦いのスキルは異常だ!ミカサと同格もしくはそれ以上!)

    ベルトルト(首だけは守らないといけない…)

    ベルトルト(そうだ!どさくさに紛れて部屋からでよう!)


    戦刃「どこにいくの?」

    ベルトルト(あ、開かない!?)

    戦刃(じゅんこちゃんが手をまわしてくれたんだね)

    戦刃「ねえベルトルトくん…私もあまり痛い思いさせたくないからどこを斬れば死ぬか教えて?」

    ベルトルト「言うもんか…ジュンコ!!どうして僕を狙う?」

    戦刃「黒幕に頼まれたから」

    ベルトルト「君はそれでいいのか!?いつも何かに迷ってたじゃないか!」

    ベルトルト「僕と同じなら…人を殺したくないんじゃないか!?」


    戦刃「……でもあの子には、私しかいないの」

    戦刃「そして私には、あの子しかいない」

    戦刃「私をなやませないで!早く死んで!」

    ベルトルト「く……」


    回復はするけど、痛みは感じる

    戦刃(流石訓練をしているだけあって動きがいい)

    戦刃(だけど私の前じゃそんなの効かない。早く急所をみつけないと!)

    戦刃(なんで回復するかは知らないけど……)

    『いでよ!グンニグルの矢!』

    『危ない!!!』


    戦刃(どうして今…こんなこと思い出すの…)

    戦刃(急所はどこ?心臓でも手首でもお腹でもない…もしかして男のしっぽ!?…いや終里さんじゃないんだし…)

    戦刃(そうだ!首だ!首を狙おう)


    ベルトルト(このままじゃまずい!!銃で撃たれたら動きも遅くなるし片手が切れたから防ぐことも難しい…)

    ベルトルト(どうする!?また巨人化してドアをこわすか!?しかし今ドアから少し遠い…)


    ベルトルト「!!?」

    ベルトルト「な、なんだこれは!!」


    突然天井から網がふってきて僕をつつむ

    身動きができない


    戦刃「ありがとう、じゅんこちゃん」

    ベルトルト(これはまずい!!やっぱり指だけ巨人化しよう!)ガリ


    戦刃「!!?」

    戦刃「何これ…どこからこんな大きなものだしたの!?」

    戦刃「あつ…」


  89. 89 : : 2014/07/20(日) 22:23:02
    ベルトルト「ジュンコ、君には本当のジュンコしかいないというけど…」

    ベルトルト「僕がいるよ」

    戦刃「え??」

    ベルトルト「たとえみんながジュンコを恨んでもぼくはジュンコの味方だ」

    ベルトルト「どうかな?一緒に、ここをでて罪を償おう?君が何をしたのかしらないけど」


    戦刃「私たちは世界を絶望にたたき落としたの」

    戦刃「今この外は法も治安も希望も何もないの」

    戦刃「今更…なんにもできないよ」

    戦刃「私はじゅんこちゃんの幸せの為に動く」


    ベルトルト「君はいつだったか僕にできるだけ多くの人が幸せになる結果にしたいとかいってたよね」

    戦刃「!!」

    ベルトルト「その願い、一緒に叶えよ?」


    モノクマ「ああああああうざったい!」

    モノクマ「何青春ぽくしてるんだよ!シリアスぽくしてるんだよ!」

    モノクマ「こうなったら僕も加戦するぞ!」


    ベルトルト「ねえモノクマ、君初期にジュンコに大量の矢をあてようとしたよね?」

    モノクマ「い、いやアレは君を狙ったんだよ!」

    ベルトルト「嘘だろ。君は今まで何度も僕をスルーしてきた」

    ベルトルト「冗談だと信じたいくらいに」

    ベルトルト「それなのにあの時だけ僕にきづいた?それは違う!!」

    ベルトルト(自分でいってて悲しくなってきた)

    ベルトルト「君は最初からジュンコを狙ってたんだ!」

    戦刃(え?そうなの?)


    モノクマ「ううう…ここまで自分の才能をごり押ししてくるやつは初めてだ…」

    モノクマ「おねーちゃん!私にはおねーちゃんしかいないんだよ!」

    モノクマ「おねーちゃ ド ン


    モノクマにジュンコの撃った銃弾がつらぬく

    ベルトルト「ジュンコ…?」


    そしてジュンコは監視カメラにも銃をうつ


    戦刃「違うよ。私の名前は戦刃むくろ」

    戦刃「その幸せの中に…じゅんこちゃんも入れられるかな?」

    ベルトルト「あ、ああ!」

    ベルトルト「必ずみつけられる!」

  90. 90 : : 2014/07/20(日) 22:43:10
    戦刃「それで…どうするの?」

    ベルトルト「この世界にもう希望はないのかい?」

    戦刃「確か…未来機関というものがある。」

    ベルトルト「それがどこにあるかは?」

    戦刃「だいたいなら…」


    戦刃「あと、みんながここを出たいかわからない」

    戦刃「みんなは実は記憶がないだけで自分からここに残ることを選択したの」

    ベルトルト「ここにずっと残ってても誰も幸せになれないよな…」

    戦刃「じゅんこちゃんを諦めさせたとしても、ここには絶望から守る空気洗浄機があって、それを止められるかもしれない」

    戦刃「それに今のこの様子は全国中継されていて私たちが殺し合いをするたびに絶望に陥る人が増えるしくみになってる」

    戦刃「どっちみちここからでないと絶望はとめられない」

    戦刃「みんなを説得しても…じゅんこちゃんに勝てないと扉を開けられないし…」

    ベルトルト「それに関しては問題ないよ」


    ベルトルト「よし、とりあえず皆の元にいって説得をしよう」

    ベルトルト「早くしないとモノクマがしかけてくる」

    戦刃「うん…」


    戦刃「う!!!?」

    ベルトルト「ムクロ!?」


    ムクロの腹にはいつのまにか一本の鉄の矢が刺さっていた

    ベルトルト「そんな!?どうして!?」


    モノクマ「う……ぷぷ」

    モノクマ「君の…部屋で人が死…んだ」

    モノクマ「他のみんなは…全員今同じ場所に…集まってる…みたい」

    モノクマ「君が疑われる…よ?誰も…君の話はきいて…く…れな……」


    ベルトルト「ムクロ!ムクロ!」

    ベルトルト(ま、まだ息はかすかに残ってる!!)

    ベルトルト(とにかく!応急処置を!!)

    ベルトルト(そしていっこくも速くみんなのもとへ!!)



    そして僕は扉を壊し、みんなの元へ急いだ

  91. 91 : : 2014/07/20(日) 23:07:54


    苗木「あ!ベルトルトくん!」

    苗木「……と、誰!?え!?血まみれ…」

    ベルトルト「みんな今同じ場所にいるんだろ!?」

    苗木「うん!風呂場にきて!」


    朝日奈「ベルトルト!霧切ちゃんに呼ばれたんだけどあんたの部屋と江ノ島ちゃんの部屋が開かないから心配して……ってえ!?どうしたの!?」

    葉隠「うわぁぁああ!!死体だ!!」

    大神「ベルトルト…お主片手が…」

    ベルトルト「僕のことはいい!この子はモノクマにやられた!まだ生きてる!この子の処置を手伝って!」


    ベルトルト「そして、みんな…ここからでたいかい?」

    霧切「もちろんよ」

    ベルトルト「例え外が絶望だとしても?」

    霧切「ええ。今そうきまったわ」

    霧切「ジェノサイダーにきいたのよ、大まかに外のことを」

    ベルトルト「え?」


    霧切「ジェノサイダーは腐川さんと記憶を共有していなかった。それに私たちの知らない記憶をもっているようだった」

    霧切「それで…この間はモノクマに邪魔されたから今日あらためて聞いてみたの」

    霧切「そしたら私たちが3年分ほど記憶を消されたことがわかったわ」


    霧切「それで私はそれをみんなに伝えることにした。運良くモノクマが現れないと思ってたらあなた達のところにいたのね…」

    霧切「みんなで外にでるという結論にいたったわ」

    霧切「そして、その子はだれ?」


    ベルトルト「ジュンコだ。でも彼女はエノシマ・ジュンコのふりをしていたイクサバ・ムクロという人だ」

    ベルトルト「黒幕の本物のエノシマ・ジュンコを隠すための裏切り者だ」

    十神「そいつが裏切り者だったのか…」

    ベルトルト「でも彼女は改心して…絶望に立ち向かうと決めたのに」


    ベルトルト「こうしてられない、モノクマが動き出してしまう」

    朝日奈「これからどうするの!?扉ひらかないのにでるの!?」

    ベルトルト「僕は扉を壊す術をもっている。だけど君たちに危険が及ぶかもしれない」

    十神「それくらい大丈夫だ」


    モノクマ「うぷぷぷ、みーつけた!」

    モノクマ「ベルトルトくん、校則違反犯したね?」

    モノクマ「おしおきだよ!!」


    大神「ふん!!!」

    モノクマ「おっと危ない!!」

    モノクマ「君も裏切り者じゃないか~まったく今までぬくぬくと過ごしてたけど」

    朝日奈「え!さくらちゃん!?」

    十神「そんなこと今は重要じゃない」

    モノクマ「うわ…なんかすっかり丸くなってツマラナイ」

    大神「今までお主らをだましていた分、ここで償う!」


    ベルトルト「よし、みんな!今からできるだけ寄宿室の端までにげて!瓦礫が飛んでくると思うから!」

    霧切「わかったわ!戦刃さんはまかせて」

    大神「我は瓦礫くらいじゃ怯まん。もう少し足止めをしよう」


    ベルトルト(よし、僕はこのまま玄関ホールまでむかおう)

    ベルトルト(みんなに被害がおよびませんように!)


    僕は自分の手の甲を思いっきりかんだ


  92. 92 : : 2014/07/21(月) 18:15:34
    朝日奈「はあ、はあ…逃げてきたけどベルトルト何をするつもりなんだろ?」

    葉隠「がれきが飛んでくるっていってたべ!」

    葉隠「こええよぉぉ!!やっぱここでぬくぬくくらしてたほうがいいべ!」

    霧切「だまってて、もうきめたことでしょ?」

    苗木「瓦礫とかがとんでくるなら頭を守るものが必要かな?」

    十神「ここに机とヘルメットがある」

    苗木「よし」


    ドゴォォオオオオオオン!!!


    苗木「!!?」

    腐川「す、すごい煙!!」

    霧切「気をつけて!コンクリートの破片がとんでくる!」

    葉隠「うわぁぁああ!!死にたくねぇ!」

    葉隠「扉こわすって話しじゃねえ!!学校ごと壊れてるべ!」

    朝日奈「さくらちゃん…大丈夫かな?」

    十神「霧切、戦刃のことは俺にまかせろ!お前は自分の身をまもれ」


    苗木(しばらくの間、降り注いでくるコンクリートの破片と煙により周囲の状況がわからなかったけど)

    苗木(やっと視界が開けたとき僕らは信じられないものを目にした)


    苗木「きょ…巨人?」


    腐川「な、何よあれ!!あれが絶望だというの!?」

    葉隠「いやだぁぁあああ!!やっぱりでたくなんてなかった!!」


    苗木(こんなものアニメとか漫画でしかみたことがなかった)

    苗木(まさか目の前に現れる日がくるとは思ってもいなかった)

    苗木(大きさは…デカすぎて何mどころじゃない)


    霧切「おちついて、みんな」

    霧切「あれは恐らくベルトルトくんよ」

    腐川「はぁ?なにいってんのよ!?」

    葉隠「確かにベルベルっちはでかかったけどあれがベルベルっちなわけないべ!」

    霧切「あの巨人がこの学校を壊したのでしょ?」

    霧切「ベルトルトくんはこの学校をこわす術をもっているといっていたから彼が壊したのは確実」

    朝日奈「え、じゃあベルトルトは人間じゃないの!?こんなことありえるの!?」

    霧切「もともと彼はたくさんの鉄の矢を身体に受けても平気だったし」

    霧切「片手がなくても平気そうだったし…」

    霧切「人ではないことは確実でしょう」

    霧切「今までの常識を覆すようなことだけど」


    大神「お主ら、無事だったか」

    朝日奈「さくらちゃん!よかった!!無事だったんだね!」

    大神「コンクリートの欠片くらい素手で壊せる」

    苗木(すごいな!!!)


    霧切「とりあえず今はベルトルトくんにすべてまかせましょう」

    霧切(ベルトルトくん、あなたはみんなの希望になるのよ!!)


  93. 93 : : 2014/07/21(月) 18:25:57


    ベルトルト(久しぶりに巨人化したな…)

    ベルトルト(五年前に扉を壊して以来か)


    ベルトルト(いや…?本当にそうだっけ?)

    ベルトルト(なんかそれ以外にも2回ほどしたような気が…)

    ベルトルト(とりあえず、この学校のどこかにいる黒幕を瓦礫から探し出す!)


    ベルトルト(あれ、なんかピンクの髪の毛の子がみえるぞ)


    江ノ島(ちょ、ちょっと何この状況!?いきなり学校が半壊して目の前に巨人がいる!?)


    ベルトルト(ってジュンコ!?ムクロはあんな状態だしこれは黒幕か!)


    僕は手を伸ばし、本物のジュンコを掴む


    江ノ島「ひっ!ちょっと何!?離しなさいよ!」

    江ノ島(なんなの!?絶望的すぎるよ!?)

    ベルトルト(みんなは無事だろうか…)


    朝日奈「おーーい!!ベルトルト!!」

    ベルトルト(あ、アオイだ!サクラもいる!無事だったんだ)

    江ノ島(は!?こいつベルトルト!?)


    僕はみんなに向かって手を差しのべる

    ベルトルト(手にのって肩まできてくれ…!)

    朝日奈「え、えーっと、どうすればいいのかな?」

    十神「のれ、ってことでいいだろ」

    腐川「あ、あたし高いところが苦手で…」

    十神「ほら、手をとれ」

    腐川「!!!びゃ、白夜様!!」


    霧切「とにかく安定してる肩までのぼりましょう」

    霧切(…戦刃さんは、まだ息があるわね)

  94. 94 : : 2014/07/21(月) 18:42:31
    ベルトルト(…あらためて上からみてみると)

    ベルトルト(ひどい有様だ)


    空気は汚れていてあちこちから火がおこっている

    そしてそこにいるのは絶望や狂気で歪んだ顔、モノクマのマスクを被ったもの

    誰一人として希望にみち溢れた顔をしていなかった


    ベルトルト(五年前にウォールマリアを壊したときと同じ顔をしている…)


    「きょ……巨人よ」 「大きい…」

    「もう絶望的だ…あいつに踏みつぶされておわるのか」

    「アハハハハ!!!巨人だ巨人だ!!」

    「この世界をぶっこわせー!!」

    「あの巨人喰えるかな…」



    霧切(大変、この巨人が絶望的なものだと思って、余計にみんな絶望してる)

    苗木(あ、霧切さんがどこからかメガホンをとりだした)


    霧切「みんな!ききなさい!!」

    霧切「私たちは希望ヶ峰学園から生徒!!」

    霧切「もう希望である私たちが殺し合いをすることはないわ!!」


    「あ…希望ヶ峰学園の生徒たち…」

    「希望が帰ってきた…」「絶望的な殺し合いから帰ってきた…」


    霧切「そして私たちが今乗っている巨人は私たちの味方、まさに”希望”そのもの」

    霧切「黒幕はとらえた!!私たちも脱出できた!!」

    霧切「もう絶望はおしまいよ!!」


    「あの巨人は味方なのか…」

    「俺たちにはまだ希望が残されてる…」



    江ノ島「うぷぷぷ、本当にそうかな?」

    霧切「!?」

    苗木(江ノ島さん、いつのまにメガホンを!?)


  95. 95 : : 2014/07/21(月) 20:39:40
    江ノ島「ねえ霧切、あんたお父さんに会うためにここにきたんだったよね」

    霧切「だから何?」

    江ノ島「残念ですが、あなたのお父さんは私の手によって既にこの世にいないそうです」

    霧切「!!」

    江ノ島「ははは!おとーさんとお話できなくて残念だったね!」

    霧切「いえ…私はあなたに学園にいた記憶を消されている」

    霧切「だから私が覚えていないだけでお父さんとは話せてるはずだわ…」


    江ノ島「本当に??」

    江ノ島「あんたはいっっかいも話せてなかったぜ!?」

    霧切「そんな…!」

    江ノ島「どちらかというと嫌われてたみたいな?仁は探偵って仕事が大っ嫌いだからね~」

    江ノ島「あいつは才能狂だからあんたを入学させたけど…あんたを娘としては一回もみてなかったよ!」

    江ノ島(うん、記憶がないって便利)


    江ノ島「あなたの大好きな人はもういないんだよ~」

    江ノ島「あんたの大好きなベルトルトくんも残姉ちゃんにぞっこんだし!あはは!」

    江ノ島(まあ、多分だけど)

    江ノ島「おとなしく苗木にしとけばよかったのに~」

    霧切「………」

    江ノ島(でも効いてる効いてる!思い当たる節でもあったのかな~?)


    江ノ島(さあて次は…)


    江ノ島「十神、十神財閥は全滅しました。生き残りはあなただけです」

    十神「なん…だと?」

    江ノ島「十神財閥がなくなった限りあなたは御曹司なんかじゃありませんね」

    江ノ島「ただの偉そうなめがねです」

    十神「…………」

    江ノ島(はは、ちょろいちょろい♪)


    江ノ島(ちょっとベルトルトあんまりきつく握らないでよ!!)

    江ノ島(まあ、いいや次は~)

  96. 96 : : 2014/07/21(月) 20:54:24
    江ノ島「大神、あんたの一族もほろんじゃったよ」

    大神「……信じられると?あいつらが負けるはずがはい」

    江ノ島「うぷぷぷ、みんな死んではいないよ」

    江ノ島「全員絶望におちて今頃無差別に秘伝の技を繰り広げてるんじゃないかな!!」

    大神「そんなはず!!」

    江ノ島「あ~そうだそうだ!みんなじゃなかった!」


    江ノ島「あんたの大好きなケンイチロウくん、その一族にやられちゃったんだよねぇ!!」

    大神「……!!」

    大神「いや、あいつは強い…そのくらいでまけるわけが!!」

    江ノ島「反撃できなかったみたいよ~、あんたの一族をね!」

    江ノ島「あいつらは一切遠慮しなかったからもうまさに袋叩き!!」

    江ノ島「もうほんと絶望的~~!!!」


    江ノ島(よし、大神もクリアと)


    江ノ島「朝日奈、あんたのお母さんとお父さんと友達みんな死ぬか絶望におちたよ」

    江ノ島「そしてドーナツ屋は機能してません」

    朝日奈「そ…そんな…!!」

    江ノ島(はい、クリアー)

    江ノ島(単純すぎてツマラナイよ!!)


    江ノ島「腐川、想像してるとおりみんなあんたのこと嫌ってるよ」

    腐川「う!?」

    江ノ島「シャワー入らないから臭いし~根暗でいるだけで邪魔だし~空気重くなるし~」

    江ノ島「そしてあなたの唯一居場所を許される小説は、もう誰も読んでくれる人はいません」

    江ノ島「本を読むという文化は失われました、恋愛なんてしてる場合じゃありません」


    江ノ島(よし、腐川も完了!)

    江ノ島(ちょっとベルトルト!上下に揺らさないで!)

  97. 97 : : 2014/07/21(月) 21:07:19
    江ノ島(さて次は葉隠…)

    葉隠「うわぁぁああ!!もう絶望だぁぁああ!!!うわぁぁああ!!」

    江ノ島(なんかもういいや)


    苗木(次は…僕か?)

    江ノ島「えーっと…もう一通り絶望した?」

    苗木(え……?)

    江ノ島「ああそう!忘れてた!」

    江ノ島「ベルトルトも絶望させないと!」

    江ノ島「いや~こいつは何いえばいいかな?あんま知らないし」

    苗木(僕が…みえてない?)

    苗木(そ、そんなはずは…)


    江ノ島「あれ、苗木もいたんだ」

    江ノ島「てっきり三日目くらいにもう死んでたのかと思った!」

    苗木「な、何をいってるんだ!」

    江ノ島「すごいよね~ベルトルトより陰影薄いとかね~」

    江ノ島「学校時代は結構めだってたのに!」

    江ノ島「残姉ちゃんと舞園と霧切だっけ?」

    江ノ島「それじゃ今はこの有様!」

    江ノ島「取り柄の前向きも特に見せ場もないし……てあれ?」

    江ノ島「もう絶望しちゃった♪」

    江ノ島「ほんとに主人公要素がきえちゃったね♪」


    「え、江ノ島さーーーん!!」

    江ノ島「よー左右田!遅かったな!」

    左右田「ふへへ……こいつのこと少しわかりましたよぉぉおお」



  98. 98 : : 2014/07/21(月) 21:50:38
    左右田「どうやら…ヒヒッ異世界からきたみたいな…」

    江ノ島「異世界~!?ありがちすぎて…絶望的です…」

    ベルトルト(!?)

    左右田「でさでさ!!俺と藤咲ちゅわんの合作の記憶消し装置の余波をちょうど受けちゃったみたいなんすよねー!あはあはは!」

    江ノ島「へえ…こいつも記憶なくなってるんだ」

    江ノ島「左右田それみることできる??」

    左右田「もちのロンだぜえ!ほらどーぞ!げへへへへ」


    ベルトルト(僕の記憶が消えてる!?)

    ベルトルト(確かに今までありもしない記憶を思い出すことがあった…)

    ベルトルト(つまり僕は訓練所をもう卒業してるのか!)

    ベルトルト(そして…異世界からきた??僕はみんなのクラスメートじゃないのか?)

    ベルトルト(そういやジュンコもジェノサイダーも僕をしらない様子だった…)

    ベルトルト(じゃあ…いったいどうしてどうやって僕はここに?)


    江ノ島「うぷぷぷ…あーはっはっは!!」

    江ノ島「いい感じに絶望的な記憶だぁ…ああ、興奮します!!」

    江ノ島「これを本人に見せないのはもったいないよね…」

    江ノ島「じゃあベルトルト…あんたの犯した罪とその結末を思い出しなさい…」


    ベルトルト(い、いやだ!!!)

    ベルトルト(え、映像が勝手に頭に!!!)


    ─────────────────
    ───────────
    ────────
    ────
    ──
  99. 99 : : 2014/07/22(火) 19:22:49
    『五年ぶりだな…』

    ベルトルト(え…エレン!?)

    それは僕が巨人の状態で立体機動装置をつけたエレンを見ている姿だった


    ベルトルト(そうだ…僕らは所属兵団を決める前の日に壁をもう一度壊すことを決断したんだ…)

    江ノ島「あんなにもう人を殺したくないとか語ってたのに…」

    江ノ島「結局殺してんじゃねえか!アハハハハ!!!」

    江ノ島「みえる?みえる?同期がいっぱい死んでるよ!あんたのせいで!!」



    『今日、初めて人類が巨人にかったよ…』


    ベルトルト(エレンが巨人化した…)

    江ノ島「せっかく決死の覚悟で壁に穴をあけたのにね」

    江ノ島「あぁあ!同期の死が無駄になっちゃったよ!」


    『君たちは死ねといわれたら死ねるか?』

    『『死にたくありません!!』』


    ベルトルト(そうだ、僕らはエレンをさらうタイミングをつくるために調査兵団に入ったんだ)

    江ノ島「うわ、あんたあの金髪の子見すぎ」

    江ノ島「何?根暗が好みなの?」


    『ライナーって昔からこうだったのか?』

    『いや、ライナーは…昔は戦士だった。今は違う…』


    江ノ島「あーあ!仲間がどんどん壊れていっちゃった!」

    江ノ島「君はひとりぼっちだね」


  100. 100 : : 2014/07/22(火) 19:48:46
    『ライナーやるんだな、今、ここで!!』


    『ライナー、ベルトルト…この裏切り者がぁぁああああ!!!!』


    ベルトルト(そうだ…そうだ、思い出した)

    ベルトルト(僕らはここで巨人化してエレンと調査兵団と戦って)


    ベルトルト(……負けたんだ)


    ベルトルト(そのあと僕らは捕まえられて眠らされた)

    ベルトルト(そして起きたとき、そこは絶望的な光景だった)


    ハンジ『あ、やっと目覚めたね』

    ベルトルト『!!?』

    ハンジ『ああ、驚かないで。っていっても無理か』

    ハンジ『君は今両足両腕を切られて縛られてる状態だしね』

    ハンジ『え、この拷問道具?ははは!君がおとなしく話してくれたら使わないよ!』

    ハンジ『まったく…鎧の方は話しを聞ける状態じゃないし』

    ベルトルト『…?』


    ライナー『おいコニー、ジャン、これはなんの冗談だよ??』

    ライナー『俺なんかしたか?前班長のご飯に虫を入れちまったのがばれたのか??』

    ライナー『まったく…そのくらいで縛りつけることないだろ!』

    コニー『お、おいライナー…』

    ライナー『なんだ?変なことをいってるか?』

    ライナー『ん…足がないな。………ああそうか、俺は巨人だった』


    ハンジ『ずっとあの調子なんだ』

    ハンジ『もう一人のお仲間もきける感じじゃないし』

    ベルトルト(アニのことか!?)

    ハンジ『そんな睨まないでよ…じゃあいろいろきくね。』

    ハンジ『君はどうして壁をこわしたの?誰かの命令?』

    ベルトルト『アニをどうしたんだ?』

    ハンジ『私たちはどうもしてないよ、ただ勝手に硬化しちゃっただけ』

    ベルトルト『!!!』

    ベルトルト(硬化…なるほど秘密がもれるくらいならいっそ…)

    ハンジ『何!?余計なことをいってしまった!』

    ハンジ『あ…ライナーも…』


    そこで僕の記憶は途絶えた

  101. 101 : : 2014/07/22(火) 20:13:43

    江ノ島「うぷぷぷ、落ちたねベルトルト」

    江ノ島「さーてと、これからどうしよっかなー??」

    江ノ島「また記憶を消して殺し合いする?」

    江ノ島「それとも…せっかく巨人が手に入ったんだしこれを使わない手はないね」


    「そんな…あれが敵だなんてもう僕らに未来はない」

    「もう絶望しかないんだ…やっぱり」


    江ノ島「うぷぷぷ、民衆もさらに絶望化してる」

    江ノ島「これも全国配信してるし、さらに絶望が感染するね♪」



    戦刃「ベルト………ルトくん」

    ベルトルト「!!!」

    江ノ島「ちょ、生きてたの!?」


    戦刃「絶望に…まけないで」

    戦刃「希望をもっ…て」

    戦刃「一緒に罪を……償お…う」

    ベルトルト「!!!」


    『君は── を─── たいとは思わな か?』

    『君は罪を償いたいとは思わないか?』


    ベルトルト「!!!」

  102. 102 : : 2014/07/22(火) 20:31:01

    ベルトルト『罪を償う?』

    ベルトルト『僕はもう償えるレベルじゃない罪を犯してしまった』 

    ベルトルト『故郷にも壁の中の人にも顔向けできないよ』


    『確かに君はこの世界での絶望の象徴。その罪は何をしても誰も許さない』

    ベルトルト『……』

    『だが、他の世界ならどうだ?君の犯した罪を誰もしらない世界』

    『そこを救わないか?』


    ベルトルト『君は誰なの??』

    『霧切仁という』

    仁『宇宙に旅行にいっていたはずが…いつのまにか君をみつけた』

    仁『今私のいた世界は絶望で溢れている』

    仁『君にならそれを変える力があるはずだ!』


    ベルトルト『救えるかな?』

    仁『ああ』

    仁『君はそこでは”希望”になれる』

    仁『我が希望ヶ峰学園へ…”超高校級の空気”とかでどうだろうか?………ブフォ!』

    仁『超高校級の彼らを絶望から救ってくれ』

    仁『娘を……』

    仁『 響子を笑わせてくれ 』




    ベルトルト「そうだ…僕は!この世界を救うために、自分の罪を償うためにきたんだ!!!」



  103. 103 : : 2014/07/22(火) 20:50:39
    ココロンパタイム!!


    霧切『お父さん…私を愛してくれなかったの?』

    ベルトルト(キョウコの声が聞こえる…)

    ベルトルト『キョウコ!!あいつの言葉なんか信じるのか?』

    霧切『!!!』

    ベルトルト『君は超高校級の探偵だろ?』

    ベルトルト『自分で調べもしないで相手の言葉を信じるのか??』

    霧切『そ、そうよ…調べないと!疑わないと!』

    ベルトルト『その調子だ!かっこいい才能もちやがって!』

    霧切『ふふふ…そうね、ベルトルトくんのくやしい顔がみたいから探偵の力、本領発揮しようかしら』

    ベルトルト『やっぱり君は笑顔の方がいいね』

    ベルトルト『ジン…約束は果たせたよ』



    ベルトルト『ビャクヤ!十神財閥がなくなったくらいでなんなんだ!』

    十神『だか…俺には…』

    ベルトルト『ビャクヤが残ってるじゃないか!いくらでも再建できる!』

    ベルトルト『君は完璧なんだろ?ならそんなことくらい簡単だ!』

    十神『………もっともだな』

    十神『十神白夜、十神財閥を再建し、絶望を打ち砕く!」

    ベルトルト『君ならできる!』



    ベルトルト『サクラ、一族が滅びた?想い人がやられた?』

    ベルトルト『そんなに弱いのかい?君の一族』

    大神『!!』

    大神『そうだ、あやつらがやられるはずがない』

    大神『我が信じなくてどうするのだ…』

    大神『ありがとう、自分の目で確かめてから絶望するなり乗り越えるなりするとしよう』

    ベルトルト(強いな…)

  104. 104 : : 2014/07/22(火) 21:05:21
    朝日奈『…ドーナツ…』

    ベルトルト『ドーナツ屋がなくなったくらいでなんだ!』

    ベルトルト『アオイの作ってくれたドーナツとってもおいしかった』

    ベルトルト『君がつくればいいんだよ。アレを食べればみんな幸せになれる』

    朝日奈『そうだよ!私が…みんなを幸せに!』

    朝日奈『お父さんと…お母さんの分も!!』



    腐川『みんなやっぱりあたしの事なんてキライなのよ!』

    ベルトルト『のせられるな!そんなことないよ!』

    腐川『で…でも!あたしの存在価値の本がなくなったのよ!?』

    ベルトルト『こんな時こそ娯楽が必要なんじゃないか?』

    腐川『!!!』

    ベルトルト『君が、希望の本をつくるんだ!』

    腐川『ふふふふ……そうね、殺し合い生活の中で生まれた私と白夜様の恋愛物語でも書こうかしら?』

    ベルトルト(そんなことあったっけ…?)



    葉隠『絶望だぁぁああ!!!だべだべだべ』

    ベルトルト『ヤスヒロ!みんな希望化しつつあるよ!』

    葉隠『お!?それじゃあ安心だべ!』

    ベルトルト(ちょろいな…)


    苗木『………』

    ベルトルト『マコト!君が前を向かなくてどうするんだ?』

    苗木『僕の存在意義がわからなくって』

    ベルトルト『あるさ。君はとても話しやすいし明るい』

    ベルトルト『僕はここに来たばかりで不安な時、まっさきに君にいろいろきいたよね』

    ベルトルト『君には人を引きつけ、安心させる力があるみたいだ』

    ベルトルト『そんな君が前を向いてたら…みんな君をみて希望をもてる』

    苗木『そうだ……僕の取り柄は人より少し前向きなこと』

    苗木『その取り柄間でけしちゃったらだめだ!!』

  105. 105 : : 2014/07/22(火) 21:22:13
    霧切「未来をきり開きましょう」

    十神「まったく、立ち止まってなんかいられないな」

    大神「我も裏切り者という罪を償わねば」

    朝日奈「絶望なんかに負けないよ!」

    葉隠「だべだべ!」

    苗木「僕らで…道をつくる!」


    江ノ島「な、何よこれ……」

    江ノ島「みんなに希望がもどってる!?」


    江ノ島「ちょっとベルトルト!!あんたこんなことしてどーすんのよ!?」

    江ノ島「どーせあんたに未来はないのよ??そんなものつくってどーすんの?」

    江ノ島「あんたどーせここでの使命を終えたらあっちにいくんでしょ?」

    江ノ島「それなら一生使命を果たさないでここにいようよ…」

    江ノ島「絶望の中にいよ…?ね…?」


    苗木「ベルトルトくんはそのくらいじゃ絶望におちないよ、もう」

    江ノ島「なによ!主人公なりそこないが!!」

    苗木「なんとでもいえ!さあ、ベルトルトくん!進もう!」



    「な…なんか、みんな希望を取り戻してる」

    「巨人がまた味方になったぞ!!」

    「希望の生徒たちが…希望をとりもどした!!」


    江ノ島(やばい…みんな希望をとりもどしてきている!)


    「ほら!巨人!!未来機関はこっちだ!」

    ベルトルト(!!!)

    「みんな道をあけろー!!希望のお通りだ!」

    「踏まれんなよ!そして踏むなよ!!」


    霧切「みんな……下を向いていない」

    十神「ふん、巨人をみているんだ、下はむいていられまい」

    朝日奈「もう十神!!すぐそんなこというんだから!」

    苗木「みんな……笑ってる」


    江ノ島「ちょっと!!左右田!!攻撃しなさいこの巨人に!」

    左右田「ちっともきかねえ!!回復しやがる」

    罪木「うふふふ…よじ登ればいいんですよぉ」

    罪木「あの人を助けてあげましょ!!」


    「絶望どもを巨人に近づけるな!!」

    「私たちが守るのよ!!」

  106. 106 : : 2014/07/22(火) 22:08:11
    ベルトルト(そして僕はゆっくりながら歩き続け)

    ベルトルト(未来機関というところに到着した)


    「よくきたね!!希望の生徒たち!」

    「とりあえずまず江ノ島盾子の身柄を拘束させてもらう」


    ベルトルト(僕はジュンコをさしだし、みんなをおろした)

    ベルトルト(巨人化そろそろとこうかな)ボフッ

    ベルトルト「はぁ…はぁ…」

    霧切「お疲れ様」


    「とにかく妹の戦刃むくろの方は怪我を治療してから処罰をきめましょう」

    霧切「ええ、そうしてちょうだい」

    ベルトルト「むくろは大丈夫なのか!?」

    「今はなんとか心拍数が安定してきました。意識はありませんが大丈夫でしょう」

    ベルトルト「よかった…」




    霧切「ねえ、ベルトルト」

    ベルトルト「なに?」

    霧切「本当に元の世界に戻っちゃうの?」

    ベルトルト「うん…」

    霧切「ここにいればあなたは皆から必要とされる英雄よ」

    霧切「あなたをせめる人は誰もいないのよ」


    ベルトルト「それでも…僕は戻る」

    ベルトルト「何かしら…決着をつけなければならない」

    ベルトルト「自分で未来をきりひらなくちゃいけない」

    ベルトルト「……たとえそれが僕にとって幸せじゃない未来だとしても」


    霧切「ええ、そうね。そうじゃなくちゃ」

    ベルトルト「泣かないで。笑ってくれた方がうれしいな」

    霧切「ええ、ええ、ええ…」ニコ


    朝日奈「あー!!なんかみてて恥ずかしくなってきた!」

    朝日奈「ベルトルト!あんたと過ごせてすごいたのしかったよ!」

    朝日奈「またドーナツたべにきてね」

    朝日奈「うう……なんか涙でてきた」

    ベルトルト「ありがとう、いけたらいく」

    葉隠「な、なんだべそのO型みたいな言い方!」


    葉隠「ベルベルっち!俺の占い覚えてるか?」

    葉隠「三割でみんなが幸せになる世界がくるんだべ!」

    ベルトルト「ああ!絶対その未来に進んでみせるよ!」


    大神「ベルトルトよ…今度会うときは巨人状態の主と決闘しようではないか」

    ベルトルト「ああ…うん、勝てるかな…」

    大神「そちらの世界の人類最強とも闘ってみたいものだ」

    葉隠「オーガが勝つにきまってるべ!」


  107. 107 : : 2014/07/22(火) 22:21:09
    腐川「べ、ベルトルト!!」

    腐川「その…あんたのおかげでちょっと自分と向き合えたというか…なんてゆうか…」

    腐川「と、とにかくありが…ヘクシュ!!」

    ジェノ「おっひさしぶりでぇぇえす!!」

    ジェノ「え?何これ何これ??外じゃん!!」

    ジェノ「てかもしかしてお別れなかんじなの??ベベロンチーノくんと!!」

    ジェノ「あーん!!あんまり関わらなかったけど忘れないでねん♪」ヘクシュ!

    腐川「あ、あれ…今…」

    ベルトルト「忘れたくても忘れられないさ…」


    十神「俺も今までの自分を見直すことができた」

    十神「改めて礼をいう、ありがとう」

    ベルトルト「なんか怖いな…」

    十神「十神を再建した暁にはお前を最高ポストにつかせてやるからな?…だからたまには戻ってこい」

    十神「これは命令だからな」

    ベルトルト「うん、ありがと」


    苗木「ベルトルトくん」

    苗木「はは…本当にお別れなんだね」

    ベルトルト「そうだね」

    苗木「前向きにってこと、忘れないよ」

    ベルトルト「うん、マコトがいれば世界は絶対いい方向に進むから」

    苗木「うん、ありがと」



    ベルトルト「よし…そろそろかな」

    霧切「ベルトルトくん、あそこの世界であなたは絶望だとしても…」

    霧切「ここでは、”超高校級の希望”として語り継がれるわ」

    ベルトルト「よかった…空気じゃなくて」

    霧切「プ……頑張って」

    ベルトルト「うん…」


    僕の意識が徐々になくなってゆく

    みんなの手を振る姿、笑顔

    最後の瞬間まで…

    ────────────────
    ───────────
    ─────
    ───
  108. 108 : : 2014/07/22(火) 22:31:06
    ────────────
    ───────
    ─── 

    ベルトルト(ん………)

    ベルトルト(結晶から……でよう)パリーン

    エレン「!!?」

    エレン「ベルトルト…てめえ…」

    ベルトルト(よりによってエレンか…)


    ベルトルト「エレン、僕をどうにかしたところでこの先、壁の中が地獄になることは変わりない」

    エレン「それがどうした?なんだ、逃がしてもらおうとしてんのかよ人殺しが」

    ベルトルト(とりあえずどうしようか…)





    戦刃「未来を、切り開くんでしょ?」

    ベルトルト「!!!!」

    ベルトルト「ムクロ!?どうしてここに…」

    戦刃「…なんかきちゃった」

    エレン「な…誰だそいつ!?巨人の仲間か!?」

    エレン「誰かーーー!!!きてくれ!!ベルトルトが結晶からでてきた!!」


    戦刃「とにかく、ここからでないとだめそうだね」

    ベルトルト「……手伝ってくれるの?」

    戦刃「私もここで…自分の罪を償う」

    戦刃「みんなが幸せになれる未来を」

    ベルトルト「うん」


    僕らは走り出す

    三割の明るい未来を求めて



    おしまい
  109. 109 : : 2014/07/22(火) 22:32:03
    おわりです。読んでくださった方、コメント下さった方ありがとうございました!

    ベルトルトとセレスさんが大好きです
  110. 110 : : 2014/07/22(火) 23:14:34
    めちゃくちゃよかったです、面白いし最後はなんか感動しちゃいました。
    お疲れ様です!!
  111. 111 : : 2014/07/22(火) 23:22:40
    何気葉隠の占い結果がラストに出てて吹いたww
    でも感動しました!
    お疲れ様です( ^∀^)
  112. 112 : : 2014/07/24(木) 21:42:33
  113. 113 : : 2014/08/14(木) 19:12:45
    今気づいたけど不二咲ちゃん藤咲って表記してましたm(_ _)m

  114. 114 : : 2016/09/13(火) 23:49:50
    このスレのお陰でダンガンロンパを知った…
    ありがたい…
  115. 115 : : 2019/06/27(木) 01:55:26
    アニメの方でついにベルトルトが亡くなってしまったから久しぶりに来たけどやっぱりこのss最高!
    あと全く意図してはいないだろうけど超高校級のピアニストって出て「あっ....」ってなったw

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larcy6v6

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