マルコ「僕には今何をすべきかがわからない」【安価】
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- 1 : 2014/07/09(水) 14:13:53 :
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マルコ「ので、人生の二択を安価に託そうと思う」
基本的に捏造です。
マルコが人生の分岐点的二択を安価に託します。
選択肢によってはマルコは死にません。
選択肢によっては、モブが大量発生します。小蝿のように。
なるべく出さないように努力はします。
マルコ「みんな頼んだ」
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- 2 : 2014/07/09(水) 14:18:08 :
僕はマルコ・ボット。
僕には、小さい頃から夢がある。
「憲兵団に入って、王に仕えたい」
でも、僕はボット家の長男だ。僕が兵団へ行ってしまったら、実家の果樹園は誰が継ぐのだろう。
家か、夢か。
僕は悩んでいた。
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- 3 : 2014/07/09(水) 14:19:21 :
- そんな中迎えた僕の12歳の誕生日。
父さんが、倒れた。
僕は入団を父の容態が安定するまでは見送る事にした。
馬車に乗ってトロストへ向かう同い年の友達の背中を見守りながら、僕は心の何処かで安堵していた。
家族と自分の夢、どちらかを捨てる覚悟が、僕にはまだ無かったのだ。
父が病床についているから。
今は僕が、樹の世話をするしかないんだと自分に言い訳しながら、ただただ樹と向き合っていた。
その年の林檎は、例年より大ぶりで出来がよかった。
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- 4 : 2014/07/09(水) 14:38:22 :
しかし、決断の時はやってくる。
容態がだいぶ安定してきた父が、仕事を終えた僕を呼び止めた。
「マルコ」
「父さん。大丈夫?」ヨッコラショ
「ああ、私はこの通り、元気いっぱいだ」イチニッサンッシ
「はいはい」
「それで、だ。そろそろ104期入団希望者に召集がかかる時期だ...」
「!、.......」
「お前は、兵団に入りたいのだろう」
「父さん」
「行っておいで。家のことは気にしなくていいんだ」ニッコリ
「だけど、父さん、また無理するだろ?...母さんがどれだけ心配したと思ってるんだ!」
「私を、息子から夢を奪うダメ親父にしないでくれ」
「で、でも.....」
J( 'ー`)し「行っておいで」
「か、母さん!?」
J( 'ー`)し「あなたの好きなようにすればいい。大丈夫、あなたならきっと憲兵団に入れるわ」ニコ
両親は優しく微笑んでいる。
僕は確かに憲兵団になりたい。
でも、その気持ちと同じくらい両親に感謝しているし、無理をさせたくない。
僕は......どうすればいいんだ...
>>5
(入団するorしない)
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- 5 : 2014/07/09(水) 15:19:33 :
- しないで闇市で働く
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- 6 : 2014/07/09(水) 15:59:07 :
- >>5ちょっと…君。
僕的には、訓練兵になるがいいんですけどね…。
闇市…あっ。マルコ死亡フラグ立ったかも。
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- 7 : 2014/07/09(水) 16:02:28 :
- マルコ「......しない」
父「え?」
マルコ「僕は、入団しない」
母「な、何を言っているの!?あなたは憲兵団に入ることが....」
マルコ「確かに、それは小さな頃からの夢だった....けど!」
マルコ「僕は、父さんと母さんを、2人のそばで、支えていたいんだ」
父「お前....」
マルコ「そのためなら、例え世間に臆病者と言われようと構わない」
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- 8 : 2014/07/09(水) 16:18:26 :
- 俺も手伝いたくなってきた()
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- 9 : 2014/07/09(水) 16:24:54 :
- 父「...」
父はスクと立ち上がって、数歩僕に近付くと、いきなり僕を殴った。
マルコ「ーーーッ!」
母「あ、あんた、何を!?」
父「お前に気を使われるほど、俺は弱っちゃいない!」
マルコ「肩で息をきらせながら言われてもね...」
父「お前は立派だ!本当に、自慢の息子だ.....!!生産者に回ることはないんだ!!!」
マルコ「....」
父「私の時代は良かった。壁が破られる前は、入団せず生産者になるのもよくあることだったからな...」
マルコ「......」
父「でもマリアを失った今は違う...私は耐えられないんだ!」
父「こんなにいい息子が、世間から嘲笑われることに、私は冷静でいられる自信がない......」
母「あんた....」
マルコ「.......じゃあ、わかってくれよ」
マルコ「僕だって耐えられないんだ......大切な父さんと母さんを置いて行くことに........」
マルコ「僕だってもう、子供じゃない」
マルコ「言っただろ....臆病者と言われようと構わないって」
マルコ「僕は、覚悟を決めたんだ」
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- 10 : 2014/07/09(水) 16:36:00 :
- マルコは確か一人称は俺だったような気がしますよ?でもまぁ、かしこまったときは僕になるんですけどね… 分かってたらすみません。 分からなかった場合は頭に入れておくといいですよ() 皆勘違いしやすいですから(
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- 11 : 2014/07/09(水) 16:42:52 :
- 父「........すまない」
父「本当にすまない.........」
父「お前は、自慢の息子だ......」
マルコ「ありがとう、って、言って欲しかったな」
母「ありがとう、マルコ.......」
召集の日。
僕は果樹園からトロストへ向かう馬車を見送った。朝日の中に消えて行く馬車を眺めながら、僕はひとり涙を流した。
流れる涙を拭きながら自嘲した。
マルコ「なにが、覚悟を決めた、だ」
マルコ「未練たらたらじゃないか....」
マルコ「情けないな.....」
ごしごしと拳で乱暴に涙を拭う。
マルコ「王の元で、働きたかったなぁ...」
ついこぼして、天を仰いだ。
そこには、父が守ってきた樹が朝日を浴びてキラキラ輝いていた。
マルコ「.........」
マルコ「.......これだ」
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- 13 : 2014/07/09(水) 16:52:30 :
- 了解です^^
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- 14 : 2014/07/09(水) 16:57:36 :
- また書き溜めて来ます。
今日の23時頃、とりあえず来ます
鈍行列車ですが、暫しご付き合い下さい.....
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- 15 : 2014/07/09(水) 23:08:40 :
- ーーー数日後
マルコ「よっこらしょっと...」
母「気をつけてね、マルコ」
マルコ「うん、行ってきます」
僕は木箱を大切に抱え込むと家を出た。
作物を売るために街へ向かうのだ。
父もついてくるといったが、体調的に心配なこともあり、任せてくれと断った。
田舎道を馬車で3時間、運河を船でもう3時間。
シーナ・エルミハ区にほど近い運河沿いの街の市場にお得意の店があった。
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- 16 : 2014/07/09(水) 23:09:46 :
- ーーーーーー街。
マルコ「はあ〜...移動だけでだいぶ疲れた...」
ワイワイガヤガヤ
マルコ「それにしてもこの街は、壁内都市並みに栄えてるよなぁ」
僕は喧騒の中を掻き分けて、目的地を目指す。
手にはずっしり重い木箱。
中には立派な林檎がたくさん詰まっていた。
マルコ(父さんはこれをいつも通りの値で売れと言っていたけど)
マルコ(正直、割にあってないよなぁ)
手の中の重みを感じながら、僕は至らぬことを考えていた。
この街には、昔地下都市計画で作られた地下街が残っているという。
地下街....マルコはそこに決して明るい印象を持っていなかった。
実際、後ろ暗い者たちの溜まり場になっていたり、法外な値段で高級品が飛び交っていたりすると聞く。
マルコ(高級品、ね...)
僕は、昔からずっと、うちで作るものは、高級品と呼べるレベルじゃないかと思っていた。
シーナへ出しても、勝負できると。
だけど、シーナへ出荷できるのは、ほんの一握りの、“お墨付き”のある家系・土地で作られたものだけ.....
残念ながらジナエにもボット家にもコネクションはない。
正攻法では、棚に並べることすらできないのだ。
でも、地下街なら.....
地下街の、闇市なら。
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- 17 : 2014/07/09(水) 23:11:10 :
- こんばんは〜全然書き溜められませんでしたすみません〜.....
みなさん雨、台風にお気をつけて....
ぼちぼち書きながらいきます....
停電になりませんように
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- 18 : 2014/07/09(水) 23:21:33 :
- マルコ(闇市には、不良兵や、貴族崩れも来るといわれているし....もしかしたら....)
でも、そのためには、今から持って行くはずのこの林檎を、少しばかりかすめなければならない。
マルコ(これを待ってくれている人がいるのに)
マルコ(でも)
マルコ(闇市で売れたら、きっと地上の倍以上だ)
マルコ(そして、それ以上に)
マルコ(運良く味を認めて貰えれば.....シーナへ行けるきっかけに、なるかもしれない)
マルコ(まあ、微々たる可能性、だけど)
マルコ(とても綺麗な方法とは言えないし)
どう、しよう。
>>24
(少しだけ持っていく?
それとも、今回は様子だけ見に地下へ行く?)
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- 19 : 2014/07/09(水) 23:24:19 :
- 持っていく
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- 20 : 2014/07/09(水) 23:27:29 :
- 今日は寝ます...すいません...
各駅停車すぎてすいません...
明日安価が決まっていることを祈り、お休みなさい〜
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- 21 : 2014/07/09(水) 23:31:45 :
- 地下町ってことはリヴァイ出てくるのかな?
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- 22 : 2014/07/09(水) 23:32:10 :
- した
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- 23 : 2014/07/09(水) 23:32:20 :
- した
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- 24 : 2014/07/09(水) 23:32:28 :
- 持っていく
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