復活in進撃
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- 1 : 2013/11/02(土) 16:04:55 :
- 復活in進撃を書きたい。
※注意
ぐだる前提
リング・ボックスは使えない
死ぬ気の炎も使えない
(もしかしたら、ツナだけは使える設定にするかもしれない運転でいくかもしれない…)
守護者はランボ以外全員in
(ランボは出番を作れなさそうな気がするので)
ただし、霧はクロームオンリーで
リボーンは…in、しよう
個人的にディーのさんもinさせたい!が、部下とセットじゃないと使えないからなぁ、あの人…厳しいだろうなぁ
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- 2 : 2013/11/02(土) 17:17:50 :
- リボーン「おい、起きろダメツナ」
ツナ「ぐぎゃっ!」
リボーンのビンタがツナの頬にクリーンヒット。
獄寺「十代目!」
山本「あはは、大丈夫かツナ?」
ツナ「いきなり何すんだよ、リボーン!?」
リボーン「いつまでたっても目を覚まさないから起こしてやったんだろうが。」
ツナ「…はっ!?学校!!いま何時!??」
リボーンに起こされたということは、寝坊したのだろう。遅刻すれば風紀委員がだまっちゃいない。
リボーン「ふざけてんのか、バカツナ」
次はリボーンの跳び蹴りがツナの背中にクリーンヒット。
獄寺「十代目、学校どころじゃないんですよ!」
山本「そうそう、学校なんてどこにも見当たらないんだよな~」
ツナ「えっ?」
ようやく気付いた。ここは自分の部屋ではない。それに良く考えてみたら、今日は珍しく早起きをして余裕を持って学校へ向かっていたのだ。しかし、ここはどこだ?倉庫のなか??
ツナ「ここ…どこ…?」
獄寺「さっき、ちらっと外の様子をうかがったんですが、どう考えても並盛、いや、日本じゃなさそうです。」
山本「学校に行く途中だったのは覚えてんだけど…気が付いたらここだったんだよなぁ。」
リボーン「おまえは何か覚えてねぇのか?」
朝の出来事を思い出してみる。珍しく早起きをして、余裕をもって家を出て獄寺君と山本と合流した。通いなれた道を雑談しながら歩いていた。そこまでしか思い出せない。
ツナ「…まったく」
獄寺「これからどうしましょうか?」
リボーン「とりあえず、情報収集だな。」
獄寺「服はどうしましょう?俺たちの格好じゃかなり目立つと思いますが?」
ツナ「服?」
そんなに目立つだろうか。グローバル化が進む現代で、どこの国に行ったとしても学生服がそんなに目立つものとはおもえないが。まぁ、目だったとしても大して問題ないと思うのだが。
山本「あ、そっか。ツナはまだ見てなかったよな。そこの隙間から外のぞけるぜ」
山本が指差す隙間から外の様子をうかがってみる。
そこに見えたのはなかなかに見慣れない光景だった。街並みはヨーロッパのどこかにありそうな感じだが…なんだろう。違和感がある。服は伝統衣装とかそういった感じでもないし、なによりそこから見える全ての人がそんなかんじの服装だ。ふつう、ひとりくらいTシャツ短パンとかいてもいいだろうに。車は愚か自転車すら見あたらない。遠くのほうに小さく見えるのは…
ツナ「馬車!?」
さもとうぜんのように走っている。
ツナ「いった、どこだよここ!」
山本「なー。テーマパークにしてはクオリティ高すぎだよな!」
そうか、テーマパークか。
獄寺「んなわけあるか!てめぇはだまってろ野球バカ!」
だよね。
リボーン「なんにせよ、いつまでもここにいるわけにはいかねぇ。」
リボーンは三着のマントを投げてよこす。リボーンの手にも小さなマントが握られている。
ツナ「マントなんて、どこから調達してきたんだよ」
リボーン「超即急でレオンにつくらせたんだぞ。見ろ、疲れてこんなに小さくなっちまった。」
リボンの手の上には米粒サイズになったレオンが乗っていた。
ツナ「ちっさ!!レオンって疲れると小さくなるの!?」
リボーン「そういうこともある。」
4人はマントを着ると、倉庫の扉をあけた。
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- 3 : 2013/11/02(土) 18:50:41 :
- しばらく街を散策して分かったこと。それは、ここが俺たちのいた世界ではないということだった。
獄寺「約100年前に巨人が現れた。巨人は人間を喰う。人類は巨人に対してなす術がなく壁の中に逃げ込んだ…」
獄寺の手には一冊の古びた本が握られている。質屋のようなところで装飾品(もちろんリングやボックス以外)を売り(とはいっても、大半が獄寺君のもの)、この世界で使われている通貨を手に入れた。服を調達するほどの金額にはならなかったので、本を一冊購入したのだ。
リボーン「で、ここはその壁の中ってわけか。パラレルワールドかなにかだろうな。」
ツナ「その巨人って今もいるのかな?」
獄寺「そうみたいですね。この本によると巨人の弱点は後頭部より下のうなじにかけての縦1m幅10cmで、そこ以外を攻撃してもすぐに回復するみたいです。」
山本「おっかねぇな。」
ツナ「でも、弱点あるんだ。良かった。」
リボーン「ちっとは今の状況について分かったが、これからどう動けばいいのかについてはさっぱりだな。」
4人は黙り込む。ここが違う世界だと分かったからといって、どうすれば元の世界に戻れるのかは分からない。十分なお金もないし当然宿もなければ食料もない。
突然、爆発音のようなおとが街を震わせた。
ツナ「!?」
獄寺「なんだ!?」
山本「爆発!?」
リボーン「!おい、あそこを見ろ!」
リボンの指さす方に目を向ける。そこには壁から頭を出す巨人の姿があった。
ツナ「でかい!」
山本「なんだよ、あれ!?」
獄寺「本には最大でも15mって書いてあったぞ!」
リボーン「ありゃ、どう見ても50mはありそうだな…」
一瞬で街中がパニックに陥った。
「巨人だー!また超大型巨人が現れたぞ!!」
「壁が、壁が破壊された!」
「どうしよう、巨人たちが入って来るわ!」
「急いで避難するんだ!」
「くそっ!また、壁が!」
リボーン「どうやら、さっきの音は壁が破棄された音だったみたいだな。」
獄寺「「また」ってことは、前にも壁が壊されたことがあったみたいですね。この本はそれよりも前に発行されたんでしょう。」
街の人達が向かうほうへ走る。しばらくすると人だかりができている門の前にたどりついた。人が多すぎて自分たちが門を通れるまでだいぶかかりそうだ。
「急いでください!」
「門を抜けても立ち止まらずに進んでください!」
同じ服、制服だろうか?を着た数名の人が避難してきた人達を誘導している。
獄寺「あれが、兵団ってやつですね。」
山本「兵団?」
ツナも首をかしげる。
獄寺「この世界の自衛隊とか警察っていった感じの組織です。一番安全な壁の内側で警察業務・王の警護をする憲兵団。壁の修復や強化、壁内の防衛をする駐屯兵団。そして、巨人や壁の外について調査する調査兵団の三つに分類されるみたいです。」
まだ、門へとたどり着かない。というか、さっきから全く進んでいないんだが…。
山本「すすまねぇな。どうなってんだ?」
「お母さん、あれ…」
近くにいた女の子が門の反対側を見て呟く。見ると、一体の巨人が門の前に群がった人だかりに向かって走ってくるではないか。
ツナ「ひぃっ!」
「巨人だー!」
一瞬でパニックに陥る。
ツナ「なんとかしなくっちゃ!」
ツナ、獄寺、山本はリングに炎を灯そうとする。
ツナ「えっ!?」
山本「どうなってんだ!?」
獄寺「リングに炎がともらねぇ!?」
リボーン「!?」
巨人はすぐそこまでせまっている。
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- 4 : 2013/11/02(土) 19:32:57 :
- 突如、巨人が倒れた。倒れた巨人の上に一人の少女が降り立つ。服からして兵士だろう。両手に刃を握っている。少女は門のほうを見ると軽く目を見開き門に向かってあゆみを進める。門前に群がっていた人々は道を開けた。その先には見えたのは門を塞いでいる荷馬車だった。
ミカサ「何を…しているの?今 仲間が死んでいる…住民の避難が完了しないから…巨人と戦って死んでいる…」
荷馬車の持ち主「それは当然だ!住民の命や財産を守るために心臓をささげるのがお前らの務めだろうが!!タダメシ食らいが100ねんぶりに役立つからっていい気になるな!」
ミカサ「……人が人のために死ぬのが当然だと思ってるのなら…」
少女は男のもとへ足を進める。
ミカサ「きっと理解してもらえるだろう。時に…一人の尊い命が多くの命を救うことがあることも。」
荷馬車の持ち主「……!やってみろ!!オレはこの街の商会のボスだぞ!?お前の雇い主とも長い付き合いだ。下っ端の進退なんざ…冗談で決めるぞ!?」
獄寺「最低な野郎だな…」
少女は一方の刃を男の首すれすれの位置に刺す。
ミカサ「?死体がどうやって喋るの?」
荷馬車の持ち主「ふっ…荷台を引け…」
荷台が引き戻され、門が通れるようになると、人々は歓声と共に門へと流れ込んだ。
「お姉ちゃんありがとう!!」
「おかげでみんな助かりました。感謝いたします。」
ツナ「あ、ありがとうございました!」
山本「ありがとな!」
少女は刃をしまうと、左腕を後ろへ、右手で拳を作りそれを左胸に当てた。おそらく、敬礼のようなものだろう。そして、姿勢を戻すと、建物の壁にアンカーを発射させ、腰についている器具からガスのようなものを噴射し屋根の上へと去っていった。
ツナ「あれが、巨人…」
少女の倒した巨人のほうへ視線を戻す。そこには、煙を発しながら消えていく巨人の姿があった。
リボーン「おい、おまえら。リングに炎がともらないっていってたな…」
ツナ「そ、そうだよ!どうしよう、リボーン!」
リボーン「とりあえず、もっかい試してみろ」
移動の邪魔にならないように門から少し離れ、三人はもう一度リングに炎を灯そうと試みる。
ツナ「だめだ!やっぱりともらない…」
山本「こっちもだ…」
獄寺「くそっ!どうなってんだよ!?」
三人は何度も試みるが、炎のともる気配はまったくない。
リボーン「炎が使えねぇって事はボックス兵器も使えない。武器には頼れねェってことだな。」
ツナ「そんな…」
「子供が、わたしの子供がいないんです!」
門のほうから声が聞こえた。
「あの子たち、きっと逃げ遅れたんだわ!!どうか助けにいって!!お願いします!娘は足が悪くて家から出ることができないんです!」
「おちついてください。我々は、ここを離れることは出来ません。それに、酷なこととは思いますが、娘さん達はもう…」
「そんなことない!きっとまだ生きてるわ!賢い子たちだから、巨人に見つからないようにきっと家の奥でじっとしているわ!だから、どうか…!!」
女性が泣きながら兵士にすがりつく。
「家はここからそう遠くありません!おねがいします!」
「…もうしわけありません。」
兵士は女性をひきはなすと、誘導にもどっっていった。
ツナ「…」
リボーン「ツナ、おまえ…なにを考えている?」
ツナ「えっ!?」
リボーン「炎が使えねぇおまえが行ったところで死ぬのがおちだぞ。」
ツナ「…!」
獄寺「十代目、俺も反対です。」
ツナ「獄寺君!…でも…!ほっとけないよ!!」
そういうと、ツナは女子のもとへ走っていってしまった。
山本「おい、ツナ!」
獄寺「十代目!!」
二人はすぐさまツナを追いかける。
リボーン「ダメツナが…」
リボーンはそういうわりにどこか満足げな表情を浮かべながらツナのもとへ向かう。
ツナ「…わかりました。お子さん達は必ずつれてくるので先に門へ入っていてくださいね!」
ツナは女性から家の場所を聞き、女性に先に避難するようにつげる。
ツナ「ごめん…。俺、ちょっと行ってくるから…。先に避難しておいて!」
山本「なに言ってんだよ、ツナ!俺も行くに決まってんだろ!」
獄寺「俺も行きますよ!もちろん、行くことには反対ですが、十代目一人を行かせるわけにはいきませんからね!」
リボーン「ダメツナだけじゃ心配だからな」
ツナ「みんな…ありがとう!」
山本「さっさと見つけて戻ってこようぜ!」
ツナ「うん!」
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- 5 : 2013/11/02(土) 20:36:08 :
- 運が良いことにまだ巨人には遭遇していない。
ツナ「あそこの家だ!」
ツナが指差す。一戸建てではなくアパートのようなつくりの家だ。もう少しだ。
扉が空き女の子が二人出てきた。一人は抱えられるようにして立っている。
山本「あの子たちか!」
リボーン「みたいだな」
助けが来ないとふんで、自分たちで逃げるようと家から出てきたのだろうか。なにはともあれ、間に合ったみたいで良かった。
「…!?巨人がいる!」
超直感が近くに巨人がいることを察知する。ツナは叫ぶと、女の子たちのもとへ急ぎ、二人を家の中へ押し戻した。
その直後、近くの曲がり角から巨人が姿を現した。高さ約10m。
獄寺「ちっ!」
獄寺はダイナマイトをかまえる。
リボーン「たしか、弱点はうなじだったな。縦1m幅10cm…」
たしか、巨人を倒した少女は2対の刃でその部分をまるごと削いでいた。わざわざ、そのような攻撃をするということは、弱点部分の一部を攻撃するだけではだめなのだろう。
リボーン「獄寺、巨人の足を狙え!山本は巨人のうなじだ!縦1m幅10cmを削げ!」
山本はバットを一振りし刀に変え、かまえる。
獄寺「果てな!」
獄寺のはなったダイナマイトが巨人の足に命中し、巨人が前のめりになる。
巨人は地面に手をつき、上半身が倒れないように支えようとしたが、両肩ををリボーンが銃で打ち抜く。すると、巨人は自分の体を支えることができず倒れこむ。そこへ山本が項へ2回の斬撃を繰り出し弱点部分を削いだ。
山本「やったか!?」
巨人は体から煙を上げ消えていく。
ツナ「…まだ近くに巨人がいる!?しかも、何体かいるみたいだ!!」
リボーン「いったん、建物へ隠れるぞ」
4人は女の子たちのいる建物へいそいで避難する。
「お兄ちゃん達だれ?」
ツナ「俺はツナっていうんだ。お母さんに頼まれて君たちを迎えにきたんだよ。そこの3人もね。」
「お母さんは?」
山本「先に避難して待ってるぜ。二人ともお母さんのとこまでちゃんと連れってってやるから安心しろよな!」
「「うん」」
二人を物影に隠し、外の様子をうかがう。道には巨人が一体歩いている。
獄寺「十代目、こいつがいなくなったら動けそうですか?」
ツナ「いや、まだ他にも巨人が近くにいるみたい…。しばらくは動けそうにないかも…」
炎はつかえないが、超直感はしっかり働くようだ。
リボーン「しばらく様子をみるしかないな。」
それから、20分ほどが経過した。まだ動けそうにない。
獄寺「門はもう閉じたかもしれませんね。」
門からこの家までかかった時間は走って10分ほどだった。ここに巨人が数体いるってことは門付近にも巨人が進行しているだろう。
ツナ「あっ!」
山本「どうした、ツナ?」
窓から外を見る。すると、向かいの建物の屋根に人がいた。
獄寺「ありゃ、兵士だな。」
窓を開け、兵士に向かって叫ぶ。
すると、兵士はすぐに気が付いたようで、一瞬驚いた顔をしたが、すぐに周囲を確認し、建物の前に降り立つと中へ入ってきた。
「なぜ、まだこんなところにいるんですか!?」
ツナ「それが…」
手短にここにいる経緯を話した。
「…わかりました。もう少しここで待っていてください。絶対、外には出ないでくださいね。それから、巨人に見つからないよう、もっと奥へ隠れていてください。」
兵士はそう言うと、建物から出ていった。
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- 6 : 2013/11/02(土) 21:54:16 :
- マルコ「ジャン!!」
ジャン「マルコ!」
マルコ「ちょうどよかった!手伝ってほしいことがあるんだ」
ジャン「は?手伝ってほしいこと…?なんだよ?」
周囲を警戒しながら話を続ける。
マルコ「実は、さっき避難し損ねた住民を見つけたんだけど…。」
ジャン「!?」
マルコ「人数が多くて、僕一人じゃ手が足りないんだ。」
近くに高めの建物があったので、その屋根に下りる。そこへ、
コニー「ジャン!…とマルコか!」
アニ「…どうしたの、こんなところで」
コニーとアニが合流する。
マルコ「実は、さっき、逃げ遅れた住民を見つけて…人数が5人。救助するのを手伝ってもらいたいんだ。」
アニ「それはかまわないけど…ここには今、4人しかいない。どうするの?」
マルコ「ライナーとベルトルトが同じ班だから、この付近にいるはずなんだけど…」
コニー「あいつらだったら、さっきあのへんで見たぜ。」
コニーが指差した方を見る。すると、その付近の屋根にライナーが飛び乗った。それにつづいて、ベルトルトも現れる。
コニー「ライナー!!ベルトルト―!!!」
コニーが叫び手を振る。ベルトルトが気付いたようだ。こっちにくるように合図を送る。
ライナー「どうしたんだ?こんなとこに集まって。」
マルコは事情を説明した。
ライナー「なるほどな。了解だ。」
マルコ「じゃあ、みんなついてきて!」
マルコを先頭に6人は住民の救助へと向かう。
ジャン「マルコ!場所はどのへんなんだ!?」
マルコ「内門からそう遠くない場所だよ!この辺の巨人はだいぶ壁の隅に集められたからそこまで巨人はいないと思うんだけど…」
「おい、おまえら!なにをしている!?」
二人の兵士に声をかけられた。
マルコ「はっ!避難し損ねた住民を5名発見。一時任務を中断し、救助に向かうところであります!」
「なんだと!?」
兵士は人数を確認し少し思案すると、
「よし、俺たちが援護につく!案内しろ!」
と言い、即席救助班に加わった。
獄寺「遅い…」
ツナ「…」
山本「まぁ、気長に待とうぜ!」
獄寺「あの野郎、忘れてんじゃ…」
そのとき、扉の開く音と足音が聞こえた。リボーンは素早くツナのマントの中に隠れる。
マルコ「遅くなって、すみません。」
建物に入ったのは、マルコ、ジャン、コニー、ライナー、ベルトルトだ。アニは先輩兵士二人と一緒に外で周囲の警戒をしている。
マルコ「いまから、僕たちが一人ずつ抱えて壁まで運びます。」
マルコとコニーが女の子を抱え、ジャンがツナを、ライナーが山本を、ベルトルトが獄寺をそれぞれ担ぐ。
ツナ「よ、よろしくおねがいします…」
ジャン「…動くんじゃねーぞ。」
ツナ「は、はいぃっ!!」
ジャン(なんで恐がられてんだよ、俺…)
山本「悪いな、よろしく頼むぜ!」
ライナー「おう!じっとしてろよ。」
獄寺「…」
ベルトルト(こ、こわい…)
住民を抱えて飛ぶ5人の周囲をアニと先輩兵士二人が警戒する。
壁までもう少しといったところで4m級の巨人に出くわしたが、警護組の三人が素早く仕留めた。
壁の上へつくと、住民5人は先輩兵士の一人につれられリフトのほうへ向かっていった。
「よし、任務に戻るぞ!」
残った先輩兵士の言葉で、6人は巨人を壁際に誘導するという本来の任務へ戻った。
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- 7 : 2013/11/03(日) 02:31:38 :
- 一方、兵器が良調査に出ていた調査兵団は巨人北上の一報を受け急いでトロスト区へ向かっていた。
ハンジ「エルヴィン、これ本気でやばそうだね…」
エルヴィン「ああ…」
トロスト区に近づくにつれて目視できる巨人の数が多くなる。
リヴァイ「ちっ…」
調査兵団幹部が並走する中に見慣れない顔が3つある。
雲雀「ねぇ、あれ、倒さないのかい?」
雲雀は目視される巨人を指差す。肩にはちゃっかりヒバードが乗っている。
エルヴィン「必要のない戦闘は行わない。」
雲雀「…」
雲雀は不服そうだ。群れることを何よりも嫌う彼だ。大勢の人とともに馬を並走させるなど気分のいい事ではない。
了平「雲雀!極限、大人しくしておけ!」
雲雀の左側で馬を走らせている了平が叫ぶ。
クローム「晴れの人の言うとおり…」
クロームは馬に一人で乗れなかったためハンジと一緒に馬に乗っている。
リヴァイ「うるせぇぞ、ガキども…黙らねぇと蹴り落とす。」
三人は黙る。死ぬ気の炎が使えない今ここに置いていかれたら生き残れる確率は極めて低い。
ハンジ「リヴァイ!そんな脅しちゃだめだって!ごめんね。冗談だから!ただ、みんな気がたってるからあまり騒がないでもらえるとありがたいかな。」
ハンジはニコっと笑う。
クローム「ごめんなさい…気をつけます」
雲雀はぷいっと顔をそむける。
数十分前、拠点作りのため訪れていた街に三人はいた。7m級の巨人を相手に立体機動も使わずに挑んでいたのだ。
雲雀はトンファーで、了平は拳で、クロームは三又槍で攻撃する。しかし、巨人を地面に倒すことはできるが、殺すことはできない。足をおっても、目を潰しても、首を狙っても、またたく間に再生してしまう。とにかく、巨人から攻撃を受けないためには足と手を攻撃し続けるしかない。
三人が一体の巨人に悪戦苦闘していたときもう一体巨人が現れた。それを倒したのがリヴァイだ。
三人の素性は聞いても分からなかったが壁外に置いていくわけにもいかず壁内へ連れて行くことになった。
立体機動なしで巨人とやりあった実力にも興味がある。
壁の一点に向かって巨人たちが進んでいる。
エルヴィン「やはり、壁が破壊されたようだ!」
それから、壁に到着するやいなや何故か内側から穴が塞がれ、壁の側面を立体機動でのぼる。雲雀はあいかわらず不機嫌そうだがおとなしくしている。
ひとだんらくついたところで、三人は調査兵団本部へと連れて行かれた。
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- 8 : 2013/11/03(日) 03:21:53 :
- どっちも好きだから期待
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- 9 : 2013/12/06(金) 14:44:04 :
- 続き見たい
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- 10 : 2013/12/19(木) 23:41:31 :
- 続きは何処へいった…
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- 11 : 2015/01/22(木) 15:09:35 :
- 続き期待!
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- 12 : 2015/08/13(木) 01:54:55 :
- 続きをください
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