過去から未来へ
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- 1 : 2014/07/01(火) 02:59:46 :
- 思いついたので書きます(*゚▽゚)ノ
過度な期待はしないでください((しません
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- 2 : 2014/07/01(火) 03:05:18 :
- あのころに戻れたら
そう、あの平和な訓練兵時代に。
そして
親友が生きている時に。
「戻りたい」
そう呟いたその日に
俺は不思議な男と出会った。
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- 3 : 2014/07/03(木) 20:14:25 :
「その願い、叶えますか?」
「え・・・?」
いきなり話しかけてきた男に少しおどろいたが
俺は叶えるという言葉に、洗脳されてしまったようだ。
まずはじめに疑問に思ったことを問いかける。
「叶えますか? とは?」
男は、
「いきなりでしたね。私は人をタイムスリップさせる手伝いをさせていただきます。エレルと申します。」
少し微笑しながら言う
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- 4 : 2014/07/04(金) 23:28:06 :
- 「エレル…ですか…」
エレルという名前は、死に急ぎ野郎に似ている気がした。
いや、似ている。
そう言われると、話声まで似ている気がした。
…気味が悪い
そんなことを考えていると、男は話だした。
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- 5 : 2014/07/04(金) 23:45:27 :
「それで、戻りたいとおっしゃいましたが…タイムスリップいたしますか?」
…そんなことをいきなり言われても…
戻りたいとは言ったものの、いきなりそんな嘘くさい話をされても困る。
「えーと…その話は本当なんですか?」
一度尋ねてみると、男はクスッと笑いながら
「はい。事実ですよ。でも、本当にタイムスリップしたいのであれば…」
事実なんて言われても嘘くさいもんだ。
でも、信じてみることにしよう。
「…で、タイムスリップしたいのであれば?」
と、尋ねると
「おっと、失礼しました。タイムスリップしたいのであれば、貴方のしっかりとした意志が必要不可欠となります。もし、その意思があやふやな場合は、タイムスリップをした時代から抜け出せなくなります。という事情を了承したうえで…行いますか?」
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- 6 : 2014/07/05(土) 20:10:12 :
その時代…から…
抜け出せなくなる…
「…やはり皆、抜け出せなくなるといわれると固まりますね。」
男は微笑しながら言った。
そうすると、さっきの笑い顔が一変して
「でも、伝えたい思いがあるんですよね?」
と、真面目な顔になって言った。
確かに、伝えたいことはたくさんある。数えきれないほどに。
「エレルさんだったら…どうします?」
と、弱音のようなことを聞いてみた。
すると、一瞬で答えが返ってきた。
「僕でしたら、それはタイムスリップしますか…ね。」
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- 7 : 2014/10/16(木) 00:36:08 :
「僕には伝えなければいけないことがあるんです。」
男は少し悲しげな表情で話した。
「僕は、ウォールマリアに住んでいました。両親と3人で。でも、壁が壊されて…母は巨人に食われ、父は行方不明になったんです。」
「そう…なんですか」
「はい…。母とは最後までろくでもない口喧嘩しかしてなくて…だから、感謝の気持ちを伝えたいですね(笑)」
男は笑った。
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