このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
アニ「やらなきゃいけないんだ」
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- 1 : 2014/06/25(水) 00:56:34 :
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少しだけ時間の有余があるので短編をささっと書きたいと思いますっ♪(≧ω≦*)ノ
ささっと書くのでちょっと雑ですが許して下さいっ!今日中に終わらせます!
よろしくお願いします♪
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- 2 : 2014/06/25(水) 00:59:05 :
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『お父さん!』 『!?』
『遅いよ』ニッ
『あ、アニ!』
『わっ!』
『じゃ、この娘はいただくよ』ガシッ
『アニを離してくれ!!』
『 やだよ? あ、君人質ね 』
『おとうさん!!!』ジタバタ
『やめろ!!よめてくれ!!アニィィィィ!!!!』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ライナー「あに!…アニ!!!!!」
アニ「!?」ビクッ
ライナー「お前…本当に大丈夫か…??」
アニ「………うん…大丈夫だよ。」クルッ
ベルトルト「……」ブルブル
アニ(あ・・・手、震えてる…)カタカタチラッ
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- 3 : 2014/06/25(水) 00:59:38 :
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私の名前はアニ…アニ・レオンハート
大好きなお父さんとお母さんにつけてもらった名前
私は今『壁の上』にいる
ああ、何でこんなことになっちゃったんだろう
私たち幼馴染み3人が巻き込まれたのは
この世界の…この時代の…『民類』の事情
私達は今から壁の中にいる『家畜の民』
といわれる人類を殺しにいくんだ
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- 4 : 2014/06/25(水) 01:02:23 :
ライナー「本当にやるのか…?」
ベルトルト「こっ怖いよぉ…」ブルブル
私達はまだ十才。
そう、まだ小さい。
でも、やらなきゃいけない…
殺らなきゃいけない…
ライナー「…まぁな…だが…」
アニ「辛いのは皆同じだよ」
ライナー「…」ッ
アニ「今更何言ったってどうにもならない…」
アニ「覚悟を決めて…」グッ
不意に風が吹く。
吹かれた髪が一瞬自分達の視界を遮った。
ライナー「…………うん」
暫くしてライナーが答える
すると隣から
ベルトルト「…ライナー…僕は大丈夫だから…」ポロポロ
涙を流すベルトルト。その姿はどう考えても大丈夫ではなかった。
ライナー「…」
ライナー「わかった」ッ…
悔しそうにライナーがいった。
これは…もう自分との戦いでしかない。
まぁ、こんな偉そうなこといって
私だって内心はとても
怖いよ……
でもやるしかない
これだけ…やるしかないんだよ…本当に…
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- 5 : 2014/06/25(水) 01:06:08 :
- まず、私達の話をしようか
こんな子供を貴方は人殺しの兵器としてたった三人を敵民に送り込むだろうか?
私ならそうしないよ
本当に世界は残酷だよ。醜くてしょうがない。
それでも美しいのは何でだろうか、ね。なーんて…。
by アニ
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- 6 : 2014/06/25(水) 01:07:14 :
まずは大きいのから
名前はベルトルト
ベルトルトは人一倍気が弱く、
人一倍気の利くヤツ…。
体は大きいのに繊細で案外器用なヤツ
本当に優しい。こんな使命になんて全く向かないヤツ。
神様のいたずらにしてはやりすぎと思うよ。
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- 7 : 2014/06/25(水) 01:08:18 :
- そして次がライナー。
ライナーも優しい。
ライナーは自分より皆を優先するタイプ
この集団でもっとも考え方、気の利かせ方が大人だ
そのわりに不器用だから、わたしならすぐにわかるよアイツのお世辞とか無理してるときとか、ね
抱え込む癖があるんだよね。
もっと頼ってくれて良いのにさ?
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- 8 : 2014/06/25(水) 01:08:45 :
私は多分この中で一番我が儘だったかな。
いっつも大人ぶってるけど内心はそうでもない
もしかしたらこの中で一番軽傷なんじゃないかな…。
でも、皆のことは好きだし一緒にいると楽しい
でも、二人には不満もある、欠点もあるよ
でも、支え合っていきたい。
ずっと、これからも、今までみたいに行くかわからない
もし、この先で道が別れても私たちの友情はこのままでありたい、なんてね
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- 9 : 2014/06/25(水) 12:21:25 :
- 期待!
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- 10 : 2014/06/25(水) 21:04:23 :
- 期待ですd(^_^o)
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- 13 : 2014/06/25(水) 22:03:56 :
ライナー「に!!あ・・・!!、あに!!!!」
ライナー「あに!!!!」
アニ「はっ!?」パッ
ライナー「どうした?さっきっからボーッとし過ぎだぞ?休んでからにするか?」
アニ「いや、ごめん、平気だよ」
ベルトルト「・・・」ジッ
あはは…ベルトルトも心配してる、少し悔しいかもふふっ
アニ「じゃあ気を取り直して確認するよ」
アニ「先ずは壁を壊す」
ライナー「…」
ベルトルト「…」
―――――――――――――――――――
ベルトルト「」ポロポロズッ
ベルトルトがしゃがみ込む
その体は小刻みに震え呼吸も苦し気になる
アニ「壁を壊すのが…ベルトルト…」
ベルトルト「ひっぐ…ぅ…」ポロポロ
ライナー「…」
ライナーがそっとベルトルトに触れる
この世界は本当に残酷
よりによってベルトルトがこんな使命に…
もう、宿ってしまった能力を変えることはできない
でも…それでも、ライナーも私も思ったよ
ベルトルトと代わってやりたい。
ってね
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- 14 : 2014/06/25(水) 22:06:20 :
泣くのだって仕方ない
こんなに幼い私達に
何万と言う人を殺せって… ?
私達は選ばれたものだから…?
だから人を殺さなきゃいけないの?
ねぇ?何で?
アニ「…何で…何で私達なの…ねぇ…?」
ライナー「!」
ベルトルト「!」
涙も声も溢れ出てきた
アニ「選ばれたものだから?」
アニ「私達はそんなことで手を汚さなきゃいけないの?」
アニ「そんな重荷、背負いたくない」
アニ「背負えないよ…」
ベルトルト「アニ…」
ライナー「…」
アニ「わかってるよ!民の誇りにかけて」
アニ「壁の中のやつらを駆除しなきゃいけないのは!」
アニ「…何で大人がやらないの?」
アニ「…そんなの…知らないよ」
アニ「そのまえにこんな戦争私達だけで続けて……」
アニ「無意味だよ……」
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- 15 : 2014/06/25(水) 22:11:08 :
ライナー「あ、アニ落ち着け…!?」アセアセ
ベルトルト「…アニぃ……」ポロポロ
二人も次第に涙をこぼしていった
この戦争は本当に無意味だ
私達だけで続ける必要もない
私達がやめれば戦争はなかったことになる
家畜民は記憶の改算をされてるし
弓流民はもういない
戦志の民達さえなにもしなければ……
何万にんって命は救われるんだよ………?
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- 16 : 2014/06/25(水) 22:15:29 :
アニ「いっそ逃げ出したい」
でも、もう遅い・・・
アニ「人類を駆逐しないかぎり」
アニ「私達の家族は戻らないんだ」
―お父さん、お母さん―
―アニは少し悪いこになってしまったようです―
―どうか…許して……―
殺らなきゃダメ
なら、なる。
いや、私は…
大量殺人鬼にならなきゃいけないんだ
家族を…お父さん、お母さんを救うために
私は戦う
その為ならば何万人だって殺してやる
楽しかった日々を戻すために
私は戦いにいくよ?
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- 17 : 2014/06/25(水) 22:15:55 :
だから、まってて?
<完>
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- 18 : 2014/06/25(水) 22:17:07 :
- 終わりです♪ありがとうございました♪
少し雑ですが許して下さい(≧ω≦*)
後々ライナー達の影が……ナンデモナイナンデモナイ!
ありがとうございました!
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- 19 : 2014/06/25(水) 22:30:39 :
- よかったです。
短く良くまとまってました。
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- 20 : 2014/06/25(水) 22:59:48 :
- 読んでてアニもライナーもベルトルトも本当はまだまだ子供なのに過酷な使命を背負った1人の人間の子供なんだって、改めて思いました!同郷3人組が大好きな自分にとって本当に読んでて心にグッとくる素敵な作品でした!素敵な作品をありがとうございます!!
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- 22 : 2014/07/06(日) 23:13:29 :
- これ書いてる作者いろんなジャンル書いてんな
次も期待
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