この作品は執筆を終了しています。
モノクマ「殺人ドクターであるボクにお任せ!」七海「なう~?」 ※七海動物化
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- 1 : 2014/06/22(日) 17:43:25 :
- こちらはもう一つの日向が犬になるほうのifとでも思ってください↓
【安価有り】モノクマ「殺人ドクターである僕にお任せ!」日向「わ、ワウ!?」 ※日向動物化
http://www.ssnote.net/archives/17968
※こちらのSSは削除しました。
話自体は独立していますので、こちらから読んでもまったく問題ないです。
安価はない、予定。あくまで予定。
こちらは気まぐれに話を思いついたら書く、みたいな感じでやっていきます。
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- 2 : 2014/06/22(日) 17:55:49 :
- モノクマ「アーーッハッハッハ!絶望的に暇だから猫にしてあげたよ!」
七海「にゃ~」(おおー、ホントに猫だー。)
モノクマ「うぷぷぷ!どう?絶望した?」
七海「なう?」(あ、ちょっとまって。頭痒い…)後ろ足でかくあれ
モノクマ「……ねぇ、聞いてる?」
七海「くぁ~」(ねみぃ…。)
モノクマ「も~、おもしろくないなー。もういいよ。そのままずっと猫やってなよ…。」ショボーン
七海「???」(あれ?おーい、モノクマー。)
なんだったんだろ…。
とりあえず猫になっちゃったし…どうしよ…。
あ、とりあえずウサミちゃん、モノミちゃんのところに行ってみよっか。
モノミ「ぐすん…あちしって役立たず…?」
七海「なう~?」(どうしたの、モノミちゃん?)
モノミ「ね、猫?この島、いえ、このプログラムには猫なんていないはず…。」
七海「にゃー」(気づいてよ~)
モノミ「…もしかしてちあきちゃんでちゅか?」
七海「にゃーにゃー」(気づいてくれた!)コクン
モノミ「やっぱり!構成プログラムの中にちあきちゃんの痕跡があったからおかしいと思ったんでちゅ!」
七海「なう~?」(モノクマの仕業なんだ、と思うよ?)
モノミ「うぅ、かわいそうに…こんな猫の姿にされて…。」
七海「んー。」(そうでもないかなぁ?意外と気に入ってるよ?)
モノミ「とにかくみなさんに報告しないとでちゅね。」
それもそうだね。
あ、でもみんなモノミちゃんのことをモノクマの一味だと思ってるから話聞いてくれないかも…。
七海「なう~?」クイクイ
モノミ「ちあきちゃん?」
私はモノミちゃんを引っ張ってあるところへ向かった。
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- 3 : 2014/06/22(日) 18:41:12 :
- ~日向のコテージ~
日向君なら信じてくれる…と思うよ?
モノミ「日向君に頼るのでちゅか?」
コクン、と頷く。
モノミ「わかりまちた。話してみましょう。」
モノミちゃんがノックをして日向君が出てきた。
日向「誰だ…ってモノミ?なんだ、何かようか?」
モノミ「そんな警戒しないでほしいでちゅ…。」
日向「って言われてもな…ん?その猫はなんだ?」
七海「なう~」(日向君ー。)スリスリ
日向「おお?なんだ、妙に人懐っこい猫だな。」
モノミ「えっと…この猫はでちゅね…。」
日向「田中に見せたら喜びそうだな。」
モノミ「まぁみなさんに紹介するのはぜひしてほしいのでちゅが、一つ聞いて欲しいことが…。」
日向「ふむ…メスか…。」
やだ…はずかしいよ日向君…。
日向「ダダダ!引っ掻くな!」
モノミ「聞いて欲しいのでちゅ!」
日向「なんだよ…。」
モノミ「この猫なんでちゅが、実はちあきちゃんなのでちゅ。」
日向「ちあき?誰だ?」
むっ、人の名前を覚えてないというのはいかがなものだろうか…と思うよ?
モノミ「七海千秋ちゃんでちゅよ。」
日向「は?何言ってるんだ?」
あれ?あっさり信じてくれると思ったんだけどなー。
モノミ「うぅ…やっぱり信じてくれませんよね…。」
日向「何がしたいんだお前…。」
モノミ「とりあえず、千秋ちゃんの面倒を見て欲しいんでちゅ。」
日向「はぁ?なんで俺が?」
モノミ「なんででもでちゅ!」
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- 4 : 2014/06/22(日) 19:18:59 :
- モノミ「とにかく頼みましたでちゅ!」タタタッ
あ、逃げた。まぁプログラムとか明かせないところもあるし、仕方ないか。
日向「まったく、何なんだあいつは…。」
七海「にゃー」(気にしなくていい…と思うよ?)
日向「……まぁかわいいからいいが…。」
えへへ、かわいいって言ってくれた。うれしいね。
七海「にゃう♪」スリスリ
日向「なんだよ、撫でろって?仕方ないな。」ナデナデ
ふふふ、気持ちいいし、なんか幸せな気分だね。
そのまましばらく日向君になでてもらったよ。
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- 5 : 2014/07/01(火) 00:18:36 :
- 日向「さて、お前…名前どうするか…。まさかちあきにするわけにもいかないし。」
七海「にゃ~。」(全然構わないよー。)
七海「なう」(そんなことより撫でてよー。)
日向「ハハッ。お前甘えん坊だな。なんか癖っ毛が七海みたいだしちあきでもいいか…。」
七海「にゃあ♪」(うん。私は千秋だよ?)
日向「気に入ってるみたいだし、ちあきでいいか。」
七海「にゃん♪」
日向「言葉がわかってるみたいに頷くなぁお前。」ナデナデ
七海「にゅぅ…」(わかってるのにー。)
日向「ハハッ、そんな拗ねた顔するなって。」ナデナデ
ああ、日向君に撫でられてると安心して、すごく…眠たく…。
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- 6 : 2014/07/01(火) 09:18:16 :
- 目が覚めるとすっかり夜になっていた。
日向君はいない。
七海「にゃー」カリカリ
扉を開けようと思ったけど、ドアノブに届かないね。
あ、窓が開いてるからそこから出よう。
ジャンプして窓に行き、窓から通路へ降りる。
おお、すごい身軽!
体が軽いよ。
今まで出来なかったことに少し気分を高揚させながらみんながいるであろうレストランへ向かった。
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- 9 : 2014/07/12(土) 17:42:12 :
- コテージからプールに行く途中、なんだか騒がしい。
七海「なう~?」
日向「おーい!!七海ー!!」
私ならここだよ?
七海「にゃあ~。」(日向くーん)
日向「うお、お前。どうやって出てきたんだ?」
ふふん、猫は身軽なんだよ?
左右田「ん?日向。なんだその猫?っていうかこの島、猫いたのか?」
日向「あ、ああ。モノミから押し付けられたんだ、ってそんな場合じゃない。七海を探さないと…。」
あ、そっか。私がいなくて大騒ぎしてるんだね。
七海「にゃ~、にゃ~」(私はここだよ~。気づいてよ~)
日向「悪いな、今はお前に構ってる暇がないんだ。」
むぅ…日向君ったら酷い…。
でも、どうやっても伝わらなさそう…。
みんなが徒労で終わるであろう私探しを観察することにした。
日向「七海…どこいったんだよ…。」
こんなに必死に探してもらえると不謹慎だけどうれしいね。
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- 10 : 2014/07/21(月) 23:03:58 :
- しばらくして、みんながレストランに集まってきたよ。
みんな私を見つけられなかったって、表情を暗くしてる…。
私はここにいるのに私はニャーニャー泣くことしかできない…。
なんだか悔しいよ…。
モノクマ「やぁやぁ!みなさんお揃いで!」
そんな時にモノクマがやってきたよ。
日向「モノクマ!お前七海をどこにやったんだ!!」
日向君がすごい剣幕でモノクマに迫っていく。
その真剣さと剣幕、そして私を思っての行動というのが感じ取れて、何かがこみ上げてくる。
なんだろう、この感じ…?
モノクマ「おぉう…若さゆえの勢いってやつ?圧倒的な勢いにちょっとブルっちまったぜ…でもボクは負けないんだかんね!」
日向「そんなことはいい!お前が七海に何かしたんだろ!」
モノクマ「モー!なんで僕がやったって決め付けるのさ!」
日向「お前以外に誰がやるって言うんだ!」
モノクマ「いるじゃない…周りにたくさんさ…。」
日向君がみんなの顔を見渡す。
日向「お前は…ここにいる誰かが七海を殺した、ってそういうのか?」
モノクマ「うぷぷぷ…。さぁ?そうは断言しないけど…うぷぷぷ。」
十神「何がおかしい。」
モノクマ「いや?精々悩んだらいいよ。七海千秋さんはどこに行っちゃったんだろうね。うぷぷぷ。」
ここにいるってばー…。
日向「お前が答えれば済むんだよ!」
左右田「お、おい!落ち着けって!」
澪田「そうっすよ!逆らったら蜂の巣っすよ!」
モノクマ「ふーっ、襲われるかと思って、必殺技を出しそうになっちまったぜ…。」
日向「くっ…このっ…。」
七海「なう~。」(落ち着いて、日向君。)
日向「お、お前…。」
七海「にゃー。」(ね?落ち着いて?)
日向「……はぁ…。」
モノクマ「お?もうやらないの?せっかくこの爪の出番かと思ったのに…。」
十神「黙れ、これ以上煽るだけしかしないのなら消えろ。」
モノクマ「はいはーい、消えますよー。」ウププ
そう言い残してモノクマは消えていった。
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- 14 : 2014/08/03(日) 01:36:40 :
- 十神「とりあえずその猫は日向、お前に預けるぞ。」
日向「え、なんでだ?」
左右田「いや、だって、お前…。」
七海「なう~。」スリスリ
日向「わっ、お前いつの間に…。」
十神「見ての通り、お前になついているようだからお前に任せる。」
日向「あ、ああ…?」
澪田「猫ちゃんいいっすね!」
小泉「人懐っこくてかわいいわね。日向、ちゃんと世話しなさいよ!」
西園寺「ぷぷぷ、お兄のことだからきっと引っかき傷ばっかりになっちゃうよ。」
罪木「こ、この猫は飼い猫みたいに綺麗ですから引っかかれても病気とかならないと思いますけど、一応気をつけてくださいね…。」
九頭龍「けっ、終わったならもう俺は行くぞ。」
周りがガヤガヤと騒がしくなる。
主に騒がしいのは小泉さんたち。他の人は猫(私)に興味ない人たちなのかな?
早々に自由行動してる。
日向「っていうか動物なら田中が一番なんじゃ。」
そういえばそうだね。と、田中君を見てみると
田中「お、落ち着くのだ破壊神暗黒四天王!邪気を鎮めるのだ!」
この場から逃げようとしてる?ハムスターたちを宥めるのに一生懸命みたい。
日向「あー、本能か?ハムスターもネズミ、だもんな。」
そうなのかな?
そんなことより、忙しなく動く田中君のハムスター…。
なんだろう、このそわそわする感じ…抑えきれないよ…!
七海「にゃーん!」タッ
日向「あ、おい!田中!そっち行ったぞ!」
田中「むっ!?我が配下に手を出そうというのか!いいだろう、我が四天王が相手にするまでもない!我が血祭りにあげてくr」
邪魔っ! バシッ!
田中「ぐぬっ!」
日向「た、田中ぁああ!」
その後、田中君のハムスターを追いかけ回そうとしたけど、すぐに日向君に捕まっちゃった。
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- 16 : 2014/08/05(火) 23:46:31 :
- 日向「まったく、大人しい奴かと思ったら、やんちゃなところもあるし、マイペースなところはさすが猫ってところか?」
ぶつぶつと私を抱き上げたまま歩く日向くん。
抱き上げられてて、ドキドキするけど、その暖かさにすごく安心していた。
七海「くあ~…。」
日向「ったく、のんきにあくびしやがって…。」
日向君は呆れつつも笑ってるようだ。
日向君から伝わってくる体温と暖かい感情。
この気持ちをなんて言ったらいいかわからないけど、とても心地いい。
眠くはないけど、目を閉じた。
この心地いい感覚に浸りながら、私たちは日向君のコテージに向かった。
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- 17 : 2014/08/08(金) 21:53:37 :
- ~日向のコテージ~
日向「じゃあ、俺はシャワー浴びてくるからおとなしくしてるんだぞ?」
七海「にゃ~。」コクン
日向「お前、ほんと言葉がわかってるみたいだな。」
わかってるのに…むぅ…。
日向「じゃあな。」ナデ
私をひとなでして、日向君はシャワールームに行った。
さて、寝て過ごすのも悪くないけど、せっかく猫になったんだし、何かしようかな…。
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- 18 : 2014/08/09(土) 21:49:05 :
- ゴソゴソ…
日向君の部屋をあさって見てるけど、服しかない…。
当然か…
七海「なう~。」(次はこっち。)
そこはベッド。
一見するとただのベッドだ。でも、その下には空間がある。
ゲームだと男の子ってベッドの下にいろいろものを隠してたりするよね。
七海「なう?」(あ、箱?)
奥の方に箱があった。奥まで行って、頭で箱を押し出す。
日向君のひみつがここに!
|)つ 誰かのパンツ
………
あ、日向君の着替え…だよね?
|)つ 黒いTバック
………
私はそっと箱をベッドの下へと戻した。
この感情…よくわからないよ…
私はその後、何もせずにぼーっとしていた。
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- 19 : 2014/08/09(土) 21:52:55 :
- ※七海のパンツはまだもらっていない日向君。
というより、私がスーダン2をしたとき、辺古山→田中→…
の順でパンツをもらっていったので、それで、七海は真ん中くらいの順番だったので、まだ日向君はもらっていない設定にしました。
何も知らなかったらこんな反応になると思いますw
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- 20 : 2014/08/12(火) 00:40:30 :
- 日向「よし、今日はもう寝るか。」
日向君がベッドに向かう。
うーん、私はどこで寝ようかな…。
日向「スー…スー…」
って、日向君、もう寝てる…。
もう! 私の寝床も用意せずに寝ちゃうなんて…
ピコーン、と頭の上に電球が出たような気がする。
寝床がないなら作ればいいじゃない…と思うよ?
ひょいっと、日向君が寝てるベッドの上に向かう。
うーん、日向君は寝相はいいほうかな?
ま、いっか。
日向君が使ってる枕の上に腰を下ろす。
体の一部を日向君に密着させると安心感が増す。
うん、よく寝れそうな気がするよ。
七海「ふにゃぁ…」(おやすみ、日向君。)
一回鳴き声を上げて、私は目を閉じた。
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- 26 : 2014/08/19(火) 18:43:04 :
- ~翌朝~
パチリ、と普段ではありえないくらい早く起きれた。
七海「ん~~~。」ノビノビ
体を伸ばす。
起き上がると、日向君の顔がすぐ近くにある。
静かに寝息を立てて、まだ眠っている。
七海「にゃう~。」(日向君。)
前足で日向君の顔をぺちっと叩く。
日向「…ん…スー…スー…」
ちょっと顔をしかめたけど、すぐにまた寝息をたて始めた。
七海「にゃあ♪」(ちょっとおもしろい。)
ぺちぺちっ。
日向「んん…。」
ぺちぺちぺちぺち
日向「クシュン!」
七海「ふにゃ!?」
驚いてベッドの上から飛びりちゃった。
毛が鼻の中に入っちゃったのかな?
日向「ん…ふわぁ…」
日向君があくびしながら、起き上がった。
私がいたずらしたのバレてないかな?
日向「ん? ああ、お前起きてたのか。」ナデナデ
七海「にゃぁ。」(バレてないみたい。)
バレても日向君なら許してくれそうだけどね。
日向「よし、レストランに行くか。」
そう告げた日向君の後を私はついていった。
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- 28 : 2014/08/23(土) 21:45:36 :
- ~プールサイド~
弐大「無ッ。日向か。」
日向「よお、弐大。おはよう。」
弐大「早起きなんじゃな。関心なことじゃ。」
日向「いや、なんかくしゃみして起きたんだよな。昨日冷えたかな?」
わ、私は何も知らないよー…。
弐大「おう、その猫も連れてきたんか。日向にベッタリじゃのう!」ガハハ
日向「ああ、なんか知らないけど、俺に懐いてるんだよな。」
弐大「名前とか付けとるのか?」
日向「名前はちあき…あ…。」
日向君が何かに気づいたって顔をしてる。
そして、私を信じられないような顔で見てくる。
?? なんだろ?
日向「いや…まさかな…。」
弐大「どうした、日向?」
日向「ああ、悪い。なんでもない。」
弐大「にしても、ちあきか。同級生の名前を付けるのはどうなんじゃ?」
日向「ああ、そのことは後でこいつの説明をする時に一緒にするよ。」
弐大「そうか。」
って、呟いた弐大君が私を見てくる。どうしたんだろう?
弐大「のう、日向。ワシはこう見えて、猫が好きでな。いっちょ触らせてくれんか?」
日向「ああ。俺はいいけど、こいつが触らせてくれるかわからないぞ?」
私は全然構わないよー。
弐大「ガッハッハッハ! そんときは諦めるわい!」
弐大君が腰を下ろして、手を近づけてくる。
私を刺激しないようにゆっくりと始めは指から。
私が顔を擦るようにすると、その大きな手で頭、背中となでてくれた。
日向君より手が大きい、でも繊細な動きをしてる…。
日向君のナデナデは安心できるけど、弐大君のナデナデは気持ちいいね。
日向「はは、気持ちよさそうな顔してるな。」
弐大「本当に人懐っこいやつじゃ。」
そのまましばらく弐大君に撫でてもらったよ。
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- 33 : 2014/08/29(金) 18:54:35 :
- しばらくすると、コテージのほうから誰か来た。
十神「むっ、日向に弐大か。」
日向「お、十神。おはよう。」
弐大「十神、おはようじゃ。」
七海「なう~。」(おはよう、十神君?)
十神「そういえば、日向に猫を預けていたんだったな。」
日向「ああ、そのことでお前に話したいことがあるんだ。」
弐大「そういえばさっき言っておったのう。ワシにも聞かせてくれ。」
日向君と十神君が話し始めて、弐大君も加わって、暇になっちゃった…。
七海「にゃ~。」(ひま…)
私は一足先にレストランに向かうことにした。
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- 36 : 2014/09/11(木) 20:40:23 :
- レストランについたけど、誰もいないや。
うーん、誰か来るまで隅っこで寝とこうかな…。
七海「!」クンクン
な、なんだろ、すごくいい匂いがする…!
こっちかな?
匂いはどうやら厨房からするみたい。
そこには花村君がいたよ。
花村「おっと、来ちゃったんだね君。ダメだよー。厨房は神聖な場所で動物は入ったら。」
七海「にゃー。」(でも、いい匂いがするんだよ…。)
花村「うーん、本当はみんなと同じタイミングでって思ってたけど仕方ないね。」
花村君がゴソゴソ、と皿を取り出した。
七海「にゃーにゃー」(すごいいい匂いがする!)
尻尾が自然と揺れちゃうよ…。
花村「ふふ、もうバレちゃってるみたいだね。ボク特製の猫も食べれるスペシャル料理だよ! 召し上がれ!」
厨房から出て、隅っこの方で皿が目の前に置かれる。
そこには…なんだかよくわからないけど、みんなが食べるものと変わらない料理があったよ!
花村「ちゃんと猫でも食べれるもので作ったからね。そこは安心してくれていいよ。」
七海「なうー」(ありがとう、花村君。)
私のために調べてくれたみたいだね。本当、感謝だね。
いただきます。
花村君特製猫ご飯はとてもおいしかったよ。
七海「にゃー。」(満足…。)
私は風通りがいい机の上に移動し、満足したためかすぐに眠気が襲ってきた。
私は逆らうことなく、そのまま意識を手放した。
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- 37 : 2014/09/15(月) 22:30:00 :
- 気持ちいい…
暖かいのと、誰かがそばにいてくれる感覚。
そばにいてくれる誰かからはその人の優しさが伝わってきて、とても心地いい。
このままずっと寝ていたいけど、体は起きようとしてる。
残念…。
………? まぁいっか。
そして、私は目を覚ました。
七海「…ふにゃぁ…。」アクビ
罪木「わっわっ…すいませぇん…起こしちゃいましたぁ…。」
西園寺「ぷぷぷ、罪木なんかに撫でられてたらこの子もおちおち眠ってられないってことでしょ。」
罪木「ふぇぇぇ…ごめんなさいぃぃぃぃ…。もう猫ちゃんには触りません…。」
小泉「ダメよ、日寄子ちゃん。そんなこと言ったら。蜜柑ちゃんもこの子が嫌がってるならダメだと思うけど…。」
七海「なうーなうー」(ねぇ、罪木さんがなでてたの? 気持ちよかったからもっと撫でてよ。)
小泉「撫でろって言ってるみたいよ? むしろ喜んでたってことでしょ。」
罪木「ふぇぇぇ…私なんかが恐れ多いですぅ…。でも精一杯撫でさせていただきますぅ!」
西園寺「ちぇー。おもしろくないの。」
ふふん、この3人は本当に仲がいいね。
そして、罪木さんの手、優しいなで方だなぁ。
弐大君も気持ちよかったけど、罪木さんのも気持ちいい。
その後、小泉さんが撫でてくれて、何かブツブツいいながら西園寺さんが優しく撫でてくれた。
撫でられてまた眠たくなったけど、さっき寝ちゃってたし、がんばってみんなの様子を見ることにしよっと。
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- 40 : 2014/09/30(火) 12:16:52 :
- 起きてみると、みんな揃っていて、ほとんどの人が食事を終えたあとのようだった。
終里さんはいつも通りまだ食べてるようだけど。
十神「では、ミーティングを始めるぞ。七海についてだ。」
みんなの空気が重苦しいものに変わる。
むう…私、ここにいるのに。
七海「にゃー、にゃー。」
罪木「わわっ、今は静かにお願いしますぅ…。」
十神「………おい、日向。」
日向「ああ…。」
十神君に言われて日向君が頷く。
日向「消えた七海の行方なんだけど…もしかしたら、その猫が知っているかも知れない。」
と、すごい的外れなことを言い始めた。
ウサミ、モノミちゃんのこと信じてくれなかったんだね…。
日向君なら信じてくれると思ったのに…。
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- 41 : 2014/09/30(火) 12:30:42 :
- 日向「その猫、モノミから預けられたんだが、七海がその猫になったっていう話をされたんだ。もちろんそんな話、信じられるわけがない。」
動揺と混乱、不安がみんなを包む。
それにしてもここまで信じてもらえないなんて思わなかったなぁ…。
十神「であるなら、その猫が消えた七海の行方の手がかりを握っている、と考えたほうが妥当だろう。」
七海「なうー」(違うよー。)
九頭龍「んで、結局どうすんだ?」
十神「この猫は逃げられんように監視する必要がある。そして、モノクマかモノミが再び現れた時に問いただせばいいだろう。」
むう…誰もモノミちゃんの言うこと信じてなくてさすがに不服だなぁ…。
罪木さんに抱っこされてる中、人間状態なら私の頬はぷくーと膨れてるところだ。
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- 42 : 2014/10/10(金) 07:33:14 :
- もう、そんな信じてくれない日向君なんて・・・
罪木「わっ、わっ、暴れないで・・・!」
西園寺「クスクス、ゲロブタの腕の中じゃ安心できないってことでしょ。」
そういうわけじゃないけど、弁解もできないし、今はそれどころじゃない。
私はみんなの視線が集まる、日向君と十神君がいるテーブルに向かって歩く。
私に気づいて、日向君たちが注目してきたけど、お構いなしに私テーブルの上に行き、日向君にしがみついた。
日向「わっ、な、なんだよ。」
むー、暴れないで。
なんとかよじ登り、日向君の頭の上に登りきった。
日向「なんだよお前、どういうつもりだ?」
敵じゃないってアピールだよっ!
十神「・・・まぁいい。その猫は日向、引き続きお前に任せる。もし手が離せないようなら別の誰かに頼めばいいだろう。特別猫嫌いのやつはいないな?」
誰も反応しない。ネコアレルギーとかはないみたいだね。
十神「憶測で考えを進めてもどうにもならん。今日のところは監視に留めるしかあるまい。では、解散だ。」
そう十神君が締めくくって、みんな思い思いに散らばっていった。
日向「まったく。なんでこんなことに・・・。」
七海「にゃー。」(まったくだよっ。)
日向「お前、七海について知らないか?」
七海「なうー!」(私だよ!)
日向「はぁ、まぁ答えが返ってくるわけないか。」
もう。このにゃあしか言えない口が憎い・・・。
腹いせに日向君の頭を猫パンチしたけど、日向君は構わず私を乗せたまま、レストランから出て行った。
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- 45 : 2014/10/14(火) 23:32:23 :
- 日向「ふう、さて、七海を探したいところだけど、どうするかな。手がかりはないし・・・。」
もう、私を乗せたままで、さっきから日向くんの髪を弄ってるのに何も反応しない・・・。
そんな日向くんの頭なんて・・・
七海「ふにゃー!」(くしゃくしゃにしてやる!)
日向「うおお!? 暴れるなって!」
日向くんに捕まって、腕に抱かれる。
日向「まったく、なんだよいきなり。」
その時、私は見た。
くしゃくしゃにしたのに、また再び立ち上がった日向くんの触角を・・・。
七海「にゃー・・・。」(負けた・・・。)
日向「今度は急におとなしくなって・・・。何なんだ一体・・・。」
そのまま抱かれた状態で日向くんは移動を開始した。
・・・日向くんの腕のなかはすごい安心するなぁ・・・。
さっきまでの怒りを忘れて私は、この温もりに身をゆだねた。
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- 46 : 2014/10/19(日) 23:55:19 :
- 日向くんの腕の中で、ゆったりしながら周りを眺める。
今日もいい天気で、日差しが眩しい。
日向「はぁ、探すって言っても、もうみんなが見てるんだよな・・・。」
そもそも探してもいないよー・・・。
日向「お前をずっと抱いて、探すってのもな。」ナデナデ
七海「にゅぅ・・・」
日向「とりあえず一度調べた場所も探してみるか。」
そう言って、少し気合を入れてくれるのは嬉しいけど、七海千秋はあなたの腕の中にいるの・・・。
何とかして伝える方法考えなきゃ・・・。
でも今はこの暖かさに委ねよう・・・。
私はまったりして、日向くんは焦りを感じさせる表情をしながら、七海千秋の探索に出かけた。
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- 47 : 2014/11/04(火) 03:53:36 :
- だいたい行けるところは探し尽くし、日向君はビーチで途方にくれている。
日向「・・・・・・。」
そんな悲しそうな顔しないで・・・。
力なく私は日向君に前足でいわゆる猫パンチをする。
日向「・・・なんだよ・・・。元気づけてくれるのか?」
七海「なう~」コクン
日向「・・・はぁ。まぁあれだけ探して見つからなかったんだ。今更俺がいくら探しても見つからないし、落ち込んでも仕方ないか・・・。」
七海「にゃ~」(だから目の前にいるのに・・・。)
日向「付き合わせて悪かったな。お腹すいたろ? レストランに行くぞ。」
日向君に抱き上げられそうになったけど、スルリと避けて、先導する。
ふふん、私が普通の猫じゃないってところ見せてあげるんだから。
日向「・・・まぁ猫は気まぐれって言うしな。」
日向君の中で何かの結論が付いたらしく、私についてきた。
ううーん、このままおとなしくレストランに向かってもいいけど、どうしようかな。
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- 48 : 2014/11/04(火) 21:32:06 :
- ・・・まだ日向君を独り占めしてもいいかもね。
このまま散歩っていうのも楽しいかも知れないね。
七海「なう~」(こっちだよ~)
日向「ん?おい、そっちはレストランじゃないぞ。」
日向「まさか・・・七海のところに案内してくれるのか!?」
七海「にゃう~」(違うけど、ついて来てくれるならなんでもいいや。)
私は構わず歩き続けた。
真剣な表情の日向君には悪いけど、私は散歩ができてとても楽しい。
日向「・・・・・・なぁ・・・。」
しばらくしたらとても辛そうな顔をして、日向君が話しかけてきた。
日向「お前は・・・七海がどこにいるか知っているんだよな・・・。」
そんな・・・辛そうな顔しないで・・・。
日向「お前が普通の猫じゃないってのはなんとなくわかる。この言葉も理解してるんだろ?」
私なんかのために・・・そんな顔しないで・・・。
日向「お願いだ・・・頼むから・・・七海の居場所を・・・教えてくれ・・・。」
そんな泣きそうな顔を私に見せないで・・・。
日向君がどれだけ真剣に私を探してくれていたのかが伝わってきて・・・なんだろう・・・よくわからないけど・・・痛い・・・。
でも私にはどうすることもできない・・・。
今の私はあまりにも無力で・・・
辛そうな日向君を励ましてあげることもできない・・・。
私は日向君の足に頭をこすりつけた。
何も知らないふりをして、猫のふりをして・・・励ますことしか今の私にはできないから・・・。
だから私は必死に猫のふりをすることにした。
これですこしでも日向君が元気になるなら、私はいくらでも猫のふりをする。
日向君が撫でてくれる手は暖かいけど、さっきまでのような安心するような感じがその時ばかりはしなかった。
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- 49 : 2014/11/06(木) 13:16:41 :
- ~レストラン~
レストランに戻ると、私たち以外はみんな揃っているようだ。
十神「遅いぞ、日向。」
日向「ああ、悪い・・・。」
目に見えて落ち込んでる日向君を見てか、それ以上追求はなかった。
やっぱりみんな優しい人たちだね。
花村「じゃあ、今回も優雅な料理を作ったから、みんな食べてよ!」
終里「おっしゃああ!やっとだぜ!」
十神「ふん・・・。」
真っ先に食いついた二人を見て、クスッと笑ってしまいそうだった。
花村「あ、猫ちゃんはこれね。」
そこには今朝と同じ、猫でも食べられるもので作られた料理だった。少し量は少なめかな?
日向「花村、少し量が少なくないか?」
花村「ちっちっちっ・・・。人間と同じ感覚で猫にも餌を与えちゃうと、すぐ太っちゃうからね。太らないけど、満足感を与えるメニューにしてみたよ。
猫の餌・・・餌っていうのはなんか嫌だね・・・。私のご飯に対しても、こだわりと知識を持って対応してくれてる。
きっといろいろと調べてくれたんだろうね。
猫相手の料理でも手を抜かない姿勢はさすが超高校級の料理人だね。
花村「カロリー管理もできる僕、さすがだと思わないかい?」
最後の一言は余計だったけど。
-
- 50 : 2014/11/10(月) 14:31:34 :
- 美味しいご飯を食べれて、みんなが撫でてくれる。
ゲームはできなくなっちゃったけど、なんだか幸せ。
・・・ゲームのことを思い出したら、やりたくなってきちゃったなぁ。
でも、今こんなだから私できないし・・・。
日向「・・・・・・・・・。」
日向君。まだ暗い顔してるなぁ・・・。
あ、そうだ。
七海「にゃ~」
日向「? なんだ?」
七海「なう~」(こっち)
レストランから移動して、一回へ行く。
七海「にゃー」
日向「なんだよ、ゲームか?」
七海「にゃーにゃー」(やろうよ、日向君。)
日向「・・・七海もよくここでゲームしてたっけな。」
そんな死んだみたいに言わないで欲しいな。
七海「ふしゃー!」(お仕置き、だよ。)
日向「いってててて! や、やめろって!」
七海「にゅぅ・・・。」(やってよー)
日向「わかったって。ったく・・・。」
よしよし、これで日向君の気分転換になればいいな。
日向君がゲームをする姿をそのまましばらく眺めていたよ。
-
- 53 : 2015/01/20(火) 00:03:34 :
- 人のゲームをする姿をみつづけるというのもなかなか面白いね。
日向「はぁ、なぜかゲームで1日を潰してしまった・・・。」
楽しかったでしょ?、というニュアンスをこめて、日向くんを首をかしげながら見つめてみる。
日向「・・・お前は頭がいいんだな。ありがとな。」
って、頭を撫でてくれた。
ふふふ、うれしいな。
七海「にゃーうーん」
日向「はは、甘えん坊だな。」
心地よくてもっとなででほしくて、体をこすりつける。
しばらくして
日向「そろそろ夕飯だからな。ここまでだ。」
もっと撫でてほしい・・・でも、しかたないよね。
七海「にゃー」(いこっか。)
私は花村くんの創作猫りょうりを想像しながらレストランへと向かった。
-
- 54 : 2015/01/21(水) 00:28:36 :
- レストランにはみんながいた。
十神「遅いぞ、日向」
日向「悪い悪い。」
みんなで夕食。いつもどおりゆうしょく。
こんなへい和がずっと続けばいいのに。
モノクマがコロシアイって言ってたけど・・・この様子なら大丈夫・・・だよね。
なんだか・・・頭がぼーっとしてるきがするけど・・・
きのせい・・・だよね?
-
- 55 : 2015/01/22(木) 21:27:25 :
- つぎの日
またみんなが私をさがしてくれた。
わたしはのんびり散歩しながらみんなを見ていた。
みていることしか・・・できなかった。
そのまた次のひ
七海千秋がいなくなって、みんながまいにち探してくれてるけど・・・。
もう、見つからないんじゃないか、もうななみちあきは見つけられないんじゃないかっていう空気がながれはじめてる。
むしろ、いままでよく探してくれた・・・とおもうよ。
そんなくうきの中、ひなたくんだけは諦めない。
一度探したばしょもまたさがしてる。
そんな日向くんを見てて・・・さいしょは嬉しかったけど・・・
今はかなしい・・・。
どうかみんな・・・わたしのことはいいから・・・希望を掴んで・・・
さいきん・・・なんだか頭がぼーっとする気がする・・・と思うよ・・・。
-
- 56 : 2015/01/23(金) 21:51:52 :
- きょうが何にちなのか・・・わからない。
もうそんなことはどうでもいいかな。
あ、ひなたくんだ。
ひなたくんのなでなできもちいいからすき
それいじょうにひなたくんのことはだいすき
なでてもらいたくてちかづく
なにかいったあとに、わたしをなでてくれる。
とてもきもちいい。
けど、そこからつたわってくる。
ひなたくん、かなしんでる・・・。
なにがかなしいのかな・・・。
かなしいときはあそべばいいんだ、と思うよ?
あそぶっていえば・・・なんだっけ・・・。
わたしはいつも・・・なにをして・・・あそんでたっけ。
あ、なにかうごいてる!
そうだ。ぴょこぴょこうごいてるものでいつもあそんでたね。
ひなたくんがそのうごいてるものをとって、めのまえでゆらす。
おもわずおいかけちゃう。
ひなたくんにあそんでもらえて、まいにちたのしくて、わたし・・・しあわせ、だとおもうよ。
-
- 57 : 2015/01/23(金) 21:52:19 :
- 演出上ひらがなです。
そして、次から日向視点になります。
-
- 58 : 2015/02/03(火) 19:31:41 :
- 日向「・・・七海・・・。」
ずっと探し続けたけど、未だに見つからない。
みんな口には出さないが、もう七海を探すことを諦めてきている。
俺も・・・最初は一度探した場所を探したりしたが、今じゃあ七海が帰ってくるのを祈るだけになっている・・・。
「にゃう~」
日向「・・・お前か・・・。」
七海が消えたのと同時期に現れたこの猫。
俺が落ち込んでいるのを察知するように寄ってくることがある。
日向「・・・」ナデナデ
「ゴロゴロ」
気持ちよさそうに撫でられるこいつを見ると、少しは気は紛れる。
でも、状況がまったく好転していないことに変わりはない。
日向「・・・はぁ・・・。」
こうやってため息を吐いたのは何回目だろうか。
-----ブツ
モノクマ『アー、アー。生徒のみなさん。至急レストランへお集まりください。あ、集まらない人は容赦なくお仕置きするからね。んじゃあ、早くねー!』
日向「・・・今度はなんなんだよ・・・。」
あのモノクマがいい話を持ってくるはずがない・・・。
嫌な予感しかしなかったが、行くしかない。
俺は猫を抱き上げてレストランへ向かった。
-
- 61 : 2015/02/08(日) 22:29:24 :
- ~レストラン~
レストランには既にみんながいた。
少しだけ・・・七海がいることを期待したけど、やっぱりいなかった・・・。
十神「おい、日向も来たんだ。さっさと要件を言え。」
モノクマ「うぷぷぷ、慌てん坊さんだなぁ・・・。こういうのは焦らすから面白いのにぃ・・・。」
九頭竜「けっ、趣味の悪いやろうだ・・・。」
モノクマ「まぁ、焦らしすぎても面白くはないね! じゃあ、発表しますよー。」
モノクマ「うぷぷぷ、七海千秋さん・・・。彼女がいなくなって随分と経ったね・・・。」
日向「・・・。」
お前が言うのか・・・!
絶対に何かしたであろうお前が!
モノクマ「みなさん随分とあちこち探したみたいだけど見つからなかったみたいだね?」
十神「・・・なんだ。挑発するためにここへ呼んだのか?」
モノクマ「せっかちだなぁもう。うぷぷぷ。」
十神「さっさと結論だけを伝えろ。」
モノクマ「うぷぷぷ、じゃあご要望にお答えして・・・。」
モノクマ「七海千秋さん・・・彼女まだ生きているけど・・・もうすぐ死ぬよ・・・?うぷぷぷ・・・。」
一瞬で頭が真っ白になる宣告を受けた。
-
- 63 : 2015/02/09(月) 21:03:06 :
- 日向「な・・・、どういうことだよ!? モノクマ!?」
左右田「お、落ち着け日向!?」
日向「離せ左右田!! おい! モノクマァア!」
モノクマ「おおう、最近のキレる若者ってのは怖いねぇ。でも左右田くんのおかげで助かったねぇ。近づいたらボクの爪で引き裂いてやったのにさぁ・・・うぷぷぷ。」
十神「日向を離せ! 冷静にさせるんだ!」
左右田「わ、わかった! おい、手伝え!」
弐大「おう! 落ち着くんじゃ日向!」
日向「離せ! くそ! くそおおお!!」
「にゃぅ・・・・・・。」
悲しそうに鳴いたそいつの声がやけに大きく聞こえた。
-
- 64 : 2015/02/09(月) 21:15:48 :
- ~プール~
日向「くそ! 離せ! 俺は冷静だ!」
左右田「んなわけねえだろ!? だったら暴れんな!」
弐大「・・・日向ぁ・・・。」
バキッ!
日向「ぐっ・・・!?」
頬に衝撃が走り、倒れこむ。
目の前に立つ弐大を見て、初めて殴られたのだと理解した。
弐大「落ち着くんじゃ、日向。でないと大切な局面で誤るぞぉ・・・。」
日向「で、でも!」
弐大「それじゃあ、モノクマの言ったことを言い直してみろ!」
日向「七海が死ぬかも知れないって話だろ!? それがなんだ!」
弐大「違うじゃろ! まだ生きているが、もうすぐ死ぬかもしれんっちゅう話じゃ!」
日向「同じことだろうが!」
弐大「全然違うじゃろうが! いいか! 七海が危機的な状況にあるのは確かじゃ! しかし、モノクマがただそれを伝えるためだけに現れるわけがないじゃろ! 話には続きがあるんじゃ! それを咀嚼できんほどお前さんは冷静じゃないと言っとるんじゃ!」
日向「じゃあなおさらだ! 早く七海を助けるために行動しないと・・・」
弐大「ほう、どうするつもりじゃ。」
日向「それは・・・また島を探して・・・。」
弐大「今まで探したのに見つかるとは思えんのう。」
日向「ぐっ・・・だけど・・・。」
弐大「モノクマは恐らく七海の所在を知っちょる。そして、その七海を見つけるためにワシらにどうすればいいか条件を出すはずじゃあ。」
日向「・・・。」
弐大「それを聞かんと島中をさがす? とても適切な行動には思えんぞ。」
日向「・・・・・・俺は・・・」
弐大「やつの話を冷静に聞く準備が整ったら戻ってこい。話はワシらが変わりに聞いとくからのう。行くぞ、左右田。」
左右田「あ、ああ。」
そう言って、弐大と左右田は戻っていった。
後には呆然と立ち尽くす情けない男が一人立っているだけだった。
-
- 65 : 2015/02/15(日) 02:07:13 :
- 日向「・・・俺は冷静だ・・・。」
日向「七海を早く助けなきゃいけない・・・。でも、冷静に・・・。」
日向「よし・・・行くか。」
~レストラン~
モノクマ「おやおや、意外とお早いお戻りだったね。」
日向「・・・・・・・・・。」
モノクマ「じゃあ、話を続けるね。あ、日向君のためにも言うけど。」
モノクマ「七海さんは、誰かのコテージにいまーす!」
日向「・・・っ!」
モノクマ「誰が七海さんを隠しちゃったんだろうねー? うぷぷぷ。」
十神「おいっ!それでは・・・」
日向「なるほどな・・・。」
小泉「ひ、日向・・・?」
日向「そりゃ見つからないよな・・・。誰かのコテージにいるなんて思ってなかったし・・・。まさか、信じた仲間が七海を隠してたなんてな・・・。」
十神「おい!日向!おちつ」
日向「・・・誰の仕業か知らないが・・・俺は・・・犯人を絶対に許さない・・・!」
誰が犯人かわからない、もしかしたら全員で協力しているのかもしれない。
いろんな可能性がある以上、こいつらは・・・信用できない。
左右田「お、おい。日向・・・。」
日向「触るな・・・!」
左右田「ッ!」
日向「・・・モノクマ、全員の部屋を調べさせろ。それで七海は見つかるんだろ?」
モノクマ「うぷぷぷ、そうだね。うぷぷぷ。協力してあげるよ!」
日向「じゃあ、さっさと行くぞ。」
十神「待て日向! モノクマの口車に乗せられるな!」
日向「これで誰のコテージにもいなかったらモノクマの嘘なんだ。そのときはみんなを信じるよ。もしいたら・・・。」
どうするか。その先は考えてない。考えたくもないが。
日向「行くぞ。モノクマ。」
モノクマ「はいはーい!うぷぷぷ!」
俺はモノクマと共にコテージへ向かった。
-
- 66 : 2015/02/17(火) 01:31:37 :
- 俺とモノクマは片っ端からみんなのコテージを開けて、中を見て回った。
途中からみんなが追いついてきたが、構わずに部屋を見た。
西園寺「ちょ、ちょっとお兄! やめてよ!」
日向「お前の部屋にはいないっていうのか?」
西園寺「いるわけないじゃん! 今朝もここから出てきたんだよ!?」
日向「でも、誰かが西園寺の部屋に七海を運ぶかもしれないだろ?」
西園寺「誰かって誰? 誰がすんのそんなこと!? うっ・・・うっ・・・。」
小泉「ひ、日寄子ちゃん・・・。日向・・・!」
日向「・・・確かに西園寺は悪くないかもしれない。でも、この中に七海を攫った奴がいるかもしれないんだ。容疑者である以上、最低限疑うべきだろ? 違うのか?」
小泉「・・・ねぇ、なんであんたは私たちじゃなくて、モノクマの言葉を信じてるの?」
日向「あいつは俺たちにコロシアイを強要してくるが、嘘は言わないだろ。」
小泉「・・・・・・。」
日向「じゃあ、次だ。」
こうして、全員のコテージを見終わったが・・・七海はいなかった。
日向「モノクマぁ!どういうことだ!」
モノクマ「うぷぷぷ、何言ってるのさ。言ったじゃん。七海さんは誰かのコテージにいるって。」
日向「全員のコテージを探したぞ! なのに・・・」
モノクマ「全員じゃないでしょ・・・?」
日向「・・・え?」
モノクマ「キミのコテージはまだ探してないでしょ?」
日向「・・・いや、いるわけないだろ。なんで俺のコテージにいることになるんだよ。」
モノクマ「うぷぷぷ、さぁ、どうだろうね? とにかく行ってみようよー。うぷぷぷ。」
日向「・・・・・・。」
嫌な予感がする・・・。
-
- 67 : 2015/02/17(火) 23:30:16 :
- ~日向のコテージ~
いるわけがない・・・。あれだけいろんなところを探して、俺のコテージにいる?
ありえない。
もしいるとするなら・・・
日向「あ・・・。」
誰かに仕組まれているとしか思えない
日向「なな・・・み・・・?」
いた。
数日ぶりの七海千秋の姿。
日向「七海・・・! おい、七海!」
七海「・・・ん・・・。」
日向「七海!」
七海「・・・・・・嫌・・・。やめて・・・。」
日向「七海・・・?」
七海「や、やめて・・・逆らわないから・・・だから・・・。」
なんだ・・・これは・・・。
七海がおびえている。
何に。俺にだ。
これじゃあまるで・・・
俺が七海を監禁して、脅迫でもしていたみたいじゃないか・・・。
モノクマ「おやおや、七海千秋さん行方不明の犯人は日向君だったみたいですね!」
日向「ッ!」
モノクマ「うぷぷぷ、そんな目で見られても現場が物語ってるじゃない。犯人はキミだよ。」
違う。俺は何もしていない。
日向「お、れは・・・!」
小泉「日向・・・あんた・・・。」
なんだ・・・なんだよみんな・・・。
日向「違う・・・ちが・・・!」
モノクマ「じゃあ、犯人の日向くんはお仕置きしないとね! うプププププ!」
日向「モノクマ・・・モノクマぁ!」
こいつが・・・! こいつが何かしたんだ!
モノクマ「おぉ、怖い顔して・・・。うぷぷぷ。でも、そうはいかないんだなぁ。」
弐大「・・・」ガシッ
日向「ぐっ、弐大!?」
弐大「悪いが、日向・・・。」
日向「くそっ!離せよ!」
辺古山「・・・御免!」
日向「がぁっ」
腹に激痛。
辺古山に竹刀で殴られたみたいだ。
そりゃ痛いはずだ・・・。
重くなる瞼に耐え切れず、そのまま意識を失った。
-
- 68 : 2015/02/18(水) 22:24:35 :
- 腹が痛い。
意識が混濁する中、目を覚ますと。
日向「ん・・・!?」
縛られて椅子に座らされていた。
日向「ぐっ・・・!」
十神「起きたか。」
日向「・・・十神・・・。」
ここはレストランか。
いるのは十神だけだ。
日向「俺は・・・。」
十神「・・・日向。お前は七海を監禁していたのか?」
日向「違う! するわけないだろ!」
十神「・・・本当にか。」
日向「ああ。」
十神「・・・七海の証言ではお前に今までずっと監禁されていたということだ。」
日向「・・・は?」
なんだ・・・何が起きている・・・。
俺は七海を監禁していた・・・?
いや、そんなことはしていない!
十神「どうなんだ?」
日向「・・・いや、してない。絶対にだ。」
十神「・・・だろうな。」
日向「十神?」
十神「七海をお前が監禁していたとしたらおかしな点がいくつもある。というよりもありすぎるくらいだ。現状はお前を犯人だと言っているが、俺はお前が犯人だとは思っていない。」
犯人だと思っていない。
てっきり糾弾されると思っていただけに、心が軽くなるのを感じる。
十神「だが、七海自信の証言があるのも確かだ。被害者がお前に監禁されていた、というのだったらそれを無視するわけにはいかない。」
日向「だけど・・・俺は・・・。」
十神「わかっている。ただの勘だが・・・何か・・・俺たちを騙そうとしている意思を感じる。このまま日向を糾弾しても、それが正しいとは俺は思えん。」
日向「じゃあどうすれば・・・。」
十神「無実を証明してみせろ。明日、恐らくお前の処遇を決める話し合いが行われる。その場で誰もが納得する無実の証明をするしかない。」
日向「無実の証明・・・。」
俺が無実であることは俺自信が知っている。
だが、それを証明すること・・・できるか?
十神「今日は俺の部屋に来い。お前の監視を請け負っているんだ。」
日向「ああ。わかった。」
俺の無実の証明・・・できなきゃ、俺は・・・。
やるやらないじゃない。
やるしかないんだ・・・。
-
- 69 : 2015/02/21(土) 22:21:21 :
- ~翌日~
「・・・・・・。」
疑惑、軽蔑、不安、様々な感情がこもった視線が俺を見てくる。
モノクマ「やぁやぁ、皆さんグッスリ眠れたかな? まぁ日向君は眠れなかっただろうけどね!」ウププ
十神「それで、わざわざ時間を置いたんだ。何かあるんだろう?」
モノクマ「察しがいいね。昨日は準備ができてなかったからね。今日は日向君のお仕置きタイムだよ!」
左右田「お仕置きって・・・なんだよそりゃ。」
モノクマ「うぷぷぷ、お仕置きはお仕置きだよ。まぁ殺しはしてないから処刑ではないけどね!」
日向「・・・待てよ。」
モノクマ「んー? 何かな犯罪者君?」
日向「俺はやっていない。だから、お仕置きなんて受ける謂れがない。」
モノクマ「あーっはっはっは! ここに来て僕はやってませーん!なんて、弁明にしてももっと別のことが言えるんじゃないの?」
モノクマ「被害者の七海さんが君がやったって言ってるんだよ?これ以上ない証拠だと思わない?」
七海「・・・・・・・・・。」
日向「それでも・・・俺はやってないというぞ。」
モノクマ「うぷぷぷ。じゃあ、多数決だよ。」
十神「多数決?」
モノクマ「日向君が犯人だと思う人は、挙手! そうじゃない人は何もしない。日向君を信じるのか、七海さんを信じるのか、ってことだね。」
十神「・・・俺たちに日向の処遇を決めろというのか。」
モノクマ「まぁそういうことだよ。じゃあ・・・」
十神「待て。もう少し情報を開示しろ。七海が嘘を言ってるとは言わんが、日向のほうの証言は何も聞けてない。二人に発言させる必要がある。」
モノクマ「もうーめんどくさいなー。」
十神「めんどくさいとかそういう話じゃない。このままでは間違った選択をしてしまう可能性があるから言っているんだ。」
モノクマ「うぷぷぷ、無駄だと思うけどね。じゃあ、僕は見てるから議論をしてね!」
-
- 70 : 2015/03/04(水) 01:22:59 :
- 日向「なんども言うが【俺はやってない】!」
七海「それは違うよ!」
七海「私は確かに日向君に拘束されていた。私はずっと【日向君の部屋にいた】。」
日向「それは違うぞ!」
日向「七海が俺の部屋にいたというなら俺の部屋にはお前がいたという痕跡が残るはずだ。それに、行動に不自然な点が出てくる。俺はここ最近は昼間は七海を探すために出歩いていたから見かけてるやつもいるはずだ。」
七海「・・・いるの?」
田中「ふん、特異点が七海を探している姿は確かに我が邪眼も捉えている。」
十神「それは皆が知っていることだな。」
七海「ふーん・・・。でも、それが私を監禁していないっていう証拠にはならないよ。」
日向「矛盾するだろ!だったらなんで俺はずっとお前を探し続けなきゃならない!さっさと諦めればいいだけの話だろ!」
七海「ひっ・・・・・・また・・・私に乱暴するの・・・?」
日向「・・・は?」
女性陣の視線が日向に突き刺さる。
その中でも小泉が一際厳しい。
小泉「さっきから聞いていればやってないやってない、って。具体的には何も示してないじゃない。日向が言ったのも、確かに不自然な点なんだろうけど、やってない証拠にはならないわよ。」
日向「・・・七海を信じるっていうのか。」
小泉「実際にあんたの部屋にいて、千秋ちゃんが証言してるのよ? ・・・これは証拠になるでしょう。」
日向「くっ・・・。」
確かに七海が日向の部屋に居て、そして、七海自身がそう証言することは何よりも証拠となる。
日向「な、七海の虚言の可能性は考えないのか。」
小泉「それを言うなら、あんたの言葉の方が虚言に聞こえるわね。」
日向(ダメだ・・・。小泉に俺の言葉が届かない・・・。)
-
- 71 : 2015/03/04(水) 01:37:23 :
- 「にゃー。」
その時、場違いなのんびりとした声が聞こえてきた。
だが、聞き覚えのある声で俺が待ち望んでいた声で・・・。
日向「な、七海・・・。」
七海「・・・うん、私は七海千秋・・・だと思うよ?」
十神「七海が二人だと!?どういうことだ!?」
日向「・・・考えられるのは、今ここで議論していた七海は偽物・・・ってことだ。」
左右田「おいおい、偽物って人間そっくりだぞ!?つーか、喋ってんじゃねえか!こんなリアルな偽物があるかよ!?」
モノクマ「・・・うぷぷぷ。あーっはっは! はー・・・日向君を目の敵にして日向君がストレスで殺人を起こすように仕向けたかったけど・・・失敗しちゃったかぁ。」
日向「・・・どうやったのかはわからないが、俺は・・・お前の思いどおりにはならない。」
モノクマ「うんうん。よかったねー。じゃああとは仲良くやってなよ。」
七海「そうはいかない・・・と思うよ。」
モノクマ「ん?あれ?権限が・・・。」
ウサミ「うふふ・・・もうあんたの好き勝手にはさせまちぇん!」
モノクマ「・・・・・・はぁあ・・・こんなところで終わるなんて・・・とっても絶望的!」
こうして・・・七海の失踪から始まった事件は終わりを告げた。
-
- 73 : 2015/03/04(水) 01:45:50 :
-
モノミ「ち、千秋ちゃん・・・。これはウイルス・・・。」
ウサミちゃんだあ・・・。あ、モノミちゃんだっけ・・・。
モノミ「なんとかしないと千秋ちゃんが消えちゃうでちゅ・・・!千秋ちゃんは待ってて・・・、あちしがなんとかするでちゅ!」
「ん・・・。」
「ふわぁ・・・。」
ウサミ「・・・千秋ちゃん?」
「・・・うん、私は七海千秋・・・だと思うよ?」
ウサミ「よかったでちゅ!どこか不具合はないでちゅか?」
七海「・・・途中不明なデータがあるね・・・。再現は・・・不可能かな・・・。」
ウサミ「どこまで覚えて・・・?」
七海「・・・日向君の腕の中暖かかったなぁ・・・ってところまで・・・。」
あ、ウサミちゃんがなぜか疲れた顔をしてる。
ウサミ「・・・とにかく、もう大丈夫でちゅ!あちしも力を取り戻ちまちた!これでモノクマなんかに負けないでちゅ!」
七海「・・・うん、行こう。みんなを助けにね。」
・・・まさか日向君に私が誘拐されてたっていう展開は予想できなかったけれど、無事にみんなを、日向君を救えることができてよかったよ・・・。
-
- 74 : 2015/03/04(水) 01:54:31 :
- ~後日談~
コロシアイなんてものはなくなって、この島に平和が訪れた。
今はみんな仲良く過ごしている。
日向「なぁ、あの七海が偽物なのはわかったんだけど、なら本物の七海はどこにいたんだよ。」
七海「・・・・・・ずっと日向君の傍にいた、と思うよ?」
日向「・・・は?」
七海「えへへ、教えてあげない。」
日向「いや、ずっと傍にって・・・。」
七海「・・・にゃー。」
日向「・・・・・・・・・!!」
あ、気づいたみたい。それで一気に顔を真っ赤にした。
日向「・・・いや、あれは・・・その・・・。」
猫だった私にしたことを思い出して、大慌てだね。
ふふ・・・
七海「私は日向君がいろいろとしてくれて、嬉しかったよ。」
日向「・・・ッ!」
へへへ、日向君の顔がさらに赤くなったね。
もう猫にはなれないけれど、また日向君にはなでてもらったりしてもらいたいね。
これからもよろしくね。日向君。
END
-
- 75 : 2015/03/04(水) 01:57:39 :
- 無理やり取ってつけたようなエンディングになってしまいましたが、概ね筋書き通りです。ほのぼの予定でしたが、シリアスを中途半端に入れちゃいましたね。
以上を持って、執筆を終了いたします。
ほかのSSで出会うことがあればよろしくお願いします。
-
- 76 : 2015/03/04(水) 17:56:35 :
- お疲れさまでした!
-
- 77 : 2015/06/11(木) 23:40:36 :
- ヤバイ ななみんが可愛すぎてヤバイヤバイやばばばばばばっばっばっばばっばb
次もななみんのを書いてくれたら嬉しいです!!!(σ≧▽≦)σ
-
- 78 : 2015/06/27(土) 01:54:34 :
- >>77
ヒナナミ好きなんですが、どうでしょうかね。
まだ考えられるネタがあるなら書くと思います。
とりあえず、七海のかわいさが描けていたならよかったです。
コメントありがとうございます。
-
- 79 : 2015/11/08(日) 01:21:28 :
- 七海のお仕置きはリアルで泣いたからね ヒナナミのこういうストーリーは本当に癒されます ありがとうございます! 次も期待!
-
- 80 : 2023/08/08(火) 15:35:12 :
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2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
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36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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