この作品は執筆を終了しています。
【進め!我らHASRAT!!】発足式/ビンの蓋/チャンネル権
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- 1 : 2014/06/14(土) 21:32:01 :
- こんばんは。執筆を始めさせていただきます。
新シリーズになります。
1回のスレッドにつき、3話位をオムニバス形式で描いていきます。
* 世界観崩壊注意。進撃の世界には出て来なさそうな物も登場します。(家電製品など。)
* 気軽に楽しんでいただけたらと(^_^;)
…以上の条件でよろしければ、どうぞ…。
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- 2 : 2014/06/14(土) 21:51:27 :
- ☆発足式☆
<旧調査兵団本部にて>
束の間のコーヒーブレイクを楽しむエルド、グンタ、ペトラ、オルオ。
オルオ、おもむろに席を立ち、皆の前に立つ。
オルオ 「突然だが…皆に提案がある。」
ペトラ 「…エルド、コーヒーのお代わりは?」
エルド 「ああ、頼む。」
グンタ 「…ペトラ、砂糖はあるか?」
オルオ 「聞けぃ!!」バァン!!
エルド 「…は?」
グンタ 「…ん?」
ペトラ 「なんなのよ、オルオ。」
オルオ 「皆に提案がある。」
エルド 「なんだよ。」
オルオ 「お前ら…兵長のこと、どう思ってる?」
エルド 「…どうって…」
グンタ 「いきなり聞かれてもな…」
ペトラ 「上官として、お慕いしているわ。兵長直属の班の一員になれたことは、とても名誉なことだと思うし、兵士として、精一杯お仕えしていきたいと思うわ。」
オルオ 「…良い答えだ、ペトラ…」
満足そうにうなずくオルオ。
ペトラ 「…あと20秒以内に話終わらせなければ、コーヒーぶっかけるわよ。」
オルオ 「…まぁ待て。俺たちは兵長をお慕いし、精一杯仕えようと日々精進している。こんな俺たちの思いを、形にして表そうと思う。」
グンタ 「兵長に何か、プレゼントを贈るのか?」
グンタの発言に、ため息をつくオルオ。
オルオ 「…はぁ…そんなんだからお前は俺の域に達…」
ペトラ ガタッ「…さ、そろそろ部屋に戻りましょ。」
エルド 「…おう…」ガタッ
グンタ 「そうだな…」ガタッ
オルオ 「待て待て待て!」
慌てて3人を止めるオルオ。
オルオ 「要するにだな…俺たち4人で、結束し、会を発足しようと思う。」
エルグンペト 「…会?」
オルオ 「…その名も…」
オルオ、天高く(…といっても室内だが)拳を掲げ
オルオ 「…HASRAT!!!」
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- 4 : 2014/06/14(土) 22:26:20 :
- エルド ハァ…「…オルオ…」
オルオ 「…な、なんだよ…」
グンタ 「…常日頃から俺たちは、お前の考えについてゆくのは、容易なことではないと、思ってたが…」…ハァ…
オルオ 「…お、おう…」
ペトラ 「もう…私たちも限界よ…」…ハァァァ…
オルオ 「…まあ、待て。今から説明するから…さ、この冊子を読んでくれ。」
皆にお手製の冊子を配るオルオ。
ペトラ 「…HASRAT会則…って、なによこれ。オルオが作ったの?」
オルオ 「ああ。昨日、非番だったからな。」
エルド (小声で)「…なぁ、どうする、グンタ…」
グンタ (小声で)「…まぁ、このあと別に予定は無いし、話だけでも聞いてやれば、あいつも気が済むだろう。」
ペトラ (小声で)「…じゃあ、話だけ聞きましょう。」
オルオ 「…何コソコソしてんだ、お前ら…」
ペトラ 「んーん、何でもないの。話を続けて、オルオ。」
オルオ 「…そうか…まず、会則の1ページ目を見てくれ。」
ペラッと冊子をめくる一同。
エルド 「…なに…HASRATの意味とは…」
オルオ 「ああ。HASRATとは、“兵長を深く愛し、精一杯お仕えし、来世も共に歩んでゆくことを誓う会”を略したものだ。」
ペトラ 「…もう少し簡潔にできなかったの?」
オルオ 「ああ。俺もそれは考えた。しかし、俺たちのこの熱い思いを、そんな簡潔に表現できるはずがない。そう思ったんだ。これでも寝ずに考えたんだぜ。」
グンタ 「…規約1、入会特典として寄与されるハンディモップを常に携帯し、埃の駆逐に努めること…」
エルド 「俺たちそんなもの持ってないぞ?」
オルオ 「後で配布する。それより、説明が先だ。」
ペトラ 「規約2、兵長を常に見守り、兵長の理解に努めること…」
オルオ 「…リヴァイ班として、当然の役目だろう。」フフン
エルド 「…なぁ、オルオ、リヴァイ兵長は他人に干渉されるのをあまり好ましく思わない方だし、この規約は外すべきじゃないのか?」
オルオ 「…ああ!?じゃあ何か、エルド、お前は兵長のことを何も理解しようとせず、見守ろうともしないってか!?」
グンタ 「…まあ、その辺は臨機応変に、常識の範囲内でほどほどに、だな。」
ペトラ 「…そうね。次はっと…年会費は…ってオルオ、あんた私たちからお金とる気!?」
オルオ 「バカ言え。それは兵長の誕生日にプレゼントを購入するための、積立金だ。」
エルド 「なるほど…あとは…この活動について、他言は慎むこと…他の人に話すと何かまずいのか。」
オルオ 「…いや、せっかくHASRATっていうイケてる名前もついたし、内密に活動してる方が、カッコいいかな、と…」
グンタ 「…まぁ、他人に、というか、兵長自身が知ってしまうと、気を悪くされるかもしれんからな。少なくとも兵長に知られないようにしないとな。」
オルオ 「兵長はそんな冷たいお方ではない!」
ペトラ 「…でも、私たちがこんな妙な活動してると分かると、兵長も任務に集中できないだろうし、やっぱり内緒にした方が良いと思うわ。」
オルオ 「…妙か?」
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- 6 : 2014/06/14(土) 22:43:44 :
- オルオ 「…まあ、細かい事は置いといて…」
一同の目の前に、ハンディモップを並べるオルオ。
オルオ 「入会に同意するやつは…このモップを取ってくれ…」
顔を見合わせるエルド、グンタ、ペトラ…。
オルオ 「…おい、どうした。早く取れよ…」
エルド 「オルオ…悪いが俺たちは、こんなことして遊んでる場合じゃあないと思うんだ…」
オルオ 「…おい…マジでそう思ってんのかよ…お前ら…」
オルオから目を反らす一同。
オルオ 「バッ…バッカ野郎!!!」
オルオ 「お前ら、俺がこの会を発足した真意を理解してねぇ!これはな、ただのファンクラブとは訳が違う!兵長のことを理解するということは、俺たちが、人類最強であられるあのお方に、1歩でも、いや半歩でも近づくために、精進するのと同じことだ。」
グンタ ハッ…!
オルオ 「俺たちは、リヴァイ班だろ!?いざというとき、兵長に背中を預け、兵長からも、ご自身の背中を預けてもらえる存在になるべきじゃないのか!?」
エルド ハッ…!
オルオ 「…俺たちの憧れである兵長の…一部でも良いから、知ろうと思わないのか!?」
ペトラ ハッ…!
モップを手に取る、エルド、グンタ、ペトラ。
オルオ 「…よーしお前ら、行くぜ…HASRATファイト~…」
一同 「おうっ!!!」
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- 10 : 2014/06/15(日) 20:42:34 :
- ☆ビンの蓋☆
ペトラ 「ん~、開かないわね…」
オルオ 「どうした、ペトラ。」
ペトラ 「ジャムのビンの蓋が開かないのよ。パンもミルクも用意できたのに、あとはジャムをパンにぬるだけなのに…」
オルオ 「…貸してみな。」(株を上げるチャンス…!)
オルオ 「んんっくっ…くうっ…ぬっ…!」
オルオ 「………はあっ、開かねぇっ!!!」
ペトラ 「…もう、使えないわね…」
エルド 「…どうした。蓋が開かないのか。貸してみろ。」
ペトラ 「うん…お願い。」
エルド 「…くっ…ふんっ…ふっ…!」
エルド 「…すまん。無理だ。」
ペトラ 「…グンタ…」
グンタ 「…なんだ。」
エルド 「グンタ、さっそくハンディモップを活用してるな。」
グンタ 「ああ。けっこう埃ってすぐにたまるもんだな。一度気になると、きりがない…」
ペトラ 「…グンタ、この蓋開けてくれない?」
グンタ 「…ああ。」
グンタ 「ぐっ…ふぬっ…くっ…!」
グンタ 「…すまない、ペトラ。開かない。」
ペトラ 「仕方ないわね…ジャムは諦めるわ…」
カチャ…
オルオ 「あ、兵長…」
ジャムのビンを、さりげなく手に取るリヴァイ。
リヴァイ 「」
…キュポン。
エルグンオルペト 「!!!」
リヴァイ 「…ほらよ。」
ペトラ 「…あ、ありがとうございます…」
何事もなかったかのように去ってゆくリヴァイ。
カチャ…パタン…。
エルド 「」
グンタ 「」
オルオ 「」
ペトラ 「」
エルド 「…兵長は結局、何しにいらしたのだろう…」
ペトラ 「ジャムの蓋を開けに来てくださったのよ。」
オルオ 「兵長の開けたビン&ビンの蓋は、俺の物だからな。」
グンタ 「兵長の開けたビン&ビンの蓋、争奪じゃんけんは、このあとやるからな。」
リヴァイ スタスタ…
リヴァイ (…そういや俺、なんであいつらの所へ行ったんだ…?)ハテ…
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- 20 : 2015/01/23(金) 09:01:54 :
- ☆ チャンネル権 ☆
※リヴァイ班の生活拠点である、旧調査兵団本部には、テレビが1台しかありません…。
ペトラ 「今日は私がドラマ観るんだから!」
オルオ 「ふざっけんな!今日は朝から、スノボ世界選手権観るって心に決めてんだよ!」
ペトラ 「なによ!オルオ、スノボなんてできもしないクセに!」
オルオ 「まずはイメージトレーニングが大事なんだよ!」
エルド 「なんだよお前ら…騒がしいな。」
ペトラ 「あ、エルド…エルドだってドラマ観たいわよね?」
オルオ 「スノボだよな、エルド?」
エルド 「うむ…俺、9時からやってる映画を観ようかと…」
ペトラ 「あら。それも捨てがたいわね…」
オルオ 「スノボだろ!」
グンタ 「お前ら…大人げ無いぞ…」
ペトラ 「グンタは、何が観たいの?」
グンタ 「………N●Kスペシャル…」
ペトラ&オルオ 「「え~っ。」」
ガチャ…
ペトラ 「あっ。兵長…」
グンタ 「すみません。騒がしくて…」
リヴァイ 「…いや。いい。」←リモコンを手に取る
…ピ。
司会者 『さあ!今週の“わくわく動物祭り”は、可愛い赤ちゃん特集です!激かわ赤ちゃんめじろ押し!』
リヴァイ 「」
ペトラ 「」
エルド 「」
グンタ 「」
オルオ 「」
リヴァイ 「…お前ら…」
エルグンペトオル 「はっ…はい!?」
リヴァイ 「…座って観ろ。」
ペトラ 「すっ…すみません、兵長。座ります座ります!…ほら、オルオも。」
オルオ 「わあってるよ!動物の赤ちゃん、最高っすよね、兵長!」
エルド 「ふわふわの…」
グンタ 「もっふもふだ…」
リヴァイ 「」
エルグンペトオル 「」
リヴァイ 「…ああ…」
エルグンペトオル 「!!!」
リヴァイ 「…悪くない。」
エルド 「」
グンタ 「」
ペトラ 「」
オルオ (小声で)「…な、なぁ…」
ペトラ (小声で)「…な、なによ…」
オルオ (小声で)「…仔猫飼おうぜ。」
ペトラ 「………あたし、仔犬がいい。」
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- 21 : 2015/01/23(金) 09:05:25 :
- ※このスレはこれにて終了とさせていただきます。
彼らの活躍(?)は続くの…か(^_^;)
ずいぶんと間を開けてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
それにもかかわらず、読んでいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
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- 22 : 2015/01/24(土) 03:35:34 :
- 執筆お疲れさまでした!
お待ちしてましたよ、HASRAT!
可愛いリヴァイ班の皆さん、ほのぼのしました♪(*´ω`*)
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- 23 : 2015/01/24(土) 07:12:20 :
- >>22 なすたまさん
来てくださったんですね!!!お気に入り登録まで…ありがとうございます。
まだまだ放置が多くて…反省しないと。反省するだけじゃダメだけど(^_^;)
HASRATメンバーとお揃いのハンディモップをどうぞ♪⊃ハンディモップ
テレビ周りなどに…
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- 24 : 2015/01/24(土) 08:37:19 :
- さだはる殿執筆お疲れ様でした!
リヴァイ…実は小動物好きとかw
リヴァイのことが大好きなリヴァイ班のメンバーが可愛いすぎて‼︎
とても面白かったです♪
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- 25 : 2015/01/24(土) 10:09:01 :
- >>24 りぃちゃん!!!
ありがとう!!!
リヴァイ大好きリヴァイ班は、書くのも読むのも大好きです♪
あ、ハンディモップどうぞ⊃ハンディモップ
電話周りとかにも最適…
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- 26 : 2015/01/24(土) 21:18:46 :
- リヴァイは動物好きなのね♪
仲間♪♪
私、このリヴァイ班大好き!可愛い♪
お疲れ様でした♪
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- 27 : 2015/01/24(土) 21:28:18 :
- >>26 ゆう姫さま
わ~♪前作も読んでくれたんだね。ありがとう(^^)
うん、リヴァイ班はね…原作だと割りと暗い要素が多くて、ズーンと顔にたて線入るかんじだから…
せめてSSの中だけでも明るく楽しく可愛い一面が出せれたらなーと。
我らがいんこ班も、明るく楽しくいこーね♪
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- 28 : 2020/10/10(土) 22:52:07 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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