このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
俺の世界―
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- 1 : 2014/05/24(土) 22:31:58 :
- 男「・・・」
俺は、いつも通りの授業を受けていた――
男「・・・」
でも、つーい、うっかり数学の時間に寝ちまったんだが―――
男「・・・」
目が覚めたら、意味の分かんない場所にいた―――
男「ここは・・・」
学校に似ている?―――
男「・・・」
にしても、さっきから頭に言葉が浮かぶばかり―――
男「ふぅ・・・」
口には出なかった――
まるで、聞かれているのを知っているかのように――
心なんて誰にも見えないはずなのに――
男「・・・」フラッ
何となく、教室を出たかった――
覗かれてるって、やっぱ思ってる――
そんな気がした――
男「・・・」ガラッ
外は。闇。
内は。光?
なら狭間は――
『危ないっ!!』
――――――――――
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- 2 : 2014/05/24(土) 22:37:01 :
- 男「・・・!」ハッ
男「・・・」
男「まただ・・・」
教師「男・・・ようやく起きたか・・・」
男「」ビクッ
教師「この問題は・・・?」
男「はっ!?えっ、えーと・・・完全数・・・?・・・496ッス」
教師「・・・」
男「・・・あの、正解ですか」
教師「正解だ」
男「・・・フゥ」ホッ
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- 3 : 2014/05/24(土) 22:43:27 :
- 昼休み――
男「・・・」ボーッ
女「おっとこーぅ!」ベシッ
男「うぐっ・・・、なんだよ」
友「ボーッ、としてるから心配してきたんだと」
女「おああああああ!?どうしてそういうこと言っちゃうのっ!?」
友「恥ずかしがってんのもおかしいからな。で、なんでボケっとしてんだ?」
男「あ、いや・・・最近、夢を見るんだよな」
女「夢・・・?」
男「なんか・・・教室で、一人・・・いや、二人で立ってて・・・」
友「誰とだよ?」
男「なんか・・・知らない女の子だ」
女「それで?」
男「俺は外に出ようとするんだ、そうすると・・・光が見えて・・・でも暗闇も広がってて・・・」
友「・・・」ゾクッ
男「狭間に俺が落ちそうになると・・・女の子が・・・」
女「と、友!?」
友「ううう・・・頭が・・・痛い・・・」
男「!?」
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- 4 : 2014/05/24(土) 22:51:36 :
- 男「大丈夫か!?」
友「大丈夫・・・だ」
男「・・・本当か?」
友「一応、頭痛は収まったな・・・」
女「もう!びっくりしたなあ!!」
友「見えた・・・」
女「は?」
友「男!行くぞ!」
男「お、おう!?どこへ!?」
友「いいから!!」
男「うおっ・・・!?ちょっ」
女「ま、待って!・・・あう!?」ドサー
女「・・・廊下でも転べる私、最強だな」ガクッ
委員長「パンツ見えてるから!!」ダキアゲル
娘「女性しかいなくてよかったよかった、ちなみに白にヒラヒラがついてるおパントゥだった」
委員長「言わんでいい!!」
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- 5 : 2014/05/24(土) 23:01:21 :
- 男「おい、友・・・どこまで行くんだ?」
友「・・・」
男「なんかタクシーに乗っちゃってるけどさ」
友「・・・」
男「ていうか、喋ってくれよ」
友「・・・」
男(学校の前でタクシーを拾ってきてるけど・・・なんかさっきからシカト気味ですわ)
運転手「行先は、黄泉比良坂でよろしいですか?」
友「はい」
男(えっ、なんで暗黙の了解みたいな感じになってるの?当然行きますよね的なあれだったよね、今)
友「・・・」
男(なんか、今更だけど、友の目が死んでる気がする・・・。これってもしかしてヤバイ?)
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- 6 : 2014/05/24(土) 23:10:24 :
- 男(これは・・・逃げるべきかもしれない)
『また?』
男「!!」
『またなの?』
男「また・・・?」
友「・・・」ガシッ
男「はっ?なんだよ?友」
友「逃げるな」
男「!!」ゾクッ
『そうだよ、それでいいの』
男「な、なんなんだよ・・・」
友「・・・」パッ
男「・・・」
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