この作品は執筆を終了しています。
【ネタバレ注意】七海「初めての感情。」
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- 1 : 2014/05/20(火) 22:09:40 :
- 日向「何かが足りない。」http://www.ssnote.net/archives/16893
の七海視点。
↑見たらわかりますが、ヒナナミ
ちょっと暇だったので、書いたという程度のクオリティです。
気づいたら終わってる。
これをご理解ください。
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- 2 : 2014/05/20(火) 22:11:15 :
- 不二咲千尋、お父さんが作ったアルターエゴ。それを元に女性型として作られたAI。それが私。
擬似的な心や感情は持っているけど、最初はどういうものかわからなかった。
超高校級の絶望と呼ばれる彼らを新世界プログラムというものにかけて、内部から彼らをサポートするのが私の役目。
でも…。
今回も希望のカケラは集まらなかった。
何度目かわからないリセット。
再び行われる自己紹介。
慣れてしまった採掘作業。
ネットとかで得た情報によるとこういうのってループっていうんだよね。
同じことの繰り返し。物語でだんだんと主人公は疲弊していくんだけど…
私は疲れない。それはAIだから。プログラムだから。
でも、自己紹介する度に感じるこの感覚…プログラムされてないこの感情は…なんなんだろう。
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- 3 : 2014/05/20(火) 22:12:59 :
- そんなある日
七海「え?」
苗木『ごめんね。七海さん。一度試験的に君を除いて、プログラムをかけてみることになったんだ。』
なんで、とは言えなかった。
何度かわからないループを繰り返して、ちっとも改善されない現状を見かねたのだろう。
役立たずな自分が降ろされるのも納得である。
七海「わかったよ…。」
それから私は彼らに干渉ができない空間に隔離された。
ゲームはあるから退屈はしない。
でも…なんだろう…これ。
七海「あ、そっか…。」
私の隣にいてくれた彼。
日向創君。
彼に背中を預けてよくゲームしたっけ。
その彼が今はいない…。
七海「これが…寂しいって感情なのかな…。」
キュって胸が締め付けられて…。この感じ…知らない…。
体を抱えても、寝転がっても、何をしても誤魔化せないや…
七海「日向君…。」
かつて傍らにいてくれた彼の名前をつぶやくことしか今の私にはできなかった。
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- 4 : 2014/05/20(火) 22:13:49 :
どれくらい時間が経っただろう。
今ごろ日向君たちは島で遊んでいるのだろうか?
ああ…またあの胸が締め付けられる感じが…。
その場でうずくまる。
会いたい…
会いたい…
七海「会いたいよ…日向君…。」
初めて言った欲求らしい欲求がそれだった。
そして
ガチャン…
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- 5 : 2014/05/20(火) 22:15:43 :
- 扉が開くような音が空間に響いた。
七海「え…?」
そこには今までなかった扉があった。
そして、そこには今までいなかった彼の姿があった。
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- 6 : 2014/05/20(火) 22:17:52 :
- 七海「あ…。」
理由とか原因とか考える余裕はなかった。
そこにある感情を表すなら喜び。
ゲームをクリアできたとかそういう感じとは違う。
けど、同じ言葉でしか表せない感情。
でも、こんな私とは違って、彼はきっと覚えていない。
彼からしたら私は初対面の相手。
こういう時は…
七海「えっと、その…初めまして。」
私のそんな考えとは裏腹に彼の顔にあったのは喜びだった。
日向「ああ、はじめましてだな!七海!」
ああ…寂しいっていうのも初めてだったけど…
こういう感情も初めてだなぁ…。
目から溢れる涙と湧き上がる衝動を抑えきれずに、私は日向君に抱きついた。
END
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- 7 : 2014/05/20(火) 22:20:18 :
- 書き上げたものを修正しながら投稿しました。
日向「何かが足りない」からでもどちらから読んでもたぶん大丈夫です。暇だったので書いた、っていう感じなのでクオリティは低いです。
いやぁ、ヒナナミはいいですねぇ。また新作でかけそうだったら書きますので、そのときはよろしくです。ではでは
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- 8 : 2014/05/22(木) 19:02:05 :
- とても、良かったです!おつかれさまでした!
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- 9 : 2014/05/25(日) 14:47:32 :
- >>8
ありがとうございます!
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- 10 : 2015/06/13(土) 19:18:10 :
- ・・・ウッ(;つД`)ウウッ(´;ω;`)ウウウッ・゜・(つД`)・゜・ うええええええん いい話過ぎて絶望てk 最高じゃなぁい!!!。・゜゜(ノД`)
yやっぱりひななみは、最高ですね 乙です
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- 11 : 2015/06/13(土) 21:27:51 :
- >>10
約1年前のSSに感想ありがとうございます!
そんな感動的?なお話でしたでしょうかw
ななみん ふぁんくらぶさんが楽しんでいただけたなら何よりです。
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