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  1. 1 : : 2014/05/14(水) 19:48:24
    今書いているSSの息抜きに書きます。
  2. 2 : : 2014/05/14(水) 22:25:17
     その男は彼女を愛していた。否、正確には、彼女『達』を愛していた。
     彼女達の名前を、ミカサ、アニ、クリスタ、サシャ、ユミルと言った。
     そして、男の名をエレンと言った。
  3. 3 : : 2014/05/15(木) 07:22:49
     中世のとある教会の孤児院に彼等はいた。
     皆、それぞれの理由でこの孤児院に引き取られていた。
     エレンとミカサは、当時、最も恐れられていた『ハーメルンの悲劇』と言う神隠しの生き残りであった。
  4. 4 : : 2014/05/16(金) 17:13:24
    ~隠れキリスト教会孤児院~



    シスター「エレン、エレン、起きて下さい!もう起床時刻ですよ!」ユサユサ

    エレン「………ん…んぁ?…ふああぁぁ……先に女子を……起こしてきてよ」

    シスター「エレン!………またですか?それに…噂だと…彼女ら五人ともと恋人になったとか……」

    シスター「男の貴方が遅くまで寝ていたら示しがつきませんよ」ユサユサ

    エレン「…………zzzzzz」

    シスター「仕方がありませんね…次に私が来るまでに起きていて下さいよ」

    エレン「……………zzzz……んぁ!」

    シスター「全く、毎日毎日………それと…貴方に限って無いとは思いますが……不純異性交遊は認めませんからね」

    エレン「……あぁ………」

    シスター「全く………」ブツブツ

    ガチャ

    エレン「(行ったか………昨日もあんま寝られなかったな……)」ボー

    エレン「(母さん………)………寝るか」

  5. 5 : : 2014/05/16(金) 17:17:55
    期待です!頑張って下さい!
  6. 6 : : 2014/05/16(金) 17:36:43
    いやいやいや寝るな!!!
  7. 7 : : 2014/05/16(金) 17:41:32
    起きたままでいようよww
  8. 8 : : 2014/05/16(金) 18:13:28
    ~祈祷・ミサの時間~



    マザー「今日も四人しかいないのですか?」

    シスター「すみません……エレンはまだ寝ていて、アニは神は信じていない…との事で」

    クリスタ「二人には後でやってもらうとして…早く神に祈りを捧げましょう」

    ユミル「そうしてくれ……ゴホゴホ」

    ミカサ「!大丈夫?ユミル…」

    ユミル「あぁ…今日は気分もいいし早く始めてくれ…ゴホ」

    マザー「わかりました…では


    Padre nostro,che sei nei cieli,sia santificato il tuo nome,vengail tuo regno,sia fatta la tua volontà come in cielo cosi in terra.
    Dacci oggi il nostro pane quotidiaro,e rimetti a noi i nostri debiti come noi li rimettiamo ai nostri debitori,e non ci indurre ima liberaci dal male.

    Amen

    ミカユミクリシス「Amen(アーメン)」

    ユミル「あぁ…良い感じだ……気が楽になるよ」

    ミカサ「私はエレンを起こしに行ってくる」ダダダダダ

    クリスタ「行っちゃった…ユミル本当に大丈夫?」

    ユミル「あぁ、ごめんな」ゴホゴホ

    クリスタ「あ、謝らなくていいよ…それじゃあ…マザー、シスター、一旦私達はユミルを連れに寮に戻りますね」

    シスター「はい…お大事にね…ユミル」

    マザー「神のご加護があらんことを」

    ユミル「……はい」

    クリスタ「失礼します」
  9. 9 : : 2014/05/16(金) 19:51:56
    期待です!
  10. 10 : : 2014/05/16(金) 23:34:18
    ~食堂~



    マザー「……感謝して…アーメン」

    クリシス「アーメン」

    マザー「?ミカサ?食事前の神への祈りはどうしましたか…」

    ミカサ「ア……アーメン」ションボリ

    クリスタ「エレンがまた、自分の部屋で食べる、と言って来なかったらしいですよ」

    ミカサ「エレンは私の事が嫌い……だから私を避ける……」

    クリスタ「そんな事ないよ!きっと男の子一人だけだから…恥ずかしいんじゃないかな?」

    シスター「そうですよ…ほら、スープが冷めますよ、早く召し上がって下さい」

    アニ「…………」ムスッ

    マザー「アニ…難しい顔をしていないで、楽しく食事なさい」

    アニ「…………別に」ムスッ

    シスター「アニ、マザーの言うことはちゃんと聞かないとだめですよ」

    アニ「ごめんなさい………!…………自分の部屋で食べる」ガタ

    ドタドタドタドタドタドタドタドタ

    マザー「行ってしまいましたか…相変わらず、貴女にだけは素直な娘ね…」

    シスター「根はいい子なんですけどね…」

    クリスタ「せ、折角神様から頂いたお食事ですし、楽しく食べましょうよ」パク

    シスター「クリスタの言う通りですよ」モグ

    マザー「(エレンは多分、彼女の所ね………アニもそこに……)」

    マザー「(まぁ…どっちにしろ、親切で優しい子達なのですけれどね)」

    マザー「(神のご加護があらんことを)」
  11. 11 : : 2014/05/16(金) 23:41:47
    ~女子寮ユミルの部屋~



    ユミル「…ゴホゴホ………」

    エレン「ユミル?いるか?」

    ユミル「エレン!いるよ」

    エレン「ほら、朝飯持って来たぞ」ドサッ

    ユミル「美味そうなスープ…毎日ごめんな」

    エレン「何言ってんだよ…恋人同士だし/////当たり前だろ」

    ユミル「//////あぁ」

    ガチャ

    アニ「パン持ってくんの忘れてるよ…」

    エレン「アニ!お前も来てくれたのか」

    アニ「何を今更、毎日の事だろ」
  12. 12 : : 2014/05/19(月) 16:26:52
    ~食堂~



    ミカサ「ご馳走様でした……………………エレンの所に行って来る」ダダダダ

    クリスタ「んぐぅ!………待ってよミカサ!わ…私も……ご馳走様でした!」タタタタ

    マザー「全く…せわし無い人達ですね………ハァ」

    シスター「ははは…しょうがないですよ」

    マザー「そう言えば…………………………何か始めに出てくる…的な前置きをしておきながら、ここまで一回も出てきてない娘がいるのでは」


    シスター「あ…あれじゃないですか?あの…もうすぐ出てくる…的な?」

    マザー「…………………神よ………」


    ~厨房~



    サシャ「モグモグ…」

  13. 13 : : 2014/05/20(火) 15:24:42
    ~女子寮のユミル部屋~



    ユミル「ぅうー…美味しかった……………今日は気分が良いしさ…丘に散歩に行かないか?」

    エレン「いいなぁ!行こうぜアニ!」

    アニ「まぁ…暇だし……」

    エレン「そうと決まれば…シスターに弁当作ってもらいに行ってくる」タタタタ

    ガチャ バタン

    ユミル「行っちゃったか…せっかちだな」

    アニ「昔っからあんな様子なのかい?」

    ユミル「アニは少し前に来たばっかだから……ゴホゴホ………まだ知らないんだな」

    アニ「大丈夫?無理に話さなくても…」

    ユミル「いや…大丈夫だ……まず私がここに来た時の話をするよ」
  14. 14 : : 2014/05/20(火) 15:40:47
     ユミルは幼子の頃、ある病気を患っている事が判明した。
     「ケッカク」という病気であった。
     当時、ユミルの両親は何人もの医者に掛け合い、ユミルの病気を治そうとした。しかし、治せる医者はおらず、しだいにユミルの症状も悪化してきていた。

     ある日のこと、ユミルの両親は、気分の良さそうな娘を散歩に連れていこうと考えた。
     ユミルにお気に入りの白いワンピースと靴を履かせ、近くの河原まで散歩に行った。
     長いこと外に出ていなかったユミルは、元気にはしゃいで、両親との散歩を楽しんだ。
     河原についたその時だった。
     両親が大声で医者を呼びながら駆け寄ってきた。
     ユミルは口から血を吐いていた。
     お気に入りだった白いワンピースは、真っ赤な血で染まっていた。


     白い靴はもう白くはなかった。



     真っ赤な靴を履いた女の子が倒れて気を失った。
  15. 15 : : 2014/05/20(火) 20:08:00
     病院に運ばれてから2日後、ユミルの元にユミルの病気を治せる、と言ってきた夫妻がいた。
     その夫妻は、アメリカの自分が経営している病院に連れて行けば治るかもしれない、と言った。
     ユミルの両親は我が子を思い、泣く泣くその夫妻に娘を預けた。


     しかし、夫妻の元に預けられてから数日後、ユミルは孤児院に入れられた。
     理由は簡単、治せると言った夫妻は実は奴隷商人だった。その夫妻はユミルを売ろうとしたが、病気が思った以上に酷く、商品にならないため孤児院に捨てたのだった。
  16. 16 : : 2014/05/20(火) 20:12:55



    アニ「…………………………………………酷いね全く………」

    ユミル「まぁ…今が楽しいし…良いかな」

    アニ「強いね…アンタは……(それに比べて私は………魅ってしまった………『信仰』してしまった………抗えるだけの力を持っていながら)」

  17. 17 : : 2014/06/02(月) 23:09:09
    おお!
    文才すごいです!
    超絶期待です!
  18. 18 : : 2015/09/07(月) 03:39:01
    強いね。。。。作者は、放置で皆に恨まれてるのに謝罪の一つも打たず約1年もいられるなんて。。。。(自分なら謝罪の前に放置もしないだろう。。。。。)
  19. 19 : : 2015/09/07(月) 03:49:58
    このssに神からの罰則が有りますように・・・


    Amen(アーメン)
  20. 20 : : 2017/12/30(土) 20:03:16
    神を信じよ皆さん。
  21. 21 : : 2017/12/30(土) 20:05:01
    エレンはゆうかんだ。世界にはいない。エレンイエイガーを信じてください。

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