このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
戦士
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- 1 : 2014/05/05(月) 17:19:37 :
- 同郷大好きなみぃです。
「他のスレあるだろ!書き上げろよ!」という方ごめんなさい。
中学で忙しくて全然行けてないんです。
「じゃあ何でこのスレ立てた」てことなですが、ずっと妄想し続けたらいいのが思い浮かんだので((殴
唐突に書かせてもらいます。
長編になるかもしれないけど長編にはしたくないなぁ……
グロい描写含みます(多分)
ベリックがちょこっと出てきます。
それでもいい方はどうぞ!
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- 2 : 2014/05/05(月) 17:28:25 :
- 「今日からお前らは戦士だ」
あまりにも唐突に告げられたせいか、我が耳を疑う。
「嘘ですよね?」と震える口で言うと村長は首を横に振った。
「そん…な……」
ガクッと膝から崩れ落ち目からはポロポロと涙が溢れる。
ライナーも続けて腰を抜かし座り込んだ。
ベリックが震えながらも反論しているが、村長は首を縦に振ることはなかった。
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- 3 : 2014/05/05(月) 17:34:50 :
- 重い足でトボトボと家に帰った。
一晩中泣いていたから、目が真っ赤だった。
「行きたくない。」ただそれだけだった。
ふいにコンコンと扉がノックされドアを開ける。
予想通りそこにはライナーとベリックがいた。
「よう」
無理して笑わなくていいんだよ。
一瞬だけ見えたその目は充血していたから。
『これが現実なんだ』
誰かにそう言われている気がして、耳を塞いだ。
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- 4 : 2014/05/05(月) 18:38:53 :
- 期待します
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- 5 : 2014/05/05(月) 21:39:04 :
- >>4
ありがとうございます!
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- 6 : 2014/05/06(火) 00:11:13 :
- 「…最悪の気分だ」
「同じく」
はぁぁ、と大きな溜め息をついた二人に作り笑いで呼び掛ける。
「アニの家行かない?」と。
戦士になってしまった報告もかねて。
二人はすぐに賛成し、僕達は歩き出した。
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- 7 : 2014/05/06(火) 00:16:41 :
- コンコンと手の甲でノックして「アニ~いる~?」と呼んだら、ガチャリとすぐドアが開いた。
いつも「面倒くさいなぁ」と遅く出てくるのだが、珍しい。
「………入れば」
「? あ、うん」
「お邪魔しまーす」
いつもより元気のないアニを気にかけながら靴を脱ぎ、上がらせてもらった。
ベリックやライナーも何か疑心で包まれている顔を合わせ、首をかしげていた。
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- 8 : 2014/05/06(火) 00:21:42 :
- 「私ね、戦士に選ばれちゃったんだ」
「!?」
だしてくれたお茶を思いきり吹き、カップを落として割ってしまった。
「何だって!?」と驚きの声を上げるライナー。
ベリックも唖然としている。
驚くのも無理はない。何しろ、普通は女の子は戦士に選ばれないからだ。
「………」
その場がシンと静まった。
*
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- 9 : 2014/05/06(火) 00:29:09 :
- 戦士、とは。
何十年かに一回、壁の中の悪魔の末裔の調査に行くいわゆる『スパイ』のことだ。
一回だけ戦士立ちを見たことがある。
その戦士は絶望に包まれた顔をしていた。
だけど、何日か立って、その戦士が死んだという報告があった。
いつもこう。壁に向かった戦士はいつも途中で死んでしまうらしい。
…自殺かどうかはわからないけど。
一度親に「戦士ってそんなに辛いの?」と聞いたことがあるが、「そんな話をしないで」と泣きながら拒絶され一週間は口を聞いてもらえなかった。
その言動からして、少し分かったきがする。
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- 10 : 2014/05/06(火) 00:31:29 :
- __『戦士は恐ろしい』『戦士は帰って来れない』ということが。
その言葉を考えただけで少し身震いをした。
絶対に戦士になりたくない。
ずっと、ずっとずっとずっと。そう思ってた
のに………
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- 11 : 2014/05/06(火) 00:33:09 :
- 「何で…僕らなんだよ」
思わず涙が溢れた。
ライナーたちも僕につられたようにグスグスと泣き出して、アニは「え、あ…あんたらもなの…?」と愕然としていた。
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- 12 : 2014/05/06(火) 18:53:38 :
- __
____
________
______________
「落ち着いた?」
「……う、ん」
グスッグスッといくらかまだしゃくり上げているが、さっきよりは大分落ち着いた。
「ああ…すまんなアニ」
「らしくないとこ…見せたな」
二人も続けて苦笑した。
アニは「別に」と言ってお茶を片付け始めた。
割ってしまったコップを処理させるのは悪いので、僕も立ち上がりカチャカチャと片付け始めた。
「アニ、お前はなんで…戦士に選ばれたんだ?」
「………それは__」
「あぁ、ここにいたのね…4人とも!儀式を始めるからおいで」
アニの言葉を遮るように近所のおばさんがお迎えに来た。
僕はカップの破片を袋に入れながら「はい」と言った。
*
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- 13 : 2014/05/06(火) 19:12:41 :
- 儀式の主な内容は、『戦士契約書書き込み』と『戦士補食』だ。
この儀式には村人全員が集合するので僕も見たことがある。
それはもう「吐き気がする」だけでは言い表せない気持ち悪さでその一週間は鬱状態だった。
今でもその主役か僕らなんて信じられない。
「これより、戦士立ちの儀式を始める」
いよいよ始まってしまった。
「嫌だなぁ」と脳内で溜め息をつき、村長の指示通り一歩前へでた。
「この子達が戦士と選ばれた者です。皆の者、敬礼!!」
村人達が口々に「お願いします」だの「ありがとうございます」だの「神様」だの言い始めた。
この時点でもう気持ち悪い。
「静まりなされ。では、戦士に『戦士契約書』を渡す。書き込んでくれ」
配られた神に目を通す。
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- 14 : 2014/05/06(火) 19:18:11 :
- 『
戦士契約書
貴方は、戦士として任務を絶対にこなします。
任務を放棄、失敗した場合は、それなりの罰をあたえます。
戦士にならなかった場合も同じくです。
例:家族殺し・家放火など
貴方は戦士になりますか?
name:
Yes No
』
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- 15 : 2014/05/07(水) 13:53:21 :
- 配られた神wwww
配られた紙ですごめんなさ。
このように誤字脱字ありますがあんまり気にしないでください。
あまりにも酷い間違いだと訂正しますね。
あー妄想の塊でしかない。
戦士補食とかかっこわる。なんかいい名前ありませんかね…?
あ、あと見てる人いますか…?
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- 16 : 2014/05/11(日) 13:55:05 :
- 「そ…そんな…」
「俺たちに拒否権は…ない、のか」
「くっ…」
断ったら家族を殺され、家を燃やされるなんて。
…断れるわけ、ないじゃないか。
__嗚呼、これが『運命』というものだろうか。
カリ、カリと鉛筆を動かす。
僕にはもう、迷いなどなかった。
「!!………っ」
他の三人も手を動かし始めた。
おそらく、『Yes』に書き込んでいるのだろう。
この後にまだ『戦士補食』が残っているのかと思うと、よりいっそう吐き気が増した。
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- 17 : 2014/05/11(日) 14:00:06 :
- 期待!
そして名前www
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- 18 : 2014/05/11(日) 21:26:02 :
- >>17
ありがとうございます!
同じww一瞬「あれ?私ユーザー登録したっけ?」てなりましたw
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- 19 : 2014/06/12(木) 00:52:54 :
- うわあああ思ってたよりやっぱり全然来れないいいいいい
名無しですがみぃです!
今度絶対来ます!!ごめんなさい!
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- 20 : 2014/08/11(月) 11:11:39 :
- 戦士食い…?巨人食い…?ううんいいのが思い付かないぃぃぃいいいい!!
もういいや!戦士食いでいこう!(
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- 21 : 2014/08/11(月) 11:12:07 :
- というかものすごく久しぶりですね。書きます。
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- 22 : 2014/08/11(月) 11:21:45 :
- 村長が契約書に目を通すと、「うむ」と頷きながら後ろのほうにいた召使いに合図をする。それを見た召使いは慌ててトレイにのせた「紅い物体」を運んできた。
「さあ、次は『戦士食い』だ」
それは中々手に入らない肉で。
でも、普通は食べないもので。
「これ」を食べたらもう戦士で…。
いざ目の前にすると涙まで込み上げてくる。
いっそのこと口に入れた直後吐きだしてしまいたいが、『吐いてしまったら地獄行き』という言い伝えのせいで飲み込まなければいけないのだった。
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