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  1. 1 : : 2014/05/01(木) 20:06:59
    オリキャラあり

    エレンの中にもう1人グレンという人物が宿ってます

    エレンは凡人、グレンは天才という設定です

    進撃の世界観にそぐわない内容も多々あると思います

    内容はまだ定まってません、とりあえずスレを立てました

    文章下手、つまらない、下らない、色々と意見があると思いますが寛容な精神で読んでもらえると嬉しいです
  2. 2 : : 2014/05/01(木) 20:10:52
    http://www.ssnote.net/archives/12011
    の続きになります
  3. 3 : : 2014/05/01(木) 20:11:34
    期待トリップ付けたほうがいいですよ
  4. 4 : : 2014/05/01(木) 20:13:34
    ありがとうございます!トリップ付けます


    後で書きます
  5. 5 : : 2014/05/01(木) 20:39:12
    期待ダヨ!
  6. 6 : : 2014/05/02(金) 22:49:18
    グレン「チッ…死人に口無しとはよく言ったもんだぜ…」

    クリスタ「…」

    ミカサ「…」

    グレン「…もういい…今日はもう帰ろうぜ…今日あったことはアルミン…オマエが報告しといてくれ…」

    アルミン「…わかったよ」

    ???「ちょっと待ってくれないかな!」

    ミカサ「!?ハンジさん…」

    グレン「…誰だオマエ?」

    ハンジ「久しぶりミカサ、そして初めましてエレン、調査兵団で分隊長をやってるハンジ・ゾエだよ、よろしくね」

    グレン「…分隊長様が俺に何の用だよ?」

    ハンジ「実は今までの話を聞かせてもらっていてね…少し時間いいかな?」

    グレン「…」

    グレン「オマエ等はもう帰れ…」

    クリスタ「私も…」

    グレン「いいから帰れ」

    ミカサ「聞いたでしょクリスタ今日はもう帰りましょう…」

    クリスタ「う…うん…」

    ミカサ「じゃあ私達は先に戻りますねハンジさん…」

    ハンジ「うん、じゃあねー」


    アルミン「僕は一緒に話を聞かせてもらっていいかな?」

    グレン「…好きにしな…」

    グレン「……で?話とは何だ?」

    ハンジ「最近訓練兵で不可解な事件が多かったよね?首の無い訓練兵の話だったり人体発火だったり…実は私もその調査を頼まれていたんだけどね…いやぁ解決の糸口さえ掴めずにいたんだ」

    グレン「…」

    ハンジ「それなのにエレンはこの事件をあっさり解決しちゃうもんだからさ…いやぁ凄いったらない、惚れ惚れしちゃうよ」

    グレン「…あのさ…何か用があるんじゃねーの?そんな話をするために俺を呼び止めたんなら俺ももう帰るぜ?」

    ハンジ「ゴメンゴメン、じゃあ本題に入るよ…さっきのユミルの発言、ユミルの死から察するにこの一連の事件はまだ終わらないような気がするんだ…」

    グレン「…だろうな…」

    ハンジ「やっぱりエレンもそう思うよね?そこでキーワードになってくるのがユミルが言ったエレンの兄なんだ…」

    グレン「…」

    ハンジ「兄の存在について心当たりはあるのかい?」

    グレン「俺に兄はいない…昔から一緒にいたアルミンならわかるだろ?」

    アルミン「うん…でも僕がシガンシナ区に越してきてエレンと会ったのは7才の時だから…それ以前の事はわからないんだよね…」
  7. 7 : : 2014/05/02(金) 23:10:32
    ハンジ「アルミンと出会うよりもっと前の幼少期の事…何か覚えているかい?」

    グレン「…思い出せない…」

    ハンジ「そうか…実はエレン…いや、グレン…キミの事を少し調べさせてもらったんだ、ミカサが色々教えてくれてね…なんでも遺伝子操作で生まれた天才だとか…聞いた時は正直何が天才だ…馬鹿馬鹿しいと思ったよ…でも今は私も認めるよ、キミは正真正銘の天才だ…」

    グレン「…」

    ハンジ「もしもキミに兄がいて、その兄もキミと同じように遺伝子操作で生まれた天才だとしたら…そしてこの常軌を逸脱した事件を裏で操るのがキミの兄なら…グレン…キミにはどうしてもその存在を思い出してもらわなくちゃいけない…」

    グレン「…そんな事言われても思い出せねーんだ、どうにもなんねーだろ…」

    ハンジ「実は私は精神科医を勉強していてね、グレン…キミを精神分析させてもらいたいんだ…幼い頃の閉ざされた記憶を呼び戻す事が出来るかもしれない」
  8. 8 : : 2014/05/02(金) 23:12:25
    精神科医×

    精神医学○
  9. 9 : : 2014/05/03(土) 00:13:42
    グレン「ざけんな!俺はオマエのオモチャじゃない!勝手なマネされてたまるか!」

    ハンジ「グレン…キミだってこれ以上の被害者を出したくないだろ?一刻も早く黒幕の正体をつきとめなくちゃいけないんだ…わかってくれないかな?」

    グレン「うるせー!誰が死のうが俺の知ったこっちゃない!時間の無駄だ、帰るぞアルミン」スッ

    アルミン「え…?…ああ…」

    ハンジ「…何をそんなに怯えているんだい?」

    グレン「……あん?」ピクッ

    ハンジ「情けないね…キミを精神分析すれば黒幕が誰かわかるかもしれない、それなのにキミは過去を知るのが怖くて逃げ回っている臆病者だ…」


    グレン「おいテメー…だれが臆病者だって?」

    ハンジ「キミに言っているんだよグレン・イェーガー」

    グレン「…チッ…あんたの挑発に乗ってやるよ…精神分析受けてやろうじゃねぇか…」

    ハンジ「!?」

    ハンジ「グレンを精神分析していいんだね?」

    グレン「…くどい…何度も言わせるな…」

    ハンジ「そうこなくちゃ!」
  10. 10 : : 2014/05/03(土) 23:08:10
    ハンジ「じゃあ精神分析は明日してもらう、明日また来るからよろしく!」

    グレン「…チッ…」

    ハンジ「じゃあ私はもう帰るよ、またあしたねーバイバーイ」スタスタ

    グレン「帰るぞアルミン…」

    アルミン「うん…」


    翌日 ハンジの研究室

    ハンジ「じゃあ精神分析をさせてもらうよグレン…」

    ミカサ「…」

    グレン「なんでオマエもいるんだよ…」

    ミカサ「あなたがハンジさんに迷惑かけないように監視する必要がある…」

    ハンジ「ありがとうミカサ…でも精神分析してる間は部屋の外にいてもらっていいかな?グレンも落ち着かないと思うし…」

    ミカサ「……わかりました…部屋の外にいます…」

    ハンジ「ごめんねミカサ」

  11. 11 : : 2014/05/03(土) 23:08:46
    重くて書き辛い…
  12. 12 : : 2014/05/03(土) 23:45:55
    ハンジ「じゃあ始めよう…リラックスして目を閉じて…」

    ――――――
    ―――――
    ――――
    ―――


    グレン「…毎年父さんは誕生日にはプレゼントをくれた…俺には顕微鏡を、エレンにはラジコンカーを…でも俺は顕微鏡なんて欲しくなかった…俺もエレンと同じラジコンカーが欲しかったんだ…」

    ハンジ「そうか…じゃあ次のドアを開けてみよう…」

    グレン「…」ブルブル

    ハンジ「?」

    ハンジ「どうしたんだい?」

    グレン「……開けられない…」

    ハンジ「焦らなくていいよ…落ち着いて…ゆっくり開けてみるんだ…」

    グレン「…わかった…」

    ギィィイイ…

    ハンジ「ドアは開けれたかな?」

    グレン「…開けた」

    ハンジ「そこには誰がいるかな?」

    グレン「父さんと…子供がいる…」

    ハンジ「その子供は誰かわかるかい?」

    グレン「…その子供は…」

    グレン「アレン・イェーガー…俺の…兄さん…」

    ハンジ(アレン?)

    ハンジ「そのお兄さんは何をしているのかな?」

    グレン「…兄さんは…ナイフを持って…父さんを…」ブルブル

    グレン「うわあぁぁ!!!」スッ

    ドサッ…

    ハンジ「!?」

    エレン「」

    ハンジ(エレンにスイッチした…)




  13. 13 : : 2014/05/04(日) 00:02:24
    ガラガラ…

    ハンジ「…ふぅ…」

    ミカサ「ハンジさん!」

    ハンジ「やあミカサ…精神分析は終わったよ…」

    ミカサ「何かわかったんですか?」

    ハンジ「うん、色々な事がわかったよ…まずエレンの兄…名前はアレン・イェーガー…コイツが今回の黒幕で間違いない…それとアレンは小さい頃父親を殺しているね…」

    ミカサ「父親?でもエレンの父親は生きているはず…」

    ハンジ「おそらくグリシャはエレンの本当の父親じゃない、本当の父親はアレンが殺し、その後にエレンはグリシャに、アレンは別の誰かに預けられたんだと思う…」

    ミカサ「…そうなんですか…」

    ハンジ「もう一つ…ミカサには言っておかないといけない事があるんだ…」
  14. 14 : : 2014/05/04(日) 00:13:25
    超期待!!
  15. 15 : : 2014/05/04(日) 00:26:28
    ミカサ「なんですか?」

    ハンジ「前にミカサがエレンには2つの脳があると言っていたよね?」

    ミカサ「…はい」

    ハンジ「それでエレンの脳を調べさせてもらったんだ、本来人間は右脳と左脳がある、その右脳の場所にエレンの脳、左脳にはグレンの脳があった…」

    ミカサ「…」

    ハンジ「そしてパニックになるとお互いがスイッチする…知ってたよね?」

    ミカサ「…はい」

    ハンジ「問題はそのスイッチする際、脳への負担が半端ないんだ…ここ最近何度もエレンとグレンが入れ代わっている…」

    ミカサ「…」

    ハンジ「率直に言うよ、エレンの脳はもう限界を越えている…さっきグレンからエレンにスイッチした…もし次にグレンと代わるような事があればエレンは死ぬかもしれない…」

    ミカサ「!?」

    ミカサ「そんな…何か助ける方法は無いんですか!?」

    ハンジ「一つある…」

    ミカサ「教えて下さい!」

    ハンジ「脊髄からグレンの脳に薬を投与し…グレンを殺す…そうすればエレンとグレンがスイッチする事はなくなる…」

    ミカサ「…グレンを…殺す?」

    ハンジ「私にはどうするか決める事はできない…家族であるミカサに決めてもらいたくてね…」
  16. 16 : : 2014/05/04(日) 00:30:01
    >>14
    ありがとうございます!
  17. 17 : : 2014/05/04(日) 08:41:09
    期待です
  18. 18 : : 2014/05/05(月) 11:36:29
    ミカサ「私が…ですか?」

    ハンジ「うん、今すぐに決断しろとは言わないよ…ゆっくり考えてもらいたい…」

    ミカサ「…いいえ…考える時間はいりません」

    ハンジ「…」

    ミカサ「私が優先するのはいつだってエレンの命…グレンを殺して下さい…」

    ハンジ「……いいんだね?」

    ミカサ「はい…」

    ハンジ「わかったよ…でも薬の調合には数日かかるんだ…」

    ミカサ「…数日?」

    ハンジ「うん、色々と準備も必要でね、それでその間ミカサにはエレンがグレンとスイッチしないようエレンをそれとなく見ていてほしいんだ」

    ミカサ「わかりました…」
  19. 19 : : 2014/05/05(月) 12:11:38
    ガラガラ…

    ハンジ「エレン!気がついたのかい?」

    エレン「あっ…はい…」

    ミカサ「エレン…聞いてほしいことがあるの…」

    エレン「……なんだ?」

    ミカサ「実は…エレンの脳はグレンとの切り替えの負担で今とても危険な状態にあるの…」

    エレン「…」

    ミカサ「それで…もうグレンと切り替われないようにする為にグレンを……殺す事に決めた…」

    エレン「グレンを…?」

    ミカサ「…うん」

    エレン「…」

    ミカサ「…エレン?」

    エレン「今…俺の兄だというアレンによって104期生で常軌を逸脱した殺人事件が起きている…」

    ミカサ「…」

    エレン「馬鹿な俺にもわかるよ…俺なんて生かしてもなんにもならないんだ…」

    ハンジ「…何が言いたいんだい?」

    エレン「アレンを捕まえる為にはグレンの力が必要なんだ…ハンジさん…グレンを生かして俺を殺…」

    ミカサ「エレン!」

    エレン「…?」

    ミカサ「…そんな事言わないでほしい…」ポロポロ

    エレン「ミカサ…」

    ミカサ「私はエレンがいないと生きていけない…アレンは私達で捕まえればいい…だから…お願い…グレンを殺す事に賛成して…」ポロポロ

    エレン「…」 

    ミカサ「お願い…エレン…」ポロポロ

    エレン「……わかったよ…わかったからもう泣くなミカサ…」
  20. 20 : : 2014/05/05(月) 20:48:38
    ハンジ「どうやら話はまとまったみたいだね…じゃあ今日は帰っていいよ、薬の調合ができたら連絡するから」

    エレン「はい…」


    帰宅中…

    エレン「…」

    ミカサ「エレン…?」

    エレン「ん?」

    ミカサ「何か考え事?」

    エレン「いや、何でもないよ…」

    ミカサ「…そう…」

    エレン「そういやさ、もうすぐミカサの誕生日だな」

    ミカサ「…そうだったかな?」

    エレン「そうだったかなって…自分の誕生日くらい覚えとけよ」

    ミカサ「ごめんなさい…最近はそれどころじゃ無かったから…」

    エレン「…まあな…」

    ミカサ「プレゼント期待してるから」
     
    エレン「プレゼントか…まあ…何か適当に考えておくよ」


    次の日

    アニ「最悪だよ…訓練サボってるの見つかって物置の掃除を一人でさせられるなんて…」

    バタン

    ???「それは自業自得だよ」

    アニ「!?」

    アニ「なんだ…あんたかい…何か用?掃除でも手伝ってくれるのかい?」

    ???「それはアニの仕事でしょ…」

    アニ「じゃあ何さ?」

    ???「実はね…」スッ

    グサッ…

    アニ「!?」

    ポタポタ…

    アニ「あ…あんた…」

    ???「アニに死んでもらうために着たんだ」

    ドサッ…
  21. 21 : : 2014/05/05(月) 21:58:15
    期待                    あとはっきり言うとミカサってただの居候の幼なじみだよね
  22. 22 : : 2014/05/06(火) 21:52:55
    >>21
    確かに
  23. 23 : : 2014/05/06(火) 22:10:21
    キース「では訓練を始める……?…レオンハートの姿が見えないが…誰か説明しろ…」

    エレン「それが…朝から姿を見ないんです」

    キース「またサボりか…レオンハートには開拓地への移動も考えておく必要があるな…」

    クリスタ(…アニったらどこ行ったんだろ?)

    キース「今日は立体起動装置を使った訓練だ…」



    訓練終了…

    クリスタ「やった!今日はエレンに勝った!」

    エレン「クソ…いつまで経ってもクリスタには勝てないな…」

    クリスタ「そんな事ないよ、この前はエレンぶっちぎりだったじゃない!私ついて行く事さえ出来なかったもん」

    アルミン(まあ…それはグレンだったからね…)

    エレン「ははは…そうだったっけ?」

    クリスタ「うん、あの時のエレン凄く格好良かったよ!」

    エレン「はは…ありがとう…疲れからもう部屋に戻ろう…」

    クリスタ「うん」
  24. 24 : : 2014/05/06(火) 22:44:07
    エレン「はあ~疲れた~」

    アルミン「そうだね…僕もくたくただよ」

    エレン「今日はすぐに寝ちゃおう…」

    ドア ギィィイ

    エレン「……」

    アルミン「どうしたのエレン?」

    エレン「なんか…俺の布団がふっくらしてるんだけど…」

    アルミン「…ホントだ…誰か寝てるのかな?」

    エレン「…誰だ!」

    バサッ

    エレアル「!?」

    エレン「これは……」

    アルミン「……ミイラ?」

    エレン「なんだよ…なんで俺の布団にミイラが…訓練兵の服着てるし…いったい…これは?」

    アルミン「訓練兵の服に訓練兵手帳があるんじゃないか?」

    エレン「そうか!」ガサガサ

    エレン「あった!」ペラペラ

    エレン「これは…アニの手帳だ…」

    アルミン「まさか…じゃあこのミイラは…アニ?」

    エレン「馬鹿な…ありえない…確かに今日はアニを見てないが…昨日までは確かにいたんだ…1日で人間をミイラにすることなんて…できるはずない…」

    アルミン「エレン!手紙とこんなものが一緒に…」

    エレン「なんだこれ?猿のぬいぐるみにkillと書いてあるプレートが掛けられている…」

    アルミン「手紙には何が書かれているの?」

    エレン「ああ…」


    アニは殺した次は誰かな?エレンが僕を捕まえない限り殺戮は永遠に続くよ アレン・イェーガー

    エレン「これは…アレンからの…」

    アルミン「アレン?ああ…ユミルが言ってたエレンの兄か…」

    エレン「アレンの野郎…また関係の無い人間を…」

    アルミン「じゃあやっぱりこれはアニなんだね…それにこのぬいぐるみはいったい…」

    エレン「わからない…」
  25. 25 : : 2014/05/06(火) 23:17:55
    期待です
  26. 26 : : 2014/05/09(金) 20:45:40
    アルミン「…とにかく…この事を教官に連絡しよう…」

    エレン「そうだな…」


    教官部屋

    キース「レオンハートがミイラになっただと?私をからかっているのか?」

    エレン「いえ、決してそのようなつもりはありません、事実を申したまでです!」

    キース「……冗談を言っているようには見えんな…確かにレオンハートは今日姿を見せていないが…1日で人間をミイラにさせる事などできるものなのか?アルレルトよ…どう思う?」 

    アルミン「はい、エレンとも話をしていましたが人間をミイラ化させるには最低でも2ヶ月は必要です…それを1日でミイラ化させるなんて事は…人間には不可能だと思います…それができる者が存在するならそれは…人間を超越した頭脳の持ち主…」チラッ

    エレン「…」

    キース「…そうか…わかった、もう帰ってよい…」

    アルミン「はい!失礼しました!」

    バタン…

    クリスタ「エレン!」

    エレン「なんだクリスタ…まだ起きていたのか?」

    クリスタ「アニが…殺されたって聞いたけど…本当なの?」

    エレン「ああ…ミイラ化したアニが俺の布団に置かれていた…」

    クリスタ「そんな…だってアニは昨日まで…」

    エレン「わかっている…犯人は何らかの方法でアニをミイラにしたんだ…とにかくクリスタも気をつけるんだ、いつ誰が狙われてもおかしくない」

    クリスタ「…うん」
  27. 27 : : 2014/05/10(土) 00:49:44
    クリスタ「ねぇエレン…」

    エレン「どうした?」

    クリスタ「この前はありがとう」

    エレン「…」

    クリスタ「お礼言えずにいたから…私を守ってくれてありがとう」

    エレン「…」

    クリスタ「今回の事件もエレンに任せればすぐに解決だよね!だってエレンに不可能は無いもん!」

    エレン「ごめんクリスタ…俺もずっと言えずにいた…」 

    クリスタ「?」

    エレン「クリスタを守ったのは俺じゃないんだ…」

    クリスタ「…え?」

    エレン「俺の中にはもう1人別の人間が存在しているんだ…そいつは頭も良いし、強い…俺とは真逆の人間…クリスタを守ったのはそいつなんだ…クリスタが好意を抱いてるのは俺じゃなくて別の人間…言い出せなくてゴメン…」

    クリスタ「…」

    エレン「そしてそいつはもうすぐ…」

    クリスタ「わかってたよ…」

    エレン「え?」

    クリスタ「だって普段のエレンとあの人全然雰囲気が違うんだもん、私だって気づくよ…」

    エレン「…そうか…」

    クリスタ「でも…」

    ダキッ

    エレン「クリスタ?」

    クリスタ「私を守ってくれたのはエレンの存在だから…愛してるよ、エレンもあの人も…」

    エレン「…ありがとうクリスタ」
  28. 28 : : 2014/05/10(土) 01:02:02
    クリスタ「はは…なんか変な感じになっちゃったね///」

    エレン「そうだな///」

    エレン「あっ!そうだ!」

    クリスタ「どうしたの?」

    エレン「クリスタ…明日休みだろ、何か予定あるか?」

    クリスタ「特に何も予定は無いよ」

    エレン「じゃあさ、買い物つき合ってくれないか?」

    クリスタ「喜んで!何を買うの?」

    エレン「ミカサの誕生日が近くてさ、プレゼントを買いたいんだけど何を買えばいいのかわからなくてさ…」

    クリスタ「ふふっエレンらしいね、わかった私が一緒に選んであげるよ!」

    エレン「サンキュ!」
  29. 29 : : 2014/05/10(土) 20:30:36
    深夜2:00

    訓練兵「んがぁ~…んがぁ~…zzz」

    マルコ「いびきがうるさいな…目が覚めちゃったよ…トイレに行こう…」

    ドア バタン…

    マルコ「ふぁ~眠い……ん?」

    スタスタ…

    マルコ「なんだアイツ?」

    スタスタ…

    マルコ「顔に包帯なんて巻いてミイラ男の真似でもしてるのかな…気持ち悪いから放っておこう…」


    食料庫

    サシャ「ふふっ…今日は何をいただきましょうか…」ガサガサ

    ギィィィ…

    サシャ「誰ですか!?」

    ???「…」

    サシャ「なんですかあなた?顔に包帯なんて巻いて…気持ち悪いですよ…?」

    ???「…」スタスタ

    サシャ「ちょ、ちょっと…近づいて来ないでください!」

    ???「…」ナイフ ギュッ

    サシャ「な、何を…」ブルブル

    ???「…」ニタァ スッ

    グサッ

    サシャ「………ぁぁ…」ポタポタ

    ドサッ…

    サシャ「」
  30. 30 : : 2014/05/10(土) 20:32:55
    貴方は神です期待
  31. 31 : : 2014/05/10(土) 21:38:26
    ありがとうございます!
  32. 32 : : 2014/05/10(土) 22:10:27
    街の雑貨屋

    エレン「うーん…ミカサは何を貰ったら喜んでくれるかな…」

    クリスタ「エレンからのプレゼントだったらきっと何でも喜んでくれるよ!」

    エレン「そうかな?」

    クリスタ「うん!」

    エレン「お!じゃあコレにしようかな!どうだクリスタ?」

    クリスタ「……え?…鉄アレイ?…」

    エレン「アイツ体鍛えてるから鉄アレイ貰ったら喜ぶよな!」

    クリスタ「…ダメ、却下」

    エレン「!?」

    エレン「なんでだよ…」

    クリスタ「何でも喜ぶとは言ったけど女の子に鉄アレイは酷いよ…違うのにしよっ!」

    エレン「良いと思ったんだけどな~…でもクリスタがそう言うなら…違うのにするか…」


        
    エレン「プロテイン…」

    クリスタ「ダメ」

    エレン「ダンベル…」

    クリスタ「ダメ」

    エレン「腹筋ローラー…」

    クリスタ「もうエレン!ふざけてるの?」

    エレン「じょ、冗談だよ…」(真面目に考えてたんだけどな…)

    クリスタ「あっ!このコンパクト可愛いよ、これ良いんじゃない?」

    エレン「ファンデーションケースか…ミカサに必要あるか?」

    クリスタ「女の子には皆必要だよ!エレンからコレ貰ったらミカサ絶対喜ぶよ!」

    エレン「まあ…クリスタが言うなら間違いないか、決めたコレにするよ!」
  33. 33 : : 2014/05/10(土) 22:52:05
    帰宅中


    エレン「今日はありがとうな、おかげで良いプレゼントが買えたよ」

    クリスタ「気にしないで、役に立てたなら嬉しいよ、喜んでくれるといいねミカサ」

    エレン「クリスタのお墨付きだ、絶対喜んでくれるさ」

    クリスタ「うん」

    ざわざわ

    エレン「なんだ?何か騒がしいな?」

    クリスタ「どうしたんだろ?」

    アルミン「お~い!エレ~ン!」

    エレン「ようアルミン、何の騒ぎだ?」

    アルミン「実はサシャが殺されたんだ、またミイラ化にされてね…」

    エレン「何だって!?」

    クリスタ「サシャが…」

    アルミン「今度はコアラのぬいぐるみにkillのプレートが掛けられていたよ…」

    エレン「クソ!アレンの野郎…」

    クリスタ「エレン…」


    お~いまた見つかったってよ~今度はミーナらしいぞ

    エレン「!?」

    クリスタ「また…」

    エレン「チッ…」ダッダッダ

    アルミン「あ、待ってよエレン」

    エレン「ミーナ…これはミーナなのか…」

    そこにはミイラ化したミーナがいた…

    マルコ「手帳はミーナのもので、今日は誰もミーナを見ていない…このミイラをミーナと考えて間違いないと思うよ」

    エレン「ふざけやがって…」

    マルコ「実は今日の2:00くらいだったかな…怪しい人間を見たんだ」

    エレン「怪しい人間?」

    マルコ「うん、顔を包帯で隠していてさ…不気味だったから放っておいたんだけど…もしかしたらそいつの仕業だったのかも…」

    エレン「…アレンか…」

    マルコ「それと…ミーナの死体のそばにこれが置いてあった…」

    アルミン「羊のぬいぐるみにkillのプレート…」
  34. 34 : : 2014/05/12(月) 22:12:31
    クリスタ「エレン…ぬいぐるみは何を意味してるのかな?」

    エレン「サル、コアラ、羊か…くそっ…わからないな…」

    エレン「いや、意味なんてわかる必要は無い!要はアレンを捕まえればいい…奴さえ捕まえればこの馬鹿げた殺人も終わる…」

    クリスタ「うん…そうだね!」


    しかしエレンの思いもむなしく殺人は次々と起こってしまう…

    トーマス死亡 ぬいぐるみはインパラ

    ミリウス死亡 ぬいぐるみはアリゲータ(ワニ)




    エレン「トーマス…ミリウス…」

    クリスタ「…」

    マルコ「ねぇクリスタ……ちょっといいかな…?」

    クリスタ「……どうしたのマルコ…?」

    マルコ「あのさ…僕、今日食堂の掃除当番なんだけどさ…体の具合が悪くて…交代してもらえないかな…」

    クリスタ「えっ?…わたし……?」

    マルコ「…ダメかい?」

    クリスタ「…その……わかった…私がやっておくよ…」

    マルコ「ありがとう!」

    ???「…」ニヤァ
  35. 35 : : 2014/05/12(月) 22:21:02
    夜、クリスタ掃除中の食堂…

    クリスタ「…」

    ギィィィ

    クリスタ「…」

    ???「」スタスタ…

    クリスタに背後から忍び寄る包帯男…

    ???(くくく…)ナイフ ギュッ

    スタ… スタ…

  36. 36 : : 2014/05/12(月) 22:33:03
    包帯男はクリスタの真後ろに立った

    ???(死ね…クリスタ…)

    ヒュン!

    グサ…

    ???(!?)

    エレン「引っかかったな!」

    ???「!」

    クリスタ「それは人形だよ!」ヒョコッ

    エレン「クリスタが1人で掃除してるところを襲って来るだろうと思って張ってたんだよ、さあ…その包帯の下の素顔を見せやがれ!」

    ???「…チッ」バッ

    ダッダッダ…

    エレン「待て!逃がすかよ!追うぞクリスタ!」

    クリスタ「うん!」

  37. 37 : : 2014/05/12(月) 22:59:56
    ダッダッダ…

    エレン「待ちやがれ!」ダッダッダ

    ???「…」ダッダッダ…

    エレン(バカめ…この角を曲がった先は行き止まりだ…追いつめたぜ…アレン…)

    ダッダッダ…

    ???「…」

    エレン「ははは!行き止まりで逃げ場なしだ…どうする?」

    ???「…くくく…」

    クリスタ「…笑ってる…」

    エレン「追いつめられておかしくなったか…?」

    ???(逃げ場なしだって?)

    エレン「諦めるんだな…」

    ???「」ダッ

    エレクリ「!」

    壁 スーッ…

    エレン「なっ!?…壁を通り抜けた…」

    クリスタ「エレン!窓の外を見て!」

    ???「」ダッダッダ…

    エレン「あいつ外に…追うぞ!」


    エレン「ハア…ハア…クソ…逃げられた…」

    クリスタ「あいつ…壁に消えたよね…」

    エレン「…」

    クリスタ「…そんな事ってあるの?」

    エレン(クソ…俺には何が何だかわからないよ……俺は…アイツを捕まえる事ができるのか?クリスタや…ミカサ…アルミン達をアイツから守る事ができるのか?)

    クリスタ「…エレン?」

    エレン「え?」

    クリスタ「どうしたの?顔色良くないよ…」

    エレン「いや…何でもない…」

  38. 38 : : 2014/05/19(月) 21:14:21
    エレン「今日は…もう休もうぜ…」

    クリスタ「…うん…ねぇエレン…気にしちゃダメだよ?もう少しで捕まえれそうだったんだから!今度はきっと捕まえれるよ!」

    エレン「ああ…次は必ず捕まえてみせる…女子寮まで送るよ…」

    クリスタ「…ありがとう」



    翌日の朝

    エレン「…うぅぅん…」パチ

    エレン「目を覚ましちまった…5時か…まだ早いけど朝飯食べに行くか…」

    エレン「お~いアルミン起きてくれ、朝飯食べに行こうぜ…」

    シーン…

    エレン「おい?アルミン?…」

    バサッ… アルミンの布団をめくる

    エレン「…いない…どこ行ったんだ……まさか!」

    ダッダッダ

    エレン「おーい!アルミン!どこだよ!いるんなら返事しろ!」(くそ…嫌な予感がしてならねえ…)

    エレン「おーい!」
  39. 39 : : 2014/05/19(月) 21:32:11
    おーい…

    ミカサ「ん?エレンの声が聞こえる…どうかしたのかな?」

    エレン「返事しろー!どこだー!」

    ミカサ「どうしたのエレン?」

    エレン「ミカサ!アルミンが…どこにもいないんだ!」

    ミカサ「アルミンが?」

    エレン「ああ…」

    ミカサ「食堂は探した?」

    エレン「いや、まだだ」

    ミカサ「行ってみよう!」

    エレン「ああ!」

    食堂 ガラガラ…

    エレン「アルミン!」

    そこにはこちらに背を向けているアルミンがテーブルに座っていた…

    エレン「なんだよアルミン…いたのかよ…心配したん-」

    ドサッ…

    ミカサ「!」

    エレン「…そ…そんな…」ブルブル

    しかしそれはミイラ化したアルミンだった…

    エレン「お…俺のせいだ…」ブルブル

    ミカサ「!?」

    エレン「俺のせいで…アルミンが…」ブルブル

    ミカサ「違う!エレンのせいじゃない!落ち着いてエレン!」

    エレン「俺のせいで…アルミンは…死んだ…」ブルブル

    ミカサ「エレン!自分を追い込まないで!」

    エレン「あぁぁぁあああ!!!」

    ミカサ「エレン!ダメー!!!」

    エレン「…」

    ミカサ「エ…エレン…?」

    グレン「残念だったな…エレンじゃねえぜ…」ニヤ

    ミカサ「!?…そ…そんな…」
  40. 40 : : 2014/05/19(月) 22:00:39
    グレン「あいつもやっと自分が役に立たない事を悟ったみてえだな…あいつのせいでアルミンは死んだ…俺に任せていれば助けられた命だ…」

    ミカサ「違う!エレンのせいじゃない!エレンは悪くない!」

    グレン「そういや…テメエふざけた事言っていたな…あんな役立たずを生かす為に俺を殺すとか…」

    ミカサ「そう…あなたなんか必要ない!返して!エレンを返してよ!」ユサユサ

    グレン「うぜえ…」ドガッ

    ミカサ「くっ…」

    グレン「この体はもう俺の物だ…二度とエレンなんかにやるものか!…もっとも…エレンはもう死んでしまっているかもしれねーけどな」ニヤ

    ミカサ「…そんな…」

    グレン「くっくっく…おいミカサ、エレンの心配なんてしてる余裕がオマエにあるのか?」

    ミカサ「…?」

    グレン「アルミンの死体に置かれていたぬいぐるみ…アルマジロ…少しは危機感もてよ…ははは!」

    ミカサ「…どういう意味?」
  41. 41 : : 2014/05/21(水) 21:03:53
    グレン「めでたい奴だな…気づいてすら無いのか…今までのぬいぐるみを思い出してみろ」

    ミカサ「ぬいぐるみ?…確か…猿、コアラ、羊、インパラ、アリゲータ…それと、アルマジロ…?」

    グレン「文字にすりゃわかりやすいか…猿は別名モンキー、つまりmonkey、それとkoala、羊はsheep、impala、aligator、そしてarmadilJo…それぞれの頭文字を取ってみろ」

    ミカサ「…m…k…s…i…a…a …」

    グレン「並び替えればある人物が浮かび上がってくるだろ?」

    ミカサ「…」

    グレン「気づいたか?そう…mikasa…おまえだよ」

    グレン「一緒に置かれていたkillのプレートと合わせると…KILL MIKASA…つまりミカサを殺すというメッセージだったんだよ」

    ミカサ「そんな…どうして私が…」

    グレン「そりゃエレンを悲しませる為だろ…」

    ミカサ「…」

    グレン「オマエもついてないな…エレンが消えた今となっては無駄に命を狙われてる事になるんだからよ」ニヤ

    グレン「まあ…オマエが俺の存在を認め、泣いて救いをこうなら助けてやってもいいぜ」

    ミカサ「誰があなたの助けなんて…あなたなんて認めない…私はただでは殺されないから…」

    グレン「ふん…馬鹿な女だ…勝手にしな…」テクテク
  42. 42 : : 2014/05/22(木) 21:34:13
    グレン(死にたきゃ勝手に死ねばいい…俺の知った事じゃねぇ…俺が興味があるのはアレンの方だ…まず解き明かすべき謎は…壁をすり抜けるトリック…それとミイラ化についてか…)

    グレン(まずは現場を…あの壁をもう一度調べとく必要がありそうだな…)

    クリスタ「エレン!」

    グレン「…なんだ?」

    クリスタ「さっきエレンの声が聞こえたから駆けつけて来たんだけど…何かあったの?」

    グレン「ああ…アルミンが殺された…例によってミイラ化にされてな…」

    クリスタ「そんな!…アルミンまで…どうして…」

    グレン「エレンを悲しませる為だ…徐々に仲の良かった奴を殺してってんだろ…現に昨日はオマエが狙われたんだからな…」

    クリスタ「エレンを悲しませる為って……エレン…自分の事なのに他人事みたいだよ…」

    グレン「他人事さ…オマエもエレンから話は聞いただろ?」

    クリスタ「!?」

    グレン「俺はエレンじゃない、グレン・イェーガーだ…覚えとけ」

    クリスタ(グレン…エレンと切り替わったんだ…)

    グレン「…じゃあな」スタスタ

    クリスタ「ま、待って!どこ行くの?」

    グレン「壁の謎を解き明かす…それとミイラ化についてもな…」

    クリスタ「やっぱり…人間を1日でミイラにする事なんて不可能だよね…」

    グレン「ふん…その気になればミイラなんて1日あればできる…俺が言ってる謎は何故わざわざミイラ化にする必要があったのかという話だ…理由があるはずだ…」

    クリスタ「待って!じゃあ…エレン…いえ、グレンはミイラ化についての謎はもう解いたというの?」

    グレン「ああ…簡単さ…」
  43. 43 : : 2014/05/22(木) 22:22:24
    グレン「フリーズドライ製法…この方法で奴はミイラを作ったんだ…」

    クリスタ「え?ふりいずどらい?」

    グレン「物を急速に冷凍させ、さらに減圧させ真空状態にさせることで水分を飛ばし乾燥状態にする製法だ…主に保存食、ドライフルーツなどによく使われる製造方法だが…これを人間で試した場合…ミイラを作る事ができる…」

    クリスタ「…すごい」

    グレン「まあ…人間で実行しようなんてそうとう頭がイカれてなけりゃ出来ない事だが…」

    クリスタ「じゃあ後は何故ミイラにしたのかって事だね…」

    グレン「ああ…」

    グレン(ミイラにするメリットか…ミイラとなった死体は原形からだいぶ状態がかけ離れ識別が曖昧になる……まさか…な…)

  44. 44 : : 2014/05/26(月) 15:13:09
    作者さん、ごめんなさい!俺の新作ssのオリキャラの名前がこのssのグレンと被ってしまいました!決してパクったという訳ではないのですが…この場で謝罪致します!本当に申し訳御座いませんでした!

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