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カノ「此処…何処?」

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  1. 1 : : 2014/04/29(火) 23:43:48
    カノ「僕町中歩いてたよね…?」



    僕の周りは草が生い茂り、

    美しい花なんかも咲いている。


    僕は確かに暗い町中を歩いてたのに。


    カノ「ああもう…とりあえず此処が何処なのかわからなきゃ…」
  2. 2 : : 2014/04/29(火) 23:47:33
    ザクッザクッ…


    草を踏む音と心地よい風の音が聴こえる。



    カノ「あ…やっと歩道…!」



    ずっと野原が続いていた為、歩道が少しばかり新鮮に感じた。



    コッコッコッ…



    カノ「しっかし…静かだなぁ。誰もいないのかな…?」



    疑問に思っていると小さめの公園に着いた。



    カノ「あれは…!!」
  3. 3 : : 2014/04/29(火) 23:51:08
    カノ「アヤノお姉ちゃん…?」



    其処には出会った当初のような格好のアヤノお姉ちゃん

    じわりと目頭が熱くなる。

    でも、他にも人がいた。



    幼い僕と、キドと、セト。



    カノ「どういうこと…?」



    近づきそっと、手を伸ばす。

    だが伸ばした手は、空を切った。



    カノ「どうなってるんだ…?」
  4. 4 : : 2014/04/29(火) 23:56:20

    期待です( ´ ▽ ` )ノ
    頑張ってくださいね♪
    カノ大好きです!
  5. 5 : : 2014/04/30(水) 00:04:07
    投稿テスト

    セトカノセトカノ
  6. 6 : : 2014/04/30(水) 00:05:22
    出せた出せた…。


    »4 カノ「ありがとう!僕が大好きって…嬉しいなぁwこれからも見てくれると有難いなぁ…。よろしくね?」
  7. 7 : : 2014/04/30(水) 00:09:15
    その後、色々試してわかったこと。





    『 僕は人から見えず、触れることもできない 』





    だがそうなってしまうと暇だ。

    何をして時間を潰そう。

    しばらく考えていると一つ考えついた。



    カノ「幼い皆を見よう!」



    ヒビヤ君あたりは行けないだろうけれど、他の人のとこなら行けるだろう。



    カノ「あとエネちゃんとコノハくんは無理かなw」



    僕はまた歩き始めた。
  8. 8 : : 2014/04/30(水) 00:19:01
    なんとか如月家を見つけることができた僕。

    凄くない?←

    扉があって入るのは不可能…。

    ドアノブに手を伸ばした。



    スゥ…



    カノ「…え?」



    …通り抜けた?

    入れたようならいいけれど…。



    気にせずずんずん進む。

    そして見つけた。
  9. 9 : : 2014/04/30(水) 00:22:40
    カノ「あれかぁ…!」



    キサラギちゃんが泣いてる。

    シンタローくん、慰めようとしてない…。

    と思ったらとんだ勘違いだった。

    シンタローくんは、キサラギちゃんの手を握り、背中合わせに座ってた。

    不器用な人なんだなぁ…。











    カノ「お次は、マリーかな…」



    僕は森へ進む道へ足を早めた。
  10. 10 : : 2014/04/30(水) 14:03:49
    ガサッガサッガサッ…



    カノ「はぁ…はぁ…」



    1時間程たっただろうか。

    未だに森を抜けていない。

    家なんてものも見えなく、ただひたすらに歩く。

    すると、僕は見つけた。



    カノ「土…?」



    今まではずっと草ばかり踏んでいた。

    土が所々見えている。

    誰かが通ったからだろうか。

    勘任せに土が見えてる所を進んだ。
  11. 11 : : 2014/04/30(水) 14:10:41
    カノ「あれは…家…」



    歩き進め、やっと辿り着いた静かな家。

    先程を同じように通り抜ける。



    マリーが黙りこくって本を読んでた。

    今より髪が少し短く、前髪で目が見えない。

    窓は開けてあり、髪が風に揺れている。

    時折、窓の外を見つめている。

    …誰か待っているのだろうか。



    僕は此処にはいなくていい、そう思った僕は通り抜け、また歩み始めた。
  12. 12 : : 2014/04/30(水) 14:14:25
    大 • 期 • 待‼︎です(((o(*゚▽゚*)o)))
  13. 13 : : 2014/04/30(水) 14:16:35
    思えば野宿しか方法は無いか…。

    何処で寝よう。



    「ねぇ、お兄ちゃん」



    小さい男の子の声。

    お兄ちゃんを探しているのだろうか。

    生憎僕は何もできることがない。



    ギュゥッ



    カノ「え…?」

    「お兄ちゃんって呼んでるのに。」



    服を捕まれ、振りむく。

    幼い僕だった。



    カノ「み、見えるの?」

    修哉「見えるに決まってるよ。さっき公園にいたでしょ。何してるの?」

    カノ「君も何してるの?」

    修哉「友達を探してるんだ。」



    嗚呼、思い出した。

    僕も昔、こんなようなことあったなぁ。

    幼い僕の記憶の一部だろうか…。



  14. 14 : : 2014/04/30(水) 14:17:53
    »12  セト「ありがとうっす!これからも少しずつ進める予定なんすけど、応援してくれると嬉しいっす!」
  15. 15 : : 2014/04/30(水) 14:22:05
    事情をわかりやすく話すと、小首をかしげながら幼い僕は喋った。



    修哉「えっと…お家が無いってこと…?」

    カノ「ざっくりまとめたね…。そうだよ、大正解!」

    修哉「じゃあ僕のお家に来ていいよ。他の人に見えないなら大丈夫だと思うよ。ご飯はパンかなんか持っていくから…。」

    カノ「いいの?」

    修哉「いいよ、別に。ほら、早く行こう」



    僕の手首を小さな暖かい手を引っ張る。

    幼い僕はまだ能力をコントロールしきれていなかった。
  16. 16 : : 2014/04/30(水) 14:29:56
    僕たちが育った家に着いた。

    修哉「ただいまー…。」

    文乃「おかえり修哉!」

    カノ「おじゃまします…」



    いつものように通り抜け、靴を置く。



    文乃「じゃあ部屋で少し待っててね!あと少しでご飯だから!」



    トタタタ…



    カノ「ねぇ」

    修哉「修哉でいいよ。どうしたの?」

    カノ「ケンジローさんとアヤカさんは…?」

    修哉「っ…ケンジローさんは出掛けてて、アヤカさんは…アヤカ、さんは…っ!!」



    僕は察してあげれなかった。

    もう亡くなっていたのか。



    カノ「ごめん、わかった。じゃあ部屋に行こうか!」



    今度は僕が引っ張って連れていった。
  17. 17 : : 2014/04/30(水) 14:33:55
    頑張れ‼︎面白いよ‼︎
  18. 18 : : 2014/04/30(水) 14:45:35
    用事が出来たので、

    17~19時に帰ります。

    帰ってきてから出そうと思ってます。

    カノ可愛い。
  19. 19 : : 2014/04/30(水) 16:24:14
    >>18 りょーかい‼︎
  20. 20 : : 2014/04/30(水) 19:31:53
    部屋で少し待つと文乃お姉ちゃんが来た。



    文乃「修哉、ご飯だよっ!」

    修哉「あ…うん、わかった」



    幼い僕は僕に、少し待ってて、と小声で言って部屋を出た。



    カノ「…」



    携帯を出して起動させる。

    だがどうもおかしい。



    カノ「時間表示されない…」



    この世界はなんなんだ。

    時計表示は『XX:XX』になってしまい、スライドして解除するも、何も出来なかった。



    カノ「…寝よっ」



    ゆっくり床に寝転がり、瞼を閉じた。

    しばらくして、僕は眠りにおちた。
  21. 21 : : 2014/04/30(水) 19:40:07
    …夢を見ていた。

    何故か真っ暗で、の割にしっかり自分の体は見える。

    幼い僕が目の前にいる。

    手を伸ばしても、空を掠める。

    その途端、ドンッと衝撃と共に足場が崩れ、落ちていく。

    落ちていく時に見えたのは、走馬灯のようなもの。

    僕の記憶が映像として流れ、他の場面に映り、という繰り返し。

    どんなに落ちたって、地面が無い。

    無音の状態で、耳が痛くなってしまうそうだ。















    声が聞こえた。



    『お………ん」



    何処か聞いたことのある幼い声。



    『お兄…ゃん!』



    僕のことなのだろうか。

    目を覚まさなくては…。
  22. 22 : : 2014/05/05(月) 19:30:10
    部活とか忙しくて

    帰宅すれば寝ていたので

    更新が遅れました



    今から進めます
  23. 23 : : 2014/05/05(月) 19:37:15
    目を覚ますとさっきと全く変わらない景色


    カノ「修哉くん?」


    自分で自分の本名を言うのは違和感がある。

    だが修哉くんは周りを見渡していた

    まるで、僕なんかいないみたいに。


    カノ「え、っと…」

    修哉「お兄さっ…!何処行っちゃったの…!?」グスッ

    カノ「ど、どうして泣いてるの…?」


    手を伸ばしてみる。

    嗚呼、またこの感触か。

    手は空を切った。
  24. 24 : : 2014/05/05(月) 19:47:33
    外に飛び出し、何処かへ走る。

    何処に行くんだろう。

    居場所なんてないのに。










    最初にいた野原につく。


    カノ「っ…うああああああああっ…!!!」


    僕は声をあげて泣いた。

    どうせ誰にも見えやしない。

    聞こえもしない。

    なら、別にいいよね。


    カノ「あぐっ…ひっく…うああ…」


    涙が止まらない。

    今なら昔のキドの気持ちがわかる気がする。


    つぼみ『私…消えちゃうよ…っ!!!」


    カノ「僕…消えちゃうのかな…っ!」


    誰も僕を見つけてくれない。

    今は、セトもマリーもキサラギちゃんもシンタローくんもヒビヤくんもコノハくんも…キドもいない。

    僕は戻れず消えてしまうのだろうか。

    僕は…どうなってしまうのだろうか。

    わからない。

    疑問だけが生まれてく。
  25. 25 : : 2014/05/05(月) 19:54:56
    バシンッッッッ



    カノ「い"ったぁ!?」

    キド「はぁ…はぁ…」

    カノ「え、キ、キド?」

    キド「きゅ、急に倒れるからびっくりしたじゃないか…!馬鹿っ…!」



    キドの頬は少し濡れている。



    カノ「心配してくれたの…?」クスッ

    キド「当たり前だろっ…!?仲間が急に外で倒れたんだぞ…!?」



    嬉しいなぁ。

    キドの頬を軽く撫で微笑む。



    カノ「ありがとう」ニコッ

    キド「べ、別に…。」

    セト「あ!カノ、起きたんすね!」

    マリー「よ、よかった…!」ホッ
  26. 26 : : 2014/05/05(月) 19:59:20
    モモ「あ、カノさんおはようございます!」

    シンタロー「大丈夫なのか?」

    エネ「猫目さん何処も痛くないですか?痛いなら治し方調べますよ!」

    ヒビヤ「おじさん、なんで急に倒れたの…?」

    コノハ「おはよう…!大丈夫みたいで良かったよ…」



    皆から言われる暖かい言葉。

    僕は幸せものだなぁ。

    こんないい仲間達がいるんだもんな。



    カノ「…ありがとうっ!」ニパッ



  27. 27 : : 2014/05/05(月) 20:05:15
    夢を見てた。



    ××「ごめんね、修哉」


    ××「私が修哉をあの世界へ送ったの。」


    ××「修哉に気づいてほしくって」


    ××「沢山仲間がいるって。」


    ××「あ…、もう時間だね。行かなくちゃ。」


    ××「…私はいつも見守ってるからね。頑張ってね?」


    アヤノ「修哉。」スゥ…




    カノ「ア…ヤノお姉…ちゃん…」
  28. 28 : : 2014/05/05(月) 20:06:52
    カノ「終わりだよー!


    最後まで意味不明だったねw


    見てくれた方々、ありがとう!


    次回はカゲプロかibかな!


    では、また何処かで!」ニコッ





    ありがとうございました!!
  29. 29 : : 2014/05/05(月) 21:20:05
    おもしろかったです。違う作品も、ありましたら見させていただきます
  30. 30 : : 2014/05/26(月) 18:48:43
    面白かった。カノかわいすぎだろ・・・
  31. 31 : : 2014/06/10(火) 23:29:38
    面白かったです!!!!!
    これは、神です(`・ω・´)

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