この作品は執筆を終了しています。
アルミン「異端者だっていい。」
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- 1 : 2014/03/30(日) 11:17:54 :
- アルミンの話です。
真面目に書くつもりですが途中で話逸れるかもしれません。
あとジャンをかなりかっこよくするつもりなので苦手な方はご注意。
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- 2 : 2014/03/30(日) 11:30:21 :
- アルミン「自分の意見を強くもってなにがいけないんだ。」
エレン「アルミン…何があったってんだよ」
アルミン「天の邪鬼…だってさ」
アルミン「何故外の世界に憧れちゃいけないんだ。何故それだけでへそ曲がり扱いされなきゃいけないんだよ…」ポタポタ
エレン「お、おい泣くなよ…
アルミンの言ってることって絶対正しいしよ…あいつらが馬鹿なだけだ。」
アルミン「んっ…ふっぁ…」ポタポタ
アルミン(こんな事で泣いてちゃ…いけないんだ!エレンとミカサにこれ以上心配なんてかけられないのに…!)
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- 3 : 2014/03/30(日) 11:41:54 :
- エレン「アルミン…」
アルミン「壁が壊される前…一緒に外の世界を探検しようって…言ったろ?」グスグス
アルミン「エレン…僕も調査兵団に…はいるよ」
エレン「アルミンお前は…何考えてんだ」
アルミン「1年前に壁が壊されて!それで僕らみたいに壁の外に興味を持つ人は減った!」
エレン「だからって!それでなんで調査兵団に入ろうとするんだ?!」
アルミン「エレンが考えてることなんてすぐ分かる!僕が調査兵団に入る事を恐れて…壁の話をしなくなった!それは僕に壁の外に出たいという好奇心をなくさせようとしてたからだ!」
エレン「ぐっ…」
アルミン「僕も行くから…エレンとミカサと…」
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- 4 : 2014/03/30(日) 15:57:56 :
- エレン「…アルミンお前正気か?」
アルミン「体力なくてもやってやるさ…
勿論エレンとミカサの足を引っ張る真似はしないから…」
エレン「…」
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- 5 : 2014/03/30(日) 16:12:02 :
3年後
アルミン「いてて…」
ミカサ「アルミン!」
アルミン「ミカサ大丈夫だよ。このくらいの切り傷なら消毒だけで。治療室行ってくるよ。」
ミカサ「そう…」
アルミン「ありがとね。」タッタッ
アルミン(これ以上…ミカサに心配かけちゃいけない…)ガチャ
ジャン「お、アルミン」
アルミン「ジャン…どっか怪我したの?」
ジャン「ははっ、怪我ってほどじゃねえよ」
アルミン「あー、でもそれかなり深いよ?消毒してガーゼあてるだけじゃダメだよ。」
ジャン「あーいいってこんなん俺1人でできるっつーの。それよりお前自分の事やれよ。」
アルミン「あ、ごめん…」
ジャン「お前さ…無理しすぎだって。人に甘えるって事をな、したほうがいいぜ。」
アルミン「ジャンありがと…」
ジャン「お前最近腹の調子悪いのか?胃腸薬ならマルコ持ってるけどよ?」
アルミン「えっ?」
ジャン「なんだ?痛くねえのか?」
アルミン「あ、ありがと…心配してくれて…」
ジャン「? あぁ。」
アルミン(確かに最近胃の調子が悪いけど…誰にも言ってなかった…よく気付いたな…)
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- 6 : 2014/03/30(日) 18:49:55 :
- ジャンをカッコ良くしてください
期待
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- 7 : 2014/03/30(日) 19:32:44 :
- >>6 がんばってかっこ良くします!
ありがとうございます!
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- 8 : 2014/03/30(日) 19:45:33 :
- ジャン「お前さ…調査兵団に志願してんだろ?」
アルミン「…うん」
ジャン「あんな死に急ぎ野郎なんかと無理して引っ付いてなくていいと思うぜ」
アルミン「確かに…エレンは行動的で時々突拍子もない事を仕出かしてくれるよ…」
ジャン「お前もミカサも何やってんだか…」
アルミン「ふふっ。それが日常的だから崩れちゃうと心寂しいんだ…僕が…
多分ミカサはエレンを守る為だけどね。」
ジャン「…違うだろ。」
アルミン「…?」
ジャン「自分の心を傷付けたくないって理由でエレンとつるんでるって言ってんのと一緒だ。お前が言ってんのは。」
アルミン「…」
ジャン「お前そのうち壊れちまうぞ。悩みがあるなら吐けよ。なんでも自分で溜め込んでんのは正しい選択とは思わねぇ」
アルミン「…ジャンは、よく人を見てるね。」
ジャン「は?」
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- 9 : 2014/03/30(日) 19:56:47 :
- アルミン「正面から思った事を言ってくれるのはエレンと一緒だよ。」
ジャン「あぁ?あんな死に急いでるクズ野郎と一緒にすんなってんだ」
アルミン「ただ違うところがある。それは自分の置かれている状況を正しく読んでる。そしてなにより周りを見てる。」
ジャン「なんだよ褒めか?」
アルミン「ふふっ。だからジャンは、そういう性格でも周りからの信頼は厚い。」
ジャン「…訓練に戻るぞ」
アルミン「感想はないのか…」
ジャン「そういう事言われるの慣れねえ。」
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- 10 : 2014/03/30(日) 20:07:48 :
- ミカサ「アルミン大丈夫?」
アルミン「あ、全然大丈夫だよ。これくらいなら訓練続けてても平気だよ。」
ミカサ「それでも心配。あとで絆創膏貼り直そう。」
ジャン「…」
アルミン「それなら自分でできるよ。心配してくれてありがとう。」
ミカサ「でも、」
ジャン「おいミカサ。」
ミカサ「…何」
ジャン「お前の過保護にはこの俺も溜息が絶えねぇよ。アルミンも大丈夫ってんだろ。」
アルミン「ちょっ、ジャン何考えてるんだ!」
ミカサ「…じゃあ貴方はアルミンの何なの…」
ジャン「まあ友達であり良き理解者だな」
アルミン(ジャンってミカサの事好きじゃなかったっけ?なんか挑発してるみたいだ…)
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- 11 : 2014/03/30(日) 20:15:43 :
- アルミン「ねぇ、さっきはなんでミカサに嫌われそうな発言したの?」
ジャン「…もう諦めた。あいつはエレンエレンエレン。もう入る隙間もねえよ。」
アルミン「そんな簡単に諦めていいのかな。そりゃあミカサはエレンにしか目がないけど、それでもあの2人は家族だ。親友は僕だ。サシャとは友達。まだジャンが入れる隙間はあると思うよ?」ニコ
ジャン「…お前の言いたい事はなんとなく分かった。だがミカサは俺に興味なんぞ1mmもねぇ。」
アルミン「僕は応援するよ。」
ジャン「お前が応援か…頼もし過ぎるぜ」ニヤ
アルミン「まあね」ニヤ
ライナー(あの2人なにニヤニヤしてんだ?)
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- 12 : 2014/03/31(月) 07:39:49 :
アルミン「合宿訓練…」
エレン「アルミンどーした?元気ねーな」
アルミン「そんなことないよ。」
ミカサ「明日の合宿訓練が心配?」
アルミン「ん…まぁ。うん。」
ミカサ「大丈夫。アルミンならできる。」
アルミン「いつも夜間訓練がある日はたおれてしまう…今回倒れなきゃいいんだけど…」
ミカサ「そうやって気にするのはよくない。」
エレン「そうだって。アルミン最近かなり体力ついてるし、心配しないほうがいいって。」
アルミン「そうだね。2人ともありがとう。」
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- 13 : 2014/03/31(月) 11:55:16 :
アルミン「んはぁ…ん!」タッタッ
キース「アルレルト!もうバテているのか!?あと目的地まで7kmだぞ!そんなことでは人類の盾にもなれんぞ!」
アルミン「はぁ…はぁ…」タッタッ
アルミン(駄目だ…頭が…)
バタンッ
エレン「アルミン!大丈夫か!?」
ミカサ「エレン。大きな声をださないで。アルミンは寝ている。そっとしておくのがいい。」
アルミン「…」スースー
キース「お前ら2人は訓練に戻れ。アルレルトは治療師に任せる。」
エレンミカサ「ハッ!」
マルコ「アルミン大丈夫かな?」
エレン「今回の訓練合宿は耐えてみせるって言ってたけど…やっぱりアルミンは無理をしすぎてる。」
ジャン「…」
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- 14 : 2014/03/31(月) 12:42:59 :
- アルミン「…ん」パチ
アルミン(ぁ…またか)
アルミン(こんなひ弱な調査兵団なんかいらない。皆そう思ってる…)
アルミン「もう…無理かな…」
“「お前そのうち壊れちまうぞ。悩みがあるなら吐けよ。」”
アルミン(ジャン…僕はもう皆に甘えすぎてるよ…)
マルコ「良かった。無事だったんだね。」
アルミン「ぁ!マルコ、お見舞いに来てくれたの?もう大丈夫だよ。心配いらないから。」
マルコ「何が…無理なの?」
アルミン(あ…)
アルミン「あはは、聞いてたのか。」
マルコ「あ、別に盗み聞きしようとしたわけじゃないからね?」
アルミン「心配してくれたんだよね…もう大丈夫だから、ありがとう。」
マルコ「…」
マルコ「…ジャンが」
アルミン「…」
マルコ「君をかなり心配してる理由が分かったよ。」
アルミン「…?」
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- 15 : 2014/03/31(月) 12:55:23 :
- マルコ「たぶん、ジャンは強くあろうとしてる。エレンとアルミン。そう。ジャンに足りないものを君たちは持ち得てる。」
アルミン「…マルコ?」
マルコ「多分ジャンは変わる。エレンと君の手によってね。僕はそう思うんだよ。」
アルミン「変わるって?」
マルコ「ジャンはもう本当に大切なものを見つけているよ。」
アルミン(マルコの言ってる意味が分からない…)
マルコ「ジャンは君を特別視してる。僕とジャンは親友だけど、僕との間にはない絆を、ジャンと君は持ってる。」
アルミン「どういう…絆?」
マルコ「そのうちわかるよ。」
アルミン「…うん。」
シガンシナ区奪還作戦後
アルミン(結局、マルコの言っていた意味は分からず仕舞いだったな。)
アルミン(何故、あの時マルコはあの話をしたのか…)
ジャン「俺は、調査兵団に入るぞ…」
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- 16 : 2014/03/31(月) 13:04:46 :
僕は思うよ。君は、ジャンはエレンと僕の手によって変わるって言った。
実際、ジャンは君の消失から変わったよ…
マルコは僕達を高評価しすぎてる…
自分だけ知らぬ間にいなくなっちゃって
でも…多分マルコの最期は兵士の誇りで威厳に満ちたものだと信じてるよ。
違う。アルミン。君のおかげ。すべて。君がジャンの道筋をつくった。君がジャンをここまで連れてきた。僕はジャンの背中を少しだけ押しただけだよ。
流石座席1位だ。でも君は、肝心の自分の事をまだよく分かっていないよ。それはジャンも心配してる。これからも頼むよ。君とジャンは良きパートナー。これから人類の勝利へと皆を導いてほしい。
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- 17 : 2014/03/31(月) 13:10:22 :
- これで終わりました。あっちゅーまです。
最終的にはジャンがエルヴィンポジになるところまでを書きたかったですが、長ったらしくなりそうなので。
最後の文はアルミンがマルコに、マルコがアルミンに。です。
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- 18 : 2014/04/02(水) 05:20:39 :
- ジャンジャアアアアアン!!!
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