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エレミカ!! ・現パロ・

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  1. 1 : : 2014/03/19(水) 23:11:09
    ミカサの感情

    を書いているものです。


    なんだか急激に現パロが書きたくなったので、先にこっちを書かせて頂きます。
  2. 2 : : 2014/03/19(水) 23:15:02
    エレミカだよね期待
  3. 3 : : 2014/03/19(水) 23:20:30


    そして俺にはとても優秀な兄さんがいた。

    しかし俺は、これといった特技もなく、勉強もそこそこだった。

    そのため、物心ついたときには兄さんと比べられ、親や親戚に呆れられていた。

    "同じ親から生まれてるのになんでこうも違うのか"

    そんなこと、俺だって分からない。

    親戚ならまだしも、血の繋がった親にまで呆れられる。

    皆、兄さんばかりに構って俺になんて見向きもしない。

    愛 なんてない生活。



    俺って、なんのために生きているのだろう。
  4. 4 : : 2014/03/19(水) 23:21:01
    ちなみに、『俺』はエレンです。
  5. 5 : : 2014/03/19(水) 23:37:31
    朝、いつものように電車で高校へ向かう。

    俺が通っているのは、偏差値そこそこの中高一貫校。

    少し遠くにあるから、通学が大変だ。

    通勤ラッシュのため、ギュウギュウの車内をやっとの思いで降りた。

    そして改札口に向かおうとしたとき、ホームの隅で蹲る少女の後ろ姿が見えた。
  6. 6 : : 2014/03/19(水) 23:45:23
    苦しそうに肩を大きく上下させながら呼吸をしている。

    一目でわかる。

    にも関わらず、皆、忙しそうに通りすぎて行く。


    愛 がない。
    俺の家みたいだ、と思った。


    だからなのかもしれない。
    俺は衝動的にその少女に声をかけたんだ。

    「お前、大丈夫か?」

  7. 7 : : 2014/03/20(木) 00:08:52
    「はい…。大丈夫…です。」

    そう言いながら少女はゆっくり顔を上げた。


    綺麗だ、と思った。
    生まれて初めて。

    白く透き通った肌。長いまつげ。
    黒曜石のような瞳。
    リンゴよりも赤い唇。筋の通った鼻。
    黒く艶やかな髪。

    そして、どこか悲しげな雰囲気。


    「何かの発作か?」

    「分かり…ません。でも、大丈夫…です。ありがとう…ございます…」

    苦しそうにキュッと眉をひそめながらも、少女は笑顔で言った。

    苦しいなら、そう言えばいいのに。

    「全然大丈夫じゃなさそうじゃねーか。
    近くの病院、連れて行ってやろうか?」

    「いえ…、お金が…ないの…で…。」

    最初に声をかけた時よりも、呼吸が荒くなってきている気がする。

    お金の有無関係なく、病院にいった方がいいだろう。

    「俺の親、病院やってるんだ。ただで見てもらえるよう言うから、行こうぜ。」

    そう、俺の親は医者をしている。
    TVとかにも何回かでたことのある、結構有名な医者だ。

    「…もうしわけ…ない、です…」

    「全然いいから!」

    少し強めの口調で言ったら、少女は少しピクッとて

    「じゃあ…お…言葉に…甘えさせて、いた…だきます…」

    と言うと、ヨロヨロと立ち上がった。

    そんな少女を支え、病院に向かった。





  8. 8 : : 2014/03/20(木) 00:10:30
    すいません、>>3の一番最初

    「そして俺にはとても優秀な兄さんがいる」

    そして、はいらないです。
  9. 9 : : 2014/03/20(木) 15:16:12
    続きを期待(・∀・)
  10. 10 : : 2014/03/21(金) 00:49:55
    俺の親が経営している病院は、駅から徒歩5分のところにある。

    近くだから、苦しそうにしているこの少女も連れていけるなと思った。


    今、俺はさっき会った少女を支えながら病院へ向かっている。

    後ろ姿からして細いな、と思っていたが
    まさかここまでとは思っていなかった。

    大げさに表現すると…

    ー居るのか居ないのか分からない。


    親に食べさせてもらえないのだろうか?
    ダイエットのしすぎ? いや、違う…。

    勝手に想像しながら少女と歩いていると、いつのまにか病院が見えてきていた。

    「病院まであと少しだ。頑張れ。」

    「はぁ…はい…」

    「そうだ、いい忘れてた。俺はエレン。エレン=イェーガーだ。お前は?」

    「ミカサ=アッカーマン…です。」
  11. 11 : : 2014/03/21(金) 21:11:15
    期待
  12. 12 : : 2014/03/21(金) 23:40:08
    >>2アサシンさん
    期待ありがとうございます!!
    題名通り、エレミカです(*^^*)
    エレミカ以外のCPのSS…書けないんですw

    >>9猫耳さん
    期待ありがとうございます!!
    色々ゴタゴタですが、できる限り頑張っていきます(^O^)

    >>11エレミカ大好きさん
    期待ありがとうございます!!
    私もエレミカ大好きですw(^v^)

  13. 13 : : 2014/03/22(土) 00:10:28
    病院につくと運良く開院前で、お客さんがまだきていなかった。

    複数の看護師さんが忙しそうに働いている。

    ふとミカサを見ると、やはり容体はよくなっていなかった。

    そのことに少し焦りながら、
    看護師さんの邪魔にならないよう父さんが居るであろう診察室にむかった。

    案の定、診察室に父さんはいた。

    「父さん!この子のこと、ただで診察してくれよ!体調がすごく悪そうなんだ!!」

    「エレン、学校はどうしたんだ?」

    「そんなこといいから!速く!」

    「…ただでさえ成績がよくないのに、サボったりして…。
    だからお前はいつまでたっても馬鹿のままなんだ。役立たずのままなんだ。
    少しは兄貴を見習ったらどうだ?」

    何も言い返せない。

    確かに俺は馬鹿だ。なんにも出来ない役立たずなんだ。

    俺にも…兄さんみたいに能力があったら…。

    黙って歯をくいしばっていると、ミカサが言った。

    「そんな…ことないです!…エレンさんは馬鹿でも…役立たずでもないです!!
    学校があるのに…私のこと助けて下さって…!!」

    何を言ってるんだ。こいつは。

    「誰も私…なんかに見向きもしなかった…なかで、エレンさんは私…に声をかけて下さったんです…!!」

    なんでこいつは…
    ミカサというこの少女は、
    自分の容体より俺のことを気にかけてくれるんだ…。

    「それで…わざわざここまで…連れてきて下さ…「もういい。」

    ミカサの声にかぶせるように、父さんは言った。

    「エレン、お前は少し外でまっていろ。この子を診察するから。」

    父さんの声に小さく頷いて 外にでて、
    扉を閉めようとしたとき、ミカサと目があった。
  14. 14 : : 2014/03/22(土) 01:25:37
    エレミカなら期待だ!
  15. 15 : : 2014/03/22(土) 10:44:30
    父さんがうざい!!わt…ミカサのエレンになんてことを!!
  16. 16 : : 2014/03/22(土) 22:22:43
    きたい
  17. 17 : : 2014/03/23(日) 00:17:14
    数分後…

    ミカサと父さんが診察室から出てきた。

    彼女の容体はだいぶ落ち着いたようで、支えなしで立っている。

    ホッと心で息をはきながら尋ねた。

    「父さん、ミカサは大丈夫だったんだろ?」

    肯定の言葉が返ってくる、そう思っていたのに…

    「分からない。だからこの子は機械を使って検査をしなければならない。」

    違った。

    じゃあもしかしたら、大病の可能性もあるのかよ…。

    またさっきの発作みたいなのがおこったりして、今度は死んだりするんじゃ…


    ってなんで俺は今日会ったばっかりの奴にこんなに真剣になってんだよ。


    少し前に父さんがガンで倒れたときだってこんなに真剣になれなかったのに。

    なんで…

    1人で悶々と考えていたら
    ふと、額に冷たいものがあたった。

    「顔色が悪いです…。大丈夫ですか…?」

    ミカサの手だった。

    額に手を当てられるなんて生まれて初めてのことだったから、
    どうしていいかわからない。

    俺は彼女の手をはねのけてしまった。

    ーパチンッ!

    思いの外、大きな音がした。

    「ご、ごめんなさい…。」

    目を大きく見開いて謝る彼女。

    俺がはねのけた手をもう片方の手で包み込んでいる。


    ものすごい罪悪感に苛まれた。

    どうすれば良いか分からず父さんをみたら、軽蔑的な目で俺を見ながら言った。

    「機械の準備に時間がかかる。
    少しの間ミカサとここで待っていろ。」

    そう言い残し、父さんは何処かに行った。

    多分機械のある大きな部屋だろう。



    俺とミカサは2人、診察室の前に残された。
  18. 18 : : 2014/03/23(日) 00:26:49
    >>14コバハルさん
    期待ありがとうございます!!
    そうです、エレミカです(^ω^)
    エレミカなうですw

    >>15進撃のミカサさん
    作者の私が言うのもなんですが、お父さんうざいですよね!!w
    でも、必要な役なんです…(´・Д・)

    >>16エレミカ大好きさん
    2回目の期待、ありがとうございます!!
    たいした内容ではないのに…感謝感激です( ; ; )



    今のところ、

    愛を知らない、エレンの凍った心が
    ミカサによって溶かされていく…

    みたいなお話にしようと思っています。
    途中、変更もあるかもしれないですが
    基本はこんな感じです。




  19. 19 : : 2014/03/23(日) 02:26:14
    たいした内容じゃないか!!
    とっても面白いんだから
    自分をマイナス思考に考えない!!
    ↑すみません上から目線ですね
  20. 20 : : 2014/03/25(火) 00:35:02
    手をはたいたの、謝らないといけない。

    でも、どう話を切り出せばいいのか分からない。

    しばらくの沈黙。
    気まずい空気。

    ふいに泣き声が聞こえてきた。

    その泣声の主は、ミカサだった。


    泣くほど手が痛かったのかよ…っ

    そうわかったら、すんなりと言葉がでてきた。

    「ごめん!本当悪い!手、痛かったよな!今薬取りに行くから…」


    手に傷が残ったら大変だ。

    はやく薬を取りに行こうと走り出そうとした

    が、ミカサが俺の上着の裾をしっかりと握っていて、動けなかった。

    振り向いてミカサを見た。

    「悔しくないんですか…?」

    「えと…何が?」

    「エレンさんは、とても素敵な方なのに馬鹿だの役立たずだの言われて…。
    私はすごく悔しいんです。
    なんで言い返さないんですか?!」


    ああ、そのことか。

    そんなの、悔しいに決まってる。

    言い返したいに決まってる。

    だけど悔しがって、言い返して
    変わるものではないということは
    痛いほど分かっている。

    「実際に俺、馬鹿だし役立たずなんだ。
    しょうがないだろ。」


    「しょうがなくないっっ!!」


    そっと俺の手を両手で握包み込むようにってきた。

    俺よりずっと小さい手なのに、
    俺よりずっとあたたかいー


    「もっと
    自分に自信を持って下さいよ…っ!!」


    ミカサの黒曜石のような黒い瞳からは、
    大粒の涙がポロポロと流れている。

    とめどなく。


    なんでこいつは…

    人の為に泣くことができるんだ。



    「ミカサさーん、準備ができましたよー!」

    1人の看護師がミカサに声をかける。

    「はい、分かりました。」

    ミカサは目をごしごしとこすりながら返事をする。

    そして、

    「あなたはとても素敵な人です。」

    と言い残して、呼ばれた方へかけていった。
  21. 21 : : 2014/03/25(火) 00:38:09
    >>19
    エレミカ大好きさん
    面白いという感想、ありがとうございます!!感動です( ; ; )
    お言葉通り、マイナス思考はなしで
    いきたいと思います☆
  22. 22 : : 2014/03/25(火) 14:09:35
    今後の展開に期待(・∀・)
  23. 23 : : 2014/04/03(木) 15:13:27
    期待!
  24. 24 : : 2014/04/03(木) 15:23:38
    期待(T ^ T)エレンの親父を駆逐してぇ!
  25. 25 : : 2014/04/06(日) 03:25:31
    期待~(o^^o)
  26. 26 : : 2014/04/18(金) 20:13:37
    期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待
  27. 27 : : 2014/04/28(月) 22:33:22
    期待しまてます!
    続き早く~
  28. 28 : : 2014/05/04(日) 02:05:05
    これはいいエレミカですな!期待です!
  29. 29 : : 2014/05/21(水) 15:47:48
    エレミカ KI☆TA★I☆
  30. 30 : : 2014/06/03(火) 23:04:05
    あーー♡

    エレミカlove♡

    エレミカさえあれば生きていけそう♡

    期待してます!
  31. 31 : : 2014/08/19(火) 19:05:13
    期待!
    頑張ってください!
  32. 32 : : 2014/11/29(土) 10:01:40
    ミカサの感情も見させていただいてます!こちらも最高です♪どちらとも期待しています☆はやく更新していただくとありがたいですm(__)m
  33. 33 : : 2014/12/05(金) 17:24:22
    期待(^◇^)
  34. 34 : : 2015/01/12(月) 01:46:39
    期待です
    頑張ってください!!
  35. 35 : : 2015/05/23(土) 22:52:51
    放置?
  36. 36 : : 2015/10/04(日) 14:59:57
    期待です。出来れば早く更新してほしいです!
  37. 37 : : 2015/11/18(水) 15:13:37
    ↑同感
  38. 38 : : 2016/02/28(日) 20:21:57
    期待です!
    でも‥‥2016年ですよ。もう
    まだですか?
    私待ってます‼
  39. 39 : : 2016/04/08(金) 21:37:58
    早くお願いします。その結果を

  40. 40 : : 2016/09/16(金) 22:44:26
    ((( ;゚Д゚))エッ!?
    放置…?
  41. 41 : : 2017/04/03(月) 20:25:14
    2017























































































































  42. 42 : : 2017/04/16(日) 19:05:37
    つーづーきーを要求する!期待!
  43. 43 : : 2017/12/06(水) 16:04:14
    私は待っている。ので、期待する。
    迷惑だったらごめんなさい(๑• - •`๑)
  44. 44 : : 2019/02/03(日) 12:57:18
    予想はついてるけどエレンの兄って誰?
  45. 45 : : 2019/02/03(日) 13:15:14
    猿に似たおじさんだろ

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loveeremika

そらら

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