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ベルユミ「「好きだよ」」

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  1. 1 : : 2014/03/06(木) 21:59:51

    はじめまして!

    ユミルの民と申します。

    SSを書くのは初めてなので、分からないことばかりですが一生懸命書こうと思います。

    名前で分かると思いますが、ユミル大好きです笑

    亀更新ですが、温かく見守って頂けると嬉しいです!
  2. 2 : : 2014/03/06(木) 22:05:17

    ちなみに、恥ずかしながら原作まだ12巻まで読んでません…

    だいたいお話は知ってますが。

    こんな奴ですみません!

    とりあえず今回のSSは、原作ガン無視でいきます!

    ライナーとベルトルトによって巨大樹の森に連れ去られたユミルとエレンのお話です!

    若干原作と被る部分もあると思いますが、そこは目を瞑ってください…

    ちなみにベルユミメインです。←
  3. 3 : : 2014/03/06(木) 22:07:44


    あ、言い忘れてましたが、文才ないのでおそらくSIDEがころころかわります…

    なるべくないようにはしますが、そのつど書きますのでお察しください…


  4. 4 : : 2014/03/06(木) 22:15:13


    エレン「なぁ、おい、ユミル。」

    ユミル「なんだよ、死に急ぎ野郎。」

    エレン「俺たち、どういう状況なんだ?」

    ユミル「見りゃ分かんだろ……」





    ライナー「………」

    ベルトルト「………」




    ユミル「…お前ら、なんのつもりだ。」







    ライナー「………」

    ベルトルト「………」







    ユミル「答えろよ。」

    エレン「まさかお前らが人類の敵だったなんてな。」



    ライナー「………」

    ベルトルト「………」







    エレン「お前らは俺の駆逐対象だ……」

    ユミル「やめとけ、エレン。お前今両腕ねぇんだぞ。」
  5. 5 : : 2014/03/06(木) 22:20:46


    エレン「くそっ……」




    エレン「お前らなんかな、俺が絶対に……」



    ユミル「……………」











    ユミル(私は……)





    エレン「お前ら……自分がなにしたか分かってんのかよ……」



    エレン「壁を壊して…なんの罪もない人たちの日常を壊して……」



    エレン「そんなの……そんなの……」

    ユミル「落ち着け、エレン。」






  6. 6 : : 2014/03/06(木) 22:26:44


    エレン「うるせぇ!落ち着いてなんかいられるかよ!」

    ユミル「………」

    エレン「こいつらは…こいつらは!!」

    エレン「俺の…母さんを!!」



    ユミル「!」


    ユミル(そうだったな…こいつは…)



    エレン「ライナー……ベルトルト……なんとか言ったらどうなんだよ!!」






    ライナー「………」

    ベルトルト「………」





    エレン「くっそ…今に見てろよ、両腕が戻ったら…」


    エレン「今度は……俺たちが、お前らを!!!」










    ライナー「………」

    ベルトルト「………」






    エレン「覚悟してろ!!」





  7. 7 : : 2014/03/06(木) 22:28:16
    期待です♪
  8. 8 : : 2014/03/06(木) 22:30:47
    ↑は僕です。
  9. 9 : : 2014/03/06(木) 22:37:16


    --数日後--




    ユミル「……腕は戻ったか。」


    エレン「ああ……今だに、再生することには違和感があるな…」


    エレン「お前も、脚も腕も戻ったな。」



    ユミル「まぁ……一応な。」











    エレン「……復讐だ。」




    ユミル「……は?」






    エレン「とにかくこれで俺もお前も五体満足になったんだ。今反撃するしかねえだろ。」

    ユミル「馬鹿野郎。こっちには立体起動もねえんだぞ。そもそもお前は武器持ってんのかよ。」

    エレン「巨人化すれば問題ないだろ?」

    ユミル「私はそんなことはしないぞ。」

    エレン「じゃあどうやって戦うっていうんだよ!」

    ユミル「戦わねえよ。それが1番だろ。ただでさえこんなところに連れて来られて精神的に疲労してんのに戦うだ?やなこった。私まで死に急ぎの巻き添えにしないでくれよ。」

    エレン「ふざけんな!お前、壁内に戻りたくねえのかよ!クリスタに会いたくねぇのかよ!」

    ユミル「っ………」

    エレン「……だったらやるしかないだろっ?!」
  10. 10 : : 2014/03/06(木) 22:37:57
    コメントありがとうございます!

    返信の仕方が分からなくて…(´・_・`)

    すみません!


    あ、今更ですが、ネタバレ含みます……
  11. 11 : : 2014/03/06(木) 22:50:30


    ユミル「……分かったよ。」


    ユミル(……どっちにしても私は死ぬだろうな。)




    エレン「よし。どう攻める?」

    ユミル「普通敵さんの前で作戦会議なんかするかよ。」

    エレン「大丈夫だろ。奴らからはちょっと離れてるし、この大きさの声なら聞こえないだろ。」





    ライナー「………」

    ベルトルト「………」



    ユミル「……1対1の勝負にしようぜ。私は…ベルトルさんをやる。」

    エレン「……大丈夫か?」

    ユミル「ふざけんな。男子で1番のでかぶつと女子で1番のでかぶつ同士だ。相応しいくらいだろ。それにな、こんな戦いに付き合わされてる時点で大丈夫なんかじゃねえんだよ。」

    エレン「……俺も同期と戦うなんて嫌だよ。でもやらなきゃならねえんだ。あいつらは同期じゃねえ。人類の敵だ。」





    ユミル「…………」

  12. 12 : : 2014/03/06(木) 22:59:41


    ユミル「……なんか、悪かったな。私だけが嫌なわけじゃないんだよな。」

    エレン「いや……無理矢理付き合わせてる俺も悪い。」

    ユミル「……」

    エレン「……」









    エレン「……お前、ベルトルトと戦うっつったって、あいつに巨人化されたら勝ち目はゼロだぞ?」


    ユミル「……当たり前だ。巨人化なんかさせねえさ。こいつを使うんだ。」

    エレン「……危ねえ奴だな、ジャケットの腕のとこにナイフ入れてたのかよ。」

    ユミル「ズボンのベルトのとこにも一本挟んであるぜ。」

    エレン「そんなに持ってんのか……」
  13. 13 : : 2014/03/06(木) 23:01:24


    ちょっと今日はここまでにします!

    半端なとこで終わってすいません!



    あの、これ需要ありますか……?
  14. 14 : : 2014/03/06(木) 23:11:41
    面白いです!読みやすいし^_^
    キャラも原作にそってていいですね!^ ^私が書くとどうしてもキャラが崩壊するので(笑)
    期待です。
  15. 15 : : 2014/03/07(金) 20:17:01

    こんばんは!

    今日はおそらく大量に貼っていくと思いますので…

    暇な方はご覧になってください(´・_・`)
  16. 16 : : 2014/03/07(金) 20:18:10

    返信の仕方が分からなくて…
    すみません!

    コメントありがとうございました。

    キャラ崩壊なるべくないように頑張りますね(´・_・`)
  17. 17 : : 2014/03/07(金) 20:29:28


    エレン「……じゃあ、俺はライナーをやるよ。巨人化してもいいんだよな?」

    ユミル「……好きにしろよ。他の巨人に食われんじゃねぇぞ。」

    エレン「ああ……」

    ユミル「じゃ、お前は大声であいつらの悪口でも言って、あいつらを発奮させてやれよ。」

    エレン「ふざけんな。いきなり襲いかかるに決まってんだろ。それに口の悪さならお前の方が断然上だ。」

    ユミル「お前本当に馬鹿か?あいつらは立体起動を付けてんだぞ。叩き落とされて、巨人の餌になんのがオチだ。こっちから挑発して、相手がその気になんのを待つんだよ。相手は知能のねえ巨人じゃねえんだぞ。なにも考えずに突っ走るからお前は死に急ぎ野郎なんて呼ばれるんだ。」

    エレン「……っ、分かったよ、やりゃいいんだろ!俺は口ではお前に勝てねえからな!」

    ユミル「なんだよその理屈」
















  18. 18 : : 2014/03/07(金) 20:29:58
    私はキャラ崩壊も好きなので大丈夫ですよ^ ^
    返信は普通にうってみたらできると思います
    >これを2つと数字をうってみてください。
    >全角ではなく、>半角で^ ^
  19. 19 : : 2014/03/07(金) 20:30:56
    >>18

    これで大丈夫ですかね…?
  20. 20 : : 2014/03/07(金) 20:40:10


    エレン「おい、ライナー、ベルトルト。」





    ライナー「………」

    ベルトルト「………」






    エレン「俺言ったよな?覚悟しとけって…」

    エレン「俺の両腕は、巨人の再生能力で完全に復活した。もう元通りだ。」

    エレン「俺は、お前らに、たくさんの恨みがある。」

    エレン「壁内の住人を殺した恨み、大切な仲間たちを殺した恨み、そして……」









    エレン「俺から…母さんを奪った恨みだ。」





    ライナー「………」

    ベルトルト「………」






    エレン「なぁ、ライナー……お前は兄貴的存在で同期から慕われてたよな?」

    ライナー「……!」

    エレン「ライナー……お前はあいつらの期待を見事に裏切ったんだぞ……」

    ライナー「…………」
  21. 21 : : 2014/03/07(金) 20:46:26

    おっけーですよ^ ^
  22. 22 : : 2014/03/07(金) 21:01:50
    >>21

    ありがとうございます^ ^
  23. 23 : : 2014/03/07(金) 21:07:08


    エレン「…なんとか言ったらどうなんだよ!」

    エレン「あんなにたくさんの人を殺して……よくそんな態度がとれるよな!」



    ライナー「……れ。」

    エレン「あぁ?!」

    ライナー「黙れって言ったんだ!」

    エレン「!」

    ベルトルト「!」

    ユミル「!」





    ライナー「あのなぁ…あんなにたくさんの人を殺して……一緒に訓練してきた同期まで殺して……平気でいられるわけがないだろう!!」

    ベルトルト「……ライナー。」

    ライナー「俺だって……俺だって……普通に……生きたかったのに……」

    エレン「……」

  24. 24 : : 2014/03/07(金) 21:07:27
    ちょっといったん風呂入ってきます…
  25. 25 : : 2014/03/07(金) 21:22:19
    出ました。

    我ながら早い。笑←
  26. 26 : : 2014/03/07(金) 21:27:19


    ライナー「……どちらにしても、俺たちの邪魔をする奴らは、ここで排除する。どの道、俺たちはお前らを殺すことになる。その予定が早まっただけだ……」

    エレン「……やるか。」

    ライナー「望むところだ。ただ、ここでは巨人化はしづらい。あっちへ行こう。……俺に掴まれ。」

    エレン「……ああ……」







    シュンッ…………
  27. 27 : : 2014/03/07(金) 21:34:17

    ベルトルト「………」

    ユミル「行っちまったな……エレンが死ななきゃいいが。」

    ベルトルト「………」

    ユミル「よう、ベルトルさん、私もしばらく体を動かしてねえからな。ちょっと運動したいんだよ。私たちも一戦やらねえか?」

    ベルトルト「……ああ、……いいよ。じゃあ、場所を移ろうか……」

    ユミル「言っておくがな、私は生憎お前らと違って巨人の捕食対象だ。見つからねえ場所で頼むよ。」

    ベルトルト「……巨大樹の森でそんな要求されるなんて思ってなかったよ。」

    ユミル「わりいな。無いなら無いでいいぞ。」

    ベルトルト「……完全に巨人がいないわけじゃないけど、あまり来ない場所なら、ある。」

    ユミル「いいじゃねえか。そこでやろうぜ。」

    ベルトルト「……じゃあ、ユミル、おぶさってよ。」

    ユミル「はぁ?やなこった。敵さんの首にぶらさがるなんざごめんだ。」

    ベルトルト「……そんなこと思ってないんだろ。だいたい、どうやって移動するんだよ。いいから早く。」

    ユミル「……分かったよ。」












    シュンッ…………
  28. 28 : : 2014/03/07(金) 21:41:25


    ユミル「……ここか。」

    ベルトルト「……ああ。」

    ユミル「こんな開けた場所で大丈夫か?」

    ベルトルト「……うん。」

    ユミル「はぁ……そうかよ。」

    ベルトルト「……どうやって戦うんだよ。巨人化したら君は完全に不利だろ?」

    ユミル「当たり前だ。こいつを使う。」

    ベルトルト「……ナイフ?」

    ユミル「ああ。シンプルでいいだろ?対人格闘の訓練と似たようなもんだ。ただし、違うのは………」








    ユミル「……お互いに、ナイフを持ってるってとこだけだ。」

    ベルトルト「……自傷行為だけはしないようにしなきゃね。」

    ユミル「気をつけろよ。」
  29. 29 : : 2014/03/07(金) 22:19:08

    ユミル「さーて、おっぱじめるか。」

    ベルトルト「……君は僕を殺したいの?」

    ユミル「……さて、どうだろうな。死ぬのは私かもしれないし。」

    ベルトルト「………」












    ベルトルト「ねぇ……ユミル。」

    ユミル「ん?」

    ベルトルト「僕はね……芝居が好きなんだ。」

    ユミル「そりゃそうだろうよ。3年間もあんな馬鹿共の中で自分の意思のない腰巾着野郎を演じきった役者なんだからな。」

    ベルトルト「……僕はね、芝居を見るのが好きなんだ。虚偽の世界。虚偽の人物。虚偽の出来事。不思議だろ?まるで僕たちみたいだ。」

    ユミル「………」

    ベルトルト「僕たちは、僕たちにとって虚偽の世界であった壁内で、虚偽の人物を演じ、虚偽の出来事を体験した。」

    ベルトルト「でもね、ひとつだけ、虚偽でもなんでもなかったことがあったんだよ。」

    ユミル「……そうか。」

    ベルトルト「だからね、ユミル。」

    ベルトルト「戦う前に、僕が考えた芝居の台本をのあらすじを聞いてよ。」

    ユミル「なんでそうなる。話の流れが見えねえぞ。」

    ベルトルト「いいから黙って聞いててよ。」


  30. 30 : : 2014/03/07(金) 22:36:57

    ベルトルト「あるところにね、1人の男の子がいたんだ。」

    ベルトルト「その子はね、敵の中に自ら入って、情報を味方に伝えるスパイだった。」

    ベルトルト「だけどね、ある時、敵の女の子に恋をしちゃうのね。」

    ユミル「……」

    ベルトルト「当然、その恋は敵わない。さらに、その男の子に不幸が降りかかる。」

    ベルトルト「その女の子を殺さなくちゃならなくなったんだ。敵同士だからね。」

    ユミル「……」

    ベルトルト「当然、殺すことなんてできない。でも、やらなければならない。迷った挙句、男の子は女の子を殺して自分も死ぬ。」

    ベルトルト「どうだい、完璧なシナリオだろ?」

    ユミル「……ありきたりだな。」

    ベルトルト「いいじゃないか、素人が考えたんだから。」

  31. 31 : : 2014/03/07(金) 22:37:36

    ちょこっとタイトル変えました。
  32. 32 : : 2014/03/08(土) 00:15:06

    ベルトルト「……この男の子は、僕とそっくりだ。」

    ベルトルト「敵の中に飛び込んで、敵の女の子に恋をして。」

    ユミル「……ベルトルさんにも、好きなやつがいるのか。」

    ベルトルト「それくらいいるさ。」

    ユミル「……そうか。」

    ベルトルト「虚偽の世界で虚偽の自分で生きてた僕だけど、この気持ちだけは虚偽なんかじゃない」

    ベルトルト「真実だから。」







    ユミル「……そうか…」


  33. 33 : : 2014/03/08(土) 00:17:48

    ベルトルト「ただね、この男の子と僕は、全く同じというわけじゃない。」

    ベルトルト「この男の子は、女の子を殺して自分も死んだけど」

    ベルトルト「僕はそんなことはしない」








    ベルトルト「殺さなければならないんだ。」

    ベルトルト「今……ここで。」

    ベルトルト「そして、僕は生きて……故郷に、帰る。」









    ユミル「………」









    ユミル「ああ。覚悟はできてるよ。」



  34. 34 : : 2014/03/08(土) 00:46:22

    うわぁ、、、どうなるんだろう。。。
    頑張って\(^o^)/
  35. 35 : : 2014/03/08(土) 09:13:04
    期待
  36. 36 : : 2014/03/08(土) 12:25:40
    期待
  37. 37 : : 2014/03/08(土) 14:06:09
    ふなっしーなっしー
  38. 38 : : 2014/03/09(日) 19:42:05

    昨日は更新できなくてすみませんでした!

    今日はちょっと頑張りますo(`ω´ )o
  39. 39 : : 2014/03/09(日) 19:52:39


    ドオオオ……オン







    ユミル「………死に急ぎとライナーも巨人化したみたいだな。無駄話もそろそろおしまいにして、私たちも始めるか。」

    ベルトルト「………手加減なしだからね。」

    ユミル「ああ。でもな、戦う前にひとつだけ、お前に言っておきたいことがある。」

    ベルトルト「奇遇だね、僕もだ。」

    ユミル「私は、お前の事が……」

    ベルトルト「僕は、君の事が……」





















    「「好きだよ。」」
  40. 40 : : 2014/03/12(水) 12:39:38
    うはああああああああ!wwww
    くっそ滾りましたああああ!ナニコレナニコレ!!(^^)!
  41. 41 : : 2014/03/14(金) 00:00:59

    --ベルトルトSIDE--


    正面にいたユミルが、ナイフを振りかざして迫ってくる。

    対人格闘の要領と同じだ。


    素早く身をかわして、ナイフを構える。



    またユミルと対面するかたちになる。



    今度は僕から仕掛けるか。




    覚悟を決め、ナイフを持ち直した瞬間、ユミルが襲いかかってきた。









    この体制はまずいっ………




















    しかし、次の瞬間、予想外のことが起きた。














    ユミルが……







    ナイフを……









    投げ捨てた……?










    そのまま走ってくる。











    思わず、ユミルにナイフが刺さらないように刃先を下に向ける。





















    ユミルが近づいて来る。









    近づいて来る…………

























    ベルトルト「……っ?!」
  42. 42 : : 2014/03/14(金) 00:09:21

    --ベルトルトSIDE--







    唇に触れる温かい感触。















    ユミルの唇………
















    襟首を掴まれて、引き寄せられて、乱暴なキス。









    ユミルらしいキス……




    あぁ、そうだ。


















    こんな、温かさが欲しくて……















    戦士から兵士に変わりつつあったライナーを責めていた僕も、結局ユミルの温もりを必要としていた。




















    ただ、普通に…













    生きたかった。














    ユミル「……っ」












    ユミルが小さく声を漏らす。











    好きで、好きで、好きで……














    ユミル……………












    ユミル「……っ、」















    ユミルが唇をかすかに離し、その薄い唇を動かす。
















    ユミル「ベルトルさん……」








































    "生きろ"





























    グサッ………

  43. 43 : : 2014/03/14(金) 17:33:58
    きゃああああああああああああああああああ!
    え?え?ユミルがあかん!…か…身体の火照りがおさまりません!
    ベルトルさん!一体どうなるのですか!!?期待!!
  44. 44 : : 2014/03/19(水) 22:26:00

    しばらく更新さぼっててすみませんでした!

    ストーリーは思いついていたんですが、書き方を考えていたら時間がかかってしまって……



    まだ見て下さっている方がいるか分かりませんが、おそらく今日完結します!
  45. 45 : : 2014/03/19(水) 22:27:30
    >>43

    ありがとうございます!

    ちょっとユミルのキャラ崩壊が酷い笑


  46. 46 : : 2014/03/19(水) 22:31:20

    --ベルトルトSIDE--

















    ……なに?












    何が、起きたの?

















    僕は、刺されたの?




















    不思議だね。














    全然痛くないよ。



















    痛そうな顔をしてるのは、目の前にいるユミル、君の顔だ。

















    ……………

























    え…………………




















    ユミル、自分で自分を刺したの?














    違う。
















    ユミルは巨人化していない。


























    下に視線をうつす。













    ユミル「っ……」






















    ベルトルト「っ?!!」
















    なに……これ……



















    ユミルが……









    僕の手首を掴んで……



















    自分の心臓に…………












    ナイフを…………
  47. 47 : : 2014/03/19(水) 22:47:33

    --ベルトルトSIDE--


















    ユミル「………あ……」

















    ドサッ……





















    ベルトルト「……ミ……」
































































    ベルトルト「ユミルっ!!!!!」



















    ユミルは……自分から……


    僕の手首を掴んで……


    自分の心臓にナイフを刺したんだ……





















    僕が、生きられるようにするために。



















    生きて、故郷に帰れるようにするために!!!



















    ベルトルト「ユミル!!ユミル!!」







    彼女の心臓からナイフをゆっくりと引き抜く。















    一瞬、ぶわっと大量の蒸気が吹き出たが、すぐに弱々しいものへと変わった。















    だめだ。

    これじゃ再生できないっ……






















    ユミル「……トルさ……」








    ベルトルト「ユミル……」














    彼女を自分の膝に横たえ、そのまま抱きしめる。















    彼女の頬には、きれいな涙が流れていた。














    その正体が巨人だからなのか、それとも僕への想いがとても強いからなのか。










    心臓を刺されても即死しない彼女は、必死で最期の言葉を紡ぐ。





















    ユミル「お、前は……生き、ろ……生きて、しあ、わせ………に、なれ……」

    ベルトルト「……ユミルっ……」

    ユミル「……ほんとはっ……ほん、とは、いっしょ、に……」

    ベルトルト「っ!」














    切なさがこみあげてきて、ユミルの体を抱きしめる力をほんの少し強くする。














    ユミル「……お、前は…幸せ、を…知ら、ないからっ……」

    ベルトルト「ユミル……」






















    死なないでよ。
















    お願いだから、

    僕の前から消えないで。




















    ユミル「……ベル、トルさ……」

    ベルトルト「ユミル……」
  48. 48 : : 2014/03/19(水) 23:00:49

    --ベルトルトSIDE--

































    ……………。





















    ベルトルト「……ユミル……?」











    ユミル「…………」




















    ベルトルト「………ユミルっ?!!」















    そんなっ……


















    ベルトルト「……っくっ………」























    ベルトルト「わああああああああああん!!!!!!!!!」




















    なんでだ。


    なんでだ。









    どうして………
















    どうして、ユミルが死ななければならないんだ!!


















    ベルトルト「ユミルっ………ユミルっ………」



















    必死にユミルを抱きしめ、名前を呼ぶ。






















    返事はもちろんない。











    それでも……



















    ベルトルト「ユミルっ………ユミルっ………」


















    なぜ。





















    好きになってしまったのが君だったのか。





















    そうさ、同郷のアニを好きになっていたら、こんなに苦しい思いはしなくてすんだ。



















    アニの方が美人だし、ちっちゃいし………



















    でも、ダメなんだ。






















    そばかすがあって、目付きがきつくて、言葉使いも乱暴で、口も悪い君だったけど…………



















    君がいいんだ。











    君じゃなきゃだめなんだ。














    大事なもののために、全てを投げうって見えないものと闘う、しなやかな強さを持った君。






















    僕にはないものを持った君。






















    そんな君のことが、大好きなんだよ。
































    ああ……


















    ユミル、君は、これからどうしたい?
























    ねえ………












    答えてよ…………


















    ベルトルト「ユミル………」














































    「好きだよ。」





    --Fin--
  49. 49 : : 2014/03/19(水) 23:01:35


    完結いたしました!



    ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!
  50. 50 : : 2014/03/19(水) 23:03:18

    さて、このお話はとりあえず終了ですが、気が向いたらこの後日談を書こうかと思っております。


    もし、この後日談書いたら、読んでくださる方いらっしゃいますかね……?
  51. 51 : : 2014/03/19(水) 23:21:16
    読みます!!後日談期待です!!ベルトルさん幸せになってほしい!!
    ユミル女神でしたああああああ!!!
    ベルユミにはまりそうです!!素晴らしい作品をありがとうございます!!

  52. 52 : : 2014/03/20(木) 21:10:23
    >>51

    ありがとうございます!

    では、後日談の方、頑張って書いていきたいと思います。

    またURL貼りにきますね( ´ ▽ ` )ノ
  53. 53 : : 2014/03/20(木) 21:21:07

    続編です!


    ベルユミ「「愛してる」」
    http://www.ssnote.net/archives/12558
  54. 54 : : 2014/03/20(木) 21:46:20
    泣いた…(T-T)
    あかんです…
    涙がとまりません…
    最高のお話で、最悪な結末…
    でも…本当に最高でした!(ToT)
    続編見ます!必ず!
  55. 55 : : 2014/04/06(日) 22:19:44
    とても感動しました。
    素晴らしいssです。
    次回作にも期待です。
  56. 56 : : 2014/05/08(木) 22:36:10
    >>3
  57. 57 : : 2016/05/08(日) 20:49:43
    とっても泣きました…(涙)
    ユミルイケメン…

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