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  1. 1 : : 2014/03/05(水) 17:05:58
    能力者兵団1話の続きです

    遅いかもしれませんが、見てください
  2. 2 : : 2014/03/05(水) 20:48:16
    俺はエレンが覇気を使うという
    エレンチートを書いてます!
    ぜひ、見て下さい!!

    あ、後、期待です!
  3. 3 : : 2014/03/06(木) 22:23:12
    前回

    http://www.ssnote.net/archives/11176
  4. 4 : : 2014/03/06(木) 22:25:42
    コメントありがとう
  5. 5 : : 2014/03/06(木) 22:27:21
    おっと、名無しさんになってた
  6. 6 : : 2014/03/07(金) 00:06:33
    シガシンナ没落から三年

    エレン達は訓練兵団に所属した
  7. 7 : : 2014/03/08(土) 12:00:24
    キース「貴様は何者だ⁉︎」

    アルミン「ハッ
    シガシンナ区出身、アルミン・アルレルトです!」

    キース「そうか、バカみてぇな名前だな‼︎
    親がつけたのか?」

    アルミン「祖父がつけてくれました」

    キース「何しにここへ来た⁉︎」

    アルミン「人類の勝利の役に立つためです!」

    キース「それは素晴らしいな!
    貴様は巨人の餌になってもらおう‼︎」

    眼鏡教官「やってるな、お前も訓練兵の時は初っ端からああだっただろう?」

    若い教官「懐かしいですね」

    キース「違うぞ!貴様は豚小屋出身家畜以下だ‼︎」

    ミーナ「ハッ
    自分は家畜以下であります‼︎」

    若い教官「あの恐喝には何の意味が?」

    眼鏡教官「通過儀礼だ。今までの自分を否定し、真っ新な状態から兵士に適した人材に育てる。
    そのために必要な手順だ」

    若い教官「お?
    何も言われてない子がいますけど?」

    眼鏡教官「すでに通過儀礼を終えた者には必要ない。
    おそらく、二年前の地獄を体験した者たちだろう、面構えが違う」

    キース「貴様は何者だ⁉︎」

    「トロスト区出身、ジャン・キルシュタインです!」

    キース「なにしにここへ来た⁉︎」

    ジャン「憲兵団に入って、内地で暮らすためです!」

    キース「そうか...貴様は内地に行きたいのか」

    ジャン「......はい‼︎ ガツン

    キースの頭突き攻撃!ジャンに30のダメージ

    キース「誰が座っていいと言った⁉︎」

    キース「こんなところでへこたれるようなやが憲兵団なんかになれるか‼︎」

    キース「貴様は何者だ⁉︎なにしにここへ来た⁉︎」

    「ウォールローゼ南区シナヤマ区出身、マルコ・ボットです!
    憲兵団に入って、王にこのみを捧げるために来ました‼︎」

    キース「そうか、それは結構なことだ、目指すといい。
    だが、王はお前の体なんぞ欲しくない」

    キースの毒舌攻撃!マルコに20の精神的ダメージ

    キース「つぎ‼︎
    貴様は何者だ⁉︎」

    「ウォールローゼ南区、ラカゴ村出身、コニー・スプリンガーです!」

    キース「逆だ、コニー・スプリンガー。
    最初に教えたはずだ、その敬礼は公に心臓を捧げる決意を表すものだと、お前の心臓は右にあるのか⁉︎」

    頭つかんで持ち上げる

    キース(なんだこいつの体は⁉︎まるでゴムみたいな…)グニグニ

    コニー(ぜんぜん痛くねぇ…)

    そんな教官達の前に、信じられないことをしている訓練兵がいた

    キース「・・・・・」

    訓練兵の少女が芋を食べていた

    キース「おい、貴様何を持ってる?」

    少女は周りをキョロキョロ見渡す、自分のことを言われていることに、きずいていないようだ

    キース「貴様だ‼︎貴様に言ってるんだ‼︎
    何者なんだ貴様は!!!」

    ゴクン

    「ウォールローゼ南区ダウパー村出身、サシャ・ブラウスです!」

    キース「サシャ・ブラウス…
    お前が右手に持っているものは何だ?」

    サシャ「蒸かした芋です!
    調理場にちょうど頃合いの物があったのでつい」

    キース「貴様、盗んだのか?
    なぜここで芋を食べた?」

    サシャ「冷めてしまっては、元も子もないので、今食べるべきだと判断しました!」

    キース「いや…わからんな…何故ここで芋を食べた?」

    サシャ「それは、何故人が芋を食べるかの話しでしょうか?」

    彼女のこの答えに、周りのみんながボー然となった

    すると、彼女は突然、何かにきずいたように、舌打ちして、芋を素手で割った

    サシャ「半分…どうですか?」

    実際は自分の持っている芋の3分の1ほどしかない

    キース「半…分…?」
  8. 8 : : 2014/03/08(土) 17:50:20
    マルコの出身がデタラメだった

    本当はジナエ町です
  9. 9 : : 2014/03/08(土) 18:42:10
    エレン「だから…見たことあるって」

    訓練兵がエレンの周りに集まっている
    エレンがシガシンナ区出身と聞き

    「ほんとか⁉︎」 「 どのくらい大きいんだ⁉︎」

    エレン「壁から顔を出すぐらいだ…」

    「どんな顔だったの⁉︎」

    エレン「皮膚が無くて、口がでかかったな」

    マルコ「そういえば、そのバッチをつけてるということは、君は能力者か?」

    エレン「ああ…メラメラの実を食った、炎人間だ」

    エレンはそう言って、自分の腕を炎に変えて見せた

    おおぉなど、すげ〜などの歓声が上がった

    エレン「そういうお前だってつけてるじゃねえか。
    何の能力何だ?」

    マルコ「おれは《トリトリの実・モデル不死鳥》だ」

    エレン「不死鳥⁉︎不死身ってことか⁉︎」

    マルコ「完全に不死身ってわけじゃないんだけど、それに近いね」

    マルコの体から青い炎が噴き出た

    エレン「おれと同じ炎⁉︎」

    マルコ「君の炎とは少し違うけどね」

    コニー「おれも能力者だぞ。
    おれの食った悪魔の実の名前は《ゴムゴムの実》だ」

    エレン「ゴム? あんまり強くなさそうだな」

    コニー「おれは結構気に入ってるんだけどな…面白いし…」

    コニーが自分の頬を引っ張った
    引っ張られた頬がゴムのように伸びる
  10. 10 : : 2014/03/09(日) 19:42:47
    ベルトルト(メラメラの実…!?)

    エレン「そういえば、あいつはどうしたんだ?
    あの芋食ってたやつ」

    コニー「あの芋女なら、まだ走らされてるみたいだぞ」

    エレン「すごいな、5時間以上ぶっ通しか」

    コニー「しかし、死ぬ寸前まで走れと言われたときより、メシ抜きと言われたときの方が悲壮な顔してたな」

    「話を戻すようだけど、ウォール・マリアを破った《鎧の巨人》はどんなだった?」

    ライナー「・・・・・」

    エレン「そう呼ばれてるけど、おれには普通の巨人に見えたな」

    「じゃ、じゃあ……普通の巨人は?」

    エレン「ウッ………」

    周りが静まった

    マルコ「…みんな、もう質問はよそう、思い出したくないことだってあるだろう」

    コニー「す、すまん!嫌なこと思い出させちまって…」

    エレン「違うぞ…」

    エレン「巨人なんてな…実際、たいしたことねぇな。
    おれたちが立体機動装置を使いこなせるようになれば、あんなの敵じゃない!」

    エレン「それにおれにはメラメラの能力もある。
    さっきは思わず感極まっただけだ」

    エレン「おれは調査兵団に入って…この世から巨人共を駆逐してやる!
    そして…「おいおい、正気か?」

  11. 11 : : 2014/03/09(日) 20:13:36
    ジャン「お前今、調査兵団に入るって言ったのか?」

    エレン「! ああ…そうだが…
    お前は確か…憲兵団に入って楽したいんだったっけ?」

    ジャン「能力者だからと言って浮かれてるみたいだが、兵士を目指すこの集団の中じゃ、能力者なんてざらにいると思え」

    そう言ってジャンは、自分の腕を氷に変えた

    ジャン「おれは正直者なんでね…心底怯えながらも、勇敢気取ってるやつより、よっぽどさわやかだと思うがな」

    エレン「そ、そりゃ、おれのことか」

    ジャン「あーすまない、正直なのはおれの悪いクセだ。
    気ぃ悪くさせるつもりはないんだ」

    カン   カン   カン   カン   カン   カン   カン

    マルコ「晩飯は終わりだ。片づけるぞ」

    ジャン「あんたの考えを否定したいんじゃない、どう生きようと人の勝手だと思うからな」

    エレン「もうわかったよ、おれも喧嘩腰だったな」

    ジャン「ああ、これで手打ちにしよう」

    ジャンが手を差し出す

    エレン「はいよ」ポンッ

    エレンがその上に手を置く


    ジャンの前をミカサが通り過ぎる

    ジャン「」

    ジャン「な…なぁ…あんた…!」

    ミカサ「?」

    ジャン「あ…あぁ…えっと…見慣れない顔立ちだと思ってな…つい…」

    ミカサ「・・・・・」

    ジャン「すまない…とても綺麗な黒髪だ…」

    ミカサ「どうも」

    ジャンはミカサが出たあと外を見た

    しかし、ジャンが見たのは先ほど外に出たエレンとミカサが、親しそうに話す姿だった

    しかも、エレンはジャンが綺麗だと言ったミカサの黒髪を短く切れと言ったのだ。
    ミカサも、そうすると応えた

    コニー「いっ!!」ズリィィィ

    コニーの背中で、さっきエレンと手を合わせた方の手を拭う

    コニー「お…おい!!
    お前、何、人の服で手ぇ拭いてんだ」

    コニー「何拭ったんだお前……!?」

    ジャン「人との…信頼だ…」

  12. 12 : : 2014/03/09(日) 22:02:02
    5時間以上ぶっ通しで走らされていたサシャ
    体力と空腹が限界に近づき、その場で倒れ込んでいた

    そこに、金髪の小柄な少女が水とパンを持って近づいてきた

    「ぎゃあああああああああ!!!」

    食べ物の匂いをかいだサシャが、狼の姿になり、少女に飛びついた

    サシャ「ハッ!!(これは!?)」

    サシャ「パァン!!」

    パンをくわえたとたん、サシャの体が元に戻っていた

    クリスタ「…それだけしか無いけど、取っておいたの…」

    クリスタ「いや…でも…先に水を飲まないと…
    それより…あなたさっき…狼にならなかった?」

    サシャ(え!?………神様?)

    サシャの目には、クリスタの後ろから天使の羽や、後光が見えた(勿論そんなものは実際にはない)

    サシャ「神様ですか!?」

    クリスタ「え?」

    サシャ「神ぃいいいいいいい!!!」

    「おい!?」

    クリスタ「ひっ!!」

    ユミル「何やってんだ?」

    サシャ「」バクバク

    クリスタ「えっと…この子は今まで走りっぱなしで…」

    ユミル「芋女じゃない、お前にきいてるんだ」

    クリスタ「私?」

    ユミル「なぁ…お前…《いいこと》しようとしてるだろ?」

    ユミル「それは芋女のためにやったのか?
    お前の得た達成感や高揚感はその労働に見合ったか?」

    サシャはクリスタの膝を枕にして眠ってしまった

    クリスタ「………え?」

    クリスタ「私が…こうしたかったのは…役に立つ人間だと思われたいから…なのかな…?」

    ユミル「は!?知るかよ…」

    ユミル「とにかく…芋女をベットまで運ぶぞ、お前じゃこいつを担ぐのはしんどいはずだ」

    クリスタ「えっと…あなたは何で…《いいこと》をするの?」

    ユミル「こいつに貸しを作って恩に着せるためだ…こいつの馬鹿さには期待できる」

  13. 13 : : 2014/03/09(日) 22:16:44
    現在公開可能な情報

    能力者バッジ

    能力者はどの兵団においても優秀な働きを見せ、重宝されているそのため訓練兵団の成績や、各兵団での地位でも、有利に立てる
    このバッチは訓練兵団入団時に、能力者であるものは能力者である証拠に、教官にその能力を見せることでバッジを受け取ることができる。また、各兵団に在籍中に悪魔の実を口にし、能力者になったものは、専用の兵団の施設で、証拠をみせればバッジを受け取ることができる。のバッチを付けることは強制ではないが、上記で説明したように、いろいろな面で有利に立てることから、わざわざ自分の能力を隠し通して、バッジを付けないものは少ない。政府は能力者を重宝してるが、その反面、能力者の反乱など、能力者には警戒している面もある
  14. 14 : : 2014/03/10(月) 19:43:47
    立体機動適正診断の日

    周りのみんなは合格していく中、失敗し焦るエレン、合格者になにかヒントを聞こうとしたが…

    コニー「コツだって?
    悪ぃけど、おれ…天才だから、感じろとしか言えん」

    ジャン「おれは逆に教えてほしい、あんな無様な姿晒しておいて、正気を保ってられる秘訣とかをよぉ」

    エレン「お…お前ら、人が頭下げて頼んでんのに…」

    マルコ「まあまあ、コニーとジャン以外にも、上手いって言われたのはあっちにいる二人だよ」
  15. 15 : : 2014/03/10(月) 20:27:58
    ライナー「すまんが、ぶら下がるのにコツがいるとは思えん、期待するような助言はできそうにないな…」

    エレン「そうか…」

    アルミン「明日に賭けるしかない」

    ライナー・ベルトルト「・・・・・・」

    ベルトルト「二人は…あのシガシンナ区出身だよね?
    じゃあ…巨人の恐ろしさも知ってるはずだ」

    ベルトルト「なのに……どうして兵士を目指すの?」

    アルミン「僕は…直接、巨人の脅威を体験したしたわけじゃないんだ」

    アルミン「あんなめちゃくちゃな奪還作戦を強行した政府があることを考えるとじっとしてられなかっただけで…
    体力には自信ないし、自分に何ができるかわからないけど」

    アルミン「この状況を黙って見てることなんて…できないよ」

    ベルトルト「そ…そっか…」

    ライナー「まったく…なんだって突然そんな話すんだよ」

    ベルトルト「ご…ごめん…
    えっと…つまり、僕が言いたかったことは…
    君たちは、彼らとは違うだろ?」

    エレン「彼ら?」

    ベルトルト「巨人の恐怖を知らず、ここに来た人達だよ。
    彼らがここにいる大半の理由は、世間的な体裁を守るため…
    12歳を迎えて生産者にまわるやつは、臆した腰抜けだって…」

    ベルトルト「だけど…臆病なとこは僕もおなじだ」

    ベルトルト「体動かすの得意だから、憲兵団の特権階級狙いで兵士を選んだ。
    それがダメだったら、全部放棄するかもしれない…
    僕には…自分の意思がない…」

    ベルトルト「羨ましいよ、自分の命より大事なものがあって…」

    エレン「そりゃそんな目にあったんだし…自分の命を大切にすることだって立派なことだろ?」

    エレン「おれなんか壁壊される前から調査兵団になりたいとか言って。
    頭おかしい奴としか思われなかったからな…おかしいのはこっちだ…」

    ライナー「ん…?ってことは…」

    ライナー「巨人と遭遇したあとも、その考えは変わらなかったってことか?」

    エレン「ま…まぁ、恐怖もたっぷり教わったが、それ以上に
    殺さなきゃならねぇと思ったよ…奴らを…一匹残らず」

    ライナー・ベルトルト「・・・・・」

    ライナー「おれにも…おれにもあるぜ、絶対に曲がらないものが…」

    ライナー「帰れなくなった故郷に帰る、おれの中にあるのはこれだけだ…
    絶対に…なんとしてもだ…」

    この時、一瞬だけライナーの目が、人殺しの目になったような気がした

    ライナー「ベルトの調整から見直してみろ、明日は上手くいく…
    お前ならやれるはずだ、エレン・イェーガーだったっけ?」

    エレン「ああ、ありがとよ…ライナー・ブラウンだよな?」
  16. 16 : : 2014/03/10(月) 21:02:17
    翌日

    エレン(やる!
    おれはやってやる!!)

    エレン(おれには素質がねぇかもしれないけど…根性だけは、誰にも負けねぇ!)

    キース「始めろ」

    ロープが巻き上げられる

    エレン(理屈なんか知らん!根拠もない!でもおれにはこれしかねぇ!)

    エレン(これがおれの武器だ!)

    エレンは姿勢を保っている

    エレン「ああ!!」

    喜んでいたのも束の間、エレンは頭から崩れ落ちる

    キース「! 早く下ろせ」


    エレン「おれは…」

    エレンが震える声で言う

    キース「ワグナー、イェーガーとベルトの装備を交換しろ」

    ギシ   ギイ   ギシ   ギシ

    エレン(な…何で!?できたぞ…急に…)

    キース「ベルトの欠陥だ
    貴様が使用していたベルトの金具が破損していた、正常なら腰まで浮いた状態から反転しても地面に頭をぶつけられるわけがない」

    エレン「で、では…判断は…」

    キース「……問題ない…修練に励め」

    エレン(やった!やったぞ!)

    エレン(どうだミカサ!
    おれはやれる!巨人とも戦える!!)

    エレン(もう、お前に世話焼かれることもねぇな!!)

    ミカサ「…!」

    ライナー「何とかなったようだな…」

    アルミン「目で『どうだ!』って言ってるよ」

    ミカサ「いや違う
    これで私と離れずに済んだ思って安心してる…」

    アルミンとライナーとベルトルトが、何かを言いたそうな顔でミカサを見る

    キース(特別優れているわけでもなさそうだが…だが…しかし…
    この破損した装備で一時、姿勢を保った。
    そんなことができる者がほかにいるだろうか…)

    キース(グリシャ…今日、お前の息子が…兵士になったぞ)
  17. 17 : : 2014/03/10(月) 21:02:58
    こっからがオリジナル展開です
  18. 18 : : 2014/03/10(月) 21:20:32
    訓練兵になって一ヶ月が立ったころ

    エレン「今日は特別訓練があるらしいが、何か知らないかマルコ?」

    マルコ「おれも詳しくは知らないが、能力者が集められているところを見ると、それ関連の訓練であることは確かだね」

    ジャン「なんでもいいからさっさと初めて欲しいもんだ」

    キース「ふむ、キルシュタインからの要望にもこたえて、始めることにする!」

    ジャン「い…いえ!…教官に文句を言ったわけでは…(聞こえてたのかよ…)」

    キース「貴様らも気づいている通り、今回集めたものは全員能力者だ」

    キースはジャンの言葉が聞こえなっかたかのように進める

    キース「能力者は人によって違う。
    我々はそのバッジをわたしたときに貴様らの能力を見たが、貴様らの中には、互いの能力を知らない者も多いだろう」

    キース「今日はこの場で、貴様らがどのような能力が使えるか、互いに確認してもらう」
  19. 19 : : 2014/03/11(火) 20:00:21
    エレン「なるほど、だから能力者ばかり集めたのか」

    キース「もちろん、貴様ら能力者だけが把握していても意味がない
    他の者達も見学さしている」

    見学者の中にはアルミンやライナー、ベルトルトの姿あった

    キース「これから始める訓練の説明をしよう」

    キース「貴様ら能力者組で少人数班をつくった。まずはそれに別れてもらう」
  20. 20 : : 2014/03/11(火) 20:01:23
    オリキャラありです
  21. 21 : : 2014/03/12(水) 16:10:51
    さっそくエレン達も、指定された班のもとに集まった

    エレン「お前らがこの班の班員か、おれはエレン・イェーガー、よろしくな」

    ?「おう!よろしく!
    おれの名前はファルコだ!」

    白い歯を見せ、ニッコリと笑いながらあいさつした
    歳はエレンと同じくらいで、いかにも元気がよくいたずらが好きそうな、この年頃の少年らしい少年だ

    ?「…おれの名前はジュラだ…」

    普段からそうなのか、怒ったような顔で静かな声で名乗る
    クールな性格のようだ
    歳はエレンより2つほど上だろう

    ?「よろしく、僕の名前はカーボンだ」

    いかにも真面目そうな少年だ。人の良さそうな笑顔を向ける
    歳はエレンより1つ上といったところだ

    エレン「もうひとりはミカサか」

    ミカサ「お互いに頑張ろう」
  22. 22 : : 2014/03/12(水) 16:32:05
    ジャン「おれの班は…芋女がいるじゃねぇか」

    サシャ「なんなんですかその顔は!?失礼です」

    マルコ「まあまあ」

    マルコ「…ところで、君の名前は?」

    ?「私の名前はウワバミ…ウワってよんでね」

    大人しそうな少女で、歳はさっき紹介したジュラと同じぐらい
    訓練兵の中でも年長の方だが、もっと大人っぽい雰囲気の少女?だ

    マルコ「どうしてウワ?」

    ウワ「あまり好きじゃないの、この名前」

    サシャ「確かに、女の子でその名前は少し嫌ですね」

    トーマス「おれの名前はトーマス。
    ジャンはおれのこと知ってるよな、ジャンとおれは同じ出身だ」

    ジャン「ああ、何度か遊んだことがあるしな」
  23. 23 : : 2014/03/12(水) 17:08:22
    クリスタ「やったねユミル、同じ班だ!」

    ユミル「ああそうだな、私も嬉しいよ」

    そう言ってユミルがクリスタに抱きつく

    クリスタ「ちょっとユミル、ふざけないでよ」

    コニー「おれも同じ班だぞ」

    ユミル「お前には聞いてないよ、バカ」

    コニー「んだと!?このブス!」

    クリスタ「やめてよ二人共」

    クリスタ「あっ、あなた達の名前は?」

    ?×2(あって何?忘れられてたの?おれ達…)

    ?「おれの名前はロウだ」

    これといった特徴もない、つまらない人物だ

    ロウ「おれだけ酷くね!?」

    全てにおいて普通で、黒子のバスケみたいに何か特殊能力があるわけでもなく、モブに近い存在である

    ロウ「うるせーよ!
    能力者って時点で特殊能力があるだろ!」

    しかし、このssの題名通り、能力者がたくさん出てくるので、唯一の取り柄の能力すら霞んでしまう

    ロウ「何で会話みたいになってんの!?
    誰が喋ってんだよ!」

    天の声です

    ロウ(うぜぇー!!)

    クリスタ「ロウにだってちゃんと取り柄があるよ
    ロウって、とてもいい名前じゃない(ONEPIECEの人気キャラみたいな名前で…)」

    ロウ(それは取り柄じゃないって突っ込みたいけど…
    女神にいい名前って言われたんだ。おれはこの名前を誇りに思うよ…)

    ロウという名は、筆者がテキトーに2分で考えた名前だ

    ロウ「余計なこと言ってんじゃねぇよ!!!」

    ?「おれの名前はシンスケだ(おれ空気?)」

    もう紹介するのめんどい

    シンスケ「せめてなんか言え!!」
  24. 24 : : 2014/03/12(水) 19:53:28
    キース「よし、大体全員別れたな。
    では、今訓練の説明をする!」

    キース「これは私個人の自論だが、貴様らの能力がどう戦闘に活用できるかを見るには、実戦訓練が一番だと思っている!
    簡単に言えば、さっき分かれた少人数班で、チーム戦を行う!」

    エレン「チーム戦!?」

    キース「勝負はこれを使って行ってもらう」

    そう言ってキースは、木製の短刀と防具を取り出した

    キース「能力の中には、殺傷能力の高いものもある。貴様らのような、中途半端なコントロールの能力で直接闘うのはあまりにも危険だ!
    そのため、勝敗はこの短刀で決める!」

    アルミン「つまり、剣道のようなものですか?」

    キース「その通りだアルレルト!
    しかし、これは能力勝負だということを忘れてはならない!
    自らの能力で相手に隙を与え、この短刀で相手の防具に攻撃すれば1点だ!
    短刀での攻撃の判定は我々が決める!」

    キース「では、配置につけ!」

  25. 25 : : 2014/03/12(水) 20:25:43
    エレンサイド

    エレン「へぇ~、これが勝負用の防具か。結構軽いな」ピョンピョン
    エレンが防具を着たまま走ったり飛んだりして、重さを調べる

    ミカサ「訓練開始のまえに、互の能力を確認しよう」

    ファルコ「口で言うより、見せたほうが早いよな」

    ファルコの体が鳥に変形していく

    ファルコ「見たとおり、おれの能力は《トリトリの実(モデル隼)》だ」

    隼の姿になったファルコが言った

    他の二人も能力を発動した

    カーボンの体がダイヤモンドに変化し、ジュラは恐竜になっていた

    エレン「3人とも強そうな能力だな」

    カーボン「君の能力は?」

    エレン「おれは炎だ」ボォ

    ファルコ・ジュラ・カーボン「「「メラメラの実!!?」」」

    3人の顔色が変わる

    エレン「ああ…そうだけど、突然どうしたんだ?」

    カーボン「いや、ロギア系珍しいから、少しね…」

    ファルコ「そういや、お前の能力は?」

    ファルコが話題を帰るために、ミカサに質問する

    ミカサ「私はこの2年で、やっと自分の能力を理解した」
    私の能力は…《重力》を操る力」

    ミカサはそばにあった大きな石の方を向いた
    ミカサが念じるように力をかけると、石は地面に沈んでいった

    カーボン「………すごい能力だね…」

    ミカサ「もっと力を加えれば、隕石だって落とせる」

    ジュラ(……この女もエレンってやつも、なかなかやっかいな能力を持っている…敵にすれば面倒だな)
  26. 26 : : 2014/03/12(水) 23:07:07
    ジャンサイド

    エレン達と同じように、他の班も互いの能力を確認し合っていた

    サシャ「では、私からいきますね」

    サシャが狼になった

    ジャン「おお、すごいな
    元から犬っぽいイメージだったが、本当に犬になるとは」

    サシャ「ジャンはいちいち私に毒を吐かないと気が済まないんですか?
    そんな遠回しな愛情表現じゃあ私は好きにはならないですよ」

    ジャン「それじゃあ、つぎはウワの番だ」←無視

    ウワ「わかった」

    ウワの体がだんだん長くなり、蛇に姿を変えた

    マルコ「ゾオン系か」

    ウワ「そう…蛇女ってところね」

    マルコ「次はおれだ」

    マルコから炎の翼が生えた

    ウワ「…珍しいわね、ロギアより希少、ゾオン系幻獣種」

    マルコ「不死鳥のマルコさ」ドヤ

    ジャン「うん、どっかで聴いたことある」

    トーマス「おれの能力はあらゆるものを切り裂く力、《スパスパの実》だ」

    ジャン「最後はおれだな、おれの能力はあらゆるものを凍らせる力、ロギア系《ヒエヒエの実》だ」パキパキ

    ジャンが体を氷に変える

    ウワ(ロギアに幻獣種か…)
  27. 27 : : 2014/03/14(金) 01:55:04
    クリスタサイド

    コニー「おれの能力はゴムゴムだ
    伸びたり膨らんだりできる」

    コニーが腕を伸ばして説明する

    クリスタ「おもしろい能力だね」

    クリスタが女神のような笑顔で言う

    ユミル「確かにおもしろいが、あまり戦闘では役に立ちそうもないな」

    コニー「お前はどうなんだよ」

    コニーの反論

    ユミル「私の能力はロギア系、《ユキユキの実》だ」

    シンスケ「ロギア系か、いい能力持ってるな」

    ロウ「おれの能力は、パラミシア系の《ドルドルの実》だ」

    ユミル「ろうそくか?
    それもあまり戦闘向きじゃなさそうだな」

    ロウ「大丈夫だ、おれのロウは鋼鉄並の硬さがある。じゅうぶんな武器になるだろう」

    ユミル「ほー、そんだけの強度があるなら、そこそこ使えるな」

    シンスケ「おれの能力は《スケスケの実》だ。
    体が透明になる」

    ユミル「便利だが、これも戦闘でわなぁ」

    コニー「さっきから話してる、ろぎあとかぱらみしあってなんだ?」

    シンスケ「後で教えてやるから黙ってろ」

    クリスタ「私の《ヒソヒソの実》の能力も戦闘向きではないし」

    ロウ「大丈夫。これだけ変わった能力者がそろってるんだ。
    使い方次第で、どうとでもなる」
  28. 28 : : 2014/03/14(金) 16:30:34
    オリキャラの名前の由来

    ファルコ⇒ハヤブサを英語にしたらファルコンだから

    ジュラ⇒恐竜映画のジュラシックパークからとった

    カーボン⇒ダイヤモンドの原素は炭素、炭素を英語でカーボン

    ウワバミ⇒大蛇という意味

    ロウ⇒ロウソクのロウ

    シンスケ⇒透明⇒体が透ける⇒身が透ける⇒身透け⇒ひらがなにしたらしんすけ、カタカナにしてシンスケ

    まあ興味ないかもしれないけど
  29. 29 : : 2014/03/14(金) 17:37:14
    エレン達は見学のアルミンやライナー達と話をしていた

    アルミン「この訓練は得点が高いから頑張ってね」

    エレン「点数なんて関係ない、おれはどんな訓練でも手は抜かない」

    ライナー「点が低い対人格闘でも必死でやるぐらいだからな」

    ライナーが笑いながら言った

    ふとエレンがあることに気づく

    エレン「あれ?いつからいたんだアニ?」

    アニ「…最初からいたよ…」

    アニが呆れたような顔をする

    ファルコ「ライナーとベルトルトのわきには挟まれてたから見えなかったんじゃないのか?」

    ライナー⇒185cm  ベルトルト⇒192cm

    アニ「・・・・・」⇒153cm  バキッ

    アニの足によって、ファルコの体が宙を舞った

    ライナー「点数の低い対人格闘だが、この訓練では役に立ちそうだぞ」

    何事もなかったかのように話を進める

    エレン「そうか?これは能力勝負だし」

    ライナー「例えば、お前の能力と相手の能力の相性が悪かったり、互角だったりしたとする
    その場合、最終的に勝敗を決めるのは格闘技術だ」

    ライナー「まずは相手の武器を奪えばいい、敵にはアニもミカサもいないんだ。
    そうすれば、お前に勝てるやつなんてこの訓練ではいなくなる」

    エレン「確かにな、おれにはアニ直伝の蹴り技もある」

    ライナー「そうだ、あの時の訓練を思い出せ。
    あの…宙を舞った時の感覚を」

    アニ「こんなふうにね」バキッ

    ライナーの体も宙を舞う

    エレン「ああ……あまり思い出したくないけどな…」

  30. 30 : : 2014/03/15(土) 23:00:14
    2週間前

    対人格闘訓練

    ライナーが木製の短刀でエレンに襲いかかった

    エレン「ふん‼︎」

    エレンがライナーの腕を抑え、そのまま投げ飛ばす

    ライナー「イテテ…ほら、次はお前がならず者をやる番だ」

    ライナー「まったく…おれの巨体を投げ飛ばすとは…
    お前、取っ組み合いに慣れてやがるな?」

    エレン「街に居た頃は体ばっかでかいガキ大将が遊び相手だったからな」

    エレンがライナーを助け起こしながら言った

    エレン「しかし…どうなんだこの訓練は?」

    ライナー「教官に聞こえないようにな」

    ライナーが辺りを警戒しながら話す

    エレン「そもそも、獲物に素手で対応しようなんて、バカがやることだ」

    エレン「こんな木剣じゃ、何もわかんねぇよ。
    こんな格闘術…うまくいった所でそりゃ運がよかっただけだ」

    エレン「実家は…うまくいかずに終わるのがほとんど。
    ガキの戯れとは違う…」

    ライナー「………言いたいことはわかった
    でもな…それじゃあ無責任だと思うぞ」

    ライナー「おれ達は兵士だろ?」

    ライナー「いくら不利な状況でも、逃げてはいけない時がある。
    守る対象が脅威にさらされた時に、間に入って盾にならなければならない。
    相手が誰であろうと、だ」

    ライナー「それが…力を持つ兵士としての責任だと思う…おれは…」

    エレン「…(ガキは…おれだ
    自分の感情を吐き出すことしか知らねぇガキだ。
    あの時だって…)

    ライナー「うぁ…説教なんかしちまった…
    訓練に戻ろうぜ」

    ライナー「ん?
    おい…あいつ…」

    ライナーが何かを見つけ、指さした

    エレン「ああ…アニか…
    また教官にバレないようにうまいことサボってんな」

    ライナー「………よーしエレン、アニにも短刀の対処を教えてやるぞ」

    ライナー「あの不真面目なやつにも説教だ。
    兵士とはどうあるべきか…教えてやろうじゃないか」
  31. 31 : : 2014/03/15(土) 23:31:09
    ライナー「教官の頭突きは嫌か?」

    ライナー「これ以上身長を縮めたくなかったら、ここに来たときのことを思い出して、真面目に取り組むんだな」

    エレン「は?なんだその言い草…」

    エレンがアニの方に、チラリと目をやる

    エレン(すげえ怒ってる…)

    ライナー「そら!始めるぞエレン!」

    アニが独特な構えで構える

    エレン「これ刃物の対処を形式的に覚える訓練だぞ?
    やり方は知ってるだろ?」

    エレン「行くぞ!」

    エレンが仕掛ける

    バキッ!

    アニがエレンの足を蹴る

    エレン「いッ!?」

    エレンが倒れ込む

    アニ「もう行っていいかい?」

    ライナー「まだだ!短刀を取り上げるまでが訓練だ!」

    エレン「……おい‼︎ちょっとまてよ」

    アニがため息をつきながらエレンに近づく

    エレン「ま…まてよアニ!
    これにはやり方があるんだって!」

    エレンの体が宙を舞う

    ライナー「・・・・・」

    アニ「はい」

    アニがライナーに短刀を投げ渡す

    アニ「次はあんたが私を襲う番だね」

    ライナー「い…いや…おれは…」

    エレン「やれよライナー
    兵士としての責任を教えてやるんだろ?」

    ライナー「………ああ…兵士には引けない状況がある。
    今がそうだ」





    数秒後

    ライナーが無様に倒れた

  32. 32 : : 2014/03/15(土) 23:59:05
    エレン「すごい技術だな。
    誰に習ったんだ?」

    アニ「………お父さんに…」

    アニ「対人格闘なんか点数にならない。
    私を含めて熱心な内地志願者は流すもんさ」

    ジャンが適当に流してるのが見える

    アニ「それ以外はあんたらのようなバカ正直な奴らか

    マルコとカーボンが真面目にやってるのが見える

    単にバカか」

    コニーとサシャのふざけた対人格闘が教官に見つかった

    急いでアニが真面目にやってるフリをする

    アニ「とにかく…点数の高い立体起動術や能力訓練じゃなきゃ意味がない」

    アニ「なぜかこの世界では、巨人に対抗する力を高めた者ほど巨人から離れられる」

    アニ「どうしてこんな茶番になると思う?」

    アニがエレンを倒して短刀を向ける

    アニ「私の父もそうだった。
    幼い私は心底下らないと思いながらも…この無意味な技の習得を強いる父に逆らえなかった…」

    アニ「私はもうこれ以上、この下らない世界で、兵士ごっこに興じれるほど、バカになれない」

    アニが立ち上がって去っていく

    ライナー「お前はとことん兵士に向かないようだな」

  33. 33 : : 2014/03/16(日) 00:04:32
    原作ではこのくだりは入団から2年後だけど、このSSでは2ヶ月くらいです

    あと、訓練兵になって1ヶ月と言ったけど、3ヶ月に直してください
  34. 34 : : 2014/03/16(日) 00:13:27
    訓練開始

    キース「その前に、訓練に変更がある」

    キース「まずは使うのは短刀と言ったが、それではなくこの、模擬ブレードを使ってもらう。
    もう一つは防具ではなく、皿を使うことにする
    模擬ブレードによって、皿を割られれば失格だ」

    エレン「なんで急に変更したんだ?」

    アルミン「筆者の後付けだよ
    「やっぱりこっちの方がよかったな」とか思ったから変更したんだ」
  35. 35 : : 2014/03/16(日) 07:05:47
    チョットメタいね
  36. 36 : : 2014/03/16(日) 07:10:46
    メタいってどういう意味?
  37. 37 : : 2014/03/16(日) 07:14:48
    進撃の錬金術師
  38. 38 : : 2014/03/16(日) 07:15:41
    うわ、まちがえた
  39. 39 : : 2014/03/16(日) 12:29:56
    訓練が始まった

    ミーナの《ハナハナの実》やダスの《ネバネバの実》、サムエルの《ブキブキの実》の能力や、フランツとハンナの《バネバネの実》《キロキロの実》などの能力に苦戦するも、なんとか勝利したエレン達

    次はクリスタチーム対エレンチームだ

    エレン「あいつらはみたところ、戦闘向きの能力者は少なそうだ」

    ミカサ「でも、油断はできない」

    カーボン「確かに…向こうにもロギア系の能力がいるみたいだしね」

    ジュラ「問題ないだろ、向こうの主力はユキユキの実とドルドルの実の能力者だろう
    だがこちらにはメラメラの実の能力者がいる」

    エレン「どういう意味だ?」
  40. 40 : : 2014/03/16(日) 18:56:06
    キース「私の合図でスタートだ」

    キース「覚悟はいいな?」

    キース「初めろ‼︎」

    キースの合図とともに両チームが動いた

    ファルコ「おれが空からあいつらを狙う」

    ファルコがハヤブサの姿になり空を飛んだ

    クリスタ「空はお願いコニー‼︎」

    コニー「おう‼︎」

    コニーが腕を伸ばしてファルコを捕まえる

    ファルコ「な⁉︎おい、放せ!
    振り落とすぞ!」

    コニー「放すか!
    振り落とされたっておれはゴムだからな、痛くも痒くもねぇよ」

    ファルコ「クソッ!」

    ファルコはコニーによって動きを封じられ、地面に墜落した

    ジュラ「あのバカ!」

    ジュラが恐竜の姿になった

    ミカサ「コニーが風船みたいに膨らんだおかげで大怪我はしてないだろうけど…」

    カーボン「あの様子じゃあ皿は割れてるだろうな」

    ジュラ「おれが奴を殺る」ダッ

    カーボン「本当に殺しちゃダメだよ」

    ジュラ「‼︎」

    突然吹雪が襲いかかった

    ユミル「どこ行く気だ?
    お前達の相手は私達だろ?」

    ユミルとロウが前に立ちはだかる

    クリスタ「今のうちに」コソコソ

    シンスケ「わかってる」
  41. 41 : : 2014/03/16(日) 23:39:21
    エレン「吹雪で前がよく見えねぇ」

    ジュラ「・・・・・」ガタガタ

    ユミル「恐竜にはこの吹雪はきついだろう?」

    ジュラが凍えて動けなくなった

    カーボン「クソッ、寒さはジュラの弱点なのに…」

    カーボンが体をダイヤに変化させ、ユミルに突撃した

    ユミル「⁉︎」

    ロウ「《キャンドル壁》」

    ドゴ!

    ろうの壁は破壊されたが、なんとか攻撃をそらした

    ロウ「危ねっ‼︎
    この吹雪の中で…まぐれだろ今の!」

    ロウ「しかし、なんて硬さだ。
    鋼鉄並みの強度の壁を簡単に砕くなんてな」

    ユミル「さすがは世界一硬い鉱石、ダイヤモンドというところか」

    エレン「《炎海》」

    エレンの周りに炎が広がった

    ユミル「吹雪が⁉︎」

    エレンの炎でユミルの吹雪がかき消された
  42. 42 : : 2014/03/17(月) 11:19:24
    ロウ「まずいんじゃないのか?
    吹雪が止んだらジュラが回復しちまう」

    ユミル「そこは大丈夫だ、見ろ」

    ユミルが指さす

    ジュラ「・・・・・」ガタガタ ←雪だるま状態

    ユミル「あれはちょっとやそっとじゃ溶けない
    それより問題は…エレンとミカサが自由に動けるようになったことだ」

    エレン「ジュラの言ったとおりだ
    おれとユミルの能力の相性はいいみたいだな」

    エレン「ひけ… ロウ「させるか‼︎」

    エレンがろうそくの檻に閉じ込められた

    ミカサ「エレン‼︎
    ロウ…エレンを解放して」

    ミカサがロウに重力をかけた

    ロウ「ぐっ………‼︎」

    ミカサ「解放する気がないのなら、あなたの皿を割って戦闘不能にする」

    ロウ「……かかった…な……!」

    ミカサ「⁉︎」

    ユミル「エレンをやればお前が守りに行くことはわかってた!」

    ユミル「《カマクラ》」

    ミカサが雪に閉じ込められた

    ミカサ「こんなの…すぐに壊せる」

    ユミル「だろうな、だがその10倍の強度ならどうだ?」

    ユミル「《カマクラ十草紙》」

    さらに分厚い雪がミカサを包んだ

    ユミル「これでミカサは封じた」

    カーボン「まだだ!
    僕とミカサで、中と外からの攻撃でこのカマクラを潰す」

    ミカサ「わかった」

    カーボンがカマクラに突撃する

    コニー「《ゴムゴムの風船》」

    カーボンがコニーに弾かれた

    カーボン「まだ戦えたのか…」

    コニー「ああ、運良く皿が割れなかったからな」
  43. 43 : : 2014/03/17(月) 11:48:09
    ロウ「これであとはカーボンだけだ」

    エレン「油断するなよ…
    おれはこんなのじゃあ封じれない」ボォ

    炎の熱でろうそくの檻が溶けた

    ロウ「な⁉︎」

    エレン「《火拳》」

    炎の拳がカマクラを破壊した

    ミカサ「ありがとう、エレン」

    脱出するミカサと…

    ジュラ「・・・・・(おれは?)」

    放置されるジュラ

    ユミル「!……ぐっ……」

    ミカサの重力にかかるユミル

    ミカサ「まずはユミルから…」

    ユミルの皿が割られた

    エレン「形勢逆転だ」

    ユミル「・・・・・」

    エレン「ろうそくと雪じゃあ炎には勝てない」

    ユミル「………知ってるよ
    あんた達を倒すのは私でもロウでもない…」

    ユミル「エレン…あんたさっき…『油断するな』と言ったな?
    その台詞…そのまま返すよ」

    ユミル「油断するなよ
    さっきからクリスタとシンスケの姿が見えないと思わないか?」

    エレン・ミカサ「⁉︎」

    ミカサ(シンスケの能力は透明加…まさか⁉︎)
  44. 44 : : 2014/03/17(月) 13:57:00
    その瞬間、突然現れたクリスタとシンスケが、模擬ブレードでエレンとミカサの皿を割った

    エレン「な⁉︎」

    ミカサ(遅かったか…)

    エレン「気づかなかった…いつから隠れてたんだ?」

    シンスケ「ユミルが吹雪を起こした時だ。
    そのすきにおれの能力で、クリスタル と自分を透明にした」

    エレン「つまりおれたちはずっと騙されてたってことか
    この不意打ちのために…」

    クリスタ「でも成功したのは、今まで耐えてくれたユミル達のおかげ」

    ちょうど、カーボンがその裏でロウに捕縛された

    ユミル「形勢再逆転だな」

    エレン「どうかな…まだ1人残ってるだろ?」

    パリン

    シンスケの皿が割られた

    ジュラ「やれやれ、やっと全力で戦える。
    あの雪女が失格になったおかげたな」

    ジュラ「これでやっかいな透明加能力も使えない」

    ロウ「キャンドルロック」

    ジュラにろうそくの手錠を掛けた

    ジュラ「……こんなもの…」バキ

    恐竜の姿になり、手錠を破壊した

    ロウ「化け物かよ、あの手錠を力ずくで破壊するなんて」

    コニー「おれにいい考えがある。
    手を貸してくれ」

    コニーの手足がろうそくで作られた鎧に覆われた

    コニー「うおお、イカス〜‼︎
    完璧じゃん‼︎」

    コニー「…なんか涙が後から後から…
    ありがとな!!!
    こんなにカッコよくしてもらいまして…」

    ロウ「知るか‼︎早く戦え!!!」

    コニー「行くぞ《ゴムゴムのチャンピョン回転弾(ライフル)》」

    ドゴ!

    ジュラがそれを受け止める

    コニー「やるな!…だが」

    パリン

    この攻め合いに耐えきれず、皿が割れてしまった

    クリスタ「ごめんね」

    それと同時にクリスタがカーボンの皿を割った
  45. 45 : : 2014/03/17(月) 22:28:49
    エレン「クソッ…負けた」

    ユミル「これで憲兵団に一歩近づいたな」

    コニー「よっしゃー!次も勝つぞ!」

    クリスタ「やったー」





    ライナー「負けてしまったようだな」

    エレン「…ああ……」

    アルミン「クヨクヨしても仕方ないよ、次勝つことだけを考えなくちゃ」

    エレン「…そうだよな…」

    アニ「あんた達もよく頑張ったよ」

    ファルコ「まったく…不甲斐ねぇ」
  46. 46 : : 2014/03/18(火) 06:42:10
    ジャンチームVSクリスタチーム

    ジャンチームの優勢だ

    シンスケ「クソ…おれの透明加が通じない」

    サシャ「いくら姿を消そうが、私の鼻からは逃げられませんよ」

    ユミル「犬の嗅覚は人間の何万倍もあると聞いたことがある。
    その中でも、狼の嗅覚は特別高い。
    目に見えなくても、鼻で追えるのか」

    ユミル「私がやるしかないか」

    ユミルが吹雪を起こした

    ジャン「おれにはそんな攻撃は通用しない」

    パリン

    ユミルの皿が割られた

    ユミル「クソッ…」

    コニー「離せよ‼︎」

    ウワ「あなたが失格するまでは、はなさい」

    ウワの下半身が蛇になり、コニーに巻き付く

    トーマス「こんなろう、切り崩してやる」

    トーマスがろうそくの武器を切り刻む

    ロウ「なんて切れ味だ」

    マルコ「訓練だから、ごめんねクリスタ」

    マルコが上空からクリスタの皿を割った

    シンスケ「なんて強さだ、おれ達が圧倒されている…」

    サシャ「もらった!」

    シンスケの皿が割られた

    ジャン「残り2人…」

    ジャン「《アイスタイムカプセル》」

    ロウの足が凍りついた

    ロウ「な⁉︎」

    そのままトーマスに皿を割られる

    マルコ「あとは動けないコニーだけだ」

    パリン

    コニーの皿が割られた

    キース「クリスタ班全員失格、ジャン班の勝利だ」

    クリスタ「強……すぎる」

    シンスケ「手も足も出ない出ないなんてな…」
  47. 47 : : 2014/03/18(火) 06:49:10
    グレートに頑張れ〜
  48. 48 : : 2014/03/18(火) 21:36:02
    ライナー「強いな、ジャン班…」

    ベルトルト「なにか…秘策はあるかい?」

    エレン「ないな」

    ベルトルト「無駄に素直だね…」

    ライナー「……エレン、次こそおれの言ったことを実行してみろ」

    エレン「対人格闘で勝負してみろってやつだな?」

    ライナー「おれが思うに、お前とジャンの能力はほぼ同じ実力だ。
    だがお前には、一つだけジャンに勝るものがある…それが対人格闘だ」

    アルミン「あと根性もね」

    ライナー「おっと、それを忘れてた。
    一つだけじゃなかったな」

    ライナーが笑う

    エレン「ああ…そう言われると勝てる気がしてきたよ。
    ありがとな、ライナー」

    ライナー「礼を言われるようなことは言ってないが」

    アルミン「がんばってね、エレン、ミカサ」

    エレン「ああ」



  49. 49 : : 2014/03/18(火) 21:38:51
    ≪47

    久しぶりのコメントありがとう


  50. 50 : : 2014/03/18(火) 22:08:35
    エレンチームVSジャンチーム

    キース「始めろ‼︎」

    始まりと同時にジャンが攻撃する

    ジャン「《アイス塊(ブロック)バルチザン》」

    氷の矢がエレン達に向かって飛んでくる

    エレン「おれに任せろ!《蛍火》」

    ホタルのように漂う炎が、氷の矢を砕く

    ジャン「全員分かれろ‼︎」

    ジャンの指示で全員散り散りになる

    カーボン「分かれて攻撃するつもりか」

    サシャ「覚悟してくださいねミカサ‼︎」

    サシャが狼の姿でミカサを襲う

    しかし、ミカサに届く前にサシャの動きが鈍くなる

    サシャ「か…体がだんだん…重く…!」

    サシャがミカサの重力にとらわれた

    ミカサ「そう簡単…に私は倒せない」

    マルコ「もちろん、君を簡単に倒せるとは
    思ってないよ」

    マルコがミカサに攻撃する

    ミカサ「2人がかりか…」

    マルコ「君を相手に、1体1で勝負するほどバカじゃない」

    ミカサ「…上等…」
  51. 51 : : 2014/03/18(火) 23:49:14
    ジュラ「・・・・・」

    ジュラが恐竜になった

    ジャン(ジュラか…あのパワーで暴れられると面倒だ…)

    ジャン「皆離れてろ‼︎
    《氷河時代(アイスエイジ)》」

    ジャンの周りが一瞬で凍りつき、一面氷の世界が広がった

    ジュラ(……またか…!)ガタガタ

    カーボン「足が…!」

    カーボンの足が凍りついた

    ウワ「くっ……相手が空じゃ分が悪い」

    ファルコ「悪いが、猛禽類は爬虫類が大好物なんでね」

    トーマス「覚悟しろカーボン!」

    トーマスがカーボンの皿を狙う

    ガキィ!

    しかし、カーボンがダイヤの腕で皿を守る

    カーボン「そう簡単には割らせないぞ」

    ジャン「ジュラの動きを封じてる…今がチャンスだ!
    《アイス塊 暴雉嘴(アイスブロック フェザントベック)》」

    巨大な鳥の形をした氷が、ジュラを襲う

    エレン「《鏡火炎》」

    炎の壁がジュラを守る

    エレン「お前の相手はおれだ!!!」

    ジャン「邪魔しやがって、死に急ぎ野郎が‼︎」
  52. 52 : : 2014/03/19(水) 01:01:23
    × ダイヤは世界一硬い鉱石
    ○ダイヤは世界一傷ができにくい鉱石

    のはず…
  53. 53 : : 2014/03/19(水) 06:48:49
    面白いっすよ〜頑張ってくださいっすよ〜
  54. 54 : : 2014/03/19(水) 08:55:35
    ≪52 そうなんや、教えてくれてありがとう

    ≪53 ありがとう
  55. 55 : : 2014/03/19(水) 09:53:00
    一方、ミカサは2体1で戦っていた

    マルコ「お前の重力にとらえられないほど早く動いてやる」

    マルコが高速で空を飛び回る

    ミカサ(速い…!)

    マルコ「おれがミカサを引きつけているうちに攻撃しろ‼︎」

    サシャ「はっ」

    ミカサがサシャの攻撃を防ぐ

    マルコ(2体1でも、なかなか勝てない…)

    ジャンVSエレン

    ジャン「クソッ…てめぇはおれの能力がきかねぇのか」

    エレン「能力じゃあ互いに互角だ
    どうだ?ここは対人格闘で蹴りを付けないか?」

    ジャン「そっちがやる気ならなぁ‼︎」

    ジャンが殴りかかった

    エレンがそれを受け流す

    エレンとジャンが組み合いになった時、エレンはアニの言ったことを思い出した

    アニ『何故かこの世界では、巨人に対抗する力を高めた者ほど巨人から離れられる。
    どうしてこんな茶番になると思う?』

    エレン「おい…ジャン…」

    ジャン「何だエレン?」

    エレン「お前…おかしいと思わねぇか?
    巨人から遠ざかりたいがために巨人殺しの技術を磨くって仕組みをよ…」

    ジャン「……まぁ…そうかもしれんが
    でもそれが現実なんだから甘んじる他にねぇな。
    おれのためにもこの愚策は維持されるべきだ」

    エレン「この…クズ野郎が‼︎」

    ジャン「才能がねぇからってひがむんじゃねぇよ!」

    エレン(言っても無駄か、こいつはライナーの言うような…兵士じゃない)

    エレンがジャンの腕を引き、顔を抑え、足を蹴りあげた

    アニと同じ足技だ。

    ジャンが地面に叩きつけられる

    エレン「今の技はな
    お前がちんたらやってる間に、痛い目にあって学んだ格闘術だ」

    エレン「楽して生きるのが現実だって?
    お前…それでも、兵士かよ」

    ジャン「・・・・・」

    ジャン「兵士がなんだって?」パキパキ

    ジャンが冷気を放出して、怒りをあらわにする
  56. 56 : : 2014/03/19(水) 21:04:03
    だんだん、エレンチームが優勢になってきた

    カーボンとジュラの動きは封じてるものの、ウワバミとトーマスの皿が割られていた

    ジャンがこの危機的状況に気づく

    ジャン(かなり押されてるか…正直、死に急ぎ野郎の相手をしてる場合じゃない。
    …だが……)

    ジャンはさっきエレンに倒された
    援護したくとも、このままエレンに背を向けることは、自分のプライドが許さないのだ

    ジャン「……チッ……
    てめぇは後だエレン‼︎後で必ず借りは返してやる…!」

    エレン「行かせるか!」

    追いかけるエレン

    しかし、氷の壁がエレンの行くてを塞ぐ

    エレン「クソッ」

    ジャンは仲間の元へ向かった

    この時ジャンは自分のプライドより、仲間との勝利を選んだのだ

  57. 57 : : 2014/03/19(水) 22:18:51
    ジャン「マルコ!お前はファルコを狙え!
    サシャ!お前は動けない2人だ!」

    マルコ「ミカサはどうする?」

    ジャン「おれが止める!」

    マルコ「おれとサシャが2人がかりでやっとの相手だぞ⁉︎
    お前1人じゃ無理だ!」

    ジャン「カーボンとジュラの動きは封じたが、ファルコはまだ自由の身だ。
    あいつは空を飛ぶことができ、その動きも素早い。
    やつを捕まえることができるのは、同じように空を飛ぶことができるお前だけだ。
    だけどハヤブサは鳥の中でも最も速い部類だ。いくらお前でも時間がかかる
    だからサシャが残り2人を倒す必要がある。……少しでも時間を無駄にしないようにな」

    ジャン「最悪…おれはここでエレンとミカサの両方を相手にしなければならない」

    マルコ「だったらなおさら…ジャン「話してる時間なんざねぇぞ!!!」

    ジャン「おれは憲兵団になる!だからこれに勝たなきゃならねぇ!
    あんな調査兵団志望の死に急ぎ野郎なんかに…負けるわけにはいかねぇんだよ」

    ジャン「安心しろ
    おれは自然系(ロギア系)だ。皿さい守れば、負けはしない」

    ジャンは嘘をついた、ヒエヒエの実の弱点は炎などの高熱だ
    炎そのものであるエレンは、ジャンに触れることができる

    ジャン「ここは任せて、早く行け」

    マルコ(ジャン…お前はすごいやつだよ。
    現状を正しく認識するその能力。
    おれには分かる…お前は指揮役に向いてる)

    マルコ「それがお前の答えだな。
    ならおれはお前を信じよう」

    マルコが飛んでいった

    ジャン「…さて…
    これは訓練だからな、悪く思うなよミカサ!」

    ミカサ「あなたこそ」
  58. 58 : : 2014/03/19(水) 22:30:31
    マルコ「お前を倒して、ジャンの援護に回る!」

    ファルコ「そう簡単にやられるか!」

    ファルコが逃げる

    ファルコ「エレンがミカサとジャンのところに到着した。
    ジャンが失格になるのも時間の問題だ」

    マルコ「それをさせないために、お前を倒すんだ!」

    マルコがスピードをあげる




    サシャ「早く倒されてくれませんか?」

    カーボン「それは無理だね」

    カーボンがサシャの攻撃に耐え続ける
  59. 59 : : 2014/03/20(木) 00:06:40
    ジャン「……ハァ…ハァ……」

    ミカサ「さすがにもう戦えない、違わない?」

    エレン「もう諦めろ、ジャン」

    ジャン「誰が…諦めるか…」

    ジャン(おれも単純だな…こいつに言われたことを気にして、柄にもないことをして…)

    ジャン(こいつの言葉はおれに…兵士がどうとか言いやがった)

    ジャン(おれはあいつの言ったことを、否定しようとした。
    …だけどおれは…心の底じゃあ、あいつの言ったことを認めてしまった)

    ジャン(別にあいつの言ってる事がすべて正しいとは思ってない。
    調査兵団なんざ死んでもごめんだ)

    ジャン(ただな…ここで楽したら…)

    ジャン「おれは兵士でもなんでもなくなっちまう気がするんだよ!!!」

    ジャンが巨大な冷気を放出し、周りを凍らせた

    エレン「…ジャン…」

    ミカサがジャンに(模擬ブレードで)切りかかった

  60. 60 : : 2014/03/20(木) 16:01:24
    しかし、ミカサがジャンに攻撃しようとした瞬間、何かが間に入り、ジャンの盾になった

    マルコ「なんとか間に合った」

    その直後、サシャが後ろからエレンの頭を貫く

    しかし炎に物理攻撃は通用せず、何事もなかったかのように再生する

    サシャ「不意をついたつもりでしたが…」

    ジャン「上出来だ、これで3体2…
    数ではこっちが有利だ」

    ミカサ「これで決着がつきそうね」

    ジャン「ああ…さっさとけりをつけようぜ」

    エレン「行くぞ!《火拳》」

    炎の拳が飛んでいく

    ジャン「《アイスブロック》」

    氷の壁が炎を防ぐ

    ジャン「ミカサはお前達でやってくれ
    おれはこいつに借りがある」

    マルコ・サシャ「「わかった」」

    ジャン「というわけだ、覚悟しろよエレン!」

    エレン「そっちこそな!」
  61. 61 : : 2014/03/21(金) 17:53:15
    ジャン「《アイスball》」

    ジャンが氷の球体を飛ばした
    少しでも触れれば、一瞬で凍りつくほどの冷気の塊だ

    エレン「《神火不知火》」

    エレンが炎の槍を飛ばして、氷の塊を貫く

    ジャン「《パルチザン》」

    今度は氷の矢がエレンに降り注ぐ

    エレン「《十字架》」

    十字架の型の炎が氷の矢を砕く

    ジャンとエレンによる炎と氷の激突によって、視界が眩むほどの水蒸気が発生する

    ジャン「サシャ!鼻を使ってミカサを狙え!」

    サシャがミカサを狙って攻撃を仕掛ける

    視界が遮られるほどの水蒸気だが、サシャは自分の嗅覚により、ミカサの位置を特定する

    この視界が悪い中、ミカサがサシャの攻撃を防ぐのは不可能かと思われた

    が…

    ミカサはその鋭敏な感覚や、優れた身体能力、反射神経によって、サシャを重力でとらえた

    マルコ「サシャ!」

    ジャン「今のうちにミカサに突っ込め‼︎」

    ジャンがエレンのパンチを防ぎながら叫ぶ

    マルコ(そうだ…ミカサは今…サシャに向けて能力を使っている…
    今なら…!)

    マルコ「うおおおおぉぉぉ!!!」

    マルコが全身の力を使ってミカサに突撃する

    ミカサ「・・・・・」
  62. 62 : : 2014/03/21(金) 22:15:32
    しかし……

    ミカサ「私の能力は一箇所にしか使えない。
    そこを狙ったの素晴らしい判断…だけど……あなたは一つ忘れてる…」

    マルコ「ぐっ……⁉︎」

    ミカサが模擬ブレードでマルコを切った(切ったというより殴ったのだが)

    ミカサ「私は能力を使わなくても……あなたより強い」

    今の攻撃より、マルコの皿が割れた

    サシャの皿も重力に耐えきれず割れた

    ジャン「クソ……やられたか…」

    エレン「ならこっちも早く終わらせるか」

    ジャン「調子にのんなよ‼︎」

    ジャンが殴れかかった

    エレンがそれをかわし、ジャンの腹に一発食らわせる

    ジャン「…ぐっ…」

    ジャンが一瞬怯むが、すぐに反撃する

    しかしその攻撃も、エレンの炎の体をすり抜け、空振りに終わる

    ジャン(やっぱりすり抜けるか…皿を直接狙わなくちゃな…!)

    ジャンがエレンの皿に殴りかかる

    エレン「くっ…」

    エレンが腕でガードする

    ジャン「へっ…
    受け流すのはやめたのか?
    まあもっとも…今のは防がなきゃ皿がやられてたがな」

    ジャン「このまま続ければ、やがてその腕も使えなくなるな。
    そうなれば、おれの勝ちだ」

    エレン「大丈夫」

    ジャン「あ⁉︎」

    エレン「もうお前の攻撃は受けない」

    ジャン「舐めんなよ!死に急ぎ野郎が!!!」

    ジャンの拳がエレンめがけて飛んでくる

    エレンはそれを、今日一番の集中力でかわした

    ジャン「⁉︎」

    エレンがジャンの懐に入る
    と……そのままエレンがありったけの力でジャンを皿ごと殴り飛ばした

    皿の割れる音とともに、ジャンの体が地面に叩きつけられる

    エレン「おれの勝ちだ…ジャン!」

    今にも倒れそうにフラフラと揺れながら勝ちを宣言した

    ジャン「………くそ………」
  63. 63 : : 2014/03/21(金) 22:23:21
    キース「そこまでだ!
    ジャン班全員失格!エレン班の勝利だ‼︎」

    エレン「よっしゃー!」

    キース「これで今回の訓練は終了だ
    見学者以外は休んでいいぞ」
  64. 64 : : 2014/03/22(土) 13:28:42
    訓練終了

    アルミン「勝ててよかったね」

    エレン「ああ、ライナーのアドバイスのおかげでもあるな」

    ライナー「おれは大したこと言ってないさ。
    お前がジャンに勝てたのは、お前が対人格闘でも手を抜かず努力したからだ」

    ライナー「お前も、見習わなくちゃな」

    アニ「……うるさい……」

    ライナー「まあ…とにかくだ…勝ててよかったな」


    クリスタサイド

    ユミル「2敗か…せめてあと1勝しとけぼな」

    シンスケ「仕方ないさ、エレン達に使っただまし討ちも、他の班には警戒されて、うまくいかないし」

    クリスタ「ごめんねみんな…
    私の能力…あまり役に立たなくて」

    ユミル「誰もお前を責めてる訳じゃないんだ。
    顔を上げろ。
    それに…お前とシンスケの不意打ちがなきゃ、エレン達に勝つことはできなかっただろうしな」

    コニー「そうだ、元気出せよ」

    ロウ「お前は元気すぎだ」


    ジャンサイド

    ジャン「ハァー…」

    マルコ「珍しく落ち込んでるのかい?」

    ジャン「……マルコか…」

    マルコ「さっきの敗北か?
    そんなに心配しなくても、エレン達もおれたちと同様、一度負けてるから…点差はあまり変わらないよ」

    ジャン「・・・・・」

    マルコ「わかってるよ、お前が本当に落ち込んでる理由は、そんなことじゃないんだよな…」

    マルコ「エレンだろ?」

    ジャン「………ああ……」

    マルコ「努力の差ってやつかな」

    マルコ「才能はジャンの方が上だ。
    だけど…エレンの努力はそれをうわまったんだ。
    ただ…それだけの話だ」

    マルコ「このまま終わる気は無いんだろ?」

    ジャン「当たり前だ」

    マルコ「なら明日から、対人格闘…真剣にやってみるか?」

    ジャン「やっぱりそうなるよな…めんどくせぇけど…」
  65. 65 : : 2014/03/22(土) 13:33:53
    こうして…

    特別訓練は終了した
  66. 66 : : 2014/03/22(土) 13:41:25
    入隊から1年

    ある休日の朝

    ミカサ(今日は休日か…久しぶりにエレンとアルミンを誘って、出かけようかな…)

    ニャー ニャー ニャー

    ミカサ(猫……?)
  67. 67 : : 2014/03/22(土) 14:00:40
    1時間後

    ミカサ「」コソコソ

    エレン「なあ、ミカサ」

    ミカサ「!!!」ビクッ

    エレン「どうした?」

    ミカサ「いいえ、何も…
    それより、何か用?」

    エレン「たまの休日だし、アルミンも一緒に街に出かけないか?」

    ミカサ「誘ってくれたのは嬉しい…
    けど、私は用事があるから…」

    エレン「用事?…なら仕方ないな」

    ミカサ「ごめんなさい」

    エレン「別にいいよ」

    ミカサ「」コソコソ

    エレン「お前、何さっきからコソコソしてるんだ?」

    ミカサ「」ギクッ

    ミカサ「コソコソなんかしてない」

    エレン「そうか?
    なんかいつもより挙動不審だったから…
    まあ…何もないんだったらいいけど…」

    ニャー

    エレン「・・・・・」

    ミカサ「・・・・・」ダラダラ
  68. 68 : : 2014/03/22(土) 14:31:25
    エレン「何もないのになんで、猫の鳴き声がするんだ?」

    ミカサ「いや…私には聞こえなかったけど…
    エレンの気のせいだと思う…」ダラダラ

    エレン「いや、さすがにそれは無理があるだろ」

    エレン「お前…昔もよく野良ネコ拾って、内緒で飼おうとしてたよな」

    ミカサ「・・・・・」

    エレン「今言えば黙っといてやるから、早く本当の事言え」

    ミカサ「・・・・・」
  69. 69 : : 2014/03/23(日) 00:50:08
    ネコ「ニャー」

    エレン「どこで拾ってきたんだ?」

    ミカサ「今朝、訓練所で前で…」

    エレン「拾ってきても飼えないだろ?
    教官に見つかる前に元に戻してこい」

    ミカサ「………でも…」

    アルミン「エレン、ミカサはどうだって?」

    ネコ「ニャー」

    アルミン「ニャーって………なんでネコがこんなところに⁉︎」

    エレン「ミカサが拾ってきた」

    アルミン「ダメじゃないかミカサ。
    ネコなんか連れてきて…」

    エレン「ほら、アルミンも言ってるだろ」

    ミカサ「……だって…かわいそうだったから…」

    クリスタ「みんなでなにを話してるの?」

    サシャ「何か美味しいものでもあるんですか?」

    ユミル「お前は食べ物のことばっかだな」

    ネコ「ニャー」

    クリスタ「ネコ………?
    かわいい!」

    ユミル「おいおい、いいのか?ネコなんかつれてきて」

    エレン「ミカサが勝手に拾ってきたんだよ」

    クリスタ「ミカサが…?
    珍しいね、いつもしっかりしてるミカサが、規則違反するなんて」

    エレン「こいつは昔から動物が好きだからな」

    ミカサ「・・・・・」

    ミカサが無言でネコを撫でる

    サシャ「ネコですか……鍋にしたら美味しいですかね」

    ネコ「」ビクッ

    ユミル「おい……お前…まさか食べる気なのか?」

    クリスタ「ダメだよ食べちゃ!」

    サシャ「冗談ですよ、さすがの私もネコは食べません」

    エレン「お前が言うと、冗談に聞こえない」

    ミカサ「冗談でも……二度と言わないで」

    サシャ「わかりましたから、刃物置いてください」ガクガク

    ネコ「オイラは…食べても美味しくないです‼︎
    勘弁してください‼︎」ガクガクブルブル

    全員「しゃ…喋ったぁぁぁぁ!!!」
  70. 70 : : 2014/03/23(日) 01:13:46
    この謎のネコについて、みんなで色々聞き出すことにした

    アルミン「なるほど…《ヒトヒトの実》…それで喋べれるようになったのか」

    ネコ「そうだよ」

    エレン「二本足で立ってるし、本当に人みたいだな」

    ミカサ「でも…なんで最初は話さなかったの?」

    ネコ「それは、君達が人間だからだよ」

    ネコ「この前も、人間に話しかけたら攻撃された」

    ジャン「まあ、二足歩行で喋るネコなんて…不気味だろうからな」

    クリスタ「でも酷いよ、何もしてないのに攻撃するなんて…」

    ライナー「なんでここに来たんだ?」

    ネコ「別に来るつもりはなかったんだ。
    あてもなく歩いてたら、偶然たどり着いただけさ」

    マルコ「家に帰りたいとか思わないのかい?」

    ネコ「別に……そうしようにも、帰る家もないし、親もいないし」

    マルコ「あ……なんか…ごめん」

    マルコが恥じ入ったような顔をして謝った

    ネコ「いいよ、別に」
  71. 71 : : 2014/03/23(日) 01:52:05
    ネコ「オイラの故郷は、ウォール・マリアにあるんだ」

    ネコ「生まれてすぐに親を失い、人間に拾われて育った
    失ったというより…捨てられたんだけどね」

    エレン「なんで⁉︎」

    ネコ「悪魔の実を食べたオイラを、気味悪がったんだ」

    クリスタ「…酷い……」

    ネコ「でも…オイラを拾ってくれた人はとても優しい人でね、こんなネコでも人間でもないオイラを、実の子供のように可愛がってくれたんだ」

    ネコ「でも…2年前のあの日…
    ウォール・マリアが破壊されて、巨人が大量に侵入してきた日…
    その日に旦那さんは、巨人に食われたんだ」

    ライナー・ベルトルト(・・・・・)

    アニ「ごめんなさい」ボソ

    アルミン「君は……無事だったの?」

    ネコ「オイラは巨人に狙われないからね…」

    ユミル「なるほど…お前はネコだから、巨人の捕食対象にはならないのか」

    ネコ「そういうこと」

    ネコ「壁内での生活は、決して楽ではなかった」

    ネコ「食料不足…人間の虐待…
    オイラのことをバケモノと言って攻撃してくる人間…
    オイラから見たら、人間達の方がよっぽどバケモノに見えたよ」

    全員「・・・・・」

    エレン「お前は…人間が嫌いにならなかったのか?」

    ネコ「・・・・・」

    ネコ「…正直言うと…
    大嫌いだよ、人間なんて」

    ネコ「でも…オイラを拾ってくれた旦那さんのような、心優しい人間もいると知ってる。
    だから、人間が全員悪いやつだとは思わない」
  72. 72 : : 2014/03/23(日) 03:38:58
    ネコ「話が長くなったな。
    じゃあ、オイラは帰るよ」

    コニー「帰るって……どこに帰るんだ?」

    ネコ「さあね…どこか、食料の多いところかな?」

    ジャン「また、ぶらぶらと歩き回るのか?」

    ネコ「そうなるだろうな、でも、ここにいると君達にも迷惑がかかる」

    クリスタ「迷惑なんかじゃないよ」

    ネコ「ありがとう、そう言ってくれるのはうれしいけど、規則なんだろ?」

    ミカサ「…せっかく…会えたのに…」

    ネコがその場を立ち去る

    しかし、

    ライナー「まて…」

    ライナーが呼び止める

    ライナー「行くところがないんだろ?
    だったらここにいろよ」

    ミカサ「ライナー…」

    ネコ「そうしたいのはやまやまだけど、さっき言ったとおり、オイラはここにはいられない」

    ライナー「そんなの、おれがなんとかしてやる」

    ネコ「どうして…さっき会ったばかりの、見ず知らずのオイラのためにそこまで…」

    ライナー「罪滅ぼし…かな?」

    ネコ「?」

    ライナー「すまない…忘れてくれ」
  73. 73 : : 2014/03/23(日) 11:18:34
    ライナー「っと……カッコつけたものの、どうしたらいいかわからない。
    みんな、すまないが知恵を貸してくれないか?」

    ジャン「おれたちの兄貴の頼みだしな」

    クリスタ「ネコちゃんを助けるためだしね」

    エレン「おれも協力するよ」

    ミカサ「私がれてきたんだ、もちろん私も協力する」

    アニ「でも…どうするんだい?」

    アルミン「大丈夫だ、僕に考えがある」

    アルミン「その前に、君に意思確認をしなくちゃいけない」

    ネコ「意思確認?」

    アルミン「そうだ、ここは巨人と戦うための兵士を育てるための施設だ。
    ここに住むということは、兵士になることを意味する。
    それでも構わないかい?」

    ネコ「巨人には恨みがある。
    オイラなんかが役に立つんなら、喜んで兵士になるよ」

    アルミン「わかった、なら教官のところに行こう!」

    エレン「もう行くのか?」

    マルコ「アルミンの考えはわかった。
    おれも同行していいか?」

    アルミン「ああ、1人より数人で言った方がいいからね」

    ネコ「みんな、ありがとう」

    ライナー「お礼なら、成功してからだ」
  74. 74 : : 2014/03/23(日) 11:45:43
    チョッパーが猫になっていると想像しています。
  75. 75 : : 2014/03/23(日) 14:02:22
    教官室

    キース「なんだそのネコは?」

    ライナー「ハッ
    訓練所の前で拾った野良ネコであります」

    キース「そうか、だがそれをなんで私のところに持ってきた?
    まさか、飼育の許可をもらいに来たわけじゃあるまいな?」

    マルコ「はい、その通りです」

    キース「ふざけてるのか貴様ら‼︎
    そんな許可が出せるわけないだろう‼︎
    誰が拾ってきた⁉︎」

    ミカサ「私です」

    キース「貴様かアッカーマン⁉︎
    貴様が普段真面目で首席でもなければ、直ちに独房にぶち込んでるところだ!」

    ミカサ「無断で連れ込んだことは謝罪します。
    しかし、これにはわけがあるんです」

    キース「…わけ…?」

    アルミン「はい、このネコには特殊な能力があります」

    ネコ「あんたがここの責任者かい?」

    キース「喋れるのか⁉︎」

    マルコ「そのネコは、悪魔の実の能力者なのです」

    キース「悪魔の実……こんな能力まであるのか…」

    アルミン「このネコは、ヒトヒトの実によって人力を手に入れただけで、人間ではありません。
    したがって、巨人は彼に興味を示しません」

    キース「つまり…巨人に狙われない兵士になるということか」

    アルミン「そうです」

    キース「なるほど…それが本当なら、人類にとってかなりの戦力になるだろう」

    キース「だが…その図体では立体起動装置もつけれないだろう?
    巨人に狙われなくとも、立体起動がなければなんの役にも立たない」

    ネコ「心配には及ばない」

    キース「何⁉︎」

    ネコ「動物系(ゾオン系)能力の変形は人型、人獣型、獣型、の三種類ある」

    ネコはそう言って、人間のような姿になった

    ネコ(人)「これならその…立体起動とやらも出来るな」

    ネコが人間の姿で言った
    人間と言っても、その姿は中途半端で、顔はネコの覆面を被ったような顔で、体じゅうに毛が生えている。
    細い体型だが、筋肉がついていて男性のような体格だ
    身長は結構高い

    キース「よろしい、ならついてこい」

    ネコ(人)「なにをするんだ?」

    アルミン「適正診断だよ」

    ネコ「適正…診断?」
  76. 76 : : 2014/03/23(日) 14:03:53
    ≪74

    チョッパーよりモンハンのアイルーの方が近いです
  77. 77 : : 2014/03/23(日) 14:46:39
    適正診断の棒の前

    キース「準備はいいか?」

    ネコ「はい、先生質問があります」

    キース「なんだ?
    って…誰が先生⁉︎」

    ネコ「僕はどうすればいいのですか?」

    キース「このベルトをつけてぶら下がるだけだ。
    姿勢を保てていれば合格だ」

    ミカサ「出来る?」

    ネコ「大丈夫だよ、ネコのバランス感覚を舐めちゃ困る」

    ネコがそう言って、また人のような姿になり、ベルトをつけた

    キース「あげろ」

    ロープが巻き上げられる

    ネコ「」ピタッ

    キース「全くぶれがないな」

    マルコ「それでは?」

    キース「合格だ。
    他の兵団には私が伝えておこう」

    全員「やったー!!!」

    キース「」ギロ

    アルミン「す…すみません」

    キース「まあいい…今後も訓練に励め」

    キース(人ではないが、巨人に殺されることのない兵士か…
    訓練兵達の助けになってくれるとありがたいが…)
  78. 78 : : 2014/03/24(月) 11:50:29
    アルミン「なんとか、説得に成功したよ」

    クリスタ「やったね」

    ネコ(人)「ありがとう、みんな」

    ユミル「それはいいんだが…元の姿に戻ってくれないか?
    …夢に出そうだ」

    エレン「そうか?おれはカッコイイと思うんだけど」

    ネコ「話しにくいから戻るけど、身長高いし、人型も結構気に入ってるんだ」

    エレン「すごい筋肉だったが
    どうやって鍛えたんだ?」

    ネコ「野良ネコ生活は常にサバイバルだ。
    自然と体が鍛えられる」

    ネコ「そんなサバイバル生活とも、今日でおさらばだ。
    本当に感謝してるよ。
    改めて言わせてもらう」

    ネコ「本当にありがとうございます。
    このご恩は…一生忘れません!」

    ライナー「そうあらたまるな、おれたちは今日から仲間なんだ」

    ネコ「仲間…」

    ベルトルト「これからもよろしくね」

    コニー「よろしな」

    サシャ「よろしくお願いします」

    マルコ「そういえば、君の名前は?」

    ネコ「オイラの…名前…」

    ーーーーーーーーー

    『君の名前はゴロだ。
    いつもゴロゴロしてるからね』

    『今日からここが君の家だ。好きに使っていい』

    『ああ、こっちは私の嫁だ』

    『よろしくね、ゴロちゃん』

    『どうしてオイラに優しくしてくれるの?
    オイラが怖くないの?』

    『怖い?
    なんで君を怖がるんだ?』

    『だってオイラ…バケモノだし…』

    『君はバケモノなんかじゃない。
    ただ他と少し違うだけだ』

    『それに…私は君のことを家族だと思ってる仲間だと思っている』

    『気づいてないかもしれないが、君は私の…恩人でもある』

    ネコ『・・・・・』

    ーーーーーーーーー

    ネコ「オイラの名前は…ゴロ」

    ライナー「なるほど、ゴロか」

    ジャン「今日は休日だし、新しい仲間を祝してみんなで盛り上がるか」

    エレン「ジャンにしてはいい案だな」

    ジャン「どういう意味だ?」

    マルコ「いちいち突っかかるなよ」

    コニー「鬼ごっこでもするか」

    ユミル「なんでそんな子どもっぽい遊びなんだ?」

    ワイ ワイ ワイ

    ゴロ「・・・・・」

    クリスタ「どうしたの?行かないの?」

    ゴロ「ん?………あぁ」

    ーーーーーーーーー

    『旦那ぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

    『私はもう…ダメだ…1人で逃げてくれ』

    『なにを言ってんだよ旦那‼︎
    オイラは旦那や姐さん以外に仲間なんていないんだ!
    生きててよ!!!」

    『仲間なら…いつか見つかるさ
    この世にいる限り…1人なんてことはない』

    ズシン ズシン ズシン

    『君が一緒にいるべきなのは…私ではない…これから仲間になる人達だ…!
    だから…早く…行くんだ!…その…人達の…もとに…!』

    巨人に体を持ち上げられた
    そのまま口に運ばれる
    そして…

    ガブ





    『バケモノだ!殺せ‼︎』

    『ただでさえ食料が少ないのに、こんな野良ネコの食う飯なんざねぇ!
    消え失せろ‼︎』

    『なんだその目は?
    バケモノが人間様に刃向かうつもりか?』





    『仲間なんて…いないじゃないか。
    人間なんて…』ポロポロ

    ーーーーーーーーー

    ゴロ「君達は、おかしな人間だな」

    ミカサ「え?」

    ゴロ「いい意味でね」

    ゴロ(旦那…あんたの言うとおりだ。
    オイラはやっと…仲間に会えた。
    人間も…まだまだ捨てたもんじゃないな)

  79. 79 : : 2014/03/24(月) 12:30:58
    20日後

    ミカサ「エレン、おはよう」

    エレン「おはよう」

    ミカサ「アルミンもおはよう」

    アルミン「おはよう」

    ミカサ「あ、ゴロ」

    ミカサがゴロを抱きかかえた

    ゴロ「ミカサおはよう」

    ミカサ「おはよう」ギュ

    ミーナ「あれ?ミカサが先にゴロちゃんをとってたのか…」

    ミーナ「後で変わってね」

    マルコ「ハハハ、相変わらずゴロは女子に人気だね」

    ジャン(ミカサに抱きかかえられるなんて、ゴロのやつ…
    いや、落ち着け…おれも少しは大人になったし…相手はネコだ…
    だけど、羨ましい!)

    マルコ「どうしんだジャン?」

    アルミン「そういえば、知ってるかい?調査兵団の事件」

    マルコ「あぁそれ、おれも聞いた。
    確か調査兵団の有名な精鋭が、死んだって」

    エレン「誰だ?その人」

    アルミン「確か…ロイ・フェニックって名前の調査兵だよ」

    エレン「聞いたことあるぞ‼︎
    めちゃくちゃすごい兵士だろ?」

    アルミン「あぁ、人類最強のリヴァイ兵長のに次ぐ実力があるらしい」

    エレン「そんなすごい人でも…死ぬのか」

    アルミン「この事件がきっかけで、兵団の士気がさがらないといいんだけど…」

    マルコ「それもあるかもね
    しかし、まだ死体は見つかってないって聞いたな」

    アルミン「一週間前の壁外調査から帰ってきてないらしいんだ。
    昨日、死亡ということになった」
  80. 80 : : 2014/03/24(月) 15:13:38
    ライナー「今日も能力訓練があるらしいぞ」

    エレン「そうなのか?」

    ミーナ「ってことは、また私達能力が戦うのかな?」

    ゴロが今度はミーナに抱かれている

    ライナー「いや、戦闘能力の訓練かはわからない」

    ライナー「だけど、今回も最初と同様、おれたち無能力者も見学に行かなければいけないらしい。
    何か大事な訓練なんだろうな」

    アルミン「僕達無能力者にも役に立つことなんだろうね」
  81. 81 : : 2014/03/24(月) 15:15:18
    ロイ・フェニックはこのssだけのキャラです
  82. 82 : : 2014/03/24(月) 16:52:17
    キース「集まったな?」

    キース「今回の訓練はそう時間はかからない」

    コニー「てめぇサシャ…おれのパンとっただろ?」

    サシャ「コニーが起きるの遅かったからですよ」

    キース「貴様ら…」

    コニー・サシャ「あ……」

    キース「人の話しをちゃんと聞け!!!」

    ゴツ ! ゴツ!

    サシャ「うっ…!」 コニー「がっ…!」

    キースの頭突き

    コニー「いてぇー!ゴムなのに!」

    コニーとサシャが悶絶する

    アルミン「なんでゴム人間のコニーに打撃が効くんだ?」

    キース「愛ある拳は、防ぐすべ無し」

    アニ(拳じゃないけど…)

    キース「今回の訓練は、能力者…主に自然系に対抗するためのすべを学ぶことだ!」

    キース「説明より実戦だ!
    今から指名するものは前へ出ろ!」

    キース「ジャン・キルシュタイン!」

    ジャン「はい!」

    キース「キルシュタイン、対人格闘、能力、なんでもいい、とにかく私に一撃食らわしてみろ!
    今回は訓練だ。教官であることは考えずに、遠慮なくこい!」

    ジャン「わかりました」

    キース「だが、そう簡単にいかないぞ。
    私はロギア系、《スナスナの実》の能力者だ‼︎」

    ジャン「ロ…ロギア⁉︎」

    キース「ロギア系能力者は、攻撃を受け流すことができ、ほぼ無敵とも言える!
    しかし、対抗する手段は二つある!
    まず一つ目は、《弱点》をつくこと。雪には火などのようにな」

    キース「もう一つは後で説明する」

    キース「では、覚悟はいいか?キルシュタイン!」

    キース「行くぞ!」
  83. 83 : : 2014/03/24(月) 23:55:11
    数分後

    キースの頭突きにより、ジャンが戦闘不能

    アルミン「すごい、さすが教官だ」

    ジャン「いてて……なんでロギアのおれに攻撃が…?」

    クリスタ「大丈夫?」

    ジャン「あぁ…大丈夫だ…」

    ゴロ「・・・・・」ムスー

    ゴロは入れ替わりで誰かに抱きしめられ、少し不機嫌になっている
    今度はクリスタに抱きかかえられているようだ

    ライナー(…交代したい…)

    キース「次、マルコ・ボット!」

    マルコ「はい!」

    マルコ(次はおれか…
    教官の話しの中に、ヒントがあるはずだ…スナスナの実の弱点…それを見つければ…砂…)

    マルコ(そうだ!)



    キース「覚悟はいいな?」

    キース「初めるぞ!」

    キース「《砂嵐(サーブルス)》

    キースの手のひらから砂嵐が作り出された

    砂嵐がマルコにむかって進む

    マルコ「」バッ

    マルコが砂嵐に突っ込む

    キース「何⁉︎」

    マルコはそのまま中から砂嵐を吹き飛ばした

    キース(自ら突入して砂嵐を消すとは…
    なんという無茶を…
    しかし…やつには不死鳥の再生能力がある、それを見越しての行動か)

    マルコがキースに向かって飛ぶ

    飛んだ時の勢いを乗せてキースを蹴る

    キース「そのまま突っ込んできたか…
    だが…私の砂の体に、打撃は通じないぞ」

    しかし、マルコの蹴りはキースの体を流動することなく、キースの体を吹っ飛ばした

    キース「くっ……!」

    マルコ「砂は水で固まる、これなら効くと思いました」

    よく見ると、マルコの足が濡れている

    ジャンの氷が溶けてできた水だ

    キース「フフ…合格だ。ボット!」
  84. 84 : : 2014/03/25(火) 09:05:43
    キース「敵の能者を理解し、どのような対策をうつかが、能力者との戦いの鍵を握る」

    キース「次、ミカサ・アッカーマン!」

    キース「だがその前に…離れていろ‼︎
    《干割(グラウンド・セッコ)》
    《浸食輪廻(グラウンド・デス)》」

    キースの触れた地面から、一瞬で干割し、砂に変わった

    キース「砂の能者の真髄は《乾き》にある。
    この手が触れたものには全て乾きを与える」

    キース「これでもう地面には水はなくなった」

    アルミン「すごい…地面が一瞬で砂に…」

    ジャン「だから雨の日の後も、地面が乾いてたのか」

    キース「では始めるぞ、アッカーマン!」

    キース「《砂漠の宝刀(デザート・スパーダ)》

    キースの腕が砂に変わり。
    ミカサに向かって刃物の形をした砂が飛んで行った

    ミカサ「くっ!」

    ミカサがかわした

    刀が通った後、地面に跡が残った

    ミカサ「すごい切れ味…(早く弱点を見つけなければ…
    砂は水で固まる…水…
    !…確か…人体の80%は水でできていると、おじさんに教えてもらったことがある)

    ミカサ「」ガリ

    ミカサが自分のてを噛んだ

    キース「サー……!!!」

    キースに重力がかかった

    ミカサ「これでうごきは封じた」

    ミカサがキースを殴った

    その拳も、キースをすり抜けることなく、しっかりととらえた

    キース「ぐっ……!」

    キース「どうやって攻撃をあてた?」

    ミカサ「水で砂が固まるのなら、血でも同じ」

    ミカサの手から出血している

    キース「なるほど、考えたな…
    合格だ」

    キース「次で最後だ。
    エレン・イェーガー!」

    エレン「はい!」

    キース「覚悟はいいな?」

    キース「《砂漠の宝刀(デザート・スパーダ)》

    さっきと同じ砂の刀が飛んでくる

    しかし、エレンはその刀を炎の体で受け流す

    キース「イェーガー!
    悪魔の実の能力に頼りすぎるなよ」

    キースがそう言ってエレンに手を伸ばした

    エレン(教官が何かしかけてくる。
    だけど、おれに触れることはできないはず)

    しかし教官の手はエレンの腕をがっちり掴んだ

    エレン「な⁉︎」

    キース「頼りすぎるなと言ったはずだ」
  85. 85 : : 2014/03/25(火) 09:20:23
    キースが、ガ○プやゼ○ト先生の発言!
  86. 86 : : 2014/03/25(火) 09:25:20
    エレンの掴まれた腕が、水分を取られ、ミイラのようになっていく

    エレン「うわっ⁉︎」

    キースが手を離した

    キース「誰かイェーガーに水をやれ!」

    ミカサがエレンに水を持って行った

    エレンが水を飲むと、ミイラのような腕がみるみる戻っていく

    キース「さっき言った、ロギア系能力者に対抗する二番目の手段だ!
    《覇気》という力だ」

    エレン(覇気?…)

    キース「見えない鎧をまとう力…
    これを習得すれば、通常より高い攻撃力を有することができ、ロギアの実体を捕らえるこことができる!」

    キース「だが、覇気の習得は難しく、一部の、精鋭中の精鋭しか扱えない。
    貴様らごときが使えるとは思わんが、これを使える兵士は、人類において、大きな戦力になるだろう」

    キース「以上で今回の訓練は終了だ!」

  87. 87 : : 2014/03/25(火) 09:26:40
    ≪85

    教官だから、なんか言ってもおかしくないかなと思いました
  88. 88 : : 2014/03/25(火) 10:27:10
    訓練生活も終わりが近づいたころ…

    雨の日のランニング

    キース「どうしたアルレルト、貴様だけ遅れているぞ!」

    キース「貴様には重いか⁉︎
    貴様だけ装備を外すか⁉︎」

    アルミン「………くっ」

    アルミンが今にも倒れそうに、疲労が限界に近づくも、走り続ける

    ライナー(貸せ、アルミン!)

    アルミン「ライナー…」

    ライナーがアルミンの装備を奪い取る

    ライナー(このままじゃ不合格だぞ)

    アルミン(そ、そんなことしたら、ライナーまで不合格に…)

    ライナー(バレねぇように尽くせ…!おれの気が変わらねぇうちにな!)

    キース「・・・・・」

    「ライナー・ブラウン」
    屈強な体格と精神力を持つ。
    何より仲間から高い信頼を得る。

    アルミン「………お荷物なんか、死んでもごめんだ」

    ライナーから荷物を奪い返し走る

    ライナー「な⁉︎おい⁉︎」

    「アルミン・アルレルト」
    体力面において兵士の基準に達してないものの
    座学の受け答えにおいて非凡な発想を見せると聞く
    本人が自分の方向性を獲得すれば、あるいは…
  89. 89 : : 2014/03/25(火) 11:06:03
    立体起動の訓練

    ゴオォォォォォォォ

    ジャン、アニ、ベルトルトが作り物の巨人を狙う

    ズバ ズバ ズバ

    ジャン(クソッ
    またアニとベルトルトか…)

    「アニ・レオンハート」
    攻撃の侵入角度に非の打ち所がない…目標を深くえぐり取る
    性格は孤立ぎみ、連帯性に難がある

    「ベルトルト・フーバー」
    あらゆる技術をそつなくこなし…高い潜在能力を感じさせるが…
    積極性にかけ、自身の行動を人に委ねる癖がある

    ジャン(斬撃の深さじゃかなわねぇか…こうなりゃ)

    ジャン(先にジャン「巨人」を見つけて点数を稼ぐしかねぇ)

    ジャン「憲兵団になるのはおれだ!」

    ゴオォォォォォォォ

    ジャンがスピードを上げる

    「ジャン・キルシュタイン」
    立体起動装置の理解が深く、その性能を引き出す術に長けている
    現状を正しく理解する能力も持っているが、抜き身すぎる性格が軋轢を生みやすい

    ジャン(見つけた……今度こそおれが…)

    コニーがよこから飛んできた

    ジャン(コニー‼︎あの野郎…)

    コニー(あいつの後を追って正解だった)

    コニー(ありがとよ、ジャン!)

    コニーが巨人に斬りかかる

    「コニー・スプリンガー」
    バランス感覚がよく、小回りのきく起動が得意
    しかし頭の回転がにぶく、作戦の誤認が多々ある

    しかしコニーが切る前に、何者かに巨人の項が削がれた

    コニー「なっ…サシャ‼︎」

    サシャ「やったー‼︎」

    「サシャ・ブラウス」

    身のこなしが素早く、型破りな勘の良さがあるが
    型にはまらない故に、組織的な行動に向かない

    サシャ「上からコニーを尾けた甲斐がありました!」

    ジャン「くそ!
    お前らついてくんじゃねぇよ!」

    コニー「そうだぞサシャ!ついてくんなよ!」
  90. 90 : : 2014/03/25(火) 11:20:15
    ゴオォォォォォォォ

    ヒュ

    ズバッ ズバッ

    「ミカサ・アッカーマン」
    あらゆる難解な科目を完全にこなす実現力がある
    歴代でも類のない逸材として、最高の評価は妥当と言える

    「エレン・イェーガー」
    格闘術に秀でる他は、目立った特技は見られないが
    他ならぬ努力で徐々に成績を伸ばした。
    人一倍強い目的意識を持つ

    エレン「くっ…」

    エレンは、ずっと一緒にいたミカサとの実力差に、悔しさを感じていた
  91. 91 : : 2014/03/25(火) 13:13:22
    休憩時間

    ジャン「きたねぇぞお前ら
    おれが先に見つけたのに…」

    コニー「?」

    サシャ「汚い?
    以外とぬるいこと言いますね、ジャン。
    獲物を狙うのに作法が必要ですか?」

    コニー「そうだ、取られたお前らが悪い」

    ジャン「ちっ…狩猟で食ってきたやつらの理屈はわからん!」

    エレン「………なぁマルコ?
    お前は、一番に目標見つけても他に譲ってるように見えたんだが…」

    エレン「憲兵団になりたいんだろ?
    得点が欲しくないのか?」

    マルコ「うーん…
    どうしても…実戦のことを考えてしまうんだ。
    一番遅い僕が注意を引いて、他のみんなに巨人の後ろを取らせるべきだとか」

    マルコ「憲兵団になりたいのにな、ずっと憧れてたから」

    サシャ・コニー・ジャン「・・・・・」

    エレン「なるほどな…つまりお前は根っからの指揮役なんだよ」

    マルコ「え?」

    エレン「適役だと思うぞ?
    そういう効率的な考えとか、よく気が回る所とか…
    おれならお前が指揮する班に入りたいね」

    サシャ「私もマルコの班がイイです。
    生き残れそうな気がします」

    マルコ「そ…そうかな…」

    ジャン「それならおれもマルコにあやかりたいな。
    間違っても、死に急ぎ野郎の班には入れられたくないな。
    10秒も生きてられる気がしねぇ…」

    エレン「それは誰のこと言ってんだ?」

    ジャン「心当たりがあったらそれで当たってるよ」

    マルコ「まぁまぁ二人とも」

    サシャ「また始まっちゃいましたよ。
    ジャンの遠回しな愛情表現が…」

    ジャン「黙ってろよ芋女…」

    サシャ「⁉︎…もうみんな忘れたと思ったのに」

    コニー「なぁジャン?
    「死に急ぎ野郎」なんて名前のやつはいないと思うんだが…」

    ジャン「…お前も黙ってろよコニー」

    ジャン「あぁ…疲れた…」

    マルコ「僕はジャンの方が、指揮役に向いていると思うな」

    ジャン「おれが?冗談だろ?
    いさましくなんかねぇぞ」

    マルコ「怒らずに聞いて欲しいんだけど…ジャンは…」
  92. 92 : : 2014/03/25(火) 14:19:37
    訓練兵団解散式

    「心臓を捧げよ!!!」

    「「「ハッ!!!」」」

    教官「本日、諸君らは訓練兵を卒業する…その中で最も訓練成績が良かった上位10名を発表する。
    呼ばれた者は前へ」

    「主席、ミカサ・アッカーマン」

    「2番、ライナー・ブラウン」

    「3番、ベルトルト・フーバー」

    「4番、アニ・レオンハート」

    「5番、エレン・イェーガー」

    「6番、ジャン・キルシュタイン」

    「7番、マルコ・ボット」

    「8番、コニー・スプリンガー」

    「9番、サシャ・ブラウス」

    「10番、クリスタ・レンズ」

    「以上10名___」

    エレン(やっと、ここまでたどり着いた…
    今度はおれたちの番だ。
    今度はおれたちが…巨人を食い尽くしてやる!)
  93. 93 : : 2014/03/25(火) 15:58:19
    解散式後

    エレン「お前…配属兵科の希望は?」

    ミカサ「私は、調査兵団にする」

    エレン「………お前は主席だろうが……憲兵団に行けよ。
    それも歴代の中でも逸材だとよ…きっと破格の待遇を受けられるぞ」

    ミカサ「あなたが憲兵団に行くのなら私も憲兵団に行こう。
    あなたが駐屯兵団に行くのなら、私もそうしよう」

    ミカサ「何より…もうこれ以上、家族を失いたくない…」

    エレン「・・・・・」

    ゴロ「オイラも調査兵団に行くよ」

    エレン・ミカサ「⁉︎」

    いつの間にかゴロが、2人の間にちょこんと座っていた

    エレン「いつからそこにいたんだよ…
    つーか、お前も調査兵団にするのか⁉︎」

    ゴロ「他のみんなが行く憲兵団には、オイラはいけないし…
    巨人に狙われないオイラにとって、憲兵団は天職だと思うんだ」

    ゴロ「今度こそ恩人を…守りきってみせる」

    アルミン「二人とも……あっ、ゴロもいたのか。
    今日はもうお開きだって」

    エレン「なぁアルミン、お前…兵団の希望は、どうするんだ?」

    アルミン「・・・・・」

    アルミンがエレンの隣に座る

    アルミン「僕は調査兵団に入る!」

    エレン「本気で言ってんのか?
    お前は___アルミン「あぁ、わかってるよ…」

    アルミン「僕は人より体力がない」

    エレン「お前は座学トップなんだから技巧に進めって教官も言ってたじゃねぇか!
    長所を捨ててまで非効率な選択をするのは、勇敢って言わねぇぞ」

    アルミン「………死んでも、足手まといにはならないよ」
  94. 94 : : 2014/03/25(火) 16:00:17
    間違えた

    憲兵団は天職× → 調査兵団は天職⚪︎
  95. 95 : : 2014/03/25(火) 17:58:23
    3人➕1匹の前に駐屯兵が3人話し合っているのが見える
    その中にはハンネスの姿もある

    3人が敬礼する(ゴロは野良ネコのふりをする)

    話が終わり、ハンネスがエレン達の方に行った

    ハンネス「あー………直っていいぞ」

    ハンネス「規律は大事だが、お前らが相手だとどうも慣れねぇ…
    久しぶりだな…!」

    ハンネス「それにしても、あんなにちっちゃかったお前らが…今や立派な兵士になったのか…たいしたもんだ」

    エレン「ハンネスさんこそ、あの飲んだくれが今や、駐屯部隊長だもんな」

    ゴロ「この人だれ?」

    ハンネス「おわっ⁉︎
    ネコが喋った⁉︎」

    エレン「この人はハンネスさん。
    おれたちの命の恩人だよ」

    ゴロ「ほぉ…恩人…それはそれは」

    ハンネス「……………すまねぇな…お前らの親、救えなくて……」

    エレン「ハンネスさんのせいじゃねぇよ」

    ハンネス「おれの家内が流行りの病気に罹った…
    同じ病気で多くの人が死んでいった…」

    ハンネス「ところがある日、イェーガー先生がその抗体とオペオペの実をもって現れて…みんな助かったんだ」

    ハンネス「その、イェーガー先生の行方だが…こっちは何もわからないままだ。
    頼りは最後に会った、お前の記憶なんだが…」

    ハンネス「何か思い出したか?」

    ーーーーーーーーー

    『やめてよ!父さん!』

    『何をしようとしてるの!』

    『父さんは母さんが死んで、おかしくなったんだ!』

    『エレン!腕を出しなさい!』

    ーーーーーーーーー

    「エレン………‼︎」

    エレンが目を覚ました

    アルミン「…大丈夫なの?
    あの後、急に倒れて、寮まで運んだんだ」

    アルミンやみんなが心配そうに顔を覗かしている

    アルミン「すごくうなされてたけど、どんな夢を?」

    エレン「なんだっけ…あれ?……忘れた」
  96. 96 : : 2014/03/25(火) 18:33:30
    トロスト区

    「来たぞ、調査兵団の精鋭部隊だ!」

    「エルヴィン団長、巨人を蹴散らしてください!」

    「見ろ、リヴァイ兵士長だ!
    1人で一個旅団並の兵力があるってよ!」

    リヴァイ「チッ……うるせぇな」

    ハンジ「彼らの羨望の眼差しも…あなたの潔癖すぎる性格を知れば、幻滅するだろうね」



    エレン「五年前とは全然違うな、調査兵団にもこんなに期待してる人達がいる」

    ハンナ「みんなの気持ちが明るくなってるんだよ。
    もう五年も何も無いし」

    フランツ「固定砲も改良されてるし、もう超大型巨人なんてこないんじゃないのか?」

    ハンナ「だよね」

    エレン「何腑抜けたこと言ってんだ‼︎
    この、バカ夫婦‼︎」

    ハンナ「そ、そんな…夫婦だなんて」

    フランツ「気が早いよ、エレン」

    2人が嬉しそうに照れながら話す

    エレン「」イラァ
  97. 97 : : 2014/03/25(火) 20:28:29
    壁の上

    ゴロ「お日様ポカポカいい天気ー
    こんな日はゆっくり日向ぼっこでもしていたいなぁー」ゴロゴロ

    トーマス「おい、サボるなよゴロ」

    エレン「はぁ……⁉︎
    調査兵団にするって?お前、あんなに憲兵団が言いって…」

    コニー「あぁ、そうだよ‼︎」

    ミーナ「エレンの演説が効いたんだね」

    コニー「うるせー!自分で決めたんだ」

    トーマス「そー照れるなよ、お前だけじゃない」

    トーマスが照れて頬をかく

    ゴロ「まさか、トランクスも…?」

    トーマス「トーマスだ」

    サシャ「上官の食料庫から、お肉とってきました。

    「「「!!!」」」

    エレン「サシャ…お前、独房にぶち込まれたいのか…?」

    サムエル「お前…本当にバカなんだな」

    コニー「バカってこえー」

    サシャ「後でみんなで分けましょう。
    スライスして、パンに挟んで…むふふ…」

    コニー「戻してこい」

    ミーナ「そうだよ、土地が減ってから肉なんてとっても貴重になったんだから」

    サシャ「大丈夫ですよ。
    土地を奪還すれば、牛も羊も増えますから」

    トーマス「なるほどな
    ウォール・マリア奪還前の前祝いにいただこうってわけだな。
    食ったからには腹決めるしかないもんな」

    サムエル「………おれもその肉食う!」

    コニー「おれも食うんだから、とっとけよ!」

    ゴロ「オイラも食べるー!」

    ミーナ「もちろん、私もだからね」

    エレン「お前ら…」

    サムエル「なにボーッとしてるんだ?
    ばれちまうぞエレン」

    ミーナ「お昼はまだまだ先だよ」

    エレン(あれから五年たった…人類はようやく、尊厳を取り戻そうとしてる)

    エレン(勝てる……人類の反撃は……これからだ!)

    超大型巨人「・・・・・」

    エレン「……………な!!?」

    ドガーン!!!!
  98. 98 : : 2014/03/25(火) 21:22:36
    突然の超大型巨人の襲撃に

    超大型巨人が放出した水蒸気によって、エレン達が壁から落下した

    エレン「みんな‼︎立体起動に移れ!」

    全員が立体起動で落下を阻止する

    コニー「サムエル!」

    サムエルは気を失って、落下する

    サシャがサムエルを救出する

    サシャ「動いちゃダメですよ」

    ゴロ(人)「あれが…超大型巨人…」

    ドゴォォォォォォォ!!!!

    エレン「!!!?」

    壁が破壊された

    エレン「1匹…残らず‼︎」ドクン

    トーマス「壁が壊された…」

    コニー「まただ…また…巨人が入ってくる…」

    コニー「ちくしょう…やっぱり人類は巨人に……」

    エレン「サシャ‼︎サムエルを任せた‼︎」

    エレン「固定砲整備4班!戦闘用意‼︎」

    エレン「目標、目の前‼︎超大型巨人‼︎」

    エレン「これはチャンスだ絶対逃がすな!!!」

    エレン「壁を壊せるのは超大型だけだ‼︎
    こいつさえ仕留めれば……‼︎」

    エレンが立体起動で壁を駆け上った

    壁の上に着地する

    エレン「………よう…五年ぶりだな…」











    続く
  99. 99 : : 2014/03/25(火) 21:55:55
    次回予告

    少年は夢を叶えるため、冒険に出る


    エレン「おれはいつか、この一味にも負けない仲間を集めて!!
    世界一の財宝をみつけて!!!」

    エレン「海賊王になってやる!!!」

    ハンネス「…………じゃあ…」

    ハンネス「この帽子を、お前に預ける」

    エレン「・・・・・・・・!!」

    ハンネス「いつかきっと返しに来い。
    立派な海賊になってな」





    本当の予告はこの後です
  100. 100 : : 2014/03/25(火) 22:00:42
    次回は能力者VS巨人

    オリジナル悪魔の実を食べたオリキャラも登場します。

    自分で作ったキャラで1番カッコよくて、頭がおかしいです

    能力者兵団3話《トロスト区奪還作戦》に続きます

    最後まで見てくれてありがとう。

    次も見てください。
  101. 101 : : 2014/03/25(火) 22:23:02
    次回

    http://www.ssnote.net/archives/12995
  102. 102 : : 2020/09/28(月) 10:57:26
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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