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この作品は執筆を終了しています。

七海「ファンタジー…やってみない?」プロローグ

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  1. 1 : : 2014/03/04(火) 23:43:25
    始めまして。方舟(はこぶね)っていいます。
    人生初のSSを長編で挑もうとしております。
    ・七海主体に進めていくRPG系ゲーム&漫画ネタ詰め合わせなギャグありシリアスあり安価ありの予定です。
    ・遅い&長い更新
    ・設定が細かい、多い、俺得
    ・似たようなSSが多数あります。本当に申し訳ないと思ってます。が、オリジナリティ溢れる作品にしていきたいと思っています。(ネタ詰め合わせだけど)

    応援していただければ嬉しいです!
    あまりに酷似しているSSがあり、嫌悪感を抱かれる場合は直ちに削除いたします。



    それでは、よろしくおねがいします!
  2. 2 : : 2014/03/04(火) 23:49:51
    日向「意味が少し理解できないんだが…。」

    霧切「それに何故私たちを視聴覚室に集めたのかしら?」

    澪田「個性的な面子そろい踏みっすね!バンドっすか!バンドっすね!?」

    朝日奈「それよりドーナツ食べない?」

    豚神「ふむ、ではいただこう。」

    桑田「話すすまねー…。で、何で俺らここいんの?」

    七海「よかったよ。このままこのSSが終わっちゃうかと思っちゃったじゃん。」

    腐川「SS?はっ!な、なんか気にしたらいけない雰囲気だわ…。」

    セレス「用件をお聞きしますわ。」
    七海「うん、あのね、十神クンと不二咲クン、左右田クンにお願いして体感バーチャルゲームを作ってもらったの!」フンスっ

    十神「そういうことだ。俺のおかげで今から面白いゲームを始められるぞ…。」

    不二咲「十神くんにはいっぱい資金提供受けたからね、すっごく面白いゲームが出来たと思うよぉ!」

    苗木「ゲーム?」

    七海「簡単に言うと、RPGを自分の身体を使って体験できるようにしたゲーム…と思ってもらえればいいかな。」

    狛枝「つまりゲームに入りこむみたいな…そんな夢のような話ってことかな?」

    十神「そういうことだ。つまりお前たちには一生縁のないようなハイテク技術をフルに活用している。感謝しろ、愚民共。」

    不二咲「といっても、十神くんはお金しか出してもらってないけどねぇ。」

    十神「」

    左右田「すっげぇだろ!俺と不二咲で仕上げたんだぜ?俺も楽しく作れたし、七海には感謝だな。」

    ソニア「左右田さん、たまにはすごいんですね!褒めて遣わします!」

    左右田「ありがとうございますっ!!」土下座

    小泉「たまには…って言葉聞こえてないのかしら…。」

    西園寺「ま、モブには到底獲得し得ない技術なんじゃないー?」クスクス

    左右田「お前らなんか俺の悪口言ってねぇか?」

    西園寺「別にー?それでさぁ七海おねぇ、そのゲームを皆でするの?」

    七海「そう!やっぱり人数多い方が燃えるからね!」

    大和田「そうは言ってもよぉ、簡単にできんのか?用は身体を使ってするわけだけどゲームとかだから魔法とか使うんだろ?」

    七海「初心者安心設計!サルでも分かるゲーム…だと思うよ?」

    九頭龍「七海…それ俺らをサルって言ってんのか…。」

    七海「んー…ごめんね。でもそれぐらい簡単だから安心してね。じゃあルールをプリントにしたから配るよ。」

    苗木「プリントなんだね…七海さん用意周到だなぁ…。」

    日向「ゲームの話になれば用意周到だぞ、七海は。」

    山田「ゲームとは良きものですからねぇ…。七海千秋殿の考えは十分理解できますぞ!」

    舞園「そ、そうなんですか…。奥が深いんですね。」

    石丸「すまない、一枚足りないようだ。」

    七海「あれ?人数分刷ったんだけどなぁ…。まって、持ってくるよ。」タタタ…

    日向(本当ゲームのことになると動きがいいな…。いつもなら走るなんてことしないだろうし、眠そうな表情も見せていないな…。で、ルールはっと…。)
  3. 3 : : 2014/03/04(火) 23:51:10


    ルール


    ・本ゲームはファイナル○ァンタジーやドラ○ンクエストなどを基に製作者のゲーム観が投影されている作品です。理不尽なことも多少ありますが、ご了承願います。

    ・ゲーム内に入ると、武器とジョブを手に入れ、それぞれのスタイルで戦うことが出来ます。但し、戦闘不能と呼ばれる現実世界で言う死亡状態になると、死体と同じような状態になります。その場合はアイテム・魔法での蘇生や村の教会に連れて行き蘇生してください。3回戦闘不能になると、強制的に現実世界に戻りゲーム内の記憶を一切失い、二時間の強制睡眠状態を課せられます。

    ・ゲーム内に入るとランダムでチームを組みます。変更は出来ません。

    ・ゲームクリア条件はボスを倒し、囚われた姫を救出することです。一チームがそれを達成すると、ゲーム内のプレイヤー全員が現実世界に戻ります。プレイ時の記憶は失いません。

    ・プレイ中、ゲーム内の時間はとてもゆっくりとなり、ゲーム内の24時間は現実世界の5分前後程度になります。長時間プレイも安心してください。

    ・チーム同士のバトルの他、モンスターもいます。気をつけましょう。
  4. 4 : : 2014/03/05(水) 00:00:52
    期待です!
  5. 5 : : 2014/03/05(水) 00:03:42


    狛枝「じゃあ、ゲーム内で死んじゃっても、現実世界でも死んじゃうってことはないんだね?」

    不二咲「そ、そんな物騒なゲーム作らないよぉ…。皆で楽しくしたいからって、七海ちゃんに頼まれてたし…。」



    セレス「一つ、よろしいでしょうか?このゲーム、参加する意味はあるのでしょうか?はっきり言って時間の無駄と思います。」



    七海「じゃあご褒美を発表しちゃいまーす。ご褒美は、何でもお一つお願い事を叶えまーす。」


    全員「!!!」


    舞園「何でも…ですか?」

    七海「うん、こっちのご褒美のほうは、ソニアさんと九頭龍クンにご協力いただいたよ。」

    ソニア「ゲームを盛り上げるためです!苦しゅうない!」ビシッ

    九頭龍「ま、悪い気はしねぇからな。でもこれだけありゃぁ、欲しいもんは手に入ると思うぜ?」ニヤリ

    セレス「まさか…お城も…!」

    七海「…。」グッ

    セレス「参加いたしましょう。やるからには全力で行かせていただきますわ。そしてご褒美は私のものですわ。」ニッコリ

    花村「何でもってことはさぁ、ここに全員で僕のハーレムを作ることも可能ってことかな!?あんなことやこんなことや出来ちゃうわけだね?」

    全員「!?」


    七海「そうなっちゃうね。うん、勝ったら全員従わせるよ?拘束なり洗脳なりしちゃって…ね?SMプレイ、焦らしプレイ、コスプレ…何でもありでいいよ。」


    花村「ンフフ…それは勝たなきゃいけないね…!」てるてるんっ


    桑田(やべぇ…目がマジだ…。)

    朝日奈「サイテー!」

    大神「では、全力で阻止しよう…。」ゴゴゴ…

    戦刃「盾子ちゃんは私が守らないと…!」ゴゴゴ…

    辺古山「坊ちゃんは私が守る…!」ギラリ…


    花村「あ、敵が増えちゃったね…。」

    江ノ島「開始前から敵を増やしちゃうなんて…見ていてすっごく絶望的ィ!!!」

    葉隠「借金返済借金返済借金返済」ぶつぶつ

    罪木「みんなにお注射みんなにお注射みんなにお注射」ぶつぶつ

    狛枝「欲望が駄々漏れだよみんな。あぁ、これからどんな希望が生まれてくるんだろう…!僕が勝つなんてありえないけれどさ、幸運なことも起きるかもしれないからね。ご褒美は希望を頂戴しようかな!」

    終里「お前も欲望でてねぇか?」むしゃむしゃ

    日向(終里もどうせ食べ物のことしか考えてないだろ…。)

    七海「じゃあ、はじめよっか!この指輪とヘッドフォンを装着してね。」

    石丸「先生、指輪とヘッドフォンが足りないようだ!」

    左右田「またかよ!あと七海は先生じゃねぇぞ!」

    七海「じゃあ予備を取ってくるから静かに待っているように。」

    桑田「ノリノリじゃねぇか…。」



    七海「はい、行き渡ったところで、ゲームスタートするよ?スクリーンにご注目~!」
  6. 6 : : 2014/03/05(水) 00:05:58






    ダンガンファンタジア、GAME START






    そう文字がパソコンの画面に浮かんだのを見た。
    その瞬間に俺の身体は浮遊感を伴い、今まで感じたことのない感覚を持って飛び込んでいた。
    ゲームのせ か  い  に



  7. 7 : : 2014/03/05(水) 00:07:04
    >>5

    ありがとうございます!
    初めてすぎて緊張MAXですが、楽しんでいただければ嬉しいです!
  8. 8 : : 2014/03/05(水) 00:08:03
    >>4

    ありがとうございます!
    初めてすぎて緊張MAXで番号間違えちゃうとか、絶望的ですみません!
    楽しんでいただければ嬉しいです!
  9. 9 : : 2014/03/05(水) 00:12:34
    ・・・・


    ・・・


    ・・


    日向「…ここは?」
    明らかにゲームの中というような空間。身体全体がふわふわとして、地面や壁や天井がはっきりしないところだった。

    七海「やっほー日向クン。」



    日向「七海か?」

    俺の目の前にいる七海は、いつもとは違うドレスのようなものを着ていた。


    七海「どうやら人数オーバーだったみたい。だから私、プレイヤー側じゃなくて囚われているお姫様になっちゃったみたい。」プー


    日向「え、えーっと…ボスにさらわれた役ってことか…。」

    七海「ショックだよ!日向クンとフュージョンとか、オーバードライブ発動とか、バハムート召喚とか、メタル○ライムと遭遇してキャッホーとか…騒ぎたかったよ!!!」

    日向「まぜこぜすぎだろ!あとゲームじゃないのも入っているぞ!」


    七海「やっと人数減ったから楽してSS書けるよ!もう、ボケ倒しにしてやるんだから!私、今すっごく機嫌悪いからね!」プンプン


    日向「言っている意味が分からないが、ここは飲み込んでとりあえず話を進めるぞ。で、俺はどうすればいいんだ?」
  10. 10 : : 2014/03/05(水) 00:19:38


    七海「んーっとねー、私はNPC側になっちゃったから戦い方とか地図の見方とか教えるね。あ、身体の動かし方とかは現実世界とまるっきり一緒だから大丈夫だと思うよ。」


    日向「あ、そうだ。武器とジョブがあるんだよな!俺のは何だ?」


    七海「待って。それはこのチュートリアルが終わってから渡されるからそれまでは私も分からないんだ。でも武器は心の中で出て来いやぁ!って念じれば自然に手元に出てくるよ。戻すときも一緒だよ。武器を持ったら頭の中に直接戦い方とか出来ることとか浮かんでくるから、それを基に戦えば大丈夫だよ。」


    日向「そうか…。某格闘家が頭を過ぎったが…。あ、チームもまだ分からないのか?」

    七海「そうだね。それと、ボスを倒すときに自分のチームが倒してもその時に戦闘不能になっていたらご褒美もらえないから気をつけてね。マップは武器と同様念じれば出るから省略ー。緑の点が仲間、青い点が敵チーム、ボスの居場所は赤で出てくるよ。」


    日向「覚えることが多いな…。」

    七海「チーム内の皆で相談すればやっていけるよ!頑張ってね。花村クンと一緒じゃなきゃいいけどね…。」目逸らし


    日向「そうだな…全チームから狙われるだろうな…。…って変なフラグ立てるなよ…。花村と一緒だったら俺絶望ルート一直線じゃないか!」

    七海「そこはこう…闇が大きいほど光が大きくなる的なやつだよ!大丈夫、私も本当にチーム知らないから。あ、でもよくさ、人狼ゲームとかで役欠け役欠け言ってたら本当に役欠けることってあるよね。」目逸らし

    日向「フォローできてないぞ!!」


    七海「あ、これでおしまいだよ。頑張って私を助けてね。向こうの光へ向かえばゲームが本格的に始まるよ。チームの皆も待っているだろうし。」



    日向「七海…まぁ(フラグ盛大に立ててくれて)ありがとうな。(フラグが成立しないように)頑張るよ。」

    七海「こちらこそ、そんなお礼言われるようなことはしてないよ。(フラグ発言とか。)

    私、日向くんのこと待っているから。」
  11. 11 : : 2014/03/05(水) 00:20:46



    七海「あ、それといい忘れた。今、日向クンたちのクラスはこの先のサウス・フィールドにいるんだけど、苗木クンたちのクラスの子は皆ノース・フィールドからスタートだから、途中で上手く合流してね。」


    日向「え…それって」

    七海「作者のミス。最初日向クンたちのクラスだけで書こうとしたから上手く連携できてないからごめんね!じゃあ、いってらっしゃい。」


    日向「七海!」







    作者って誰だよ…。
    そう思いながら俺は気がつくと光の先へと飛ばされていた。
    そして、気を失ったようだった。



  12. 12 : : 2014/03/05(水) 00:23:17
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    方舟「こんな感じで初SS書いていきます!設定多くて俺得なSSですが、お付き合いいただければ幸いです。見にくい・読みにくい、設定で気になること、感想、ボスなどの予想など是非是非何でもコメント残していただければ嬉しいです!」


    七海「ねぇ、序盤に全員いるのに台詞回しとか下手じゃない?」じー…

    方舟「善処します!!!!」土下座


    狛枝「あと結局どれが元ネタなのかな?」じー…

    方舟「な、何でもありでお願いします…。」腹きり


    日向「それと、名前の呼び方(ひらがなカタカナ含む)統一しろよ…。」じー…

    方舟「ぐはぁぁぁぁぁぁ」BREAK



    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  13. 13 : : 2014/03/05(水) 00:27:12



    霞む視界。
    俺はゆっくり目を開けると、影が覆いかぶさってきた。


    ???「ねぇ…大丈夫?」


    日向「お前は……、狛枝か。」



    狛枝「あ、バレた?」あはっ

    日向「その台詞はもうお約束じゃないか…。」
    寝転がっていたようで、起き上がる。


    狛枝「…まぁ皆そろったね。」

    俺は辺りを見渡すと、そこには罪木と辺古山がいた。


    罪木「お、同じチームみたいですぅ…。ほら、これがバッチですぅぅ!!!」

    日向「バッチ?」
    そういって胸元を見ると、確かにAというバッチをつけていた。


    狛枝「Aチームってとこかな?」

    辺古山「よろしく頼むぞ。」

    日向「こちらこそな。」

    罪木「よ、よろしくですぅ!!足引っ張っちゃったらごめんなさいぃぃ!あ、あんまりゲームしないので…!!」うるうる

    狛枝「罪木さん落ち着いて。とりあえず始まっちゃったし、色々試したいことがあるんだ。」



    俺の衣装は格闘家のような服に胸当てや脛当てがついている。
    罪木の衣装はフードを被り、修道女などのイメージだ。
    狛枝の衣装は普段の服とあまり変わらないが、魔法使い独特のとんがり帽子を被っていて魔法使いのようだ。
    辺古山はファンタジーにいていいのか分からない侍の格好をしていた。
  14. 14 : : 2014/03/05(水) 00:31:46


    日向「試したいこと?」

    狛枝「さっそく武器を出してみたいんだよね。えいっと。」ポンっ
    狛枝の武器は木で出来たスタッフのようだ。


    罪木「魔法使い…みたいですねぇ。私もやってみますぅぅ!ふゆぅ…」ポンっ
    罪木の武器はどっしりとしたメイスのようだ。


    日向「メイス?罪木は回復役のイメージで考えてたが、攻撃も出来るのか?」

    罪木「はうぅぅ!!重いですぅ!!これじゃぁ引き摺らないといけませぇん!」ずるずる


    辺古山「そんなに重いのか!?私の武器も不安になってきたな…こいっ!」ポンっ
    辺古山の武器は刀のようだ。

    日向「当たり…っぽいな。」

    辺古山「そうだな。私にあっている。つまり、ジョブはサムライといったところか?」

    狛枝「ゲーム内にも忍者とかあるくらいだし、それがジョブと考えていいと思うよ。この調子なら辺古山さん前線で戦ってもらって僕と罪木さんで援助する感じかな?」

    日向「おい、俺を忘れるなよ。」

    狛枝「あ、素で忘れてた。」

    日向「」


    罪木「それで日向さんはどんな武器なんですかぁ?」

    辺古山「あぁ、気になるな…。」


    日向「そ、それなんだが…出てこないんだ。」

    狛枝「ちゃんと出て来いやぁ!って念じてる?」

    罪木「え、えっとぉ…気合が大事ですぅ!」

    辺古山「心の底から湧き上がるような…そんなイメージで頑張れ。」


    日向(出て来いやぁ!じゃないと駄目なのかよ…。)

    ??「ごめんなちゃい!システムエラーが発生しまちた!」
    そんなかわいらしい声を出して現れたのは、ウサギの妖精…みたいなやつだった。
  15. 15 : : 2014/03/05(水) 00:34:04


    罪木「ふゆぅ…敵ですかぁ?」

    狛枝「ちょうどいいや!魔法の練習してみたかったし。ファイヤっ!」

    そういうと狛枝のスタッフから火の玉が現れ、ウサギの妖精みたいなのに向かって飛んでいった。



    ??「ほえ?ひぃぃぃぃぃあたちは敵じゃないでちゅ!!」ふわふわ


    辺古山「な、…そんな怪しい身なりをしていて敵じゃないのか!!」ガーン

    ??「そこまでひどい格好でちたか!!?」ガガーン


    狛枝「じゃあ消しちゃおうっと。」
    狛枝が武器を戻すと火の玉は消え、謎の妖精は安堵のため息をついた。

    狛枝「ふーん…武器を直すと魔法は使えないみたいだね…。これはいい発見になりそうだ…。」


    罪木「つまり私もあの重い武器を出さないと魔法使えないんですねぇ…ふゆぅ…!!」


    日向「それで、システムエラーってなんだ?」

    ??「あ、そうでちた!あたちはウサミでちゅ!このゲームをサポートする妖精でちゅ!」
  16. 16 : : 2014/03/05(水) 00:39:16


    辺古山「ふむ、失礼だが十神と不二咲、左右田に七海か。センスを疑うぞ。」

    狛枝「まったく同感だよ!もっと希望溢れるデザインを僕は望むよ!」

    罪木「わ、私が言うのも何なんですけどぉ、すっごくいじめられてそうなオーラを感じますぅ…。」


    ウサミ「始まって早々酷い言われようでちゅ!」ガーン


    日向「おい、俺の話聞いてるのか?」

    ウサミ「そうでちゅ!日向クンの武器がシステムエラーで消されちゃってたんでちゅ。」


    狛枝「つまり日向クンは武器無しなのかい?絶望的じゃないか…。予備学科あがりなんだから、せめて武器という希望を持たせてあげなよ!」

    日向「狛枝は少し黙ってろ。」


    ウサミ「もちろん代わりの武器を持ってきまちた!じゃじゃーん!グローブでちゅ!」テッテレー

    日向「これをはめて殴れってことか?俺の武器だけしょぼい気がs」
    狛枝「素手を舐めたら駄目だよ。どこぞの3番目の作品は素手で殴ったほうが強かったり、そもそも後続作には当たり前のように素手で戦う少女や軍手という武器も出ていたんだよ!」

    罪木「ふゆぅ…じゃあ日向さん強いんですねぇ!かっこいいですぅ!」

    辺古山「強くなったな日向…。見直したぞ。」


    日向(狛枝に黙ってろって言ったが…まぁ嬉しいフォローだったな。)

    辺古山「それに私の刀よりも動きが制限されないだろう。出来れば私より前線にいてもらいたいな。」

    ウサミ「役に立ったようで感激でちゅ!」

    狛枝「あ、まだいたんだ。ありがと。」しれっ

    ウサミ「扱い雑!」

    日向「ありがとな、えーっと…誰だっけ。」

    ??「う、ウサミでちゅ!って、ほわぁぁぁ名前が元に戻ってまちゅぅぅぅ外道でちゅ!!せめて一度出た名前くらい戻さなくたっていいじゃないでちゅかぁぁぁあああ!!!!」ぴゅーん

    辺古山「…まぁ、何はともあれよかったな。これで全員武器がそろったわけだが…。」
  17. 17 : : 2014/03/05(水) 00:42:37


    狛枝「あ、あとね僕と罪木さんは該当すると思うんだけど、魔法は4つまでしか覚えられないみたい。」

    日向「そこはポケ○ンなのか…。」

    罪木「はうぅ!やったことないのでわからないですけど4つまでですぅ!私は回復できる魔法が使えるみたいですぅ!!ジョブ名はヒーラーみたいですぅ!役立たずでごめんなさいぃぃぃ!」めそめそ


    辺古山「いや、回復できる人がいることは大事だ。頼りにしているぞ、罪木。」

    罪木「へ、辺古山さぁん…!!!」キュンっ



    狛枝「日向くんの役が取られたね?」ちらっ

    日向「役って何だ、役って。」

    狛枝「で、僕はウィザードってとこかな?火の玉を出したり攻撃特化型っぽいね。あともう一つ試したいことがっと…!」投げるっ

    日向「おいっ、いきなり武器を投げるなよ!!」キャッチ!


    狛枝「…人に渡せるんだね。罪木さんの武器もかな?……うっ…重いね…。」

    罪木「お、重くてごめんなさぁぁぁい!!!ウミガメの産卵の物まねいきますぅぅぅぅ!!!」

    狛枝「わぁ、罪木さんの得意な物まねが見れるのかい!それならいいかな!」ぼとっ

    日向「やらすな!とめろよ!武器を落とすな!!!」


    辺古山「私の刀も持ってみるか、日向。」
    日向「あ、あぁ…。」




    (本当にこのグローブでいいのか?俺こそ、みんなの足手まといにならないか?)
    そんなことを考えながら、俺は4人での会話を楽しんでいた。



  18. 18 : : 2014/03/05(水) 00:54:44
    七海「暇だなぁー。」

    七海「あ、そうだ。SSならではの安価っていうのもやってみようかな!」

    七海「これから読者さんから投票してもらい、投票数が多かったチームを主体に一話ずつ書いていきます!一話の単位は上のAチームの会話より長めにとるよ。計6回の予定だから是非お願いしたいな。」


    七海「苗木くんたちの様子をみたいんだけど、通信機が壊れてるみたい…。通信機が復活したら、投票ができるようになるからそれまで我慢して欲しい…と思うよ?通信機が戻ったら過去のログを遡って、苗木くんたちのチームがどんな風にゲームを始めたか、見れる…と思うよ。」


    七海「じゃあとりあえず、他チームの観察をしようかな。それじゃあBチーム行ってみよー!どれどれ…。





    どうやらソニアさんと田中クン、左右田クンのチームだね。
    この組み合わせは神がかっていると思うよ。

    場所は崖の近くだね。左右田クンが落ちかけているけれど大丈夫かな?
    ソニアさんは西洋風な甲冑、田中クンはあんまり変わってないかなぁ、左右田くんはマントがついてるね。

    うーん、何のジョブだろう…。武器も出てないかなぁ…。

    あ、田中クンは本が武器で、左右田クンは小さな丸い盾が武器みたいだね。
    左右田くんかわいそうだけど、それがゲームだよ。悲しい色やね…。」


    七海「Cチームを見てみるよー。

    澪田さんと九頭龍クンかな?意外な組み合わせだね。
    場所は森の中かな?澪田さんは露出少な目なローブってところだね。九頭龍クンは動きやすそうなシャツとズボンだね。
    澪田さんは相変わらずハイテンションだなぁ…。九頭龍クン、やれやれって顔してるね。
    武器は…九頭龍クンが二丁銃かな?変な形状だけど、飛び道具は有利なんじゃないかなぁ。澪田さんの武器は分からないなぁ…あれ、急に立ち止まっちゃったけどどうしたんだろう…。」



    七海「次はDチーム…

    あ、花村クン発見!と、横にいるのは西園寺さんかな。これは低身長コンビだね。
    場所は…ん?森の中?あれ、さっきも見たような…。花村クンは長いローブだなぁ…。西園寺さんは対照的に動きやすそうな振袖で下はキュロットになっているみたいだね。
    花村クンは魔法使い系、西園寺さんは身軽そうなジョブだと予想したよ!武器は…あ、花村クンはステッキみたいだね。これは魔法使い確定かも。
    で、すっごく言い争っているけれど…大丈夫かなぁ?」



    七海「Eチーム行くよー。

    多いねー。終里さんと小泉さん、弐大クンに豚神クンだね。十神クンと分けるためにあえて豚と呼ばせてもらうよ。
    終里さん露出高いなぁ…。小泉さんはスリットの入ったロングスカートかぁ。セクシーだね。豚神くんと弐大くんは甲冑似合うね。小泉さん以外は接近戦向きなジョブっぽいなぁ。
    場所は川の近くみたいだね。川は流れが速いからわたれそうにないかなぁ。って相談してるように見えるよ。
    戦闘向きな二人が揃っているから強そうだね…戦ってみたかったなぁ。」



    七海「あ、ちなみに日向くんたちは草原にいるみたい。うーん…どこに近いんだろう…。一応川の近くといえば川の近くなのかな?ん?川?さっきも見たような…。」


    ??「うるさいですよ、少しは静かにしてもらえませんか?囚われているという自覚があるんですか?」

    七海「あ、ごめんなさい。はぁ、みんなの様子をみるだけしか出来ないんだね。どっかのお姫様は脱走計画を企てて主人公に情報提供が出来るっていうのに…。」

    ??「いい加減黙っててもらえませんか?貴方といると、とても疲れるんです。はぁ…ツマラナイ。」


    七海「……。じゃ、投票お願いするよ。もちろんお一人様一回限り!A~E一言でいいからお願いするね。


    今夜はここまでかな?
    またぼちぼち書いていくからよろしくねー。
    あと希望あればそれぞれのジョブプロフィールも載せていくよ。希望があれば。」






    さて、どのチームのお話が読みたい?

    Aチーム(日向、狛枝、辺古山、罪木)武器露呈済み
    Bチーム(ソニア、田中、左右田)
    Cチーム(澪田、九頭龍)
    Dチーム(西園寺、花村)
    Eチーム(小泉、弐大、終里、豚神)
  19. 19 : : 2014/03/05(水) 07:18:12
    Aチームがみたい!!
    あとブレイブリーデブォルトみたいに
    ブレイブとデフォルトは使えるの?
    このゲームいま進めてるけど
    面白いから…期待っすよ!!
  20. 20 : : 2014/03/05(水) 19:16:05
    Aでお願いします!

    楽しみです!期待です!
  21. 21 : : 2014/03/06(木) 00:20:30
    こんばんは!
    昨日から始まりました、RPG系ダンガンロンパです。
    皆さんに楽しく読んでいただけるような作品が出来るよう頑張っていきます。

    では、さっそくかき始めていきたいと思います。
  22. 22 : : 2014/03/06(木) 00:25:08
    >>19

    ありがとうございます!
    Aチームですね、了解しました!
    ブレイブリーデフォルトですか…未プレイです…すみません。
    一応ベースはF○とかドラ○エみたいになります。武器があるポケ○ンみたいなものでしょうか。持っている技や特性を上手く使うような戦い方にしたいと思います!
    ブレイブリーデフォルト…プレイしてみます!


    >>20

    ありがとうございます!
    Aチーム、了解しました!
    楽しみとか言っていただけるとすごい励みになります…!
    頑張りますね!
  23. 23 : : 2014/03/06(木) 00:27:15




    ご希望通り、Aチームで今回進めていきます。

    また分岐点に差し掛かりましたら、チームの希望をとります。
    このままAチームだったら、出番がなく終わりそうなキャラがいる反面、日向くんが真の主人公になります。やったねはじめちゃん!

  24. 24 : : 2014/03/06(木) 00:28:25




    狛枝「さて、ボスのところまでどう行こうか。」

    罪木「そうですねぇ…。向こうに川が見えますぅ…。」

    日向(マップを開くと、川の向こうにボスがいるようだな…。)

    辺古山「川を渡ったほうがいいと思うが…。」


    というわけで、俺たちは川を目指し北へ進んだ。

    狛枝「んー…、川まではあともう少しだね。その前に皆のステータスを見せてもらえないかな?」

    日向「ステータス?」

    狛枝「このバッチに触れてごらん。そしたら自分のステータス表が出てくるよ。」

    日向「出てくるって…。どういうことだ?」

    罪木「はわぁあっ!で、出てきましたぁ…。」

    罪木蜜柑
    ジョブ…ヒーラー(癒しを与えし者)
    アビリティ…ヒール(対象一名の傷を回復する)
            ゴッドブレス(対象一名の戦闘不能状態を治す)
            キュア(対象一名の状態異常を回復する)
            ナーシング(チーム全体の傷を回復する)
    特性…ナースの心得
    魔法使用強化型/防御弱化

    その文字はホログラムのようで、はっきりと空気中に浮かび上がった。
    狛枝「うん、こんな感じ。これで技とか把握しておかないといけないからね。出来ることと出来ないことを知ることは大切だと思うよ。」

    日向「狛枝がまじめなことを言っているな…。なんか企んでいるんじゃないか?」

    狛枝「僕まじめなことを言わない人だと思ってたの?」焦り

    辺古山「いや、やけに正論を口にするなと。嫌な予感しかしないぞ。」ズバッ

    狛枝「酷いいい様だね。まぁ僕はご褒美という希望に向かって行動するだけだよ!ご褒美はもちろん、希望をもらおうかな!!」キラキラ

    罪木「やっぱりいつもの狛枝さんですぅぅぅ!!!」ガーン

    狛枝「で、僕のも出しておくね。」
  25. 25 : : 2014/03/06(木) 00:31:34


    狛枝凪斗
    ジョブ…ウィザード(禁忌に触れし者)
    アビリティ…ファイヤ(対象一名を追尾する小さな火の玉を放つ)
          ライトニング(対象一名を襲う雷を落とす)
          フレイム(敵チーム全体の地面から熱風を発生させる)
          ???
    特性…ラッキートリガー
    魔法使用・回避強化型/攻撃・防御弱化

    日向「…最後の技はなんだ?」

    狛枝「ごめんね、この技だけはチームの皆にも明かせないかなぁって思ったから伏せておいたよ。」しれっ

    罪木「そんな機能があったんですかぁ!?」

    狛枝「罪木さんは回復役として、出来ることは共有しときたかったから言わなかったんだけどね」ははっ

    罪木「ふゆぅ…でも隠せるものはないですねぇ…。隠したところで誰も得しませんし…って、変なこと企んですみませぇん!!!し、死に掛けのカラスの物まねをしますぅぅぅぅ」

    狛枝「え、カラスなのかい?」引き

    日向「引くぐらいなら止めろよ!!!」

    辺古山「では、次は私の番だ…。そういえばこのまま進めて大丈夫なのか?」

    日向「何がだ?」

    辺古山「尺の問題だが…。」

    狛枝「川につくまでの間くらい大丈夫だよ。今もこうして歩いているんだし。」

    罪木「か…か…ぁ…」ぷるぷる

    日向「罪木やめろぉぉぉ!!!!」

    辺古山「罪木、起きてくれ!そんなことをするな!自分を大事にしろ!」

    罪木「ぺ、辺古山さぁん…!!!」キュン


    狛枝「……。」日向の肩をぽん

    日向「何だよ俺が残念なやつに見えるじゃないか!!俺じゃなくて九頭龍の肩をぽんしろよ!!」

    狛枝「いないから仕方ないじゃないか!!!」

    日向「ムキになるなよ!!めんどくせぇな!!」

    辺古山「それでは、話が進まないので私のステータスでも出すか。」
  26. 26 : : 2014/03/06(木) 00:32:55

    辺古山ペコ
    ジョブ…サムライ(古きを守りし者)
    特性…もふもふ好き/刃の達人
    攻撃強化型/魔法使用弱化



    日向「ん?アビリティはないのか…。で、何だこの特性は…。」

    狛枝「皆それぞれあるみたいだけど、何だろうね…。でもこれには冒険を有利にしそうなにおいがぷんぷんするよ!」

    罪木「ふゆぅ…辺古山さんの特性はかわいらしい名前ですねぇ…はうぅ!笑ってすみませええん!!」

    辺古山「いや、別に私も可笑しいとは思っているから大丈夫だ。何だろうな…。」

    狛枝「あと、ステータスを見て感じたけれど、僕や罪木さんは前線に出たら駄目だろうね。防御が特に落ちていると出ているから。」

    罪木「ほんとですねぇ…。出来れば後ろのほうで支援をしたいですぅ!」

    日向「じゃあ俺のも見てみるか…。」



    日向創
    ジョブ…ファイター(攻めし者)
    特性…ノーウェポン/???
    攻撃・防御強化型/魔法使用・回避弱化



    狛枝「ん?特性、伏せてあるね…。日向くんステータスいじった?」

    日向「いや、何もしていないぞ…。」

    (何故特性にノーウェポンなんて入っているんだ?武器なしって…、あの妖精は武器がないのはシステムエラーって言っていたが…。何かあるんじゃないか?)
  27. 27 : : 2014/03/06(木) 00:33:51

    辺古山「特性のノーウェポンとは、武器無しってことだが…、どういうことだ?」

    罪木「武器がないといいことが起こるんでしょうか?それとも悪いことが起こるんでしょうか?わかんないですねぇ…。」

    狛枝「まぁ、一通りみんなのこと把握できたから、大丈夫だよ。ほら、川についたよ。」



    川のほうへ視線を向けると、予想よりはるかに川幅が大きく、流れも速かった。

    日向「…この川を渡るのか?」

    狛枝「うーん…ちょっと危ないかな…。」

    罪木「じゃ、じゃあ無駄足だったってことでしょうかぁ!!?」

    辺古山「ふむ、引き返す他になさそうだ。別の道を探したほうがいいだろう。」

    日向「そうだな…。」



    と、来た道を戻ろうとしたときだった。
    狛枝が待ってと小さく口にした。
  28. 28 : : 2014/03/06(木) 00:34:47
    狛枝「向こうに森が見えるね。もしかしたら、あの中にいるチームに終里さんや弐大くんがいるかもしれない。そしたら、木を持ってきて橋を架けようとしないかな?そしたら、交渉次第では一緒に渡れることもできるんじゃないかな?」


    辺古山「橋か…。確かに何か鋭いもので斬って弐大や終里なら運ぶことはできそうだ。だが、この川幅じゃ届くのか?」


    狛枝「…そうだね。辺古山さんの言うとおりだね。僕が間違っていたよ!じゃあ道を引き返そうか!」

    日向「一瞬いい案だとは思ったけどな…。」

    狛枝「うん、日向くんにそう言われただけ言ったかいがあったかな。でも、僕なんかが意見なんかしちゃ駄目だね。辺古山さんの意見が正しいよ!」

    辺古山「そこまでは否定しないが…。だが、交渉ということも頭の片隅には置いておかないといけないな。私たちだけでは出来ないこともこれからありそうだしな。」

    罪木「そうですねぇ…。わ、私も精一杯頑張りますのでお願いしますぅ…。」

    日向「あぁ、頑張ろうな。とりあえず、道を引き返そうか…。」


    そう言って俺たちは歩いてきた道を辿り、元の場所へとたどり着いた。
  29. 29 : : 2014/03/06(木) 00:36:00
    辺古山「………!!」

    俺と先頭を歩いていた辺古山がふと立ち止まる。


    日向「どうしたんだ?」

    辺古山「今頭に情報が流れ込んだのだ。どうやら、苗木と同じチームのようだ。」

    日向「苗木と!?」

    狛枝「苗木くんと一緒だって!?あぁ、なんて幸運なことが起きたんだろう…。早くノース・フィールド!?行こうよ!是非合流して苗木くんの希望をhshsしていたいよ!!!!」ゾクゾク

    日向「気持ち悪いぞ!!」

    罪木「え、でも苗木さんだけですかぁ?」

    辺古山「いや、恐らくあと何人かいるだろうが、とりあえず向こうのクラスは苗木がAチームということだけ明確だろう。」

    狛枝「こうしちゃいられないね!早く希望をprprしたいよ!!!!」ゾクゾク

    日向「気色悪いぞ!!」
  30. 30 : : 2014/03/06(木) 00:37:15


    日向「…、…何か出てきたぞ?」


    草陰から何かが飛び出し、俺たちの前に姿を現した。
    とてつもなくプリンのような、スライムのような…。

    狛枝「これは…モンスターかな?それにしてもどっちつかずなモンスターが出てきたね。結局F○派なの?ドラ○エ派なの?とりあえずスライムプリンとでも名づけておこうか。」

    罪木「と、とにかくどっちでもいいですぅ!!気持ちが悪いですぅぅ!!!何か飛び掛ってきたら身体を弄ってきて挙句の果てあんなことやこんなことをされそうな気持ち悪さですぅぅぅ!!!」ガーン

    日向「そんなに詳しく説明しなくていいぞ!!触手プレイは俺の好みじゃないし、読者も望んでいないはずだ!!パンツが絡むなら別だがな!」パンツハンターの主張

    辺古山「日向落ち着け。お前がツッコミに回らなくなったらこのチームは分裂するぞ!!!かく云う私も坊ちゃんがいなくて落ち着いていないがな!!」坊ちゃん不足



    狛枝「うん、一回深呼吸しようか。」
  31. 31 : : 2014/03/06(木) 00:38:12



    「「「「すー…はぁー…」」」」


    日向「はっ、俺は何を言っていたんだ?よし、こいつらと戦うぞ!!」
    俺はそいつらの近くへ行き、武器を取り出すと思い切り敵を殴った。
    が、

    ぶにゅうぅぅぅぅ

    日向「き、…気持ち悪いぞ…!!というか、攻撃が吸収されてる気がするぞ…。」

    狛枝「日向クン、どいて。いくよ…!!ファイヤ!」


    狛枝の杖から出てきた火の玉はスライムプリン(仮)目掛けて飛んで行き、当たるとはじけるように消えた。

    日向「火に弱いのか…?」

    狛枝「そうみたいだね…。で、辺古山さんも大丈夫かな?」


    そう振り返ると、スライムプリン(仮)を一刀両断する辺古山がいた。

    辺古山「この敵は相性がよかったようだな。打撃だと吸収されるようだが、斬りつけるといとも簡単に斬れたぞ。」

    日向「俺、活躍できてないな…。」

    狛枝「だ、大丈夫だよ!今回はたまたまだよ。日向クンの希望はこんなものじゃないと僕は信じているよ!!」

    日向「お前にフォローされてもな…。」

    狛枝「」
  32. 32 : : 2014/03/06(木) 00:39:24



    罪木「えぇっと…勝ったのでしょうかぁ…。」


    見渡すと敵はもういなくなっていた。

    辺古山「そのようだな。さて、先へ進むぞ。ちなみに東方向に森が見えるな。あそこに二人組のチームが二チームいるようだが…。」

    罪木「た、戦うんですかぁ!?」

    狛枝「うーん…僕は避けたいかな。遭遇でもしない限りね。ここで一度、戦闘不能にしてもいいけれど、向こうが2名と2名なら共同でこっちに戦いを挑んでくるかもしれないし…。僕は南を目指したいな。」

    と、狛枝が地図を出し、南方向を指差した。
    そちらには崖があり、それから先は記されていなかった。
    だが、その崖の近くに三つの青い点がちかちかと光っていた。

    日向「誰かいるな…。」


    辺古山「3人チームのようだ。ここなら手数もこちらの方が多い。勝てる見込みはあるな。」

    罪木「じゃ、じゃあこっちに行くんですねぇ…。私的には森のチームが誰なのか知っておきたいのですけどぉ…。」

    狛枝「うーん…誰かを知っても武器やジョブまで把握できないからね。例えば二チームが戦いながら且つ僕たちがそれを視界に捕らえ見つからないように観察できるような幸運が起きなければ…。」

    4人「じっ…」

    Aチーム全員で森の方向を目を凝らしてみたが、人の気配などまったく感じなかった。

    日向「この中に2チーム…。」

    辺古山「この2チームがお互い戦って共倒れになってくれれば、嬉しいが…。」

    狛枝「さて、先に進もうか。」


    俺たちはさらに南の崖へと目指した。
  33. 33 : : 2014/03/06(木) 01:02:43



    今日はここまでです。
    では、もう一回チームのおさらい。
    Aチーム(日向、狛枝、辺古山、罪木)武器・ステータス露呈済み
    Bチーム(ソニア、田中、左右田)
    Cチーム(澪田、九頭龍)
    Dチーム(西園寺、花村)
    Eチーム(小泉、弐大、終里、豚神)


    ちなみに他のチームの様子を会話のみ。

    Bチーム
    左右田「お、落ちるぅぅぅ!!!!!」(崖に落ちそうな状況)
    ソニア「大丈夫ですか!?」
    田中「雌猫よ、この状況を一言で例えよう。獅子はわが子に強くなってもらいたいと願い、崖にわが子を落とし這い上がってくる立派な根性を持った子だけを一族の一員として迎えるそうだ。」
    ソニア「じゃあ落として這い上がってくるのを待っていればいいのですね!!よーし、左右田さん、落としますね!!」
    左右田「ソニアさんに落としていただけるのでしたら幸s…じゃなくて、まだ死にたくないです!!!!」泣



    Cチーム
    澪田「うっきゃー!!冬彦ちゃんと一緒なんすか!!よろしくお願いしまむ!!!」
    九頭龍「おい、声がでけぇぞ。他のチームに見つかったら危ねぇだろ…。」
    澪田「おぉ!!さっそく唯吹の心配してくれるんすか!あんまり唯吹と仲良くしちゃうとペコちゃんが泣いちゃうっすよ
    !あ、唯吹は全然ウェルカムっすけど。ペコちゃんが泣いちゃうなら唯吹も遠慮しなくちゃいけねっす!」
    九頭龍「同じチームだから言ってんだ。話が飛躍しすぎだろ…。ちったぁ落ち着け。」
    澪田「おぉ!さすが冬彦ちゃんっす!キュートさに似合わず、クールっすね!そのギャップにペコちゃんがキュンときちゃったんすね!唯吹もキュンときちゃうっす!!」
    九頭龍(どうしよう話が通じねぇ…。)



    Dチーム
    西園寺「はぁぁぁああ???アンタと一緒なの!!?これ絶対他のチームから狙われるパターンじゃん!かくいう私もアンタを殺して一人でさっさと行きたいんだけど!ねぇ一回死んでみない?そしたらこの場所で蘇生のほかに、村に飛ぶこともできるんでしょ?そしたら村の場所がすぐ分かるからさ死んできてよそしたらアンタの死も無駄じゃないからさ?それかわたしのために尽くしてよ!!」
    花村「開始早々言葉責めだなんて…僕もついているねぇええええ!!!!」
    西園寺「あぁぁぁぁもう話通じていないよぉぉぉおおお小泉おねぇぇぇええ助けてぇぇぇえぇえええ」びえぇぇぇぇん
    花村「大丈夫、僕が必ずこのチームを勝利に導くよ!」
    西園寺「じゃあ死ね。」
    花村「」


    Eチーム
    小泉「はぁ…このチーム大丈夫なのかしら…。」
    豚神「案ずるな。俺がいる限りこのチームを勝利に導いてやる。」キリッ
    弐大「無っ、十神がおるならこのチームは安泰じゃな!!作戦などはおぬしに任せるぞ!!」
    終里「なぁなぁ、早く戦おうぜ!!!!」わくわく
    豚神「ふん、これだけ戦力になりそうな人材が揃って且つ、ツッコミもいる。さらに俺のジョブと頭脳があれば無敵だ。小泉、お前を守る。」
    小泉「ほ、本当…?」
    終里「ん?苗木のところのクラスで一緒のやつは、大神らしいな…。」ぴーん
    豚神「な、それは本当か!?それならさらに戦力が備わるぞ。いや、過信してはいけないな。しっかり作戦を練って挑むぞ。」





    通信機(苗木のクラスの方の様子が分かるようになる)はもう少しで使えそうです。

    現在判明している苗木クラスのチーム訳。
    A…苗木・??・??
    B…??・??・??
    C…??・??・??・??
    D…??・??・??・??
    E…大神・??


    が、とりあえず日向のクラスのチームから選んでください。
    それではまた次回!
  34. 34 : : 2014/03/06(木) 23:56:52
    Cチームを頼んます
  35. 35 : : 2014/03/09(日) 02:52:58
    失礼します!
    遅くなりましたが、書き始めます!よろしくお願いします。




    >>34
    ありがとうございます!!これからも頑張っていきますんでよろしくお願いします!!!

  36. 36 : : 2014/03/09(日) 02:54:26
    というわけで、Cチームを書いていきます!
    推しチームでしたが、推しチームだからこそでしょうか…とても話がまとまりづらかったです…。
    この組み合わせ大好きなんですけれど、私だけでしょうか…。
  37. 37 : : 2014/03/09(日) 02:56:24
    *チームが変わるごとに話の主人公(視点)が変わります。視点は常識がある人(Aなら日向)みたいになっていきます。今回は九頭龍視点で話を進めていきます。
    _______________________________________________________


    日向たちが川へ向かうころ…。森ではあるチームが攻撃の動きを見せていた。





    九頭龍「澪田、どうしたんだ?」

    俺は驚いた。
    澪田が突然、ある方向に攻撃を開始した。

    澪田「向こうで輝々ちゃんの声がしたっす。だから、唯吹…攻撃しちゃうっす。」


    澪田唯吹
    ジョブ…アーチャー(獲物を射る者)
    特性…お耳通し/ハイテンション
    素早さ強化型/魔法使用弱化


    そう言って澪田が放った矢は一直線に飛んでいった。
  38. 38 : : 2014/03/09(日) 02:57:25


    ??「うわぁぁぁぁぁぁあああああああ」


    九頭龍「当たったのか?」

    澪田「そうっぽいっす!すごいっすねー唯吹かっこよくないっすか!唯吹のこの耳と、弓があれば敵なしっす!冬彦ちゃん褒めて褒めて!!」
    特性お耳通し→周囲の音を聞きとることが出来、さらに判別することが出来る。アーチャーと組み合わせれば、敵の居場所を知ることが可能。

    九頭龍「あ、あぁ…よくやったな。これで花村は動けねぇだろ…。となると、もう一人いるんじゃねぇか?地図でみれば、ここが花村として…傍にいるやつが同じチームだな。」

    澪田「うーん…誰が一緒っすかねー…。ていうか、輝々ちゃんと一緒だとしたらついてないっすね!」

    九頭龍「さて…こいつを仕留めるか?それとも先へ進むか?」

    澪田「あ、でもでもそっちの方向行ったらもう1チームがこっちに向かってるっす。しかもここ…4人チームっすねー…。戦い挑まれたら、唯吹たち負けちゃうんじゃないすか?」

    九頭龍「だが花村が戦闘不能になってなくても、矢を食らってるんだ。動けねぇことは間違いねぇ。なら、あと一人も戦闘不能にして、花村にとどめをさせば1チーム1つ残機を減らせるんだぜ?」

    澪田「さっすが冬彦ちゃん!ゲスいっす!!考えることが極道っす!!!」

    九頭龍「そうと決まれば向かうぞ!」

    澪田「へい旦那ァ!!!」

    九頭龍「ノリノリだな。」

    澪田「人数減った分、口数増やさねぇとぺらっぺらになっちゃうっす!」

    九頭龍「まぁ、よくわからねぇがあんまり大声出して勘付かれるなよ。っていっても、こっちに気づいていると思うがな。」
  39. 39 : : 2014/03/09(日) 02:58:42
    澪田「冬彦ちゃんは武器、使わないんすか?」

    九頭龍「俺か?」


    九頭龍冬彦
    ジョブ…スナイパー(獲物を仕留める者)
    特性…古傷/駆け引き
    攻撃・回避強化型/防御・素早さ弱化


    澪田「冬彦ちゃん、二丁拳銃なんすよ?弓矢より強いし、唯吹に渡してもらえればもう一回狙い定めて撃てるっすよ??」

    九頭龍「馬鹿か。こんなでけぇ音だしたら、この相手にバレる他に他のチームのやつらに銃持ったやつが森にいるってバレるだろ?」

    澪田「そこまで考えているなんて、…唯吹配慮が足りなかったっすね!ごめんなさいっす!」

    九頭龍「そんなこたぁいい。それより、向かうぞ。」

    澪田「アイアイサー!」


    その瞬間だった。
    花村がいるであろう方向からかまいたちが吹き、視界を遮った。
    俺も澪田も前が見えない状態のようだ。


    九頭龍「チッ、向こうにもうバレてるな…。」

    澪田「うっきゃー!!!前が見えねぇっす!」

    九頭龍「何でそんな嬉しそうなんだよ!!」

    澪田「嬉しくないっす!けど、ちょっとわくわくするっす!」
    特性ハイテンション→気持ちが高ぶると命中率が下がる。但し、歌やダンスなど音楽魔法の支援・援助・攻撃があると命中率が元に戻る。

    九頭龍「落ち着け!!特性説明で命中率が下がるって書いてあるじゃねぇか!!!」

    澪田「落ち着きたくても落ち着けない…それが澪田唯吹っす!!!」ドヤァ

    九頭龍「ドヤ顔してる場合か!!!」

    澪田「で、でも声や音が聞こえなかったっす!!!これは遠くから攻撃しているんすか!?」

    九頭龍「とりあえず、前へ進むぞ!」
  40. 40 : : 2014/03/09(日) 03:00:17
    _______________________________________________________
    特性はこのようにそれぞれのキャラの長所・短所によって発動する特殊能力です。
    他のキャラもそれぞれ使っていくので、楽しんでいただければ幸いです。
    _______________________________________________________
  41. 41 : : 2014/03/09(日) 03:01:16


    俺は前へ進もうとするが、風は勢いを増し、鋭さを増した。
    頬がかまいたちのせいで一筋の傷が入る。

    澪田「だ、大丈夫っすか!?」

    九頭龍「これくらい大丈夫だ…。だが、どうすりゃぁいいんだ…!?」

    澪田「わかったっす。」


    前へ進むのを諦めた澪田はぴたりと止まり、目を閉じた。

    澪田「今、敵の居場所が分かったっす。そして、輝々ちゃんの居場所も分かったっす。だからここからまず輝々狙って、確実に戦闘不能を狙う…、それでどうっすか?」


    九頭龍「澪田…。」

    澪田の一言で、風は収まり、木々の揺れも止まった。
    俺は安堵のため息をつくと、澪田は弓を取り出しある一点を狙っていた。


    澪田「……。まぁ嘘っすけどね。」

    九頭龍「だろうな。」

    澪田「だって音が聞こえないのに分かる訳ないじゃないっすかー!あと輝々ちゃんの声も風で聞こえなかったっす。でもこれ言えば、きっと輝々ちゃんのところへ行くって思ったっす。」

    九頭龍「どう考えてもあの攻撃の仕方は俺たちを近づけないための攻撃だろうからな。澪田、機転が利いたな。感謝するぜ。」

    澪田「へっへー褒めて褒めて!!!」
  42. 42 : : 2014/03/09(日) 03:01:44



    と、二人で安心しきっていたときだった。
    俺の左腕を何かが切りつけた。


    九頭龍「……な…!」

    澪田「え、…冬彦…ちゃん?」

    風のようにそれは走り、俺の左腕はつながってはいるものの赤い血はとめどなく溢れていた。

    九頭龍「聞かれたみてぇだな…。」

    澪田「さっきのことが…っすか!」

    ゆらりと風に紛れて蜃気楼のように揺らめいた何かは俺たちから離れた。
    が、すぐにその姿を現した。
  43. 43 : : 2014/03/09(日) 03:02:21



    澪田「日寄子ちゃん…!」

    西園寺「ごめんね九頭龍おにぃ。でも、私も花村おにぃが同じチームでも勝ちに行きたいの!!」

    九頭龍「お前…!!」

    西園寺は扇子のような武器を両手に持ち、俺たちの前に現れた。
    九頭龍「花村が同じチームとか災難だな…。」

    西園寺「本当にね!!!!もうプチプチしちゃいたいんだけどねー。」

    澪田「輝々ちゃん言われてるっすねー。ま、唯吹も同じチームだったらちょっと危なかったっす。」

    西園寺「とりあえず、交渉に応じてくれればその腕、回復してあげるからさ。」ニヤリ

    澪田「交渉!?」
  44. 44 : : 2014/03/09(日) 03:03:13



    九頭龍「どうせチームを組んで、あの四人チームを一緒に倒そうってことだろ?」

    西園寺「九頭龍おにぃ察しいいねー。うん、その通りだよ。向こうの川からこっちに向かっている4人チームに襲われたらひとたまりもないからね。どうせ2人チームが2つあるんだから、一緒に組まない?」

    九頭龍「もし断ったらどうなんだよ。」

    西園寺「えっとねー、お二人とも戦闘不能にしちゃおうかなー。それに九頭龍おにぃ、血が止まんないみたいだけど、大丈夫ー?」クスクス

    澪田「出血多量で死んじゃうっす!!!や、薬草かポーションプリーズっす!!」

    九頭竜「血がとまんねぇのは特性のせいだな。出血多量で戦闘不能になるのか怪しいとこだが…。」
    特性古傷→斬撃による傷が治りにくい。回復アイテム・魔法の効果も半分になる。

    西園寺「交渉成立したら、同盟組むし、私と花村おにぃのステータスを公開するよ。あと武器とね。その腕だって直してあげるよ。」


    ニヤニヤと笑う西園寺を見、その後俺は澪田を見た。
    どうやら同じ意見のようだ。
  45. 45 : : 2014/03/09(日) 03:04:09


    九頭龍「組むぞ。」

    西園寺「わーい、二人ならそういってくれると思ったよ!じゃあ、薬草あげるね!あと、私の武器は見ての通り扇子。と、これがステータスだよ。」


    西園寺日寄子
    ジョブ…シーフ(奪い取る者)
    特性…風の舞/痛がり
    素早さ強化型/防御弱化


    西園寺「あと、花村おにぃのステータスは持ってこれなかったけど、武器は魔法の杖だよ。それと、仲間を強化する魔法を持っているよ!」

    澪田「じゃあ輝々ちゃんに強化してもらえれば、唯吹たちも強くなれるんすね!!レッツパーリーっすね!!」

    九頭龍「落ち着け。とりあえず、花村を見つけねぇとな。」

    西園寺「ちなみに澪田おねぇの矢は当たったけどそんなにダメージ負ってないから大丈夫だったよ。」しれっ

    澪田「ショックっす!!」ガビーン

    西園寺「一応こっちに来てって脅したんだけどなー…。」そわそわ

    九頭龍「脅したのかよ…。」

    澪田「むむっ、もうすぐ見えるっす!」


    澪田の一言で三人とも同じ方向を向いた。
    するとすぐに花村がこちらに向かって走ってくるのが見えた。
  46. 46 : : 2014/03/09(日) 03:04:43
    澪田「走ってくるなんて…めっちゃ元気じゃないっすか!矢はどこに当たったんすか!?」

    西園寺「左肩だったと思うんだけどー…。見ての通り元気だよ。」

    九頭龍「…、何か後ろから来てねぇか?」



    花村の後ろから何かがこちらに向かってきていた。
  47. 47 : : 2014/03/09(日) 03:05:12

    西園寺「クマ?」

    澪田「トラ?」

    九頭龍「いや、ちげぇだろ…。だって…武器持ってるぞ…!」


    後ろから走ってきたのは、紛れもなく人だった。
    しかもその後ろからさらに何人かこちらに向かってくるのが分かった。
  48. 48 : : 2014/03/09(日) 03:05:49


    澪田「えーっと…さっき話してた、4人チームじゃないっすか?」汗だらだら

    西園寺「はぁ!!!?」

    九頭龍「おい…どういうことだ…。」


    一生懸命走る花村の表情は険しく、こちらに必死さを伝えたと同時に全チームの中で最強ではないかと思われるメンバーを引き連れていた。
  49. 49 : : 2014/03/09(日) 03:06:26



    花村「にっ…逃げてぇぇぇぇえええええ!!」



    花村の叫びに三人とも一斉に走り始めていた。


    九頭龍「おかしいだろ!!何で終里と弐大が同じチームなんだよ!!!」

    澪田「しかも動けるおデブちゃん代表の豚神ちゃんもいるっす!!」

    西園寺「何で小泉おねぇがそっちいるのぉぉぉ戦えないよぉぉぉぉおおお!!!!」泣

    九頭龍「泣くな!!!こっちが泣きてぇよ!!!」

    澪田「ど、どこまで走るんすか!?」

    九頭龍「森を抜ける。そこで戦闘開始するぞ。まず、花村を助けねぇと。」

    西園寺「も、もうすぐ抜けるかな…。」

    澪田「こりゃぁどっきどきのわくわくっすね!!!ヤバイっす!!!」


    そうして三チームが光の差し込む森の入り口へと着いた。
  50. 50 : : 2014/03/09(日) 03:13:28
    今日はここまでです。そろそろプロローグが終わります。
    プロローグが終わると。苗木たちのほうも書き始めますんで、よろしくお願いします。

    では、もう一回指定を…ください…!!!


    Aチーム(日向、狛枝、辺古山、罪木)→武器・ステータス露呈済み。現在崖のある方角を目指し、3人チームと対戦しようとしている。
    Bチーム(ソニア、田中、左右田)→武器・ステータス未露呈。現在崖にいる模様。
    Cチーム(澪田、九頭龍)→武器・ステータス露呈済み。現在Dチームと同盟を組み、4人チームと対戦しようとしている。
    Dチーム(西園寺、花村)→西園寺のみ武器・ステータス共に露呈済み。花村は武器のみ露呈済み。現在Cチームと同盟を結び、花村絶体絶命。
    Eチーム(終里、小泉、弐大、豚神)→武器・ステータス未露呈。現在C,Dチームを追っているところ。


    読んでくれてる方がいるのか不安いっぱいですが、最後まで頑張りますので読んでくだされば嬉しいです…。
  51. 51 : : 2014/03/11(火) 07:47:50
    Aでお願いします。
    とっても面白いです!☆押しちゃいますw
  52. 52 : : 2014/03/11(火) 13:42:50
    またですが、Aでお願いします!

    続きが楽しみです!!
  53. 53 : : 2014/03/11(火) 22:32:27
    これは面白いコンザレス!ですね!支援です!Dチームでおねがいします!
  54. 54 : : 2014/03/13(木) 01:35:20
    お久しぶりです!ちょっと間が空いちゃいましたが、書き込み再開します!
  55. 55 : : 2014/03/13(木) 01:37:59
    >>51
    うわわああああああありがとうございます!
    これからもよろしくお願いします!


    >>52
    ありがとうございます!
    何回でも大丈夫ですよ!!どんどんおっしゃってくださいな!
    頑張って書いていきます!


    >>53
    支援ありがとうございます!!
    これからもよろしくお願いします!Dチームとは…意外なリクエストありがとうございました!
  56. 56 : : 2014/03/13(木) 01:38:50



    えーっとAチームで進めさせていただきます!
    今回の書き込みでプロローグ終了になります!
  57. 57 : : 2014/03/13(木) 01:39:52


    俺たちは南にある崖を目指し、歩き続けていた。
    その崖の近くには、3人チームがいるようで俺たち4人なら勝算があると思ったからだ。
    森には相変わらず2人チームが二組。その森に入ろうとしているもう一つの4人チーム。
    そして俺たちは森を通らず、そのまま進んでいたところでそれは見つけた。



    狛枝「えーっと…誰か倒れているかな?」

    罪木「本当ですねぇ…。だ、誰なんでしょうかぁ?」

    辺古山「待て。敵チームだろう?油断するな。」

    前方に倒れている二人の姿を捉え、全員に緊張が走った。
    日向「何故倒れているんだ?他のチームから攻撃を食らったのか?」

    辺古山「分からないが…、気をつけて進むぞ。罪木、狛枝は私と日向の後ろにつけ。」

    狛枝「分かったよ。」

    罪木「はいぃ…。」

    倒れていたのは、左右田と田中のようだ。

    ぱっと見た感じ、外傷はなく、何故倒れているのかさらに疑問を深めた。


    日向「これ…、戦闘不能なんじゃないか?」

    罪木「戦闘不能…。じゃ、じゃあせめて治療してあげてもいいでしょうかぁ?」

    狛枝「さすが罪木さんだね。倒れている人は放っておけない。その精神こそ、まさに超高校級の保健委員だよ。」

    日向「まぁ…敵だけど、クラスメイトだしな。俺はいいと思うぞ。」

    辺古山「二人がそういうなら…。私も止めはしない。だが、全員いつでも武器を取り出せるよう準備をしておけ。あと、私と日向が横につく。それから魔法を唱えろ。」

    罪木「分かりましたぁ!で、ではいきますねぇ…。」
  58. 58 : : 2014/03/13(木) 01:40:18
    と、罪木が倒れている二人に近づいたところで、何かが落下してくる音が聞こえた。
    一番最初に気づいたのは、狛枝だった。



    狛枝「皆、避けて!」

    3人「!!!」

    罪木以外の三人は思い思いに素早く避け、罪木だけは少し遅れたが落下してくる何かをどうにか避けることが出来た。

    地面にすたっと着地した人物は、甲冑を身にまとい、長い槍を担いで俺たちを見た。
  59. 59 : : 2014/03/13(木) 01:41:31


    ソニア「さすが皆さん、身のこなしがまさに忍者のようでしたね!ちょっと悔しいです!!」


    日向「ソニアか!ということは…。」

    罪木「えぇっと…ここのチームはすごい運命的なチームですねぇ…。」

    狛枝「二次創作魂が燃え上がりそうなチームってことは理解できるね。」

    辺古山「元々3人チームはこの3人と決めてあったのだろうか?」

    ソニア「あ、チーム分けはあみだくじだそうですよ!ソニア、小耳に挟んじゃいました!」

    日向「えーっと、とりあえずチームわけのことはおいておくぞ。つまり、罠だったわけか。」


    ソニア「日向さん、その通りです。田中さんと左右田さんに協力してもらって、奇襲をさせていただきました!でも、狛枝さんだけは当たったみたいですね。」

    罪木「え…?」

    日向「おい…、全員避けたんじゃなかったのかよ?」
    俺は狛枝のほうを見ると、右腕に少し切り傷を負っていた。

    狛枝「落下してきたときにかまいたちか、魔法…かな?僕もさっき気づいたよ…。」

    罪木「は、早く手当てしますね!!!」いそいそ

    辺古山「罪木、狛枝を頼む。日向…、やるぞ。」

    日向「あぁ…!」
  60. 60 : : 2014/03/13(木) 01:42:05


    辺古山と俺は一斉にソニアに攻撃すべく突撃を開始したが、その途中でまた大きな動物が辺古山の前に姿を見せた。

    辺古山「なっ…」

    日向「うわっ!!」

    その大きな動物は俺たちと同じ背丈で、辺古山の刀を短い手で受け止めていた。

    俺たちはすっかり忘れていた。あの2人の存在を。
  61. 61 : : 2014/03/13(木) 01:44:11


    田中「ふはははは!恐れ慄いたか!俺様が召喚せし魔獣にお前らは平伏すのだ!!」

    左右田「ソニアさんかっこよすぎです!!俺もいっちょかっこいいところ見せるぜ!」

    辺古山「くっ…この動物は、…田中が出したのか…!」

    田中「如何にも。俺様の従者であり、手足であり、力なのだっ!さぁ、今こそ破滅を思い知らしてやろう!」


    田中眼蛇夢
    ジョブ…サモナー(魔獣を召喚し者)
    アビリティ…チャンP召喚(敵の攻撃を吸収し、主人を守るチャンPを召喚する)
           ???
           ???
           ???
    特性…躾
    魔法使用強化型/攻撃弱化型


    辺古山「ふ、ふん…。こんな獣…、私の刀で一刀両断してやる…!」

    田中「言い忘れていたが、魔獣の懐へと誘われれば極上の楽園が広がるだろう。」

    辺古山「もふもふっ」もふっ

    日向「辺古山負けるのが早いぞ!!!」

    特性もふもふ好き→召喚獣や哺乳類型モンスターに隙を与えやすい。また、攻撃力が下がる。

    狛枝「辺古山さんの特性はこういうことだったんだね…。これはピンチなんじゃないかな…。」

    罪木「狛枝さんは動かないでくださぁい!!」

    左右田「おい待てよ!!お前らの相手は俺なんだぜ!」


    狛枝「うーん…。腕切ったけれどあんまりリアルじゃないかな…。血が出ているっていう感覚があんまりないかな。これはちょっと危ないかもね。」

    罪木「え、えぇ!?そうなんですかぁ!ふゆぅ…、気づかずに怪我していることもあるかもしれませんねぇ…。観察を徹底しますぅ!」

    左右田「おーい、俺無視か?」

    狛枝「ファイヤ」ぼそっ

    左右田「無視された上に投げやりな攻撃!!」ガーン

    狛枝が放った火の玉は案の定左右田を目掛けて飛んでいったが、対する左右田は特に何も起こさず逃げるだけだった。

    狛枝「あれ?何も反撃しないの?」

    ソニア「えっと…左右田さんの武器はあの丸い小さな盾だけですので。」ぼそっ

    左右田「ソニアさん見限るの早すぎます!」

    日向「じゃあその盾を使えばいいんじゃないか?」

    左右田「あ。」


    俺が言った言葉通り、左右田は火の玉を盾で受け止めようとした。

    すると、火の玉は盾をはじき、Uターンをして狛枝のほうへと向かっていった。


    狛枝「日向クン、敵に助言をしてどうするの。」真顔

    日向「あ、…。」

    左右田「お、…おぉ!?この盾、魔法を弾けるのか!?うっひょーこれなら全然怖くないぜ!!かかってこい!」

    狛枝「あーあ、モブに自信を与えちゃった…。」

    左右田「辛辣!!!」

    日向「防御は出来ても攻撃できなければ一緒だろ。火の玉も武器戻せば消えるんだろ?」

    狛枝「うん。そうだね。」武器消し

    左右田「」
  62. 62 : : 2014/03/13(木) 01:45:30


    俺が狛枝と話していた隙に、ソニアは間合いを詰めていた。


    ソニア「日向さん、覚悟っ!!」

    日向「俺がソニアの相手か…。手加減はしないぞ!」

    そう言い、グローブを嵌めてパンチを繰り出すと、ソニアはしっかりと攻撃を避けながらどこか余裕ある表情だった。


    ソニア「さすが日向さんです…、そんな手袋みたいな武器でもこう…、私の槍と互角とは…っ」

    日向「あぁっ、…褒めても手加減はないぞ…!」

    ソニア「勿論、それでは面白くないですし…ね!!」

    俺のパンチを避けながら、長い槍を俺に向けてくる。
    まさに一進一退の攻防…とでも言うべきだろうか。

    ソニア「なかなかやりますね…。さすが私が認めた人材です…!」

    日向「そっちこそな。」

    他の3人…、いや、もふっている辺古山を除いても攻撃を続けていた。
  63. 63 : : 2014/03/13(木) 01:47:04



    罪木「こ、狛枝さんの魔法が利かないのでしたら…私が相手ですぅ!!!」

    そう罪木の声が聞こえ、左右田と戦っているのが見えた。
    大きくて重いメイスをゆったりと、そして一生懸命に振りながら左右田に迫っていた。

    左右田「うおっ、あぶねぇじゃねぇか!!」

    罪木「これが私の力ですぅ!左右田さんでも手は抜きませんよぉ!」

    左右田「ちっ、しかたねぇ…。俺の奥の手を出してやる!」

    罪木から少し離れると、左右田は懐から何か小さなボールを取り出し、罪木の足元へ叩きつけた。すると、禍々しい煙が立ち上り、あっという間に罪木を包んでいった。

    日向「罪木っ!」


    そう叫んだ瞬間に、俺の頬を槍が掠った。

    ソニア「日向さん、余所見なんていけませんよ!」

    日向「くっ…」

    左右田「俺の技を舐めるなよ。ボールには猛毒の煙が詰め込まれてんだ。一度吸い込めば、呼吸困難間違いなしだぜ!」


    左右田和一
    ジョブ…アルケミスト(調合し者)
    特性…機械改造/臆病者
    素早さ・回避強化型/攻撃・防御弱化型


    ソニア「そうなんです。…左右田さんは錬金術師…。つまり、何でも作れちゃうんです!」

    左右田「いやーそこまで褒められちゃうなんて…。」

    ソニア「でも、田中さんの方が何もないところからハムちゃんを呼べちゃうのですごいです!」

    左右田「」
  64. 64 : : 2014/03/13(木) 01:48:16
    日向「あ、左右田が死んだな。」

    狛枝「今のうちに彼女を助けないと…。」

    依然立ち上る煙を他所にソニアと左右田が会話をしていたが、メイスが煙を一掃した。
    そして、罪木はメイスを振り上げていた。

    罪木「左右田さん…、歯を食いしばってくださぁぁぁい!!」

    左右田「へっ…えぇぇぇえ??」


    メイスは左右田の背中に直撃し、その反動で左右田の身体は小さな弧を描き地面に落ちた。



    罪木「ふゆぅ…、えっと…倒しちゃいましたぁ!」えへへぇ

    その様子は田中も見ており、唖然としていた。

    田中「何故だ、貴様…!何故猛毒の霧を浴びて尚生存しているのだ!?さては貴様…、バジリスク…いや、コカトリスの申し子か!!」

    日向「な、何で罪木無事なんだ!?」

    罪木「はうぅぅ…無事でごめんなさぁぁぁい!!」めそめそ

    狛枝「いや、無事でいいんだよ…。」

    罪木「どうやら私は…、毒とか麻痺とかしないみたいですぅぅ!」
    特性ナースの心得→毒・麻痺など状態異常にかからない。
  65. 65 : : 2014/03/13(木) 01:49:16
    ソニア「なんということでしょう!つまり、左右田さんは無駄死にしたわけなんですね!!」

    日向「死んで尚左右田に傷を負わせるとは…!はっ、辺古山!!そろそろ我に返れ!」

    辺古山「もふもふ…」うっとり

    田中「ククク…、あの楽園にたどり着いたが最後…、戻ってくるものはいない…!」

    狛枝「それはどうかな?おーい、辺古山さーん!九頭龍クンが向こうに見えたよ!」もちろん嘘

    辺古山「ぼっちゃんが…!」はっ

    ソニア「も、戻ってくるなんて…!アッチョンブリケです!」

    田中「馬鹿な…!そのような言霊でこちら側に戻ってくるなど不可能のはず…!」

    日向「辺古山!田中を倒せばすぐ探しに行くぞ。」

    辺古山「そうか。なら、お前を斬るぞ。」
    辺古山は目の色を変えると、田中の元へ駆け寄り、刀を手にした。

    一方の田中は武器など本しかなく、先ほどの魔獣は効果を失ったようでいつの間にか消えており、崖へ崖へと追い詰められていた。
  66. 66 : : 2014/03/13(木) 01:49:42


    辺古山「さぁ、決着をつけるぞ。」

    田中「…!」

    あと一歩。
    あと一歩後ろに下がれば落ちてしまう。そんなところまで田中を追い詰めていた。


    辺古山は刀を振り上げ、俺は思わず目を逸らしてしまった。
    その瞬間、何が起こったのか分からなかった。
  67. 67 : : 2014/03/13(木) 01:50:23


    次に目を開けた瞬間、辺古山の刀は田中を貫いていた。



    が、辺古山の身体には槍が刺さっていた。


    日向「…は…?」


    辺古山は戸惑いの表情をしていた。血反吐を吐くと、ソニアは槍を抜いた。

    辺古山「どういう…ことだ…?」

    ソニア「こういうことです。これも、…作戦だったのです。ただ、これをするのは貴方ではなく、日向さんだったのですが…。」

    ソニアだけが冷静だった。
    そして辺古山と田中の身体は崩れ落ち、ソニアはそのまま崖へと2人を落としたのだ。
  68. 68 : : 2014/03/13(木) 01:51:07


    日向「辺古山ぁぁぁああああ!!!」




    俺はどうしていいか分からなかった。身体が動かなかった。
    それは罪木も、狛枝も同じだった。

    ソニア「田中さん、貴方の死は無駄にはしません。必ず、勝利します…。」

    日向「ソニア…何でこんな作戦を…!」

    ソニア「これはゲームなのです。ちゃんと生き返るのですから、大丈夫なのです。勿論、心苦しくはありますが…。でも、仲間の屍を超えてこそゲームなのです。あ、これ田中さんから教わった言葉なんです。」


    狛枝「日向クン、落ち着いて。僕たちならソニアさんを倒せるよ。」

    罪木「そ、そうですぅ…!辺古山さんのことはあとで治療しますぅ!あとは私たちが戦闘不能にならないように、頑張りましょう…。」
  69. 69 : : 2014/03/13(木) 01:51:49
    日向「そうだけど…、そうだけど…!さっきまで馬鹿やってたのにおかしいだろ!!」

    狛枝「仕方ないよ。いきなりシリアスになることだって、ギャグになることだって、路線変更なんていつでもあるよ。」

    ソニア「生き残るための術ですから!そこは突っ込んだら負けというやつです!」

    罪木「ふゆぅ…、何かこの話やめましょうぅ…。戦闘不能中の田中さんと辺古山さんがかわいそうですぅ…。」



    ソニア「では、改めて、日向さん。勝負ですよ!」

    日向「やっぱり…戦わなきゃいけないのか…!」


    2人同時に駆け出した瞬間だった。
    目を疑った。
  70. 70 : : 2014/03/13(木) 01:52:10
    ソニア「…え?」

    ソニアの首元から血があふれ出たのだ。




    そこにいる全員が絶句した。

    ソニアもそれは同じだった。それだけ、予期せぬ出来事だったのは容易に分かった。

    ただ一人、それにちゃんと反応できていたが。
  71. 71 : : 2014/03/13(木) 01:53:17
    左右田「そ、ソニアさぁん!!!!」
    左右田の叫びで全員が我に返った。
    が、ソニアの首元から流れる血はとまらなかった。

    ソニア「だ、誰がやったのですか…?」


    ソニアの問いかけに答えるように、誰もいなかったはずのそこに一人、いや二人が立っていた。
  72. 72 : : 2014/03/13(木) 01:54:26

    西園寺「…、ソニアおねぇに怨みはないけどさ。隙だらけだったよ。」


    日向「西園寺…、と、花村か!?」

    西園寺は花村を背負ったまま、ソニアに攻撃を行った。そんな西園寺も、頭から血を流していた。


    西園寺「うん、さっき花村おにぃはやられちゃったよ。だけど、姿を消していたから攻撃できたよ。」

    狛枝「何で僕らには攻撃しなかったの?姿を消してるのなら、できるんじゃ…。」

    西園寺「私も…限界だから。この一撃が…、私の精一杯だったからね。じゃあ、お先に失礼するね。」

    そういうと西園寺は何かアイテムを使って、俺たちの目の前から消えた。
  73. 73 : : 2014/03/13(木) 01:55:48

    突然の刺客だった。
    ソニアもこれには予期しておらず、もう体力も限界のようだった。


    ソニア「では…、決着がつきましたね。私の負けです。ですが、次あったときは腕を洗って待っててください!」

    日向「お、おい…。決着というか、横槍というか、…。」

    ソニア「いや…、もういいんです。さっきの作戦はチームの作戦。私は、田中さんの元へ謝りに行きます!」


    ソニアはそういうと、崖から勢いよく飛び降りたのだ。







    罪木「はうぅぅ…、おかしなことばかり起きますぅ!」

    狛枝「何だったんだろうね。とにかく、辺古山さんを探しに行かないと…。」

    日向「異常なスピードで物事が進んだな。つまり、田中と辺古山、ソニア、あと花村が戦闘不能か?」
  74. 74 : : 2014/03/13(木) 01:56:15


    ??「やっほー、大丈夫かなぁ?」



    罪木「ふぇぇぇ、バッジから声が聞こえますぅう!!」

    日向「この声は…、七海か?」

    七海「そうだよ。やっと通信機が使えるようになったからね。今、戦闘不能が分かっているのは、田中クン、辺古山さん、ソニアさん、花村クンだったよね?」

    狛枝「じゃあその5人はもう確定なのかな?」

    七海「うん、あ、今左右田クンが戦闘不能になったかな?」

    日向「は?左右田?さっきそこに…」

    と、振り返ったところには誰もいなかった。
    どうやら、ソニアたちのあとを追って崖を降りたみたいだ。
  75. 75 : : 2014/03/13(木) 01:56:38


    七海「これで6人かな。日向クンは心を痛めているみたいだけれど、大丈夫かな?」

    日向「え?」

    七海「これはゲームだから、対人戦、対チーム戦をもっと楽しんでほしい…かな。戦闘不能になっても、タンスの角に小指をぶつける程度の痛さ×2倍だから大丈夫だよ。」

    日向「いや、それは痛いぞ。」
  76. 76 : : 2014/03/13(木) 01:57:20
    狛枝「じゃあ、辺古山さんを助けにいかなきゃね。」

    罪木「でもこの崖を降りたら戦闘不能になっちゃいませんかぁ?」

    七海「大丈夫だよ。皆なら。ソニアさんと左右田クンは傷が深かったからね。ただ落ちるだけなら、何も落ちてない道路でこけたぐらいの痛さだから。戦闘不能にはならないよ。」

    罪木「で、でもこの高さから落ちるのはちょっと気がひk」
    つるっ



    崖の下を覗いた罪木が足を滑らせ落ちたようだった。

    狛枝「…、僕たちも行こうか。」

    日向「あ、あぁ…そうだな。」
  77. 77 : : 2014/03/13(木) 01:57:57
    七海「ん?ここで通信終わらなくちゃいけないや…。私はこれで失礼するね。あと…、後ろ気をつけてね?」



    日向「後ろ?」


    そう言って振り返ると、勢いよく走ってきた豚神が俺と狛枝に当たりそのまま三人崖に放りだされてしまった。



    日向「うわぁぁああああああ」



    そして霧の中で俺の意識は閉ざされてしまった。
  78. 78 : : 2014/03/13(木) 01:58:13




    七海「日向クン、これからが本番…だと思うよ?」



    プロローグ 終了

    第一章「合流」に続く
  79. 79 : : 2014/03/13(木) 02:01:51
    というわけで、ここでプロローグを終わります!
    次回からは第一章という形でお送りします。やっと、やっと!苗木くんたちの出番です!!


    第一章に移るわけなのですが、
    安価のほうもおいておきますので
    リクエストとかありましたらできるだけ反映していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

    ちなみに次回は、苗木くんたちのチームの様子や、日向くんたちがどうなったかを書きたいと思います!
    その後、また安価とりますのでよろしくお願いします!

    ではでは、失礼します!




    第一章の記事?ができましたら、リンク貼りますのでよろしくお願いします。それまではリクエストどしどし受け付けておりますので是非是非!
  80. 80 : : 2014/03/13(木) 03:11:45
    お疲れさまです!!面白いです!続きが楽しみです!
  81. 81 : : 2014/03/16(日) 00:05:12


    すみません!

    1章作ったので、貼っておきます!

    http://www.ssnote.net/archives/12048

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