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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

能力者兵団1話《あの日》

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  1. 1 : : 2014/03/01(土) 14:11:57
    進撃の巨人×onepieceです

    onepieceのキャラクターは登場しません
  2. 2 : : 2014/03/01(土) 14:12:58
    すいません、ONEPIECEでした
  3. 3 : : 2014/03/01(土) 14:18:37
    期待!
  4. 4 : : 2014/03/01(土) 14:33:41
    シガシンナ区

    エレン「これ、拾ったんだが、なんだと思う?」

    エレンは手に変な模様の奇妙な果実を持っている

    ミカサ「なにそれ?」

    エレン「わからないからきいてるんだろ?」

    ミカサ「私もこんな木の実は見たことがない」

    エレン「ミカサも知らないのか……アルミンなら何か知っているかもしれないな」

                   ・
                   ・
                   ・

    アルミン宅

    アルミン「変な木の実?」

    エレン「ああ、これなんだけど…」

    エレンはさっき拾った実をアルミンに渡した

    アルミン「これは!!!」

    アルミン「
  5. 5 : : 2014/03/01(土) 14:34:27
    アルミン「 はミスです
  6. 6 : : 2014/03/01(土) 14:53:04
    エレン「かなり驚いてるが、一体何なんだ?」

    アルミン「これは《悪魔の実》という果実だ」

    エレン「………あくまのみ?」

    アルミン「海の秘宝とも言われるもので、これを口にしたらいろいろな能力が使えるようになるんだ」

    エレン「へぇ~…どんな能力?」

    アルミン「能力は実によって違うんだ。どんな能力なのかは食べてみないとわからない」

    アルミン「現在の兵士のほとんどは能力者らしいよ」

    エレン「そうなのか…だったらおれも食ってみよう」

    アルミン「でも食べるならよく考えて食べたほうがいいよ、それは一度口にすると、海に嫌われて一生かなづちなるし、悪魔の実を二つ以上食べたら体が粉々になるんだ」

    エレン「海って言ったら外の世界にある塩の湖のことだよな?
    …海に入ってみたいしなぁ…」

    アルミン「別に食べるか食べないかは自由なんだし、よく考えてからにしたらどうだい?」

    ミカサ「私もそう思う」

    エレン「そうだな」
  7. 7 : : 2014/03/01(土) 14:53:37
    ミカサはなんの能力がいいですか?
  8. 8 : : 2014/03/01(土) 16:14:37
    エレン「もうこんなこんな時間に」

    ミカサ「もう、帰らなくちゃ」

    エレン「そうだな、悪魔の実は今日ゆっくり考えるよ
    じゃあアルミン、また明日」

    アルミン「うん、バイバイ」
  9. 9 : : 2014/03/01(土) 16:38:02
    エレンの家

    夕食

    カルラ「エレン、そのへんな果物はなに?」

    カルラが悪魔の実についてたずねる

    エレン「これのこと?
    これは《悪魔の実》っていう果物らしいよ」

    カルラ「あくまのみ?………確かハンネスさんも食べた言ってたわね」

    カルラ「美味しいなら、剥いてあげるわよ」

    グリシャ「いや、カルラその果物はそのまま食べれるよ」

    カルラ「ああ、そういえばあなたも食べたことがあるって言ってたっけ?」

    グリシャ「しかし、よく見つけたな」

    エレン「父さんも食べたんなら、何か能力が使えるの?」

    グリシャ「ああもちろん、私の食べた実の名前は《オペオペの実》だ」

    エレン「どんな事ができるの?」

    グリシャ「相手を傷つけずバラバラに出来る能力だが、実際に見たほうが早いだろ」

    グリシャ「room」ヒュン

    グリシャは手のひらから不思議なサークルを広げた

    グリシャ「エレン、少しじっとしててくれ」

    エレン「え?ズバッ

    エ/レン「」

    グリシャが突然エレンの首を切り落とした
  10. 10 : : 2014/03/01(土) 17:00:57
    ミカサ「お…おじさん!?
    なんでエレンを!?」

    グリシャ「安心しろミカサ、エレンは無事だ」

    ミカサ「え?」

    エレン「あれ?おれ切られたのになんで生きてるんだ?」

    ミカサ「エレンがお化けになった!」

    グリシャ「これが《オペオペの実》の能力だ。
    大丈夫、ちゃんと元に戻せるから」

    心配そうなミカサにそう付け加えた

    ミカサ「エレン、体に異常はない?」

    エレン「ああ、不思議と大丈夫だ。胴体の方も動かせるし」

    カルラ(首だけで喋る自分の息子を見るのも、変な感じね)

    グリシャ「更にこれをもっとバラバラにして、」

    エ/レ/ン「ちょっ…父さん」

    グリシャ「シャンブルズ」ヒュ

    切られたエレンのパーツが飛び回る

    エレンのパーツが合体する

    エレン「あれ?なんかおかしい」

    首の部分から足が生え、腕の部分に頭が生え下半身から腕が生えていた

    ミカサ(エレンには悪いけど気持ち悪い…)

    カルラ(首だけ息子の次はバラバラ息子…)

    エレン「おれで遊ばないでよ父さん!!!」

    グリシャ「ハハハ、すまないエレン、調子に乗りすぎた」
  11. 11 : : 2014/03/01(土) 17:03:53
    エレンはグラグラ?
  12. 12 : : 2014/03/01(土) 20:16:15
    いや、違います
  13. 13 : : 2014/03/01(土) 21:24:00
    エレン「でもすごいな悪魔の実の能力って」←元に戻った

    グリシャ「私のこの能力は医者の仕事でも役立っている」

    カルラ「だからお父さんはこの街でも有名な医者なのよ」

    エレン「おれも食べようかな…」

    ミカサ「エレンは自分のがあっていいな、私も欲しい」

    グリシャ「実はもう一個悪魔の実をもっているんだ、ミカサにはそれをあげよう」

    ミカサ「いいの?おじさん」

    グリシャ「ああ、私はもう食べられないしね」

    エレン(そういえばアルミンが悪魔の実は二つ以上食べられないって言ってたな)

    ミカサ「ありがとうおじさん」
  14. 14 : : 2014/03/01(土) 21:49:50
    次の日

    アルミン「エレン!ミカサ!」

    エレン「どうしたんだアルミン」

    アルミン「昨日エレンが持ってた悪魔の実について調べてたんだ」

    アルミン「《悪魔の実図鑑》っていうのがあってね。
    それによるとエレンの持っている実は《メラメラの実》っていうらしいんだ」

    エレン「メラメラの実?」

    アルミン「体を炎に変化させて操ることができるらしいよ」

    エレン「炎か………カッコイイな」

    ミカサ「その、《悪魔の実図鑑》ってなに?」

    アルミン「悪魔の実の形やその能力について書いてある図鑑だよ」

    ミカサ「これはなんていう実かわかる?」

    アルミン「ミカサも悪魔の実を持ってるの!?」

    ミカサ「おじさんにもらった」

    アルミン「でもミカサの持っているみは図鑑には載ってないからわからない」

    ミカサ「じゃあエレンやおじさんの能力と同じかもしれない」

    アルミン「いや、それはない」

    エレン「どうしてだ?」

    アルミン「この世に同じ能力の悪魔の実は存在しないんだ」

    ミカサ「?…でもそれじゃあなんでメラメラの実は図鑑のってるの?
    悪魔の実の能力は食べてみないとわからないんだったら、誰かが一度メラメラの実を食べたってことになる。
    でもこの世に同じ悪魔の実は存在しない…矛盾してる」

    アルミン「うん、僕もそれは疑問に思った。
    だけど僕も、悪魔の実についてはそんなに詳しい方じゃないからわからないんだ」
  15. 15 : : 2014/03/01(土) 22:01:56
    エレン「それはそうと、おれもこの実を食べてみるよ」

    アルミン「いいんだね?」

    エレン「ああ、決めたんだ

    そう言ってエレンが悪魔の実を取り出した

    エレン「じゃあ………食うぞ?」

    二人は黙って頷いた

    エレン「」ガブ

    エレンが悪魔の実をかじった

    エレン「」モグモグ

    ミカサ・アルミン「」ドキドキ

    エレン「うっ」

    ミカサ・アルミン「!!!」

    エレン「うっ………う…」

    ミカサ「どうしたのエレン?」

    エレン「ま………まずい」

    二人は同時にずっこける

    アルミン「脅かさないでくれよエレン…」

    エレン「ごめん……でも本当にまずいんだ。
    例えるなら…腐ったチーズのような味…」

    アルミン「すごそうだね」
  16. 16 : : 2014/03/02(日) 13:16:28
    ミカサ「体に何か変化は?」

    エレン「いや、特に何も…」

    アルミン「まあそれが偽物じゃないかぎり、いつか自分の変化にきづくと思うよ」

    ミカサ「じゃあ、私も食べてみる」ガブ

    アルミン「流石ミカサ、躊躇ないね」

    ミカサ「うっ……ほんとにマズイ…」

    ミカサは口に手を押さえる
  17. 17 : : 2014/03/02(日) 13:42:22
    帰る途中

    エレン「調査兵団だって悪魔の実を食べたらしいしな、これでおれももっと強くなるぞ」

    ミカサ「エレン……まだ調査兵団に行こうとしてるの?」

    エレン「当たり前だろ!?」

    エレンとミカサの前に困った顔の男の子が二人立っていた

    エレン「どうしたんだ?」

    男の子A「ボールが木に引っかかったんだよ」

    男の子B「でも僕達は木登りができないから、とりにいけないんだ」

    エレン「ボール?」

    エレンが木を見上げた、確かにボールが引っかかっている

    ミカサ「私が取りに行く」

    エレン「お前スカートだろ?おれが取りに行くよ」

    そう言ってエレンが木にのぼり始めた

    ミカサ(結構高いから、エレンでも取れるかわからない。
    落ちてくればいいんだけど)

    ミカサがそう念じていると、ボールを引っ掛けた枝がバキバキと音を立てた。
    そのまま枝がボールと一緒に落ちる

    男の子A「あれ?勝手に落ちてきた」

    男の子B「お兄ちゃーーん!落ちてきたよ」

    エレンに知らせる

    エレンはそのまま木から降りた

    エレン「どうなってんだ?そんなに脆そうな枝じゃなかったけど…」

    男の子達は礼を言って去った

    ミカサ(まさか……今のが私の能力?…)
  18. 18 : : 2014/03/02(日) 20:31:54
    エレンの家

    エレン「父さん、おれも悪魔の実を食べたよ」

    グリシャ「そうか、どんな能力だったんだ?」

    エレン「まだ使ってないんだけど…炎を操る能力らしいよ」

    グリシャ「なるほど、それは便利だな、さっき母さんが薪を燃やすと言っていたから、手伝ってきたらどうだ?」

    エレン「そうするよ」

    エレンはカルラの方に行った

    グリシャ「そういえば、私があげた実は、どんな能力だったんだ?」

    ミカサ「……まだ、あまりよくわからない…」

    グリシャ「まあ…焦らなくても時期にわかるだろう」
  19. 19 : : 2014/03/02(日) 20:49:46
    エレン「母さん、おれが薪を燃やしておくよ」

    カルラ「あらそう?じゃあ母さんはご飯の準備をしとくわね」

    カルラ「あれ?マッチは使わないの?」

    素手で火をおこそうとしているエレンにきいた

    エレン「うん、おれも悪魔の実を食べたんだ」

    エレン「見てて」ボゥ

    エレンの腕が炎に変わった

    カルラ「すごいわね、悪魔の実って…(でも二日目続けて、息子の人間離れした姿を見ることになるなんてね)」

    エレン「よし、このまま一気に燃やすぞ!」

                ドカーン!!!

    家中に爆発音が鳴り響く

    グリシャ「な、何がおこった!?」

    グリシャとミカサが急いで駆けつける

    カルラ「エレンが台所を吹き飛ばしちゃったみたい…」

    エレン「ごめんなさい…やりすぎた…」

    グリシャ「……作り直さないといけないか…」

    グリシャが頭を抱えて、そうつぶやく

    エレン「ミカサ、おれは今のを《火拳》と名付けることにする」

    ミカサ「…名前をつけるのはいいけど、反省してるの?エレン…」
  20. 20 : : 2014/03/02(日) 20:59:25
    エレンアホやな
  21. 21 : : 2014/03/02(日) 21:12:02
    グリシャ「エレン、一言いいかい?」

    グリシャが真剣な顔で言う

    エレン「なに?」

    グリシャ「こんな言葉がある。
    大いなる力には、大いなる責任がともなう
    最近は自分の能力に自惚れ、ひどいことを平気で行うような輩が増えている。
    そんな奴らが、母さんやミカサやアルミン、お前の友達を襲うかもしれない、そんな時にも人にその能力を使うななんて言わない。
    だけど、そいつらと一緒のことだけは、しないでくれ」

    エレン「わかってるよ…父さん」
  22. 22 : : 2014/03/02(日) 21:12:55
    今頃だけど、コメントありがとう×3
  23. 23 : : 2014/03/02(日) 21:52:59
    一週間後

    あの日

    ハンネス「よお、エレン」

    エレン「ハンネスさん!」

    ハンネス「イェーガー先生からきたぞ。
    お前、悪魔の実を食べたらしいな?」

    エレン「そういうハンネスさんだって、悪魔の実を食べたって母さんが言ってたぞ」

    ハンネス「知ってたのか!?…だったら話が早い。
    おれの食べた実は《モクモクの実》だ」

    ハンネス「体を煙に変化できてな、空もフワフワ飛べるし、結構便利だぜ」

    エレン「おれは《メラメラの実》だ。体を炎に変化出来る」

    ハンネス「ほー、そんじゃあお前もおれと同じ《自然系》の悪魔の実ってことだな」

    エレン「ろぎや?…」

    ハンネス「悪魔の実の能力には《超人系》(パラミシヤ系)と《動物系》(ゾオン系)と《自然系》(ロギヤ系)の三つの種類があるんだ」

    ハンネス「簡単に言うと、《超人系》は体の一部の変化や、人体が強化される能力のことをいい、《動物系》は動物に変化する能力のことをいい、《自然系》は自分の体を全く別の物質に変化することができることをいう」

    エレン「へえ、能力にも種類があるんだな」

    ハンネス「まあ、希に例外もあるが、《自然系》は三種の中で最強の種と言われているんだ」

    エレン「じゃあおれも最強の種か!?」

    ハンネス「そういうことだな」
  24. 24 : : 2014/03/02(日) 22:02:54
  25. 25 : : 2014/03/03(月) 21:02:15
    駐屯兵「ハンネスー!こっち来いよ!」

    駐屯兵の一人がハンネスを呼ぶ

    しかしその手には酒瓶が握られていた

    エレン「また…飲むの?…」

    ハンネス「お前らも一緒にどうだ?」

    エレン「いや……仕事は?…」

    ハンネス「おう、今日は門兵だ」

    ハンネス「おれたちもやがて腹が減り、喉も渇く。
    飲み物の中に酒が入ってたことは些細な問題にすぎない」

    エレン「そんなんで、やつらが壁を壊したときに戦えんの!!?」

    駐屯兵「威勢がいいな、医者の息子。
    やつらが侵入したときはそらしっかりやるさ、でもそんなことは100年間一度もないんだぜ」

    エレン「でも、そうやって安心してるときが一番危ないって、父さんも言ってたぞ!!」

    ハンネス「まあ…確かにそうかもな。
    でもなぁ……やつらにこの、50mの壁をどうにかできるとは思えねぇえんだ」

    エレン「じゃあ、最初から戦うつもりなんかないってことか!?」

    ハンネス「そうだな」

    ハンネス「しかしな、エレン…兵士が活躍するってときはそれこそ最悪の事態だ。
    おれたちが「タダ飯ぐらい」ってバカにされてるほうが、みんなは平和に暮らせるんだぞ?」

    駐屯兵「ハンネスの言うとおりだ、全く…
    壁の外に出ようっていう《調査兵団》のきがしれねぇえ」

    エレン「……!!」

    エレン「一生壁の中から出られなくても…飯食って寝れば生きていけるよ…でも…それじゃあ…まるで、家畜じゃないか…」

    エレンはそう言い残し、去っていった

    ハンネス「まさかあいつ…調査兵団に入りたいのか?」
  26. 26 : : 2014/03/03(月) 21:04:39
    誤ロギヤ
    正ロギア
  27. 27 : : 2014/03/03(月) 21:15:00
    エレン「悪魔の実最強の自然系でも、あんなんじゃ、宝の持ち腐れじゃないか」

    ミカサ「調査兵団はやめておいたほうがいい」ボソ

    エレン「お前も調査兵団をバカにするのか!!?」

    ミカサ「バカにするとか、そういうのじゃ…カン  カン  カン  カン  カン  カン  カン  カン  カン  カン  カン  カン  カン  カン

    街中に鐘が鳴り響く

    町民「調査兵団が帰ってきたんだ!!正面の門が開くぞ!」

    エレン「英雄の凱旋だ…!!」
  28. 28 : : 2014/03/03(月) 21:15:25
    誤字訂正ありがとうございます
  29. 29 : : 2014/03/03(月) 21:34:43
    しかしエレン達が目にしたのは、心身共にひどくやつれた、調査兵団の姿だった

    女性「あの…息子が…ブラウンが見つからないんですが…どこでしょうか!?…」

    キース「……ブラウンの母親だ…持って来い…」

    女性「………え?」

    持ってこられた包みの中に入っていたものは、人の腕だった

    キース「それだけしか…取り返せませんでした…」

    女性「うっ………うああああああああぁぁぁぁぁ!!!」

    女性「うっ…うう……でも…息子は…役に立ったのですよね……」

    女性「息子の死は!!人類の反撃の糧になったのですよね!!?」

    キース「もちろん………」

    キース「………いや………
    ……今回の調査で…我々は…今回も…なんの成果も!!得られませんでした!!」

  30. 30 : : 2014/03/03(月) 22:05:49
    エレンとミカサは家に帰宅した

    エレン「ただいま」

    グリシャ「おかえりなさい」

    カルラ「遅かったのね、二人共」

    エレン「まあ……いろいろあって…」

    エレン「あれ?父さん、今から出かけるの?」

    グリシャ「ああ、二つ上の街に診療だ」

    ミカサ「……エレンが……調査兵団に入りたいって…」

    カルラ「エレン!!何考えているの!?
    壁の外に出た人類が、どれだけ死んだかわかってるの!?」

    エレン「わ……わかってるよ!!」

    グリシャ「どうして調査兵団に行きたいんだ?」

    エレン「知りたいんだ!外の世界のことを…
    それに、ここで誰も続く人がいなかったら、今までに死んだ人達の命が無駄になる!」

    グリシャ「……そうか……船の時間だ、そろそろ行くよ」

    カルラ「ちょっとあなた!…エレンを説得して!!」

    グリシャ「カルラ…
    人間の探究心とは、誰かに言われて抑えられるものではないよ」

    グリシャ「……………エレン
    帰ったらずっと秘密にしていた地下室を…見せてあげよう」

    エレン「ほ…本当に!?」

                  ・
                  ・
                  ・

    カルラ「……エレン…ダメだからね、調査兵団なんてバカなまね…」

    エレン「は!?バカだって!?…」

    エレン「おれには…家畜でも平気でいられる人間のほうが、よっぽどマヌケに見えるね!!」

    カルラ「………!!…エレン」

    ミカサ「・・・・・・」
  31. 31 : : 2014/03/03(月) 22:22:34
    悪ガキ1「どうした異端者
    悔しかったら殴り返してみろよ!」

    アルミン「そ…そんなことするもんか!
    それじゃあお前らと同レベルだ!!」

    悪ガキ2「なんだと!?」

    アルミン「僕の言ったことを正しいと認めてるから…言い返せなくて、殴ることしかできないんだろ!?」

    悪ガキ1「う……うるせぇぞ屁理屈野郎!!」

    エレン「やめろ!!!」

    悪ガキ「「「エレンだ!!!」」」

    悪ガキ1「あの野郎、今日こそぶちのめすぞ!!」

    悪ガキの一人がエレンに殴りかかった
    しかし、なぐりかかった拳がエレンの体を通過した

    悪ガキ1「な…なんだこれ!!?
    あちっ!」

    エレン「もう一度殴ってきたら、こんどはお前の腕を灰にするぞ!!」

    悪ガキ1「くそう……何なんだその体は!!?」

    悪ガキ3「あっ!!?…ミカサまできやがった!!」

    悪ガキどもが逃げていった

    エレン「……おい!大丈夫かアルミン?」

    アルミン「………ひ…一人で立てるよ」
  32. 32 : : 2014/03/04(火) 21:11:16
    アルミン「人類はいずれ、外の世界に行くべきだって言ったら…
    殴られた。異端だって」グスン

    エレン「くっそー、外に出たいってだけでなんで白い目で見られるんだ」

    アルミン「そりゃ…壁の中にいるだけで100年ずっと平和だったからだ」

    アルミン「下手に外に出ようとして、ヤツらを壁の中に招くようなことが起きないように、政府の方針として、外の世界に興味を持つこと自体をタブーにしたんだ」

    エレン「つまり政府がビビリすぎっつーだけの話だ!」

    アルミン「…そうなんだよ、でも本当にそれだけの理由なんだろうか?」

    アルミン「それにもう一つある
    この壁内には、《ポーネグリフ》というのがあるんだ」

    ミカサ「…ポーネグリフ?…」

    アルミン「ポーネグリフとは、永久的に壊れない不思議な石を使っていて、人類の歴史を刻んでいるんだ」

    エレン「いつの歴史だ?」

    アルミン「巨人の発生や、壁の誕生…それまで人々が何をしていたかなど…今から107年前の謎の《空白の歴史》についてが記されているらしい…」

    エレン「空白の歴史…」

    アルミン「あくまでも、噂だけどね」
  33. 33 : : 2014/03/04(火) 21:29:51
    アルミン「ポーネグリフには、古代文字や壁内では使われていない謎の文字が使われているから、誰も読むことができないんだ」

    アルミン「だけど、何か重大な秘密があるのは間違いない」

    アルミン「ポーネグリフを調べることは、壁内において最大のタブーなんだ。
    バレたらすぐに極刑が強いられるほどね」

    エレン「そんな重大な歴史なら、政府はもっと人類の役に立つように、解読したりしねぇのかよ!?」

    アルミン「さあね…少なくとも政府はポーネグリフを危険視してるみたいだよ。
    政府自身がポーネグリフを守るために尽力してるみたいだしね」

    エレン「……なんで政府も他の連中も、外の世界には消極的なんだ!?
    家畜のままでもいいってのか!?」

    アルミン「だって…危険だし…気持ちは分かるけど」

    アルミン「確かに、この壁の中は未来永劫安全だと信じきってる人はどうかと思うよ。
    100年壁が壊されなかったからといって、今日壊されない保障なんか、どこにもないのに…」

                ドォ!!!!
  34. 34 : : 2014/03/04(火) 21:47:24
              ビリ      ビリ

    街中に衝撃が走る

    エレン「!?……………は!?……」

    エレン「何だ!?………地震ってやつか?」

    壁の方を見上げる人々がいた

    エレン「行ってみよう」

    エレン「何が見えるんだ!?」

    壁を見上げると、人の手のようなものが壁の頂上を掴んでるのが見えた

             ・・・・・・・・・!?

    アルミン「そんな!!…あ…あの壁は……ご…50m…だぞ……」

    エレン「…あ………………やつだ……巨人だ」

    壁の上から皮膚のない、推定でも60mもある巨人が街を見下ろしていた

    その巨人は壁の開閉扉を蹴りくだいた




             


             その日 人類は思い出した

            ヤツらに 支配されていた恐怖を

            鳥籠の中に 囚われていた屈辱を…





  35. 35 : : 2014/03/04(火) 22:06:10
            ドッゴォォォォォォォ!!!!

    すざまじい爆音とともに、破壊された扉の破片が四方八方に飛び散り、街中に降り注いだ

    アルミン「か…壁に穴を開けられた!?…」

    街中に人々の悲鳴が鳴り響く

    アルミン「逃げるぞ二人共!!
    早くしないと、次々と巨人が入ってくる!!」

    エレン「!?」ダッ

    ミカサ・アルミン「エレン!?」

    エレン「壁の破片が飛んでいった先に家が!!
    母さんが!!!」

    ミカサ「!!」ダッ

    アルミン「ミカサ!!」

    アルミン「もう…ダメなんだ……この街は…もう…
    無数の巨人に、占領される!!!」



    エレン(家に当たってるわけがない)ハァハァ

    エレン(とっくに逃げたに決まってる…)ハァハァ

    エレン(あの角を曲がれば…いつもの家が…)ハァハァ

    エレン「ハッ……!!……クソッ!!」


    エレン「母さん!!!」

  36. 36 : : 2014/03/05(水) 15:21:00
    家は破片に潰されていた

    エレン「……母さん?」

    カルラ「……エレンかい?」

    カルラは瓦礫の下敷きになっている

    エレン「ミカサ!そっちをもて!!
    この柱をどかすぞ!!」

    エレンとミカサでカルラを救出しようとする

    エレン「いくぞ!!せーの!!」ググ

             ウオオオオオオ!!!

    「「「!!?」」」

    何匹かの巨人が、近くの方で吠えていた

    エレン「うっ!!………」

    ミカサ・カルラ「・・・・・・・」


    カルラ「きょ…巨人が…入ってきたんだろ?」

    カルラ「エレン!!!ミカサを連れて逃げなさい!!!」

    エレン「に…逃げたいよおれも!!!
    早く出てくれよ!!早く!!一緒に逃げよう!!!」

    カルラ「母さんの足は瓦礫に潰されて、ここから出られたとしても走れない…わかるだろ?」

    エレン「おれが担いで逃げるよ!!!」

    カルラ「どうしていつも母さんの言うこと聞かないの!
    最後くらい言うこと聞いてよ!!」

    カルラ「ミカサ!!!」

    ミカサ「ヤダ…イヤダ…」

    エレン「そうだ!!
    おれの能力でこの瓦礫を吹き飛ばせば…」

    ミカサ「ダメ、エレン!!!
    あなたは自分の能力をコントロール出来てない!おばさんまで巻き込んでしまう!!」

    エレン「だったらどうすればいいんだよ!!?」
  37. 37 : : 2014/03/05(水) 15:52:08
          ズシン    ズシン    ズシン

    金髪の巨人が3人に近づいてきた

    カルラ「二人とも逃げて!!」

    エレン「急げミカサ!!」  ミカサ「うん!……」

    カルラ(このままじゃ…3人とも…)

    兵士が一人、3人を助けるために駆けつけた

    カルラ「ハンネスさん!!!」

    カルラ「待って!戦ってはダメ!!
    子供たちを連れて…逃げて!!!」

    ハンネス「見くびってもらっちゃ困るぜ、カルラ!!」

    ハンネス「おれはこの巨人をぶっ殺して、きっちり3人とも助ける!!
    恩人の家族を救って、ようやく恩返しを…カルラ「お願い!!!」

    ハンネス「……………!!(確実に…確実に二人だけは助ける方をとるか…巨人と戦って、全員助ける賭けに出るか…
    カルラの願いに答えるか…おれの恩返しを通すか!!…)

    ハンネス(おれは!!!)グッ




    巨人「」二ター



    ハンネス(おれは…)ブル

    エレン・ミカサ「「!?」」ガシ!

    ハンネスがエレンとミカサを抱えた

    カルラ「ありがとう…」

    エレン「ハンネスさん!!?
    何やってんだよ!!…母さんがまだっ」

    カルラ「エレン!!ミカサ!!」

    カルラ「生き延びるのよ!!…」

    カルラの脳裏に家族で過ごした日々が蘇る

    カルラ「…い…行かないで…」

    エレン「やめろぉぉぉおおお!!!!」

    カルラの体が巨人に握りつぶされ、ベキベキと嫌な音をたてる

    エレン「あ………」



    そのまま…カルラ巨人に食べられてしまった


  38. 38 : : 2014/03/05(水) 15:53:29
    しまった、大事なところでミスしてしまった


    カルラ巨人に×⇒カルラは巨人に〇
  39. 39 : : 2014/03/05(水) 16:13:10
    ハンネス「」ハァハァ

    エレン「」ガッ

    ハンネス「いっ…!?」

    エレンがハンネスの後頭部に肘打ちする

    ハンネス「エレン!?…何を…ヒュ

    エレンの蹴りがハンネスの顔面をすり抜け、空を切る

    エレン「もう少しで母さんを助けられたのに!!…
    余計なことすんじゃねぇよ!!!」

    エレンのパンチを、ハンネスが煙になって受け流した

    そのままエレンを投げ飛ばす

    エレン「くっ!!…」

    ハンネス「お前の母さんを助けられなかったのは…
    お前に、力がなかったからだ…」

    エレンは怒りにまかせて、ハンネスに殴りかかった

    ハンネスがそれを防ぐ

    ハンネス「おれが!…巨人に立ち向かわなかったのは…
    おれに勇気がなかったからだ!…」

    エレン「……!!」

    ハンネス「…すまない……すまない…」

    ミカサ「…ああ……またこれか…」
  40. 40 : : 2014/03/05(水) 16:40:09
    エレン達は避難船に乗り込んだ

    駐屯兵「これ以上は危険だ、閉門しろ!!!」

    ハンネス「何言ってんだ、まだ中に大勢の人が残ってるんだぞ!!!」

    駐屯兵「この門が破られたら、街一つが占領されたどころの話じゃない!!
    次の壁まで人類の活動領域が後退するんだぞ!?」

    ハンネス「目の前の人間を見殺しにする理由はない!!!」

    「閉門しろ!!」  「急げ!!」  「巨人が突っ込んで来るぞ!!」

                ドッゴォォ!!!!

    体に鎧のようなものを纏った巨人が、門を打ち破った

    「ウォール・マリアが……突破された!?……」

    「おしまいだ……また…人類は……巨人に食い尽くされる……」

    エレン(もう…あの家には…二度と帰れない
    どうして最後まで、ロクでもない口喧嘩しかできなかったんだ!!
    もう…母さんはいない!!どこにもいない…
    どうしてこんな目に…人間が弱いからか?…弱い奴は泣くしかないのか!?)




    エレン「駆逐、してやる!!!」

    エレン「この世から…一匹…残らず!!!」








    続く

  41. 41 : : 2014/03/05(水) 16:45:39
    これで能力者兵団1話は終わりです

    次の話で104期の能力がわかります

    今回はオリジナルが少なかったので、次回は頑張ります

    オリキャラのアイデアがあれば、下にどんどん載せてください
    お願いします

    次回は「能力者兵団2話」で検索、見てください
  42. 42 : : 2014/03/06(木) 22:24:58
    次回作

    http://www.ssnote.net/archives/11500
  43. 43 : : 2018/09/19(水) 21:56:14
    てかロギア系の能力者って食らっても貫通するから食べられなくね?
  44. 44 : : 2018/10/15(月) 23:56:29
    てかミカサアホやん少しでも助かる確率あるならかければいいのにもうカルラ死んだのミカサのせいじゃん

    >>43それなあとハンネスエレンに攻撃したって事は武王色かな?
  45. 45 : : 2020/09/28(月) 10:57:17
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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