エレン「朝日建設?」
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- 1 : 2014/02/24(月) 21:17:04 :
- なんかネットでいろいろ見てたら朝日建設事件ってのがあったんでネタにしてみました(不謹慎?)
ss素人で文章力ないのでつまらないと思います
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- 2 : 2014/02/24(月) 21:20:29 :
- 巨人を駆逐した後の設定にします
進撃の世界観にそぐわない事多々あると思います
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- 3 : 2014/02/24(月) 21:36:50 :
- 調査兵団の活躍により人類は巨人の駆逐に成功した…
兵士などもう人類に必要なくなり調査兵団だった者は職を失った…
アルミンやミカサなどエレンと仲の良かった者は皆職に就いている、アルミンは持ち前の頭を活かして弁護士、ミカサは持ち前の身体能力を活かした護衛…SPというやつだろうか?
他の同期もなんやかんや職に就いている…が…
ここ数ヶ月のエレンは最悪だった…兵士をやめてからびた一日働いていない…
巨人を駆逐する事に命を懸けてきたエレンだったが、いざ巨人を駆逐してしまえば目的など何もない…何もやる気力がない、ただ無駄に日々を過ごしてきた…が…エレンは決意する
エレン「クソ!これじゃダメだ!」
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- 4 : 2014/02/24(月) 21:48:09 :
- エレン「俺は変わらなければいけない!こんなみっともねぇ姿じゃ…他の同期にあわせる顔がねえ!アルミンやミカサの説教ももううんざりだ!俺は職に就く!」
働く決意を!
エレンは仕事を探す為に街に出た
エレン「ここ…あたってみるか…」
やる気のある人募集…貼り紙にはそう書いてある
エレン「まさに俺の事じゃねーか!やる気なら誰にも負けねえよ!」
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- 5 : 2014/02/24(月) 22:14:05 :
- そして面接…
面接官「エレン君ね…えーと…」
面接官は履歴書を見る…
面接官「へぇ~君…元兵士だったんだ?」
エレン「はい!」
面接官「まあ…今の時代…兵士なんかいらないからね…で?兵士やめてから今まで履歴書が空白だけど何してたの?」
エレン「はい!基本家で寝て過ごしてました!あんまり暇な時は外に散歩に行くこともありました!」
面接官「…どうしてここで働こうと思ったのかな?楽そうな仕事に思ったのかな?」
エレン「楽そうだから…とか…そういう理由じゃありません…と言えば嘘になりますが…えーと…強いて言えば…そう!御名答!楽そうだったからです!」
面接官「馬鹿にしているのかな?」(言語力酷いなこの人…)
エレン「?」
面接官「やる気はあるのかね?」
エレン「ありますん!」
面接官「え?」
エレン「ありますん!」
面接官「…馬鹿にしやがって、とっとと帰りやがれクソ野郎!」
エレン「ひっ」
エレンは逃げ出した…
エレン「クソ!やる気はあったはずなのにいざやる気はあるかと聞かれると迷いがある…その曖昧な気の迷いで言っちまった…ありますん、などというどっちつかずな言葉を…」
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- 6 : 2014/02/24(月) 22:26:01 :
- その後も…いろんな仕事を探したが、なかなか見つからない…
兵士をやめてからの空白の時間が足を引っ張りなかなか職に就けない…
それは半ば自業自得なのだが…エレンはそうは思わない…
エレン「クソが!俺を雇わないなんて…なんてクソな会社だ!これもみんな…ジャンのせいだぜ!」
全く関係のないジャンのせいにしていた…
エレン「なんの仕事でもいい…仕事に就かなければ…」
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- 7 : 2014/02/24(月) 23:00:22 :
- 「君…仕事を探しているのかい?」
不意に声をかけられる…振り向くとそこにはヤクザ風の人が立っていた…
エレン「え?あっ…はい…そうなんです」
ヤクザ風「仕事あるよー、あっ僕朝日建設の者なんだけどね、働きたい人探しているんだ」
エレン「朝日建設?」
ヤクザ風「うん、建設業なんだけどね…ちょっとキツいかもしれないけど…住み込で働いてもらう感じで三食の食事付き…どうだい?やる気あるかい?」
エレン(なんだか危なさそうだが…条件にこだわってなんかいられねえ、生きていく為には働かなければいけないからな…)
エレン「やります!」
ヤクザ風「そうか!」ニヤ
ヤクザ風「じゃああの馬車に乗ってくれ」
そう言われエレンは山奥へ馬車で連れて行かれた…もう二度とアルミンやミカサと会えなくなるとはつゆ知らず…
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- 8 : 2014/02/24(月) 23:39:21 :
- 長いこと馬車を走らせ朝日建設が所有するという寮に連れてこられた…
ヤクザ風「ここがオマエが今日から暮らす部屋だ…皆と仲良くやれよ」
エレンが連れてこられた部屋には三人の人がいた…どうやら相部屋らしい…
エレン「…」
相部屋じたいにはエレンは何も文句はない…しかし…
エレン「……あの~?…ここ四人部屋ですか?」
ヤクザ風「そうだ、何か文句あるのか?」
エレン「…いや…なんでもないです…」
見たところ部屋は六畳間…
そこに四人で生活するにはあまりにも狭い…
ヤクザ風「なら今日はゆっくり休め…明日から働いてもらう」
エレン「…はい」
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- 9 : 2014/02/25(火) 00:04:24 :
- ヤクザ風の人は部屋から出ていった…
エレン「あの先輩方…今日から同じ部屋ですね、よろしくお願いします…」
シーン
返事が返ってこない…どいつもこいつも生気がない…
エレン(なんだよこいつら…返事くらいしろよな…ん?)
よく見ると一人見覚えのある顔があった
エレン「コニー!!?」
コニー「……?」
酷く痩せこけたコニーだった
エレン「俺だよエレンだよ!なんだコニーもここで働いてたのかよ!」
コニー「……ああ……エレンか…久しぶりだな…」
エレン「…なんだよ…元気ねぇな…コニーらしくねぇぞ?」
コニー「…そうか?…まさかオマエもここに来るなんてな…職が見つからなかったのか?」
エレン「ハハハ…まあな…」
コニー「俺もだ…俺バカだからどこも雇ってもらえなくてな…結果…こんなところで働くしか…うっ」ポロポロ
不意にコニーが泣きだしエレンは動揺する…
エレン「なんだよ…いきなり泣くなよ…」
同時に周りの連中も泣き出す
同僚「うっ…俺たちもだ…もう逃げ出したい…」ポロポロ
エレン(なんだよ…いったい…)
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- 10 : 2014/02/25(火) 00:28:36 :
- エレン(そんなにキツい仕事なのかよ…話を聞くのが怖い…今日はもう寝るか…)
エレン「なあコニー…俺もう寝ようと思うんだけど…布団とか無いの?」
コニー「……見りゃわかるだろ…ねぇよ…」
エレン「……だよな…」
エレンは横になった…テーブルや皆の荷物などでまっすぐ足を伸ばす事はできなかった…が…一日の疲れですぐに寝る事ができた…
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- 11 : 2014/02/25(火) 16:23:23 :
- 朝…
「…ろ…きろ…起きろエレン」
エレン「ん?」
コニー「…もう朝だ…飯の時間だぜ…」
エレン「お!飯か!?よっしゃ食いに行こう!」
コニー「…」
エレン達は食堂に向かった…そこには支給される朝食を受け取る人の列ができていた
エレン「へぇ~結構人がいるんだな?」
コニー「ああ…確か150人くらいだったかな?まぁ…このうち今日仕事が与えられるのは何人かわからないけどな…」
エレン「え?」
コニー「…さあ…列にならぼうぜ…」
エレン「……ああ…」
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- 12 : 2014/02/25(火) 17:10:40 :
- 皆順番に置かれた朝食を取っていく…そして…エレンが朝食を受け取る順番がきた…
エレン「……なんだよ…これ…」
そこには真上から見ないと入っているかどうかわからない少量のごはんが茶わんに入っていて、オカズと呼べるのは半かけにされたたくあんが二枚あるだけだった…
コニー「おっ!今日はたくあん付きか!?ラッキーだな!」
コニーのテンションが上がる…
エレン「は?」ゾク
エレン(今日はたくあん付き…ラッキーだと…?普段はもっと酷いってのか?嘘だろ…?訓練兵時代でも…もっとまともな飯が食えたぞ?)
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- 13 : 2014/02/25(火) 19:46:23 :
- エレンは朝食を食べた…
エレン(……マジかよ…食べ終わるまでに10秒かからなかった…)
コニー「おい…せっかくたくあんがあるんだからもっと味わって食え…」
エレン「ああ…気をつける…それよりさ…アイツ等なに?」
エレンが顎で指した方向には食事をしている労働者の周りをうろつく人が何人かいた…
コニー「……看守だよ…」
エレン「看守?」
コニー「ああ…俺たちの行動は常に彼等に監視されている…脱走、自殺をされないためだろ…外出、トイレなどは彼等の許可が必要なんだ…外出には彼等が適正かどうかの判断をし、外出料を出してやっと外出できる…看守同伴だけどな…」
エレン「…犯罪者みてぇだな…俺たち…」
コニー「そうか?俺はむしろ犯罪者の生活に憧れるけどな…おそらくここでの俺達の扱いは犯罪者以下だよ…奴らは俺達を道具としかみていない…」
エレン「…」
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- 14 : 2014/02/25(火) 19:58:46 :
- 看守「ハーイ…みんな集まって~」
朝食が終わり看守は集合をかけた…
○○君…
○×君…
□○君…
エレン君…
××君…
コニー君…
おもむろに労働者の名前を呼び出す…エレンとコニーも名前を呼ばれた
看守「はい、今呼ばれた方以外は今日はお休みです!」
エレン「おい三分の一くらいしか名前呼ばれてねぇじゃねぇか…他は皆休みか?」
コニー「ああ…人が沢山いるからなかなか仕事がまわってこねーんだ…」
エレン「…そんなに人がいるなら昨日俺を雇う必要あったのか?」
コニー「……さあな…俺は馬鹿だからわかんねー……」
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- 15 : 2014/02/27(木) 19:38:30 :
- 看守「では名前を呼ばれた方は作業着に着替えて現場へ移動して下さい」
エレン達は作業着に着替え現場へ向かった…どうやら山にトンネルを作る作業で、朝日建設と別の建設会社との共同作業らしい
スコップで山を削り、土を運ぶ…単純な作業だがかなりの体力仕事だった…
「は~い皆お昼休憩にします…集まって下さい!」
それを言った人に視線を向けると朝食とは比べ物にならないほどのリッチな弁当が並べられていた…
エレン「お!?なんだ随分豪華だな!」
朝食が酷いものだったので昼飯が豪華でテンションが上がり舌なめずりをして弁当を受け取る列にエレンも並ぼうとした…が…
コニー「おい…どこ行くんだよ?」
エレン「どこって…弁当貰いに行くんだよ?」
コニー「あれは…違う建設会社の昼飯だ…俺達はあっちだ…」
コニーが指さす先には看守が笑顔で朝食と同じ物を配っていた…
エレン「…まじかよ…」
朝日建設の従業員達はそれを受け取ると違う建設会社の昼食風景に背を向け昼食を取り始めた…
この貧相な昼食を見られるのが恥ずかしいからだ…
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- 16 : 2014/02/27(木) 20:20:28 :
- 昼食を取り午後の作業に入る…腹が減って力が入らなかったがなんとか1日の作業が終わった…
皆無言で寮に戻る
寮には浴室など無く…外で仕事帰りの従業員を裸で5、6人ずつ並べ看守がホースで水をさっと浴びさせるだけだった…
それが終わると夕食になるが…そこには朝と昼に続く同じ物が出された…しかしエレンはもう驚かない…
夕食が終わり寮に戻る
グ~
夕食を食べたばかりのエレンの腹がなる
エレン「おい…こんな生活…栄養失調で死んでしまうって…」
コニー「…腹が減ったなら売店でなんか買ってこればいい…」
エレン「売店!?んなもんあるのか?」
コニー「ああ…部屋を出て一番奥の部屋が売店だ…」
エレン「…でもよ…俺金なんか持ってねぇよ…」
コニー「…安心しろ…売店で買った物は給料からの天引きだ…」
エレン「マジか…じゃあ一緒に何か買いに行かないか?」
コニー「いや…俺はいい…行きたくても…行けねぇんだ…借金があってよ…」
エレン「なんだよコニー借金してんのか?」
コニー「…ああ…俺の事は気にせず何か買ってこいよ…買いすぎには注意しろよ…」
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- 17 : 2014/03/03(月) 09:24:46 :
- エレンは売店へと駆けた、その足取りは軽やかだった
エレン「この部屋だな」バタン
エレン「へぇ~思っていたより品揃えいいな」
そこには主に飲み物やお菓子が種類多く並べられていた…が…
エレン「…なるほどな…これは確かに買いすぎに注意しないとな…ポテチ75グラムが…300円…相場の倍じゃないか…」
エレン「だが…背に腹は代えられない、コレとコレ…コレも買おう」
ポテチ75グラムうすしお×2(600)
チョコレート×2(400)
お茶×4(1500)
エレン「コレ…お願いします」
レジにいる店員に持って行く
店員「はいはい…じゃあ金は給料から引いておくから」
エレン「ありがとうございます」
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- 18 : 2014/03/03(月) 09:38:08 :
- エレン「…ただいま」
コニー「おう…早かったな…ん?結構買ってきたんだな…買いすぎはダメだぞ…」
エレン「わかってるって…2500円も取られたからな…今日だけだ」
コニー「…」
エレン「皆と一緒に食べようと思って多く買ってきたんだ!一緒に食べようぜ!」
コニー「マジか!?オレも貰っていいのか?」
エレン「当たり前だろ?皆さんも一緒にどうぞ」
同室のコニー以外の2人に声をかける
男「え?僕達もいいの?」
エレン「当然ですよ、飲み物は4人分買ってきましたから」
男2「……神様だ…ここに神様がいる…」ポロポロ
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- 19 : 2014/03/03(月) 13:50:48 :
- 見てます、面白いです!
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