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教官「100年前の話をしよう」

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  1. 1 : : 2014/02/19(水) 22:48:14
    ついに自分でSSを書いてしまった・・・・・

    クオリティを気にした瞬間、あなたは駆逐されます
    広くおおらかな心でお読みください
  2. 2 : : 2014/02/19(水) 22:50:17
    イェーイ 一番~♪

    期待
  3. 3 : : 2014/02/19(水) 22:57:16
    教官「貴様は何のために、訓練兵団に入った?」

    訓練兵「ハイ、内地に行き安寧な生活をするためです」

    教官「そう、大体の者がそう答える」

    教官「今までの訓練兵のほとんどだ」



    教官「ただ、唯一例外がある」



    訓練兵「例外?どういうことでしょうか」

    教官「まあまあ、大人しく聞け。今日はお前達に、」





    教官「100年前の話を、しよう」
  4. 4 : : 2014/02/19(水) 23:17:33
    教官「さかのぼること百年、850年のことだ。

       その年訓練兵団は、104期の訓練生を迎えた。

       104期は訓練兵団の歴史の中でも、“最強”といわれる。

       きっとお前達の数千倍は強いんじゃないか?

       その中で3人、覚えてほしい奴らがいるんだ。

       まあ、後々座学で習うってことなんだがな。



       エレン・イェーガー。
       ミカサ・アッカーマン。
       アルミン・アルレルト。



       この3人の名前だけは、ぜひ覚えておいてほしい。

       調査兵団の英雄たちの、名前だ」

       


       
  5. 5 : : 2014/02/19(水) 23:50:24
    おぉー、面白そうな雰囲気が


    期待!
  6. 6 : : 2014/02/20(木) 06:09:03
    >>4の誤植の訂正です

    850年→847年の間違いです
    すみませんでした
  7. 7 : : 2014/02/20(木) 06:34:39
    教官「彼らを含む104期生は、訓練兵団を卒業したあとすぐに実戦に投入された。

       有名な、トロスト区攻防戦だな。

       しかしさすが歴代最強といわれるだけあって、上位10名での戦死者は1人だけだった。


       いや・・・・・正確には2人かもしれない。

       エレンはその時、一度巨人に捕食されているんだ。

       どうして彼は、生きて帰ってこれたと思う?」


    訓練兵「え・・・・・と、巨人の腹の中から這い出てきた、とか?」


    教官「意外にいい線いってるかもしれないな。

       エレンはな、巨人の腹の中で巨人になったんだ、わかるか?

       つまり奴は、“巨人化能力者”だったってわけだ。ちなみに15m級。

       他の巨人を次々に倒して、人類を助けたんだよ。

       まあその後裁判されたり実験されたり、色々あったらしいがな。



       時は流れ856年、第58回壁外調査が行われた。

       もちろん3人も参加したが、森の中で巨人に囲まれてしまう。

       絶体絶命の状況だったが、ミカサとアルミンを救ったのが、エレンだったんだな」
  8. 8 : : 2014/02/20(木) 07:03:28
    期待
  9. 9 : : 2014/02/20(木) 17:21:33
    ~856年、壁外・巨大樹の森~



    ミカサ「巨人に囲まれた、このままでは捕食される」

    アルミン「ガスも残り少ない、逃げるにも削ぐにもリスクが大きすぎるよ!」

    ミカサ「確かに、今の量では森を抜けることもできない、状況は最悪」

    アルミン「僕たちこのまま殺されるのかな・・・・・でも、あきらめたくない・・・・・!!」


    エレン「・・・・・俺が、巨人になる」




    ミカサ「」



    アルミン「何言ってるんだエレン!リヴァイ兵長から巨人化は禁じられてるんだよ!!??」

    ミカサ「そう、私達も“エレンを絶対に暴走させるな”と念を押されている・・・・・
        ので、それをさせるわけにはいかない」



    エレン「は、俺が自分の意志で動いて何が悪いんだよ?
        何にも悪くねぇだろ、なあ!?」

    ミカサ「エレン、落ち着いて。きっと方法はある。
        森を抜ける方法はきっとあるから」

    アルミン「そうだよエレン、巨人を刺激せずに状況を打破する方法を考えるべきだよ!」




    エレン「兵長の命令がなんだよ!!??そんなの関係ないだろ!!!!」



    ミカサ「!?」

    アルミン「!?」



    エレン「俺は、ミカサとアルミンを助けたいって思ってんだよ!!
        二人が生きてるってことが、俺の人生ですげえ大事なんだよ!!
        お前らが死ぬくらいなら、リヴァイ兵長の言いつけなんて最初から守る気なんかねぇ!!!

        ここで俺が巨人化すれば、もしかしたらこいつら全員倒せるかもしれねぇだろ!?
        俺たち全員、生きて帰れるかもしれねぇだろ!!??

        俺はチャンスを逃すなんてことは絶対にしない。
        
        だからこそ、やれることは今やりてぇんだよ!!!!!!」


        
  10. 10 : : 2014/02/21(金) 16:29:41
    なんか泣きそうに

    期待!!
  11. 11 : : 2014/02/21(金) 23:15:58
    アルミン「!!」

    ミカサ「!!」



    エレン「アルミン、お前あきらめたくないって言ったよな?
        じゃああきらめるな、俺に賭けろ、投資しろ!!

        ミカサ、今死んだら何にもならないぞ?
        巨人を駆逐して、ウォール・マリアを奪還して、俺と一緒に暮らそう、いいだろ!!!


        なあ頼むよ、俺だってこんな所で死にたくないんだ!
        俺を、エレン・イェーガーを、信じてくれよ・・・・・!!!」





    ミカサ「・・・・・エレン。これまで私はあなたを守りたいと思っていた。
        でも、今は違う。

        あなたに、“守られたい”と思った」

    エレン「!」

    アルミン「ミ、ミカサ!?」

    ミカサ「ので、私はこの場での判断をエレンに委ねる。
        もちろん、アルミンの意見も必要」


    アルミン「・・・・・」

    エレン「おいアルミン、いいだろ!?頼むよ!!!
        もう時間がないんだ、ガスだってあと5分も持たねえぞ!!!!」




    アルミン「エレン」

    エレン「?」


    アルミン「僕は、今まで君に何度も守られた。ミカサとは正反対だけど。
         そしてこれからも、君は僕を助けてくれるだろう。

         でもね、エレン。僕だって強くなったんだ。
         巨人だって怖くない、真正面から向かっていける。
         君に僕の人生を賭けるって決心が、今ついたよ。

         エレン。僕たちを、




         ・・・・・助けてくれ」
  12. 12 : : 2014/02/21(金) 23:39:18
    エレン「ミカサとアルミンは、俺の肩に乗れよ!!!」


    エレン「じゃあ、いくぞ!!!!!!」ガリッ






    カッ、ドオォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!







    エレン「グオォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!」



    アルミン「ミカサ、これは勝負だよ。賭けだ」

    ミカサ「ええ、分かってる。でも、私はエレンを信じているから。
        大丈夫、エレンは強いもの・・・・・きっと、大丈夫」

    アルミン「うん。この森さえ抜けられれば、兵団の本部のすぐ近くに出るはず。
         エレンの速さなら、10分位で何とか抜けられるかもしれない」


    ミカサ「けれど、エレンがまさかあんなことを言うなんて・・・・・///」

    アルミン「そりゃあミカサ、エレンの一番はいつもきm・・・・・わぁっ!!!」ズシィィン




    バキィ、ガッ、ドゴォォォォォンンン!!!





    アルミン「びっくりした・・・・・」

    ミカサ「巨人の数がどんどん減ってる・・・・・
        やっぱり、エレンは強い、そしてかっこいい」

    アルミン「そ、そうだね・・・・・」



    アルミン「すごいよエレン、巨人がほとんど倒されてる・・・・・!!!
         速度も速い、あともう少しで平地に出るよ!!!!」

    ミカサ「エレン、がんばって!!!!!」


    エレン「グオアァァァァァァ!!!!!!!!!!」
  13. 13 : : 2014/02/22(土) 04:52:37
    ミカサ「あ、平地・・・・・抜けられる!!!」

    アルミン「きたっ!!!きっと本部にはエルヴィン団長とリヴァイ兵長がいる、
         ここまで来たらもう、大丈夫だ!!!!」

    ミカサ「よかった・・・・・」





    ガサガサガサッ





    エルヴィン「何だ・・・・・な、巨人!!??」

    リヴァイ「オイ、あれはエレンの巨人体だ・・・・・
         俺があれほど念を押したんだが、アルレルトとアッカーマンは何をやってんだ」

    エルヴィン「いや、あの二人が上司の命を破るのは滅多にない。
          きっと、何か理由があるのは間違いないだろう」

    リヴァイ「・・・・・そうだな」
  14. 14 : : 2014/02/22(土) 05:03:55
    エレン「調査兵団、エレン・イェーガー」

    ミカサ「同じく、ミカサ・アッカーマン」

    アルミン「同じく、アルミン・アルレルト」



    3人「ただいま、帰還しました」



    リヴァイ「そうか。・・・・・だが、それよりも聞きたいことがある」

    エレン「・・・・・」



    リヴァイ「何故、エレンの巨人化を止めなかった?
         今でこそけろりとしているが、受けるダメージは昔と変わらねえはずだ。

         わざわざ、こいつの寿命を縮めてるようなもんだぞ」


    ミカサ「そ、それは・・・・・」

    エレン「俺の判断です。あの時は、巨人化しか方法がないと考えました」

    リヴァイ「ほう。“あの時”のことを、詳しく聞かせろ」

    アルミン「は、私が説明してもよろしいでしょうか?」

    リヴァイ「構わない」


    アルミン「あの時私達は、森の中で巨人に包囲されていました。
         ガスも残り少なく、逃げることもままならず、あのままでは捕食されるところでした。

         そこで、エレンの提案を実行したまでです」



    リヴァイ「つまり、エレンは自分の意志で巨人化したってことか」

    エレン「・・・・・はい」


    リヴァイ「話は分かった。アルレルト、アッカーマン両名は、休憩をとっていいこととする。
         エレンは、もう少し話を聞かせてもらうぞ」

    エレン「ハッ」

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