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ミカサ「兵長にお届けものです」
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- 1 : 2013/10/14(月) 15:09:09 :
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これって...
手紙...
宛先は...リヴァイ兵長だけど
だれからの手紙だろ...
そもそもなんで、この部屋に?
とりあえず...エレンに聞いてみよう
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- 2 : 2013/10/14(月) 15:09:23 :
ガチャー
ミカサ「エレン」
エレン「あ、ミカサ」
ミカサ「あの...質問がある」
エレン「なんだ?」
ミカサ「これなんだけど...」
エレン「なんだこれ?」
ミカサ「手紙...」
エレン「手紙?」
ミカサ「わたしの部屋の机の中に入ってた」
エレン「ミカサの部屋に...?」
ミカサ「宛先は兵長なんだけど、誰からの手紙か分からない」
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- 3 : 2013/10/14(月) 15:09:37 :
エレン「・・・中、みちゃう?」
ミカサ「ぇ...でも、それはちょっと...」
エレン「いいよ、ちゃんと戻せば...」
ミカサ「エレン、ちょっ...!」
エレン「・・・」
ミカサ「・・・」
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- 4 : 2013/10/14(月) 15:09:54 :
エレン「これって...」
ミカサ「・・・」
エレン「お前の部屋にあったんだろ?」
ミカサ「うん」
エレン「それって、たぶん...」
ミカサ「・・・?!」
エレン「兵長に見せた方が良いと思う」
ミカサ「だね...」
ミカサ「行ってくる...」
エレン「おう」
ガチャー
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- 5 : 2013/10/14(月) 15:10:05 :
エレン(今のミカサの部屋...)
エレン(それって...前に使ってたのはー)
エレン(ペトラさんだ...)
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- 6 : 2013/10/14(月) 15:10:21 :
コンコン
「失礼します」
「入れ」
ガチャー
ミカサ「あの兵長...」
リヴァイ「なんだ?お前か」
ミカサ「兵長にお届けものです」
リヴァイ「あぁ?」
ミカサ「手紙です...」
リヴァイ「誰からだ?」
ミカサ「ペトラさんからです...」
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- 7 : 2013/10/14(月) 15:10:40 :
リヴァイ「?!」
リヴァイ「どういうコトだ?クソガキ」
ミカサ「わたしの部屋は...もともとペトラさんの部屋でしたよね」
ミカサ「机の中に...貴方宛の手紙が残ってました」
リヴァイ「・・・」
ミカサ「一度、手紙を拝見させて頂きました...」
リヴァイ「・・・」
ミカサ「ペトラさんからのもので間違いないかと...」
ミカサ「こちらです...」
リヴァイ「・・・」
ミカサ「私はこれで...失礼します」
リヴァイ「あぁ」
ガチャー
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- 8 : 2013/10/14(月) 15:11:42 :
ペトラさんからの手紙...
あれには、ペトラさんのすべてが詰まってる...
彼女の生きた証
彼女の思い
彼女の.....すべて
リヴァイ「・・・」パラ
リヴァイ「・・・!」
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- 9 : 2013/10/14(月) 15:12:04 :
- 拝啓、兵長へ
兵長...
兵長がこれを読んでるってことは...私はもうこの世にいないんですね
わたしの最期はどんな感じでしたか?
きちんと、任務を全うできていましたか?
兵士らしい死に方でしたか?
わたしには...
もう、この世に生きることができないんです
もう...
貴方のお近くにいることはできないんですね
特に死んだ後...してほしいことはありません
きっと、壁外なら遺体を持ち帰るのは無理でしょうし...
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- 10 : 2013/10/14(月) 15:12:18 :
- でも、一つだけお願いがあります
私のこと、
忘れないでください
私は、兵長や仲間と過ごした時間を忘れません
何があっても忘れません
たとえ、この世界は残酷でも
あなたのことを忘れません
そして...
来世で、また
貴方にお会い出来る事を楽しみにしてます
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- 11 : 2013/10/14(月) 15:12:42 :
そして、今度こそ思いを伝えます
大好きだったと
手紙だと、ハッキリ書けるに声に出すのは難しいことです
死んでから言うのは、卑怯だと思いますが...
これしか方法がないので...
兵長、大好きです
いえ、大好きでした
兵長の近くにいられることが...幸せでした
本当なら、巨人を絶滅させて...
この世界に平和がうまれた時に...伝えたかった
大好きです
大好きなんです
本当に...
ただ...
好きなんです
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- 12 : 2013/10/14(月) 15:12:57 :
兵長...あなたの瞳には今何がうつってますか?
わたしには、見えます
この世界に自由という翼がはえた瞬間が
残酷な世界は...
もう、ないんです
人々は壁の外に行くんです
ウォールマリアもローゼも、シーナも関係ないんです
みんなでこの壁の外に踏み出せるんです
そして、そんな世界で...
私の来世は...
あなたを見つけます
そして、もう一度あなたに恋をする
何度生まれ変わっても
この世界が、どんなに残酷であったとしても
あなたにもう一度恋をする
あなたが...
好き
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- 13 : 2013/10/14(月) 15:13:09 :
兵長に...
この世界に...
平和が訪れる事を願って
わたしが...
あなたに力を与える事を願って
わたしが...
世界に羽ばたく自由の翼の一部になれることを願って
わたしが...
あなたの心のなかで...
永遠に生きることを願って...
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- 14 : 2013/10/14(月) 15:13:33 :
- カサ「ねぇ、エレン」
エレン「うん?」
ミカサ「本当にこのページ渡さなくて良かったの?」
エレン「だって...なぁ」
ミカサ「まぁ、あれだけでもペトラさんの思いは届いたと思うけどね」
エレン「あぁ」
ミカサ「私もそう思うよ」
エレン「何がだ?」
ミカサ「ペトラさんは、これからもみんなの中で生き続ける」
エレン「だな」
ミカサ「あなたの中にも生き続けてる」
わたしが...
あなたの心のなかで...
永遠に生きることを願って...
そして、私の来世が
あなたと、幸せに生きる事を夢見て
あなたとの婚約を約束します
一生、大好きです
この手紙は...
わたしからのプロポーズです
END
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- 15 : 2013/10/14(月) 15:15:28 :
- T^T感動
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- 16 : 2013/10/14(月) 15:19:06 :
- 。゚(゚´Д`゚)゚。
いい話だぁ
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- 17 : 2013/10/14(月) 15:25:52 :
- 最高だお!結婚すr…あれ?目からしょっぱい水が…
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- 18 : 2013/10/14(月) 16:11:21 :
- 。゜゚(´д`)゜゚。
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- 19 : 2013/10/14(月) 16:17:57 :
- ありがとうございました
今度、ペトラ「兵長...あなたに伝えたい事が3つあります」のリヴァイverを書きたいと思います
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- 20 : 2013/10/14(月) 17:31:30 :
- おつおつ
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- 21 : 2013/11/17(日) 21:12:18 :
- ゜゜(´O`)°゜泣けます。良い話です。
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- 22 : 2013/11/18(月) 00:29:54 :
- うえぇぇん
。・。∧_∧。・。
。゜ (゜´ Д `) ゜。
o( UU
└┴┘
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- 23 : 2013/11/18(月) 00:38:19 :
- (。´Д⊂)涙腺逝った
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- 24 : 2013/11/18(月) 21:27:32 :
- えぇ話やぁ。゜(゜´Д`゜)゜。
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- 25 : 2013/11/18(月) 21:39:57 :
- ネタバレじゃないか?
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- 26 : 2013/11/20(水) 16:55:16 :
- あの花のようになりたいと、本気で思ったのには、私なりのちゃんとした理由があったからだった
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- 27 : 2013/11/20(水) 16:55:39 :
- ありがとうございます
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- 28 : 2013/11/20(水) 16:56:20 :
- ありがとうございました。
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- 29 : 2013/11/20(水) 22:36:25 :
- 泣いたああああ
めちゃええ話やった
ありがとう
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- 30 : 2013/11/21(木) 23:15:38 :
- うっうっうっシクシク
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- 31 : 2013/12/01(日) 10:14:40 :
- いい話だ。あれ!?目からヨダレが!
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- 32 : 2013/12/01(日) 10:14:54 :
- 。・゜・(ノД`)・゜・。
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- 33 : 2013/12/01(日) 10:32:38 :
- いい話やわぁ!文章力たかすぎ!羨ましい!
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