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モノクマ「みんなの頭が悪すぎる」 スーダン2

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  1. 1 : : 2014/02/15(土) 00:57:00
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
    スーパーダンガンロンパ2
          サヨナラゼツボウガクエンss
    モノクマ「ミンナノアタマガワルスギル」


    教室


    日向(…あれ?)

    日向(どこだ…?ここは…)

    十神「おい」

    日向「は…はいっ!?」

    十神「ドアを閉めろ」

    日向「は…はあ」

    ガラガラ…

    小泉「ひょっとして、君もここの新入生?」

    日向「え?もしかして…みんなも?」

    十神「これで16人目か…」

    澪田「あとどれくらい来るのかなー?100人くらい来ちゃうかなー?」

    「そ…そんな来まちぇんよ!」

    九頭竜「おいデブ。急に可愛い声出してんじゃねえよ」

    十神「何だ?今のは俺が言ったのか。それはすまなかった」

    「違うから!あちしだから!」

    七海「…あっちの教卓から聞こえるみたいだよ?」

    一斉に、全員が教卓を見た。

    …その瞬間、変なウサギの人形が教卓の上に立った。

    ウサミ「テンテレテーン!あちしは魔法少女・ミラクル☆ウサミ!よろしくね!」

    左右田「うおおお!?に…人形が喋ってるううう?!」

    ウサミ「そうでちゅ。あちしは人形なんでちゅ。フェルト地なんでちゅ」

    澪田「ギャーーー!ななな何で人形が喋ってるんすか?!」

    小泉「あ…ありえないって!」

    花村「ははは…信じない…信じないよ…だって現実性がないもんね」

    田中「まさか…地獄の底より復活した、封印されし魔物だというのか!?」

    ウサミ「…驚くのはまだ早すぎでちゅよ」

    ウサミ「では、どっきどき修学旅行の始まりでちゅ!」

    ウサミは、持っていた杖を振り回した。
  2. 3 : : 2014/02/15(土) 01:15:13
    ゴゴゴゴゴ…!

    教室がハリボテのように倒れ、南国の島が広がった。

    日向「…は?」

    …その後、日向創は気絶した。


    狛枝「…ねえ、大丈夫?」

    狛枝「…ねえ、聞こえる?」

    狛枝「だいぶ参ってるみたいだね…」

    狛枝「それはボクも…ううん。他のみんなだって一緒だよ」

    狛枝「だってこんな…いきなり変な事に巻き込まれて…」

    狛枝「…ねえ、聞いてる?」

    日向「…」

    日向(青い空…青い海…大きなヤシの木…モニター…監視カメラ…)

    日向(…間違い無い…ここは本当に…間違い無く南国の島みたいだな…)

    日向(…一体どうなってんだよ…)

    狛枝「まあ、とりあえずボクの自己紹介でもするね」

    狛枝「ボクの名前は、狛枝凪斗だよ」

    日向(狛枝凪斗…か。少なくとも悪い奴じゃなさそうだな)

    狛枝「…で、ボクの才能なんだけど…ボクの場合はちょっと残念っていうか…」

    日向「なんだよ、残念って?」

    狛枝「ボクは幸運なんだよ」

    日向「は?」

    狛枝「ボクの才能は、超高校級の幸運っていうらしいんだ」

    日向「って…そもそも幸運って才能なのか?」

    狛枝「その辺はボクにもよく分からないけど…」

    狛枝「まあ、そのおかげで希望ヶ峰学園に入れたんだから、文句は言えないけどね」

    狛枝「じゃ、次は君の自己紹介をしてよ」

    日向「あ…ああ。俺の名前は日向創だ。才能は…」

    日向「…」

    狛枝「どうしたの?」

    日向「…思い…出せない…」

    狛枝「混乱してるのかな。まあ落ち着いたらその内思い出すよ」

    日向「あ…ああ」

    狛枝「よーし。じゃ、日向クンも起きたことだし、他のみんなへ自己紹介でもしに行こうよ」

  3. 4 : : 2014/02/15(土) 20:33:47
    …自己紹介が終わったところで…

    キーンコーンカーンコーン

    ウサミ『ミナサン、おめでとうございまちゅ!やっと…小1時間かけて、全員分のキボウのカケラを集め終わったようでちゅね!』

    ウサミ『そんなアナタタチに渡したい物があるので、最初の砂浜へお集まりくだちゃい!』

    日向「…」

    狛枝「なんか集まるみたいだね」

    日向「…なあ狛枝」

    狛枝「何?」

    日向「最初の砂浜って…どこだ?」

    狛枝「…」

    狛枝「さあ?」

    「…」



    その後間違えて第2の島とか行っちゃった為、ウサミが砂浜に連れて行った。


    砂浜


    ウサミ「はあ…はあ…どうやったら閉まってるはずの島に間違えて行けるんでちゅか!!先生は見つけるのが大変でちたよ!!」

    日向「だ…だって、最初の砂浜って言ったって、どこか分からないじゃないか!世界中のどの砂浜が最初に出来た砂浜だよ!」

    ウサミ「そういう意味じゃありまちぇん!!アナタタチが最初に居た砂浜でちゅよ!!ここでちゅよ!」

    日向「分かりにくいんだよ!!もっと分かりやすく言えよ!!」

    ウサミ「…アナタタチは、最高に頭が悪いでちゅね…」

    1番に砂浜に来たのが七海で、日向と狛枝はこれでも2,3番目だった。

    ウサミ「はいっ。あのアナウンスが流れてから全員が集まるまで、3時間ほどかかりまちた!」

    左右田「避難訓練かよ!お前は先生かよ!」

    ウサミ「先生でちゅよ!!」
  4. 5 : : 2014/02/16(日) 00:25:40
    十神「で?俺達を集めて、何の用だ」

    ウサミ「その言葉を待っていまちた!」

    ウサミは、小さな人形を取りだした。

    澪田「…なんすかそれ」

    ウサミ「ウサミ人形でちゅ!押すと喋るんでちゅよ!」

    全員「…」

    ウサミ「ちょちょっと!何でちゅかその残念そうな目は!?」

    日向「まあ…実際残念だしな」

    ウサミ「ガーン!」

    ウサミ「ほ…本当は、これを渡そうと思ってたんでちゅよ!ほら!」

    名誉挽回を目指すように、ウサミは袋を取りだした。

    左右田「その色のゴム袋…まさか!」

    ウサミ「水着でーちゅ!これでみんなで仲良く海で遊んでくだちゃーい!」

    ウサミ「らーぶらーぶ!」

    左右田「そうそう!こういうのを待ってたんだよ!」

    ウサミ「では、ミナサン自分のコテージで着替えてきてくだちゃい!」

    みんな、袋を持って自分のコテージへ走って行った。


    澪田「キャッホーーーーー!!」

    左右田「最っ高だぜえええ!!」

    辺古山「…無駄にテンションが高いな」

    罪木「け…怪我したら、いつでもおっしゃってくださいね…」

    花村「ボク、日焼け止めクリーム持って来たよー!誰か塗ってほしい人いるー?」

    弐大「応ッ!気が利くのお!それじゃあ頼むぞ!」

    七海「海で出来るボードゲーム持って来たよ?やる?」

    ソニア「い…いえ…わざわざ海でやる必要は…」

    狛枝「田中クンは泳がないの?」

    田中「…我が求めるのは、混沌と静寂のみだ。それに、我が魔獣は聖水に弱いのだ」

    終里「日向って泳ぐおっせーよな!」

    日向「お前が速すぎるんだよ」

    とその時

    日向「…え?」

    一瞬で薄暗くなってしまった…

    狛枝「?」

    十神「な…なんだ!?」

    ウサミ「あわわ…」

    ウサミ「な…何でちゅかこれえええ!?」

    『アー!アー!マイクテスッ!マイクテスッ!聞こえますか?聞こえてますかー?』

    日向「は…?」

    モニターから、不気味な声が流れてきた。

    『オマエラ、悪いんだけどさ、とりあえず公園に集まってよ!よろしくね!』

    プツン…

    全員「…」

    ウサミ「ま…まさか!?こうしてはいられないでちゅ!」

    ウサミはとっとと去って行った…

    小泉「え…えーっと…」

    狛枝「これからどうする?」

    左右田「いや泳ごうぜ。ウサミが居なくなったけどよォ」

    七海「…私達も公園に行った方がいいんじゃないかな?」

    日向「…公園って…どこだよ…」
  5. 6 : : 2014/02/16(日) 00:38:45
    公園


    七海「…誰もいないなあ…」

    七海「ウサミちゃーん?」

    七海「みんなー?」


    七海「…」





    4時間後


    七海「zz…」

    日向「ん?おい、七海?」

    七海「…あ、寝てた」

    日向「寝てたって…立ちながらか!?」

    七海「…誰も来ないから」

    日向「え?ここが公園なのか?」

    七海「うん。そうだ…と思うよ?」





    更に3時間後


    やっと全員集まった。

    ウサミ「はあ…はあ…」

    日向「ウサミ。どこ行ってたんだよ?」

    ウサミ「ミ…ミナサンを…探しに…。…あいつは…ミナサンが…揃わないと…出てこない…みたいでちゅから…」

    日向「あいつ?」

    「やっと揃ったかオマエラ!!」

    日向「っ!?」

    「全く!オマエラが揃わないと出てこれないから、絶望的に退屈でしたよ!!もう!!」

    日向「誰の…声だよ…」

    「ボクだよ!!!」

    そして…それは始まった。
  6. 7 : : 2014/02/16(日) 09:34:22
    ボヨヨ〜ン

    公園にある像の上に、白黒のクマが現れた。

    モノクマ「オマエラ!初めまして!そして、久しぶり!ボクはモノクマ!この学園の学園長なのだ!」

    日向(モノクマ…?)

    ウサミ「や…やっぱりあんたでちたか!」

    ウサミ「で…でも、なんでモノクマがここに?!」

    モノクマ「ふー。やっと自己紹介できた!7時間も待たされて、もう登場は止めようかと思ってた頃なんだよねー」

    ウサミ「む…無視しないでくだちゃい!」

    モノクマ「そこかー!」

    ウサミ「ほえ?」

    モノクマ「てい!ていてい!」

    モノクマはウサミに殴りかかった。

    ウサミ「きゃあー!やめ…やめて…!」

    モノクマ「オラオラオラ!」

    ウサミ「きゃあー!」

    …しばらく経つと、ウサミはモノクマに叩きのめされていた。

    モノクマ「じゃじゃーん!大・勝・利!」

    ウサミ「ああー!あ、あちしのマジカル☆ステッキがあ…!」

    モノクマに踏み折られていた。

    モノクマ「さて、完全勝利の後は…」

    モノクマ「そもそもお前って、地味なんだよな。地味すぎるんだよな。だから、ボク好みに改造してやるよ!アーッハッハ!」

    モノクマ「オラオラー!」

    ウサミ「きゃー!やめてー!」

    モノクマ「コラ!暴れるな!木の棒が…上手く中に入らないだろ!」

    ウサミ「いーやーだー!止めてええ!」

    …しばらく経つと

    モノクマ「じゃじゃーん!大・完・成!」

    ウサミ「な…」

    ウサミ「なんでちゅかこれえええ!?」

    モノクマ「お前は、ボクの妹って設定しておいたよ!だから名前もモノミな!」

    ウサミ「そ…そんな?!何を勝手に…!」

    モノミ「ほわわ!?名前もすっかりモノミになってるし!?」
  7. 8 : : 2014/02/16(日) 14:28:18
    日向「ん?」

    左右田「あんだ?騒がしいな…」

    左右田「…」

    左右田「ぎゃー!あの変なクマが増殖してるう!」

    モノミ「あ、あちしはあんなのとは違いまちゅ!」

    日向「もしかして…ウサミか?」

    モノミ「…そうでちゅ」

    モノクマ「では、コロシアイ修学旅行…開始でーす!!」

    日向「…は?」

    七海「コロシアイ…修学旅行…?」

    九頭龍「わ…わけわかんねー事言ってんじゃねえぞコラア!!いきなり何言ってんだ!」

    モノクマ「いや聞いてろよ!今説明したばっかじゃん!!」

    終里「おまえらの会話なんて、一言たりとも聞いちゃいねえよ」

    モノクマ「あ…あんなに…長々と説明したのに…全く聞いてなかったとは…」

    七海「…」

    モノクマ「まあいいよ!分かるまで何回でも言ってやるから!ボクのしつこさを侮らない方がいいよ!」



    モノクマ「以上がルールです!分かった?分かれ!」

    左右田「いや全く分かんねー」

    終里「もっと丁寧に分かりやすく教えてくれよ」

    モノクマ「つまり、誰かを殺して学級裁判を生き残ればいいんだよ!!」

    日向「生き残るって…具体的に何するんだよ」

    モノクマ「察しろよ!!裁判するんだよ!!話し合って犯人を見つけんだよ!!」

    左右田「なんだよそのルール!めんどくせーな!」

    モノクマ「オマエラさっきから反抗的だなおい!じゃあいいよ!まずはボクの力を見せてやるよ!!」

    モノクマ「出でよ!モノケモノー!!」
  8. 10 : : 2014/02/17(月) 19:32:46
    ゴゴゴゴゴゴゴ…!

    …石像が動き出した。

    動き出した石像達は、モノクマの後ろに立った。

    日向「…は?」

    モノクマ「出た!こういう事になると、毎回「…は?」って言うよねキミ!」

    九頭龍「な…なんだ…こりゃ…」

    左右田「あ…ありえねー…」

    七海「一体…何が起こってるの…?」

    狛枝「石像が動いた…そして、あの石像の名前は…モノケモノ…らしいね…」

    モノクマ「おっ!初めて望んだ反応してくれた!ボクは今、とっても感激してるよ!」

    日向「…」

    日向(なんだよ…これ…)

    日向(こんなの…おかしいだろ…)

    日向(こんな強そうなの、何でこんな早く出て来るんだ!こういう強そうな奴は最後に出て来るってお約束だろ!」

    七海「うん!そうだよね!こんなのおかしいよね!ゲーム的にも現実的にも!」

    左右田「日向…途中から声に出てっぞ」

    モノクマ「まだ現実を理解してない奴がいた!こうなったら…!モノケモノの力を…思い知らせてくれる!」

    モノクマ「じゃあいっくぞー!」


    ズドドドドドドドドド!!

    モノミに集中砲火!!

    モノミの体は全て消し飛び、リボンだけがかろうじて残った…


    左右田「あ、モノミがやられた」

    モノクマ「リアクション薄ッ!!!」

    終里「まああいつはうるさいだけで、何もしなかったしな」

    花村「強いて言えば、水着を用意してくれたお陰で、みんなの水着姿を拝めた事だよね!」

    モノクマ「っつかこれはモノミを消すためじゃなくて、物分かりが悪すぎるオマエラに、分かりや〜〜〜すくボクの力を教えてやるためなんだよ!!もうめんどくさいから一言で終わらせるぞ!ボクに逆らうな!!以上!!」

    狛枝「うん。分かりやすいね。これからもそれくらい簡潔に教えてくれるとありがたいかな」

    モノクマ「…」

    モノクマ「じゃ、もうオマエラ相手に話すの疲れたし、修学旅行のルールに追加しとくから、あとで各自、見ておくように」

    モノクマ「それじゃ…解散…」

    ものすごく疲れたように、モノクマは去って行った。
  9. 11 : : 2014/02/17(月) 19:34:32
    全員「…」

    十神「…よし。とりあえず、俺達も解散するとしよう」

    澪田「解散して…どうするんすか?もう暗いけど…帰る場所が無いっすよ?」

    狛枝「うーん…今夜は野宿かな…」

    西園寺「えー。そんなのやだよー」

    終里「何でだよ。俺は別にいいぞ?」

    キーンコーンカーンコーン

    モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会が、お知らせします』

    モノクマ『ただいま、午後10時になりました』

    モノクマ『波の音を聞きながら、ゆっくりと、お休みください』

    モノクマ『ではではいい夢を…グッナイ』

    モノクマ『あ、あと、どうせオマエラの事だから、寝る場所がなくて困ってるだろ?』

    モノクマ『全員、電子生徒手帳のマップをご覧ください…』

    モノクマ『左右田君!終里さん!西園寺さん!さっさと見ろ!!』

    まるでこっちの動きを把握してるかのように、めんどくさがってマップを見てなかった人を急かした。

    モノクマ『ホテルの中の、自分の名前と顔がある家の中で寝て下さい。そこ以外で寝るなよ?』

    モノクマ『ではではいい夢を…グッナイ』

    プツン…

    十神「…よし、向かうか」

    狛枝「そうだね」

    日向「あの沢山の小さな家って、俺達がくつろぐ為にあったんだな」

    田中「コテージといったな?よし、向かうぞ!我が城へ!」

    …そして全員が盛大に迷ったので、結局モノクマが1人1人連れて行く事になった。
  10. 12 : : 2014/02/18(火) 19:18:04
    キーンコーンカーンコーン

    モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会が、お知らせします…』

    モノクマ『オマエラグッモーニン!本日も絶好の南国日和ですよー!』

    モノクマ『さあて、今日も全開気分で張りきっていきましょう!』

    日向「…」

    無駄にハイテンションな声に起こされた…

    日向「…これからどうしようかな…」

    モノクマ「モノクマ登場だよ!」

    日向「おっ?!」

    モノクマ「この部屋に、ボクの人形を隠しました!それを見つけないと、外には出られないよ!」

    日向「いや…別に出る気ないんだが…。それより、朝食はどこだよ?」

    モノクマ「そっからか!朝食は、ここから出てプールの方向に歩いて行って、その奥に大きなレストランがあるから、そのレストランの2階に置いといたよ!」

    日向「…お…おう」

    モノクマ「ちゃんと覚えた?覚えたよね?」

    日向「ま…まあとりあえず行ってくる」

    モノクマ「だからその前に隠れモノクマ見つけ…!

    モノクマ「…」

    日向「?どうしたんだよ?」

    モノクマ「いや…よく考えたら、隠れモノクマ見つけるまでここにいたら、君餓死しちゃいそうだしさ…やっぱいいや…」

    日向「じゃあもう行っていいんだな?」

    モノクマ「君達の扱いに慣れてるボク…悲しい……ん?あ!ちょっ!日向クン!ストップ!!絶対迷うからやっぱボクが連れてくよ!おい待て!!」


    レストラン


    澪田「おっはよー!はじめちゃん!」

    日向「お…おはよう」

    終里「ほう。ひはは」

    日向「食いながら喋るなよ…」

    十神「これで全員か?」

    辺古山「左右田はどうした?」

    日向「モノクマが捕まえに行った。絶対迷ってるからな」

    西園寺「逃げ出したんじゃないのー?あんな明らかなビビリキャラ、絶対逃げてるか現実逃避してるってー」

    澪田「どっちにしろ逃げてるんすね!」

    辺古山「まあ…この状況では仕方あるまい。この島から出られないのだからな」

    狛枝「でも、全員分キボウのカケラを6個ずつ集めたら帰れるんだよね?」

    花村「では女子のみなさん!ボクと恋人以上の関係になりましょう!そうすればすぐに帰れますよ!」

    狛枝「話聞いてた?全員分だよ」

    モノクマ「オマエラ、頭悪いくせに普通に会話出来んだな!」

    左右田「おーいい匂い!ここに朝食があったんだな!」

    日向「左右田…今までどこにいたんだよ…」

    左右田「いやずっとレストラン探してたんだけどよオ。何故か希望ヶ峰学園に来ちゃ…

    モノクマ「よしオマエラ!耳の穴かっぽじってよーく聞け!!」

    モノクマ「オマエラなあ…!誰もこの修学旅行の新ルール見てないだろ!?」

    終里「ああ、そんなのあったか?」

    モノクマ「あったとも!ありましたとも!おら全員確認しろ!」

    今回はモノクマが直接見てるので、みんな素直に生徒手帳を確認した。
  11. 13 : : 2014/02/19(水) 16:31:27
    モノクマ「新・修学旅行のルール①!誰かが誰かを殺した場合、この島から出ることができます」

    ザシュッ!

    バタッ

    十神は倒れた。

    花村「殺したよ?」

    モノクマ「…」

    モノクマ「はい次、新ルール②。島から出るには、その後に開かれる学級裁判で生き残る必要があります」

    モノクマ「③学級裁判とは、誰が人を殺したのかを話し合って、人を殺した人を見つける事です」

    モノクマ「④これで、人を殺した人を見つける事ができれば、人を殺した人が死にます」

    モノクマ「⑤逆に見つけられなかった場合は、人を殺した人以外のみんなが死に、人を殺した人だけがこの島から出られます」

    モノクマ「とまあこんな感じですわ」

    モノクマ「じゃあもう一人殺されちゃったし、まあいっちょやっちゃおうか」

    ピンポンパンポーン…!

    モノクマ『死体が発見されました!』

    モノクマ『一定の自由時間の後、学級裁判を開きます!』

    日向「なっ…!?」

    左右田「だ…誰か殺されたのかよオ!?」

    モノクマ「いやさっき、あんたらの前で十神君がブッ刺されましたがな」

    九頭龍「ああ?どうせこいつ、トマトケチャップでも持ったまま寝たんだろうよ。おら、さっさと起きろ…

    十神を起こした途端、九頭龍の動きが止まった。

    日向「ど…どうしたんだ?」

    九頭龍「し…死んでっぞ…こいつ…」

    日向「は?」

    九頭龍「と…十神の野郎…!いつの間にか死んでやがる!!」

    日向「…」

    全員が黙った。

    …そして…

    残酷な非日常が…始まった
  12. 14 : : 2014/02/20(木) 17:48:19
    日向「…」

    左右田「まあ、コイツ偉そうなだけで何もしなかったよな」

    終里「誰だ!十神を殺しやがったのは!!名乗り上げねーとぶっとばすぞ!!」

    モノクマ「まあ…誰が犯人かは一目瞭然だったけど…まあお約束なんで始めよっか…」

    モノクマ「ほい。ザ・モノクマファイル!」

    七海「モノクマファイル?」

    モノクマ「ここには、ボクが教えられる程度の情報が書いてありますから。君達の唯一の手掛かりになっちゃう可能性もあるから、なくなさないようにね!」

    【モノクマファイル】コトダマゲット!!

    モノクマ「じゃあこれから一定時間…じゃあ30分間自由時間にするので、30分以内に証拠をかき集めてきてね!頑張ってね〜」

    モノクマは去った。

    日向「…」

    左右田「…で…どーすんだよ?」

    七海「…十神君を殺した人を…私達で見つけるんだね…」

    狛枝「そのために、話し合いをするために…まずは証拠を集めろ…ってことだね」

    辺古山「とにかく調べればよいのだな?」

    左右田「あーめんどくせー…」

    弐大「だが…十神が殺されたのだ…!こんな事をした奴の事を放っておく事はできまい!」

    西園寺「無駄に偉そうだったくせに何もしなかった豚足ちゃんでも?」

    弐大「…応ッ!!」

    日向(とにかく…やるしかないか…)

    日向(いや…やってやる!あいつの好きになんてさせるか!)


    調査開始


    日向(えっと…確かモノクマファイルとかあったよな…)

    日向(被害者は十神白夜…
    死亡推定時刻は、午前9時15分。
    腹を刃物で一突きされたようだ。それ以外の外傷は見当たらない)

    日向「…」

    日向「え…?これだけか?」

    七海「…あんなに偉そうに出した割には、たいしたことない情報だね」

    七海「じゃ、次はやっぱり、自分で十神君の死体をしらべないと」

    日向「あ…ああ…」

    十神の死体に近づいた。

    日向(確かに…腹が切れてる…刃物で刺されたらしいな…)

    日向(うつ伏せに倒れてるから、パッと見ただけじゃ分からなかったけど…やっぱりこいつは、誰かに腹を一突きされて死んだのか…)

    【十神の死体】コトダマゲット!!

    日向(あとこれは…)

    日向(…赤い…包丁…?)

    【赤い包丁】コトダマゲット!!

    七海「包丁ってことは、厨房が関係してるのかな?」

    日向「ああ、なるほどな。じゃあ厨房も見てくるか」


    厨房


    日向「お、花村」

    花村「やあお二人さん。どうかしたのかな?ちょっと今ボクは忙しいんだけどな…」

    七海「何で?」

    花村「そりゃあ、昼食の仕込みだよ。超高校級のシェフが作る超高校級の料理は、長い仕込みが必要なんだよ」

    終里「おお!お前が昼を作ってくれんのか!」

    日向「終里!?い…いつの間に…」

    七海「すごい速さで来たよ。匂いに釣られたんだろうね」

    終里「よっしゃあ!!その肉よこせええ!!」

    花村「だ…駄目だって!まだ味ついてないし!まだ昼じゃないし!」

    日向「お…おい…!

    七海「待った」

    日向「え?」

    七海「この厨房を調べるには、花村君は邪魔だからさ、終里さんを止めてる間に調べさせてもらおうよ」

    日向「そ…そうだな…」
  13. 15 : : 2014/02/20(木) 18:05:21
    七海「じゃ、ちゃちゃっと調べてこう」

    日向(よし、まずは…)

    日向(…ん?)

    日向(このタオル…若干赤い?元々若干赤い…わけないよな。そんな感じのタオルじゃないし)

    七海「ここに赤が付いてるってことは、ちょっと落ちにくいものなんだろうね」

    日向「そうなのか?」

    七海「簡単に落ちるものなら、洗い流してここには付かないハズだもんね」

    【若干赤いタオル】コトダマゲット!!

    七海「あ、あと…ほら。これ」

    日向「ん?」

    七海「包丁が1本無いよね」

    日向「そうだな。ちゃんと戻しとけって…」

    七海「…」

    【厨房の包丁】コトダマゲット!!

    七海「これくらいかな…」

    日向「一旦戻るか」


    レストラン


    日向「な…なんだこれ!?」

    レストランは、すごく荒れ果てていた。

    終里「うあああ!!飯ーーー!!」

    バキ!!

    またひとつ、テーブルが破壊された。

    弐大「うおおお!?なんじゃこりゃあ!?」

    澪田「澪田が聞いた声によると…」


    終里「別にいいじゃねーか!腹減ってんだからくれよ!!ケチケチすんな!!」

    花村「だって、まだ味ついてないもん!完璧な料理にしないと、ボクのプライドが許さないんだよ!!」

    終里「ワケ分かんねー事言いやがって!!」

    モノクマ「まったく騒がしいなあ…!」

    モノクマ「ここで騒ぐ奴はこれから飯抜きだよ!!昼まで待てって!」

    終里「ちっっっっっっっっっっっっっっっっきしょおおおおおおおおおおおおお!!!!」


    澪田「とのことっす!」

    弐大「憤…!そういうわけか!よし、わしが沈めてやろう!」

    弐大は、終里を止めに行った。

    日向「それにしても…澪田、耳いいな」

    七海「うん。ここからそんな正確に聞き分けられるなんて」

    日向(まああいつら大声だったけど)

    澪田「もっとホメてホメて〜!」

    七海「じゃあさ、何か気になる声とか聞いてなかったかな?」

    澪田「うーん…曖昧っすね…」

    澪田「あ、でも…!」


    花村「殺したよ?」


    澪田「っていう声なら聞いたっすよ!」

    七海「…」

    日向(どういう意味だ…?)

    【澪田の証言】コトダマゲット!!

    キーンコーンカーンコーン

    モノクマ『やあみんな!やってるかーい?捜査は進んどるかーい?』

    モノクマ『なんと!学級裁判が始まるんだぜーい!』

    モノクマ『オマエラ!モノクマロックに集ご…

    モノクマ『いやまて。やっぱオマエラそこ動くな。1人ずつ迎えに行くから、絶対動くな!いいな!』

    そして、慣れたのか数十分でモノクマロックに全員たどり着けた。
  14. 16 : : 2014/02/20(木) 18:26:10
    モノクマロック


    田中「な…なんだ…!?この禍々しい4体の魔像は!?」

    罪木「ぶ…不気味にも程がありますよぉ…」

    狛枝「…というより、こんな石像、最初は無かったような…」

    モノクマ「やあ、お待たせしました!」

    左右田「ったく。待たせやがって」

    モノクマ「終里さんが暴れるのを抑えるのと、壊した物の修理してたんだよ!全く…この島にあるものは全部新品なのに…」

    【モノクマの証言】コトダマゲット!!

    モノクマ「さてと。ではオマエラ!ここのどこかにある隠し扉を、頑張って見つけてくださーい!全員で探せば、きっといつか見つかるさ!じゃあ先行ってるね!ばいばーい!」

    モノクマは去った。

    左右田「なんつー不親切な…!」

    西園寺「もー帰ろうかなー」

    花村「そうだね。昼作らないと」

    西園寺「私の言葉に反応すんな変態」

    花村「あっれー?空耳が聞こえたなあ?」

    日向「…」

    左から2番目のモノクマロック…

    真下にあからさまに怪しいスイッチがある…

    日向「…」

    七海「…これを押せ…ってことかな…」

    狛枝「分かりやすい罠だね?」

    日向「ああ…嫌な予感しかしないな…」

    七海「…」

    七海「ストーリーを進めるには、たとえ罠だと分かっていても作動させないとならない事がある」

    日向「…だな」

    ポチ

    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!

    ガララララララ!

    モノクマロックの中から、エスカレーターが現れた!

    モノクマ『よし、オマエラ乗れ!乗らない奴は殺す!』

    いつのまにかついていたモニターに命令されて、みんな素直に乗り込んだ。


    ゴウン…ゴウン…!

    中はエレベーターだった。

    左右田「あー揺れる…オェ…」

    罪木「ひゃああ!?だ…大丈夫ですか!?」

    小泉「すでにダウン寸前じゃない…」

    花村「うん!欠席者がいたら裁判できないよねー!!」

    花村は明らかにわざと、大声出した。

    しかし、エレベーターは容赦なく落ちていく…

    そして…止まった。


    日向「?!」

    モノクマ「来てくれた!来てくれたよ!!頭が悪すぎる生徒さん達が、ちゃんと来てくれたよーー!!」

    モノクマ「ちゃんと解決できるかどうか…不安すぎますが…」

    モノクマ「まあ、犯人自身も相当な馬鹿なので、大丈夫でしょう」

    花村「なにをー!!」

    モノクマ「では、オマエラ!自分の名前が書いてある椅子に、お掛けください!」


    超高校級の御曹司…十神白夜…

    何もしなかったけど…多分おそらく…もっと生きていれば、ちゃんとリーダーを努めてくれただろう…

    そんな十神を殺した犯人が…

    この中にいる…!

    人を殺すなんて許される事じゃない…

    でもそれ以上に…

    モノクマも思い通りにはさせない…!

    俺が絶対に…突き止めてやる…!


    学 級 裁 判
    開 廷 ! !
  15. 17 : : 2014/02/21(金) 17:01:51
    モノクマ「では最初に、学級裁判の簡単な説明から始めましょう」

    モノクマ「学級裁判では、誰が犯人か?を議論し、その結果は、オマエラの投票により決定されます」

    モノクマ「正しいクロを指摘できたら、クロだけがおしおき。でも、もし間違った人物をクロとした場合は…」

    モノクマ「クロ以外の全員がおしおきされ、みんなを欺いたクロだけに、この島から出る権利が与えられます!」

    狛枝「端的に言うと?」

    モノクマ「話し合って、十神君を殺した人を見つけて下さい」

    モノミ「分かりやすいでちゅねー。いつの間にかちょっと優しくなってまちゅか?」

    全員「モノミ!?」

    モノミは、モノクマが座ってる椅子の横で縛られて吊されていた。

    モノミ「お久しぶりでちゅミナサン!先生は、生徒達に会えて嬉しいでちゅよ!」

    左右田「ま邪魔だけはすんなよ」

    モノミ「いきなりあちしの扱い酷くないでちゅか!?あちしが何をしたっていうんでちゅか…」

    モノクマ「まあこんなのはほっといて、さっさと議論を始めちゃってくださいな!」

    狛枝「じゃあ、まずは凶器の話からいこうか」

    日向(凶器か…一体何なんだろうな…)

    議論開始!

    終里「キョウキ…キョウキねえ…」

    終里「つか、キョウキって何だ?」

    狛枝「十神君を殺す為に使ったものだよ」

    七海「確か…それらしき物はあったと思うけど…」

    花村「あ、レストランといえば、【ナイフとかフォークじゃない?】」

    【赤い包丁】

    日向「それは違うぞッ!」BREAK!!

    日向「いや、凶器は包丁のはずだ!」

    辺古山「うむ。十神の死体の近くには、真っ赤な包丁があったからな」

    九頭龍「あの赤は、血の色だったってわけか…」

    七海「まあ、他に凶器になりそうなものもないし、モノクマファイルとも一致するし、いいんじゃないかな?」

    狛枝「犯人は包丁で十神クンを刺した…うん、ほぼ間違い無いね」

    モノ&モノ「おおおおおおおお!!」

    モノミ「あんなに頭悪かった生徒さん達が、あんなに頭良さそうに議論してるでちゅ!うるうる…あちし嬉しいなあ…」

    モノクマ「ま、ボクの教育の成果っすね!モノミは役立たずだったからなあ。物見状態だったもんなー」

    左右田「はいはい馬鹿兄妹は黙ってろって」

    狛枝「じゃあ議論を続けようか」

    罪木「で…でもぉ…次は何を話し合えば…?」

    日向「…」

    七海「次は犯人の話だよ」

    澪田「いきなりっすか!?まだ全っ然分かんないんだけど!?」

    七海「だから、分かるように話し合うんだよ。大丈夫だって!」

    日向「…よし。分かった。やろう!」

    議論開始!

    終里「ハンニン…ハンニンねえ…」

    澪田「またこのパターン!?」

    狛枝「犯人っていうのは、十神クンを殺した人の事だよ」

    ソニア「凶器は包丁でしたよね…?」

    田中「あの包丁は、どこから持って来た異物だというのだ?」

    花村「【自分の部屋からじゃないかな?】」

    【厨房の包丁】

    日向「それは違うぞッ!」BREAK!!

    日向「あれは自分の部屋から持って来たんじゃない。厨房から持って来たはずだ!」

    七海「厨房の包丁が、1本無くなってたんだよね。包丁を使ってる感じでもなかったし、無くなった包丁が凶器なんだよ」

    弐大「厨房の包丁が凶器だとすれば…」

    弐大「それを持ち運ぶことが出来た奴が犯人じゃな!!」

    日向「!」

    日向(それって…)

    怪しい人物を指名しろ!

    花村 輝々

    日向(お前しか…いない!)

    日向「花村!お前なのか!?」

    花村「へ?」

    左右田「やっぱそうか!オレもそう思ってたんだよ!」

    花村「いやいやいや!ちょっと待ってよ!なんでそれだけでボクが犯人になるの!?」

    日向「もちろんそれだけじゃない!まだあるんだ!」

    【澪田の証言】

    日向(これで証明できる!)

    日向「お前の怪しい声を、澪田が聞いていたんだ!」

    澪田「あーそういえば!」


    花村「殺したよ?」


    澪田「確かにこの4つの耳で聞いたっす!私は耳だけには自信ありますから!!」

    花村「そ…そんなこと…!」

    日向(認めない気か…)

    日向(でも…俺達はやるしかないんだ…!)


    学 級 裁 判
      中 断
  16. 18 : : 2014/02/22(土) 11:50:47
    学 級 裁 判
      再 開


    七海「じゃあ議論を続けよっか」

    澪田「澪田が、耳だけには自信ある!なめんな!って言ったあたりだったよね?」

    日向「若干違うけど…まあそんな感じだな」

    花村「それで、ボクが勝手に犯人に仕立て上げられちゃったとこだよね」

    日向「勝手じゃないだろ」

    花村「まだ言うか!!」

    日向「当たり前だ!俺達は犯人を見つけなきゃいけないんだ!!」

    七海「日向君…彼に証拠を突きつけてあげて…」

    七海「こんなの…もう終わりにしよう…」

    終里「呼んだか?」

    左右田「呼んでねーよ黙ってろ!」

    日向(そうだ…こんなこと…もう終わらせなきゃな…)

    左右田「ん?呼んだか?」

    ソニア「お黙りなさい!」

    日向(やるぞ…!花村が犯人だって証拠を突きつけるんだ…!!)

    【若干赤いタオル】

    日向(これで証明できる!)

    日向「厨房に、こんなタオルがあった」

    弐大「若干赤い…なあ」

    罪木「それってもしかして…!」

    日向「血だ。十神を刺した後、犯人は自分に付いた血を拭いたんだ」

    小泉「え?なんで自分に血が付くの?」

    日向「…」

    日向(何故だ…?思いつかない…!もう少しで閃きそうなんだけど…!)

    閃きアナグラム開始!

    □□□□     り    か   え
         ち    え        り
          ち    か  り
       か     り       え     ち

    かえりち

    日向(ようし分かったぞ!)COMPLETE!

    日向「そうだ!!返り血だ!」

    小泉「返り血…?」

    九頭龍「ああ、人を殺すと、大量の血が吹き出すんだ。その吹き出した血を、自分が浴びちまったってか…」

    日向「返り血を浴びた花村は、厨房で洗ったんだ!」

    日向「そうして、血が落ちきらず、タオルに赤が残ってしまったんだ!」

    花村「ちょっと待ってよ!!」反論!

    花村「あのタオルは、最初っから汚れてたんだよ!」

    日向「さ…最初から!?」

    花村「そう!だから、ボクじゃないんだよ!」

    反論ショーダウン開始!

    花村「あのタオルは【元々汚れていたんだよ!】」

    【モノクマの証言】

    日向「その言葉…斬らせてもらうッ!」BREAK!!

    日向「モノクマがこんな事言ってたよな。お前も聞いたはずだ」


    モノクマ「やあ、お待たせしました!」

    左右田「ったく。待たせやがって」

    モノクマ「終里さんが暴れるのを抑えるのと、壊した物の修理してたんだよ!全く…この島にあるものは全部新品なのに…」


    日向「この島にあるのは、全部新品なんだ。だから、元々汚れてたなんて、通用しないんだ!」

    花村「ぐ…っはあああ!!」

    狛枝「全く…無駄な悪あがきだったね…花村クンの反論は、一瞬で斬られちゃったね…」

    花村「う…ぐぐ…」

    七海「…」

    七海「じゃあ日向君。今回の事件を、最初から全部説明してよ」

    七海「そうすれば…」

    日向「…分かった…」

    クライマックス推理開始!

    日向「これが事件の全てだ!」

    日向「まず花村は、モノクマの話…人を殺せばここから出られるっていう話を聞いた瞬間…十神を…包丁で刺したんだ…」

    日向「次に花村は厨房に行き、返り血を洗った。中々落ちなかっただろうな。しかも俺達が来たから、急いで手を拭いたはずだ」

    日向「そのために…タオルが赤くなってしまったんだ…」

    日向「犯人は花村輝々!お前だ!!」COMPLETE!

    花村「…」

    狛枝「あまりにも計画性がない犯行だよね…そりゃあすぐばれるよ…」

    花村「…」

    狛枝「でもさ…これって光栄だよね?希望の踏み台になれたんだから…

    モノクマ「そろそろ考えはまとまったかな?じゃあ投票タイムといきましょっか!」

    日向「投票…タイム…?」

    モノクマ「まあ、君達が犯人だと思う人が書いてあるボタンを押せばいいんだよ」

    モノクマ「さて…投票の結果、クロとなるのは誰なのか…その答えは…正解か…不正解なのか…」

    狛枝「端的に言うと?」

    モノクマ「オマエラが選んだ人は、本当に犯人かなー」


    MONOKUMA VOTE

    花村 花村 花村


    学 級 裁 判
      閉 廷
  17. 19 : : 2014/02/23(日) 16:35:34
    モノクマ「大正解ー!今回十神白夜君を殺した犯人は…」

    モノクマ「花村輝々君でしたー!」

    モノクマ「いやー正解しちゃったねー!最初っから全滅するかと思ったよ!コングラチュレーション!」

    モノクマ「というわけで、時間が押してるんでさっさと始めちゃいましょっか!」

    モノクマ「今回は、祝!馬鹿共の初勝利ってわけで、スペシャルなおしおきを用意しました!」

    日向「お…おい…なんだよさっきから…!勝手に話を進めるな!」

    モノクマ「オマエラが、こんなくだらない事に長時間かけて議論してるから、ボクも退屈だったんだよ!だから、今はボクのターンだからちょっとハイテンションなんだよねー!アーッハッハ!!」

    狛枝「さっきちょろっと聞こえたけど、おしおきって何なの?」

    モノクマ「ああ、言ってなかったっけ」

    モノクマ「処刑だよ。ほら、犯人を指摘できれば、犯人は死ぬって言ってたじゃない」

    七海「…!」

    日向「じゃあ…花村は…」

    花村「そ…そんな…」

    モノクマ「うるさいうるさい!今はボクのターンなんだよ!さっさとおしおきしたいんだよ!」

    モノクマ「ってわけで、張りきっていきましょう!おしおきターイム!」


    ハナムラくんがクロにきまりました。
      おしおきをかいしします。

    【とんかつの花村】

    ズシャアアアアー!!
    ズドドドド!!
    ドゴオオオン!!
    ジューー……!!


    モノクマ「エクストリーム!!」

    日向「…」

    七海「…」

    モノクマ「いくら馬鹿共でも…この状況は分かるよね?」

    モノクマ「さてと。これで今回の学級裁判は終了だよ。じゃ、解散〜」

    日向「…」

    呆然としている日向達をおいて、モノクマはさっさと去って行った…

    日向「…」
  18. 20 : : 2014/02/25(火) 16:06:35
    コテージ


    日向「…」

    日向はベッドに倒れ込んだ。

    日向(…いくら馬鹿でも…この状況くらい分かるだろ…って…)

    日向(分かってるに決まってるじゃないか…)

    日向(明日から…飯どうすんだ…)

    日向「…」

    そのまま日向は、特に何も考えず眠りについた…


    キーンコーンカーンコーン

    モノクマ『えーと、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会が、お知らせします…』

    日向「…」


    ホテル


    七海「おはよう、日向君」

    日向「お、七海。おはよう」

    七海「…大丈夫?」

    日向「何がだ?」

    七海「…」

    七海「いや、大丈夫みたいだし、いいや」

    七海はレストラン(1F)に向かって行った。

    日向「…?」

    日向「っつか七海の奴…この時間にゲームしてないなんて珍しいな…」

    日向(むしろ…今起きたみたいだったな…俺もだけど)

    左右田「うぃーす!日向!」

    日向「おお、左右田」

    左右田「そういやさー、今日から飯どーすんだって話だよな。あの変態料理人もいねーしよォ…」

    日向「そうだな…」

    左右田「ま、とにかく言ってみるしどねーか…」

    日向「…」

    左右田はさっさといっってしまったので、日向もレストランに急いだ。


    レストラン


    日向「あれっ?」

    既に朝食は用意してあった。

    左右田「うお。昨日とさほど変わんねーじゃねーか。花村もいねーのに、誰が準備したんだよ?」

    七海「…やっぱりモノクマじゃないかな?ついでに言っておくと、昨日までの食事も、全部花村君作じゃないみたいだよ?」

    というわけで、日向達は今までと変わらない朝食をとった。

    日向(っていうか…今まで全部モノクマが作ったもの食ってたのか…。今更だけど大丈夫なのか?)

    …モノクマ=信用出来ない が脳に刻み込まれているようだ。
  19. 21 : : 2014/02/26(水) 14:10:52
    モノミ「ハローエブリワン!」

    モノミが現れた。

    全員「…」

    モノミ「あれ?」

    しかし無視されてしまった。

    モノミ「ちょ、ちょっと!何であちし、こんなに嫌われてるんでちゅか!?」

    モノミは叫んだ。しかし効果が無かった。

    左右田「ったくうるせーな。朝食の邪魔すんなっての」

    モノミ「邪魔者扱い!?」

    モノミの精神に100ダメージ。

    モノミ「うう…せっかくモノケモノを1匹倒したのに…」

    興味深い一人言を言った。

    …しかし効果が無かった。

    モノミ「…分かりまちゅよ…一気に2人も死んでしまったし…ミナサン落ち込んでるんでちゅね…」

    ほとんど自分に言い聞かせるような言い方だった。

    モノミ「じゃあこれだけは言っておきまちゅ。第2の島に行けるようになりまちた。だから、後はご自由に」

    モノミは去って行った。

    全員「…」

    七海「…どうする?」

    辺古山「第2の島…か」

    左右田「行くしかねーだろ!ここから脱出できるかもしんねーんだしよ!!」

    終里「ああ、そういや俺ら閉じ込められてんだっけな」

    左右田「忘れてたのかよ!?」

    終里「っはは!快適のあまりな!」

    西園寺「何?犬小屋より酷い所にでも住んでるの?」

    終里「イヌゴヤ?なんだそれ。強いのか?美味いのか?」

    左右田「おい、なんか知識おかしいぞ」

    …どんどん話が脱線し、最終的には地球が滅ぶ話まで行ってしまった。

    というわけで、第2の島に行く事になった。どういうわけだ。
  20. 23 : : 2014/02/27(木) 23:28:12
    第3の島


    日向「ここが第2の島か…?少し迷ったが…まあ合ってるだろ」

    モノクマ「ん?」

    モノクマ「…何で日向君がここにいるのかな?」

    日向「え?悪いか?」

    モノクマ「悪いよ!!行くなら2の島だろ!!なんで3の島に来るんだよ!!今に始まった事じゃないけどさ!!」

    強制的に第2の島に連れて行かれた。


    第2の島


    日向「えーっと…うん。間違い無くここが第2の島だな」

    とりあえず調べて見ることにした。


    図書室


    日向「ここはどこだ?」

    ソニア「あ。日向さん」

    日向「よう、ソニア。ここってどこだ?」

    ソニア「えーと…あ、図書館…らしいです」

    日向「あー。確かに本が沢山あるしな」

    ソニア「迷ってたら、いつの間にかここに辿り着いてて…」

    日向「ああ、俺もだ」

    ソニア「で、とりあえず本を調べてみたのですが…日向さん、これを見て下さい」

    日向「…なんだこれ?」

    パンフレットか何かのようだった。が、外国語で書かれていて読めない。

    ソニア「ジャバウォック島のパンフレットらしいです」

    日向「ジャバウォック島?」

    ソニア「私も詳しくは分かりませんが…そこら辺に、英語でジャバウォックと書いてありましたので、何か関係があるのではないかと…」

    日向「…って…ソニア。英語読めるのか?」

    ソニア「はい。大体の言語は読み書き出来ますけど…日向さん、もしかしてフランス語とかもお分かりになりませんか?」

    日向「…いや…分かるかよ…」

    ソニア「そうですか…」

    日向(ソニア…実はかなり頭いいのか?)

    ソニア「ああ、そうでした。それで…このパンフレットなのですが…」
  21. 24 : : 2014/02/28(金) 20:58:50


    日向「…」

    ソニア「…」

    一応パンフレットの中身を全部読んだが…

    2人(全っ然分からない…!)

    左右田「お?ソニアさん!…と日向!何してんだよ?」

    左右田から逃げるの如く、素早く図書館から脱出した。


    レストラン


    七海「じゃあ、報告会をしよっか」

    日向「…ん?1人足りなくないか?」

    左右田「そりゃあ、花村と十神は死んじまったからな」

    日向「話聞けよ。1人だ。そいつら抜いた1人だけいないんだ」

    弐大「無…?…応!たしかに今いるのは13人じゃ!」

    終里「まだ帰って来てねーのか?」

    西園寺「誰か死んだんじゃないの〜?」

    左右田「え…演技でもねー事言うなよ!それ俺かもしんねーだろ!」

    日向(ワケが分からない…!)

    モノクマ「…」

    モノミ「…」

    …2人が出てきた。

    ソニア「…少し心配です。お探しに行った方がよろしいでしょうか?」

    辺古山「…それほど大事でもない気がするが…まあ少し捜索した方がいいだろうな」

    田中「まさか…あの魔の迷路に惑わされ、混沌に支配されているのか?」

    罪木「迷っているだけならいいんですけどね…」

    モノクマ「ハイハイ分かってましたよ。無視される事は」

    モノミ「…慣れって怖いでちゅね…」

    澪田「あーあ。邪魔者が来ちゃった」

    狛枝「うん。場所移動しようか?」
  22. 26 : : 2014/03/01(土) 21:06:53
    ジャバウォック公園


    日向は電子生徒手帳を取りだした。

    日向「狛枝」

    狛枝「うん」

    日向「花村…は死んだよな」

    日向「九頭龍」

    九頭竜「おう」

    日向「弐大」

    弐大「応ッ!!」

    日向「左右田」

    左右田「おう」

    日向「田中」

    田中「うむ」

    日向「十神は飛ばして…小泉」



    日向「あ、小泉がいないんだな」

    左右田「あー、そういやそうだな。影薄いもんなあいつ」

    モノクマ「うぷぷ。気付くの遅すぎっ」

    モノミ「すみまちぇんミナサン…いつの間にか小泉さんが居なくなってて…あちしにもどこにいるか全く分からないんでちゅ…」

    モノクマ「実はボクもなんだよね~。ナンテコッタイ」

    左右田「まあおまえらは基本役立たずだからな」

    モノミ「…」
    モノクマ「…」

    狛枝「この2人に分からないなんてね…」

    日向「本当、あいつどこ行ったんだ?」

    終里「よし、俺がひとっ走り見て回ってくるぜ!」

    弐大「わしも行くぞおおお!!」

    モノクマ「あ〜。ボクが分からないって事はー、君達には、絶対、見つける事なんて、できないよー?って、もういっちゃったかーしょーがないなー」

    日向「お前、わざと遅く喋っただろ」

    ソニア「あの…またお2人が消えるなんて事は…」

    モノクマ「うぷぷ。それならそれで構わないんだけどね。そうすれば、何処に行ったのか分かるし。まあ場所は大体想像けどね」

    日向「え?」

    モノミ「場所は大体分かりまちゅけどね…。…え?あんたもでちゅか?じゃあもしかして…

    モノクマ「それ以上の失言は禁止じゃーー!!」

    モノミ「きゃーーー!」

    モノミは空高くふっ飛ばされた…
  23. 27 : : 2014/03/02(日) 12:53:23
    日向「ちょっと探してくる」

    七海「私も行くよ」

    狛枝「そうだね、ボクも心配だし…ボクも行くよ」

    3人で探しに行った。


    砂浜


    日向「…いないな…」

    見事にはぐれて迷った

    日向「くっ… うかつだった…!このまま戻れなかったらどうするんだ…!」


    レスtラン


    日向「あ、七海」

    七海「日向君 よかった…」

    日向「迷っt偶然ここに来れたんだが…狛枝の奴は?」

    七海「はぐれちゃったみたい…しばらく2人で日向君を捜索してたんだけど…」

    九頭龍「よう、2人で何してんだ?」

    日向「九頭龍!?何でお前がここに!?」

    九頭龍「ボケ。迷ったんだよ。ここに来たのはたまたまだ」

    七海「…」

    九頭龍「っと、そうだ。消えた奴等を探す為、全員で捜索することになったんだ。例によってモノクマの提案でな」

    七海「…え?」

    九頭龍「めんどくせーがしゃーねーよな」

    日向「とにかく…ここに居てもしょうがないよな」

    3人は移動した


    sトロベリーハウs


    日向「…」

    七海「また盛大に迷いましたなー」

    九頭龍「気味のわりー所だぜ…」

    日向「俺達…本当に迷ってrんだよな?」

    九頭龍「さあな…とにかく出口だ。出口を探せ」

    七海「迷ってきたんだから、出口はあるはずだよね」

    日向「っていうか、歩き回ればまた迷って偶然出られるんじゃないか?」

    九頭龍「そうだな…どうせ出口を見つけるには歩き回る必要があるしな…」

    3人はまた歩き出した。


    nn海のコテージ


    七海「…あ、私のコテージだ」

    日向「何でこの島はこんな迷いやすい複雑な構造してるんだよ…」

    七海「…あれ?九頭龍君は?」

    日向「…はぐれたな」

    ソニア「…あら?七海さんに…日向さん?」

    日向「ソニアか?」

    七海「…迷って私のコテージに?」

    ソニア「すみません。どうにも方向音痴なようで…」

    日向「まあ俺達も迷って来たんだけどな」

    ソニア「それにしても…よく迷いますね…まるで迷路のようです…」

    日向「実際迷路より酷いけどな…」

    日向( ったい…dうなってるんだ…?)

    ソニア「さて、早く出まsょうか」

    七海 そうだね」

  24. 28 : : 2014/03/02(日) 14:26:24
    裁判場


    日向「…」

    日向「ここは…」

    七海「裁判場…?」

    ソニア「ですが…前に来た所とは大きく違いますね…」

    左右田「一体何なんだよここは…」

    日向「…」

    日向「左右田!?」

    いつの間にか左右田がいた。

    七海「いつからいたの?」

    左右田「ついさっきだよ。迷ってたらここに来たんだ」

    ソニア「ここは裁判場…ということは、やっぱり地下なのでしょうか…」

    狛枝「そうでもないみたいだよ」

    日向「狛枝!」

    狛枝「やあ、みんなも迷ってきたの?」

    ソニア「方向音痴で弱りましたね…」

    狛枝「そうじゃないよ。ここは、ただ迷ったからって来れる場所なんかじゃない」

    九頭龍「…どういうことだよ」

    日向「九頭龍!?」

    九頭龍「よう。何か結構ここに来てんだな」

    狛枝「ここは、第2の島にあった遺跡の中みたいだね」

    日向「遺跡?」

    七海「ああ、それなら私も見たよ。何か…外見は希望ヶ峰学園だったけど…」

    狛枝「でも、実際は違った…あの遺跡の中は、この裁判場だったんだよ」

    九頭龍「どうして分かんだよ」

    狛枝「…」

    狛枝「どうしてだろうね?」

    日向「お…おい…」

    狛枝「まあすぐ分かるよ。それを今から解き明かすんだしさ」

    七海「え…?」

    モノクマ「アーッハッハ!ようこそみなさん!」

    日向「モノクマ!」

    モノクマ「いやーでもまさか、迷ってここに来てしまうなんてね…計算狂いまくりだよ…」

    モノクマ「まあいいか。じゃあこれ以上人が来ない内に…」

    モノクマ「行ってらっしゃい。希望ヶ峰学園へ」

    日向「え…?」

    そこで意識は途切れてしまった。
  25. 29 : : 2014/03/02(日) 21:15:37


    …あれ?

    …ここは…?


    教室


    日向「…」

    日向「…ここは…どこだ?」

    キーンコーンカーンコーン

    日向「…!?」

    モノクマ『やあオマエラ!希望ヶ峰学園へようこそ!これから卒業試験の説明をしますので、体育館にお集まりください!』

    日向「卒業試験…?」

    日向「いやそれよりも…ここが…こんなところが…」

    日向「希望ヶ峰学園だって?」

    日向「…」

    日向「…まさか…な…」


    体育館


    九頭龍「よう」

    日向「!みんな!…と…終里?」

    七海「うーん…グッドタイミングと言うべきなのかな…バッドタイミングと言うべきなのかな…」

    モノクマ「やあオマエラ!集まったかね!」

    日向「…これはさすがにバッドタイミングだな」

    九頭龍「おでましだ」

    モノクマ「えーっと、まずひとつ聞きたいことがあるんですが?」

    終里「何だ?」

    モノクマ「なんで終里さんがいんの?」

    終里「なんだよ。俺がいちゃーまずいのかよ?」

    モノクマ「いや…なんでここにいんの?お前…あそこにいた?」

    終里「ああ、あの変な部屋に来た瞬間、何故かここに来ちまったんだよ」

    狛枝「モノクマがボク達をここに送るとき、終里さんも滑り込んで来たんだね」

    モノクマ「ふーん。まあ…いいか…うん」

    モノクマ「さてと。これから卒業試験の説明をするよ」

    左右田「卒業ってことは…帰れんだな!?」

    モノクマ「まあ聞けや」

    モノクマ「ここでまず外の世界のお勉強をします。そしてその後に、この島から出るかどうかを、君達が選びます。終わり」

    日向「…ま…まあ…なんとなく分かった」

    左右田「ってかなんで勉強なんかしなきゃなんねーんだよ!今すぐ出せよ!この島から出るに決まってんだろ!」

    モノクマ「ダメダメ!しっかり外の世界を知って貰わないとね!体育館から出たら、色んな所にヒントがあるから、探していってね!じゃ、グッドラック!」

    モノクマは去った。

    左右田「チッ…」

    狛枝「やるしかないみたいだね?」

    終里「まーなるようになるだろ」

    九頭龍「さてと、勉強とかいったか?ったく、ふざけやがって…」

    ソニア「外の世界のヒントを探せばよろしいのですよね?」

    七海「…じゃあ…行こっか」

    日向「そうだな」

    体育館から出た。
  26. 30 : : 2014/03/03(月) 22:36:07
    日向「…あれ?」

    体育館から出ると、そこは明らかにさっきと違う廊下だった。

    日向「…また迷ったのか?」

    とりあえず気にせずに進む。


    武道場


    日向「ここは…どこだ?桜…的…鎧…」

    日向(古風だな…)

    日向「ん?」

    床に、何か本が落ちていた。

    日向「なんだこれ」

    拾ってみてみると…

    『希望ヶ峰学園の歴史』

    モノクマ「まずは歴史の勉強だよ!漫画になってるから分かりやすいけど、君達レベルで分かるかどうかは保証できません!」

    とだけ言うと、モノクマは去って行った。

    日向「…まあ…読んでみるか」



    日向「…」

    日向「…」

    日向(…)

    日向(ま…まあ…とりあえず…OK。多分理解できた)

    日向(っていうか…理解以前に、書いてある事がワケ分かんないぞ。希望ヶ峰学園が滅びたとか…)

    【予備学科について】コトダマゲット!!

    ひとまず武道場から離れて、別の部屋に入った。


    教室5-B


    日向(お、また本が置いてある)

    日向(えーっと…タイトルは…『希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件』?)



    日向(…)

    日向(えーっと…つまり…全部カムクラって奴のせいってわけだな。うん。多分)

    【希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件】コトダマゲット!!

    左右田「えっと…次はここか」

    左右田が入ってきた。

    左右田「お、日向。何だ、次はその本か?」

    日向「ああ。相変わらず色んな意味でワケ分かんないけどな」

    左右田に本を押しつけて、別の部屋に向かう。


    生物室


    日向「って寒ッ!!?」

    思わず叫んでしまった。

    日向「え〜〜〜〜〜〜っと…次は?『人類史上最大最悪の絶望的事件』?」



    日向(…)

    日向(…つまり…世界は終わった…ってことでいいのか?いいんだよな?)

    日向「ってそんなわけないだろ!!」

    【人類史上最大最悪の絶望的事件】コトダマゲット!!

    とりあえず寒いので、さっさと出て行った。


    教室5-B


    日向「…」

    モノクマ「…」

    九頭龍「…」

    無言

    モノクマがじっとこっちを見てくるが…

    無言

    日向「…」

    日向「…っはあ…何なんだよ、モノクマ」

    モノクマ「いやあ、本での説明にも飽きたしね、ボクが口頭で伝えるよ!」



    日向「…」

    日向(江ノ島盾子…か。どんな奴か聞いてなかったけど。それに…集団自殺なんて…また非現実な…)

    【超高校級の絶望】コトダマゲット!!
    【予備学科について】コトダマアップデート!!

    九頭龍「へっ。聞いてなかったからどんなに恐ろしい奴か知らねえけどよ…恐れるこたあねえ…!江ノ島盾子はもう死んでんだもんなあ!」

    日向(え…?)

    日向「お…おい、どういうことだよ?」

    九頭龍「なんだよ…てめえは見なかったのか?あの血だらけの教室に漫画があったろ」

    日向「血だらけの教室…?よし、見てくる」

    九頭龍「ああ、見てこい。俺は内容覚えてねーからな。読む気ねーし」


    教室5-C


    日向「…!?」

    血だらけ…

    荒れてる…

    酷い臭い…

    日向「あ、本」

    日向(『コロシアイ学園生活の記録』…か)



    日向(…なるほど…江ノ島盾子は死んでいるってそういうことだったのか。確かにこの部分しか覚えられないな)

    【コロシアイ学園生活】コトダマゲット!!
    【超高校級の絶望】コトダマアップデート!!

    モノクマ「立った!フラグが立った!」

    日向「何言ってんだよ。立てない友達にでも言う言葉か?」

    モノクマ「フラグがビンビン立てますよー!さあ日向クン!新たな世界への扉を開けましょう!」

    …と、意味不明な言葉を残してモノクマは去った。

    日向「…」

    …とりあえず教室から出た。
  27. 31 : : 2014/03/05(水) 19:27:46
    日向「…あれ?」

    また、さっきとは別の廊下になっていた。

    日向「あ、終里」

    終里「んー…ん?よう日向」

    終里「んー…」

    日向「さっきから何考え込んでるんだ?」

    終里「ああ、何かが近づいて来そうな予感がすんだよな…」

    日向「気のせいじゃないのか?」

    終里「まあその可能性も高いけどな…。でもやっぱ気になんだよなー…うーん…」

    日向(…まあ放ってほくか)


    音楽室


    日向「!?」

    空中に、文字や石が浮いてる!?

    日向「…えっと…」

    困惑しながらも石に書かれた文字を読んでみる…

    日向(…コロシアイ学園生活とやらで、生き残った人達が未来機関を創ったみたいだな…苗木誠…霧切響子…十神白夜…葉隠康比呂…朝日奈葵…腐川冬子…か)

    【未来機関の成り立ち】コトダマゲット!!

    日向(で…次…この浮かんでる文字は…?)



    日向(…)

    日向(コロシアイ学園とかなんとか以外にも、生き残ってた生徒が居たってことか…?)

    【希望ヶ峰学園の生き残り】コトダマゲット!!

    日向「もう気になるところはないな…」

    別の部屋に移動する。


    職員室


    日向「ここは…?あ、左右田!」

    左右田「お?おう、日向。ここって職員室で合ってるよな?」

    日向「いや知らないけど」

    左右田「なんかメンドクセー空気が漂ってるしよ」

    日向(たしかに…職員室に見えなくもないけど…あの机の上の花は何だ?なんか異様だな…)

    とりあえず、また浮いていた文字を調べて見た。



    日向(…)

    日向(絶望を見つけ次第抹殺…か…)

    【絶望の残党】コトダマゲット!!

    日向(次は…ん?何だ、この肖像画?…希望ヶ峰学園創始者?神座出流…か。もちろん読めないけど)

    【学園の創始者】コトダマゲット!!

    日向(で…この黒板は…被験者リスト?何のだ?)

    日向「って!俺達の名前が書いてあるじゃないか!なんだよこれ!?ていうか何だよ超高校級の詐欺師の人って!そんな奴いなかったぞ!?」

    左右田「な。まあ多分書き間違えだろ」

    日向(…で、次はこの新聞の切れ端だが…)

    左右田「お、西園寺が映ってんぞ」

    日向「本当だ。あいつ、何やらかしたんだ?」

    左右田「いやどうみても犯罪者の写真じゃねえだろ」

    新聞は読む気が無かったのでとばした。

    【被験者リスト】コトダマゲット!!

    モノクマ「…なんか悲しいけど…とりあえずフラグは立ちましたよ…。どうぞ、次の世界に羽ばたいてください」

    それだけ言い残してモノクマは去った。

    日向「…」

    ここにいてもしょうがないので、外に出た。
  28. 32 : : 2014/03/06(木) 19:09:27
    日向「…」

    またしても違う廊下に出た。

    廊下が変わる度に変な場所にもなっていく…

    日向(…もう気にしてられるか…ってこれ何回言ったんだ…)


    娯楽室


    とりあえずまた浮かんでる文字がすごく気になるので、真っ先に読んだ。



    日向(…)

    【絶望の残党】コトダマアップデート!!

    【希望ヶ峰学園の生き残り】コトダマアップデート!!

    日向(もう分からない…)

    日向「ん?狛枝?お前いつからいたんだ?」

    いつの間にか、狛枝が何かファイルを調べていた。

    狛枝「今入ってきたばかりだよ。それよりも…このファイルはどうやら、超高校級の希望をつくる計画らしいね」

    日向「超高校級の希望?なんだそれ。希望を語るのか?」

    狛枝「うーん…まあ詳しくは自分で調べたらいいんじゃないかな?ボクなんかが話しても、分かりにくいだけだしね」

    と言われてファイルを渡されたが、狛枝に教えて貰わなくても十分分かりにくかった。

    日向(まあとりあえず…希望ヶ峰学園が、本当の天才をつくろうとしてるのは分かった。…え?それ普通にすごくないか?)

    【希望育成計画】コトダマゲット!!

    この部屋にはまだ別の意味で気になる点はあったが、もう調べるようなところはないので、ここから離れた。


    図書室


    またしても文字が浮いていた。



    日向(…)

    日向(苗木誠が…未来機関を裏切ったのか…)

    【絶望の残党】コトダマアップデート!!

    それ以外調べるところはなかったので、先を急いだ。


    教室1-B


    日向「あれ?」

    そこは明らかに教室ではなく、コインランドリーのようだった。

    日向(…)

    とりあえず調べられるところを調べる。

    日向(お、タブレットだ)



    日向(…)

    日向(新世界プログラム…。よく分からないけどすごそうだな…)

    【新世界プログラム】コトダマゲット!!

    他に調べる必要のある場所は無かったので、素直に外に出た。
  29. 33 : : 2014/03/08(土) 13:49:03
    日向「ん?ここは…最初に来た廊下か?」


    教室1-B


    日向「…」

    大きな物体が浮かんでいる

    日向「…」

    日向(気が進まないけど…一応調べよう…)

    「こんにちは」

    日向「?!」

    喋った!?

    と思ったら、大きな物体に、赤い線で描かれた女の子が現れた。

    日向「き…君は?」

    アルターエゴ「ボクは…アルターエゴって呼んでくれると嬉しいな。前のご主人タマが付けてくれた名前だから…」

    日向「アルターエゴ…?」

    アルターエゴ「まあそもそもボクは、本来は君達の前に出ないハズだったんだけどね…侵入したウイルスのせいで、出てきちゃったみたいなんだ…君達には2人の監視者がいるから、そもそもボクは君達の前に出る必要がないんだけどね」

    日向「監視者…?」



    【監視者】コトダマゲット!!

    【新世界プログラム】コトダマアップデート!!

    【希望ヶ峰学園の生き残り】コトダマアップデート!!

    日向(正直意味分からないけど…とりあえず記憶しておこう…)

    アルターエゴ「…あ、それと…」

    モノクマ「待aてええ!!1それ以M上deg何か言うよr2うな2らs

    モノkマ「『r87xbは4brじ#_,))か<)#_あo<)#},oD]D#O)}D0-]<D#)-id`un[eixだの01り-[\す3ま\f-ow>I(W@{<()Iさ<」』

    日向「お…おい…?」


    日向「…」

    日向「あれ…?ここは…?」

    「そこにだれかいるの?」

    日向「!?」

    「…誰かいると信じて話すよ…」

    苗木「まず…ボクの名前は苗木誠だ。どうやら君達は、バグで遺跡の中に入ったみたいだね…。パスワードもいらなかったかな…」

    日向(こっちの声や姿が分からないのか?)



    【11037】コトダマゲット!!

    【強制シャットダウン】コトダマゲット!!

    苗木「君達にこんな目に合わせたのは悪いと思ってる…けど、君達を救うにはこれしかなかったんだ…」

    苗木「ボクは君達を救いたかったんだよ!」

    苗木「今、全力でそっちに向かおうとしてるんだ…だから、それまで持ちこたえてほしいんだ」

    日向「…」


    日向「…!」

    モノクマ「あれ?」

    モノクマ「ねえ日向君。今のボク、ちょっとおかしくなかった?」

    日向「い…いや…」

    モノクマ「ふーん。まあいいや」

    モノクマは去った。

    日向「…お…おい…」

    アルターエゴ「ボクから聞く事は、もうないはずだよ?」

    日向「いや…あるんだけど…あの苗…

    アルターエゴ「頑張ってね!!輝かしい未来は、いつも君のそばにあるよ!!」

    日向「お!?お…おう」


    廊下


    キーンコーンカーンコーン

    モノクマ『オマエラ!時間ですよー!長ったらしい演説なんかどうせ分からないだろうし、とっとと始めちゃいますよー!』

    モノクマ『というわけでオマエラは、至急赤い扉にお入り下さい!うぷぷ…!じゃあまた後でね〜』

    日向「…」

    日向(行くか…)








    裁判場


    日向「…!」

    ソニア「ここは…」

    七海「…裁判場だね」

    左右田「またここか…」

    狛枝「この島から出るか残るか…それを決めるんだったよね?」

    終里「裁判とか意味わかんねーから、とりあえずおめーらに任せっぞ」

    九頭龍「フン…」

    モノクマ「やあ、お待たせしました!」

    日向「!」

    モノクマ「うぷぷ…」

    モノクマ「ではオマエラは、前回と同じように、自分の席に座って下さーい!」

    モノクマ「アーッハッハ!!」

    日向(学級裁判…)

    日向(また…はじまるのか…)


                              学 級 裁 判
                              開 廷 ! !
  30. 34 : : 2014/03/09(日) 11:45:21
    モノクマ「では最初に、学級裁判についての簡単な説明をしておきましょう」

    モノクマ「今回の学級裁判では、前回より簡単となっており、『卒業』ボタンと『留年』ボタンを押すだけです」

    モノクマ「『卒業』した場合、君達はこの島から出る事ができますが、『留年』した場合は、この島から出ず、この島で暮らしていくこととなります!」

    左右田「じゃあもう決まりだろ?卒業するに決まってんじゃねーか!お前らももうそれでいいよな?」

    終里「だよな」

    ソニア「そ…そうですよね…?」

    九頭龍「そのために…今まで頑張ってきたんだもんな」

    日向「…俺達なんか頑張ったか?いや、学級裁判では頑張ったけど…」

    狛枝「…」

    七海「…」

    左右田「モノクマ、もう押していいんだよな?」

    モノクマ「どうぞ」

    狛枝&七海「待った」

    日向「!?」

    左右田「な…なんだよォ…」

    狛枝「いやさ…なんかあっさり過ぎる気がしてね…」

    左右田「別にいいだろそんなこと!」

    七海「モノクマ…卒業を押した場合、その後も何かあるの?」

    モノクマ「ないよ。みんな揃ってこの島から脱出できるんだよ。まあ最終的に、教師役であるボクの最終決定があるんだけど、ボクが君達を留年させるわけないしね!その点は安心していいよ!」

    九頭龍「つまり、なんの心配もないって事だろ?ならもういいじゃねえか!」

    ソニア「あの…そういえばまだ、ここにいない人達が居るのですが…それは…」

    モノクマ「大丈夫だよ。卒業すれば、ここにいない連中も揃って卒業だからさ!」

    狛枝「…」

    日向「本当に…卒業して大丈夫なんだよな?」

    七海「…」

    終里「じゃあ押すぞ」

    日向「…!」

    日向「待ってくれ!」

    終里「な…何だよ?次はオメーか?」

    日向「やっぱり何かおかしいんだ!ここは裁判場だろ?だから、もう少し話し合ってからでもいいハズだ!」

    左右田「ったく、メンドクセーな!」

    ソニア「…でも…話し合うだけならいいですよね」

    狛枝「さすが日向クンだね。よし、じゃあ議論開始しようか」


    議論開始!


    左右田「ったく…何が心配なんだよ」

    左右田「卒業を押せば、【ここから出られる】だけだろ?」

    左右田「なら問題ねーじゃねーか」

    終里「逆に留年を押したら、【ここで暮らす】んだろ?」

    終里「まあオレにとってはそれでもいいけどよ」

    狛枝「そもそもさ…」

    狛枝「【ここの正体】って何だと思う?」

    左右田「何だよ、そのフワッとした質問は?」

    ソニア「【ここは裁判場】ですが…」

    狛枝「そうじゃなくてさ…ここって本当に現実なのかな?」

    九頭龍「ああ?【現実に決まってんだろ】」

    【新世界プログラム】

    日向「それは違うぞッ!!」論破

    BREAK!!

    日向「いや、ここはプログラム世界らしいんだ」

    九頭龍「プログラム世界…ってなんだよ?」

    日向「そ…それは…」

    七海「プログラムっていうのは、コンピューターへ指示する、計算や仕事の手順を特定の言語や形式で書いたものだよ」

    九頭龍「…つまり?」

    狛枝「ここは現実ではなく…つくられた世界ってことだよ」

    九頭龍「な…!?」

    左右田「ウ…ウソだろ!?」

    ソニア「そ…そんなこと…」

    モノクマ「うぷぷぷぷ!大正解〜!」

    ソニア「…えっ?」

    モノクマ「そう!ここは仮想現実!この世界も、君達の体も、すべてつくられたものなんだよ!!」

    九頭龍「オ…オレ達の体もかよ!?」

    左右田「そうか…ここがプログラムでつくられたっつーんなら、オレ達の体はアバターってわけか…」

    モノクマ「その通り!今回はよく頭が働くね!」

    モノクマ「いわばここはゲームの世界!君達の体もこの裁判場も全て、つくられたものなんだ!」

    ソニア「…!てことは…わたくし達がつくられた存在ならば…もし卒業したら…わたくし達は…!」

    モノクマ「いや、君達の本体は、ちゃんと現実にあるから安心してよ!」

    モノクマ「ただし…今はどっぷりとゲームの世界に浸っちゃってるけどね」
  31. 35 : : 2014/03/10(月) 21:54:58
    日向「…」

    終里「うるせー!そんなの信じられるか!!」

    日向「お…終里…!?」

    終里「アバターだか何だか知んねーけど、オレは生身の人間だぞ!」

    日向「でも…違うんだ終里!」

    終里「違くなんかねえ!オレは騙されるか!」

    日向(聞き入れてくれない…。でも…認めなきゃならないんだ!)


    パニックトークアクション開始!!


    「そんなわけあるか!!」      「認めるかよ…!」     「騙されねーぞ…!」
                  「信じられるか!!」   「オレは…!」
    「オレは…生身の人間だ!!」          「認めるかよ…!」  「信じられるか!!」
        「オレは…!」     「騙されねーぞ…!」       「オレは…生身の人間だ!!」
       「認めるかよ…!」         「そんなわけあるか!!」


    終里「【ここがゲームの中なんて…!】」

         ハ
       "    "
         ク

    ハ"ク"

    日向(これで終わりだッ!)

    BREAK!!

    日向「終里も何度か経験しただろ、この世界のバグを!」

    終里「バ…バグ…?」

    左右田「…そうだな…いつの間にか変な所に居たり…」

    ソニア「さっきの希望ヶ峰学園のように…変な地形になっていたり…」

    九頭龍「たまに文字化けしたり…」

    七海「こrらの事は…全部この世界のバグ…■ったんだよ…」

    日向「…そういうこと…だな…」

    終里「…くそ…」

    九頭龍「でもよ…ゲームの中だからといっても、卒業を押せばどのみち帰れんだろ?」

    左右田「そうだよな…だからどうしたって感じだよな…」

    狛枝「うん…確かにそうだよね…」

    日向「…」

    狛枝「でもさ、この際だし、疑問に思ってること全部解決しちゃおっか?」

    ソニア「はい、そうしましょう。話し合うだけなら損はありませんしね!」

    日向「そ…そうだな」
  32. 36 : : 2014/03/10(月) 22:30:48
    議論開始!


    左右田「【疑問】に思った事…か」

    九頭龍「お、そうだ」

    九頭龍「【コロシアイなんとか】ってあったろ?」

    九頭龍「あれって結局何なんだ?」

    ソニア「[誰かが書いた物語]ではないでしょうか?」

    七海「[…過去に本当にあった出来事]なのかもしれないよ?」

    【未来機関の成り立ち】

    日向「それに賛成だッ!」同意

    BREAK!!

    日向「未来機関っていう組織を創った生徒達の名前と、そのコロシアイなんとかに載っていた生徒達の名前が一致していた」

    日向「それに…」

    【苗木誠へのメール】

    日向「これで証明できる!」

    日向「実際にコロシアイなんとかで生き残った、苗木誠へ宛てた手紙もあったんだ!」

    日向「つまり、あのコロシアイなんとかで生き残った人が、未来機関っていう組織を創ったんだ!」

    ソニア「で…では…それら全部誰かさんの作ったものということは…?」

    モノクマ「無駄に疑い深いなあ!ないよないない!君達が手にした証拠は、全て本物だよ!」

    狛枝「まあ、それら全部疑っちゃうとキリが無いし、とりあえず今のところは全部信じる方向で行こうよ」

    ソニア「そ…そうですね…」

    日向(よし…調子出てきたぞ…!このままいくんだ!)


    議論開始!


    九頭龍「…そうだ。この流れで行くとよ…」

    九頭龍「あの…希望ヶ峰学園なんとかかんとか…とかも本当って事になるよな?」

    終里「あと…何だっけ?なんとかなんとかなんとかなんとかなんとかなんとか…もだよな?」

    左右田「何一つ分からねえ!」

    七海「【希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件】と、【人類史上最大最悪の絶望的事件】だね」

    終里「あーそんなんだ。[惜しかったなー]」

    左右田「全く惜しくねえよ!大ハズレだろ!」

    ソニア「わたくしは、【そのような事件は体験しておりません】」

    狛枝「それほど大規模な事件だと、ボク達が【知らない】はずないよね?」

    狛枝「それに…それほど最悪な事件なら、《忘れている》はずもない…忘れる事なんて…できないだろうね…」

    ソニア「では…今回こそ誰かが書いた…」

    狛枝「それはない…んじゃないかな?」

    左右田「ならどうだっつーんだよ」


    日向(…確かに…知らないはずないよな…)

    日向(でもオレ達は…?)


    九頭龍「…そうだ。この流れで行くとよ…」

    九頭龍「あの…希望ヶ峰学園なんとかかんとか…とかも本当って事になるよな?」

    終里「あと…何だっけ?なんとかなんとかなんとかなんとかなんとかなんとか…もだよな?」

    左右田「何一つ分からねえ!」

    七海「【希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件】と、【人類史上最大最悪の絶望的事件】だね」

    終里「あーそんなんだ。[惜しかったなー]」

    左右田「全く惜しくねえよ!大ハズレだろ!」

    ソニア「わたくしは、【そのような事件は体験しておりません】」

    【忘れている】

    日向「それは違うぞッ!」論破

    BREAK!!
  33. 37 : : 2014/03/10(月) 23:01:17
    日向「確かにオレ達はそんな事件は覚えてないが…忘れてたとしたらどうだ?」

    ソニア「わ…忘れてた…ですか!?」

    日向「ああそうだ。オレ達が過去の記憶を失っていたら、どんな事件でも覚えられるわけがない!」

    左右田「ぶ…ぶっ飛びすぎだろ…。いくらなんでも…」

    モノクマ「大・正・解!!」

    左右田「はあああ!?」

    モノクマ「いやーすごいね日向クン!まさか、そこまで解いてしまうなんて!最初の馬鹿さが嘘みたいだよ!」

    日向(…ああ、オレも嘘みたいだよ…)

    モノクマ「もう半分諦めてたけど、ちょっと白状しちゃおっかな!うぷぷぷぷ!」

    モノクマ「君達はアバターだけど、それは入学前の君達の姿を、君達の記憶から作り上げられたアバターなんだ」

    モノクマ「だから、君達の本体は、君達より2歳年上なんだよ」

    日向「!」

    九頭龍「な…なら…オレ達は…」

    ソニア「約2年間の…記憶を…」

    モノクマ「そういうこと!約2年間の記憶を、ごっそり奪っちゃったんだ!」

    モノクマ「未来機関がね!」

    日向「は…?」

    モノクマ「うぷぷぷぷ。君達は、未来機関はコロシアイ学園生活を生き残った希望ヶ峰学園生だとして、勝手に善良にしてしまったみたいだけどね…。実際は、君達の記憶を奪ってこの島に閉じ込めてしまうような奴等なんだよ!」

    日向「な…!?」

    ソニア「未来機関は…正義の味方ではなかったのですか…!?」

    七海「…」

    モノクマ「うぷぷぷぷぷ!さすが…世界の破壊者と呼ばれるだけあって、容赦ないよね!」

    日向「世界の…破壊者…?」

    モノクマ「そうだよ。ボク達の世界を破壊してしまう、世界の破壊者。それが未来機関の正体なんだよ!」

    日向「…」

    左右田「ま…まじ…かよ…」

    日向(じゃあ…あの…苗木って奴への手紙…)

    日向(それに…さっきの…オレ達を助けたいって言ってた苗木…)

    日向(苗木は…?)

    「何が世界の破壊者だよ…君の方こそ、世界の破壊者じゃないか」

    日向「え…?」

    終里「!来たか!ずっと誰かが来る気配はしてたんだ!」

    すると、急に空席に人が現れた。

    左右田「う…うあああ!?人が急に現れたぞ!?」

    九頭龍「あ…ああ慌てんなよ…。これくらいの非常識さなら…もう慣れちまったぜ…」

    七海「…そもそもゲームだから、非常識なんて関係無いけどね」

    日向「お…お前は…?」

    苗木「ボクの名前は、苗木誠だ。未来機関に所属している」
  34. 38 : : 2014/03/11(火) 20:25:15
    日向(苗木…誠…!)

    モノクマ「いよっ!待ってました!やっと来てくれたね苗木君!」

    日向「コロシアイ…なんとかで生き残ったのも…未来機関を作ったのも…未来機関に所属しているのも…お前か…?」

    ソニア「未来機関の方なのですか!?」

    左右田「おいみんな!奴に俺達が警戒していることを悟られないようにしろ…」

    左右田「あべしっ!?」

    九頭龍「自分でいきなり喋ってどーすんだ…」

    苗木「…」

    狛枝「で、苗木クン…だったよね?君は未来機関に所属しているんだよね?」

    苗木「…うん」

    狛枝「なら教えてくれる?どうしてボクらがこの島に閉じ込められたのか…」

    苗木「…分かった」

    苗木「まあどのみち、君達には説明する気だったけどね」

    左右田「本当の事を説明すんだろーな?」

    苗木「もちろんだよ。例えボクが不利になったとしても…」

    苗木「まず、このゲーム…新世界プログラムは、別名「希望更生プログラム」とも呼ばれているんだ」

    左右田「別に別名なんてどーだっていいだろ!」

    苗木「そして、この希望更生プログラムは、希望ヶ峰学園の生き残りにかけられたんだ」

    左右田「だからさっさと本題に入ってくれって!オレ達はどうしてこの島に入れられたんだよ!!」

    日向(…いや…待てよ…?ということは…!?)

    日向(苗木の言うことを繋げてみると…)


    ロジカルダイブ開始!


                         新世界プログラムにかけられたのは?
                         /      |      \
                       日向達    モノクマ     苗木誠
                        |
                  希望ヶ峰学園の生き残りは?
                  /     |     \
                日向達   モノクマ    苗木誠
                 |
       日向達が新世界プログラムにかけられた理由は?
          /      |      \
       絶望に再生  新世界の体験   希望に更生
                         |
                        GOAL

    日向(推理は繋がった!)

    COMPLETE!

    日向「…希望ヶ峰学園の生き残り…それがオレ達だ」

    苗木「うん。…でも、それだけじゃない」

    日向(そうだ…これだけじゃないんだ…)

    【絶望の残党】

    日向(これで証明できる!)

    日向「希望への更生の為のプログラムは…普通に考えれば絶望にかけるものだ…」

    日向「だから…希望ヶ峰学園の生き残りと…絶望の残党は…」

    日向「どちらも…オレ達を指す言葉…なんだろ?」

    苗木「…そうだよ」

    狛枝「それは違うよ!!」反論

    狛枝「そ…そんなはずないでしょ!?ボク達が絶望の残党なんて…!」

    日向「狛枝…」

    狛枝「それもきっと…ただの捏造なんだよきっと!」


    反論ショーダウン開始!


    狛枝「ボク達が…絶望の残党だって?」

    狛枝「そんなわけないでしょ…」

    狛枝「きっと、ボク達は騙されてるんだよ!!」

    発展!

    日向「それを疑ってたらキリが無い!」

    日向「さっきそう決めただろ!」

    狛枝「苗木クンは別だよ!」

    狛枝「モノクマが用意したものじゃないんだし…嘘をつく可能性もあるはずだよ!」

    狛枝「それとも…その【証拠があるの!?】」

    日向(まずい…狛枝の納得させるだけの証拠が…)

    苗木「それは違うよ!」反論
  35. 39 : : 2014/03/11(火) 21:28:56
    苗木「証拠ならあるはずだよ!君達が覚えてないだけだ!」

    日向「そ…そんなの…」

    苗木「絶望に目を背けず、思い出してみてよ!」

    日向「…!」


    「…」


    日向「…っ!?」

    苗木「…少し思い出せたみたいだね…」

    日向(な…なんだ…今の…?)

    日向(狛枝…?…だけど…左手が何かおかしかったぞ…?)

    【狛枝のヴィジョン】コトダマゲット!!


    議論開始!


    狛枝「どうしたの?まだ話は終わってないよ?」

    狛枝「【ボクを納得させるだけの証拠】があるの?」

    左右田「【オレらが絶望の残党…】」

    左右田「いや…そんなわけねーだろ!!」

    苗木「君達は超高校級の絶望だったから…」

    苗木「[自分の体さえ破壊]してしまった事もあったんだぞ!」

    【狛枝のヴィジョン】

    日向「…そうかもしれない」同意

    BREAK!!

    日向「あの狛枝は…左手が明らかに狛枝のものじゃなかった…。誰か…女性の手だった…」

    九頭龍「な…なんだよ…あの狛枝って…」

    日向「少しだけ思い出せたんだ…。修学旅行へと向かう乗り物の中のような…そんな記憶が…」

    日向「そこにいた狛枝は…明らかに違った…。それに左手が…別の女性の人の手だった…!」

    狛枝「…っ!!」

    七海「超高校級の絶望である彼は…自分の体を破壊して…そこに…他の人の腕を移植したんだね…」

    狛枝「そ…そんな…!!だって…ボクの腕は…!!」

    苗木「ここは希望更生プログラムの中…。君達の体は、入学以前をもとに作られたものだ…」

    狛枝「う…く…!」

    苗木「…」

    狛枝「ボクは…希望の糧となるはずなのに…そのボクが…いや…超高校級のみんなが…絶望だったなんて…そんな…」

    モノクマ「絶望的ィ!!!」

    日向「!」

    モノクマ「うぷぷぷぷ。狛枝クンがうらやましいよ。そんな絶望的な絶望を味わえるなんてね…!」

    日向「な…何言ってるんだ…!?」

    モノクマ「うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ…!!」

    苗木「モノクマは…この希望更生プログラムを、絶望再生プログラムに変えようとしている、ウイルスだったんだ」

    日向「ウイルス…だって?」

    苗木「そうだよ。本来みんなが修学旅行で楽しく遊ぶ内容だったものを、コロシアイ修学旅行に変えてしまったのもモノクマなんだ」

    終里「…そっか…。そういや…モノクマが現れるまでは、この島は平和そのものって感じだったもんな…」

    苗木「君達が卒業してしまうと、同時に死んだ人達が、人格を乗っ取られてしまうんだ」

    日向「は…?」

    苗木「元々は卒業を選んだ場合、この島での記憶が上書きされて、希望に更生される仕組みだったんだけど、絶望再生プログラムは、それにプラスして、死んだ人達に絶望の人格を上書きしてしまうんだ」

    日向「じゃあ…卒業したら…十神と花村は…超高校級の絶望に戻ってしまう…のか?」

    苗木「それだけじゃない。その絶望は伝染する…。つまり、世界中が絶望だらけになるんだ…」

    日向「…っ!」

    左右田「…わり。もうギブアップだわ」

    終里「オレもだ。全っ然分からねー」
  36. 40 : : 2014/03/12(水) 18:47:44
    日向「卒業したら絶望が振りまかれて、留年したらずっと島に…?」

    七海「…」

    モノクマ「それに、卒業しちゃったら、苗木君が取り残されちゃうもんね〜」

    日向「え?」

    苗木「…」

    モノクマ「ほら、思い出してみなよ。卒業したとき、何も無いまま卒業できるんだっけ?」

    日向(そういえば…たしか何かあったよな…)

    教師役の最終決定

    日向(そうか…!)

    日向「教師役の最終決定だな」

    モノクマ「その通り!」

    日向「卒業したら…世界中に絶望がまき散らされて…苗木がここに取り残されて…!」

    左右田「でもよ、そいつは未来機関の人間だろ?なら取り残しても問題ねーじゃねーか」

    苗木「えっ…?」

    終里「ああ、未来機関は悪の組織だったよな?」

    苗木「そ…そんな…!誤解だって!」

    七海「…もし本当に悪の組織だったら、こうしてわざわざ助けに来たりしないよ」

    左右田「でもよ、結局手詰まりじゃねーか」

    苗木「いや、まだ方法がある。卒業も留年もしない方法があるんだ!」

    モノクマ「え、マジで!?サラッと初耳なんですけど!?」

    日向(…まさか…)

    【強制シャットダウン】

    日向(そうか…!)

    日向「それって…強制シャットダウンの事か?」

    苗木「そうだ。それがボクの切り札なんだ」

    モノクマ「ああ、強制シャットダウンね。たしかそれって、16人の過半数が、せーので両方を押すんだったっけ?」

    苗木「強制シャットダウンをしってるのか!?」

    モノクマ「もちろん!それを使ったら、みんなが超高校級の絶望に戻ってしまう事もね!」

    日向「は…?」

    左右田「け…結局そこは変わらねえのかよ!!」

    苗木「でもこの場合は、ただ前の状態に戻るだけなんだ。真の超高校級の絶望とは違う」

    左右田「なんだよ、真の超高校級の絶望って…」

    苗木「江ノ島盾子だよ」

    九頭龍「江ノ島盾子?それは確か…前のコロシアイなんとかで、おまえらが倒した奴じゃなかったのか?」

    苗木「うん。確かにボクらは、コロシアイ学園生活で、江ノ島盾子を倒したよ。でも江ノ島盾子は、ボクの仲間から盗んだ技術で自分のアルターエゴを作っておいたんだ」

    九頭龍「アルター…エゴ?」

    苗木「そのアルターエゴが、ウイルスを作り、この新世界プログラムを乗っ取ったんだ」

    モノクマ「まあアルターエゴとか言っても、オマエラの足りない脳には分からないと思うし、直接ご覧頂こうかな!」

    日向「直接…?」

    モノクマ「みよ!この第二形態も第三形態もすっとばした、最終形態を!」
  37. 41 : : 2014/03/13(木) 15:26:02
    ゴゴゴゴゴゴゴ……!!

    モノクマが急に気合いを入れ、青いオーラのようなものも見えてきた!

    モノクマ「あ…あああ…ああ…!!!」

    終里「なら俺もだあああ!!スーパーサイ…

    七海「止めなさい」
    左右田「それ以上言うな!」

    モノクマ「死…死んじゃううう!!」

    モノクマ「あああああ!!!」

    ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

    ドゴオオオオ!!!

    モノクマが、急に壁から出てきた手に潰された!!

    日向「…っ?!」

    そして、壁がどんどん壊され、その奥から、超巨大な女子校生が現れた。

    その女子校生は、巨大な携帯を取り出し、何か操作したかと思うと、画面をこっちに向けて携帯を置いた。

    江ノ島「やっほー!あた■が超高校級☆絶望!江ノ島盾子ちゃんでーす!!l」

    日向 江ノ島…盾子…!?」

    九頭龍「死 死んだんじyなかったのか!?」

    江ノ島「死んだ死んだ。あっさりsぎるほどポックリ逝っちゃったよ。だかrこれはアルターエゴだって!人工知能だって!…て、あんたらのバグだらけの頭じゃ、絶対わけ分かんないか」

    苗gi「これが真o超高校級の絶望 江ノ島盾子だy」

    左右だ「い■…なんかもう…wけ分かんねーよ…ww」

    罪木「…あr?こ■どこですk…?」

    日向「 て罪木!?お前いつかr居■んだ!?」

    苗ぎ「既に■なりのバグが起きてrr世界で、あんな無茶な事したから…多分君達と同じように バグでランダム移動してるんだ!」

    田中「む?ここは ?」

    ソニあ「田中さん!」

    辺古山「…こ■は…裁判場か?」

    ク頭龍「ペコ!…山!」

    弐大「うおお !?なんじゃああ■デカブツはあa!!?」

    終わり「弐大○お さん!」

    澪田「キャッホーー !!テンション上がってきたあ■あ!!…って あれ?こ■どこっすか? 」

    左う田「お前hここに来r直前 何して■んだよ!? 」

    江ノ島「お !大集合 !kれは燃えr展開だぜ !!」

    苗木 ボクが早く来rれたの■バグのおかげだし 意外と役に■立つものだなあ」
  38. 42 : : 2014/03/14(金) 18:43:39
    江ノ島「ホント バグのせい■穴がいっぱいできちゃったからね■。苗木君gこんなに早く来たのって 実はかなり■誤算だったんだよ?」

    なえ木「あと 監視カメラからず■と君達の映像を見せられ■たんだけど■君達は不完全な状態で作raれちゃったみたいだね…」

    エノ島「そうそう。だからさー 私■苦労したんだよ■?いちいち分かriやすく言わなきゃiけないしさ■?」

    弐大 バカな!?不完全■状態じゃと■!?こんないい選手■他にいないという●に!!」

    ひ向「フ完全な状態■て 」

     身長が低い事
    →頭が悪い事
     体力が落ちてる事

    日向(そうか…!)

    ひ向「それ■て、オレ達の頭ga悪い事を言■てるノか?」

    苗木「うん そうだよ…って■あれ?今●君には影響ないのかな?

    江の島「あ■それ私も途中から気にな●てたんだよね 普通ならここまで●解けなiはずだもんね ?」

    七海「何故か●日向クンだけハ ずばずば解いて■くんだよね▼

    江ノ島 でも私様は、ひとつ●可能性に辿り着いたのじゃ!■

    苗木「え…!?」

    江ノしま「ま■分かるわけ無いよねー!」

    日向「い 一体何なんダよ■?お前はオレの何を知●てるんだよ■」

    江ノ島■私ってさー 最後ニ出て来る人がラスボス●て設定嫌いなんだよねー■普通すぎルし 飽きruじゃん?」

    ヒ向 急に話を変■るな!」

    江ノシマ「だかラ私ではなク、本当●ラスボスniご登場頂きましょう■!」

    日ナタ「え ?」

    田中「遂にオレ様の出番■!!

    えの島「では■張りきってイきましょう!カムクライズルさんで■す!!」
  39. 43 : : 2014/03/14(金) 19:55:32
    苗木「カムクラ…イズル■?」

    日向(たしか…それって…)

    【希望ヶ峰学園の創始者】

    日向(そうか…!)

    ひ向「希望ヶ峰学園●創始者が『神座出流』■て書いてあ■たんだけど…」

    罪き「え●…?これ■なんて書いてあるんですか ?」

    日向「分からない けど、これ■『カムクライズル』■て読めるよな?」

    田中「まさか…希望ヶ峰学園●創始者が 地獄の底から甦った■イうのか!?」

    えノ島「カムクラと■創始者■神座は違う●。カムクラっていうのは、超高校級●希望の事だヨ」

    江ノ島 そうだよね■ヒナタ君?」

    ヒナタ「え…?」

    江●島「だから■アンタがカムクライズルなの■!」

    日向「は■…?

    日向(オ…俺が■カムクライズル…?)


    議論開始!


    江ノ●「ヒ向君に朗報で●す!!」

    江ノ島「実は日ナタ君には■」

    江ノ島 【超高校級の希望】という才能■あったのでーす!▼」

    狛枝「それが■日向クンの…」

    狛エダ「隠れた才能■だったんだね●!」

    コマ枝「素晴らしいよ●日向クン!」

    七海「あ、狛枝君■復活した▼」

    辺古山「日向トいう●は[偽名]か?」

    ヒナタ「お 俺は間違い無■【日向創】だ!

    日向 産まれた時かラず●とその名前だ!■」

    辺コ山「では■カムクライズルとは 何な●だ?」

    ナエギ「もしかして [作られた希望]…」

    【希望育成計画】

    日向(…そうかもしれない)同意

    BREAK!!
  40. 44 : : 2014/03/14(金) 23:16:18
    ヒ向「●望育成計画…っていうのがあ■たよな? 」

    苗ギ「うん 資料を見たことがあるんだけど■希望ヶ峰学園は 超高校級の希望と■う天才を自分たちで作り出そうとしていたらしいんだ 」

    江の島「そ■。希望ヶ峰学園は●日向君の脳を直接いじくり、全く■別人格 カムクライズルを作り出したんだよ 」

    日向「…っ!●」

    日向 俺がカムクライズル●て…そういうことか■!」

    辺古山「その言葉…斬らせて貰うぞッ!」反論

    ペコ山「だが…●現に貴様は此処にいる!全く●別人格を作ったと言ったが■お前は日向ではないか!」


    反論ショーダウン開始!


     ■全くの
       別人格
         ならば…


      と  存  人  日
      い  在  格  向
      っ  し  は  と
      て  な     い
      も  い     う

         
    過言ではない
         ほど●はずだ!■
           
    だが■実際貴様は
         ここにいるではないか!■


    発展!


    日向 お前はさっき来たから分からなかったか■しれないけど…」

    日向「俺達は■約2年前の体らしいんだ…●


     な■何を
       言●ているのだ
             貴様は!


     私達●体が 
          2年前の 
               ものだと■?

                
          そんな事●ありえない■!


         【 証拠すらないではないか■!】

    【被験者リスト】

    日向(くっ…!)論破

    BREAK!!
  41. 45 : : 2014/03/15(土) 16:28:31
    日なた「…これ■見てくれ 」

    西園ジ「あれ●?これ私じゃない?●なんでおにぃが私の写真を持ってんの?■

    終里 まさかオメー ストーカーか!■」

    日向「違うって!よく見てみろ●!明らかにその西園寺と違う●ろ!■」

    西園寺「それは違うよーまる■きり私じゃん●」

    ソウダ「どこがだよ■オメーはこんなグラマーじゃねーだろ!」

    西オン寺■私にナイフでぶっ刺されたいの?■

    七海「●とにかく■この西園寺さんは、今よりも明らかに成長してる って日向君は言いたいの?▼

    日向「ああ。つまり■本当の今の西園寺は 成長してこの姿のはずなんだ●が、今の俺達の姿は■2年前の姿だ…」

    江ノ島「だから ここから出たら日向創という人格は消え■カムクライズルという全く●別人がいるだけだ●」

    日向■…っ!」

    そにあ「ぐ…具体的にどれくらい違う●でしょうか?■

    江ノ島「才能に邪魔な思考感情思惑感性趣味記憶を消し去り▼」

    ヒ向「は…●?」

    江ノ島「替わりに●ありとあらゆる才能を付与した▼」

    日ナタ「は…■?」

    クズ龍「そ…そんなの■完璧●別人じゃねえか!」

    狛枝「でも■それによって…日向クンの人格というたった1人の犠牲で■本当の天才…超高校級の希望が生まれたんだね!!■ははは!!素晴らしいよ!!当事者である日向クンが羨ましいくらいだよ■!■

    日向「は…■?」

    九頭リュウ「い…いきなりどうしたんだ■!おい狛枝ァ!!どういうつもりだ!!■

    ソニア■日向さんが羨ましいなんて…あ あんまりですよ!!」

    田中「希望を作る為と●いえ●これほどの事をするとは■…これぞ悪魔の所業だ…■

    狛枝「でも■逆に考えれば…たった1人の犠牲で 人類の希望を作り出せるって事でしょ?それって素晴らしい事■と思わない?■

    日向「…」

    日向(…俺は…)

    日向「■」
  42. 46 : : 2014/03/15(土) 20:24:41
    江ノ島「つまりさ■卒業すれば あんたハ助かるんだよ●」

    苗木「え…?」

    江ノ島「卒業したら ここでの出来事■上書きされるって言ったよね?つまり■あんたは日向創のまま 外に出られるってわけだよ」

    ぺこ山「待て■。卒業とはどういう意味だ?」

    苗木「手元に■卒業ボタンと留年ボタンがあるよね■?卒業を押したら ここでの出来事を引き継いで君達■この島から出られるけど 死んでしま●た2人には■江ノ島の人格が乗り移ってしまうんだ」

    ニ大 つまり十神と花村が■あの変な奴になってしまうというわけじゃな」

    江ノ島■変な奴とは失礼だよ?それに●完璧に私になるわけじゃないよ〜!性格が私っぽくなるだけ みたいな■」

    苗木 …で■留年した場合は今までと同じくこの島で暮らしてもらうわけだけど■」

    苗木■2つ●ボタンを全員で同時に押すと 強制シャットダウンが発動され、完全に元の状態のまま外に出る事になるんだ」

    江ノ島「嘘だよ嘘嘘。完全に元の状態■なんか戻らないって!苗木君は嘘つきだな〜●▼

    苗木「え…?」

    江ノ島「確かに元の状態には戻るよ。記憶も姿もね」

    日向「…」

    ソニア●で…では…この島での記憶は…■」

    江ノ島「消えちゃうね●キレイサッパリ。それと■死んだ2人の意識も 」

    左右田「じゃ…じゃあ■あの2人は そのまま死んだまま…ってわけか■…?」

    江ノ島「そゆこと■▼

    江ノ島■あ。消える存在■もうひとつあったね 本当に存在そのものが消える、この世界でしか生きられない人が」

    狛枝■日向クンの事?■

    江ノ島「いや■違う違う。このゲームの為だけに作られた人と人形がいるじゃん▼」

    ひなた■それって…)

    【監視者】

    日向(そうか…!)

    日向「それって 監視者の事か■?」

    えの島「はい正ー解っ▼」

    終里 何だよ■カンシシャって?」

    苗ぎ「このプログラムを監視する 教師役と生徒役がいるんだ■けど…」

    日向 その監視者■1人は…」

     モノクマ
     苗木
    →モノミ

    日向(そうか…!)

    日向「モノミだ。教師役で人形っていったら■あいつしかいない▼

    江ノ島「その通り。それと■君達の中にも 存在が消えてしまう生徒役が1人いるんだよ▼」

    七海「…」

    ソニア「それじゃあ■この中の誰かが…消えてしまうのですか ?」

    江ノ島「そういうこと ま■どの道卒業してもシャットダウンしても消えちゃうんだけどネ▼」

    そニア「そ…そんな…そんなの私■嫌ですッ!!●

    七海「ソニアさん…▼

    江ノ島 ね■?わざわざ外に出なくてもいいんじゃない?ずっとここにいてもさー▼」
  43. 47 : : 2014/03/16(日) 01:33:53
    江ノ島「では 今の状況をまとめてみました●で、こちらをご覧くださ■い▼」

    すると超巨大江ノ島が携帯を操作し、再びこちらに向けて置いた。

    画面には、何か絵が描いてあった。

    江ノ島「卒業した場合 アンタ達は■全員今の状態のまま、記憶も人格も引き継ぎます。ま■監視者は含めないけど。それは仕方ない■ね。それと、死んだ2人は私が乗っ取ってしまうわけだけど、そのままよりはずっとマシじゃない?●あ それと、私が苗木君を認めるわけないので、未来機関の手先である苗木君は、ここに取り残されてしまう事になりまー■す▼

    江ノ島「強制シャットダウンした場合 アンタ達は■全員このゲームを始める前の状態に戻り、記憶■人格も全部元に戻り、超高校級の絶望へと逆戻りとなりまーす。日向君の存在は消え■カムクライズルとなり、死んだ2人に至っては■そのまま目覚める事はほぼありませーん。それと、未来機関の手先である苗木君も一緒に外に出て■私がここに閉じ込められる事になりまーす▼

    ヒナタ「こ この2つのどっちか■選べっていうのか!?▼

    七海「…」

    終里「…?」

    コマ枝 卒業したラ絶望がばらまかれて…シャットダウンしたらみんなが超高校級の絶望に戻って…」

    左右ダ「そんなの…どっちも絶望じゃねえか■!!■

    罪木「あのぉ■すみません…留年した場合●…どうなるんでしょうか…?」

    江ノ島「ああ、えーっと…このまま島で暮らしてもらうだけだね。そうなると■誰もこのゲームから脱出せず 無限ループでこの島を満喫してもらいます。ある意味ハッピーエンドじゃない?」

    ヒナタ「…」

    狛枝■みんな…留年しよう」

    苗木「えっ…?」

    ヒナタ「狛枝…▼

    狛枝「だってさ…外に出たら■どのみち絶望が待ってるんだよ?ボクはそんな●耐えられない…。絶望があふれ出す位なら…ボク達は永遠にここで楽しく暮らす方いいんじゃないかな?」

    ヒナタ「……」


    ギ論開■


    ナエギ「ずっと楽しているなんて…」

    ナエギ「それじゃあダメなんだ!」

    ソウダ「外に出たら…」

    ソウダ「どの道絶望じゃねえか…!」

    クズリュウ「なら…このままの方が…」

    ナエギ「たとえ絶望しかなくても…」

    ナエギ「前に進まなくちゃいけないんだ!」

    ソニア「どちらの絶望にも…」

    ソニア「私は耐えられる気がしません…!」

    ナエギ「希望を失っちゃ駄目だ!」

    ナエギ「絶望に立ち向かうんだ!」

    オワリ「希望なんか…どこにあるんだよ…!」

    ナエギ「どっちが本当の希望か絶望か、よく考えるんだ!!」

    エノシマ「どっちも希望でどっちも絶望!」

    エノシマ「【結論なんて、永遠に出ねえんだよ!!】」


    ヒナタ「…」

    ヒナタ「だめだ…」

    ナエギ「えっ…?」

    ヒナタ「俺には…選べなイ…」

    ヒナタ「そもそも…こんなのおかしいだろ!なんで俺がこんな事に巻き込まれなくちゃならないんだ!」

    ヒナタ「もう勝手にやってくれ!俺には関係無い!!」

    ナエギ「そ…そんな…!!」

    エノシマ「うんうん。無理に結論出さなくてもいいと思うよ。ずっとこのゲーム世界で遊んでいようよ」

    ナエギ「そ…そんなこと…!!」

    エノシマ「ずーっと…ずーっと…ずーっとずーっと…ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと…ね…」
  44. 48 : : 2014/03/16(日) 14:38:52
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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    ウサミ「よーし、ゲームリセットでちゅね!」

    コマエダ「こうして世界はループしていくんだね!」

    ナナミ「【永遠に続く楽園のゲーム】なんて、楽しそう!」

    ソウダ「これで江ノ島の奴も消えたし…」

    ペコヤマ「賢明な判断ですよ…坊ちゃん」

    クズリュウ「なんだよ?ガキ扱いすんなって」

    サイオンジ「やったー!忘れられずに済んだー!」

    ソニア「はい!忘れるわけないですよ!」

    ツミキ「ふふふ…!怪我したら、いつでもおっしゃってくださいね!」

    コイズミ「ほら!みんな笑ってー!写真撮るよー!」

    タナカ「フッ…たまには我が力を休めるのも悪くない…」

    ミオダ「っしゃー!パーティでも開くっすよ〜!」

    ハナムラ「だったら、腕を振るっちゃうっぺー!」

    ニダイ「うおおお!!ならば喰うぞおお!!」

    オワリ「おっしゃあ!俺も負けねえぞお!!」

    トガミ「ボクは自己紹介から始めた方がいいかな?」

    ヒナタ「っはは!今更かよ!」


    ヒナタ(あれ…?これってなんだっけ…?)

    ヒナタ(…まあいいや…)


    ウサミ「よーし、ゲームリセットでちゅね!」

    コマエダ「こうして世界はループしていくんだね!」

    ナナミ「【永遠に続く楽園のゲーム】なんて、楽しそう!」

    ソウダ「これで江ノ島の奴も消えたし…」

    ペコヤマ「賢明な判断ですよ…坊ちゃん」

    クズリュウ「なんだよ?ガキ扱いすんなって」

    サイオンジ「やったー!忘れられずに済んだー!」

    ソニア「はい!忘れるわけないですよ!」

    ツミキ「ふふふ…!怪我したら、いつでもおっしゃってくださいね!」

    コイズミ「ほら!みんな笑ってー!写真撮るよー!」

    タナカ「フッ…たまには我が力を休めるのも悪くない…」

    ミオダ「っしゃー!パーティでも開くっすよ〜!」

    ハナムラ「だったら、腕を振るっちゃうっぺー!」

    ニダイ「うおおお!!ならば喰うぞおお!!」

    オワリ「おっしゃあ!俺も負けねえぞお!!」

    トガミ「ボクは自己紹介から始めた方がいいかな?」

    ヒナタ「っはは!今更かよ!」

    ヒナタ(あれ…?これってなんだっけ…?)

    ヒナタ(…まあいいや…)

    ウサミ「よーし、ゲームリセットでちゅね!」

    コマエダ「こうして世界はループしていくんだね!」

    ナナミ「【永遠に続く楽園のゲーム】なんて、楽しそう!」

    ソウダ「これで江ノ島の奴も消えたし…」

    ペコヤマ「賢明な判断ですよ…坊ちゃん」

    クズリュウ「なんだよ?ガキ扱いすんなって」

    サイオンジ「やったー!忘れられずに済んだー!」

    ソニア「はい!忘れるわけないですよ!」

    ツミキ「ふふふ…!怪我したら、いつでもおっしゃってくださいね!」

    コイズミ「ほら!みんな笑ってー!写真撮るよー!」

    タナカ「フッ…たまには我が力を休めるのも悪くない…」

    ミオダ「っしゃー!パーティでも開くっすよ〜!」

    ハナムラ「だったら、腕を振るっちゃうっぺー!」

    ニダイ「うおおお!!ならば喰うぞおお!!」

    オワリ「おっしゃあ!俺も負けねえぞお!!」

    トガミ「ボクは自己紹介から始めた方がいいかな?」

    ヒナタ「っはは!今更かよ!」

    ヒナタ(あれ…?これってなんだっけ…?)

    ヒナタ(…まあいいや…)

    ウサミ「よーし、ゲームリセットでちゅね!」

    コマエダ「こうして世界はループしていくんだね!」

    ナナミ「【永遠に続く楽園のゲーム】なんて、楽しそう!」

    ソウダ「これで江ノ島の奴も消えたし…」

    ペコヤマ「賢明な判断ですよ…坊ちゃん」

    クズリュウ「なんだよ?ガキ扱いすんなって」

    サイオンジ「やったー!忘れられずに済んだー!」

    ソニア「はい!忘れるわけないですよ!」

    ツミキ「ふふふ…!怪我したら、いつでもおっしゃってくださいね!」

    コイズミ「ほら!みんな笑ってー!写真撮るよー!」

    タナカ「フッ…たまには我が力を休めるのも悪くない…」

    ミオダ「っしゃー!パーティでも開くっすよ〜!」

    ハナムラ「だったら、腕を振るっちゃうっぺー!」

    ニダイ「うおおお!!ならば喰うぞおお!!」

    オワリ「おっしゃあ!俺も負けねえぞお!!」

    トガミ「ボクは自己紹介から始めた方がいいかな?」

    ヒナタ「っはは!今更かよ!」
  45. 49 : : 2014/03/16(日) 17:30:21
    ■海「違うよ…▼

    七海「みんな■【ゲームなんかじゃない】でしょ▼?」


    ウサミ「よーし、ゲームリセットでちゅね!」

    コマエダ「こうして世界はループしていくんだね!」

    ナナミ「【永遠に続く楽園のゲーム】なんて、楽しそう!」

    【ゲームなんかじゃない】

    日向「…」論破

    BREAK!!

    日向(…)

    日向「…七海…か?」

    七海「…みんなはゲームじゃない…。ゲームなのは私だけだよ…」

    日向「な…何言ってるんだよ…ゲームなんかじゃない…それは…七海も同じだろ?」

    七海「…」

    日向「まさか…お前…」

    七海「…本当に…このままこのゲームを続けていく気なの?」

    日向「…」

    日向「でも…俺はどうすればいいんだよ…」

    日向「存在が消えるなんてのも嫌だし…世界を絶望で埋め尽くすなんてのも嫌だ…」

    日向「俺は…どうすれば…」

    七海「…」

    七海「それは…私が決めることじゃない…日向君が…日向君達が決めることだよ」

    日向「…」

    七海「ほら!何ウジウジしてるんだよ!」

    日向「えっ?」

    七海「やればなんとかなるって奴だよ!とにかく頑張って、精一杯ぶつかっていけ!私も手伝うからさ!」





    日向(これは…オレか…?)

    カムクラ「【俺は消えたくない…】」

    カムクラ「【世界がどうとか知るかよ…】」

    カムクラ「【どうせだれにも感謝されないし…】」

    カムクラ「【江ノ島なんかに勝てるわけないんだ…】」

    カムクラ「【嫌だ…】」

    カムクラ「【希望ヶ峰学園にも騙されて…】」

    カムクラ「【俺は絶望に戻りたくない…】」

    カムクラ「【未来機関が悪いんだ…】」

    カムクラ「【忘れたくない…】」

    カムクラ「【何も犠牲にしたくなんかない…】」

    カムクラ「【どうせ未来なんかない…】」

    カムクラ「【希望なんかない…】」

    カムクラ「【絶望しかないんだ…】」

    カムクラ「【絶望に勝てるわけがない…】」

    七海「ほら!やればなんとかなるってやつだよ!」

    七海「キミなら《未来だって作れる》はずだよ!」


    日向(これが俺か…)

    日向(…めちゃくちゃ…かっこわるいな…)


    カムクラ「【俺は消えたくない…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【世界がどうとか知るかよ…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【どうせだれにも感謝されないし…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【江ノ島なんかに勝てるわけないんだ…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【嫌だ…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【希望ヶ峰学園にも騙されて…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【俺は絶望に戻りたくない…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【未来機関が悪いんだ…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【忘れたくない…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【何も犠牲にしたくなんかない…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【どうせ未来なんかない…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【希望なんかない…】」

    【未来だって作れる】

    カムクラ「【絶望しかないんだ…】」

    【未来だって作れる】   それでも…

    カムクラ「【絶望に勝てるわけがない…】」

    【未来だって作れる】

    日向(それでも俺は…!!)論破

    七海「日向君…」

    七海「あなたたちはゲームじゃないんだから、新しい未来を築いていけるはずだよ…!」
  46. 50 : : 2014/03/16(日) 17:53:06
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■









            ぁ

       「     …

     ゥ            …

            …        」

     ェ    ぇ        …

                ぃ  い

      ァ「   の    …」

      ア「 は      が   ん

    ナ  「  を  ちゃ  だ!

     エギ  望 立 向   だ!」

    オ リ「希 なん …どこ ある  よ…

    ナエ  ど ちが本当 希望か絶望か よく考えるんだ!!

     ノシマ「どっち 希望でどっちも絶望! 

    エノシ 「【結論なんて 永遠に出ねえんだよ! 】


    ナエギ「ずっと楽しているなんて…」

    【  未 来  】

    ナエギ「それじゃあダメなんだ!」

    ソウダ「外に出たら…」

    ソウダ「どの道絶望じゃねえか…」

    クズリュウ「なら…このままの方が…」

    ナエギ「たとえ絶望しかなくても…」

    ナエギ「前に進まなくちゃいけないんだ!」

    ソニア「どちらの絶望にも…」

    ソニア「私は耐えられる気がしません…」

    ナエギ「希望を失っちゃ駄目だ!」

    ナエギ「絶望に立ち向かうんだ!」

    オワリ「希望なんか…どこにあるんだよ…」

    ナエギ「どっちが本当の希望か絶望か、よく考えるんだ!!」

    エノシマ「どっちも希望でどっちも絶望!」

    エノシマ「【結論なんて、永遠に出ねえんだよ!!】」

    【  未 来  】

          日向
    論 「それは違うぞッ!」 破


    ヒナタ「たしかに…これから先も色々あるだろうけどな…」

    ヒナタ「でも!俺達の未来は俺達のものだ!もう誰にも渡さないぞ!!」

    BREAK!!

    エノシマ「…は?あんただれ?」

    日向「俺は…日向創だ」

    江ノ島「まさか…カムクラ…!?」
  47. 51 : : 2014/03/16(日) 18:05:43
    反論ショーダウン開始!


     未    未    未
      来   来   来
       に  に  に
        は は は
         絶絶絶
          望
         ししし
        か か か
       な  な  な
      い   い   い
     !!   !!  !!

    希   希   希
     望  望  望
      な な な
       んんん
        て
       ななな
      い い い
    !!  !! !!

    目を    !!
      塞いで
        耳を閉じろ
             !!

    口をつ    !
       ぐんで   
          ろ!!


    それができなきゃ、    !!
            電源をオフっちゃえば
                     いいんだよ!!

      !
    もう終わらせようって!

                   【絶望的な未来なんて見なくていいんだよ!!】


    【  未 来  】

    七海「「それは違うぞッ!!」」日向

    BREAK!!
  48. 52 : : 2014/03/16(日) 18:35:26
    パニックトークアクション開始!


    絶望的…!!     希望なんてない!!     カムクラァ…!!    もう終わらせようって!
          カムクラァ…!!    絶望的…!!      もう終わらせようって!      希望なんてない!!
      絶望的…!!        希望なんてない!!           カムクラァ…!!


                      【絶望的な未来なんて見なくていいんだよ!】

                                それ

                            違う      ぞッ!

                                は                  

     
                            【それは違うぞッ!】


                                論
                    苗木「それは違うよッ!」破「それは違うぞッ!」日向

                               BREAK!!
  49. 53 : : 2014/03/17(月) 22:32:39
    苗木「たとえ絶望しかなくても、進まなくちゃいけないんだ!」

    日向「だから俺達は進む!俺達の未来になッ!」

    日向「みんな!強制シャットダウンをしよう!」

    ソニア「えっ…!?」

    江ノ島「そうだよ…。そんな決断できるわけ…」

    ソニア「…あの…2つのボタンを同時に押すのでしたっけ?」

    江ノ島「…は?」

    ソニア「何故かは分かりませんが…分かったのです。前に進むべきだと。日向さんという、優しくも強い…まるで灯台のような光に従って、進むべきだと…」

    江ノ島「わ…わっけわかんない…。それに、オマエラだけが決断したところで…!」

    九頭龍「俺はとっくに決めてらあ。強制シャットダウンに決まってんだろ」

    江ノ島「なっ…!?」

    九頭龍「超高校級の極道とあろう者が…逃げてばっかだとだめだよな。…俺は…絶望なんかには負けねえよ…!」

    終里「ああ、オレもだ。ごちゃごちゃ考えんのって、俺らしくねえもんな!」

    終里「強えー奴がいたら戦う!その方がオレらしいだろ!絶望とか記憶が消えるとか、オレがそんなもんに負けるわけねえだろ?」

    左右田「…あーあ。まためんどくせー事になっちまったな…」

    左右田「けど、オメーらがやるっつってんのに、俺だけやらねーワケにはいかねーだろ?どこにも居場所がねえってーんなら、せめてこの場所は守らなきゃ駄目だろ」

    狛枝「うん。希望が絶望なんかに負けるわけない。ボクはそう確信してる」

    狛枝「ボクも…希望やみんなや…みんなの絆を信じてるよ…。みんながこんな絶望に負けるわけないってことをね…」

    田中「フッ…。絶望など、俺様の魔力で吹き飛ばしてくれるわ!」

    罪木「や…やっぱり…逃げてるだけじゃ…だめ…なんですよね…」

    西園寺「ふん。こんなゲロブタド変態の事なんて、そう簡単に忘れられるわけないじゃん」

    弐大「がっはっはっは!選手の事を忘れてしまうなど、マネージャーとして失格じゃあ!」

    辺古山「…苗木は悪い奴ではなかろう。そいつを残して助かるのも、気が引ける」

    小泉「…やっぱり、あんた達だけだと不安だしね!」

    澪田「外でも、またみんなで騒ぎまくるっすよー!!澪田との約束っす!!」

    七海「輝かしい未来は…すぐそばにあるよ…!」

    七海「さあ、行こう!自分達の未来は…自分達で作れるよ!」
  50. 54 : : 2014/03/17(月) 23:57:14
    江ノ島「…」

    苗木「みんな…!」

    江ノ島「…は〜。絶望的ぃ」

    江ノ島「まさか、アタシを運んでくれた人に裏切られるなんてね〜」

    日向「運んだ…?」

    江ノ島「そ。アタシというウイルスを持ち込んだのは、アンタなのよ。日向クン」

    日向「…」

    江ノ島「あ、それとさ、強制シャットダウンして絶望に戻ったらさ、未来機関に殺されちゃうんだよね?」

    苗木「えっ…?」

    日向「なっ…!?」

    江ノ島「そりゃあ絶望なんか逃がすわけないじゃん?日向クンだって、アタシが作った希望ヶ峰学園学園で勉強したでしょ?」

    日向(…)

    日向「…絶望の残党を見つけたら、即始末しろってやつか?」

    江ノ島「その通り!」

    左右田「お…おい…マジなのか…?」

    日向「…」

    苗木「そんなこと絶対にさせない!ボクがさせるもんか!」

    日向「そうか…これで分かったぞ…」

    江ノ島「ん?」

    日向「どうでもいい事なんだが…今回の修学旅行…その全貌が…」

    江ノ島「は?」

    日向「感謝するよ、江ノ島盾子。結局分かってしまったけど、今回の件はツマラナくなかった」

    江ノ島「は?」

    日向「これが全てだ」


    クライマックス推理開始!


    日向「俺達は、希望ヶ峰学園で2年間過ごした。だが、その学園生活の中、江ノ島盾子と接触して、超高校級の絶望になってしまった」

    日向「俺は希望ヶ峰学園の予備学科生徒で…希望育成計画によって、超高校級の希望と呼ばれる…カムクライズルに作り替えられてしまったが、そのカムクラすら絶望と化してしまい、希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件を引き起こした」

    日向「そして人類史上最大最悪の絶望的事件が起き…コロシアイ学園生活…そしてそれに生き残った者達が中心となって、未来機関が作られた」

    日向「未来機関は、希望ヶ峰学園の生き残りがいるとの情報を手に入れ、その15人保護したが…そいつらは既に絶望に堕ちていた俺達だった…」

    日向「そんな中、苗木誠は、俺達を助けようとして、この新世界プログラムにかけた。勿論、手伝った仲間もいるんだろうけどな」

    日向「だけど…カムクライズルは、江ノ島ウイルスを持ち込み、新世界プログラムにバグとウイルスが生まれた。そのせいで俺達は、不完全な状態…知識や知能が不足した状態になってしまったんだ」

    日向「それに…このバグのおかげで…俺はカムクラの才能を少し持ち込んでしまったり…苗木が早く来れたりしたんだよな」

    日向「俺達は…あのモノクマ…江ノ島でさえ…バグに振り回されていたんだな」

    日向「そして新世界プログラムは、まともなロードも準備も出来ないまま起動し、モノクマが希望更生乗っ取り、この絶望再生プログラムや…ウサミにいわせればどっきどき修学旅行…を、コロシアイ修学旅行に変えられてしまったんだ」

    日向「これが全てだ」

    カム■ラ「全てがツマラナイ中 久しぶりにタノシイ事をさせてもらったよ…■江ノ島盾子▼


    COMPLETE!!


    江ノ島「…」

    江ノ島「…へえ…カムクライズル…。今までの手掛かり全て繋げて…まとめたか」

    江ノ島「さすが超高校級の希望…。超高校級の完璧…」

    日向「…俺は日向創だ」

    江ノ島「でもさ…そんな自分は日向だ宣言しても、強制シャットダウンしたら、どのみち消えるんだよ!」

    江ノ島「脳を直接いじられたら、頑張れば戻れるってレベルなんかじゃねえよ!それでも…

    日向「それでも俺は強制シャットダウンをする!全てを知った上で…俺は未来へ進むんだ!」

    七海「…」

    苗木「じゃあ…みんな…」

    左右田「…おし」

    ソニア「…はい」

    終里「…ああ」

    九頭龍「…おう」

    狛枝「うん」

    七海「…」

    日向「…よし…いくぞ…」

    「「「「せーのっ」」」」

         ポチ
  51. 55 : : 2014/03/18(火) 21:35:42
    ゴゴゴゴゴゴゴ……!

    パキッ!

    突然空間が割れて…

    ガシャーーーンッ!!

    中からウサミが現れた!

    ズドオオン!!

    バリバリ!

    ズドオオン!!

    バリバリ!

    ドゴオオ!!

    ポポポポポポポポポポッ

    ドゴオオオオオオオオン!!!


    七海「い…今のって…」

    日向「ウサミか…!?」

    ウサミ「生徒のピンチになったら駆けつける!それが先生でちゅ!」

    苗木「力を取り戻したんだな」

    ウサミ「でも、あちしの役割はこれで終わりでちゅ」

    ゴゴゴゴゴ……

    少しずつ、作られた世界が崩壊していった。

    ウサミ「ミナサン。外に行っても、先生の事…みんなの事…忘れないでくだちゃいね!」

    九頭龍「ふん。オメーらみたいな濃い連中の事なんて、そう簡単に忘れられるわけねーだろ!」

    ソニア「私も、決して忘れません!」

    終里「これで忘れられる奴がいたら、見てみてーくらいだな」

    狛枝「大丈夫だって。希望の象徴である君達ならきっと、この絶望を乗り越えられるはずだよ!」

    左右田「やっぱオメーは最後までそれ貫くんだな…。結局狛枝のあの変わりようは何だったんだよ…」

    狛枝「え?何か変だった?ボクはいつでもこんな感じだよ?」

    日向「…」

    日向「七海…」

    七海「ん?」

    日向「お前ってさ…もしかして…」

    七海「…」

    日向「人の心に入る超能力が使えるのか?」

    七海「…」

    七海「ふふっ」

    七海「さあ、どうだろうね」

    日向「な…なんだよ…。違ったのか…?」

    七海「ただ…」

    日向「?」

    七海「日向君って、頭が悪すぎるね。って思っただけ」


    END
  52. 56 : : 2014/03/19(水) 10:51:02
    面白いです(^ー^)ノ乙良作ssデスねwww
  53. 57 : : 2014/04/07(月) 21:46:28
    ダンロン1ver→ http://www.ssnote.net/archives/13942
  54. 58 : : 2014/05/04(日) 17:37:04

    面白かったwww
  55. 59 : : 2014/06/21(土) 18:17:02
    1.2Relord ver→http://www.ssnote.net/archives/15497

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