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【cp短編集】『恋と言う不治の病』

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  1. 1 : : 2025/03/19(水) 09:50:51
    今回は息抜きにcpssの短編を書こうと思います。


    一応今考えているssは一つだけなんですけど、息抜きに書きに来るかもです。


    亀より遅いスピードですが、それでも良ければ…



    どうぞ。
  2. 2 : : 2025/03/19(水) 09:51:08
    『恋』とはなんだろうか。


    考えてみる。


    だが、僕には見当もつかなかった。


    よく、【恋は盲目】だのと言うけれどそこまで特定の人物について考え、特定の人物だけの事だけを見る事なんてあるのだろうか?



    僕はあまり、愛された事がない。


    親も忙しくて、なかなか遊んでくれなかったし、母も僕が物心つく前に父と離婚したから、本当に分からなかった。



    人間関係も上手く作ることが出来なかったし興味もなかったため、声をかける人もいないしましてや僕に恋する人もいなかった。



    でも、別にそれでよかった。


    『恋』なんて感情、『愛』なんて物要らないし欲しくないから。



    風紀委員としても、「僕」と言う人間にしてもその考えは徹底して変わらなかった。


    …ずっと、変わらない考えだと思ったけど…――――



    戦刃「……大丈夫、?」



    彼女が来てから、変わってしまった。


    石丸「………!だ、大丈夫だ!問題ない!」



    (………近い…、)



    彼女と接していると体温が上がって、鼓動もどんどん早くなってしまう。


    ドックン、ドックン。



    石丸「…君に、恋なんてしたくなかったのに…///」ボソッ…



    戦刃「?」



    だって彼女は、苗木くんの事が好きなんだ。



    他人の感情に疎い僕でも分かるほど、分かりやすい。



    でも仕方ないよな。僕よりも、誰に対しても優しい苗木くんに惚れるほうが自然な事であるし。


    なんで彼女に恋なんてしたのか?


    彼女は、かわいい。それに、僕に似てると思ったからだ。


    他人に愛される事なんてなくて、他人の優しさや、感情に疎いし、弱い。


    似た者同士、分かりあえると思った。


    石丸「………君は、もし。僕が君の事を好きだと言ったらどうする?」


    戦刃「……石丸、が?私に?」


    石丸「そうだ」


    戦刃「…そう、言われても…困るけど、でも…少し嬉しいかも?」


    石丸「………へぇ、そうなのか。」


    戦刃「……急にどうしたの?」


    石丸「……別に、少し気になっただけだ。だって君は僕以外に好きな人がいるのだろう?だから、聞いてみただけだ。」


    戦刃「…え、?バレ…な、なんでそう思う、の?」


    石丸「……分かりやすいからか?君が好きなのは苗木くんだろう?」


    彼女は目を見開く。

    …バレてないと思っていたのが、愛おしく感じた。


    戦刃「……そう、だけど…石丸だけには…分からないと思ったのに、」


    そう言い彼女は頬を赤らめる。


    …あぁ、その顔を。その気持ちを僕に向けてくれたら…なんて、不毛か。
  3. 3 : : 2025/03/19(水) 09:52:34
    石丸「……今日も、話…面白かったぞ。また明日」


    不毛で僕らしくなかったからか無性に逃げ出したくなった。


    戦刃「…ねぇ、」


    石丸「…なんだね?」


    戦刃「……私がもし…石丸の事が好きだったら、どうする?」



    石丸「………ふふ、あり得ないな、それは」


    戦刃「…もしもっていってるじゃん」


    石丸「………そうだな…まぁ…、そうしたら…嬉しいかな」


    戦刃「…友人としてではないよ?ほんとに恋愛的な意味でだよ?」



    石丸「………そんな事言われても、告白されたわけじゃないんだろう?だからなんとも言えないな」


    悟られないように、淡々と伝える。


    正直ドキッとした。


    戦刃「………じゃあ告白されたとしたら?」


    石丸「…考える。考えて君と付き合いたいと思ったらまた僕から告白する」


    模範解答を言うかのように淡々と告げる。


    戦刃「……しっかりしてるんだね、そういうとこでも」


    石丸「………まぁ言葉ではどうにかなるけど告白されたことなんてないから、どうなるのかは実際わからない」


    石丸「……で、どうしたんだ…その質問が…?」


    戦刃「………明日、告白しようと思ってどうなるんだろって思って聞いてみた。」


    あぁ、やっぱり、君は苗木くんの事しか眼中にないんだな。


    …苦しいなぁ。


    ほんの少しだけでも、僕を見てくれれば…


    石丸「…そうか、じゃあおやすみなさい。また明日」


    戦刃「…また明日」


    泣きそうな感情を抑えて、俯きながら図書館を去る。


    こんなにも苦しいのならば、恋なんてしなければよかった。
  4. 4 : : 2025/03/28(金) 01:57:39
    せっかく書いてるのに埋もれているからあげてやったぞ
  5. 5 : : 2025/03/28(金) 08:56:06
    >>4

    …あ、ありがとうございます………、でもやられて嫌な人もいるから私の作品以外ではやめといたほうがいいですよ………


    (2度目はないからな。マジで…。プレッシャーかけるのやめようねあと敬語使いましょうね。)

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