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エレン「よう……65年ぶりだな……」

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  1. 1 : : 2015/07/03(金) 18:54:21



    ~壁上~


    エレン「よう……65年ぶりだな……」


    超大型巨人「……」


    エレン「あんたあ、いつ来るんか思うとったわい。はー長い時間だったのお」


    超大型巨人「……」


    エレン「わしも今年で80じゃ、よーさん生きたわほんま」


    超大型巨人「……」


    アルミン「エレンじいさんやあ」


    エレン「おお、こりゃアルミンじいさんやないかあ」


    アルミン「どうしたのかね。こんな壁の上まで来て」


    エレン「いやあ、久しく砲台の清掃してなかったからのお。ちょいとやりたくなってのお」


    アルミン「エレン爺さんはいつまでも元気やねえ」


    超大型巨人「……」


    アルミン「ほわっ!な、なんじゃね、この大きいのは!」


    エレン「超大型巨人さんじゃのお。わしの母さんの敵じゃあ」


    アルミン「あんれまあ。今頃になって来よったんかいな」


    超大型巨人「……」


    エレン「しかしよう見ると、こいつもだいぶん老けたのお。なんや杖持って立っとるやないか」


    アルミン「ふーむ。巨人にも寿命があるんじゃのお」


    超大型巨人「……」
  2. 2 : : 2015/07/03(金) 19:06:07



    ミカサ「エレン爺さんやあ」


    エレン「あれま婆さん」


    ミカサ「なんしょーるんね。御飯の時間には帰ってくるように言ったのに」


    エレン「あいやー、もうそんな時間じゃったかあ」


    ミカサ「最近ボケが進んだねえ。ほら、杖も忘れさなって。足震えて立てんだろうに」


    エレン「おお、こりゃすまんかった」


    超大型巨人「……」


    ミカサ「ありゃりゃ、なんじゃねこのおっきいのは」


    エレン「あれじゃあ。65年前にシガンシナの壁蹴ったやつじゃあ」


    ミカサ「あんれま。あの時の」


    超大型巨人「……」


    ミカサ「あんたもだいぶん歳取ったねえ」


    アルミン「ほんにほんに」


    超大型巨人「……」


    エレン「あー、あれか?もしかしてわしの母さん殺したこと反省してんのかいな?」


    エレン「いやー、まあしょうがないわあ。もう65年も前のことじゃしのお」


    超大型巨人「……」


    ミカサ「お爺さん。ほら、杖使って」


    エレン「おおミカサ婆さん。すまんの」


    アルミン「エレンらはいつまでたってもおしどり夫婦じゃのお」


    超大型巨人「……」


  3. 3 : : 2015/07/03(金) 19:12:44


    ヒストリア「アルミン爺さんや」


    アルミン「おりょ。これはこれは、壁の中の女王、ヒストリアじゃないか」


    ヒストリア「なんでそんな説明的なんですか。ほらほら、お城でご飯が待ってますよ」


    アルミン「あらら、もうそんな時間かいの」


    超大型巨人「……」


    ヒストリア「ありゃあ、大きいねえこの人」


    アルミン「うん。超大型なにがし言うらしいわい」


    ヒストリア「何しに来たんかねえ」


    超大型巨人「……」




    ジャン「おーい、皆さんや」


    エレン「うわっち!ジャンが来たでえ、えんがちょやなあ」


    ジャン「そんな言い方せんでもええがな。この三途の川渡る一歩手前野郎が」


    エレン「そりゃ誰のことかいのお」


    サシャ「ジャン爺さんは相変わらず、遠回しの愛情表現が好きじゃねえ」


    サシャ「ふふっ。うちもそんな遠回しの愛に気付いてしまった1人やけどね」


    ミカサ「ありゃサシャ婆さん久しぶりじゃ」


    サシャ「あんらーミカサ。あんたまたしわ増えた?」



    超大型巨人「……」



    ジャン「ってうお!!こりゃまたでっかい人じゃなあ」


    サシャ「ほんまやあ!なんやこの人、畑荒しかいな?」


    超大型巨人「……」


  4. 4 : : 2015/07/03(金) 19:19:28



    エレン「なんやこの超大型巨人も、歳取ったみたいじゃわい」


    ジャン「おお、ほんまじゃのお。すごい老けた巨人じゃあ」


    サシャ「よく見ると男前やねえ」


    ジャン「婆さん、浮気は許さんで」


    サシャ「なんやの。あんたも昔はミカサミカサ言うとったくせに」


    超大型巨人「……」



    コニー「おー。みんな元気しとるかやー。どうしたんや壁の上に集まってからに」


    マルコ「ほっほっほ。みんないつまでも元気ええねえ」


    エレン「よおコニー。マルコ」


    アルミン「あんたらも元気そうでなによりじゃあ」


    超大型巨人「……」


    コニー「おお!わしの目の前に赤い老けた巨人がおるのは、わしが馬鹿だからかのお!」


    マルコ「いや違うと思うわい。こりゃああれじゃ。65年前に現れた超大型巨人とかいうやつやわ」


    エレン「なんや知らんが、いきなりわしの前に姿現してのお」


    コニー「はー。奇っ怪なこともあるもんじゃ」


    マルコ「んだんだ」


    超大型巨人「……」



  5. 5 : : 2015/07/03(金) 19:30:48



    コニー「ほんで、何しに来たんやこいつは」


    エレン「さあ。さっきからずっと黙っとるのお」


    超大型巨人「……」


    マルコ「なんとなくだけど、こいつ今まで使命的なもの忘れとったんじゃなかろうか」


    エレン「んん?使命的なもの?」


    マルコ「いや、ほんまはもっと早く人類に攻撃するつもりやったんやけど、できんかったみたいな」


    アルミン「そんな都合良いことあるんかいな」


    超大型巨人「……」



    ユミル「爺さんやあ。ベルトルト爺さんやあ」


    ヒストリア「ありゃユミルおばあちゃん。壁の上までどうしたんかいね」


    ユミル「あーヒストリアじゃないかい。いやあ、うちの旦那が突然家出てってねえ。どこかに行ったみたいなんよ」


    ヒストリア「あんれま。ベルトルト爺さんがねえ」


    ユミル「なんか思い出したようにして、こっちの方まで車いすで走り出したんよ。なんかあったんじゃろうか」


    超大型巨人「……」



    ミカサ「それにしても大きいねえ、この人」


    サシャ「ベルトルトの若い頃みたいじゃねえ」



    超大型巨人「……」



    アニ「あれま。みんな集まってからに。どうしたのかい?」


    ミカサ「あらアニ婆ちゃん」


    超大型巨人「……」


    アニ「はりゃあああ!こりゃおっきな人やなあ」


    ミカサ「そうそう、突然現れてねえ。びっくりよお」


  6. 6 : : 2015/07/03(金) 19:39:38


    アニ「んー、なんやろうねえ。何か思い出せそうなんじゃけど」


    アニ「思い出せんねえ」


    ミカサ「また出たねえ、アニの記憶障害」


    ミカサ「ライナーと訓練中に頭打って、お互い記憶喪失になってしもたもんねえ」


    アニ「そんときは、たまたまベルトルトもおったけどねえ。いやあ懐かしいわあ」



    超大型巨人「……」



    ライナー「アニ婆さんや、ちゃんちゃんこ忘れとるがな」


    アニ「あらライナー爺さん。ありがとねえ」


    ライナー「ってうお!なんやあでっかい人やなあ」


    アニ「そうやねえ」



    超大型巨人「……」


    ライナー「……なんやろうかあ。なんや大事なことを思い出せるような思い出せんような」


    アニ「無理はよくないでえライナー爺さん。あんたはうちの大事な旦那さんやからねえ」


    ライナー「うおお、婆さん昼間っからそんなけったいなこと言うもんやないで」



    超大型巨人「……」



    エレン「まあ、久しぶりに会うたけど」


    超大型巨人「……」


    エレン「なんや。飯の時間もあるし、わしゃ帰るで」


    超大型巨人「……」


    エレン「ほなさいならあ。超大型巨人さんー」


    超大型巨人「……」


  7. 7 : : 2015/07/03(金) 19:45:57
    巨人も老けるんだ(笑)
    ていうか、みんなが老けてるだってー‼︎
  8. 8 : : 2015/07/03(金) 19:47:30



    ミカサ「そんな肌露出させて、風邪引かんようにねえ」


    アルミン「まあそんな歳じゃ壁壊せないだろうし、早めに巨人の巣へ帰りんしゃい~」


    ジャン「ほらサシャ婆さんや、行こかいの」


    サシャ「はいはい。帰って息子らが獲った鹿でも食いなさるかね」


    アニ「……んー、うちも何か思い出せそうなんやけど……」


    ライナー「無理せんでええよアニ婆さん。ほな行こうか。えー、超なんたら巨人さん、あんたも達者でなあ」




    超大型巨人「あ……」



    超大型巨人「……」



    超大型巨人「……」



    超大型巨人「……」



    超大型巨人「……うーん」



    超大型巨人「……」



    超大型巨人「……」



    超大型巨人「……わしゃあ……」


    超大型巨人「なにをしょうるんかいのお……」



  9. 9 : : 2015/07/03(金) 19:52:40



    ユミル「あんたあ、ベルトルト爺さんかいの」


    超大型巨人「えっ」


    ユミル「やっぱりそうじゃ。ベルトルト爺さんやな」


    超大型巨人「……あ、うん」


    ユミル「どうしたんね。何か思い出したんかいね」


    超大型巨人「……うん」


    超大型巨人「確かわしゃあ、巨人側のスパイで、この壁の中を滅ぼすような命令をされてたんよのお」


    ユミル「……」


    超大型巨人「……65年たって、ようやく思い出したわい」


    ユミル「そうかい」


    超大型巨人「……」


    ユミル「まあ、もう過ぎてしまったことはしょうがないし、人間に戻ったら?」


    超大型巨人「……そうじゃねえ」


    ユミル「実はさあ。うちも巨人になれるんよ」


    超大型巨人「あんれま、そうやったんかいな」


    ユミル「うん。やから。あんただけやないから、巨人化できるの」


    ユミル「だけえ、とりあえずこっち戻ってきんしゃい」


    ユミル「わたしゃ、あんたとずっと一緒におりたいけえ」


    超大型巨人「……うん」


  10. 10 : : 2015/07/03(金) 20:49:14
    面白いw
  11. 11 : : 2015/07/03(金) 21:43:48
    www期待
  12. 12 : : 2015/07/03(金) 21:49:23
    すっごい面白いwww(´∀`)
    ミカサとか嫌いだけどこうなると好きになるwww期待です(`・ω・´)
  13. 13 : : 2015/07/03(金) 22:03:31
    ええのう
  14. 14 : : 2015/07/04(土) 11:25:31
    つまらんね
  15. 15 : : 2015/07/04(土) 11:25:42
    とりあえず作者出直したら?
  16. 16 : : 2015/07/04(土) 13:35:52
    >>14&15だったら見なきゃいいでしょ。そんなことも分からないの?アホだなぁ~(´∀`){施設行ってきな

    作者さん、こんなバカ荒らしは無視して頑張ってください!(`・ω・´)
  17. 17 : : 2015/07/04(土) 13:43:41
    つまんないです
  18. 18 : : 2015/07/04(土) 20:25:06
    >>14>>15.>>17そのつまらないssにコメントするなんて優しいですね~
    作者さん、期待です!
  19. 19 : : 2015/07/04(土) 20:34:48
    わーーーーーーーるどいぇーがーwww
    お前のssアンチコメぱねぇよなw
    涙ふけよっっっっっっっwwwwwwwww
  20. 20 : : 2015/07/05(日) 01:32:06
    お前らだまって読んでいられないのかよ
  21. 21 : : 2015/07/05(日) 03:18:01
    期待だよ!
  22. 22 : : 2015/07/08(水) 23:48:22
    これはおもしろいです!
    期待です!

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